JP2839634B2 - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JP2839634B2
JP2839634B2 JP9638290A JP9638290A JP2839634B2 JP 2839634 B2 JP2839634 B2 JP 2839634B2 JP 9638290 A JP9638290 A JP 9638290A JP 9638290 A JP9638290 A JP 9638290A JP 2839634 B2 JP2839634 B2 JP 2839634B2
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邦夫 佐久間
誠二 斉藤
勉 大滝
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  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、給油所の給油装置で実施されるポンプ装置
に関する。
[従来の技術] 従来の装置を第3図及び第4図を参照して説明する。
第3図において、給油機AはモータMにより駆動され
るポンプ装置Uを有し、このポンプ装置Uには図示しな
い地下タンクに連結された吸込配管P1および吐出配管P2
が接続されている。その吐出配管P2には流量計Gが設け
られ、更に吐出配管P2にはホースHを介してノズルNが
接続されている。また、給油機Aの正面には、流量計G
からの信号に基づいて給油量を表示する表示器Bが設け
られ、ポンプ装置UのケーシングCに接続された後述す
るエアベント14はノズル掛けSの上部に開口されてい
る。
第4図において、ポンプ装置UのケーシングCには液
体の流入口Iと流出口Oとが設けられている。流入口I
の内端にはチェック弁1が設けられ、そして流入側のス
トレーナ2aを設けた室2に開口している。ケーシングC
のほぼ中央には内接歯車ポンプ3が設けられている。こ
のポンプ3は吸込口3aと吐出口3bとを有しており、ポン
プ3の吐出口3bは気液分離装置4に連通している。この
気液絵分離装置4において、気泡を含まない液は流出側
のストレーナ5aを設けた室5に流れるように液路が構成
されており、そして流出側のストレーナ室5と流出口O
との間にはコントロール弁6が設けられている。気液分
離装置4の液の液路11にはバイパス弁12が設けられ、こ
の液路11はポンプ3の吸込口3aに連通している。
他方気液分離装置4において気泡を含んだ液は液路13
に流れるようになっている。その入口部には気体混入液
の流出を制御するフロート弁20aが設けられている。そ
してこの液路13は後述の気液分離室8に連通している。
この気液分離室8において分離された気体はエアベント
14から大気中へ放出され、そして気体を分離した液は液
路15に流れる。そしてこの液路15は流入側のストレーナ
室2に連通している。そして気液分離室8内には、エア
ベント14から大気に放出させる気体の流出を制御する吹
出し防止弁7が設けられ、また液路15からストレーナ室
2に流れる液体を制御するフロート弁10が設けられてい
る。
したがってモータMでポンプ3を回転させると、液は
流入口Iからチェック弁1、流入側のストレーナ室2、
ポンプ3、気液分離装置4、流出側のストレーナ室5、
コントロール弁6を通って流出口Oから吐出される。ま
た気液分離装置4からの液はその一部がバイパス弁12を
通ってポンプ3にバイパスされる。他方気液分離装置4
において気体を含む液体は気液分離室8に流れ、ここで
気体はエアベント14から放出され、液体は流入側のスト
レーナ室2に戻されるのである。
その際、気液分離室8の気体流出制御弁7は、不測の
事態により気液分離室8内に液体が充満するようになる
と閉じるので液体がエアベント14から放出されることが
ない。また液体流出制御弁10は一定量の液体が気液分離
室8にたまったときに液路15に液体を流すようになって
いる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の装置においては、流入口Iにチェック弁1が設
けられているので流路抵抗が大きく、圧力損失が大であ
る。また、チェック弁1がゴミ等により開いたままにな
ると、気液分離室8のエアーベント14から空気が逆流し
て、ポンプ装置内の油が地下タンク内に流下しポンプ3
を駆動しても油を送れない不都合がある。
本発明は、チェック弁1をなくすことにより、圧力損
失を低減し、更に、気液分離室8にエアーベント14にチ
ェック弁を設けて、空気の逆流を防止し、ポンプ装置内
の油が地下タンク内に流下することを防止したポンプ装
置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、流入口にチェック弁を設けないポン
プ装置の気液分離室の大気側開口部にチェック弁を設け
ている。
[作用] 上記のように構成されたポンプ装置においては、気液
分離室の大気側開口部のチェック弁により、空気の逆流
が確実に防止される。
また、流入口にチェック弁がないので、その分、圧力
損失が低減される。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
なお、第1図及び第2図において、第4図に対応する
部分については、同じ符号を付して重複説明を省略す
る。
第1図及び第2図において、液体の流入口Iは、従来
装置におけるチェック弁1を経ないでストレーナ2aを備
えた室2に開口されている。
気液分離室8のエアベント14に連通する部分には、チ
ェック弁30が設けられている。したがって、気液分離室
8で空気が分離されて内圧が高くなると、チェック弁30
が重力に抗して開いてエアベント14から大気に放出す
る。したがって、大気放出中を除いて、ポンプ装置内は
密閉され、空気が逆流することを防止でき、流入口にチ
ェック弁を設けてなくても油が地下タンク内に流下する
ことがない。
また、流入口Iには、チェック弁がないので、その
分、圧力損失が低減される。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、気液分離室の大気側開口部にチェック弁を
設けたので、空気の逆流を確実に防止することができ、
ポンプ装置内の油が地下タンク内へ流下することがな
い。
また、流入口には従来装置におけるチェック弁がない
ので、その分、圧力損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す側断面図、第2図は第
1図の全体の流れを示す模式図、第3図は本発明が実施
されるポンプ装置を備えた給油機を示す正面図、第4図
は従来例を示す図面である。 4……気液分離装置、8……気液分離室 13……液路、14……エアベント 20……フロート弁、30……チェック弁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−308798(JP,A) 特開 昭55−154300(JP,A) 特開 昭58−11698(JP,A) 実開 昭56−156800(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B67D 5/48 B67D 5/58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入口にチェック弁を設けないポンプ装置
    の気液分離室の大気側開口部にチェック弁を設けたこと
    を特徴とするポンプ装置。
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