JPH0422805Y2 - - Google Patents

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JPH0422805Y2
JPH0422805Y2 JP1986166515U JP16651586U JPH0422805Y2 JP H0422805 Y2 JPH0422805 Y2 JP H0422805Y2 JP 1986166515 U JP1986166515 U JP 1986166515U JP 16651586 U JP16651586 U JP 16651586U JP H0422805 Y2 JPH0422805 Y2 JP H0422805Y2
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pressure
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両用オイルフイルタのリリーフ装
置の改良に関する。
(従来の技術) 車両用エンジンの潤滑油を浄化するため、これ
までに用いられているフイルタ装置を示せば第3
図のとおりであり、流入通路1aと流出通路1b
を備えたエンジンブロツク1の上にカートリジツ
タイプのオイルフイルタfが載置され、その肉厚
なシートプレートf1を流出通路1b上に立設され
たセンターパイプ2に螺合して液密に取付けられ
ていて、フイードポンプから送られるオイルは流
入通路1aからシートプレートf1の通孔f3を通つ
てオイルフイルタf内の過エレメントf2の周囲
部に入り、過エレメントf2を通り抜け浄化され
て中心部に集まり、流出通路1bを経てエンジン
摺動部に供給するようになされている。
そして、エンジンブロツク1の一部には流入通
路1aと流出通路1bとに通孔3a,3bを介し
て連通するバルブケース4が設けられ、このケー
ス4中には所定強さのコイルばねs1で流入通孔3
a側にバネ付勢された内外二重の筒状バルブ5
a,5bが収容され、内側バルブ5bは先端に棒
状接点7を備えていて、通常には外側バルブ5a
によつて通孔3a,3bを閉じているが、作動中
に過エレメントf2の目詰まりなどによつて流入
通路1aと流出通路1b内の圧力差が所定以上に
大きくなつた際には、その大きな圧力が流入通孔
3aを通じて筒状バルブ5a,5bに作用し、こ
れを左方に移動させて通孔3a,3bを開き流入
通路1aと流出通路1bを連通させ、流入通路1
a中の昇圧したオイルを流出通路1b側に流し、
そして内側バルブ5bに取付けた接点7がバルブ
ケース4の端壁に設けた固定接点8に接触して警
報回路を閉成し、ブザー、ランプなどの報知器を
作動させ、過エレメントf2が清掃交換の時期に
きていることを報知するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のようにこの種のリリーフ装置は、過エ
レメントの目詰まりなどで流入通路と流出通路内
の圧力差が所定値(バルブケース内のコイルばね
の強さ)に達したところで、バルブが移動して流
入通路と流出通路を連通させ、流入通路中のオイ
ルを直接エンジンの摺動部側に送り、摺動部にお
けるオイル切れを防ぐようにしているが、圧力差
が所定値に達したときに警報を発するようにする
には、バルブのストロークの関係から所定値に達
する前にバルブが開き始めるようにする必要があ
る。従つてその際には過エレメントで処理しな
いままのオイルを摺動部に送ることになるので、
その量はできるだけ少ない方が好ましい、換言す
れば、開弁動作に基づく報知操作が瞬時に行われ
るようにすることが好ましい。
そのためには、バルブに取付ける棒状接点とバ
ルブケースに取付ける固定接点を近ずけて配設
し、両者が早く接触するように即ち所定のオイル
流量を確保できるバルブの位置に早く達するよう
にすることが考えられるが、両接点を余り近ずけ
て配設するとエンジンの振動などによつて誤動作
し易くなるため、両接点間には一定の間隔を設け
てバルブが一定の距離移動したところで両接点が
警報回路を閉成するようになされている。
このように、上記従来のリリーフ装置ではフイ
ルタ回路のリリーフ設定圧にほぼ等しい強いばね
で支持されたバルブを一定極移動させて報知器を
作動させるので、バルブが開き始めてから報知器
が作動するまでにずれがあり、その間に相当量の
浄化されないオイルが摺動部に流れることになつ
て具合が悪い。
そこで、この考案は過エレメントの目詰まりや
オイル粘度の高まりなどによつて流入側と流出側
との圧力差が所定値に達したときには、その状態
を早期にかつ確実に検知できるようにして所定圧
力以下における汚れたオイルのリークを防止する
オイルフイルタのリリーフ装置を提供するもので
ある。
(問題点を解決するための手段並びに作用) 上記目的のもとにこの考案はオイルフイルタの
リリーフ装置として、オイルの縦通路を有しセン
ターパイプによりエンジンブロツクとオイルフイ
ルタに結合されるアダプタの内部に縦通路に通じ
る第1の袋孔を設け、第1袋孔中には流入側と流
出側との所定の差圧で流路を開くリリーフ弁を配
設し、センターパイプの中央部周囲に内部に通じ
る室を形成し、上記アダプタには第1の袋孔のリ
リーフ弁より下流側にこれに連通する第2の袋孔
と該第2の袋孔に連通しかつ内端が室に開口する
逃し孔を設け、第2袋孔中には棒状接点を弾性的
に保持する筒状バルブを摺動可能にかつ上記リリ
ーフ弁の設定の開放圧と支持ばね圧の差に相当す
る程度の小さなばね圧のコイルばねで付勢して配
設し、第2袋孔の開口端には警報回路閉成用の接
点を有する端子を取付けたことを特徴としてお
り、過エレメントの目詰まりなどで、流入側と
流出側のオイルの差圧が所定値に達してリリーフ
弁が開き、縦通路内のオイルが第1袋孔中に流入
した際には、そのオイル圧で第2袋孔の筒状バル
ブが端子側に直ちに移動し、逃し孔を開いて流入
オイルをセンターパイプ側に逃がすと同時に接点
同士が接触して警報回路を即座に閉じ、ドライバ
ーに異常状態を報知する。
(実施例) 第1図、第2図はこの考案の実施例を示すもの
であり、11はエンジンブロツクbの一部をなす
アダプタであつて、中心部には上下端部にねじを
有し流出通路の一部をなすセンターパイプ12が
貫通状態に一体に設けられ、その下端のねじを介
してアダプタ11はエンジンブロツクb上に取付
けられる一方、上端のねじにはオイルフイルタf
がシートプレートf1をねじ込んで取付けられてお
り、そして、アダプタ11には偏心した位置に縦
通路11aが穿設されてエンジンブロツクの流入
通路b1と連通しており、また、縦通路11aの中
央高さ位置には通路に直交して交差する第1の袋
孔11bが設けられ、この袋孔11b中には弁座
スリーブ13とその弁座を開閉する球状のリリー
フ弁14及びリリーフ弁14を弁座に圧接するた
めのフイルタ回路のリリーフ設定圧より若干小さ
な強さ(例えばリリーフ設定圧を6Kg/cm2とすば
4〜5Kg/cm2)の第1のコイルばね15が配設さ
れ、また、センターパイプ12の中央高さ位置に
は複数の通孔12aが設けられると共にその周囲
には拡張された室11cが設けられている。ま
た、アダプタ11の内部の中央高さ位置に上記第
1の袋孔11aの閉鎖端すなわちリリーフ弁14
の下流側において交差して連通する段付きの第2
の袋孔11dと、この第2の袋孔11dの閉鎖端
寄りの位置に交差して連通しかつ内端が拡張室1
1cに開口する逃し孔11eが穿設されており、
第2の袋孔11d中には筒状バルブ16が摺動可
能に配設され、第2袋孔11dの開口端にねじ込
まれた端子22との間に介装された回路のリリー
フ設定圧と第1コイルばね15のばね圧との差に
相当する程度の強さ(リリーフ設定圧6Kg/cm2
ばね圧4〜5Kg/cm2とすれば2〜1Kg/cm2程度)
の第2コイルばね20によつて第1袋孔11b側
に付勢され、通常には第2袋孔11dの段部に係
合して逃し孔11eを閉じている。
一方、筒状バルブ16には細長なスリーブ17
が一体に取付けられ、スリーブ17中には一極の
棒状接点18がコンタクト圧を一定に保つための
弱いコイルばね19を介して保持されていると共
に多極の固定接点21は端子22に保持されてい
る。そして端子22上の固定接点21はリード線
lを介して運転室に配設されたランプ、ブザーな
どの報知器に接続されている。
そして、第1袋孔11b中の弁座スリーブ13
の内部から第2袋孔11dの内部はスリーブ17
の端部と側部に設けた細孔及び端子22のねじ込
み部に形成した複数のスリツト11fによつて逃
し孔11eすなわち流出側の通路に通じている。
なお23a,23bは第1の袋孔11bおよび逃
し孔11eの閉鎖子である。
そこで、エンジンの始動時には、瞬間的な吸引
作用でリリーフ弁及び筒状バルブ16が一時的に
開いて、第1袋孔11bと第2袋孔11dの内部
はオイルで満たされる。その状態でエンジンの作
動中には、ポンプからエンジンブロツクの流入通
路b1を介して送られるオイルはアダプタ11の縦
通路を11aを通り、シートプレートf1の通孔f3
を経てオイルフイルタf中の周囲部に入り、そこ
から過エレメントf2を横切つて過され、過
されたオイルは中心部に出てセンターパイプ12
を通つて機械摺動部に送られる。
そして、使用中に過エレメントf2が目詰まり
したり、または温度降下によつてオイルの粘度が
高まつたりして、流入側である縦通路11a内の
オイル圧と流出側であるセンターパイプ12中の
オイル圧との差が設定値(通常、数Kg/cm2)にな
れば、その圧力によつて第1袋孔11b中のリリ
ーフ弁14が第1コイルばね15のばね力に抗し
て押し開かれ、オイルが第1袋孔11bの弁座ス
リーブ13内に流入し、引き続いて第2袋孔11
d中の第2コイルばね20で保持されている筒状
バルブ16がコイルばね20を圧縮しつつ端子2
2側に移動し、逃し孔11eが開かれてバイパス
オイルが逃し孔11eを通つて室11cに入り、
複数の通孔12aを通つて流出側であるセンター
パイプ12中に入る。
この場合、リリーフ弁14が弁座スリーブ13
の弁座を開き、縦通路11a側の高まつた圧力の
オイルが弁座スリーブ13内に入りさえすれば、
リリーフ弁14の移動距離に関係なく、そのオイ
ル圧によつてばね圧の小さな第2コイルばね20
で支えられている筒状バルブ16は急速に端子2
2側に移動することになり、細長なスリーブ17
を介して筒状バルブ16に取付けられた棒状接点
18も端子22の固定接点21に急速に接触し、
警報回路を即座に閉成して運転室内の報知器を作
動し、ドライバーにフイルタまたはオイルの普通
でないことを直ちに知らせる。
そして、接点18と21の接触後において強い
力が筒状バルブ16にかかつた際には、スリーブ
17中のばね19の圧縮によつて緩衝され、接点
同士のコンタクト圧の増加が防止される。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、オイルフイルタの
リリーフ装置として、センターパイプによりエン
ジンブロツクとオイルフイルタに結合されるアダ
プタの内部に、流入側と流出側のオイルの所定の
差圧で第1袋孔内の流路を開くリリーフ弁に併せ
て、その下流側の位置にリリーフ弁の設定開放圧
と支持ばね圧の差に相当する小さな圧力で作動す
る筒状バルブを設けて、逃し通路の開放と警報回
路を閉成するようにしたので、過エレメントの
目詰まりやオイル粘度の高まりなどによつて流入
側と流出側とのオイルの圧力差が所定値に達し、
リリーフ弁が第1袋孔内の流入を開きさえすれ
ば、その移動距離に関係なく下流側に位置する筒
状バルブが急速に移動して、警報回路を即座に閉
成することができる。
従つて、開弁と同時に警報がなされ、所定の圧
力すなわち目詰まりを警報する圧力以前における
バルブからのオイルのリーク量を殆どなくすこと
ができるので、エンジン摺動部の損傷を未然に防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のX−X線に沿つたこの考案の
実施例の縦断面図。第2図は第1図のY−Y線に
沿つた横断面図。第3図は従来装置の縦断面図。 図中、11……アダプタ、11a……縦通路、
11b……第1袋孔、11c……室、11d……
第2袋孔、11e……逃し孔、12……センター
パイプ、12a……通孔、13……弁座スリー
ブ、14……リリーフ弁、16……筒状バルブ、
17……スリーブ、15,19,20……コイル
ばね、18,21……接点、22……端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オイルの縦通路11aを有しセンターパイプ1
    2によりエンジンブロツクとオイルフイルタに結
    合されるアダプタ11の内部に縦通路11aに通
    じる第1の袋孔11bを設け、第1袋孔11b中
    には流入側と流出側との所定の差圧で流路を開く
    リリーフ弁14を配設し、センターパイプ12の
    中央部周囲に内部に通じる室11cを形成し、上
    記アダプタ11には第1の袋孔11bのリリーフ
    弁14より下流側にこれに連通する第2の袋孔1
    1dと該第2袋孔11dに連通しかつ内端が室1
    1cに開口する逃し孔11eを設け、第2袋孔1
    1d中には棒状接点18を弾性的に保持する筒状
    バルブ16を摺動可能にかつ上記リリーフ弁14
    の設定開放圧と支持ばね圧の差に相当する程度の
    小さなばね圧のコイルばね20で付勢して配設
    し、第2袋孔11dの開口端には警報回路閉成用
    の接点21を有する端子22を取付けてなるオイ
    ルフイルタのリリーフ装置。
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JP4998441B2 (ja) * 2008-11-10 2012-08-15 トヨタ紡織株式会社 オイルフィルタ装置

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JPS458247Y1 (ja) * 1966-10-04 1970-04-20

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