JPH0420489Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0420489Y2
JPH0420489Y2 JP16662888U JP16662888U JPH0420489Y2 JP H0420489 Y2 JPH0420489 Y2 JP H0420489Y2 JP 16662888 U JP16662888 U JP 16662888U JP 16662888 U JP16662888 U JP 16662888U JP H0420489 Y2 JPH0420489 Y2 JP H0420489Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
valve
orifice
pressure
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16662888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0286615U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16662888U priority Critical patent/JPH0420489Y2/ja
Publication of JPH0286615U publication Critical patent/JPH0286615U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0420489Y2 publication Critical patent/JPH0420489Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はオイルクリーナなどに使用されるフイ
ルタ装置に関する。
[従来の技術] 例えば油圧シリンダを駆動する油圧回路には、
油に含まれる異物を除去するために、油を流す管
路の途中にフイルタ装置を設置している。このフ
イルタ装置は、管路に接続するケースの内部に設
けたフイルタエレメントに油を通過させて過す
るものである。
このフイルタ装置において高圧の油圧回路に用
いるものは、一般的にフイルタに油を流入する入
口部に減圧弁を設け、フイルタに流入する油の圧
力を低下させることにより構造の簡素化および小
型化を図るようにしている。すなわち、高圧用の
フイルタ装置では高圧に耐える耐圧構造のフイル
タケースを用いるが、フイルタケースへ流入する
油の圧力が低下することにより耐圧構造を必要と
しないフイルタケースを使用することが可能とな
る。
[考案が解決しようとする課題] 油圧回路には油圧モータなどにより油の脈動圧
が存在しており、この脈動圧がフイルタ装置のフ
イルタエレメントに作用すると、フイルタエレメ
ントが振動してせつかくフイルタエレメントが捕
促した油中の異物が油の流出側へ放出されてしま
いフイルタ装置本来の過能力が低下することが
ある。
しかしながら、従来のフイルタ装置では、減圧
弁が油圧回路に存在する脈動圧を緩和する機能が
なく、フイルタエレメントが脈動圧を受けて上記
のように過機能の低下を生じることがある。
本考案は前記事情に基づいてなされたもので、
フイルタエレメントで過する液体を減圧するこ
とに加えて、液体に存在する脈動圧を吸収して良
好なろ過機能を発揮できるフイルタ装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために本考案のフイルタ装
置は、液体をフイルタエレメントに流入する入口
部に設けられた減圧弁と、この減圧弁の弁ケース
内における液体入口部に設けられたオリフイス体
とを具備することを特徴とするものである。
[作用] 液体がフイルタエレメントに流入する時減圧弁
を通過することにより圧力が低下し、また液体が
オリフイス体を通過することにより液体に存在す
る脈動圧を緩和する。従つて、液体の脈動圧がフ
イルタエレメントに作用することを防止し、フイ
ルタエレメントが捕促した異物の放出を防止でき
る。
[実施例] 以下本考案の一実施例を第1図を参照して説明
する。
図中1はフイルタ装置の本体で、中央の仕切壁
2を隔てて一側部に液体の入口部3が、他側部に
は出口部4が夫々してあり、これら入口部3と出
口部4はさらに本体1の下部に屈曲されている。
本体1の下部は入口部3および出口部4の開口を
囲んでねじ部5が形成してあり、このねじ部5に
はフイルタカートリツジ6が装着されている。こ
のフイルタカートリツジ6は、カートリツジ7、
このカートリツジ7の上端開口部に固着した蓋8
およびカートリツジ7の中に収容さればね10に
支持された円筒形フイルタエレメント9を具備す
るものである。そして、フイルタカートリツジ6
は本体1の下方に配置して蓋8を本体1のねじ部
5にパツキンス27を介して螺着してある。一
方、本体1の一側部に開口する入口部3にはオリ
フイス体12を内蔵した減圧弁11が、本体1の
他側部に開口する出口部4には接続管13が、仕
切壁2にはリリーフ弁14が夫々装着されてい
る。
減圧弁11は次のように構成されている。すな
わち、本体1の入口部3に螺嵌された筒形をなす
弁ケース15の内部に筒形をなす固定弁体16と
筒形をなす可動弁体17とを紙合せて設けてあ
る。固定弁体16は、弁ケース15の液体入口に
面した端部が開放され、液体出口に面した端部が
閉塞されており、周壁の中間部には内外に貫通す
る連通孔18が形成されたものである。可動弁体
17は、弁ケース15の液体入口に面した端部に
細孔19が形成され、液体出口に面した端部が開
放されており、周壁中間部に内外に貫通する連通
孔20が形成されている。この可動弁体17の連
通孔20は固定弁体16の連通孔18と対応す
る。そして、固定弁体16は弁ケース15の内部
に挿着され、且つ可動弁体17は固定弁体16の
内部に移動自在に挿入され、圧縮形のコイルばね
21により弁ケース15の液体入口に向けて偏倚
力が与えられている。また、オリフイス体12は
弁ケース15の内部において固定弁体15の入口
端面に近接して配置固定される。オリフイス体1
2は細径のオリフイス12aを有するとともに、
基部に鍔部を有しており、この鍔部が弁ケース1
5の内孔に嵌着されている。なお、オリフイス1
2aの孔径は使用条件に応じて設定する。そし
て、コイルばね21に押された可動弁体17の液
体入口側端面が当接して弁体17の移動を規制す
るようになつており、オリフイス体12のオリフ
イス12aと可動弁体17の紙孔19が互いに連
通している。
なお、リリーフ弁14は、固定体22、弁座2
3、支持棒24、弁体25およびコイルばね26
を備えている。
このように構成されたフイルタ装置は例えば油
圧回路に組込み、減圧弁11の弁ケース15と接
続筒13を油を流す一次側配管および二次側配管
に接続する。
このフイルタ装置の作用について説明する。
一次側配管から流れてきた油は減圧弁11の弁
ケース15の内部に流入する。弁ケース15の内
部に流入した油は、まず弁ケース15の内部に装
着したオリフイス体12のオリフイス12aを通
過する。ここで、油は一旦オリフイス体12に当
つて流れがせき止められ、続いて小径の孔である
オリフイス12aを通過して流れが絞られる。こ
のため、一次側配管を流れてきた油に何等かの理
由により脈動が在していた場合には、油がオリフ
イス体12のオリフイス12aを通過することに
より脈動の大部分が緩和され、オリフイス12a
を通過した後の油には脈動が殆んど存在せず、残
存する脈動も過を行なう上で実用上支承がない
ものである。オリフイス体12のオリフイス12
aを通過した油は可動弁体17の細孔19を通り
可動弁体17と固定弁体18で囲まれた空間部に
流入する。ここで、油の圧力がコイルばね21の
ばね力より小さい場合には、油がコイルばね21
のばね力に抗して可動弁体17を押して移動させ
ることができない。この時、可動弁体17の連通
孔20と固定弁体16の連通孔18とが対向した
位置にあり、上記弁体空間部の油が連通孔18,
20を通過して本体1の入口部3に流入する。ま
た、油の圧力がコイルばね21のばね力より大き
い場合には、油が可動弁体17を押して移動させ
る。この時、可動弁体17の連通孔20と固定弁
体16の連通孔18の位置がずれて連通孔20の
開口面積が減少し、連通孔18,20を通過する
油の流量が絞られて減少する。このように減圧弁
11は油の圧力と流量を制御する。減圧弁11を
通過して本体1の入口部3に流入した油はフイル
タカートリツジ6のカートリツジ7の内部流れ、
フイルタエレメントを通過して過を行つた後に
本体1の出口部4を通り二次側配管に流出する。
しかして、フイルタエレメント9を通過する油
は減圧弁11に内蔵したオリフイス体12により
脈動が取除かれているために、油の脈動作用によ
りフイルタエレメント9が振動して補促してある
異物が放り出されることがなく、常に良好な過
を維持できる。
また、オリフイス体12を減圧弁12の弁ケー
ス15の内部のスペースを利用して装着している
ために、オリフイス体12を減圧弁12とは独立
して一次側配管に接続して設ける場合に比して、
オリフイス体12を設置するスペースが不要にな
るとともに、オリフイス体12を接続する大掛り
な耐圧型の配管設備が不要になる。
さらに、減圧弁11を設けてフイルタカートリ
ツジ6を通過する前の油の圧力を低下するので、
低圧構造のフイルタカートリツジ6を用いること
ができる。
なお、オリフイス、減圧弁、フイルタエレメン
トおよび本体の構成は実施例に限定されない。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のフイルタ装置によ
れば、液体がフイルタエレメントを通過する前の
段階で液体に存在する脈動を取除くので本来の
過機能を維持でき、また液体の脈動を取除くオリ
フイス体を減圧弁に内蔵するので、オリフイス体
を設ける上での装置の大型化および構造の複雑化
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフイルタ装置の一実施例を示
す図である。 1……本体、6……フイルタカートリツジ、1
1……減圧弁、12……オリフイス体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルタエレメントに液体を通過してろ過を行
    なう装置において、液体をフイルタエレメントに
    流入する入口部に設けられた減圧弁と、この減圧
    弁の弁ケース内における液体入口部に設けられた
    オリフイス体とを具備することを特徴とするフイ
    ルタ装置。
JP16662888U 1988-12-23 1988-12-23 Expired JPH0420489Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16662888U JPH0420489Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16662888U JPH0420489Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0286615U JPH0286615U (ja) 1990-07-09
JPH0420489Y2 true JPH0420489Y2 (ja) 1992-05-11

Family

ID=31454183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16662888U Expired JPH0420489Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0420489Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014054254A1 (en) * 2012-10-04 2014-04-10 Sintokogio, Ltd. System for inspecting equipment

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0286615U (ja) 1990-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3040894A (en) Filter
US6182689B1 (en) Filter mechanism for diaphragm flush valve
US3305095A (en) Filter having a flat resilient disc serving as both a relief and check valve
US3467256A (en) Multi-density screw-on throw away type filter
US4834873A (en) Combined reverse osmosis unit and water inflow control valve for a water purification system
AU584057B2 (en) Self-cleaning fluid filter
JPS58156783A (ja) 逆止弁
US6270659B1 (en) Fuel filtering system for an engine
US2605904A (en) Oil filter
JPH0442045B2 (ja)
US6746604B2 (en) Liquid filter
JPH0420489Y2 (ja)
US3799347A (en) Bidirectional container for oil filter
EP1268031A1 (en) Dual flow filter
JP3203739U (ja) 浄水器
US3487930A (en) Filter device with tubular guide means
US3282428A (en) Multiple filter devices
GB860871A (en) Improved system for the full-flow filtration of a fluid flowing inside a closed circuit
JPH0658302A (ja) アキュームレータ機能付きフィルタ
US4547287A (en) Thermostatically controlled pack hold-down assembly
JP2003508210A5 (ja)
JPH0422805Y2 (ja)
US3476249A (en) Dual,pleated element,filter cartridge
CN213610163U (zh) 一种便于更换滤芯的排水阀门
CN103946611B (zh) 一种带有过滤器和减压器的球阀