JPH0658302A - アキュームレータ機能付きフィルタ - Google Patents
アキュームレータ機能付きフィルタInfo
- Publication number
- JPH0658302A JPH0658302A JP4215021A JP21502192A JPH0658302A JP H0658302 A JPH0658302 A JP H0658302A JP 4215021 A JP4215021 A JP 4215021A JP 21502192 A JP21502192 A JP 21502192A JP H0658302 A JPH0658302 A JP H0658302A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- pressure
- housing
- filter
- accumulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来別々であったフィルタとアキュームレー
タとを１つのハウジング（圧力容器）に集約し、その１
つのハウジング内で流体中の不純物を濾過捕集機能と、
流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の吸収やバルブ動作に伴う
衝撃圧緩衝などのアキュームレータ機能とが得られ、設
備費や設置スペースの削減が図れると共に、メンテナン
スの手間を少なくできるアキュームレータ機能付きフィ
ルタを提供することにある。 【構成】 油圧機器等の流体回路に組付けられ流体中の
不純物を濾過捕集するフィルタエレメント８を内蔵する
ハウジング１内に、不活性ガスの圧縮性を利用して流体
の蓄圧や脈動吸収を行うアキュームレータ機構部品とし
てのゴムチューブ１５とガス注入弁１８と穴開き隔壁１
９を装着してなる構成である。
タとを１つのハウジング（圧力容器）に集約し、その１
つのハウジング内で流体中の不純物を濾過捕集機能と、
流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の吸収やバルブ動作に伴う
衝撃圧緩衝などのアキュームレータ機能とが得られ、設
備費や設置スペースの削減が図れると共に、メンテナン
スの手間を少なくできるアキュームレータ機能付きフィ
ルタを提供することにある。 【構成】 油圧機器等の流体回路に組付けられ流体中の
不純物を濾過捕集するフィルタエレメント８を内蔵する
ハウジング１内に、不活性ガスの圧縮性を利用して流体
の蓄圧や脈動吸収を行うアキュームレータ機構部品とし
てのゴムチューブ１５とガス注入弁１８と穴開き隔壁１
９を装着してなる構成である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は各種油圧機器等の流体回
路に組付け使用されるアキュームレータ機能付きフィル
タに関する。
路に組付け使用されるアキュームレータ機能付きフィル
タに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、油圧機器等においては、該機器
が故障なく満足な機能を発揮し、十分な実用寿命を保つ
ために、油中の不純物（コンタミナント）をフィルタを
用いて除去する必要がある。このフィルタの流体回路
（油圧回路）における設置箇所は、いろいろな位置が選
択されるが、ライン用フィルタと称されて、ポンプとア
クチュエータとの間の圧力管路（パワーライン）途中箇
所にフィルタを設置する場合が多い。
が故障なく満足な機能を発揮し、十分な実用寿命を保つ
ために、油中の不純物（コンタミナント）をフィルタを
用いて除去する必要がある。このフィルタの流体回路
（油圧回路）における設置箇所は、いろいろな位置が選
択されるが、ライン用フィルタと称されて、ポンプとア
クチュエータとの間の圧力管路（パワーライン）途中箇
所にフィルタを設置する場合が多い。
【０００３】このライン用フィルタは、圧力管路の作動
圧に耐え得る圧力容器をハウジングとし、このハウジン
グ内を流通する油中の不純物を濾過捕集するフィルタエ
レメントを内蔵した構成である。
圧に耐え得る圧力容器をハウジングとし、このハウジン
グ内を流通する油中の不純物を濾過捕集するフィルタエ
レメントを内蔵した構成である。
【０００４】一方、前記流体回路の同じく圧力管路途中
には、流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の吸収やバルブ動作
に伴う衝撃圧緩衝などの目的のために、アキュームレー
タ（サージタンク，ノイズダンパなど）を設置しいる場
合が多い。この種のアキュームレータは、プラダ形、ゴ
ムチューブ形、ダイアフラム形、ピストン形、ばね形、
重錘形などがある。
には、流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の吸収やバルブ動作
に伴う衝撃圧緩衝などの目的のために、アキュームレー
タ（サージタンク，ノイズダンパなど）を設置しいる場
合が多い。この種のアキュームレータは、プラダ形、ゴ
ムチューブ形、ダイアフラム形、ピストン形、ばね形、
重錘形などがある。
【０００５】そのプラダ形は、球形或いは楕円形をした
圧力容器内に、流体回路と連通する油圧室と、不活性ガ
スなどを封入したガス室とを、弾性に富んだ特殊な合成
ゴム袋（プラダ）によって区画した構成である。ゴムチ
ューブ形は、シリンダ状の圧力容器内にこの軸線方向に
沿ってゴムチューブを取り付けて、この外周のガス室と
内周の油室とを区画した構成である。ダイアフラム形
は、圧力容器内のガス室と油室とを隔膜（ダイアフラ
ム）を用いて区画した構成である。ピストン形は、シリ
ンダ状の圧力容器内に摺動可能なピストンを介してガス
室と油室とを区画した構成である。
圧力容器内に、流体回路と連通する油圧室と、不活性ガ
スなどを封入したガス室とを、弾性に富んだ特殊な合成
ゴム袋（プラダ）によって区画した構成である。ゴムチ
ューブ形は、シリンダ状の圧力容器内にこの軸線方向に
沿ってゴムチューブを取り付けて、この外周のガス室と
内周の油室とを区画した構成である。ダイアフラム形
は、圧力容器内のガス室と油室とを隔膜（ダイアフラ
ム）を用いて区画した構成である。ピストン形は、シリ
ンダ状の圧力容器内に摺動可能なピストンを介してガス
室と油室とを区画した構成である。
【０００６】ばね形は、シリンダ状の圧力容器内にピス
トンを介し油室と空気室とを区画し、その空気室側に圧
縮ばねを内蔵した構成である。重錘形は前記ばねに代え
て錘をピストン上に設けた構成である。
トンを介し油室と空気室とを区画し、その空気室側に圧
縮ばねを内蔵した構成である。重錘形は前記ばねに代え
て錘をピストン上に設けた構成である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、従来で
は、油圧機器等の流体回路のパワーライン途中箇所に、
同一の管路圧を受ける圧力容器をそれぞれ用いたフィル
タとアキュームレータとの２つものを別々に設置するこ
とから、２つの圧力容器が必要で設備費が高く付き不経
済であると共に、それらの設置スペースが多く必要で、
且つそれらのメンテナンスを個々に行う必要があって２
倍の手間がかかるなどの問題があった。
は、油圧機器等の流体回路のパワーライン途中箇所に、
同一の管路圧を受ける圧力容器をそれぞれ用いたフィル
タとアキュームレータとの２つものを別々に設置するこ
とから、２つの圧力容器が必要で設備費が高く付き不経
済であると共に、それらの設置スペースが多く必要で、
且つそれらのメンテナンスを個々に行う必要があって２
倍の手間がかかるなどの問題があった。
【０００８】本発明は前記事情に鑑みなされ、その目的
とするところは、従来別々であったフィルタとアキュー
ムレータとを１つのハウジング（圧力容器）に集約し、
その１つのハウジング内で流体中の不純物を濾過捕集機
能と、流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の吸収やバルブ動作
に伴う衝撃圧緩衝などのアキュームレータ機能とが得ら
れ、設備費や設置スペースの削減が図れると共に、メン
テナンスの手間を少なくできるアキュームレータ機能付
きフィルタを提供することにある。
とするところは、従来別々であったフィルタとアキュー
ムレータとを１つのハウジング（圧力容器）に集約し、
その１つのハウジング内で流体中の不純物を濾過捕集機
能と、流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の吸収やバルブ動作
に伴う衝撃圧緩衝などのアキュームレータ機能とが得ら
れ、設備費や設置スペースの削減が図れると共に、メン
テナンスの手間を少なくできるアキュームレータ機能付
きフィルタを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のアキュームレー
タ機能付きフィルタは、前記目的を達成するために、油
圧機器等の流体回路に組付けられ流体中の不純物を濾過
捕集するフィルタエレメントを内蔵するハウジング内
に、不活性ガス或いは空気の圧縮性又はばね力を利用し
て流体の蓄圧や脈動吸収を行うアキュームレータ機構部
品を装着してなる構成である。
タ機能付きフィルタは、前記目的を達成するために、油
圧機器等の流体回路に組付けられ流体中の不純物を濾過
捕集するフィルタエレメントを内蔵するハウジング内
に、不活性ガス或いは空気の圧縮性又はばね力を利用し
て流体の蓄圧や脈動吸収を行うアキュームレータ機構部
品を装着してなる構成である。
【００１０】
【作用】前記構成のアキュームレータ機能付きフィルタ
によれば、従来別々であったフィルタとアキュームレー
タとが１つのハウジング（圧力容器）に集約され、その
１つのハウジングを流体回路の一箇所に設置するだけ
で、その流体回路の流体中の不純物を該ハウジング内の
フィルタエレメンによりト濾過捕集できると同時に、流
体回路の流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の吸収やバルブ動
作に伴う衝撃圧緩衝などのアキュームレータ機能が得ら
れるようになる。
によれば、従来別々であったフィルタとアキュームレー
タとが１つのハウジング（圧力容器）に集約され、その
１つのハウジングを流体回路の一箇所に設置するだけ
で、その流体回路の流体中の不純物を該ハウジング内の
フィルタエレメンによりト濾過捕集できると同時に、流
体回路の流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の吸収やバルブ動
作に伴う衝撃圧緩衝などのアキュームレータ機能が得ら
れるようになる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の第１の実施例を図１により説
明する。図中１は図示しない油圧機器の流体回路（油圧
回路）の圧力管路（パワーライン）途中に介在する状態
に接続して設置されるハウジングを示す。このハウジン
グ１は、圧力管路の作動圧に耐え得る一種の圧力容器
で、縦長円筒（シリンダ）形状の胴体ケース２と、この
上下端部にそれぞれＯリング３を介在して気密状態にね
じ込み結合したヘッダー４と底蓋５とから構成されてい
る。
明する。図中１は図示しない油圧機器の流体回路（油圧
回路）の圧力管路（パワーライン）途中に介在する状態
に接続して設置されるハウジングを示す。このハウジン
グ１は、圧力管路の作動圧に耐え得る一種の圧力容器
で、縦長円筒（シリンダ）形状の胴体ケース２と、この
上下端部にそれぞれＯリング３を介在して気密状態にね
じ込み結合したヘッダー４と底蓋５とから構成されてい
る。
【００１２】なお、そのハウジング１のヘッダー４に
は、一側端から中央寄り下面に開口する流入口６と、中
央下面から他側端に開口する流出口７が形成され、その
流入口６と流出口７が前記圧力管路の途中に接続され
る。
は、一側端から中央寄り下面に開口する流入口６と、中
央下面から他側端に開口する流出口７が形成され、その
流入口６と流出口７が前記圧力管路の途中に接続され
る。
【００１３】こうしたハウジング１内中央部に縦長なフ
ィルタエレメント８が設けられている。このフィルタエ
レメント８自体は従来品と同様のもので、内筒コア９の
外周にプリーツ状に多数回折り返して円筒状にした濾材
１０を囲設し、この上下端をアッパープレート１１とロ
アプレート１２とで固定支持した構成である。
ィルタエレメント８が設けられている。このフィルタエ
レメント８自体は従来品と同様のもので、内筒コア９の
外周にプリーツ状に多数回折り返して円筒状にした濾材
１０を囲設し、この上下端をアッパープレート１１とロ
アプレート１２とで固定支持した構成である。
【００１４】このアッパープレート１１の中央開口部を
前記流出口７の内端部（ヘッダー４の中央下面に突出開
口した部分）にＯリング１３を介在して密接嵌合するよ
うにして、該フィルタエレメント８がハウジング１内中
央部に垂直に装着されている。ここまでは通常一般のフ
ィルタ構造と略同様である。
前記流出口７の内端部（ヘッダー４の中央下面に突出開
口した部分）にＯリング１３を介在して密接嵌合するよ
うにして、該フィルタエレメント８がハウジング１内中
央部に垂直に装着されている。ここまでは通常一般のフ
ィルタ構造と略同様である。
【００１５】ここで、前記ハウジング１内に、流体回路
の流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の吸収やバルブ動作に伴
う衝撃圧緩衝などを行うアキュームレータ機構部品とし
て、ゴムチューブ１５が装着されている。このゴムチュ
ーブ１５は弾性に富んだ特殊な合成ゴム製等の縦長円筒
状のもので、上下端がややラッパ状に拡径されている。
このゴムチューブ１５の上下端の肉厚周縁部１５ａを前
記ハウジング１の胴体ケース２の内周面上下端寄り部の
取付け環状溝２ａに嵌め込み、且つヘッダー４と底蓋５
とのインナー部４ａ，５ａで内側から押さえ付けること
により、該ゴムチューブ１５がハウジング１内の胴体ケ
ース２内周部に装着され、これでハウジング１内が中央
の油室１６と該チューブ１５と胴体ケース２内周面との
間のガス室１７とに区画されている。
の流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の吸収やバルブ動作に伴
う衝撃圧緩衝などを行うアキュームレータ機構部品とし
て、ゴムチューブ１５が装着されている。このゴムチュ
ーブ１５は弾性に富んだ特殊な合成ゴム製等の縦長円筒
状のもので、上下端がややラッパ状に拡径されている。
このゴムチューブ１５の上下端の肉厚周縁部１５ａを前
記ハウジング１の胴体ケース２の内周面上下端寄り部の
取付け環状溝２ａに嵌め込み、且つヘッダー４と底蓋５
とのインナー部４ａ，５ａで内側から押さえ付けること
により、該ゴムチューブ１５がハウジング１内の胴体ケ
ース２内周部に装着され、これでハウジング１内が中央
の油室１６と該チューブ１５と胴体ケース２内周面との
間のガス室１７とに区画されている。
【００１６】また、アキュームレータ機構部品として、
前記ガス室１７に不活性ガス（通常窒素ガス）を注入す
るガス注入弁１８が胴体ケース２に螺嵌して設けられい
る。更には、ハウジング１内のフィルタエレメント８と
ゴムチューブ１５との略中間に多数の穴を穿設した縦長
筒状の隔壁１９が上下端をヘッダー４と底蓋５とに係合
して装着され、これでゴムチューブ１５がフイルタエレ
メント８に接触するのを防止するようになっている。
前記ガス室１７に不活性ガス（通常窒素ガス）を注入す
るガス注入弁１８が胴体ケース２に螺嵌して設けられい
る。更には、ハウジング１内のフィルタエレメント８と
ゴムチューブ１５との略中間に多数の穴を穿設した縦長
筒状の隔壁１９が上下端をヘッダー４と底蓋５とに係合
して装着され、これでゴムチューブ１５がフイルタエレ
メント８に接触するのを防止するようになっている。
【００１７】しかして、こうした構成のアキュームレー
タ機能付きフィルタは、油圧機器の流体回路（油圧回
路）の圧力管路途中に流入口６と流出口７を接続して設
置し、ガス注入弁１８より所定圧の不活性ガスをガス室
１７に注入しておけば、油圧ポンプ等により圧力管路の
上流側から圧送されて来る流体（圧油）が流入口６から
ハウジング１内の油室１６に入り、ここからフィルタエ
レメント８の濾材１０を通って内筒コア９内に行く。こ
の濾材１０を通過する際に流体中の不純物が濾過捕集さ
れ、これで浄化された流体のみが内筒コア９内から流出
口７を介して圧力管路の下流側に流出してアクチュエー
タ等に送られるようになる。
タ機能付きフィルタは、油圧機器の流体回路（油圧回
路）の圧力管路途中に流入口６と流出口７を接続して設
置し、ガス注入弁１８より所定圧の不活性ガスをガス室
１７に注入しておけば、油圧ポンプ等により圧力管路の
上流側から圧送されて来る流体（圧油）が流入口６から
ハウジング１内の油室１６に入り、ここからフィルタエ
レメント８の濾材１０を通って内筒コア９内に行く。こ
の濾材１０を通過する際に流体中の不純物が濾過捕集さ
れ、これで浄化された流体のみが内筒コア９内から流出
口７を介して圧力管路の下流側に流出してアクチュエー
タ等に送られるようになる。
【００１８】また、前記ハウジング１内の油室１６に入
った流体は隔壁１９の穴から外周に流れ、この流体の圧
力がゴムチューブ１５に常時かかり、そのゴムチューブ
１５を境に油室１６内のない流体圧とガス室１７内のガ
ス圧とがバランスしている。このために流入口６の流体
圧力に変動があった場合、その圧力変動が直ちにゴムチ
ューブ１５に伝えられ、ガス室１７内に封入されている
ガスの圧縮性により該流体圧力変動が吸収される。これ
により流体回路の流体の蓄圧を行ったり、或いはポンプ
圧力脈動の吸収やバルブ動作に伴う衝撃圧緩衝などを行
って、圧力変動の少ない流体を流出口７側へ送り出した
りできるようになる。
った流体は隔壁１９の穴から外周に流れ、この流体の圧
力がゴムチューブ１５に常時かかり、そのゴムチューブ
１５を境に油室１６内のない流体圧とガス室１７内のガ
ス圧とがバランスしている。このために流入口６の流体
圧力に変動があった場合、その圧力変動が直ちにゴムチ
ューブ１５に伝えられ、ガス室１７内に封入されている
ガスの圧縮性により該流体圧力変動が吸収される。これ
により流体回路の流体の蓄圧を行ったり、或いはポンプ
圧力脈動の吸収やバルブ動作に伴う衝撃圧緩衝などを行
って、圧力変動の少ない流体を流出口７側へ送り出した
りできるようになる。
【００１９】つまり、従来別々であったフィルタとアキ
ュームレータとが１つのハウジング（圧力容器）１に集
約され、流体回路の一箇所に設置した１個のハウジング
１内で、流体中の不純物を濾過捕集できると同時に、流
体回路の流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の吸収やバルブ動
作に伴う衝撃圧緩衝などのアキュームレータ機能が得ら
れるようになる。
ュームレータとが１つのハウジング（圧力容器）１に集
約され、流体回路の一箇所に設置した１個のハウジング
１内で、流体中の不純物を濾過捕集できると同時に、流
体回路の流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の吸収やバルブ動
作に伴う衝撃圧緩衝などのアキュームレータ機能が得ら
れるようになる。
【００２０】次に、本発明の第２の実施例を図２により
説明する。これは一端のヘッダー４Ａに流入口６を、他
端の底蓋５Ａに流出口７を形成した直導型ハウジング１
Ａを用いた場合で、この場合でも、ハウジング１Ａ内に
前記第１の実施例と略同様にフィルタエレメント８と、
アキュームレータ機構部品として、ハウジング１Ａ内を
油室１６とガス室１７とに区画するゴムチューブ１５
と、ガス室１７に不活性ガスを注入するガス注入弁１８
と、ゴムチューブ１５がフイルタエレメント８に接触す
るのを防止する多数の穴明き筒状の隔壁１９とが装着さ
れている。こうした第２の実施例においても前記第１の
実施例同様の作用効果が得れる。
説明する。これは一端のヘッダー４Ａに流入口６を、他
端の底蓋５Ａに流出口７を形成した直導型ハウジング１
Ａを用いた場合で、この場合でも、ハウジング１Ａ内に
前記第１の実施例と略同様にフィルタエレメント８と、
アキュームレータ機構部品として、ハウジング１Ａ内を
油室１６とガス室１７とに区画するゴムチューブ１５
と、ガス室１７に不活性ガスを注入するガス注入弁１８
と、ゴムチューブ１５がフイルタエレメント８に接触す
るのを防止する多数の穴明き筒状の隔壁１９とが装着さ
れている。こうした第２の実施例においても前記第１の
実施例同様の作用効果が得れる。
【００２１】図３は本発明の第３の実施例を示すもの
で、これは一種のプラダ形アキュームレータ機構付きフ
ィルタで、やや短尺なフィルタエレメント８Ｂを内蔵し
たハウジング１Ｂ内の略下半部に、アキュームレータ機
構部品として、弾性に富んだ特殊な合成ゴム製のプラダ
（ゴム袋）１５Ｂを装着した構成である。このプラダ１
５Ｂは袋を逆さにしたドーム形状のもで、開口下端周縁
部を胴体ケース２Ｂと底蓋５Ｂとの間に挟持することに
より固定している。このプラダ１５Ｂの上側に該プアラ
ダ１５Ｂがフィルタエレメント８Ｂに接触するのを防止
する多数の穴付きのドーム形状の隔壁１９Ｂが設けられ
ている。これでも前述の第１及び第２の実施例と略同様
の作業効果がえられる。
で、これは一種のプラダ形アキュームレータ機構付きフ
ィルタで、やや短尺なフィルタエレメント８Ｂを内蔵し
たハウジング１Ｂ内の略下半部に、アキュームレータ機
構部品として、弾性に富んだ特殊な合成ゴム製のプラダ
（ゴム袋）１５Ｂを装着した構成である。このプラダ１
５Ｂは袋を逆さにしたドーム形状のもで、開口下端周縁
部を胴体ケース２Ｂと底蓋５Ｂとの間に挟持することに
より固定している。このプラダ１５Ｂの上側に該プアラ
ダ１５Ｂがフィルタエレメント８Ｂに接触するのを防止
する多数の穴付きのドーム形状の隔壁１９Ｂが設けられ
ている。これでも前述の第１及び第２の実施例と略同様
の作業効果がえられる。
【００２２】なお、本発明は前述の実施例のみに限定さ
れることなく、例えば、フィルタエレメントを内蔵する
ハウジングの形状・大きさは各種変更しても可であり、
しかも、そのハウジング内に装着するアキュームレータ
機構部品としては、前述のゴムチューブ１５やプラダ１
５Ｂ以外に、ダイアフラムやピストンを装着したり、或
いはガス圧に代えてばねや重錘を設けるなどしても可で
ある。
れることなく、例えば、フィルタエレメントを内蔵する
ハウジングの形状・大きさは各種変更しても可であり、
しかも、そのハウジング内に装着するアキュームレータ
機構部品としては、前述のゴムチューブ１５やプラダ１
５Ｂ以外に、ダイアフラムやピストンを装着したり、或
いはガス圧に代えてばねや重錘を設けるなどしても可で
ある。
【００２３】
【発明の効果】本発明のアキュームレータ機能付きフィ
ルタは、前述の如く構成したので、従来別々であったフ
ィルタとアキュームレータとを１つのハウジング（圧力
容器）に集約し、その１つのハウジング内で流体中の不
純物を濾過捕集機能と、流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の
吸収やバルブ動作に伴う衝撃圧緩衝などのアキュームレ
ータ機能とが得られ、設備費や設置スペースの削減が図
れると共に、メンテナンスの手間を少なくできる非常に
実用性大なる効果が得られる。
ルタは、前述の如く構成したので、従来別々であったフ
ィルタとアキュームレータとを１つのハウジング（圧力
容器）に集約し、その１つのハウジング内で流体中の不
純物を濾過捕集機能と、流体の蓄圧やポンプ圧力脈動の
吸収やバルブ動作に伴う衝撃圧緩衝などのアキュームレ
ータ機能とが得られ、設備費や設置スペースの削減が図
れると共に、メンテナンスの手間を少なくできる非常に
実用性大なる効果が得られる。
【図１】本発明のアキュームレータ機能付きフィルタの
第１の実施例を示す断面図。
第１の実施例を示す断面図。
【図２】本発明のアキュームレータ機能付きフィルタの
第２の実施例を示す断面図。
第２の実施例を示す断面図。
【図３】本発明のアキュームレータ機能付きフィルタの
第３の実施例を示す断面図。
第３の実施例を示す断面図。
１，１Ａ，１Ｂ…ハウジング、８，８Ｂ…フィルタエレ
メント、１５，１５Ｂ１８，１９，１９Ｂ…アキューム
レータ機構部品（１５…ゴムチューブ、１５Ｂ…プラ
ダ、１８…ガス注入弁、１９，１９Ｂ…穴開き隔壁）。
メント、１５，１５Ｂ１８，１９，１９Ｂ…アキューム
レータ機構部品（１５…ゴムチューブ、１５Ｂ…プラ
ダ、１８…ガス注入弁、１９，１９Ｂ…穴開き隔壁）。
Claims (1)
- 【請求項１】 油圧機器等の流体回路に組付けられ流体
中の不純物を濾過捕集するフィルタエレメントを内蔵す
るハウジング内に、不活性ガス或いは空気の圧縮性又は
ばね力を利用して流体の蓄圧や脈動吸収を行うアキュー
ムレータ機構部品を装着してなるアキュームレータ機能
付きフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4215021A JPH0658302A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | アキュームレータ機能付きフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4215021A JPH0658302A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | アキュームレータ機能付きフィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0658302A true JPH0658302A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16665425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4215021A Pending JPH0658302A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | アキュームレータ機能付きフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0658302A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-08-12 JP JP4215021A patent/JPH0658302A/ja active Pending
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