JP2954179B1 - パップ剤 - Google Patents

パップ剤

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Abstract

【要約】 【課題】 パップ剤として、パップ剤膏体内の水分量を
極力減量して、代わりにグリセリン等の多価アルコ−
ル、または、エチルアルコール等のアルコール類を大量
に含有することができ、自然界での生物により分解がよ
り可能なパップ剤で、かつ、従来のパップ剤機能が低下
しない温感パップ剤、および、冷感パップ剤を提供する
ことにある。 【解決方法】 発酵大豆のD型ポリグルタミン酸から生
成される生分解性超高吸水性の粉末またはゲルを含有し
たパップ剤膏体であって、該パップ剤膏体は多量のグリ
セリン等の多価アルコールを保持し、該パップ剤膏体内
での水分含量を少なくした温感パップ剤、および、発酵
大豆のD型ポリグルタミン酸から生成される生分解性超
高吸水性の粉末またはゲルを含有したパップ剤膏体であ
って、該パップ剤膏体にメチルアルコール等の多量のア
ルコール類を保持させた冷感パップ剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医療用の温感パ
ップ剤および冷感パップ剤の材料に関する技術分野に属
する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療に用いるパップ剤は、炎症局
所の消炎・鎮痛を目的として庵法療法的に用いられ、大
量の水分を含有するためその保持剤として種々の水溶性
超高分子が種々の組み合わせで用いられてきた。上記の
炎症の経過は、組織障害、組織反応、修復の3つにわけ
られ、炎症の程度により急性炎症と慢性炎症に分類でき
る。一般的に、打撲、捻挫等の局所の急性炎症は血管内
皮細胞の変化から血管拡張により発熱を伴うために、患
部を冷却する対症療法がとられ、その手段として冷感パ
ップが適用される。上記冷感パップの成分は、局所の冷
却を目的として、l−メントール、ハッカ油、ユーカリ
油等の冷感刺激成分が用いられ、それらの成分に膏体に
含まれる大量の水分が薬剤の冷却効果を一層高め、サリ
チル酸メチル等の坑炎症剤の作用を補助する構成となっ
ている。
【0003】これに対して慢性関節リウマチ、慢性腰痛
等の慢性炎症は、体温は正常ながら細胞増殖、肉芽形成
等を伴うため炎症を亢進させて治癒を促進するために、
局所を温めて血流を改善する目的で温感パップが適用さ
れる。患部の冷却が必要な急性炎症には、膏体内に水分
を大量に含有する従来のパップ剤が好ましいが、これは
患部のうっ血等を伴う慢性炎症には患部の血流を改善す
るために、患部を保温又は加温することが必要であって
適さない。上記温感パップは、局所の保温を目的とし
て、トウガラシエキス、カプサイシン、ノニル酸ワニリ
ルアミド、カンフル等の引赤薬が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の温感パップ剤に
は、大量の水分を含有する保持体として、ポリビニール
アルコール等の水溶性超高分子が用いられいるが、自然
界の生物等によって自然に分解されるものではない等の
問題点があった。また、温感パップは冷感パップと同様
に膏体内に大量の水分を含有するため、大量の水が、温
感パップの本来目的とする保温とは反対に患部を冷却す
るためにサリチル酸メチル、サリチル酸グリコ−ル等の
坑炎症剤の本来の効果を低下させ、慢性炎症自体の治癒
を遅らせ、また、場合によっては炎症を悪化させる結果
となるという問題点があった。更に、非ステロイド剤で
あるインドメタシン、ケトプロフェン、フルルビプロフ
ェン、ジクロフェナック、ピロキシカム等の坑炎症剤を
含有する第2世代パップ剤は、適応疾患は急性炎症から
慢性炎症にいたるまで幅広いが、膏体は冷感パップと同
様に膏体において大量の水分を含有し、肌を冷却してし
まう等の矛盾点が内在するという問題点があった。
【0005】他方、従来の冷感パップは、膏体内に大量
の水分を含有することは、特に問題とはならないが、エ
チルアルコール等のアルコール類を多量に含有したほう
が冷却効果が高まるが、これらエチルアルコール等のア
ルコール類を多量に含有させるパップ剤であって、自然
界の生物等によってより自然に分解される冷感パップ剤
は知られていない。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、本発明の第1の課題は、保温性を高めるため
に、何よりも重要なことは温感パップ剤膏体内の水分量
を極力減量することであり、そのため温感パップ剤の膏
体内の水分含有量を少なくし、代わりにグリセリン等の
多価アルコ−ルを大量に添加でき、温感パップ剤として
従来の引赤薬等の温感成分を含有させて従来のパップ剤
機能を低下させない温感パップ剤であって、自然界での
生物等により分解がより可能な温感パップ剤を提供する
ことにある。
【0007】さらに、本発明の第2の課題は、冷感パッ
プ剤として従来の冷感成分を含有するとともに、エチル
アルコール等のアルコール類を多量に含有させる冷感パ
ップ剤であって、自然界の生物等により分解がより可能
な冷感パップ剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、発酵大豆のD型ポリグ
ルタミン酸から生成される生分解性超高吸水性の粉末ま
たはゲルを含有したパップ剤膏体であって、該パップ剤
膏体内での水分含量を少なくし、該パップ剤膏体は多量
のグリセリン等の多価アルコールを保持した温感パップ
剤である。
【0009】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、発酵大豆のD型ポリグルタミン酸から生
成される生分解性超高吸水性の粉末またはゲルを含有し
たパップ剤膏体であって、該パップ剤膏体に多量のメチ
ルアルコール等のアルコール類を保持させたことを特徴
とする冷感パップ剤である。
【0010】
【発明の実施の形態】先ず、請求項1に記載の発明の好
適な実施の形態を説明する。本発明者はパップ剤膏体内
の水分含有量を極力減らし、その代わりにグリセリン等
の多価アルコ−ルを大量に含有させる手段として何を用
いるべきかという点について、詳細に考慮し検討を重ね
た。その結果、発酵大豆のD型ポリグルタミン酸から生
成される生分解生超高吸水性粉末またはゲルを用いて、
パップ剤の膏体処方に使用してみると、水分含有量を5
0重量%以下、好ましくは30重量%以下、特に好まし
くは20%重量以下に減量することができ、その代わり
にグリセリン等の多価アルコ−ルを膏体内に高濃度に含
有保持させることが可能とであることを見出した。すな
わち、大量のグリセリン等の多価アルコ−ルを膏体の4
0重量%以上にまで含有させることができることを見出
した。しかも、従来のパップ剤の機能性を損なうことも
なく、発酵大豆のD型ポリグルタミン酸から生成される
生分解生超高吸水性の粉末またはゲルが、生物により自
然界で分解されることも見出した。本発明者はこの発見
した事実を基にして、更に研究を重ねた結果て実際に人
の肌に使用できる温感パップ剤を提供するに至った。
【0011】そこで、上記の発酵大豆のD型ポリグルタ
ミン酸から生成される生分解性超高吸水性物質について
説明する。上記の発酵大豆から生成される機能蛋白質、
ポリグルタミン酸は約5000個のアミノ酸がつながっ
ており、自然界に存在するアミノ酸はL型であるが、こ
の発酵大豆から生成されるアミノ酸はD型である。L型
とD型は光学異性体とよばれており、お互いに鏡を間に
置いた対照的な構造をしているがこれらのD型のアミノ
酸の割合は、原料の発酵大豆の熟度が進めば進むほど
増加し、含量の80%以上まで増える。一般に地球上に
存在するタンパク質(グルタミン酸)は、L型の約20種
類あまりのグルタミン酸がアルファー結合という結合の
仕方で存在しているが、これら高吸水性ポリマーのグル
タミン酸の結合状態は、ガンマー結合という非常に珍し
いものである。このガンマー結合状態にガンマー線(放
射線)を照射すると、架橋体ポリマ−が生成する。この
ポリマーは水を吸収し、膨潤した透明の高吸水体ゲルを
形成するが、その保水能力は市販の吸水性ポリマーの吸
水能力が最大でも500〜800倍であるのに対して、
その7〜10倍(3500〜8000倍)の吸水能力を持
つ。また、従来の吸水性ポリマーはグリセリン等の多価
アルコール及びアルコール類を保持することが不可能で
あるのに対して、このポリマーはこれらの液体も容易に
保持しゲル化することができる。その理由はガンマ−結
合したグルタミン酸のつながりの状態に放射線(ガンマ
ー線)を照射することによって、これらの架橋体間で、
ある種の三次元構造が生成され、そこにできた隙間に各
分子が閉じ込められて保持力および保水力が生じるので
あり、これが本発明でいう生分解性超高吸水性物質であ
る。すなわち、大豆を発酵させた発酵大豆にガンマー線
(放射線)を照射してD型ポリグルタミン酸から生成さ
れる生分解性超高吸水性の粉末またはゲルの性状は、発
酵大豆から生成されるポリマー自体の3500〜800
0倍の吸水能力を持ち、グリセリン等の多価アルコール
及びアルコール類を保持することが可能である特性を有
する。 以下の実施例で用いる「発酵大豆のD型ポリグル
タミン酸から生成される生分解性超高吸水性の粉末」
は、上記の性状を有するものである。
【0012】すなわち、本発明に好適な実施の形態パッ
プ剤は、パップ剤の膏体処方に従来のポリアクリル酸ナ
トリウム等の水溶性超高分子に加えて、発酵大豆のD型
ポリグルタミン酸から生成される生分解性超高吸水性の
粉末またはゲルを用いて、パップ剤膏体内の水分含量を
20重量%以下にまで極力落とし、その代わりに大量の
グリセリン等の多価アルコ−ルを40重量%以上にまで
含有させたものである。すなわち、パップ剤の膏体処方
において膏体内の水分含量を20重量%以下に落とし、
その減量分を60重量%以上のグリセリン等の多価アル
コールで補充すると、従来使用されてきたポリビニール
アルコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム、
ゼラチン等の水溶性超高分子の使用では膏体内に液体成
分、特にグリセリン等の多価アルコ−ルを保持すること
ができなかったが、発酵大豆D型ポリグルタミン酸から
生成される生分解性超高吸水性の粉末を0.01重量%
以上添加することによってパップ剤膏体から液体成分が
溶出又は浸出して膏体破壊を起こすことを防ぐことが可
能となる。また、発酵大豆のD型ポリグルタミン酸から
生成される物質は、生分解性の物質であるから、自然界
の生物等によってより自然に分解される。即ち、発行大
豆のD型ポリグルタミン酸から生成される生分解性超高
吸水性の粉末またはゲルが前記課題を解決するための働
きをする。
【0013】[実施例1]実施例1として、本実施例1の
パップ剤の組成100gに対する比率は、下記の表1の
ようなものとした。
【0014】
【表1】 発酵大豆のD−グルタミン酸から生成される 生分解性超高吸水性の粉末 −−−−−−−− 0.05g ポリアクリル酸ナトリウム −−−−−−−−− 3.00g カオリン −−−−−−−−−−−−−−−−− 5.00g グリセリン −−−−−−−−−−−−−−− 72.00g トウガラシエキス −−−−−−−−−−−−− 0.15g 精製水 −−−−−−−−−−−−−−−−− 19.80g 合計 100.00g
【0015】上記の実施例1の組成成分のパップ剤の調
製方法は、まず、超高吸水性粉末とポリアクリル酸ナト
リウム及びカオリンを十分に混合・攪拌し、精製水に分
散・混合し一次調製液とした。次に、トウガラシエキス
をグリセリンに懸濁・混合したのち、上記一次調製液に
加えて約10分間十分に混合・攪拌してペ−スト状とし
たのち、不織布に1000g/m2の割合で均一に塗工
し、一定の大きさ(10cm×14cm)に裁断して作成し
た。
【0016】[比較例1]上記の実施例1のパップ剤の効
用を確認するために、代表的な従来の温感パップ剤につ
いて説明する。比較例1として、従来のパップ剤の組成
の100gに対する比率は、下記の[表2]のようなもの
とした。
【0017】
【表2】 ポリアクリル酸ナトリウム −−−−−−−−− 4.00g カルボキシメチルセルロースナトリウム −−− 2.00g カオリン−−−−−−−−−−−−−−−−−− 5.00g ゼラチン−−−−−−−−−−−−−−−−−− 3.00g グリセリン−−−−−−−−−−−−−−−− 20.00g トウガラシエキス−−−−−−−−−−−−−− 0.15g 精製水−−−−−−−−−−−−−−−−−− 65.85g 合計 100.00g
【0018】上記の比較例1の組成成分のパップ剤の調
製方法は、まず、高吸水性粉末の代わりにカルボキメチ
ルセルロースナトリウムを加え、その後は上記実施例1
と同様な方法で試験サンプルを調製した。
【0019】次に、上記の処方に基づいて得られた本発
明の実施例1の温感パップ剤と比較例1の従来の温感パ
ップ剤について、下記のような手法で皮膚表面温度を測
定した。すなわち、含水量は、実施例1においてパップ
剤の組成の100gに対する比率が19.80gである
のに対して、比較例1のそれは65.85gであり、水
分含有量の異なるものである。 被検体:1)本発明の実施例1の温感パップ剤(10cm
×14cm、20g) 2)従来の比較例1の温感パップ剤(10cm×14cm、
20g) 被検者:25歳体重63kgの男性(アレルギ−歴無し) 上記の被検者を室温20〜21℃に制御された室内で約
10分間椅子に座らせて安静にし、室温に順応させてか
ら、実施例1と比較例1の被検体の温感パップ剤につい
て皮膚表面温度測定試験を行った。
【0020】まず、被検者の左背部中央に皮膚表面温度
測定装置であるテルモファイナーCTM−303の表面
温度プローブを貼付し、皮膚表面温度の安定性を約30
分間確認した。その後、被検薬剤をプローブの上から貼
付し、経時的に120分後まで貼付部位の皮膚表面温度
の変化をモニタ−した。その試験結果を図1のグラフに
示して説明する。本発明の実施例1の温感パップ剤の皮
膚表面温度の変化は、グラフ曲線A(実線)に示すよう
に、貼付直後から薬剤貼付部位の皮膚表面温度を徐々に
上昇させ、貼付57分後には39℃に達し、貼付前の温
度より約3.8℃も高い値を記録した。この皮膚温度の
上昇は試験終了時の120分後まで継続した。これに対
して比較例1の温感パップ剤の皮膚表面温度の変化は、
グラフ曲線B(点線)に示すように、貼付直後に貼付部位
の皮膚表面温度を僅かに上昇させたがその後急速に下降
し、貼付36分後には31.5℃と貼付前の温度より4
℃も低い値を記録した。この温度は試験終了時の120
分後まで継続した。
【0021】上述したように、比較例1である従来の温
感パップ剤は、貼付部位の皮膚表面温度を上昇させるこ
とが目的であるにも係わらず、逆に患部を冷却する結果
となったのに対して、本発明の実施例1は、確実に患部
の温度を上昇させ、従来の温感パップ剤に比較してピ−
ク時で約7.5℃も高い温度を記録した。次に、薬剤貼
付後に膏体が皮膚にどの程度、残存するかを試験した。
被検体として、下記の本発明の実施例1と比較例1の温
感パップ剤を用いた。 被検体:1)前記[表1]に示した処方に準拠して調製し
た本発明の実施例1の温感パップ剤。 2)前記[表1]に示した処方から、発酵大豆から生成さ
れる生分解性超高吸水性粉末を除き、水で代替えする処
方に基づき調製した従来の比較例1の温感パップ剤。 被験者として、23〜31歳の成人男性5名(アレルギ
−歴無し)に試験し、試験方法としては、被検者の右前
腕屈側に、面積5cm×7cm、重量5gの本発明の実施例
1のパップ剤を、また左前腕屈側に同じ規格の比較例1
のパップ剤をそれぞれ貼付し、貼付3時間後に各薬剤を
剥離したのち重量を測定し、貼付前の重量から皮膚に残
存した膏体重量を求め下記の[表3]評価基準に従って評
価した。ただし、貼付時の膏体からの水分の揮散による
膏体重量の減少を防ぐために、パップ剤表面を非通気性
の粘着テ−プで全面被覆した。
【0022】
【表3】
【0023】上記に基づいた試験結果を、次の[表4]に
示して説明する。
【0024】
【表4】 本実施例1 比較例1 No 残膏量(g)評価点数 残膏量(g) 評価点数 1 0.0 0 3.1 4 2 0.2 0 2.3 3 3 0.1 0 1.8 3 4 0.0 0 3.5 4 5 0.2 0 2.0 3 平均 0.1 0 2.5 3.4
【0025】この結果、実施例1の温感パップ剤の残膏
量は、5例の平均で0.1gであり、凝集力不足による
膏体破壊と考えられる残膏は認められず、その評価点数
は0であった。これに対して比較例1の温感パップ剤
は、平均値で2.5gと膏体全量の約50%が皮膚に残
ったことになり、評価基準に基づく点数は、3.4と本
発明品に比較して非常に高い値を示した。
【0026】以上、実施例1を挙げて詳述したように、
発酵大豆のD型ポリグルタミン酸から生成される生分解
性超高吸水性の粉末を含有した温感パップ剤膏体は、従
来製品ではパップ剤膏体内での水分含量を20重量%以
下にすることができなかったが、実施例1で述べたよう
に、20重量%以下の19.80重量%程度にすること
ができ、従来の温感パップ剤のように水による皮膚表面
温度の低下が防げ、水による膏体破壊が防げ残膏量もほ
とんどないものであった。すなわち、グリセリン等の多
価アルコ−ルを高含量ふくむ温感パップ剤を製造するに
は、発酵大豆のD−グルタミン酸から生成される超高吸
水性粉末が有効であることが判明した。もちろん、発酵
大豆のD−グルタミン酸から生成される超超高吸水性ゲ
ルでも同様である。
【0027】次に、請求項2に記載の発明の好適な実施
の形態を説明する。上述したように、本発明者は、発酵
大豆のD−グルタミン酸から生成される超高吸水性粉末
あるいはゲルのハップ剤が、パップ剤膏体内の水分含有
量よりもグリセリン等の多価アルコールを大量に含有で
きることを見出し、更に、エチルアルコール等のアルコ
ール類をも大量に含有させることも見出したが、この事
実に基づいて、冷感パップ剤においても、更に冷却効果
を高めることができないか否について詳細に考慮し検討
を重ねた。そして、請求項2に記載の発明に係る実施例
2の冷感ハップ剤を提供するに至ったが、実施例2の冷
感ハップ剤は、従来の冷感成分に加えて、水よりも冷却
効果が高いアルコール類を多量に含有させた冷感ハップ
剤あって、冷却効果を高めたものである。
【0028】[実施例2]実施例2としての冷感パップ剤
の組成100gに対する比率は、下記の[表5]のような
ものとした。
【0029】
【表5】 発酵大豆のD−グルタミン酸から生成される 生分解性超高吸水性の粉末 −−−−−−−− 0.1g ポリアクリル酸ナトリウム −−−−−−−−− 2.0g 酸化チタン −−−−−−−−−−−−−−−− 3.0g グリセリン −−−−−−−−−−−−−−− 20.0g l−メント−ル −−−−−−−−−−−−−− 1.0g サリチル酸メチル −−−−−−−−−−−−− 1.0g エチルアルコ−ル −−−−−−−−−−−− 50.0g 精製水 −−−−−−−−−−−−−−−−− 22.9g 合計 100.0g
【0030】上記の実施例2の組成成分の冷感パップ剤
の調製方法は、超高吸水性粉末とポリアクリル酸ナトリ
ウム及び酸化チタンを十分に混合・攪拌し、精製水に分
散・混合し一次調製液とし、次に、l−メントールとサ
リチル酸メチルをエチルアルコールに溶解したのち、グ
リセリンに混合し、上記一次調製液を加えて約10分間
十分に混合・攪拌してペ−スト状としたのち、不織布に
1000g/m2の割合で均一に塗工し、一定の大きさ
(10cm×14cm)に裁断して製作した。
【0031】[比較例2]上記の実施例2のパップ剤の効
果を確認するために、代表的な従来の冷感パップ剤につ
いて説明する。比較例2として採用したパップ剤の組成
の100gに対する比率は、下記の[表6]に示すような
ものである。
【0032】
【表6】 ポリアクリル酸ナトリウム −−−−−−−−− 3.0g カルボキシメチルセルロ−スナトリウム −−− 2.0g 酸化チタン −−−−−−−−−−−−−−−− 3.0g グリセリン −−−−−−−−−−−−−−− 20.0g l−メント−ル −−−−−−−−−−−−−− 1.0g サリチル酸メチル −−−−−−−−−−−−− 1.0g 精製水 −−−−−−−−−−−−−−−−− 70.0g 合計 100.0g
【0033】上記の比較例2の組成成分の冷感パップ剤
の調製方法は、超高吸水性粉末の代わりにカルボキシメ
チルセルロ−スナトリウムを加え、ポリアクリル酸ナト
リウムと酸化チタンを加えて十分に攪拌・混合し、精製
水に分散・混合し一次調製液とした。次にグリセリンに
l−メントールとサリチル酸メチルを溶解・混合したの
ち、上記一次調製液を加えて約10分間十分に混合・攪
拌してペ−スト状としたのち、不織布に1000g/m2
の割合で均一に塗工し、一定の大きさ(10cm×14c
m)に裁断して製作した。
【0034】次に、上記の処方に基づいて得られた本発
明の実施例2の冷感パップ剤と比較例2の従来の冷感パ
ップ剤について、下記の皮膚表面温度を測定した。すな
わち、エチルアルコ−ル含有量は、実施例2においてパ
ップ剤の組成の100gに対する比率が50.0gである
のに対して、比較例2のそれは0.0gであり、エチル
アルコ−ルはほとんど含有していない。 被検体:1)本発明の実施例2の冷感パップ剤(10cm
×14cm、20g) 2)従来の比較例2の冷感パップ剤(10cm×14cm、
20g) 被検者:28歳、体重57Kgの男性(アレルギ−歴無
し) 上記の被検者を室温22〜23℃に制御された室内で約
10分間椅子に座らせて安静にし、室温に順応させてか
ら、実施例2と比較例2の被検体の冷感パップ剤につい
て皮膚表面温度測定試験を行った。但し両試験の実施に
は1日の間隔を置いて実施した。まず、被検者左背部中
央に皮膚表面温度測定装置であるテルモファイナ−CT
M−303の表面温度プローブを貼付し、皮膚表面温度
の安定性を約30分間確認した。その後、被検薬剤をプ
ローブの上から貼付し、経時的に240分後まで貼付部
位の皮膚表面温度の変化をモニターした。
【0035】その試験結果を図2のグラフに示して説明
する。本発明の実施例2の冷感パップ剤の皮膚表面温度
の変化は、グラフ曲線a(実線)に示すように、貼付直後
から急激に薬剤貼付部位の皮膚表面温度を下降させ、貼
付後約30分で30.8℃を記録し、貼付前の35.8℃
に比較して約5℃低下させたのち、約170分間この状
態を維持したのち、緩やかに回復する傾向を示し、貼付
後210分で31.3℃を記録し、貼付前に比較して約
4.5℃低い値を示した。これに対して、比較例2の冷
感パップ剤の皮膚表面温度の変化は、グラフ曲線b(点
線)に示すように、貼付直後に薬剤貼付部位の皮膚表面
温度は急速に下降し、貼付後80分で32℃となり貼付
前の35.6℃に比較して約3.6℃低下させた後、約5
0分間この状態を維持したのち徐々に回復傾向を示し、
貼付後210分で34.8℃を記録し、貼付前に比較し
て約0.8℃低い値を示した。上述したように、本発明
の実施例2の冷感パップ剤は比較例2の冷感パップ剤に
比較して、皮膚表面温度の冷却速度で約3倍、冷却維持
力で約2.5倍、冷却力で約1.4倍の優れた皮膚表面温
度の冷却効果を発揮した。
【0036】次に、薬剤貼付後に膏体が皮膚にどの程度
残存するかを試験した。被検体として、下記の本発明の
実施例2と比較例2の冷感パップ剤を用いた。 被検体:1)前記[表5]に示した処方に準拠して調製
した本発明の実施例2の冷感パップ剤 2)前記[表5]に示した処方から、発酵大豆から生成
される生分解性超高吸水性粉末を除き、精製水で代替え
する処方に基づき調製した冷感パップ剤 被検者として、23〜31歳の成人男性5名(アレルギ
−歴無し)に試験し、試験方法としては、被検者の右前
腕屈側に、面積5cm×7cm、重量5gの本発明の実施例
2の冷感パップ剤を、また左前腕屈側に同じ規格の比較
例2の冷感パップ剤をそれぞれ貼付し、貼付3時間後に
各薬剤を剥離したのち重量を測定し、貼付前の重量から
皮膚に残存した膏体重量を求め、下記の[表7]評価基準
に従って評価した。但し、薬剤貼付時の膏体からの水分
の揮散による膏体重量の減少を防ぐために、パップ剤表
面を非通気性の粘着テ−プで全面被覆した。
【0037】
【表7】
【0038】上記に基づいた試験結果を、次の[表8]
に示して説明する。
【0039】
【表8】 本実施例2 比較例2 No 残膏量(g) 評価点数 残膏量(g) 評価点数 1 0.1 0 2.1 3 2 0.0 0 1.7 3 3 0.3 0 3.1 4 4 0.1 0 2.5 3 5 0.2 0 1.8 3 平均 0.1 0 2.2 3.2
【0040】この結果、本実施例の冷感パップ剤の残膏
量は、5例平均で0.1gであり、凝集力不足による膏
体破壊と考えられる残膏は全く認められず、その評価点
数は0であった。これに対して比較例の冷感パップ剤
は、平均値で2.2gと膏体全量の約44%が皮膚に残
ったことになり、評価基準に基づく点数は3.2と実施
例2に比較して極めて高い値を示した。以上、実施例を
挙げて詳述したように、発酵大豆のD型ポリグルタミン
酸から生成される生分解性超高吸水性の粉末を含有した
冷感パップ剤膏体は、従来製品ではパップ膏体内にエチ
ルアルコ−ル等のアルコ−ル類を10重量%以上含有さ
せることが困難であったが、膏体内のエチルアルコ−ル
量を10重量%以上、好ましくは30重量%以上含有さ
せることができ、多くの場合、水分より多く含有するこ
とができ、実施例2で述べたように膏体内のエチルアル
コ−ル量を50%程度にすることができ、従来の冷感パ
ップ剤のように水による皮膚表面温度の低下以上の冷却
効果を発揮するが、膏体破壊は全く無いものであった。
すなわち、エチルアルコ−ル等のアルコ−ル類を高含量
含む冷感パップ剤を製造するには、発酵大豆のD−グル
タミン酸から生成される超高吸水性粉末が有効であるこ
とを見出した。もちろん、上記実施例2は粉末を用いた
たが、発酵大豆のD−グルタミン酸から生成される超高
吸水性ゲルでも同様である。なお、本発明の特徴を損な
うものでなければ、上記の実施例に限定されるものでな
いことはもちろんであり、たとえば、実施例1において
は他の温感成分、実施例2おいては他の冷感成分を用い
てもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、発酵大
豆のD型ポリグルタミン酸から生成される生分解性超高
吸水性の粉末またはゲルを含有したパップ剤膏体であっ
て、該パップ剤膏体内での水分含有量を少なくし、該パ
ップ剤膏体はグリセリン等の多量の多価アルコールを保
持した温感パップ剤であるから、従来はパップ剤膏体内
での水分含量を少なくすることができなかったが、その
代りにグリセリン等の多量の多価アルコールを保持して
いるから、従来の温感パップ剤のように水による皮膚表
面温度の低下が防げ、精製水等の液体成分による膏体破
壊が防げ、残膏量はほとんどないものとなる等の効果を
有するものである。また、大豆のD型ポリグルタミン酸
から生成される生分解性の物資であるから、生物によっ
てより自然に分解されるという効果も有するものであ
る。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、発酵大豆
のD型ポリグルタミン酸から生成される生分解性超高吸
水性の粉末またはゲルを含有したパップ剤膏体であっ
て、該パップ剤膏体にエチルアルコール等の多量のアル
コール類を保持させたことを特徴とする冷感パップ剤で
あるから、従来の冷感パップ剤よりも、エチルアルコー
ル等のアルコール類を多量に保持でき、従来の冷感パッ
プ剤よりも格段に冷却効果が高められ、エチルアルコー
ルによる膏体破壊が防げ、残膏量はほとんどないものと
なる等の効果を有するものである。また、請求項1に記
載の発明と同様に、大豆のD型ポリグルタミン酸から生
成される生分解性の物資であるから、生物によってより
自然に分解されるいう効果も有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例1の温感パップ剤、および、比較例1
の従来の温感パップ剤について、貼付時間に対する皮膚
表面温度変化をグラフにした図である。
【図2】本実施例2の冷感パップ剤、および、比較例2
の従来の冷感パップ剤について、貼付時間に対する皮膚
表面温度変化をグラフにした図である。
【符号の説明】
A…本発明の実施例1の温感パップ剤 B…比較例1の従来の温感パップ剤 a…本発明の実施例2の冷感パップ剤 b…比較例2の従来の冷感パップ剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61F 7/02 A61K 9/70

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発酵大豆のD型ポリグルタミン酸から生
    成される生分解性超高吸水性の粉末またはゲルを含有し
    たパップ剤膏体であって、該パップ剤膏体内での水分含
    有量を少なくするとともに、該パップ剤膏体にグリセリ
    ン等の多価アルコールを保持させたことを特徴とする温
    感パップ剤。
  2. 【請求項2】 発酵大豆のD型ポリグルタミン酸から生
    成される生分解性超高吸水性の粉末またはゲルを含有し
    たパップ剤膏体であって、該パップ剤膏体にエチルアル
    コール等の多量のアルコール類を保持させたことを特徴
    とする冷感パップ剤。
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