JP2954049B2 - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JP2954049B2
JP2954049B2 JP31200996A JP31200996A JP2954049B2 JP 2954049 B2 JP2954049 B2 JP 2954049B2 JP 31200996 A JP31200996 A JP 31200996A JP 31200996 A JP31200996 A JP 31200996A JP 2954049 B2 JP2954049 B2 JP 2954049B2
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thermal head
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大作 岡本
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NIPPON DENKI DEETA KIKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドに
関し、特に、サーマルヘッドに内蔵された発熱体におけ
る断線等の不良を検出する機能を有するサーマルヘッド
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サーマルヘッドは、感熱記録方
式のプリンタやファクシミリ等に使用されており、複数
個の発熱抵抗素子(発熱体)が一列に配置される。更
に、各発熱抵抗素子を印字データ信号に基づいて発熱さ
せながら移動させて、感熱紙に所望の文字や図形等のデ
ータを印字する。
【0003】感熱式プリンタでは、サーマルヘッドの発
熱抵抗素子に断線等の故障が発生した場合、感熱紙に実
際に印字を行いその印字結果をオペレータが目視チェッ
クすることにより、どの発熱抵抗素子が断線したのかを
知る。しかし、この故障検出方法では、故障個所を見落
とし易いため、故障チェック後も発熱抵抗素子の一部が
断線したままのサーマルヘッドで印字を行う場合があ
る。例えば、このような発熱抵抗素子の一部が断線した
サーマルヘッドによって、高い印字精度が要求されるバ
ーコード印刷を行う場合には、バーコードの1本のライ
ンの端部にドット抜け等の印字不良が生じても、これを
発見することは極めて困難である。
【0004】上記問題を解消するための故障検出装置を
備えた感熱式プリンタが、特開昭60-159662号公報に記
載されている。該公報に記載のサーマルヘッドでは、印
字用電源とは別の故障検出用電源が選択的に切り換え可
能に配設される。更に、故障検出用電源が抵抗を介して
発熱抵抗体と直列に配設されており、基準電圧値と各発
熱抵抗体での電圧値とを比較回路で比較し、その比較結
果の大小によって発熱抵抗体の良又は不良を検出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記故障検出装置を備
えた従来の感熱式プリンタでは、故障、特に発熱抵抗体
の断線のチェック機能が、目視チェック時に比較して向
上する。しかし、発熱抵抗体の断線信号をチェックする
電流制限回路(故障検出回路)が、サーマルヘッドの外
部に該ヘッドとは別に配設されるため、構造が複雑にな
り、また、電流制限回路への電力供給を、故障チェック
が必要なときにその都度切り換えなければならないた
め、操作が煩雑になる。
【0006】また、上記電流制限回路によって検査を行
う場合には、故障チェックのためだけに全ての発熱抵抗
体に電流を流して、各発熱抵抗体を夫々発熱させながら
断線状態をチェックしなければならない。このため、内
蔵した発熱抵抗体の数が多いサーマルヘッド程、故障検
出時には、多くの電力と時間とが必要になる。
【0007】本発明は、上記に鑑み、簡素な構造の故障
検出回路を備えることにより、操作が煩雑になる等の問
題を招くこともなく、内蔵した発熱体の故障検出が簡易
に実行できるサーマルヘッドを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のサーマルヘッドは、複数の発熱体を有し、
各発熱体を記録データ信号に基づいて発熱させて感熱紙
を発色させることにより、該感熱紙にデータを記録する
サーマルヘッドにおいて、各発熱体に接続され、対応す
る発熱体の通電状態と非通電状態とを切り換える複数の
スイッチと、前記記録データ信号に基づくデータ電流が
与えられたスイッチに対応する発熱体に記録用電流が流
れているか否かを検出する電流検出回路と、前記記録デ
ータ信号と前記電流検出回路による検出信号とに基づい
て各発熱体の不良を検出する故障検出回路とを備えるこ
とを特徴とする。
【0009】本発明によるサーマルヘッドでは、サーマ
ルヘッドに内蔵したスイッチ、電流検出回路、及び、故
障検出回路を備えた簡素な構成の回路により、記録デー
タ信号に基づいた印字等の記録を実行しながら、発熱体
の断線等の故障を検出することができる。従って、故障
検出回路の搭載によって構造が複雑化したり操作が面倒
になったりする等の問題がなく、発熱体の不良状態のチ
ェックが簡易に実行できる。
【0010】ここで、前記故障検出回路が、前記記録デ
ータ信号と電流検出回路による検出信号とを比較しその
比較結果を出力するデータ比較回路と、該データ比較回
路の出力を記憶するシフトレジスタとを備えることが好
ましい。この場合、故障箇所の特定が特に容易である。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明による一実施形態例のサー
マルヘッドの主要部を示す回路図である。
【0012】サーマルヘッドは、図1に示すように、第
1シフトレジスタ(シリアルレジスタ)11と、列状に
配置されたn個の発熱抵抗素子(発熱体)RTH1〜RTHn
と、発熱抵抗素子RTH1〜RTHnに夫々接続された、発熱
抵抗素子RTH1〜RTHnと同数のスイッチングトランジス
タ(スイッチ)Tr1〜Trnと、トランジスタTr1〜T rn
に夫々接続された、トランジスタTr1〜Trnと同数の印
加バッファB1〜Bnとを備える。
【0013】第1シフトレジスタ11は、シリアル同期
クロックSCと印字データRDとを順次に記憶し、シリ
アル同期クロックSCに同期した印字データ信号RD1
〜RDnを、対応する印加バッファB1〜Bnに対して出
力する。発熱抵抗素子RTH1〜RTHnは、一方の端子が電
源供給ラインVDDに接続され、他方の端子が、対応する
トランジスタTr1〜Trnのエミッタに接続されている。
トランジスタTr1〜T rnは夫々、コレクタがGNDに接
続され、ベースが、対応する印加バッファB1〜Bnに接
続されており、対応する発熱抵抗素子RTH1〜RTHnの通
電状態と非通電状態とを切り換えるドライバを構成す
る。各印加バッファB1〜Bnは、NANDゲートから成
り、一方の端子に印加タイミングATが入力され、他方
の端子に、発熱抵抗素子RTH1〜RTHnに印加を許可する
ための、第1シフトレジスタ11からの印字データ信号
(記録データ信号)RD1〜RDnが入力される。
【0014】発熱抵抗素子RTH1〜RTHnと、対応するト
ランジスタTr1〜Trnとの間には、n個の電流検出回路
1〜Cnが夫々接続されている。電流検出回路C1〜Cn
は夫々、対応する印加バッファB1〜Bnから各ベース
に、印字データ信号RD1〜RDnに基づくデータ電流が
印加されてベース電流が流れたときに、対応する発熱抵
抗素子RTH1〜RTHnに印字用電流(記録用電流)が流れ
ているか否かを検出する。電流検出回路C1〜Cnは、印
字用電流が流れている場合には、電圧値の検出信号S1
〜Snとして出力する。
【0015】また、サーマルヘッドは、n個の発熱抵抗
素子RTH1〜RTHnに夫々対応する、ANDゲートから成
るデータ比較回路D1〜Dnと、第2シフトレジスタ(シ
リアルレジスタ)12とを備える。データ比較回路D1
〜Dnは、印加バッファB1〜Bnに入力される印字デー
タ信号RD1〜RDnと、各電流電流検出回路C1〜Cn
検出信号S1〜Snとを入力する。第2シフトレジスタ1
2は、各データ比較回路D1〜Dnの出力を一旦記憶した
後にシリアル出力する。
【0016】以下、上記実施形態例のサーマルヘッドの
動作について説明する。まず、図示しない上位装置から
第1シフトレジスタ11に、印字データRDがシリアル
同期クロックSCと共に入力されると、第1シフトレジ
スタ11は、対応する印加バッファB1〜Bnに対して印
字データ信号RD1〜RDnを出力する。これにより、各
印加バッファB1〜Bnが、印字データ信号RD1〜RDn
と印加タイミングATとの比較結果である否定論理積
を、対応するトランジスタTr1〜Trnの各ベースに出力
する。このため、ベース電流が流れたトランジスタTr1
〜Trnに対応する発熱抵抗素子RTH1〜RTHnが、コレク
タ電流によって発熱する。サーマルヘッドは、印字デー
タ信号RD1〜RDnに基づいて発熱する発熱抵抗素子R
TH1〜RTHnを移動させることにより、感熱紙に所望の文
字や図形等のデータを印字(印画)する。
【0017】上記発熱時に、各発熱抵抗素子RTH1〜R
THnに流れるコレクタ電流は、対応する電流検出回路C1
〜Cnにより検出信号S1〜Snとして検出される。デー
タ比較回路D1〜Dnは、検出信号S1〜Snと、第1シフ
トレジスタ11から出力された印字データ信号RD1
RDnとを入力して論理積演算し、論理積を、双方の比
較結果として第2シフトレジスタ12に出力する。第2
シフトレジスタ12は、各データ比較回路D1〜Dnから
の出力を印加タイミングATでラッチしつつ一旦記憶
し、該ラッチ信号を、故障検出を表す印加内容としてシ
リアル同期クロックによってシリアルに出力する。この
出力は、入力された印字データRDの印字結果であるの
で、該出力を判定することにより、発熱抵抗素子RTH1
〜RTHnの断線状態が印加タイミング毎に検出される。
【0018】本サーマルヘッドでは、サーマルヘッドに
内蔵したトランジスタTr1〜Trn、電流検出回路C1
n、データ比較回路D1〜Dn、及び、第2シフトレジ
スタ12を有する回路によって、印字データ信号に基づ
いた印字を行いながら、発熱抵抗素子RTH1〜RTHnの断
線等の故障を個別に且つ自動的に検出することができ
る。更に、本サーマルヘッドの回路では、従来の故障検
出回路で用いられた電源切り換え用の回路が不要であ
り、且つ、発熱抵抗素子RTH1〜RTHnの故障検出用に電
流制限用抵抗が不要であるので、回路の簡素化、小型化
及び高集積化が可能になると共に、発熱抵抗素子RTH1
〜RTHnの故障検出を多大な電力、時間を要することな
く実行できる。
【0019】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明のサーマルヘッドは、上記実
施形態例の構成にのみ限定されるものではなく、上記実
施形態例の構成から種々の修正及び変更を施したサーマ
ルヘッドも、本発明の範囲に含まれる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサーマル
ヘッドによると、簡素な構成の故障検出回路を搭載する
ことによって、煩雑な操作を要することなく、発熱体の
故障検出が可能になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態例のサーマルヘッドの
主要部を示す回路図である。
【符号の説明】
11 第1シフトレジスタ 12 第2シフトレジスタ C1〜Cn 電流検出回路 D1〜Dn データ比較回路 RD1〜RDn 印字データ信号(記録データ信号) RTH1〜RTHn 発熱抵抗素子(発熱体) S1〜Sn 検出信号 Tr1〜Trn スイッチングトランジスタ(スイッチ)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱体を有し、各発熱体を記録デ
    ータ信号に基づいて発熱させて感熱紙を発色させること
    により、該感熱紙にデータを記録するサーマルヘッドに
    おいて、 各発熱体に接続され、対応する発熱体の通電状態と非通
    電状態とを切り換える複数のスイッチと、 前記記録データ信号に基づくデータ電流が与えられたス
    イッチに対応する発熱体に記録用電流が流れているか否
    かを検出する電流検出回路と、 前記記録データ信号に基づいた印字の実行中に、前記記
    録データ信号と前記電流検出回路による検出信号とに基
    づいて各発熱体の不良を個別に検出する故障検出回路と
    を備えることを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】 前記故障検出回路は、前記記録データ信
    号と電流検出回路による検出信号とを比較しその比較結
    果を出力するデータ比較回路と、該データ比較回路の出
    力を記憶するシフトレジスタとを備える、請求項1に記
    載のサーマルヘッド。
JP31200996A 1996-11-22 1996-11-22 サーマルヘッド Expired - Lifetime JP2954049B2 (ja)

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JPH10151785A JPH10151785A (ja) 1998-06-09
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