JP2953957B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2953957B2
JP2953957B2 JP6207132A JP20713294A JP2953957B2 JP 2953957 B2 JP2953957 B2 JP 2953957B2 JP 6207132 A JP6207132 A JP 6207132A JP 20713294 A JP20713294 A JP 20713294A JP 2953957 B2 JP2953957 B2 JP 2953957B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定着装置に係り、とく
に記録用紙上に付着した未定着トナーを記録用紙定着
させる定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、定着装置としては、安全性や
出力速度,或いはコスト等の面から熱圧力定着装置が一
般に多く用いられている。
【0003】図2に、代表的な熱圧力定着装置の従来例
を示す。この図2に示す従来例にあっては、ヒートロー
ラ51と加圧ローラ52とにより一対のニップローラ系
を成しており、ヒートローラ51内には発熱源としての
ハロゲンランプ51Aが内装されている。ヒートローラ
51は、駆動手段(図示せず)により回転駆動され、加
圧ローラ52は表面に耐熱弾性層を有し,ヒートローラ
51側に加圧ばね54により押圧されており、同時にヒ
ートローラ51の回転に従動するように装備されてい
る。符号55はペーパガイドを示し、符号56は温度セ
ンサを示す。
【0004】そして、例えば図2において、図示の矢印
の方向へ回転するヒートローラ51と加圧ローラ52と
の間を、ヒートローラ51側の面側に未定着トナーを付
着した用紙Pが通過すると、熱圧力によって定着が行わ
れるようになっている。ここで、この図2における装置
では、ヒートローラ51はハロゲンランプ51Aからの
輻射熱によって内面より加熱させるものである。
【0005】また、近時においては、図3に示すように
耐熱性無端薄肉体61を用いた熱圧力式の定着装置も実
用化されている。これは、前述した図2におけるヒート
ローラ部分を耐熱性無端薄肉体61とライン状発熱体6
2にしたもので、この場合、加圧ローラ63が駆動手段
(図示せず)によって回転駆動され、耐熱性無端薄肉体
61を従動回転させるものである。
【0006】そして、例えば図3において図示の矢印の
方向に回転する加圧ローラ63と耐熱性無端薄肉体61
との間を、ヒートローラ60側の面側に未定着トナーを
付着した用紙Pが通過すると、熱圧力によって定着が行
われるようになっている。耐熱性無端薄肉体61として
はニッケル電鋳,ポリイミドフィルム等が使用され、又
ライン状発熱体62としてはセラミック製ヒータ,シー
ズヒータ,面状ヒータ等が使用される。この図3におい
て、符号64は加圧ばねを示し、符号65は支持ガイド
を示し、符号66は温度センサを示す。
【0007】更に、画像形成装置内で電磁誘導加熱を用
いたものとして、特開昭62−52584号公報や実開
平4−55055公報記載のものがある。
【0008】この内、特開昭62−52584号公報で
は、感光体ドラムや静電記録用誘電体に於ける特性劣化
の防止対策として、加熱手段に電磁誘導加熱を用いるよ
うにしたもので、厚み数mmから10数mmの表面に感
光体層あるいは誘電体層を有する導電性支持体を内側あ
るいは外側に配設した電磁誘導加熱部により、誘導加熱
させるようにしたものである。
【0009】また、実開平4−55055号公報では、
前述した図2に示した従来例でのハロゲンランプに相当
する部分を、誘導加熱コイルに置き換えたもので、この
誘導加熱コイルに高周波電源より出力が印加され、ヒー
トローラを電磁誘導加熱させるようになっている。そし
て上述した図2,図3の場合と同じように、ヒートロー
ラと加圧ローラ間を用紙が通過し定着させるものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、次のような不都合が生じている。
【0011】まず、図2に開示した従来例においては、 .ハロゲンランプ51Aの発生熱が一部対流熱として
失われる。 .ヒートローラ51と加圧ローラ52の接触部以外か
らの放熱が大量にあり、これによって熱効率が悪くなり
消費電力が大となる。 .ヒートローラ51の長手方向において両端部での温
度低下があり、加熱温度の均一分布を形成しづらい。 .ガラス製ハロゲンランプ51Aのヒートローラ51
内へのアセンブリ取付や交換時の取り扱いに多くの時間
と労力を要し、破損等の危険もある。 .上記に関連して、ヒートローラ51自身が熱容
量をもち、ヒートローラ51の内側から加熱していたた
めウォームアップタイムがかかる。
【0012】次に、図3に示した耐熱性無端薄肉体を用
いたものにおいては、図2の構成のものに比べてウォー
ムアップタイムの短縮や消費電力の低減を図り得るが、
以下、に示す不都合がある。 .ライン状発熱体62の温度変動が直接定着性能に影
響を与えるため、ライン状発熱体62の長手方向ならび
に経時的な点での温度均一性ならびに一定温度維持を保
つためのライン状発熱体62の製造時の均一性や動作時
の高精度な温度制御が必要となる。 .非常に細く長いライン状発熱体62を単体では形状
保持不安定な耐熱性無端薄肉体61に固定配設させ、か
つ耐熱性無端薄肉体61も回転可能に支持させるための
支持部材が必要となり、組み立てに手間がかかり、また
部材構成も複雑となる。
【0013】また、実開平4−55055号公報記載の
ものでは、ヒートローラ中央に誘導加熱コイルを配設し
ているものの、この構成では下記に示す不都合が生じて
いる。 .ヒートローラと加熱コイル部が離れているため、電
磁誘導作用が発生しづらく、発熱効率が悪い。 .電磁誘導作用がヒートローラのみでなく、ヒートロ
ーラ周辺部材へも影響がおよび不必要な部材が加熱され
ることになる。 .ヒートローラを使用しているため、図2での場合と
同じようにヒートローラ全体を加熱する必要があり、ウ
ォームアップがかかり、また加圧ローラとの接触部以外
からの放熱も多く熱効率も悪い。
【0014】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに加熱効率が良好で且つ急速加熱を可能
とした定着装置を提供することを、その目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では、用紙搬送加
熱部と、この用紙搬送加熱部に送り込まれる未定着トナ
ーが付着した用紙を当該用紙搬送加熱部と共に所定の押
圧力をもって挟持する加圧ローラ部とを備えた定着装置
において、前述した用紙搬送加熱部を、外部駆動されて
移動するベルト状の耐熱性無端薄肉体と、この耐熱性無
端薄肉体を内側から保持すると共に当該耐熱性無端薄肉
体が前記加圧ローラ部に当接した状態を維持し且つその
回転移動を案内する金属性支持体と、この金属性支持体
に前記耐熱性無端薄肉体を介して当該耐熱性無端薄肉体
の外部対向装備された誘導加熱コイルとを備えた構成と
する。 また、前述した金属性支持体を断面半円弧状に形
成すると共に、この金属性支持体を、加圧ローラ部との
対向面を基準として耐熱性無端薄肉体の回転移動方向の
上流側に向けて延設する。そして、前述した耐熱性無端
薄肉体を、厚さ20〔μm〕〜0.1〔mm〕程度のポ
リイミドフィルムにより形成する、という構成を採って
いる。これによって前述した目的を達成しようとするも
のである。
【0016】
【作用】本発明では、耐熱性無端薄肉体を介して加圧部
材に接触配設された金属支持体に、耐熱性無端薄肉体と
加圧部材が接触する部分を除いて、耐熱性無端薄肉体を
介して対向配設された誘導加熱コイル部に交流電流を流
すことで、電磁誘導作用により金属支持体と誘導加熱コ
イル部間に交番磁束が生じ、金属支持体内に加熱コイル
電流と反対方向の過電流が生じることとなってジュール
熱が発生、金属支持体が自己発熱し所定の温度に昇温さ
れる。
【0017】昇温された金属支持体はほとんど熱容量を
持たない厚さ20〔μm〕〜0.1〔mm〕程度のポリ
イミドフィルムの耐熱性無端薄肉体を介して加圧ローラ
部材と接触配設しているため、耐熱性無端薄肉体と加圧
部材との間を金属支持体側の面上に未定着トナーを付着
した用紙が通過することで、熱圧力によって定着が行わ
れる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。
【0019】この図1に示す実施例は、用紙搬送加熱部
1と、この用紙搬送加熱部1に送り込まれる未定着トナ
ーが付着した用紙を当該用紙搬送加熱部1と共に所定の
押圧力をもって挟持する加圧ローラ部2とを備えてい
る。
【0020】用紙搬送加熱部1は、外部駆動されて移動
するベルト状の耐熱性無端薄肉体1Aと、この耐熱性無
端薄肉体1Aを内側から保持すると共に,当該耐熱性無
端薄肉体1Aが加圧ローラ部2に当接した状態を維持し
且つその回転移動を案内する金属性支持体1Bと、この
金属性支持体1Bに前述した耐熱性無端薄肉体1Aを介
して対向装備された誘導加熱コイル1Cとを備えてい
る。この誘導加熱コイル1Cは、加圧ローラ部2の外部
に装備されている。
【0021】また、前述した金属性支持体1Bは、その
外周が断面半円弧状に形成されている。そして、この金
属性支持体1Bは、加圧ローラ部2との対向面を基準と
して,その一端部が前述した耐熱性無端薄肉体1Aの回
転移動方向の上流側に向けて延設されている。また、耐
熱性無端薄肉体1Aは、本実施例では、筒状に形成され
ている。
【0022】これを更に詳述すると、図1において、耐
熱性無端薄肉体1Aは、厚さ20〔μm〕〜0.1〔m
m〕程度のニッケル電鋳またはポリイミドフィルムより
なり、回転自在に金属性支持体1Bに支持されている。
【0023】また、金属性支持体1Bは、耐熱性無端薄
肉体1A内にあって加圧ローラ部2に耐熱性無端薄肉体
1Aを介して接触配設され、用紙挿入側方向に延長され
た部分を有し、炭素鋼,真ちゅう,アルミ等により形成
されている。
【0024】加圧ローラ部2は、図示しない駆動手段に
よって駆動され,前述した耐熱性無端薄肉体1Aに接触
している表面には耐熱弾性層2Aが装備されている。
【0025】誘導加熱コイル1Cは、前述した加圧ロー
ラ部2と耐熱性無端薄肉体1Aの接触する部分を除い
て、耐熱性無端薄肉体1Aの外側に装備され、耐熱性無
端薄肉体1Aを介して金属性支持体1Bと対向配設され
た耐熱性無端薄肉体1A側に,耐熱樹脂あるいはセラミ
ック等よりなる絶縁性層1Caを備えている。
【0026】また、符号3は、加圧ローラ部2と耐熱性
無端薄肉体1Aの接触部付近の金属性支持体1Bの温度
を検出するよう取り付けられた温度センサを示す。
【0027】更に、本実施例では、誘導加熱コイル1C
に交流電流を供給する誘導加熱用電源4と、温度センサ
3からのデータに基づき誘導加熱用電源4の出力を制御
する誘導加熱用電源制御部5と、加圧ローラ部2と耐熱
性無端薄肉体1Aとの接触域へ用紙P等を導き入れ,か
つ接触域からの用紙Pの排出ガイドとなるペーパーガイ
ド7とを備えている。符号6は用紙導入側のペーパーガ
イドを示す。
【0028】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0029】回転駆動手段(図示せず)により、加圧ロ
ーラ部2が矢印の方向へ回転すると、この加圧ローラ部
2の回転に従動して耐熱性無端薄肉体1Aが回転する。
温度センサ3によって金属性支持体1Bの表面温度が検
出され、定着に不充分な温度であることが検出される
と、誘導加熱用電源制御部5が誘導加熱用電源4への出
力を出力し、誘導加熱コイル1Cへ交流電流が供給され
る。なお、ここでは適用周波数として10〔kHz 〕以下
が使用される。
【0030】これによって、誘導加熱コイル1Cと金属
性支持体1Bとの間に交番磁束が生じ、金属性支持体1
Bが励磁されて金属性支持体1B中に加熱コイル電流と
反対方向の過電流が生じ、これによってジュール熱が発
生し、金属性支持体1Bは自己発熱して昇温する。かか
る動作は、加圧ローラ部2及び耐熱性無端薄肉体1Aを
回転させながら金属性支持体1Bの昇温がなされ、定着
に充分な温度が温度センサ3に検出されるまで続けられ
る。
【0031】そして、金属性支持体1Bが定着に充分な
温度になった後は、定着するに必要な温度の維持を行う
よう誘導加熱用電源4の出力を誘導加熱用電源制御部5
が温度センサ信号に基づいて制御する。
【0032】このようにして、金属性支持体1Bが定着
に必要な温度になると、転写部(図示せず)にて、表面
に印材(トナー)が付着した用紙Pが挿入側のペーパー
ガイド6にそって、耐熱性無端薄肉体1A側にトナーが
付着した面を配置して耐熱性無端薄肉体1Aと加圧ロー
ラ部2の接触部へ挿入される。
【0033】接触部にて、用紙Pは耐熱性無端薄肉体1
Aを介して金属性支持体1Bより加熱され、加圧ローラ
部2からの押圧とによってトナーは用紙Pへ定着され
る。この定着された用紙Pは、接触部より離れ排出側ペ
ーパーガイド7にそって排出される。
【0034】一方、耐熱性無端薄肉体1Aは、回転によ
って次なる定着へと使用される。
【0035】ここで、本実施例で、金属性支持体1Bを
一様な材質また均一厚みとして示したが、材質は一様で
ある必要はなく、特に誘導加熱コイル部1Cと対向配設
している部分と耐熱性無端薄肉体1Aと加圧ローラ部2
が接触している部分に近いところの部分とで,材質の異
なるもの,あるいは徐々に変化させたものを用いてもよ
い。加熱コイル部1Cに対向配設させている部分に比べ
て耐熱性無端薄肉体1Aと加圧ローラ部2が接触してい
る部分に近いところの部分には、自己発熱しやすい材質
アルミに対して炭素鋼を用いるようにしてもよい。更
に、接触部付近の部分には熱伝導の良い銅などを用いて
もよい。
【0036】また、金属性支持体1Bの厚みについて
も、均一にする必要はなく、支持機能に問題を生じない
範囲で変化させることも可能であり、更に、加熱コイル
部1Cの対向部分を薄めに、接触部を厚めに形成し、合
わせて材質を接触部に熱伝導の良い材質を用いるなどの
ことも可能である。
【0037】さらに、耐熱性無端薄肉体1Aとして絶縁
性部材を用いると、前述した誘導加熱コイル部1Cの耐
熱性無端薄肉体1A側に設けた絶縁層1Caは省略して
もよい。
【0038】また、ここでは示していないが、耐熱性無
端薄肉体1Aの外面のクリーニングをするクリーニング
パッドや接触部からの用紙剥離を確実なものとする分離
爪等も必要に応じて取り付けてよい。
【0039】また、本実施例では、加圧ローラ部2を駆
動する場合について例示したが、本発明は何らこれに限
定するものでなく、また図では耐熱性無端薄肉体1Aを
略円筒に示したがベルト状に形成し走行するように構成
してもよい。加圧ローラ部2についても、ベルト状に形
成し走行するように構成してもよい。誘導加熱用電源出
力電流も使用状態に応じて、その出力電流値,周波数を
変化させてもよい。
【0040】本実施例は、上述のように構成され機能す
るので、以下に示す利点を備えている。
【0041】.まず電磁誘導加熱方式を用いたことで
加熱効率が高い急速加熱ができ、温度制御が容易とな
る。
【0042】.被加熱材である金属性支持体1Bと誘
導加熱コイル部1Cが対向接近配設されているため、さ
らに加熱効率が更にアップし、加えて周辺部材,特に金
属部材があったとしてもその影響はほとんどなく安全で
ある。
【0043】.熱容量がありウォームアップタイムも
かかる厚肉ヒートローラを用いていないため、放熱量も
少なく、金属性支持体もコンパクトであるため、急速加
熱ができる。
【0044】.上記〜によって低消費電力化が実
現できる。
【0045】.被加熱材である金属性支持体1Bが耐
熱性無端薄肉体1Aの支持も兼用しており、構成がシン
プルとなり、組み立ても容易である。
【0046】.誘導加熱コイル部1C、「金属性支持
体1B+耐熱性無端薄肉体1A」、加圧ローラ部2、と
各ユニット化ができるため、組み立てが容易に行える。
また、特に「金属性支持体1B+耐熱性無端薄肉体1
A」の部分に対してユニット化することにより交換が容
易になる。
【0047】.金属性支持体1Bが用紙挿入側に延長
されており、耐熱性無端薄肉体1Aの回転支持において
も有効であり、また薄肉体が多少厚めになって熱容量を
有したとしても、熱を有効に用紙Pへ供給できる。
【0048】.誘導加熱コイル部1Cを用紙送行幅方
向で分割することにより、特に幅の狭い用紙Pにおいて
も、その通紙幅に相当する部分の金属性支持体1Bの幅
の部分のみを加熱るすことが可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、加熱効率が高く、しかも温度制御
が容易となり、被加熱材である金属性支持体と誘導加熱
コイル部が対向接近配設されているため、さらに加熱効
率を改善することができ、熱容量がありウォームアップ
タイムもかかる厚肉ヒートローラを用いていないため、
放熱量も少なく、金属性支持体もコンパクトであるた
め、急速加熱ができ、全体的に低消費電力化が実現でき
るという従来にない優れた定着装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】従来例を示す説明図である。
【図3】他の従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 用紙搬送加熱部 1A 耐熱性無端薄肉体 1B 金属性支持体 1C 誘導加熱コイル部 2 加圧ローラ部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−261763(JP,A) 特開 昭59−33474(JP,A) 特開 平5−210327(JP,A) 特開 平5−11648(JP,A) 特開 平5−165351(JP,A) 特開 平6−51659(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送加熱部と、この用紙搬送加熱部
    に送り込まれる未定着トナーが付着した用紙を当該用紙
    搬送加熱部と共に所定の押圧力をもって挟持する加圧ロ
    ーラ部とを備えた定着装置において、 前記用紙搬送加熱部を、外部駆動されて移動するベルト
    状の耐熱性無端薄肉体と、この耐熱性無端薄肉体を内側
    から保持すると共に当該耐熱性無端薄肉体が前記加圧ロ
    ーラ部に当接した状態を維持し且つその回転移動を案内
    する金属性支持体と、この金属性支持体に前記耐熱性無
    端薄肉体を介して当該耐熱性無端薄肉体の外部対向装備
    された誘導加熱コイルとを備え、前記金属性支持体を断面半円弧状に形成すると共に、こ
    の金属性支持体を、前記加圧ローラ部との対向面を基準
    として前記耐熱性無端薄肉体の回転移動方向の上流側に
    向けて延設 し、前記耐熱性無端薄肉体を、厚さ20〔μm〕〜0.1
    〔mm〕程度のポリイミドフィルムにより形成 したこと
    を特徴とする定着装置。
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