JPH09197869A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH09197869A
JPH09197869A JP415196A JP415196A JPH09197869A JP H09197869 A JPH09197869 A JP H09197869A JP 415196 A JP415196 A JP 415196A JP 415196 A JP415196 A JP 415196A JP H09197869 A JPH09197869 A JP H09197869A
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JP
Japan
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heat
roller
fixing
fixing roller
fixing device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP415196A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Okabayashi
英二 岡林
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Publication of JPH09197869A publication Critical patent/JPH09197869A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着ローラの昇温速度を高めると共に、熱エ
ネルギーの無駄な消耗を防ぐことができる定着装置を提
供する。 【解決手段】 シートS上に形成されたトナー像を前記
シートSへ定着する定着装置であって、シートSに熱を
供与する金属体を有する定着ローラ1を備え、この定着
ローラ1の内面に、未処理の場合よりも熱輻射率が小さ
くなる低熱輻射率処理を施すことにより低熱輻射層22
を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式の複写
機、プリンタおよびファクシミリなどの画像形成装置に
用いられる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の複写機などには、記録媒体
である記録紙ないし転写材などのシート上に転写された
トナー像をシートに定着させる定着装置が設けられてい
る。この定着装置は、例えば、シート上のトナーを熱溶
融させるヒートローラとも呼ばれる定着ローラと、当該
定着ローラに圧接してシートを挟持する加圧ローラとを
有している。定着ローラは中空状に形成され、この定着
ローラの中心軸上には、発熱体が保持手段により保持さ
れている。
【0003】発熱体は、例えば、ハロゲンランプなどの
管状発熱ヒータより構成され、所定の電圧が印加される
ことにより発熱するものである。このハロゲンランプは
定着ローラの中心軸に位置しているため、ハロゲンラン
プから発せられた熱は定着ローラ内壁に均一に輻射さ
れ、定着ローラの外壁の温度分布は円周方向において均
一となる。定着ローラの外壁は、その温度が定着に適し
た温度(例えば、150〜200℃)になるまで加熱さ
れる。
【0004】この状態で定着ローラと加圧ローラは圧接
しながら互いに逆方向へ回転し、トナーが付着したシー
トを挟持する。定着ローラと加圧ローラとの圧接部(以
下、ニップ部という)において、シート上のトナーは定
着ローラの熱により溶解し、両ローラから作用する圧力
によりシートに定着される。トナーが定着した後、定着
ローラおよび加圧ローラの回転に伴い、シートは、排紙
ローラによって搬送され、排紙トレイ上に排出される。
【0005】かかる定着装置においては、定着ローラへ
の伝熱手段はその内部に配置されたハロゲンランプから
定着ローラ内面への熱輻射により行われるので、定着ロ
ーラに熱を効率良く伝えるために、例えばその内面に熱
輻射率の高い黒色の樹脂系塗料を塗布し、定着ローラ内
面の熱輻射率を例えば0.9以上に高くしている。この
ようにすれば、定着ローラが効率良く加熱される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ハロゲンラ
ンプなどから構成される発熱体を備えた上記定着装置に
あっては、前述のように定着ローラ内面の熱輻射率を高
くしたとしても、基本的に輻射熱を利用して加熱するも
のであるため、電源を投入した後、定着ローラの温度が
定着に適した所定温度に達するまでの時間(以下、「ウ
ォームアップタイム」という)に比較的長時間を要す
る。一方で、複写機などの商品の価値を高めるために
は、装置のコンパクト化と共に、定着装置の省エネルギ
化(低消費電力化)と、ユーザの操作性向上(クイック
プリント)との両立を図ることが注目され重視されてき
ている。
【0007】これに対し、加熱源として高周波誘導を利
用した誘導加熱方式のものや、抵抗発熱体を用いた通電
加熱方式のものも提案されており、かかる場合には定着
ローラが自己発熱する。これらの定着装置によれば、電
気−熱変換効率がきわめて向上するため、さらにウォー
ムアップタイムの短縮化が可能となる。
【0008】しかしながら、上記のような定着ローラ自
身が発熱する方式などのように、ヒートローラ内面への
輻射熱による加熱方式を採らないタイプのものでは、定
着ローラ内面の熱輻射率が高いと、吸熱し易い性質が利
用されずに放熱し易い性質のみが支配的となり、加熱の
必要がない定着ローラ内部を加熱して無駄なエネルギー
を消費することになるばかりか、前述したハロゲンラン
プ方式とは異なり、逆に定着ローラ自体の昇温速度を妨
げることにつながるという問題がある。
【0009】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、定着ロー
ラの昇温速度を高めることによりウォームアップタイム
を短縮し得ると共に、熱エネルギーの無駄な消耗も防ぐ
ことができる定着装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、請求項毎に次のように特定される。請求項
1に記載の発明は、記録媒体上に形成されたトナー像を
前記記録媒体へ定着する定着装置であって、被熱供与体
に熱を供与する熱供与体を有し、前記熱供与体の前記被
熱供与体に対向する面の裏側の面に、未処理の場合より
も熱輻射率が小さくなる低熱輻射率処理を施したことを
特徴とする。このように特定された発明にあっては、熱
供与体の被熱供与体に対向する面の裏側への放出エネル
ギーが抑えられ、被熱供与体の昇温に費やされるエネル
ギーの確保が図られて被熱供与体の昇温速度が高まると
共に、熱エネルギーの無駄な消耗も防止される。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の定着装置において、前記熱供与体は、金属体を有
することを特徴とする。このように特定された発明にあ
っては、芯金としてのローラを形成することができる。
また、熱供与体自身を誘導加熱する方式を採用すること
が可能となる。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記請求項2に
記載の定着装置において、前記熱供与体は、コイルによ
り発生する磁束によって生じる誘導電流により発熱する
ことを特徴とする。このように特定された発明にあって
は、エネルギー変換効率が良く、被熱供与体の昇温速度
が著しく高まる。
【0013】請求項4に記載の発明は、記録媒体上に形
成されたトナー像を前記記録媒体へ定着する定着装置で
あって、被熱供与体に熱を供与する熱供与体を有し、前
記熱供与体の前記被熱供与体に対向する面の裏側の面の
熱輻射率εを0<ε<0.6としたことを特徴とする。
このように特定された発明にあっては、熱供与体に一般
的に使用される鉄やステンレスなどの酸化時の熱輻射率
よりも小さくなるため、従来よりも熱供与体の被熱供与
体に対向する面の裏側への放出エネルギーが抑えられる
ことになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】《実施の形態1》図1は、本発明の実施の
形態1に係る定着装置の概略断面図である。図1に示す
定着装置は、プリンタなどに組み込まれる誘導加熱式の
定着装置であり、矢印a方向に回転駆動可能に設けられ
る定着ローラ1と、当該定着ローラ1に圧接するように
設けられ定着ローラ1の回転に伴って従動回転する加圧
ローラ2とを有する。
【0016】加熱源は、耐熱性のボビン8に巻いた耐熱
性の銅線コイル9と、フェライト等からなるコア10と
で構成され、これら全体をコイルアセンブリ3と称す
る。このコイルアセンブリ3はホルダ11に支持され、
ホルダ11は図示しない本体フレームに固定される。ホ
ルダ11は、例えばポリフェニリンサルファイド(PP
S)や液晶ポリマー(LCP)などの耐熱絶縁性の材料
で形成される。これらのコイルアセンブリ3およびホル
ダ11は、全体としてホルダユニットを構成している。
図2は、ホルダユニットの斜視図である。ボビン8は断
面が矩形型の凹状を呈しており、コイル9はボビン8内
に収まるよう整列して積層して巻かれている。なお、図
2ではホルダ11の内部を透視して示している。
【0017】このホルダユニットを定着ローラ1内部に
収納した場合の斜視図を図3に示す。即ち、定着ローラ
1は、導電体の中空パイプであり、その内部に、当該定
着ローラ1に誘導電流(渦電流)を発生させるための前
記コイルアセンブリ3を含むホルダユニットが、ローラ
内面との間に所定寸法の隙間を隔てて配設されている。
【0018】定着ローラ1の外面は、ポリ4フッ化エチ
レン(PTFE)などのフッ素樹脂により耐熱性の離型
層が形成されていて、記録媒体としてのシートSとの分
離性を向上させている。また、定着ローラ1は、その両
端に軸受部が形成されて前記本体フレームに回転自在に
取り付けられており、その片端に駆動ギアが固定され
て、この駆動ギアに接続されたモータなどの駆動源によ
って回転駆動されるようになっている(いずれも図示せ
ず)。
【0019】図1に示す左方向から搬送されてきた未定
着のトナー像が転写されているシートSは、加熱された
定着ローラ1とこれに圧接される加圧ローラ2との間を
通過することによって熱および圧力が加えられ、当該シ
ート上にトナー像が定着された後、分離爪7とローラの
曲率によって定着ローラ1から分離され、図示されてい
ない排紙トレイに向けて排出される。ここに、前記定着
ローラ1は本発明の熱供与体、記録媒体としての前記シ
ートSは本発明の被熱供与体の構成をなしている。
【0020】なお、定着ローラ1の略上方には、当該定
着ローラ1の温度を検出する温度センサ6が設けられて
おり、この温度センサ6は、例えばサーミスタより構成
され、この温度センサ6で温度を検出しつつ、定着ロー
ラ1の温度が最適温度となるようにコイル9への通電が
制御される。また、定着ローラ1の略上方にはさらに、
温度異常上昇時の安全機構として図示しないサーモスタ
ットが設けられ、予め設定された温度になると接点を開
放してコイル9への通電を遮断し、定着ローラ1が所定
温度以上の高温となることを防止している。
【0021】定着ローラ1の素材としては金属材料が使
用され、一般には、例えば鉄やステンレスなどの磁性金
属が用いられる。ここで、磁性金属とは一般に比透磁率
が略100以上のものを指し、比透磁率が大きいほど磁
束密度が高くなり発熱し易くなる傾向にある。温度範囲
120℃〜500℃における定着ローラ1内面の熱輻射
率εは、使用に伴う酸化を考慮すれば、それぞれ鉄の場
合は0.61〜0.95、ステンレスの場合は0.90
〜0.97である。
【0022】また、加圧ローラ2の軸芯4の周囲には、
表面離型性耐熱ゴム層であるシリコンゴム層5が形成さ
れている。
【0023】本実施の形態では、この定着ローラ1の内
面に、低熱輻射層22が形成される。この低熱輻射層2
2は、定着ローラ1の内面の熱輻射率εが、当該定着ロ
ーラ1を構成する金属の酸化時より低くなるように、周
知の方法である塗装、メッキ、酸化防止処理等の低熱輻
射率処理が施されることにより形成される。
【0024】具体的には、例えばアルミ含有塗料を塗布
することにより、熱輻射率εを0.3〜0.4にするこ
とができ、また、亜鉛メッキを施すことにより熱輻射率
εを0.2〜0.3にすることができる。さらには施し
たメッキ面を鏡面加工することにより熱輻射率εを約
0.06ときわめて小さくすることも可能である(いず
れも温度範囲120℃〜500℃)。このようにして、
定着ローラ1の内面の熱輻射率εを、従来一般的に使用
されている鉄やステンレスなどの酸化時の熱輻射率εの
略下限値である0.6より小さくすることが可能とな
る。
【0025】一方、材料の表面が酸化して酸化被膜が形
成されると熱輻射率εが大きくなる傾向にあることか
ら、前述したように定着ローラ1の内面に周知の方法に
より酸化防止処理を施すことも、酸化による熱輻射率ε
の増加を抑制するという点において効果的な低熱輻射率
処理となり得る。
【0026】このように本明細書中においては、低熱輻
射率処理は、表面に熱輻射率εの小さい層を形成した
り、使用に伴う熱輻射率εの増加を抑えたりする処理等
を総合して、未処理の場合よりも表面の熱輻射率εが小
さくなるすべての処理を含む概念として使用する。この
「未処理の場合」には、使用に伴って酸化により熱輻射
率εが増加する場合が含まれることは言うまでもない。
なお、定着ローラ1の素材としてニッケルやその合金を
使用する場合もあり、ニッケルの場合、酸化時にも他の
金属に比べて熱輻射率は0.37〜0.48と高くない
が、例えば周知の方法により酸化防止処理を施すことで
熱輻射率をさらに著しく低く抑えることができる。
【0027】次に、定着ローラの内面の熱輻射率εの違
いによる加熱エネルギーの差異について、例えば内径6
0mm、長さ330mmの定着ローラを1300Wで加
熱した場合について計算する。
【0028】ここで、 E :総輻射熱量(W) e(T):絶対温度Tにおける黒体輻射熱量(W/m2 ) S :熱輻射する物質の表面積(m2 ) T :絶対温度(K) σ :ステファン・ボルツマン定数(W/(m2 ・K4 ) ε :輻射する物質の熱輻射率 r :定着ローラの内半径(m) l :定着ローラの長さ(m) とすると、輻射熱量e(T)は、ステファン・ボルツマ
ンの法則から e(T)=σT4 となり、熱輻射率ε、表面積Sからの総輻射エネルギー
Eは、 E=εSe(T)となる。
【0029】ここで内半径r、長さlの定着ローラの内
面の表面積Sは、 S=2πrl であることにより、 E=2πrlεσT4 となる。
【0030】鉄製で内面が未処理の内径60mm、長さ
330mmの定着ローラを、例えば200℃に加熱する
場合は、 σ=5.67×10-8(W/(m2 ・K4 ) ε=0.7 r=0.03(m) l=0.33(m) から総輻射熱量は、 E=123.6(W)となる。
【0031】なお、定着ローラ内部にある樹脂製ホルダ
に支持されるコイルアセンブリは、樹脂の熱輻射率が
0.9であるので、90%の輻射熱を吸収する。したが
って、定着ローラが200℃に到達したときに輻射によ
り減少する加熱エネルギーは、0.9Eとなり、11
1.2(W)になる。
【0032】一方、鉄製の定着ローラの内面を亜鉛メッ
キして鏡面加工を施した場合には、前述したように、熱
輻射率がε=0.06まで低下するため、同様な計算に
より、総輻射熱量は、E=10.6(W)となる。この
ように、上記従来の内面が未処理の場合に比べ、内側へ
の放出エネルギーが少なくなる。また、コイルアセンブ
リにより吸収されるエネルギーは、その90%の9.5
(W)となり、従来に比べコイルアセンブリの過加熱を
抑止することができる。
【0033】以上のことから、定着ローラの内面の状態
によって加熱エネルギーが変わることがわかる。上記の
場合にあっては、1300Wで加熱したときに定着ロー
ラの温度を上昇させるエネルギーは、鉄製の定着ローラ
の内面が未処理の場合は、 1300−123.6=1176.4(W) 鉄製の定着ローラの内面を亜鉛メッキして鏡面加工を施
した場合は、 1300− 10.6=1290.5(W) となり、図4の定着ローラの温度上昇の様子を示すグラ
フに示されるように、約10%の昇温速度の差となって
現れる。
【0034】このように本実施の形態によれば、定着ロ
ーラ1をその内面に低熱輻射層22が形成されるように
構成してコイル9に高周波電流を通電すると、磁束が発
生し、定着ローラ1に誘導電流が生じて自己発熱する
が、前記低熱輻射層22は、定着ローラ1の内面の熱輻
射率εが、当該定着ローラ1を構成する金属の酸化時の
それより低くなるように形成されているので、定着ロー
ラ1の内側への放出エネルギーが抑えられる。したがっ
て、定着ローラ1の昇温に費やされるエネルギーの確保
が図られて定着ローラ1の昇温速度を高めることがで
き、一層のウォームアップタイムの短縮が図れると共
に、熱エネルギーの無駄な消耗も防ぐことが可能とな
る。
【0035】また、定着ローラ1の内部に配置される加
熱源であるところのコイルアセンブリ3を樹脂製ホルダ
11に支持したホルダユニットが、定着ローラ1内側へ
の輻射エネルギーを吸収するので、定着ローラ1の昇温
速度の低下を抑える効果が大きくなる。一方、定着ロー
ラ1内側への輻射エネルギー、ひいてはコイルアセンブ
リ3により吸収されるエネルギーそのものが少なくなる
ので、コイルアセンブリ3の過加熱も防止することがで
き、コイル周辺部品の耐熱性を必要以上に高く設定する
必要がなくなる。
【0036】《実施の形態2》図5は、本発明の実施の
形態2に係る定着装置の概略断面図であり、この定着装
置も、高周波誘導を利用した誘導加熱方式のものであ
る。なお、図1に示す部材と共通する部材には同一の符
号を付してある。
【0037】図5に示す定着装置では、図示のように、
金属材料からなる導電体で形成されたガイド部材として
の上定着前ガイド12が設けられる。また、この上定着
前ガイド12に誘導渦電流を生じさせるためのコイルア
センブリ3と、記録媒体としてのシートを挟持して搬送
するローラ対2,2とを有している。ボビン8に保持さ
れたコア10とコイル9とから構成されるコイルアセン
ブリ3は、上定着前ガイド12を介して、搬送されるシ
ートに対向する位置に取り付けられ、前記ローラ対2,
2は、上定着前ガイド12の直近下流側に設けられてい
る。ここで、ローラ対2,2のそれぞれのローラの表面
は、トナーに対して離型性を有する材料、例えばフッソ
樹脂やシリコンゴム等によりコーティングされている。
【0038】定着を行う場合にあっては、コイル9に流
される高周波電流により上定着前ガイド12に誘導電流
が発生し、上定着前ガイド12が発熱する。トナー像が
転写されたシートは図5の左側から送り込まれ、発熱し
た上定着前ガイド12により非接触にて加熱される。こ
の部分でトナーはある程度軟化され、トナーとシートと
にはある程度の熱が蓄えられ、次いで、シートはローラ
対2,2により形成されるニップ部に送り込まれる。そ
して、ニップ部の圧力とトナーおよびシートに蓄積され
た熱とにより、トナーはシート上に定着される。このよ
うに、上定着前ガイド12を使用することにより定着装
置が安価となり、ひいては機械本体のコスト低減が図ら
れている。ここに、前記上定着前ガイド12は本発明の
熱供与体、記録媒体としての前記シートは本発明の被熱
供与体の構成をなしている。
【0039】この実施の形態では、上定着前ガイド12
の搬送されるシートに対向する面の裏側の面、即ち図中
上面に、低熱輻射層22が形成される。この低熱輻射層
22は、上定着前ガイド12の上面の熱輻射率が、当該
上定着前ガイド12を構成する金属の酸化時より低くな
るように、前述した周知の方法である塗装、メッキ、酸
化防止処理等の低熱輻射率処理が施されることにより形
成されている。
【0040】このようにすれば、上定着前ガイド12の
上側への放出エネルギーが抑えられる。したがって、上
定着前ガイド12の昇温速度を高めることができ、ウォ
ームアップタイムの短縮が図れると共に、熱エネルギー
の無駄な消耗も防ぐことが可能となる。
【0041】《実施の形態3》図6は、本発明の実施の
形態3に係る定着装置の概略断面図であり、この定着装
置も、高周波誘導を利用した誘導加熱方式のものであ
る。なお、図1および図5に示す部材と共通する部材に
は同一の符号を付してある。
【0042】図6に示す定着装置では、図示のように、
定着ベルト15が装架されるテンションローラ21の内
側に、ボビン8に保持されたコア10とコイル9とで構
成されたコイルアセンブリ3が配置されている。コイル
9に流される高周波電流により、例えば鉄やステンレス
のような金属体を有するテンションローラ21に誘導電
流が発生し発熱する。ここで、テンションローラ21の
熱は、テンションローラ21に接触している定着ベルト
15に伝熱される。ここに、前記テンションローラ21
は本発明の熱供与体、前記定着ベルト15は本発明の被
熱供与体の構成をなしている。
【0043】トナー像が転写された記録媒体としてのシ
ートは、図6の左方向から送り込まれ、走行している定
着ベルト15により非接触にて加熱され、次いで、定着
ベルト15をはさんで駆動ローラ13と加圧ローラ2と
の間に形成されるニップ部で熱と圧力とによりトナーは
シート上に完全に定着される。
【0044】この実施の形態では、テンションローラ2
1の内面に低熱輻射層22が形成されており、この低熱
輻射層22は、上記実施の形態と同様な低熱輻射率処理
が施されて構成される。このようにすれば、テンション
ローラ21の内側への無駄な放出エネルギーが抑えら
れ、上記と同様な効果を得ることができる。このよう
に、本発明は、定着ベルト等の内面に発熱体を接触して
伝熱させるタイプにも適用することが可能である。
【0045】《実施の形態4》図7は、本発明の実施の
形態4に係る定着装置の概略断面図であり、この定着装
置も、高周波誘導を利用した誘導加熱方式のものであ
る。なお、図1、図5および図6に示す部材と共通する
部材には同一の符号を付してある。
【0046】図7に示す定着装置において、定着ベルト
17は、金属体を有する導電体(例えば、表面に耐熱離
型性層又は耐熱ゴム層を備えた炭素鋼、ステンレス合金
あるいはニッケル等)で形成され、その内側にコイルア
ッセンブリ3を収納できるように構成されている。これ
により、空間の有効利用が図られ装置の小型化が可能に
なると共に、定着ベルト17は電磁シールドの役目を果
たすことができる。このコイルアッセンブリ3は、定着
ベルト17の内面に対し、一定の距離だけ離間するよう
に配置される。但し、絶縁物を介して接触するように構
成することも可能である。コイルアッセンブリ3は、図
示しないフレーム本体側に固定される。定着ベルト17
は、図示しないギアにより機械本体から駆動力を提供さ
れる駆動ローラ13により駆動される。また、定着ベル
ト17の外面に対し、駆動ローラ13の軸中心方向に向
けて加圧ローラ2が圧接され、加圧ローラ2は定着ベル
ト17の移送にしたがって回転する。
【0047】コイル9に流される高周波電流により定着
ベルト17に誘導電流が発生し、定着ベルト17自身が
発熱する。トナー像が転写されたシートは、図7の左方
向から送り込まれ、発熱している定着ベルト17により
非接触で加熱され、この部分でトナーがある程度軟化さ
れてから、定着ベルト17と加圧ローラ2との間に形成
されたニップ部に送り込まれて定着される。ここに、前
記定着ベルト17は本発明の熱供与体、記録媒体である
前記シートは本発明の被熱供与体の構成をなしている。
【0048】この実施の形態では、定着ベルト17の内
面に低熱輻射層22が形成されており、この低熱輻射層
22は、上記実施の形態と同様な低熱輻射率処理が施さ
れて構成される。このようにすれば、定着ベルト17の
内側への無駄な放出エネルギーが抑えられ、上記と同様
な効果を得ることができる。
【0049】《実施の形態5》図8は、本発明の実施の
形態5に係る定着装置の概略断面図であり、この定着装
置は、抵抗発熱体層を定着ローラの外周面に設け、未定
着画像であるトナー像を保持する記録媒体としてのシー
トに加熱定着させる定着装置である。
【0050】図8に示す装置は、定着ローラ100およ
び該定着ローラ100を圧接するバックアップ部材であ
る加圧ローラ200を有する。定着ローラ100は、側
板部材300から突出した支持軸310および該ローラ
100の後述する軸受部150により回転可能に支持さ
れている。また、加圧ローラ200は、図示しない支持
手段により回転可能に支持されつつ、図示しない押圧手
段により定着ローラ100に圧接している。定着ローラ
100および加圧ローラ200は、図示しない駆動手段
によりシート送り方向に回転駆動される。
【0051】前記定着ローラ100は、中空円筒状のア
ルミニウム製芯ローラ110を有し、該芯ローラ110
の内周面の両端部には、玉軸受を含むリング状の軸受部
150が嵌められ、軸受部150の外周面は芯ローラ1
10の内周面に嵌着されている。軸受部150の内周面
は、さらに前記支持軸310に嵌装されているので、芯
ローラ110したがって定着ローラ100は、支持軸3
10を中心に軸受部150の玉軸受により滑らかに回転
できる。
【0052】芯ローラ110の外周面には、耐熱絶縁性
樹脂であるポリイミドからなる絶縁層120が、絶縁層
120の外周面には正の温度係数を有するチタン酸バリ
ウム系セラミックからなる抵抗発熱体層130が、抵抗
発熱体層130の外周面には耐熱性樹脂であるポリ4フ
ッ化エチレン(PTFE)からなる離型層140が順に
形成されている。絶縁層120、抵抗発熱体層130、
離型層140は、芯ローラ110と一体的に回転する。
離型層140の幅(芯ローラ110長手方向の長さ)
は、定着ローラ100と加圧ローラ200との間を通過
するトナー像を保持したシートの最大幅以上である。抵
抗発熱体層130の幅は、後述する通電部160a,1
60bを該発熱体層130の両端表面上にそれぞれ接触
させ、通電するために離型層140の幅よりも広い。絶
縁層120の幅は、電流の流れる抵抗発熱体層130と
芯ローラ110との絶縁性を保つため該発熱体層130
の幅より広い。
【0053】また、前述の離型層140からはみ出た抵
抗発熱体層130の両端外周部分において、芯ローラ1
10の筒壁を挟んで軸受部150と互いに対向する位置
に一対の導電性の銅合金からなるリング状受電部材16
1a,161bが嵌装され、該発熱体層130に固定さ
れている。したがって、受電部材161a,161bと
抵抗発熱体層130とは電気的に接続されている。受電
部材161a,161bも絶縁層120、抵抗発熱体層
130および離型層140と同様に芯ローラ110と一
体的に回転する。この受電部材161aおよび161b
がそれぞれバネ163a,163bにより押圧されてい
る。そして、受電部材161a(161b)と給電部材
162a(162b)とは、受電部材161a(161
b)が芯ローラ110と一体的に回転しても両者の接触
面で電気的な接続が保たれるようになっている。これら
それぞれ一対の受電部材161a,161b、給電部材
162a,162bおよびバネ163a,163bによ
り一対の通電部160a,160bが構成されている。
給電部材162aおよび162bは、スイッチSWを介
して電源400の両端子に電気的に接続されている。し
たがって、抵抗発熱体層130は、電気的に電源400
に接続されている。
【0054】抵抗発熱体層130には、電源400の電
圧印加により電流が流れ、該発熱体層130自身のジュ
ール損により発熱して、定着ローラ100は、所定の定
着温度に加熱される。ここに、前記定着ローラ100は
本発明の熱供与体、記録媒体である前記シートは本発明
の被熱供与体の構成をなしている。
【0055】この実施の形態では、定着ローラ100の
内面、即ち芯ローラ110の内面に低熱輻射層22が形
成されており、かかる低熱輻射率処理としては、酸化防
止処理が好ましい。芯ローラ110の素材であるアルミ
ニウムは、酸化時にも他の金属に比べて熱輻射率が0.
11〜0.19と高くないが、周知の方法により上記酸
化防止処理を施すことで熱輻射率をさらに著しく低く抑
えることができ、したがって、定着ローラ100の内側
への無駄な放出エネルギーを抑えることが可能となる。
このように、本発明は、抵抗発熱体を用いた通電加熱方
式のものにも適用することができる。
【0056】《実施の形態6》図9は、本発明の実施の
形態6に係る定着装置の概略断面図であり、この定着装
置は、上記実施の形態5と同じく抵抗発熱体を用いた通
電加熱方式のものである。なお、図8に示す部材と共通
する部材には同一の符号を付してある。
【0057】図9に示す定着装置は、図8に示す装置と
は、抵抗発熱体層130を定着ローラの内周面に形成
し、これと共に定着ローラ100の回転支持部である軸
受部151を定着ローラ100の外周面に設けた点で異
なっている。
【0058】この実施の形態では、定着ローラ100の
内面、即ち抵抗発熱体層130の内面に低熱輻射層22
が形成されており、かかる低熱輻射率処理としては、例
えば抵抗発熱体層130の内面に絶縁層を介してアルミ
含有塗料などを塗布する処理がなされる。抵抗発熱体層
130の素材であるセラミックの熱輻射率は約0.91
と高いので、周知の方法により上記処理を施すことで熱
輻射率をかなり低く抑えることができる。
【0059】なお、本発明は、上述した実施の形態のみ
に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において
種々改変することができるものである。例えば、上述し
た実施の形態では、定着ローラや定着ベルトの加熱方式
として、誘導加熱方式又は抵抗発熱体を用いた通電加熱
方式により自己発熱させるタイプや、定着ベルト等の内
面に発熱体が接触して伝熱させるタイプについて説明し
たが、本発明はこれらに限定されるものではなく、例え
ば定着ローラや定着ベルトの外表面から加熱するタイプ
のものにも適用することができる。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、請求
項毎に次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
では、熱供与体の被熱供与体に対向する面の裏側の面
に、未処理の場合よりも熱輻射率が小さくなる低熱輻射
率処理を施したので、熱供与体の被熱供与体に対向する
面の裏側への放出エネルギーが抑えられる。したがっ
て、被熱供与体の昇温に費やされるエネルギーの確保が
図られて被熱供与体の昇温速度を高めることができ、一
層のウォームアップタイムの短縮が図れると共に、熱エ
ネルギーの無駄な消耗も防ぐことが可能となる。
【0061】請求項2に記載の発明では、前記熱供与体
は、金属体を有するので、芯金としてのローラを形成す
ることができ、また、熱供与体自身を誘導加熱する方式
を採用することが可能となる。
【0062】請求項3に記載の発明では、熱供与体は、
コイルにより発生する磁束によって生じる誘導電流によ
り発熱するので、エネルギー変換効率が良く、被熱供与
体の昇温速度がさらに高くなる。しかも、熱供与体がロ
ーラや無端ベルトを形成してその内部に配置されるコイ
ルを備えた加熱源により熱供与体が誘導加熱される場合
には、加熱源が熱供与体の内側への輻射エネルギーを吸
収するので、当該熱供与体の昇温速度の低下を抑える効
果が大きくなり、一方、熱供与体の内側への輻射エネル
ギー、ひいては加熱源に吸収されるエネルギーそのもの
が少なくなるので、加熱源の過加熱も防止することがで
きる。
【0063】請求項4に記載の発明では、熱供与体の被
熱供与体に対向する面の裏側の面の熱輻射率εを0<ε
<0.6としたので、熱供与体に一般的に使用される鉄
やステンレスなどの酸化時の熱輻射率よりも小さくなる
ため、従来よりも熱供与体の被熱供与体に対向する面の
裏側への放出エネルギーが抑えられることとなり、被熱
供与体の昇温速度を高めることができると共に、熱エネ
ルギーの無駄な消耗も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る定着装置の概略
断面図である。
【図2】 ホルダユニットの斜視図である。
【図3】 ホルダユニットを定着ローラの内部に収納し
た様子を示す斜視図である。
【図4】 定着ローラの温度上昇の様子を示すグラフで
ある。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る定着装置の概略
断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態3に係る定着装置の概略
断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4に係る定着装置の概略
断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態5に係る定着装置の概略
断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態6に係る定着装置の概略
断面図である。
【符号の説明】
1…定着ローラ(熱供与体)、 2…加圧ローラ、 3…コイルアセンブリ、 8…ボビン、 9…コイル、 10…コア、 11…ホルダ、 12…上定着前ガイド(熱供与体)、 15…定着ベルト(被熱供与体)、 17…定着ベルト(熱供与体)、 21…テンションローラ(熱供与体)、 S…シート(被熱供与体)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に形成されたトナー像を前記
    記録媒体へ定着する定着装置であって、 被熱供与体に熱を供与する熱供与体を有し、 前記熱供与体の前記被熱供与体に対向する面の裏側の面
    に、未処理の場合よりも熱輻射率が小さくなる低熱輻射
    率処理を施したことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記熱供与体は、金属体を有することを
    特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記熱供与体は、コイルにより発生する
    磁束によって生じる誘導電流により発熱することを特徴
    とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体上に形成されたトナー像を前記
    記録媒体へ定着する定着装置であって、 被熱供与体に熱を供与する熱供与体を有し、 前記熱供与体の前記被熱供与体に対向する面の裏側の面
    の熱輻射率εを0<ε<0.6としたことを特徴とする
    定着装置。
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