JP2953949B2 - プラグ栓 - Google Patents

プラグ栓

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JP2953949B2
JP2953949B2 JP6070343A JP7034394A JP2953949B2 JP 2953949 B2 JP2953949 B2 JP 2953949B2 JP 6070343 A JP6070343 A JP 6070343A JP 7034394 A JP7034394 A JP 7034394A JP 2953949 B2 JP2953949 B2 JP 2953949B2
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female screw
ring
plug
male screw
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勉 今野
豊 清水
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Kubota Corp
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体が流通可能な空間
部と、この空間部に雌ねじ孔が連通する雌ねじ部とを備
える他物に対し、前記他物の雌ねじ部に螺合する雄ねじ
部を設けるとともに、前記雌ねじ部に前記雄ねじ部を螺
合した状態で、前記雌ねじ孔を閉塞可能に、前記雄ねじ
部の軸芯方向一端部を、フランジ部を備える閉塞壁状に
形成し、前記雄ねじ部と雌ねじ部の螺合に伴って、前記
雌ねじ孔の開口周部と前記フランジ部とに挟圧されるこ
とにより、前記雌ねじ孔の開口周部と前記フランジ部と
の間をシールするリング状の弾性シール部材を、前記フ
ランジ部と前記雄ねじ部の軸芯方向の基端部との間に外
嵌してあるプラグ栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のプラグ栓では、フランジ部
の肉厚方向の両フランジ面のうち、雄ねじ部側に位置す
るフランジ面は単に偏平面に形成してあるだけであっ
た。そのために、前記弾性シール部材は、フランジ部と
雄ねじ部の軸芯方向の基端部との間に外嵌した状態で、
外周部の全ての部分が露出した状態になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成によれば、弾性シール部材は、フランジ部と雄ね
じ部の軸芯方向の基端部との間に外嵌した状態で、外周
部の全ての部分が露出した状態になっていたことから、
例えば、雄ねじ部を他物の雌ねじ部に対して締めつけす
ぎた場合等に、弾性シール部材が径方向に伸びきって、
フランジ部と雌ねじ孔の開口周部に挟圧されている部分
の肉厚が薄くなるとともに、弾性シール部材が切れたり
劣化したりしてシール性が低下しやすいという欠点があ
った。
【0004】本発明の目的は、上記従来の欠点を解消
し、シール性を向上させることができるプラグ栓を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明にかかるプラグ栓の特徴構成は、断面円形の
リング部の外周に断面矩形の鍔部を一体形成した形状に
前記弾性シール部材を設け、前記フランジ部の外周部を
軸芯方向に突出させた突出部によって前記フランジ部の
端面に形成された凹部に、前記弾性シール部材のリング
部と鍔部とを内嵌するとともに、前記突出部の突出量を
前記鍔部の肉厚よりも小さくしてあることを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】つまり、断面円形のリング部の外周に断面矩形
の鍔部を一体形成した形状に弾性シール部材を設けて、
前記弾性シール部材のリング部と鍔部とをフランジ部の
外周部を軸芯方向に突出させた突出部によって前記フラ
ンジ部の端面に形成された凹部に内嵌させるとともに、
前記外周部の突出量を前記鍔部の肉厚よりも小さくして
あるから、雄ねじ部を他物の雌ねじ部に螺合していった
場合、弾性シール部材のリング部の側面が、フランジ部
の外周部に突出した突出部よりも先に雌ねじ孔の開口周
部に接当する。そして、その状態でさらに螺合を進めて
雄ねじ部を雌ねじ部に対して締めつけていくと、それに
伴って、弾性シール部材のリング部と鍔部がフランジ部
と雌ねじ孔の開口周部とに狭圧されるとともに、前記突
出部により鍔部の拡径が阻止される。
【0007】その結果、この状態から雄ねじ部を雌ねじ
部に対してさらに締めつけた場合、弾性シール部材の肉
厚方向の内圧が高くなるだけで、雌ねじ部に対する雄ね
じ部の過剰な締めつけがなされなくなり、弾性シール部
材が径方向外方側に伸びきって薄くなるようなことや、
その薄くなった弾性シール部材が切れたり劣化したりす
るようなことがなく、弾性シール部材の内圧を高めるこ
とができ、さらに、内圧が高くなった弾性シール部材の
断面円形のリング部が線接触するとともに、断面矩形の
鍔部が面接触することによって、フランジ部と雌ねじ孔
の開口周部との間からの流体の洩れを確実に防止でき
る。
【0008】
【発明の効果】従って、他物の雌ねじ部に対する雄ねじ
部の過剰な締めつけ等に起因して弾性シール部材が切れ
たり劣化したりすることがなく、弾性シール部材の内圧
を高めることができ、さらに、内圧が高くなった弾性シ
ール部材の断面円形のリング部が線接触するとともに、
断面矩形の鍔部が面接触することによって、フランジ部
と雌ねじ孔の開口周部との間からの流体の洩れを確実に
防止できるから、シール性を向上させることができるプ
ラグ栓を提供することができた。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3,図4に示すように、プレキャストコンクリ
ート製の複数のトンネル用セグメント1(他物の一例)
を互いに径方向及び軸芯方向に連結固定してトンネルH
を造成してある。前記セグメント1はトンネル周方向に
沿って湾曲した形状で、そのほぼ中心部には厚み方向に
貫通する状態のグラウト注入孔1a(流体が流通可能な
空間部の一例)を設けてあり、トンネルHの横穴周壁X
の造成が完了した時点で、グラウト材をそのグラウト注
入用孔1a内に注入して、横穴周壁Xの外周面と土壌と
の間にグラウト材を充填し、土壌の崩壊を防止するよう
にしてある。セグメント1のグラウト注入用孔1aの両
開口部のうち、径方向内方側の開口部周りには、台形雌
ねじ部2(以下、雌ねじ部2と略称する。図1参照)を
備えるダクタイル鋳鉄製のプラグ栓取付け金具3を、そ
の雌ねじ部2をグラウト注入用孔1aと同芯にした状態
で埋設してあり、グラウト材をそのグラウト注入用孔1
a内に注入した後に、前記雌ねじ部2にプラグ栓5の台
形雄ねじ部4(以下、雄ねじ部4と略称する。図1参
照)を螺合してグラウト注入用孔1aを塞ぐようにして
ある。
【0010】図1に示すように、前記プラグ栓取付け金
具3は円筒状のもので、雌ねじ部2の前記一端部側には
プラグ栓5を受けるための台座8を形成してある。な
お、このプラグ栓取付け金具3は鋳造以外に鋼管に雌ね
じ部2を機械加工して成形することもできる。
【0011】前記プラグ栓5は樹脂製で、図2に示すよ
うに、プラグ栓取付け金具3の雌ねじ部2に前記雄ねじ
部4を螺合した状態で、雌ねじ部2の雌ねじ孔10を閉
塞可能に、雄ねじ部4の軸芯方向一端部を、円形のフラ
ンジ部9を備える閉塞壁状に形成して構成してある。さ
らに、雄ねじ部4と雌ねじ部2の螺合に伴って、雌ねじ
孔10の開口周部12とフランジ部9とに狭圧されるこ
とにより、前記開口周部12とフランジ部9との間をシ
ールする断面円形のリング部(11b)の外周に断面矩
形の鍔部(11a)を一体形成した形状のゴム製Oリン
グ(弾性シール部材の一例)11を、フランジ部9と雄
ねじ部4の軸芯方向の基端部との間に外嵌し、フランジ
部9と前記雌ねじ孔10の開口周部12との狭圧による
Oリング11の拡径を一定以内に抑える突出部9aを、
雄ねじ部4の軸芯方向先端側に向けてフランジ部9の外
周部に突設するとともに、前記突出部9aの突出量を、
Oリング11の鍔部(11a)の肉厚よりも小さくして
ある。
【0012】図2に示すように、前記突出部9aは、フ
ランジ部9の全周にわたって形成してある。また、断面
円形のリング部(11b)の外周に断面矩形の鍔部(1
1a)を一体形成した形状のゴム製Oリング(11)が
雌ねじ孔10の開口周部12とフランジ部9とに狭圧さ
れることによる拡径時には、この鍔部11aの周部が前
記突出部9aに接当するように構成してある。前記フラ
ンジ部9には雄ねじ部4を雌ねじ部2に対して螺合操作
するための角形の突部13を形成してある。
【0013】上記のように、プラグ栓5に前記突出部9
aを設けてあり、この突出部9aの突出量を、Oリング
11の鍔部11aの肉厚よりも小さくしてあるから、雄
ねじ部4を雌ねじ部2に螺合していった場合、Oリング
11のリング部11bの側面が突出部9aよりも先に雌
ねじ孔10の開口周部12に接当する。そして、その状
態でさらに螺合を進めて雄ねじ部4を雌ねじ部2に対し
て締め付けていくと、それに伴って、Oリング11がフ
ランジ部9と雌ねじ部10の開口周部12とに狭圧さ
れ、一定の大きさだけ拡径すると、Oリング11の鍔部
11aが、突出部9aによって拡径が阻止される。この
状態から雄ねじ部4を雌ねじ部2にさらに締めつけて
も、Oリング11の肉厚方向の内圧が高くなるだけで、
Oリング11が拡径方向外方側に伸びきって薄くなるよ
うなことや、その薄くなったOリング11が切れたり劣
化したりするようなことがなく、Oリング11の内圧を
高めることができ、さらに、内圧が高くなったOリング
11の断面円形のリング部11bが線接触するととも
に、断面矩形の鍔部11aが面接触することによって、
フランジ部9と雌ねじ孔10の開口周部12との間から
グラウト材の洩れを確実に防止できる。
【0014】〔別実施例〕前記プラグ栓5は、合成樹脂
製の他に、ダクタイル鋳鉄製のものであってもよい。前
記Oリング11の形状は、上記の実施例のものに限られ
るものではなく、断面が単なる円形あるいは四角形のも
のであってもよい。
【0015】上記の実施例では、トンネル用セグメント
1に形成したグラウト注入孔1aからのグラウト材の洩
れを防止する場合について説明したが、トンネル用セグ
メント以外の他物、例えば容器の蓋に形成した孔や容器
の開口部からの水等の流体の洩れを防止する場合にも、
本発明にかかるプラグ栓を用いることができる。
【0016】前記セグメント1は、コンクリートセグメ
ントの他に、ダクタイル鋳鉄等の鉄製のものであっても
よい。前記プラグ栓取付け金具は3は鋳鉄以外の鉄製の
ものであってもよい。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラグ栓を装着する前のトンネル用セグメント
の縦断側面図
【図2】プラグ栓を装着した状態のトンネル用セグメン
トの縦断側面図
【図3】トンネル用セグメントの組み付け状態を示す図
【図4】トンネルの縦断正面図
【符号の説明】
1 他物 1a 空間部 2 雌ねじ部 4 雄ねじ部 9 フランジ部 9a 拡径抑制部 10 雌ねじ孔 11 弾性シール部材 12 開口周部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が流通可能な空間部(1a)と、こ
    の空間部に雌ねじ孔が連通する雌ねじ部(2)とを備え
    る他物(1)に対し、前記他物(1)の雌ねじ部(2)
    に螺合する雄ねじ部(4)を設けるとともに、前記雌ね
    じ部(2)に前記雄ねじ部(4)を螺合した状態で、前
    記雌ねじ孔(10)を閉塞可能に、前記雄ねじ部(4)
    の軸芯方向一端部を、フランジ部(9)を備える閉塞壁
    状に形成し、前記雄ねじ部(4)と雌ねじ部(2)の螺
    合に伴って、前記雌ねじ孔(10)の開口周部(12)
    と前記フランジ部(9)とに狭圧されることにより、前
    記雌ねじ孔(10)の開口周部(12)と、前記フラン
    ジ部(9)との間をシールするリング状の弾性シール部
    材(11)を、前記フランジ部(9)と前記雄ねじ部
    (4)の軸芯方向の基端部との間に外嵌してあるプラグ
    栓であって、断面円形のリング部(11b)の外周に断
    面矩形の鍔部(11a)を一体形成した形状に前記弾性
    シール部材(11)を設け、前記フランジ部(9)の外
    周部を軸芯方向に突出させた突出部(9a)によって前
    記フランジ部(9)の端面に形成された凹部(20)
    に、前記弾性シール部材のリング部(11b)と鍔部
    (11a)とを内嵌するとともに、前記突出部(9a)
    の突出量を前記鍔部(11a)の肉厚よりも小さくして
    あるプラグ栓。
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