JP2953374B2 - データ通信端末装置におけるアプリケーションプログラム実行方式 - Google Patents

データ通信端末装置におけるアプリケーションプログラム実行方式

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JP2953374B2
JP2953374B2 JP8034358A JP3435896A JP2953374B2 JP 2953374 B2 JP2953374 B2 JP 2953374B2 JP 8034358 A JP8034358 A JP 8034358A JP 3435896 A JP3435896 A JP 3435896A JP 2953374 B2 JP2953374 B2 JP 2953374B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多機能ファクシミリ
装置などのデータ通信端末装置に関し、特にICメモリ
カードに記憶されたアプリケーションプログラムの実行
により各種の付加的機能を提供するデータ通信端末装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ICメモリカードは、RAMやEEPR
OM等の半導体メモリを搭載したカード型のメモリであ
り、フロッピィディスク等の外部記憶媒体と異なり、機
械的な駆動装置が不要で信頼性が高く、またアクセス時
間が短いという優れた特徴を有している。この為、近
年、ファクシミリ装置等の各種の装置に採用されてい
る。
【0003】ICメモリカードの利用形態としては、例
えば特開昭64−32573号公報に見られるファクシ
ミリ装置のように通信画像情報を格納するためのメモリ
や、特開平1−183957号公報に見られるファクシ
ミリ装置のように宛先原稿データを格納するためのメモ
リのように、データを記憶するための外部記憶装置とし
て利用する形態と、例えば特開平3−24826号公報
の無線データ通信端末機に見られるようにプログラムを
格納するためのメモリとして利用する形態とがある。本
発明はこの後者の利用形態に関し、特に、ICメモリカ
ードに記憶されたアプリケーションプログラムの実行に
より各種の付加的機能(目的の異なるデータ通信や業務
処理)を提供するデータ通信端末装置に関する。
【0004】ICメモリカードにアプリケーションプロ
グラムを格納し、装置のCPUでそれを実行する場合、
CPUの実アドレスメモリ空間の一部にICメモリカー
ドのアドレス領域を割り付けるのが一般的である。例え
ば、実アドレスメモリ空間のサイズが1MバイトのCP
Uの場合で、例えば80000番地(16進数表記。以
下同じ)以降の0.5Mバイトの領域をICメモリカー
ドのアプリケーションプログラムを実行する領域として
使用する場合、図7に示すように、ICメモリカードに
記憶されたアプリケーションプログラムの先頭番地を実
アドレスメモリ空間の80000番地に設定する。これ
により、ICメモリカードの先頭番地から0.5Mバイ
トの領域はCPUから直接にアクセスすることができ、
そこに記憶されているアプリケーションプログラムを実
行することができる。
【0005】但し、ICメモリカードの先頭から0.5
Mバイト以降の領域については、CPUの実アドレスメ
モリ空間外となるため、CPUから直接にアクセスでき
ない。そこで、1枚のICメモリカードには0.5Mバ
イトを超えないサイズのアプリケーションプログラムを
記憶し、異なる種類のアプリケーションプログラムを利
用する場合には、それを記憶した別のICメモリカード
を準備するというように、各アプリケーションプログラ
ム毎にICメモリカードを交換する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、I
Cメモリカード毎に異なるアプリケーションプログラム
を記憶しておき、ICメモリカードを差し替えること
で、アプリケーションプログラムを選択していた。この
ため、利用者から見れば必ずしも使い易いとは言えなか
った。また、アプリケーションプログラムのサイズが小
さい場合、ICメモリカードに未使用領域が多く残り、
無駄が多かった。
【0007】そこで本発明の目的は、1枚のICメモリ
カードで、複数のアプリケーションプログラムを択一的
に実行することができるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信回線に接
続して使用する装置であって、装置に装填されたICメ
モリカードに記憶されたアプリケーションプログラムの
実行により付加的機能を提供するデータ通信端末装置に
おいて、CPUと、メモリと、前記CPUの実アドレス
メモリ空間の所定番地以降のアプリケーションプログラ
ム実行領域に、ICメモリカードのメモリ空間における
前記CPUより指定された番地以降の領域を割り付ける
アドレス変換器とを含む主制御部を備え、前記アドレス
変換器は、前記CPUから書き替え可能なアドレスレジ
スタと、前記CPUから出力されるアドレス値と前記ア
ドレスレジスタに保持されているアドレス値とを加算し
て、装填されているICメモリカードに対するアドレス
情報を生成する加算器とを含み、 前記主制御部は、前記
メモリに記憶されているプログラムの実行により、装置
に装填されているICメモリカードに記憶されている全
てのアプリケーションプログラムの業務名を検索して表
示装置に表示し、何れか1つの業務名が選択されること
により、該選択された業務名を持つアプリケーションプ
ログラムの先頭番地以降のICメモリカードのメモリ空
間を、前記アドレス変換器によって前記所定番地以降の
アプリケーションプログラム実行領域に割り付けて、当
該アプリケーションプログラムを実行する構成を有して
いる。
【0009】また、ICメモリカードに記憶されている
個々のアプリケーションプログラムは、所定の位置に自
アプリケーションプログラムの業務名を記録し、且つ、
直後に続く他のアプリケーションプログラムの先頭番地
を示すポインタを所定位置に記録する構造を有してい
る。
【0010】
【0011】例えば、CPUの実アドレスメモリ空間の
サイズが1Mバイトであり、その80000番地以降を
アプリケーションプログラム実行領域とする場合、例え
ば1Mバイトサイズを有するICメモリカードの先頭番
地を実アドレスメモリ空間の80000番地に設定す
る。この場合、ICメモリカードの先頭から0.5Mバ
イト分はそのままアクセスできる。他方、ICメモリカ
ードの0.5Mバイト以降の領域については、アドレス
変換器のアドレスレジスタに、CPUが80000番地
を出力したときにアクセスしたい先頭番地を設定するこ
とで、その番地から0.5Mバイト分を実アドレスメモ
リ空間の80000番地以降にマッピングできる。CP
Uはこのようなアドレス変換器の機能を使って、装置に
装填されているICメモリカードをアクセスし、そこに
記憶されている全てのアプリケーションプログラムの業
務名を検索して表示装置に表示する。そして、何れか1
つの業務名が選択されると、その選択された業務名を持
つアプリケーションプログラムの先頭番地以降のICメ
モリカードのメモリ空間を、前記所定番地以降のアプリ
ケーションプログラム実行領域に割り付け、当該アプリ
ケーションプログラムを実行する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は本発明を適用したデータ通信端末装
置の一例を示すブロック図である。この例のデータ通信
端末装置は多機能ファクシミリ装置であり、ファクシミ
リとしての基本的な機能を備えると共に、ICメモリカ
ードを装填すれば、例えばパソコン通信機能,発注管理
機能,出退勤管理機能といった各種の付加的機能を構築
することができるようになっている。
【0014】図1において、主制御部1は、本装置の主
たる制御を司る部分であり、CPU100と、そのバス
101に接続されたROM102,RAM103および
アドレス変換器104で構成されている。バス101
は、データ線,アドレス線,制御線で構成される。CP
U100は例えば16ビットCPUであり、1Mバイト
の実アドレスメモリ空間を有する。従って、この場合バ
ス101中のアドレス線は20ビット幅である。ROM
102には当該装置をファクシミリ装置として機能させ
るために必要な制御プログラムや後述する図6の処理の
ためのプログラム等が記憶されている。またRAM10
3はデータ等を一時的に記憶するために使用される。
【0015】CPU100には、そのバス101を通じ
て、スキャナ部2,プリンタ部3,読取/記録メモリ
4,符号化復号化部(CODEC)5,回線対応部6,
操作部7およびカードインタフェイス部8が接続され
る。回線対応部6は、データモデム,FAXモデムおよ
びNCUを含み、一般加入電話回線である通信回線11
に接続されると共に、送受話器10に接続されている。
また、この回線対応部6と符号化復号化部5との間には
回線バッファメモリ9が設けられている。
【0016】操作部7は、表示装置たとえば表示パネル
71と、入力装置たとえばテンキーボード等のキーボー
ド72とを備え、装置から利用者へ提示すべき情報の表
示と、利用者から受け付けるべきデータの入力とを行
う。
【0017】カードインタフェイス部8は、ICメモリ
カード12を本体装置と着脱自在に物理的に接続すると
共に電気的に主制御部1と接続する部分である。このカ
ードインタフェイス部8は、装填されたICメモリカー
ド12のデータ線および制御線を、バス101のデータ
線および制御線に電気的に接続すると共に、ICメモリ
カード12のアドレス線を主制御部1のアドレス変換器
104の出力線に接続する。
【0018】図2はアドレス変換器104の構成例を示
すブロック図である。アドレス変換器104は、バス1
01を通じてCPU100から任意のアドレス値を設定
できるアドレスレジスタ1041と、このアドレスレジ
スタ1041に保持されたアドレス値とバス101中の
アドレス線上のアドレス値とを加算し、その加算結果を
カードインタフェイス部8へアドレス情報として出力す
る加算器1042とから構成されている。例えば、アド
レスレジスタ1041のサイズは24ビットである。従
って、加算器1042は、バス101のアドレス線の2
0ビットのアドレス値とアドレスレジスタ1041に保
持された24ビットのアドレス値とを加算し、その下位
24ビットをカードインタフェイス部8にアドレス情報
として出力する。カードインタフェイス部8は、この2
4ビットのアドレス情報の各ビットをICメモリカード
12のアドレス線の対応するビットに接続する。例え
ば、ICメモリカード12のアドレスビット数が24本
であれば、アドレス変換器104から出力される全ビッ
トをICメモリカード12のアドレスビット線に接続す
る。また、ICメモリカード12のアドレスビット数が
22本であれば、アドレス変換器104から出力される
下位22ビットを接続する。
【0019】図3はICメモリカード12の記憶内容の
一例を示す。ICメモリカードのメモリ空間の先頭のア
ドレスを0番地とすると、この例では、0番地からα−
1番地までの領域にアプリケーションプログラムAP1
が、α番地からβ−1番地までの領域にアプリケーショ
ンプログラムAP2が、β番地以降の領域にアプリケー
ションプログラムAP3が、それぞれ記憶されている。
本実施例の場合、各アプリケーションプログラムAP
1,AP2,AP3のサイズは、CPU100の実アド
レスメモリ空間におけるアプリケーションプログラム実
行領域のサイズ以下である。なお、80000〜FFF
FFのうちの特定の領域(例えば64KB以下の領域)
をサブルーチンプログラムの割り当て領域とし、アプリ
ケーションプログラムを構成する個々のサブルーチンプ
ログラムを実行する際、今回実行するサブルーチンプロ
グラムの先頭が上記特定の領域の先頭と一致するように
アドレス変換器104のアドレスレジスタ1041の値
を設定してサブルーチンプログラムを実行するようにす
れば、複数のサブルーチンプログラムで上記特定の領域
を共用でき、合計サイズが0.5Mバイトを超えるアプ
リケーションプログラムを実行させることも可能であ
る。
【0020】各アプリケーションプログラムAP1,A
P2,AP3は、その先頭256バイトが当該アプリケ
ーションプログラムの管理情報を保持する管理情報フィ
ールドになっており、残りがアプリケーションプログラ
ムとデータ領域の本体フィールドになっている。そし
て、本実施例の場合、管理情報フィールドの所定の場所
に、当該アプリケーションプログラムの業務名称と、直
後のアプリケーションプログラムの先頭番地を相対アド
レス(ICメモリカード12のメモリ空間の先頭のアド
レスを0番地とするアドレス)で示す次APアドレスポ
インタとが設定されている。図3の例では、アプリケー
ションプログラムAP1の管理情報フィールドには、A
P1業務名称と、直後のアプリケーションプログラムA
P2の先頭番地であるαを示す次APアドレスポインタ
とが設定され、アプリケーションプログラムAP2の管
理情報フィールドには、AP2業務名称と、直後のアプ
リケーションプログラムAP3の先頭番地であるβを示
す次APアドレスポインタとが設定され、アプリケーシ
ョンプログラムAP3の管理情報フィールドには、AP
3業務名称と、直後にアプリケーションプログラムが存
在しないことを示すNULL値の次APアドレスポイン
タとが設定されている。
【0021】図4はCPU100のメモリ空間(実アド
レスメモリ空間)の構成と、ICメモリカード12上の
各アプリケーションプログラムのアドレスとの関係を示
す図である。CPU100の実アドレスメモリ空間は1
Mバイトであり、そのうち0番地から7ffff番地ま
ではシステム領域として使用され、残りの80000番
地からfffff番地までが、ICメモリカード12の
アプリケーションプログラムの実行領域として使用され
る。システム領域は、図1におけるROM102,RA
M103等の周辺装置のアドレスにマッピングされる。
【0022】ICメモリカード12は、カードインタフ
ェイス部8からアドレス80000番地が入力されたと
き、相対アドレス0の番地が選択されるように番地付け
が成されている。このため、アドレス変換器104中の
アドレスレジスタ1041に0番地を設定した状態で
は、CPU100がアドレス80000番地を出力する
と、そのままのアドレス値がカードインタフェイス部8
を通じてICメモリカード12に入力されるため、図4
の破線(1)に示すように、アプリケーションプログラ
ムAP1の先頭番地がアクセスされる。また、アドレス
レジスタ1041にα番地を設定した状態では、CPU
100がアドレス80000番地を出力すると、アドレ
ス変換器104の加算器1042によってαだけ加算さ
れたアドレス値(α+80000番地)がカードインタ
フェイス部8を通じてICメモリカード12に入力され
るため、図4の破線(2)に示すように、アプリケーシ
ョンプログラムAP2の先頭番地がアクセスされる。さ
らに、アドレスレジスタ1041にβ番地を設定した状
態では、CPU100がアドレス80000番地を出力
すると、アドレス変換器104の加算器1042によっ
てβだけ加算されたアドレス値(β+80000番地)
がカードインタフェイス部8を通じてICメモリカード
12に入力されるため、図4の破線(3)に示すよう
に、アプリケーションプログラムAP3の先頭番地がア
クセスされる。
【0023】このように本実施例では、アドレス変換器
104の機能により、CPU100は、ICメモリカー
ド12に記憶された個々のアプリケーションプログラム
AP1,AP2,AP3を、実アドレスメモリ空間にお
ける同じ番地(本実施例では、80000番地)以降の
アドレス範囲でアクセスすることができる。
【0024】図5はCPU100の処理例を示すフロー
チャートである。このフローチャートに示される処理
は、アプリケーションプログラムの実行ステップS12
を除き、ROM102に予め記憶されているプログラム
を実行することにより遂行される。以下、各図を参照し
て本実施例の動作を説明する。
【0025】CPU100は装置の電源が投入される
と、図5に示す処理を開始する。先ず、ICメモリカー
ド12が装填されているか否かを、例えばICメモリカ
ード12の装填時にオンとなるカードインタフェイス部
8からの制御信号などによって判定する(S1)。IC
メモリカード12が装填されていれば、ステップS4以
降の処理へ進み、装填されていなければ、イベントが発
生しているか否かを調べる(S2)。そして、イベント
が発生していなければステップS1に戻り、発生してい
れば、それに応じた処理を実行する(S3)。ここで、
イベントとは本装置の基本的機能であるファクシミリに
関連するイベントを言い、代表的なものにファクシミリ
の送信,受信のイベントがある。例えば、ファクシミリ
の送信の場合は、スキャナ部2で図示しない送信原稿を
読み取って読取/記録メモリ4に蓄積し、回線対応部6
及び通信回線11を通じて相手先に発呼し、相手先から
の応答受信後に、読取/記録メモリ4に記録された情報
を符号化復号化部5で符号化し、回線バッファメモリ
9,FAXモデムを通じて通信回線11に信号を送出す
る。また、ファクシミリの受信の場合は、FAXモデム
で受信した信号を回線バッファメモリ9を通じて符号化
復号化部5に与えて復号化して読取/記録メモリ4に蓄
積し、その後にプリンタ部3から印刷出力する。これら
の動作は一般のファクシミリ装置と同じである。
【0026】ICメモリカード12が装填されていた場
合、CPU100は、アドレス変換器104のアドレス
レジスタ1041にアドレス値「0」を設定し(S
4)、アドレス変換器104およびカードインタフェイ
ス部8を通じてICメモリカード12をアクセスして、
最初のアプリケーションプログラムAP1の管理情報フ
ィールドに設定されているAP1業務名称を検索し、操
作部7の表示パネル71に表示する(S5)。APの業
務名称は各アプリケーションプログラムの先頭256バ
イトの管理情報フィールド中の所定の位置にあるので検
索は容易である。このとき、現在のアドレスレジスタ1
041の値「0」と今回検索したAP1業務名称との対
をRAM103内に設けられたワーク領域に保持してお
く(S5)。なお、ワーク領域に古いデータが記憶され
ていた場合にはこの時点で消去しておく。
【0027】次に、CPU100は、最初のアプリケー
ションプログラムAP1の管理情報フィールドに設定さ
れている次APアドレスポインタを検索する(S6)。
次APアドレスポインタは管理情報フィールド中の所定
の位置にあるので検索は容易である。図3の場合、その
値はαである。次に、CPU100は、検索した次AP
アドレスポインタの値αをアドレス変換器104のアド
レスレジスタ1041に設定し(S8)、ステップS5
に戻って上述した処理を繰り返す。これにより、2番
目,3番目のアプリケーションプログラムAP2,AP
3の業務名称の検索と表示、AP2業務名称とアドレス
レジスタ値「α」,AP3業務名称とアドレスレジスタ
値「β」の組の保存が行われる。
【0028】CPU100は、3番目のアプリケーショ
ンプログラムAP3の次APアドレスポインタがNUL
Lであることを判定した時点で(S7)、上記のループ
を抜け出し、ステップS9へ進む。
【0029】図6は上述のような処理によって業務名称
が表示パネル71に表示された状態の一例を示してい
る。CPU100は、この状態において、利用者によっ
て業務名称が選択されるのを待つ。利用者は、操作部7
のキーボード72の操作でカーソルを選択したい業務名
称に移動させ、実行ボタンを押下することにより、複数
の業務名称から1つを選択する。勿論、タッチパネルな
どの入力形態で選択するようにしても良い。なお、一定
時間の間に業務名称が選択されなかった場合、CPU1
00はステップS1に戻り、上述した処理を繰り返す。
これは、その間にICメモリカード12が交換されてし
まっている場合を考慮したことによる。
【0030】次に、1つの業務名称が利用者によって選
択されると、CPU100は、選択された業務名称に対
応してRAM103のワーク領域に保持されているアド
レスレジスタ値を、アドレス変換器104のアドレスレ
ジスタ1041に設定する(S10)。そして、アプリ
ケーションプログラムへ制御権を移行する(S11)。
これは、本実施例の場合、実行するアプリケーションプ
ログラムの先頭バイトは実アドレスメモリ空間の800
00番地にあり、そこから256バイトは管理情報フィ
ールドで、その直後のバイトがアプリケーションプログ
ラムの本体フィールドになるので、本体フィールドの先
頭バイトに制御権を移行することで行う。これにより、
アプリケーションプログラムの実行が開始される(S1
2)。
【0031】例えば、図6の表示例に示すように、利用
者がカーソルでAP1業務名称を選択した場合、AP1
業務名称に対応して保存されているアドレスレジスタ値
は「0」なので、CPU100はアドレスレジスタ10
41に「0」を設定し、所定の番地に制御を移す。これ
により、アプリケーションプログラムAP1が実行され
る。また、AP2業務名称が選択された場合、AP2業
務名称に対応して保存されているアドレスレジスタ値は
「α」なので、CPU100はアドレスレジスタ104
1に「α」を設定し、所定の番地に制御を移す。これに
より、アプリケーションプログラムAP2が実行され
る。同様にして、アプリケーションプログラムAP3も
実行することができる。
【0032】なお、本実施例では、ICメモリカード1
2に記憶されている各アプリケーションプログラムの業
務名称の検索時に併せて次APアドレスポインタを検索
してワーク領域に業務名称とアドレスレジスタ値との組
を保存し、業務名称の選択時にその保存されたアドレス
レジスタ値を使用するようにしたが、業務名称の選択時
にICメモリカードの記憶内容を再度検索して該当する
次APアドレスポインタを見つけるようにしても良い。
【0033】各アプリケーションプログラムAP1,A
P2,AP3で実行する処理としては各種考えられる
が、その一例を示せば以下のようなものである。
【0034】○アプリケーションプログラムAP1 キーボード72の操作によって表示パネル71上にテキ
スト等を作成する文書作成機能と、作成された文書をパ
ソコン通信で通信回線11を通じて相手先に送信する機
能と、その逆に相手先からパソコン通信で受信したテキ
スト等を表示パネル71に表示する機能などを持つ。パ
ソコン通信に際しては、回線対応部6のデータモデムが
使用される。なお、キーボード71がテンキーボードで
ある場合、文書を構成する文字の入力は、例えば表示パ
ネル71上に文字の一覧を表示し、その中の文字をキー
ボード操作やタッチパネル操作で選択することで可能で
ある。
【0035】○アプリケーションプログラムAP2 発注管理用の画面を表示パネル71に表示して、種々の
管理情報をキーボード72から受け付けて発注書などを
作成する機能と、作成した発注書などを通信回線11を
通じてセンタなどに送信する機能などを持つ。発注書な
どの送信に際しては回線対応部6のデータモデムが使用
される。
【0036】○アプリケーションプログラムAP3 出退勤管理用の画面を表示パネル71に表示して、種々
の管理情報をキーボード72から受け付けて出勤表など
を作成する機能と、作成した出勤表などを通信回線11
を通じてセンタなどに送信する機能などを持つ。出勤表
などの送信に際しては回線対応部6のデータモデムが使
用される。
【0037】さて、選択されたアプリケーションプログ
ラムAP1,AP2,AP3の実行が終了すると、制御
が実アドレスメモリ空間のシステム領域における所定の
場所に戻される(S13)。これにより、CPU100
は、再びステップS1からの処理を実行する。従って、
再び図6に示すような画面が表示パネル71に表示さ
れ、利用者は他のアプリケーションプログラムを選択し
て実行させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
のような効果を得ることができる。
【0039】ICメモリカードに記憶された個々のアプ
リケーションプログラムを、CPUの実アドレスメモリ
空間における所定番地以降のアプリケーションプログラ
ム実行領域に択一的にマッピングして実行するため、全
アプリケーションプログラムの合計サイズがアプリケー
ションプログラム実行領域のサイズを超える場合であっ
ても、その各々のアプリケーションプログラムを実行す
ることができる。従って、1枚のICメモリカードで複
数のアプリケーションプログラムを択一的に実行するこ
とができ、利用者の使い勝手が向上する。また、1枚の
ICメモリカードに複数のアプリケーションプログラム
を記録するため、無駄も少なくなる。
【0040】個々のアプリケーションプログラムは、そ
の実行時に先頭番地がCPUの実アドレスメモリ空間の
同じ番地(実施例では80000番地)にマッピングさ
れる。したがって、全てのアプリケーションプログラム
は、同じ条件(実行時の先頭番地のアドレスが同じであ
るという条件)の下で設計でき、設計が容易になる。ま
た、アプリケーションプログラムを複数本作るときのツ
ール(結合ツール)は、アプリケーションプログラムを
1本作るときに使ったものをそのまま利用できる。
【0041】他の方式、例えばICメモリカードを外部
記憶装置とし、CPUの実アドレスメモリ空間のアプリ
ケーションプログラム実行領域に割り当てた実メモリに
ICメモリカードからアプリケーションプログラムを適
宜ロードして実行する方式によると、アプリケーション
プログラム実行領域をカバーする実メモリが別途必要に
なるが、本発明ではそのような実メモリは不要であり、
主制御部のメモリ容量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ通信端末装置の一例を
示すブロック図である。
【図2】アドレス変換器の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】ICメモリカードの記憶内容の一例を示す図で
ある。
【図4】CPUのメモリ空間(実アドレスメモリ空間)
の構成と、ICメモリカード上の各アプリケーションプ
ログラムのアドレスとの関係を示す図である。
【図5】CPUの処理例を示すフローチャートである。
【図6】業務名称が表示パネルに表示されている状態を
示す図である。
【図7】CPUのメモリ空間(実アドレスメモリ空間)
の構成と、ICメモリカードのアプリケーションプログ
ラムのアドレスとの一般的な関係を示す図である。
【符号の説明】
1…主制御部 100…CPU 101…バス 102…ROM 103…RAM 104…アドレス変換器 2…スキャナ部 3…プリンタ部 4…読取/記録メモリ 5…符号化復号化部(CODEC) 6…回線対応部 7…操作部 71…表示パネル 72…キーボード 8…カードインタフェイス部 9…回線バッファメモリ 10…送受話器 11…通信回線 12…ICメモリカード

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線に接続して使用する装置であっ
    て、装置に装填されたICメモリカードに記憶されたア
    プリケーションプログラムの実行により付加的機能を提
    供するデータ通信端末装置において、 CPUと、メモリと、前記CPUの実アドレスメモリ空
    間の所定番地以降のアプリケーションプログラム実行領
    域に、ICメモリカードのメモリ空間における前記CP
    Uより指定された番地以降の領域を割り付けるアドレス
    変換器とを含む主制御部を備え、前記アドレス変換器は、前記CPUから書き替え可能な
    アドレスレジスタと、前記CPUから出力されるアドレ
    ス値と前記アドレスレジスタに保持されているアドレス
    値とを加算して、装填されているICメモリカードに対
    するアドレス情報を生成する加算器とを含み、 前記 主制御部は、前記メモリに記憶されているプログラ
    ムの実行により、装置に装填されているICメモリカー
    ドに記憶されている全てのアプリケーションプログラム
    の業務名を検索して表示装置に表示し、何れか1つの業
    務名が選択されることにより、該選択された業務名を持
    つアプリケーションプログラムの先頭番地以降のICメ
    モリカードのメモリ空間を、前記アドレス変換器によっ
    て前記所定番地以降のアプリケーションプログラム実行
    領域に割り付けて、当該アプリケーションプログラムを
    実行することを特徴とするデータ通信端末装置における
    アプリケーションプログラム実行方式。
  2. 【請求項2】 ICメモリカードに記憶されている個々
    のアプリケーションプログラムは、所定の位置に自アプ
    リケーションプログラムの業務名を記録し、且つ、直後
    に続く他のアプリケーションプログラムの先頭番地を示
    すポインタを所定位置に記録する構造を有することを特
    徴とする請求項1記載のデータ通信端末装置におけるア
    プリケーションプログラム実行方式。
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