JP2952988B2 - 能力切替時の着火ガス圧制御方法 - Google Patents
能力切替時の着火ガス圧制御方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、燃焼能力を可変とするために、主バーナを
複数の部分バーナに分割した給湯器の能力切替時の着火
ガス圧制御方法に関する。
複数の部分バーナに分割した給湯器の能力切替時の着火
ガス圧制御方法に関する。
燃焼能力を切替可能とした給湯器は、２以上の複数の
部分バーナ（例えば、第１部分バーナと第２部分バー
ナ）に分割された主バーナと、該主バーナへのガス供給
路に配設されて主バーナへのガスの供給をON−OFF制御
する元電磁弁SV0と、主バーナと元電磁弁SV0の間に設け
られて主バーナへのガス供給量を連続的に制御する比例
弁DUと、比例弁DUと第１部分バーナの間に設けられて第
１部分バーナへのガスの供給をON−OFF制御する主電磁
弁SV1と、比例弁DUと第２部分バーナの間に設けられて
第２部分バーナへのガスの供給をON−OFF制御する切替
弁SV2とを備えており、切替弁SV2を開閉して、主バーナ
を構成する部分バーナの燃焼運転本数を変化させること
により、燃焼能力の切替を行うものが一般に採用されて
いる。
部分バーナ（例えば、第１部分バーナと第２部分バー
ナ）に分割された主バーナと、該主バーナへのガス供給
路に配設されて主バーナへのガスの供給をON−OFF制御
する元電磁弁SV0と、主バーナと元電磁弁SV0の間に設け
られて主バーナへのガス供給量を連続的に制御する比例
弁DUと、比例弁DUと第１部分バーナの間に設けられて第
１部分バーナへのガスの供給をON−OFF制御する主電磁
弁SV1と、比例弁DUと第２部分バーナの間に設けられて
第２部分バーナへのガスの供給をON−OFF制御する切替
弁SV2とを備えており、切替弁SV2を開閉して、主バーナ
を構成する部分バーナの燃焼運転本数を変化させること
により、燃焼能力の切替を行うものが一般に採用されて
いる。
従来、上記燃焼能力が可変給湯器において、出湯開始
時には、最低動作水量を検出した後、切替弁SV2を0.5秒
間開いてガス抜きを行うと同時に、ファンを回転させて
プリパージを行い、プリパージ終了後、元電磁弁SV0と
主電磁弁SV1を開き、イグナイタITが点火動作を開始
し、0.1秒後に比例弁DUを開いて緩点火ガス圧P1をセッ
トし、フレームロッドFRが点火を検出した後、緩点火ガ
ス圧をP2にセットして１秒間の第１部分がバーナ全体へ
の火移り時間をとる。
時には、最低動作水量を検出した後、切替弁SV2を0.5秒
間開いてガス抜きを行うと同時に、ファンを回転させて
プリパージを行い、プリパージ終了後、元電磁弁SV0と
主電磁弁SV1を開き、イグナイタITが点火動作を開始
し、0.1秒後に比例弁DUを開いて緩点火ガス圧P1をセッ
トし、フレームロッドFRが点火を検出した後、緩点火ガ
ス圧をP2にセットして１秒間の第１部分がバーナ全体へ
の火移り時間をとる。
１秒間の火移り時間経過後、切替弁SV2を開いて燃焼
能力を大に切り換えると、緩点火ガス圧P2を保ちなが
ら、第１部分バーナから第２部分バーナへの１秒間の火
移り時間をとるもので、この時ファンは点火ファン回転
数を保持している（第４図参照）。
能力を大に切り換えると、緩点火ガス圧P2を保ちなが
ら、第１部分バーナから第２部分バーナへの１秒間の火
移り時間をとるもので、この時ファンは点火ファン回転
数を保持している（第４図参照）。
しかしながら、上記従来の燃焼能力可変給湯器におい
ては、燃焼能力切替時のガス圧が最初の点火時と同じ緩
点火ガス圧P2に保持されており、火移りしにくいガス
（例えば、12A−３ガス）を使用している時等に、第１
部分バーナから第２部分バーナへの火移りが良好に行わ
れないという恐れがあり、また、火移りが良好に行われ
た場合においても、着火音が大きい、或いは共振音が大
きい等の問題があった。
ては、燃焼能力切替時のガス圧が最初の点火時と同じ緩
点火ガス圧P2に保持されており、火移りしにくいガス
（例えば、12A−３ガス）を使用している時等に、第１
部分バーナから第２部分バーナへの火移りが良好に行わ
れないという恐れがあり、また、火移りが良好に行われ
た場合においても、着火音が大きい、或いは共振音が大
きい等の問題があった。
特に、昨今は複数機種の間、或いは先行器具との間で
部品を共用してコストの低減を図ることが広く行われて
おり、燃焼部の部品を共用した場合に、器具の構造だけ
では上述の問題を解決することが困難であるという問題
があった。
部品を共用してコストの低減を図ることが広く行われて
おり、燃焼部の部品を共用した場合に、器具の構造だけ
では上述の問題を解決することが困難であるという問題
があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、燃焼部の部品
を共用した場合においても、火移りが良好に行うことが
できるとともに、着火音及びに共振音を低減させること
のできる能力切替時の着火ガス圧制御方法を提供するこ
とである。
を共用した場合においても、火移りが良好に行うことが
できるとともに、着火音及びに共振音を低減させること
のできる能力切替時の着火ガス圧制御方法を提供するこ
とである。
上記目的を達成するために本発明の能力切替時の着火
ガス圧制御方法は、並列に配置された２以上の複数の部
分バーナに分割された主バーナと、該主バーナへのガス
供給路に配設されて主バーナへのガスの供給をON−OFF
制御する元電磁弁と、主バーナと元電磁弁の間に設けら
れて主バーナへのガス供給量を連続的に制御する比例弁
と、比例弁と第１の部分バーナの間に設けられて第１の
部分バーナへのガスの供給をON−OFF制御する主電磁弁
と、比例弁と残りの部分バーナの間に設けられて残りの
部分バーナへのガスの供給をON−OFF制御する切替弁と
を備えた給湯器において、第１の部分バーナが燃焼を開
始した後に、切替弁を開いて燃焼能力を大能力に切り替
えると、比例弁の開度が所定の短い時間幅を持って大小
に変動し、主バーナへの供給ガス圧を上下に所定の短い
時間幅を持って変動させるようにしたものである。
ガス圧制御方法は、並列に配置された２以上の複数の部
分バーナに分割された主バーナと、該主バーナへのガス
供給路に配設されて主バーナへのガスの供給をON−OFF
制御する元電磁弁と、主バーナと元電磁弁の間に設けら
れて主バーナへのガス供給量を連続的に制御する比例弁
と、比例弁と第１の部分バーナの間に設けられて第１の
部分バーナへのガスの供給をON−OFF制御する主電磁弁
と、比例弁と残りの部分バーナの間に設けられて残りの
部分バーナへのガスの供給をON−OFF制御する切替弁と
を備えた給湯器において、第１の部分バーナが燃焼を開
始した後に、切替弁を開いて燃焼能力を大能力に切り替
えると、比例弁の開度が所定の短い時間幅を持って大小
に変動し、主バーナへの供給ガス圧を上下に所定の短い
時間幅を持って変動させるようにしたものである。
上記のとおり構成された本発明の能力切替時の着火ガ
ス圧制御方法においては、大１の部分バーナの燃焼を確
認した後、燃焼能力を大に切り替える要求のある場合
に、切替弁を開いて残りの部分バーナにガスを供給する
とともに、比例弁の開度を変化させ、緩点火ガス圧を変
化させて所定時間幅保持した後、さらに所定回数だけ緩
点火ガス圧を所定時間幅で昇降させて変化させ、残りの
部分バーナへの火移り時間を確保した後、大能力で定常
燃焼を行う。
ス圧制御方法においては、大１の部分バーナの燃焼を確
認した後、燃焼能力を大に切り替える要求のある場合
に、切替弁を開いて残りの部分バーナにガスを供給する
とともに、比例弁の開度を変化させ、緩点火ガス圧を変
化させて所定時間幅保持した後、さらに所定回数だけ緩
点火ガス圧を所定時間幅で昇降させて変化させ、残りの
部分バーナへの火移り時間を確保した後、大能力で定常
燃焼を行う。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図において、燃焼能力可変の給湯器１は、ケーシ
ング10内の下部に配設され、複数の燃焼管20を有する第
１部分バーナ２と、複数の燃焼管30を有する第２部分バ
ーナ３とから成る主バーナ４と、その上方に配設され、
主バーナ４により加熱される熱交換器５と、ケーシング
10の下端に連結された燃焼用ファン６と、第１部分バー
ナ２の燃焼管20の直上に延設され、イグナイタ71に接続
された点火プラグ７と、同じく第１部分バーナ２の燃焼
管20の直上に延設された着火検出用フレームロッド８と
を備えている。
ング10内の下部に配設され、複数の燃焼管20を有する第
１部分バーナ２と、複数の燃焼管30を有する第２部分バ
ーナ３とから成る主バーナ４と、その上方に配設され、
主バーナ４により加熱される熱交換器５と、ケーシング
10の下端に連結された燃焼用ファン６と、第１部分バー
ナ２の燃焼管20の直上に延設され、イグナイタ71に接続
された点火プラグ７と、同じく第１部分バーナ２の燃焼
管20の直上に延設された着火検出用フレームロッド８と
を備えている。
主バーナ４へのガス供給路９に、主バーナ４へのガス
の供給をON−OFF制御する元電磁弁SV0が設けられ、元電
磁弁SV0の下流側に主バーナへのガス供給量を連続的に
制御する比較弁DUが設けられており、比例弁DUの下流側
ガス供給路90が第１部分バーナ２に連通する第１分岐路
21と、第２部分バーナ３に連通する第２分岐路31との２
本に分岐され、第１分岐路21に第１部分バーナへのガス
の供給をON−OFF制御する主電磁弁SV1が設けられ、第２
分岐路31に第２部分バーナへのガスの供給をON−OFF制
御する切替弁SV2が設けられている。
の供給をON−OFF制御する元電磁弁SV0が設けられ、元電
磁弁SV0の下流側に主バーナへのガス供給量を連続的に
制御する比較弁DUが設けられており、比例弁DUの下流側
ガス供給路90が第１部分バーナ２に連通する第１分岐路
21と、第２部分バーナ３に連通する第２分岐路31との２
本に分岐され、第１分岐路21に第１部分バーナへのガス
の供給をON−OFF制御する主電磁弁SV1が設けられ、第２
分岐路31に第２部分バーナへのガスの供給をON−OFF制
御する切替弁SV2が設けられている。
熱交換器５には、入水管路51と出湯管路52が接続され
ており、入水管路51に水量センサ101、第１入水温度セ
ンサ102、第２入水温度センサ103が設けられ、出湯管路
52には残火安全装置用センサ106と出湯温度センサ107が
設置され、熱交換器５には温度センサ104と過熱防止装
置105が配設されている。
ており、入水管路51に水量センサ101、第１入水温度セ
ンサ102、第２入水温度センサ103が設けられ、出湯管路
52には残火安全装置用センサ106と出湯温度センサ107が
設置され、熱交換器５には温度センサ104と過熱防止装
置105が配設されている。
また、ファン６には吸気温度検出用センサ108及び回
転数センサ109が設置されている。
転数センサ109が設置されている。
これら各種センサからの検出信号はCPU等から成るコ
ントローラ100に入力され、入力された信号に基づいて
コントローラ100から出力する制御信号により、元電磁
弁SV0、比例弁DU、主電磁弁SV1、切替弁SV2の開閉並び
に開度制御が行われるとともに、ファン６の回転数制
御、イグナイタ71の駆動制御が行われる。
ントローラ100に入力され、入力された信号に基づいて
コントローラ100から出力する制御信号により、元電磁
弁SV0、比例弁DU、主電磁弁SV1、切替弁SV2の開閉並び
に開度制御が行われるとともに、ファン６の回転数制
御、イグナイタ71の駆動制御が行われる。
次に、第２図及び第３図を参照して動作を説明する
と、最低作動水量ＭOQが入水していることを水量センサ
101が検出すると、ファン６の運転が開始されて所定時
間のプリパージが行われるとともに、切替弁SV2が所定
時間（例えば、0.5秒）開かれてガス抜きが行われる。
と、最低作動水量ＭOQが入水していることを水量センサ
101が検出すると、ファン６の運転が開始されて所定時
間のプリパージが行われるとともに、切替弁SV2が所定
時間（例えば、0.5秒）開かれてガス抜きが行われる。
ファン６の回転数が正常であるか否かを判定して、回
転数が異常の時はファン６の運転を停止して異常表示を
する。
転数が異常の時はファン６の運転を停止して異常表示を
する。
ファン６の回転数が正常である時は、プリパージ終了
後、元電磁弁SV0と主電磁弁SV1を開き、イグナイタ17が
点火動作を開始する。
後、元電磁弁SV0と主電磁弁SV1を開き、イグナイタ17が
点火動作を開始する。
所定時間（例えば、0.1秒）経過後に比例弁DUを所定
の開度に開いて、ガス圧を緩点火ガス圧P1にセットし、
フレームロッド８が点火を検出した後、緩点火ガス圧を
P2（P2＞P1）にセットする。
の開度に開いて、ガス圧を緩点火ガス圧P1にセットし、
フレームロッド８が点火を検出した後、緩点火ガス圧を
P2（P2＞P1）にセットする。
なお、フレームロッド８が所定時間内に点火を検出し
なかった時は点火不良時の処理を行う。
なかった時は点火不良時の処理を行う。
緩点火ガス圧P2で所定時間（例えば、１秒）保持し、
第１部分バーナ２全体への火移り時間を確保する。
第１部分バーナ２全体への火移り時間を確保する。
１秒間の第１部分バーナ２全体への火移り時間経過
後、燃焼能力を大に切り替える要求が無い場合にはその
まま定常燃焼を行う。
後、燃焼能力を大に切り替える要求が無い場合にはその
まま定常燃焼を行う。
燃焼能力を大に切り替える要求のある場合は、切替弁
SV2を開いて第２部分バーナ３にガスを供給するととも
に、比例弁DUの開度を変化させ、緩点火ガス圧をP2から
P3（P2＞P3）に変化させて所定時間保持した後、緩点火
ガス圧をP3からP4（P3＜P4）に、P4からP5（P4＞P5）
に、P5からP6（P5＜P6）にそれぞれ所定時間保持して変
化させ、第２部分バーナ３への火移り時間（例えば、１
秒）を確保した後、大能力で定常燃焼を行う。
SV2を開いて第２部分バーナ３にガスを供給するととも
に、比例弁DUの開度を変化させ、緩点火ガス圧をP2から
P3（P2＞P3）に変化させて所定時間保持した後、緩点火
ガス圧をP3からP4（P3＜P4）に、P4からP5（P4＞P5）
に、P5からP6（P5＜P6）にそれぞれ所定時間保持して変
化させ、第２部分バーナ３への火移り時間（例えば、１
秒）を確保した後、大能力で定常燃焼を行う。
なお、上記実施例においては、第１部分バーナ２の着
火後、即ちに燃焼能力を大に切り替えているが、燃焼能
力切替は任意の時点で行われるものである。
火後、即ちに燃焼能力を大に切り替えているが、燃焼能
力切替は任意の時点で行われるものである。
この構成によると、燃焼能力切替時に、第２部分バー
ナ３への火移り時間の間、主バーナ４に供給する緩点火
ガス圧を所定の短い時間幅を持って上下に変動させる
（P2→P3→P4→P5→P6）ことにより、ファンの回転数は
変動しないから、空燃比が変化し、その結果第１部分バ
ーナ２の火炎長が変動して火炎に勢いをつけることにな
り、第２部分バーナ３への火移りを促進することにな
る。
ナ３への火移り時間の間、主バーナ４に供給する緩点火
ガス圧を所定の短い時間幅を持って上下に変動させる
（P2→P3→P4→P5→P6）ことにより、ファンの回転数は
変動しないから、空燃比が変化し、その結果第１部分バ
ーナ２の火炎長が変動して火炎に勢いをつけることにな
り、第２部分バーナ３への火移りを促進することにな
る。
また、火移しされる側の第２部分バーナ３から噴出す
る混合ガスのガス濃度（空燃比）及び噴出速度が変動
し、火移りに好適な混合ガスの状態が得られて、スムー
ズな火移りが行われる。
る混合ガスのガス濃度（空燃比）及び噴出速度が変動
し、火移りに好適な混合ガスの状態が得られて、スムー
ズな火移りが行われる。
さらに、主バーナ４に供給する各緩点火ガス圧（P3、
P4、P5、P6）の値を適宜設定してい変化させることによ
り、種別の異なるガスのそれぞれの性質に合わせた緩点
火ガス圧を設定することができるとともに、燃焼機構部
を変えることなく、共振音、着火音等の抑制を行うこと
ができ、特に、昨今の複数機種の間、或いは先行器具と
の間で部品を共用した場合等の機構面に制約がある場合
に有効である。
P4、P5、P6）の値を適宜設定してい変化させることによ
り、種別の異なるガスのそれぞれの性質に合わせた緩点
火ガス圧を設定することができるとともに、燃焼機構部
を変えることなく、共振音、着火音等の抑制を行うこと
ができ、特に、昨今の複数機種の間、或いは先行器具と
の間で部品を共用した場合等の機構面に制約がある場合
に有効である。
なお、ガス圧を変動させる回数は上述のガス圧の昇降
回数に限定されるものではなく、適宜定めるものであ
り、例えば、圧力降下を１回とする（P4＝P5＝P6と設定
する）場合も含むものであるとともに、圧力降下を３介
以上行っても良いものである。
回数に限定されるものではなく、適宜定めるものであ
り、例えば、圧力降下を１回とする（P4＝P5＝P6と設定
する）場合も含むものであるとともに、圧力降下を３介
以上行っても良いものである。
本発明は上述のとおり構成されているから、以下に述
べるとおりの効果を奏する。
べるとおりの効果を奏する。
燃焼能力を大能力に切り替える時に主バーナに供給す
るガス圧を上下に変動させることにより、ファンの回転
数は変動しないから、空燃比が変化し、その結果既に燃
焼している部分バーナの火炎長が変動し、火炎に勢いを
つけることになって火移しされる側の部分バーナへの火
移りを促進することになる。
るガス圧を上下に変動させることにより、ファンの回転
数は変動しないから、空燃比が変化し、その結果既に燃
焼している部分バーナの火炎長が変動し、火炎に勢いを
つけることになって火移しされる側の部分バーナへの火
移りを促進することになる。
また、火移しされる側の部分バーナから噴出する混合
ガスの濃度（空燃比）及び噴出速度が変動し、火移りに
好適な混合ガスの状態が得られて、スムーズな火移りが
行われる。
ガスの濃度（空燃比）及び噴出速度が変動し、火移りに
好適な混合ガスの状態が得られて、スムーズな火移りが
行われる。
さらに、主バーナに供給する各ガス圧の値を適宜設定
して変化させることにより、燃焼機構部を変えることな
く、共振音、着火音等の抑制を制御動作のみで行うこと
ができ、特に、昨今の複数機種の間、或いは先行器具と
の間で部品を共用した場合等の構造に制約がある場合に
有効である。
して変化させることにより、燃焼機構部を変えることな
く、共振音、着火音等の抑制を制御動作のみで行うこと
ができ、特に、昨今の複数機種の間、或いは先行器具と
の間で部品を共用した場合等の構造に制約がある場合に
有効である。
第１図は本発明が適用される給湯器の全体構成図、第２
図は本発明による能力切替時の制御動作のフローチャー
ト、第３図は同じく各弁の動作を示すタイムチャート、
第４図は従来のものの動作を示すタイムチャートであ
る。 １……給湯器、２……第１部分バーナ、 ３……第２部分バーナ、４……主バーナ、 SV0……元電磁弁、SV1……主電磁弁、 SV2……切替弁、DU……比例弁。
図は本発明による能力切替時の制御動作のフローチャー
ト、第３図は同じく各弁の動作を示すタイムチャート、
第４図は従来のものの動作を示すタイムチャートであ
る。 １……給湯器、２……第１部分バーナ、 ３……第２部分バーナ、４……主バーナ、 SV0……元電磁弁、SV1……主電磁弁、 SV2……切替弁、DU……比例弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 文將 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 佐々木 眞司 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (56)参考文献 実開 平１−54652（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F23N 1/00 102 F23N 1/00 117
Claims (1)
- 【請求項１】複数の部分バーナに分割された主バーナ
と、主バーナへのガス供給路に配設された元電磁弁と、
主バーナと元電磁弁の間に設けられた比例弁と、比例弁
と第１の部分バーナの間に設けられた主電磁弁と、比例
弁と残りの部分バーナの間に設けられた切替弁とを備え
た給湯器において、第１の部分バーナが燃焼を開始した
後に、切替弁を開いて燃焼能力を大能力に切り替える
と、比例弁の開度が所定の短い時間幅を持って大小に変
動し、主バーナへの供給ガス圧を上下に所定の短い時間
幅を持って変動させるようにした事を特徴とする能力切
替時の着火ガス圧制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20285690A JP2952988B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 能力切替時の着火ガス圧制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20285690A JP2952988B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 能力切替時の着火ガス圧制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0486408A JPH0486408A (ja) | 1992-03-19 |
| JP2952988B2 true JP2952988B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=16464331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20285690A Expired - Fee Related JP2952988B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 能力切替時の着火ガス圧制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2952988B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5898114B2 (ja) * | 2013-03-12 | 2016-04-06 | リンナイ株式会社 | 燃焼装置 |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP20285690A patent/JP2952988B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0486408A (ja) | 1992-03-19 |
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