JP2952917B2 - 走行伝動装置 - Google Patents

走行伝動装置

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JP2952917B2 JP34103589A JP34103589A JP2952917B2 JP 2952917 B2 JP2952917 B2 JP 2952917B2 JP 34103589 A JP34103589 A JP 34103589A JP 34103589 A JP34103589 A JP 34103589A JP 2952917 B2 JP2952917 B2 JP 2952917B2
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道男 石川
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、農業機械用あるいは建設機械用の左右に
走行無端体を備えて推進する装軌車輌等の走行伝動装置
に関する。
従来技術 従来、特開平1−101273号公報に開示された通りの、
装軌車輌の操向装置があった。
この従来構造のものは、サイドクラッチ機構と多盤ク
ラッチ機構とを有する単一の駆動軸を利用しないで、ミ
ッションケース内の別の伝動軸から多盤クラッチ機構の
ケース本体を駆動して走行駆動軸を正、逆ならしめるも
のであった。
発明が解決しようとする問題点 従来技術では、折角駆動される駆動軸が有効に生かさ
れないで、ミッションケース内に特別な逆転伝動機構を
構成しなければならない欠点があった。
問題点を解決する手段 この発明は、左右一対の走行装置1a,1bに動力を各別
に伝達するサイドクラッチ機構を単一の駆動軸31に設
け、少なくとも一方のサイドクラッチ機構B側にはこの
サイドクラッチ機構Bとは別に同じ駆動軸31上におい
て、伝達する回転数を変更して動力が断切できると共
に、この変更した回転数を前記左右一対の走行装置1a,1
bに各別に伝達するクラッチ機構Cを設け、前記サイド
クラッチ機構Bの切り作動により当該サイドクラッチが
切れた後に前記クラッチ機構Cを入りに作動するようサ
イドクラッチ機構Bとクラッチ機構Cとを連動構成し、
前記駆動軸31には前記クラッチ機構Cの本体33を選択に
応じて逆転する逆転機構Aを連設してなる走行伝動装置
とした。
発明の作用及び効果 この発明によると、サイドクラッチ機構Bと伝達する
回転数を変更して動力が断切できると共に、この変更し
た回転数を前記左右一対の走行装置1a,1bに各別に伝達
するクラッチ機構Cとを装備した単一の駆動軸31の動力
を、逆転機構41を介してクラッチ機構Cのケース側であ
る本体側を駆動させてクラッチ機構Cを経て走行駆動軸
を逆転伝動させるものであるから、従来装置のようにミ
ッションケース内に逆転機構を組みこむものに比べて構
成が簡略になり、従来型の逆転装置をもたない伝動装置
を簡単な改造で使用できる。
実施例 第1図で示したコンバインの走行部は、左右一対の走
行装置としての走行無端体1a,1bを車体2に対して左右
独立懸架状態で上下動可能に設けた走行装置3を有して
いる。具体的に説明すると、左右走行無端体1a,1bの中
間部分で前方位置にあるミッションケース4の左右両側
に出力軸ケース4a,4bを左右側へ突出させ、この出力軸
ケース4a,4bの先端側に、この出力軸ケースから突出す
る出力軸を中心として回動自在なスイング伝動ケース5
a,5bを設け、該スイング伝動ケース5a,5bに駆動支軸6a,
6bを設けてこれに駆動スプロケット7a,7bを取付け、走
行無端体1a,1bの前側を巻きかけている。また、走行無
端体1a,1bの後部は前記ミッションケース4に一体状に
設けた車体2にスイングアーム8a,8bを設けてこれに遊
回軸を介して遊転スプロケット9a,9bを設け、これに巻
きかけている。また、前記スイング伝動ケース5aとスイ
ングアーム8a及びスイング伝動ケース5bとスイングアー
ム8bとは転輪支持枠10a,10bで連動ならしめて同時にス
イングされるように構成している。
そして、前記スイング伝動ケース5aに一体のレバー11
aが車体2側に基部側が取付けられた油圧装置12aのピス
トンに連結され、また、スイング伝動ケース5bに一体の
レバー11bが車体2側に基部側が取付けられた油圧装置1
2bのピストンに連結されて左右の走行無端体側部が独立
して上下スイング駆動され、車体2の左右傾き、あるい
は車体2の路面高さが自由に選べるように構成してい
る。
13は脱穀装置で、これは特に説明するまでもなく刈取
り搬送された穀稈を処理しながら扱室内で脱穀処理して
穀粒と藁等とを分離させ穀粒の収穫ができるようにした
通常のものである。図中14はラセン扱胴、15は選別室、
16は選別網を示す。
17は刈取搬送装置で、前記脱穀装置13の供給口に連設
する搬送装置18を有した搬送路枠19を後端側を前記脱穀
装置13の先端側に横方向支軸で枢着し、先端側に刈取穀
稈を受け入れて左右中央側に掻き寄せる移送ラセン20を
設けた刈稈受樋21を設け、更に、その受樋の前側にバリ
カン刈刃22を設けている。23は分草杆、24は引起リール
を示す。そして、この刈取搬送装置17の搬送路枠19は、
前記車体2に対して上下回動できるように該枠19と車体
2との間に油圧装置25を介在させている。
前記ミッションケース4内の伝動について詳細に説明
すると、入力軸26には、エンジンからの動力が油圧変速
伝動機構(通常HST)を介して伝動されている。そし
て、この入力軸26には軸方向にスライド自由で該軸と一
体的に回転される変速クラッチギヤ27が設けられてい
る。このクラッチギヤ27は大径ギヤ27a,中径ギヤ27b及
び小径ギヤ27cからなり、シフター28で軸上を移動でき
るようになっている。
29は中間軸であって、軸と一体のギヤ29aの左右側に
夫々前記ギヤ27a,27b27cに咬合う変速用のギヤ30a,30b,
30cが取付けられている。
31はクラッチ支軸用の駆動軸で、左右両端が多盤クラ
ッチ機構32a,32bのケース本体33a,33bを貫通して回転自
在に軸受けされ、このクラッチケース本体33a,33bはミ
ッションケース4の左右両側に着脱可能な逆転機構内装
の伝動ケース34a,34bに回転自在に軸受けされている。3
5は駆動ギヤで、前記駆動軸31に固着され、前記ギヤ29a
と常時噛み合っていて該駆動軸31を減速回転するように
なっている。
そして、この駆動ギヤ35の左右両側には駆動クラッチ
ギヤ35a,35bが一体的に設けられている。
36a,36bはサイドクラッチギヤと減速の両機能を有す
るギヤで、前記駆動軸31に回転自在に遊嵌されており、
ギヤ36aは前記ギヤ35aに係脱自在に、また、ギヤ36bは
前記ギヤ35bに係脱自在に設けられていて、サイドクラ
ッチ機構Bを構成している。そして、この各ギヤ36a,36
bに一体のボス部には減速用の小径ギヤ37a,37bが一体的
に取付けられ、更に、その外側方にはこのボス部と一体
的に回転されるクラッチ盤38が複数枚取付けられてい
る。一方、前記クラッチケース本体33a,33bのケース内
周部にはこのケース本体と一体的に回転するクラッチ盤
39が前記各クラッチ盤38,38間に設けられ、サイドクラ
ッチシフター40a,40bで前記各ギヤ36a,37a付きのボス部
あるいはギヤ36b,37b付きのボス部を移動させてギヤ35a
あるいはギヤ35bからの動力伝達を断つとき、クラッチ
盤38とクラッチ盤39とが圧着するようになっている。即
ち、このクラッチ機構Cを実施例の多盤クラッチやコー
ンクラッチ等の可変トルク伝達型のクラッチになってい
る。
したがって、例えば、このクラッチケース本体33a,33
bをミッションケース4に固着しておけば、そのまま多
盤ブレーキに変身できる構造になっている。この構造が
第6図で示した通りのものである。
伝動ケース34a,34b内の逆転機構Aを説明すると、前
記クラッチケース本体33a,33bに逆転伝動用のギヤ41a,4
1bを固着し、前記駆動軸31の先端側にギヤ42を固着し、
カウンタ軸43に前記ギヤ42に噛み合うカウンタギヤ44を
設け、更にこのギヤ44に咬合うギヤ45を別のカウンタ軸
46に設け、このギヤ45と一体的に設けたギヤ45aを前記
ギヤ41aあるいはギヤ41bに噛み合わせて駆動軸31の回転
方向とクラッチケース本体33a,33bの回転方向が逆にな
るよう構成している。尚、逆転機構はこの実施例に限ら
ずデフ機構型その他の構成であってもよい。
47は減速伝動用の中間軸で、これには前記ギヤ37a,37
bに咬合う大径ギヤ48a,48bが各別に遊嵌され、この各ギ
ヤ48a,48bのボスにはこれと一体の小径ギヤ49a,49bが取
付けられている。
50a,50bは夫々出力軸で、ミッションケース4の左右
両側に突出する筒状の前記出力軸ケース4a,4b内に回転
自在に軸受けされ、左右内側端には各出力軸の軸芯部分
に設けた孔に挿通して回転自由なピン51が設けられてい
る。そして、前述の通り該出力軸ケース4a,4bにスイン
グ伝動ケース5a,5bが枢着されている。
前記シフター40a,40bは、そのシフターピン52a,52bに
固着のアーム53a,53bを操縦席下部のフロアー上に突出
する操作ペタル54a,54bにワイヤー55a,55bで連繋されて
いる。
上例の構成によると、刈取り脱穀作業中の圃場内にお
いて、刈取搬送装置17側を上昇して旋回摺る場合には、
旋回しようとする側の操作ペタル54aあるいは操作ペタ
ル54bを踏込み、クラッチギヤ35aとグラッチギヤ36aと
の噛合いを外すか、あるいはクラッチギヤ35bとクラッ
チギヤ36bとの噛合いを外せばよい。このとき、ペタル5
4aあるいはペタル54bを十分に踏み込まない半クラッチ
の状態にすればクラッチ盤38とクラッチ盤39が十分に圧
接しない状態では旋回側の駆動スプロケット7aあるいは
スプロケット7bが停止するだけでゆっくりと旋回される
ことになる。即ち、ギヤ37aあるいは37bの回転が停止さ
れるために片方の走行無端帯1aあるいは走行無端帯1bへ
の伝動が中断されるためにゆっくりした旋回ができる。
次に、ペタル54aあるいはペタル54bを十分に踏み込む
と、クラッチ盤38とクラッチ盤39が圧接してクラッチ入
りの状態になる。したがって、駆動軸31と一体に設けた
ギヤ42からカウンターギヤ44、ギヤ45、ギヤ45aを経て
逆転伝動用のギヤ41aあるいはギヤ41bに動力が伝達さ
れ、多盤クラッチ機構32aあるいは多盤クラッチ機構32b
のケース本体33aまたはケース本体33bが駆動軸31とは反
対側に回転されることになる。したがって、このケース
本体33aまたはケース本体33b側から多盤クラッチ機構を
介してギヤ37aあるいはギヤ37bが通常の場合とは反対に
逆転されることとなり、ギヤ48aあるいはギヤ48bが逆転
伝動される。
したがって、前回しようとする側の走行無端帯1aある
いは1bが逆回転されて急速旋回が行なわれる。
尚、片側にだけ逆転機構Aを設けておいても、農業用
コンバインのような装軌車輌のような場合には片側旋回
だけで作業が可能であるため有効であり、第6図の片側
はブレーキ機構として多盤クラッチを使用できる。
また、第7図のようにクラッチ機構Cをコーンクラッ
チにしてもよく、操作ペタル54の代わりに手動の操作レ
バー56a,56bとしてサイドクラッチ「入」、「中立」、
「逆転」の操作ができるようにしてある。そして、コー
ンクラッチの可動体57にブレーキギヤ57aを設けて機体
側であるミッションケース4に回転不能に取付けたブレ
ーキ歯58aを有するブレーキ体58を設け、操作レバー56
を「中立」から「逆転」に操作するとき、一時的にクラ
ッチ体が回転しないブレーキ機構となるように構成する
と、従来の走行体の片側にブレーキを掛けた通常のブレ
ーキ旋回を選択して行わせることができて極めて便利で
ある。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示したもので、第1図はこ
の発明を備えた農業用のコンバインの側面図、第2図は
要部の背面図、第3図は要部を断面した伝動展開図、第
4図は要部の側面図、第5図は操作係の側面図、第6図
は別例の要部を示した断面図、第7図は更に別例の要部
の断面図を示す。 図中の記号 1a,1bは走行装置、31は駆動軸、33はクラッチの本体
(ケース本体)、Aは逆転機構、Bはサイドクラッチ機
構、Cはクラッチ機構Cである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−101273(JP,A) 実開 平1−168368(JP,U) 実開 平1−168369(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 11/00 - 11/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対の走行装置1a,1bに動力を各別に
    伝達するサイドクラッチ機構を単一の駆動軸31に設け、
    少なくとも一方のサイドクラッチ機構B側にはこのサイ
    ドクラッチ機構Bとは別に同じ駆動軸31上において、伝
    達する回転数を変更して動力が断切できると共に、この
    変更した回転数を前記左右一対の走行装置1a,1bに各別
    に伝達するクラッチ機構Cを設け、前記サイドクラッチ
    機構Bの切り作動により当該サイドクラッチが切れた後
    に前記クラッチ機構Cを入りに作動するようサイドクラ
    ッチ機構Bとクラッチ機構Cとを連動構成し、前記駆動
    軸31には前記クラッチ機構Cの本体33を選択に応じて逆
    転する逆転機構Aを連設してなる走行伝動装置。
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