JP2950779B2 - コンクリート型枠用パネル - Google Patents

コンクリート型枠用パネル

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JP2950779B2
JP2950779B2 JP8205709A JP20570996A JP2950779B2 JP 2950779 B2 JP2950779 B2 JP 2950779B2 JP 8205709 A JP8205709 A JP 8205709A JP 20570996 A JP20570996 A JP 20570996A JP 2950779 B2 JP2950779 B2 JP 2950779B2
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明久 井上
正志 中野
京介 石橋
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ISAWA SOKEN KK
Kurashiki Spinning Co Ltd
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ISAWA SOKEN KK
Kurashiki Spinning Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は離型性の改良された
コンクリート用型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】建設現場等でコンクリートを流し込みコ
ンクリート建造物を建設するに当たって古くから、合板
等の木質板が型枠として使用されてきた。大型の建造物
の場合には木質板に代わって金属板やプラスチック板等
も使用されるようになってきているが、木質板の軽量性
や安価であるという特徴が好まれ、今なお木質板が広く
使用されている。しかし、木質板をコンクリート型枠パ
ネルとして使用する場合、木質板は硬化したコンクリー
トからの剥離性が悪いという問題がある。特に近年のよ
うに木質パネルが大型化するとこれはより大きい問題と
なっている。剥離性が悪いため1回の使用で木質パネル
の表面状態が荒れて悪くなり、また離型時に破損が生じ
ることにより、繰り返し使用が制限され、その結果型枠
にかかる費用が高くついている。また木質パネルを使用
した場合、それに接していたコンクリートの表面は平滑
性が劣っていた。
【0003】木質コンクリートパネルのこのような欠点
を改良するために、木質パネルの表面をプラスチックの
フィルムまたはシートで被覆して使用する試みがなされ
てきた。プラスチックフィルムの種類として、ポリオレ
フィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、
ポリウレタン等種々のものが試みられているが、安価で
あり、コンクリートからの離型性がよく、しかもセメン
トのアルカリに対しても耐性があり、加えて強度が高い
という特性を備えたものとして、ポリオレフィン樹脂の
フィルムが最も適性がある。
【0004】これらのプラスチックフィルムまたはシー
トを木質板の表面に貼り合わせるために接着剤が使用さ
れる。溶剤系および水系の液状の接着剤には種々のもの
があり、プラスチックフィルムの種類に応じて優れた接
着力のあるものが選択できる。しかし液状接着剤を使用
すると、乾燥に時間を要すること、大きな乾燥装置が必
要であること、溶剤の場合にはその回収処理を要するこ
とにより、工業生産には不利な面が多々ある。これを回
避するために接着剤としてホットメルト型の接着剤を使
用する方法がいくつか開示されている。
【0005】特開昭50−44626号公報は、合板の
表面に熱可塑性合成樹脂を主剤とするホットメルト接着
剤を用いて中低圧ポリエチレンまたは塩化ビニルのよう
な合成樹脂フィルムまたはシートを接着する技術を開示
している。ここで用いられているホットメルト接着剤
は、ポリアミド、ポリエステル、エチレン-酢酸ビニル
共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレンを主剤とし、
必要に応じて粘着化性樹脂等の添加物が配合されてい
る。特公昭63−11984号公報は合板等の板材の表
面に、熱硬化性樹脂接着剤とホットメルト型接着剤とを
混合した接着剤を介して合成樹脂シートをオーバーレイ
する技術を開示している。熱硬化性樹脂接着剤としては
尿素樹脂、尿素メラミン樹脂、フェノール樹脂等を、ま
たホットメルト型接着剤としてはエチレン・酢酸ビニル
共重合樹脂(EVA)、ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、ポリアミド樹脂などのベースポリマーにロジ
ン系樹脂、テルペン樹脂などの粘着付与剤、ワックスな
どを添加したものを開示している。また、特開平6−8
8425号公報は木質コンクリート型枠基板の表面の一
面および四周木口端面をプラスチックフィルムで被覆す
るが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等
のフィルムを基板に積層するためにホットメルト接着剤
などの接着剤を使用することに言及している。
【0006】しかしながら上記のようにプラスチックフ
ィルムをホットメルトにより木質または金属等の他の材
質の型枠に接着するにあたっては、実際に十分な接着耐
久性が得られていないのが現実である。特にプラスチッ
クフィルムがポリプロピレンやポリエチレンのようなポ
リオレフィン系フィルムをこれら材質のコンクリート型
枠に満足に接着するには従来のホットメルト接着剤では
十分ではなかった。すなわち初期の接着強度もさること
ながら、耐水性および耐候性に問題があった。コンクリ
ート型枠は一般に屋外で使用されるためこの問題はプラ
スチックフィルム層の剥離につながった。また前記従来
のプラスチック接着品は何回か使用しているうちに表面
のプラスチックフィルムが剥離したり、傷付いたり、破
れたり、汚水が付着したりした場合には廃棄せざるを得
なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は長期の使用に
わたってプラスチックフィルムとコンクリート型枠基
板、特に木質基板との剥離がなく、コンクリートからの
離型性がよく繰り返し使用でき、且つ環境によいプラス
チックフィルムを接着積層したコンクリート型枠用パネ
ルを提供することを目的とし、更に本発明は表面のプラ
スチックフィルムが損傷した時はこれを新しいものに貼
り替えて、基板が半永久的に使用できるようにしたコン
クリート型枠用パネルを得んとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリプロピレ
ン樹脂よりなるフィルム状物を、エチレンとペンテン-
1、4-メチルペンテン-1、ブテン-1およびヘキセン-
1から選ばれるα-オレフィンとの共重合体を80〜9
0重量%および粘着付与剤を20〜10重量%含むホッ
トメルト接着剤を介して合板の表面に貼着してなるコン
クリート型枠用パネルに関する。
【0009】本発明では木質基板上にポリプロピレンフ
ィルムを貼着してコンクリート型枠を構成しており、ポ
リプロピレンフィルムを使用することにより、コンクリ
ートの付着が少ないため、剥離剤が不要で、且つ美しい
コンクリート表面が得られるに加え、廃棄するとき塩ビ
のような有害ガスが発生せず環境にもよいという特徴が
発揮できる。更に、本発明のホットメルト接着剤を使用
する利点は次の点にある:(1)接着力が大きいこと、
(2)耐候性、耐光性が優れていること、(3)ポリプ
ロピレンフィルムが破損した段階でも、破損フィルムを
剥がして新しいフィルムと貼り替える操作が容易である
(即ち、コンクリートパネルを加熱してホットメルト接
着剤を溶融させることによりポリプロピレンフィルムを
容易にはぎ取ることができる)。
【0010】本発明のコンクリート型枠用パネルに於い
て板状材の表面に貼着するポリプロピレンフィルムはイ
ンフレーションフィルム、キャストフィルムのいずれで
もよく、通常の市販品をそのまま使用することができ
る。またポリプロピレンはエチレン、ブテンなどを共重
合した共重合ポリプロピレン、あるいはアタクティック
ポリマー、ポリブテン等をブレンドしたブレンドポリプ
ロピレンであってもよい。また紫外線吸収剤、酸化防止
剤または着色剤等を添加したフィルムも場合によっては
より好ましい。フィルムはコロナ放電処理等により表面
を活性化して使用してもよいが特にその必要はない。フ
ィルムの厚さは約10μm以上あれば十分目的を果すこ
とができ、好ましくは30〜300μm、より好ましく
は50〜200μmである。ポリプロピレンフィルムは
コンクリートの付着が少ないため、剥離剤が不要で、且
つ美しいコンクリート表面が得られるに加え、廃棄する
とき塩ビのような有害ガスが発生せず環境にもよい。
【0011】本発明で接着剤として使用するホットメル
ト接着剤はα-オレフィン共重合体と粘着付与剤を主成
分とする。α-オレフィン共重合体はα-オレフィン類の
2種以上のモノマーからなる共重合体であり、必要に応
じてこれに少量の他の共重合可能なモノマー類を含む共
重合体であることができる。α-オレフィンにはエチレ
ン、プロピレン、ペンテン-1、4-メチルペンテン-
1、ブテン-1、ヘキセン-1、オクテン-1、デセン-
1、ドデセン-1が含まれる。プロピレン、エチレン、
ペンテン-1、4-メチルペンテン-1、ブテン-1、ヘキ
セン-1が好ましい。特に好ましくはプロピレン、エチ
レン、ブテン-1からなる共重合体である。α-オレフィ
ン類と共に用いることのできるα-オレフィンと共重合
可能なモノマーとしては飽和カルボン酸のビニルエステ
ル、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸のアルキルエ
ステル等を挙げることができる。本発明で使用するα-
オレフィン共重合体は、2種以上を混合使用してもよい
し、また、α-オレフィンの単独重合体、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン等を混合してもよ
い。
【0012】本発明で使用する粘着付与剤としては、脂
肪族炭化水素、環状脂肪族炭化水素、水添石油樹脂等の
飽和石油樹脂が好ましい。これらは商品として市販され
ており、例えばアルコン(荒川化学工業社製)、エスコ
レッツ(トーネックス社製)、FTR-600(三井石
油化学工業社製)等が使用できる。粘着付与剤としては
飽和石油樹脂の他にロジンおよびその誘導体やテルペン
樹脂等も必要に応じて配合することもできる。
【0013】ホットメルト接着剤の組成物中、α-オレ
フィン共重合体と粘着付与剤とは70〜95重量%と5
〜30重量%、好ましくは75〜90重量%と10〜2
5重量%、より好ましくは80〜90重量%と10〜2
0重量%の比率で配合する。α-オレフィン共重合体が
70重量%より少ないとその分粘着付与剤の割合が多く
なり粘着性が強くなり取り扱いにくくなるとともに、接
着後の強度も低くなる。α-オレフィン共重合体の割合
が95重量%より多くなると板状材との接着性が低下す
る傾向にある。
【0014】ホットメルト組成物には、接着特性その他
の性質を調整するために、更に滑剤や耐寒剤を配合する
こともできる。滑剤としてはパラフィンワックス、マイ
クロクリスタリンワックス、低分子量ポリエチレンワッ
クス、フィッシャー・トロプシュワックス、変性ワック
ス等のワックスやステアリン酸カルシウム、ステアリン
酸亜鉛等の金属石鹸等を用いることができる。耐寒剤と
してはポリイソブチレン、ブチルゴム、スチレンブタジ
エンゴムなどの合成ゴムを使用することができる。また
接着剤には、その他の添加剤としては酸化防止剤、充填
材、可塑剤、特殊オリゴマー等を配合することもでき
る。
【0015】ホットメルト接着剤の使用量は接着表面の
状態によってある程度異なるが、プラスチックフィルム
と合板の接着の場合、厚さ約10μm〜300μm、好
ましくは30〜200μmで使用される。
【0016】本発明のホットメルト接着剤のVicat
軟化温度は50〜150℃、好ましくは60〜120℃
である。軟化温度が50℃より低いとコンクリート型枠
用パネルとして使用中太陽熱等により加熱された際に接
着剤が軟化して剥離し易くなる。また軟化温度が150
℃より高いと接着加工工程に高温を要し、型枠に反りを
発生させる等のトラブルを生じる原因となったり、無駄
なエネルギー消費となる。
【0017】本発明のホットメルト接着剤のMFR(1
90℃)は0.5〜100、好ましくは1〜50である
ことが望ましい。本ホットメルト接着剤はポリプロピレ
ンフィルムと基板、特に木質板との接着力が大で耐水
性、耐アルカリ性、耐候性、耐光性等が良好な上に、使
用によりポリプロピレンフィルムが損傷し、これを剥離
して新しいものに貼り替える操作がしやすい利点もあ
る。
【0018】本発明のコンクリート型枠用パネルの製造
は、一般には、プラスチックフィルムへのホットメルト
接着剤の塗布、この接着剤塗布フィルムの木質板への積
層、積層体の熱圧着、冷却の工程に沿って行われる。接
着剤塗布フィルムと木質板との積層に当たっては、フィ
ルムへの接着剤の塗布と積層とを連続して行ってもよい
が、予め連続した長尺フィルムに接着剤を塗布冷却して
例えばロール状に巻いておいたものを使用してもよい。
またホットメルト接着剤を木質板の方に、またはプラス
チックフィルムと木質板の両方に塗布しておく方法をと
ることも可能である。ホットメルト接着剤の塗布は通常
の押出ラミネート方法で行うことができる。
【0019】本発明のコンクリート型枠用パネルの基板
は従来コンクリート型枠として使用されてきた材質をい
ずれも適用することができる。しかし、軽量性、加工容
易性、現場での組み立て容易性、価格の低さ等の点で木
質板が好適である。木質板というのは合板、パーティク
ルボード、ハードボード等の板材を意味する。しかし、
本発明では木質板を基板とするコンクリート型枠だけで
なく、金属、FRP等を基板とするコンクリート型枠を
もその範囲に含む。金属、FRP等の場合もコンクリー
ト型枠として直接コンクリートに接して使用されるか
ら、これらの基板の場合も必ずしもコンクリートとの離
型性が満足されるものではなく、また使用するにつれて
錆び等の汚れが生じて、あるいはコンクリートの付着に
よりその表面が粗面化する。このような状態の型枠を使
用してコンクリートを打つと、硬化したコンクリートの
表面は滑らかに形成されず、また錆び等による汚れが付
着する。したがってこれらの材質を使用したコンクリー
ト型枠も樹脂被覆することにより、コンクリートとの離
型性が改良され、且つ表面をいつまでも美しく使用する
ことができる。
【0020】プラスチックフィルムによる木質板の被覆
は、木質板の一つの平面だけでもよいし、必要であれば
4周の木口をも被覆してもよく、更に6面全体を被覆し
てもよい。また本ポリプロピレンフィルム被覆コンクリ
ート型枠用合板パネルは使用によって、傷付いたり、破
損したりして使えなくなった時は、このポリプロピレン
フィルムを剥がして合板表面に新しいポリプロピレンフ
ィルムを接着してさらに使用することができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
する。実施例 1 下記のホットメルト接着剤配合物を、押出機ペレタイザ
ーで溶融ブレンドしてペレットを作成した。 〔ホットメルト接着剤配合組成〕 (1)エチレン−α-オレフィン共重合体 80 重量部 (密度0.89g/cm3、Vicat軟化点65℃、 MFR(190℃)3.6) (2)飽和石油樹脂(軟化点115℃) 20 重量部 (3)滑剤(脂肪酸アマイド) 0.2重量部 得られたペレットをTダイ押出機で厚さ80μmのフィ
ルム状に押出すと同時に厚さ100μmのポリプロピレ
ンフィルムの片面にラミネートしてホットメルト接着剤
ラミネートポリプロピレンフィルムを成形した。
【0022】こうして得られたラミネートフィルムを、
接着剤側が合板に接するようにして木質合板(5プラ
イ、厚さ12mm)上に重ねて、真空プレス中で130
℃、3kgf/cm2、30秒の条件で熱接着し、ポリ
プロピレンフィルム被覆コンクリート型枠用合板パネル
を作成した。
【0023】比較例 1 ホットメルト接着剤として、市販のEVA系ホットメル
ト接着剤(商品名「クランベターX−1430」、倉敷
紡績社製)を使用した以外は、実施例1と同様にしてホ
ットメルト接着剤ラミネートポリプロピレンフィルムを
成形し、真空プレス中で130℃、3kgf/cm2
30秒の条件で熱接着し、ポリプロピレンフィルム被覆
コンクリート型枠用合板パネルを作成した。
【0024】比較例 2 接着剤としてホットメルト接着剤を用いる代わりに、合
成ゴム系溶剤型接着剤(商品名「デービーボンドBD6
11Y」、ダイヤボンド社製)を使用し、コンマコータ
ーを用いて実施例1と同じポリプロピレンフィルム上に
この接着剤を塗布した。接着剤を乾燥し、接着剤厚さが
80μmの接着剤ラミネートポリプロピレンフィルムを
作成した。こうして得られたラミネートフィルムを、接
着剤側が合板に接するようにして木質合板(5プライ、
厚さ12mm)上に重ねて、真空プレス中で100℃、
3kgf/cm2、30秒の条件で熱接着し、ポリプロ
ピレンフィルム被覆コンクリート型枠用合板パネルを作
成した。
【0025】実施例1および比較例1、2で作成したパ
ネル、それにポリプロピレンフィルムをラミネートして
いない未加工の木質合板を下記の評価方法で、接着力、
耐候性、コンクリートの付着性、使用後の傷の状態およ
び使用可能回数を評価した。 〔評価方法〕 (1)接着力:ポリプロピレンフィルム被覆コンクリー
ト型枠用合板パネルで、幅1インチの試験片を作成して
剥離角度180°で、接着強度を測定した。 (2)耐候性:ポリプロピレンフィルム被覆コンクリー
ト型枠用合板パネルを屋外暴露して、剥離状態を経時的
に観察した。
【0026】(3)コンクリート面からの離型性 2回使用した後の型枠表面へのコンクリートの付着状態
を目視観察して評価した。 (4)使用後の傷付き 2回使用した後の型枠表面の傷の状態を目視観察して評
価した。 (5)使用可能回数 ポリプロピレンフィルムの剥離、型枠自体の破損や反り
の発生、型枠表面へのコンクリートの付着等により実質
上使用できなくなるまでの使用回数。評価結果を表1に
記載した。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明のポリプロピレンフィルム被覆コ
ンクリート型枠用合板パネルは、従来のホットメルト接
着剤または溶剤系接着剤を用いてポリプロピレンフィル
ムをラミネートしたポリプロピレンフィルムラミネート
合板と比較して接着力が高いだけでなく、耐久性に優
れ、コンクリートとの離型性がよく、繰り返し使用が可
能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 京介 福岡県福岡市城南区梅林4丁目19番24号 株式会社石和総建内 (56)参考文献 特開 平6−155415(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 E04G 9/05 B29C 65/40 C08J 5/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレン樹脂よりなるフィルム状
    物を、エチレンとペンテン-1、4-メチルペンテン-
    1、ブテン-1およびヘキセン-1から選ばれるα-オレ
    フィンとの共重合体を80〜90重量%および粘着付与
    剤を20〜10重量%含むホットメルト接着剤を介して
    合板の表面に貼着してなるコンクリート型枠用パネル。
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EP2466030A1 (de) * 2010-12-17 2012-06-20 Sika Technology AG Verwendung nicht-reaktiven Heissschmelzklebstoff-beschichteter Polyolefin- Abdichtungsfolien zum Abdichten
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