JP2950415B1 - 縦溝掘削機 - Google Patents

縦溝掘削機

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JP2950415B1 JP18840698A JP18840698A JP2950415B1 JP 2950415 B1 JP2950415 B1 JP 2950415B1 JP 18840698 A JP18840698 A JP 18840698A JP 18840698 A JP18840698 A JP 18840698A JP 2950415 B1 JP2950415 B1 JP 2950415B1
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滝 裕 小
井 森 幸 嶋
藤 啓 之 伊
崎 誠 金
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Mitsui Miike Engineering Corp
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Mitsui Miike Engineering Corp
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Abstract

【要約】 【課題】 地下に止水壁を構築する現場に障害物があっ
ても、その障害物の下部を地上から掘削できる縦溝掘削
機を提供する。 【解決手段】 障害物に隣接して予め掘削された竪孔内
に建込まれたガイド鋼材に沿って昇降可能に装備され
て、地下障害物下に連続溝を掘削する掘削機であり、そ
の掘削機は、吊りフレーム(1)の先端に設けたカッタ
ーヘッド部(3)にチェーンソーカッター部4が起伏自
在に設けられており、そのチェーンソーカッター部
(4)は、中央部に設けた親チェーンソー(5)と親チ
ェーンソー(5)の両側に設けた子チェーンソー(6
a、6b)とからなるチェーンソー掘削機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め掘削された竪
孔内に建込まれたガイド鋼材に沿って昇降可能に装備さ
れた縦溝掘削機に関し、特に地上に設置した障害物や地
下に埋設された障害物の下に止水壁を構築する際に好適
に使用される縦溝掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】地下の止水壁を構築する際には、地上か
らクラムシェルバケット等によって連続した竪孔を掘削
し、その竪孔にモルタル等の固形材を流し込んで地下に
止水壁を構築する方法が一般的に実施されている。
【0003】しかし、地上に設置した構築物や地下に埋
設されたボックスカルバート等の地下障害物が構築しよ
うとする止水壁に交わって長い障害物となる場合には、
予め薬液を注入してその周囲を固化するか、セメント系
の固化材を高圧噴射する地盤改良工法で、止水壁の代替
としていた。
【0004】クラムシェルバケット掘削機等によって止
水壁を構築する方法では、地下に障害物がない場合には
効果的に連続した竪孔を掘削できるが、地上に設置した
構築物や地下に埋設されたボックスカルバート等の障害
物がある場合には、その下部をバケット掘削機等によっ
て直接掘削することはできない。
【0005】従って、障害物がある場合には、薬液を注
入して固化するか、セメント系の固化材を高圧噴射して
円柱の固形物を柱列配置して、柱列式止水壁とせざるを
得なった。
【0006】しかし、柱列壁は等厚の連続止水壁に比べ
て無駄が多く、コストの面から問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、地下に止水
壁を構築する現場に、地上に設置した障害物や地下に埋
設した障害物があっても、その障害物の下部を地上から
掘削することができる縦溝掘削機を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、予め掘
削された竪孔(B)内に建込まれたガイド鋼材(C)に
沿って昇降可能に装備された縦溝掘削機において、吊り
フレーム部(1)の下部にコントロールバルブ室(2)
を設け、そのコントロールバルブ室(2)の下部にカッ
ターヘッド部(3)を設け、そのカッターヘッド部
(3)にチェーンソーカッター部(4)が起伏自在に設
けられ、そのチェーンソーカッター部(4)は中央部に
設けた親チェーンソー(5)とその両側に設けた子チェ
ーンソー(6a、6b)とからなり、そのチェーンソー
カッター部(4)はカッターヘッド部(3)に設けた一
対の油圧シリンダ(7a、7b)で旋回でき、そのカッ
ターヘッド部(3)にはチェーンソーカッター部(4)
を駆動する油圧モータ(8)が設けられ、その油圧モー
タ(8)で駆動するドライブスプロケットホイール(1
0)は」アイドラスプロケットホイール(11)との間
に掛け渡された親チェーンソー(5)のチェーンを回転
駆動し、アイドラスプロケットホイール(11)の回転
は両側に設けたスプロケットホイール(12a、12
b)を回転し、それらのスプロケットホイール(12
a、12b)は上部のスプロケットホイール(13a、
13b)との間に掛け渡された子チェーンソー(6a、
6b)のチェーンを回転駆動するようになっている。
【0009】
【0010】
【0011】したがって障害物に隣接して予め掘削され
た竪孔内にガイド鋼材を建込み、チェーンソー掘削機を
チェーンソーカッター部の先端が下方になる状態でガイ
ド鋼材に沿って竪孔内を下降させ、チェーンソー掘削機
が障害物を通過したら、チェーンソーカッター部を起こ
しながら掘削してチェーンソーカッター部を水平位置ま
で起こし、チェーンソーカッター部を水平位置まで起こ
した状態でチェーンソー掘削機をガイド鋼材に沿って下
降させて障害物下の連続溝を掘削する。そして、設計深
度まで掘削完了後、遮水シートを挿入し、モルタル等の
固化材を打設して止水壁とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明の実施例
に係る縦溝掘削機を示し、吊りフレーム部1の下部にコ
トロールバルブ室2が設けられており、その下部にカッ
ターヘッド部3が設けられており、そのカッターヘッド
部3にチェーンソーカッター部4が起伏自在に設けられ
ているチェーンソー掘削機からなるものである。
【0013】チェーンソーカッター部4は、中央部に設
けた親チェーンソー5と親チェーンソー5の両側に設け
た子チェーンソー6a、6bとからなっており、カッタ
ーヘッド部3に設けた一対の油圧シリンダ7a、7bの
伸縮により90度旋回される。
【0014】そのカッターヘッド部3には、チェーンソ
ーカッター部4を駆動する油圧モータ8が設けられてお
り、この油圧モータ8により平歯車9a、9b、9cを
介してドライブスプロケットホイール10を回転し、こ
のドライブスプロケットホイール10とアイドラスプロ
ケットホイール11とに掛け渡された親チェーンソー5
のチェーンを回転駆動する。
【0015】アイドラスプロケットホイール11が回転
することにより両側に設けたスプロケットホイール12
a、12bが回転し、そのスプロケットホイール12
a、12bと上部のスプロケットホイール13a、13
bとに掛け渡された子チェーンソー6a、6bのチェー
ンを回転駆動する。
【0016】チェーンの伸びに対しては、調節ナット1
4と調節ボルト15で張りの調整を行う。また、駆動動
力は地上に油圧ユニットを設置し、油圧ホースを介して
コントロールバルブ室2を経て圧油を油圧モータ8に供
給し、また油圧シリンダ7a、7bに給排油して行う。
【0017】次に、図4ないし図11を参照して、前記
のチェーンソー掘削機により地下障害物下を掘削し、地
下障害物下に止水壁を構築する作業について説明する。
【0018】地下障害物、図4および図5の例では、ボ
ックスカルバートAに隣接してその両側に竪坑(ガイド
ホール)Bを削孔する。(図6) 竪孔B内に、排泥管Dを装備したガイド鋼材Cを建込
む。(図7) チェーンソー掘削機Eを、チェーンソーカッター部の先
端が下方になる状態でガイド鋼材Cに沿って竪孔B内を
下降させ、チェーンソー掘削機Eがボックスカルバート
Aを通過したら、チェーンソーカッター部を起こしなが
ら掘削してチェーンソーカッター部を水平位置まで起こ
す。(図8) チェーンソーカッター部を水平位置まで起こした状態で
チェーンソー掘削機Eをガイド鋼材Cに沿って下降させ
てボックスカルバートA下の連続溝Fを掘削する。竪孔
B内に落下して切削屑を排水管で地上に排出する。(図
9) 設計深度まで掘削完了後、遮水シートGを挿入して建込
む。(図10) モルタル等の固化材Hを打設して止水壁とする。(図1
1) 図12に遮水シートGの挿入方法を示し、ボックスカル
バート等の地下障害物下の連続溝掘削完了後、遮水シー
トGをロール状に巻いた建込機20をガイド鋼材Cに沿
ってクレーンIを用いて下降させる。この時、遮水シー
トGを巻き付けた軸21は、図12に2点鎖線で示すよ
うに、下方向にセットする。
【0019】所定位置まで下降させた後、遮水シートG
を巻き付けた軸21を、図12に実線で示すように、油
圧シリンダ22で水平方向まで引き起こす。
【0020】引き起こした後、油圧モータ23を回転す
ることにより遮水シートGを巻き付けた軸21が回転し
て遮水シートGが巻き出され、連続溝に建込む。(シー
ト下部にウエイト装備)遮水シートGが溝底部に到着
後、地上部からハンガーでシートを懸垂して、建込機2
0のシート巻付け軸21を下方向に折り畳み、建込機2
0を引き上げる。油圧シリンダ22及び油圧モータ23
は、地上部に油圧ユニット24を設置して、油圧ホース
で接続し、駆動する。また、遮水シートGを巻き付けた
軸21は、油圧モータ23の回転がギアで伝達されて回
転する。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、地下障害物が構築しよ
うとする止水壁に交わって長く存在していても、その下
に連続溝を掘削することができる。
【0022】そして、チェーンソーカッター部は、親チ
ェーンソーとその両側に設けた子チェーンソーとからな
るものであるので、掘削幅(連続壁の幅)を広げること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した縦溝掘削機を示し、チェーン
ソーカッター部を水平にした状態の側面図。
【図2】図1のチェーンソーカッター部を垂直にした状
態を示す正面図。
【図3】図1を上方からみた平面図。
【図4】本発明を実施した地下障害物下の止水壁の構築
する際の縦溝掘削機等の配置を示す平面図。
【図5】図4の側面図。
【図6】本発明による竪孔削孔を行っている所を示す説
明図。
【図7】本発明によりガイド鋼材建込みを行っている所
を示す説明図。
【図8】本発明によりチェーンソー掘削機建込みを行っ
ている所を示す説明図。
【図9】本発明により連続壁削孔を行っている所を示す
説明図。
【図10】本発明により遮水シート建込みを行っている
所を示す説明図。
【図11】本発明によりモルタル等固形材打設を行って
いる所を示す説明図。
【図12】本発明による遮水シートを建込む状態を示す
側面図。
【符号の説明】
1・・・吊りフレーム 2・・・コントロールバルブ室 3・・・カッターヘッド部 4・・・チェーンソーカッター部 5・・・親チェーンソー 6・・・子チェーンソー 7・・・油圧シリンダ 8・・・油圧モータ 9・・・平歯車 10・・・ドライブスプロケットホイール 11・・・アイドラスプロケットホイール 12・・・スプロケットホイール 13・・・スプロケットホイール 14・・・調整ナット 15・・・調整ボルト 20・・・遮水シート建込機 21・・・軸 22・・・油圧シルンダ 23・・・油圧モータ 24・・・油圧ユニット A・・・ボックスカルバート B・・・竪孔 C・・・ガイド鋼材 D・・・排泥管 E・・・チェーンソー掘削機 F・・・連続壁 G・・・遮水シート H・・・モルタル I・・・クレーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊 藤 啓 之 福岡県大牟田市旭町2丁目28番地 株式 会社三井三池製作所 三池事業所内 (72)発明者 金 崎 誠 東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号 株式会社三井三池製作所内 (56)参考文献 特公 平4−41753(JP,B2) 特公 昭50−2521(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 5/06 E02F 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め掘削された竪孔(B)内に建込まれ
    たガイド鋼材(C)に沿って昇降可能に装備された縦溝
    掘削機において、吊りフレーム部(1)の下部にコント
    ロールバルブ室(2)を設け、そのコントロールバルブ
    室(2)の下部にカッターヘッド部(3)を設け、その
    カッターヘッド部(3)にチェーンソーカッター部
    (4)が起伏自在に設けられ、そのチェーンソーカッタ
    ー部(4)は中央部に設けた親チェーンソー(5)とそ
    の両側に設けた子チェーンソー(6a、6b)とからな
    り、そのチェーンソーカッター部(4)はカッターヘッ
    ド部(3)に設けた一対の油圧シリンダ(7a、7b)
    で旋回でき、そのカッターヘッド部(3)にはチェーン
    ソーカッター部(4)を駆動する油圧モータ(8)が設
    けられ、その油圧モータ(8)で駆動するドライブスプ
    ロケットホイール(10)はアイドラスプロケットホイ
    ール(11)との間に掛け渡された親チェーンソー
    (5)のチェーンを回転駆動し、アイドラスプロケット
    ホイール(11)の回転は両側に設けたスプロケットホ
    イール(12a、12b)を回転し、それらのスプロケ
    ットホイール(12a、12b)は上部のスプロケット
    ホイール(13a、13b)との間に掛け渡された子チ
    ェーンソー(6a、6b)のチェーンを回転駆動し、そ
    してチェーンの張りを調整する調整ナット(14)およ
    び調整ボルト(15)が設けられていることを特徴とす
    る縦溝掘削機。
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CN113356295A (zh) * 2021-06-03 2021-09-07 重庆大学 一种地下深窄槽连续锯切设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113356295A (zh) * 2021-06-03 2021-09-07 重庆大学 一种地下深窄槽连续锯切设备
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