JP2950196B2 - 予混合式ガスバーナ - Google Patents
予混合式ガスバーナInfo
- Publication number
- JP2950196B2 JP2950196B2 JP10688695A JP10688695A JP2950196B2 JP 2950196 B2 JP2950196 B2 JP 2950196B2 JP 10688695 A JP10688695 A JP 10688695A JP 10688695 A JP10688695 A JP 10688695A JP 2950196 B2 JP2950196 B2 JP 2950196B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- burner
- fuel gas
- duct
- premixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Gas Burners (AREA)
Description
にバーナエレメントを備えてなる予混合式ガスバーナに
関するもので、更に詳しくは、燃料ガスの低圧供給を可
能とし、燃焼用空気と燃料ガスを均一的に予混合させる
ものである。
料ガスは、燃焼ガス中の有害成分が極めて少ないという
点において、大気汚染等の環境問題に絡んで、産業上の
燃料源として多用される傾向にある。当然のことなが
ら、燃料源として燃料ガスを利用する場合には、その使
用機器における燃焼部に対してガスバーナが適用される
ようになっている。例えば、ボイラ等に用いるガスバー
ナとしては、予混合式の平面バーナが普及しているが、
この種の平面バーナは、多数の小径通気孔を有するバー
ナエレメントを通して予混合気を噴出させ、このバーナ
エレメントに多数の微小火炎を発生させる形式のもので
ある。
すように、略直管状のバーナダクト21の下端側一側面
に、このバーナダクト21の長手方向に沿って長く延び
る板状のバーナエレメント22を取り付け、このバーナ
ダクト21の上端側から、送風機等によって供給される
燃焼用空気と、バーナダクト21の途中に内部へ突出す
るように取り付けたガス供給管23からの燃料ガスとを
混合してバーナダクト21内で予混合気を形成し、この
予混合気を前記バーナエレメント22から噴出させるよ
うにしている。
混合気の形成は、バーナダクト21内を流れる燃焼用空
気流に対して、ガス供給管23の多数の噴出孔から燃料
ガスを噴出することによって行っているため、燃焼用空
気内で燃料ガスが拡散することによる混合が主となり、
両者の混合状態は不充分である。このような不均一な混
合状態のまま、予混合気がバーナエレメント22に供給
されると、このバーナエレメント22全面に形成してあ
る多数の小孔(図示省略)の夫々から噴出される予混合
気流は、混合度合が異なってしまう。そのため、バーナ
エレメント22に形成される燃焼火炎にも偏りが生じて
未燃予混合気が残留するなど均一な燃焼が行われない。
また、前記ガス供給管23内のガス供給圧力も比較的高
いため配管コストも高くなっている。
点に鑑み、バーナダクト内における燃料ガスと燃焼用空
気の混合状態を良好にするとともに、燃料ガスの供給圧
力を低下させることのできる予混合式ガスバーナを提供
することを目的とするものである。
解決するためになされたものであって、バーナダクトに
バーナエレメントを設け、このバーナダクトに接続した
燃料ガス供給路からの燃料ガスと、このバーナダクト内
を流通する燃焼用空気とを混合して予混合気を形成し、
この予混合気を前記バーナエレメントから噴出させて燃
焼させる形式の予混合式ガスバーナにおいて、前記バー
ナダクト内の所定位置に前記バーナダクト内の所定位置
に略ベンチユリ形状のガスミキサ部を形成するととも
に、前記バーナダクトと前記ガスミキサ部との間にガス
室を形成し、前記燃焼ガス供給路からの燃料ガスを前記
ガス室を介して前記ガスミキサ部に噴出させることを特
徴としている。
設けたベンチユリ形状のガスミキサ部で、燃焼用空気の
渦流発生領域が形成され、燃料ガスと燃焼用空気を効率
的に混合させる。
細に説明する。図1は、この発明に係る予混合式ガスバ
ーナの第一実施例を示すもので、図示する予混合式ガス
バーナ1は、流路2を形成する細長い角筒のバーナダク
ト3の下流端一側面に、前記流路2に沿って所定長さの
バーナエレメント4を備えている。前記バーナダクト3
の上流端側から、送風機等によって燃焼用空気が供給さ
れるようになっている。
1に示すように、2枚の相似形の絞り部材6を対面する
ように配置して、中央部に略ベンチユリ形状のガスミキ
サ部5を形成している。前記絞り部材6の幅は、前記バ
ーナダクト3の内幅と同等で、上流側端側より所定位置
までを約40度に折曲し、この折曲部6aより下方の所
定位置まで前記バーナダクト3と平行に延在し、この所
定位置を内側に直角に折曲して内部にガス室7を形成し
ている。前記ガスミキサ部5に対応する前記絞り部材6
の平行面には、ガス噴出部6bとして複数の小穴を開口
している。前記ガス室7には、燃料ガスを供給する燃料
ガス供給路8を前記バーナダクト3の外側(左右方向、
前後方向どちらでも可)からそれぞれ接続している。そ
して、図1に示すように、前記絞り部材6の下流側端側
よりゆるやかな拡がり角(約5度〜10度)を持ったデ
ィフューザ9をそれぞれ設けている。
ば、バーナダクト3の上流端から供給される燃焼用空気
は、2枚の絞り部材6を配置して形成したガスミキサ部
5において流路断面積は約1/5〜1/7の範囲内に絞
られるため、その流速が高まり、この高速空気流の境界
面には、流速差から渦流発生領域が生じることになる。
すなわち、前記ガスミキサ部5の平行面においては高速
空気流が発生し、中央部では渦流発生領域が発生するの
で、前記燃料ガス供給路8からガス室7およびガス噴出
部6bを介して供給される燃料ガスは、前記平行面から
効果的に剥離され、燃焼用空気と効率よく予混合され
る。そして、ディフューザ9において、動圧から静圧へ
の変換がスムーズに行なわれ、バーナダクト3下流端の
バーナエレメント4へ予混合気を供給する。前記ガス噴
出部6bにおいて、燃焼用空気の流速が高まるため吸引
力が大きくなり燃料ガス供給路8内のガス供給圧力を低
くすることができる。
ナの第二実施例について、図3を参照しながら説明す
る。ここで、図3において、第一実施例と対応する構成
部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。図
3に示す第二実施例は、図1に示す第一実施例と略同様
にバーナダクト3内の所定位置に、2枚の相似形の絞り
部材6を対面するように配置している。この絞り部材6
の下方内側と、図2に示すようなガスミキサ部5を形成
する先端部分を折曲し、この折曲部より下方に平行面を
備えたディフューザ9の外側との間に所定の隙間を設
け、この隙間をガス噴出部6bとして形成している。前
記ディフューザ9の前記折曲部の上端面9aと前記絞り
部材6の内側面6cとの間に形成される空間部をガス室
7とし、このガス室7に燃料ガスを供給する燃料ガス供
給路8を前記バーナダクト3の外側(前後方向、左右方
向どちらでも可)からそれぞれ接続している。
3の上流端から供給される燃焼用空気は、第一実施例と
同様にガスミキサ部5において流路断面積が約1/5〜
1/7の範囲内に絞られるため、その流速が高まり中央
部では渦流発生領域が形成される。この実施例では、ガ
ス室7からガス噴出部6bを介して噴出するガス量とガ
スミキサ部5の区間をガスの体積の分だけ大きくし、ガ
スの噴出を容易にしたものである。
すもので、前述の第一実施例および第二実施例と略同様
に、バーナダクト3内の所定位置に、2枚の相似形の絞
り部材6を対面するように配置している。この絞り部材
6は、上端部を所定角度に折曲し、中央部に略ベンチユ
リ形状を形成する平行面6dを形成し、この平行面6d
の下方に、ゆるやかな拡がり角を持ったディフューザ6
eを形成している。前記絞り部材6の対面する平行面6
dの中央部に、燃料ガス供給路8を前記バーナダクト3
の前後方向より挿入している。そして、この燃料ガス供
給路8の上下方向に略V字形断面の分流部材10をそれ
ぞれ配置し、前記燃料ガス供給路8の前後方向の左右中
心線上に、複数のガス噴出穴8aを所定数開口した構成
となっている。したがって、この実施例では、前記絞り
部材6の対面する平行面6dと燃料ガス供給路8との間
にガスミキサ部5を形成することになる。
3の所定位置に設けた絞り部材6の対面する平行面6d
と、燃料ガス供給路8との間に形成した各ガスミキサ部
5に、分流部材10を介して燃焼用空気が分流してそれ
ぞれ流入するとともに、前記燃料ガス供給路8のガス噴
出穴8aから燃料ガスが各ガスミキサ部5に噴出するの
で、燃焼用空気と燃料ガスの予混合をより良好にするこ
とができる。
ば、バーナダクトの所定位置に略ベンチユリ形状のガス
ミキサ部を設け、このガスミキサ部に燃料ガス供給路の
ガス噴出部を開口したので、前記ガスミキサ部に発生す
る渦流発生領域内へ燃料ガスを噴出することにより、渦
流の巻き込み効果によって燃焼用空気と燃料ガスの混合
を促進し、均一的な予混合気を得ることができる。ま
た、前記ガスミキサ部の燃焼用空気の流速が高まるので
吸引力が大きくなり、燃料ガス供給路内のガス供給圧力
を低くすることができ、したがって、燃料ガス配管のコ
ストを低減することができる。
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 バーナダクト3にバーナエレメント4を
設け、このバーナダクト3に接続した燃料ガス供給路8
からの燃料ガスと、このバーナダクト3内を流通する燃
焼用空気とを混合して予混合気を形成し、この予混合気
を前記バーナエレメント4から噴出させて燃焼させる形
式の予混合式ガスバーナ1において、前記バーナダクト
3内の所定位置に略ベンチユリ形状のガスミキサ部5を
形成するとともに、前記バーナダクトと前記ガスミキサ
部5との間にガス室7を形成し、前記燃焼ガス供給路8
からの燃料ガスを前記ガス室7を介して前記ガスミキサ
部5に噴出させることを特徴とする予混合式ガスバー
ナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10688695A JP2950196B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 予混合式ガスバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10688695A JP2950196B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 予混合式ガスバーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08278008A JPH08278008A (ja) | 1996-10-22 |
JP2950196B2 true JP2950196B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=14444984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10688695A Expired - Lifetime JP2950196B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 予混合式ガスバーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2950196B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013085156A1 (ko) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | 주식회사 경동나비엔 | 연소장치 |
JP2019174016A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 株式会社サムソン | 予混合ガスバーナ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110822433A (zh) * | 2019-09-10 | 2020-02-21 | 西安石油大学 | 一种基于爆炸安全性的混空轻烃燃气混合器 |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP10688695A patent/JP2950196B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013085156A1 (ko) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | 주식회사 경동나비엔 | 연소장치 |
KR101303126B1 (ko) | 2011-12-05 | 2013-09-09 | 주식회사 경동나비엔 | 연소장치 |
JP2019174016A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 株式会社サムソン | 予混合ガスバーナ |
JP7037176B2 (ja) | 2018-03-28 | 2022-03-16 | 株式会社サムソン | 予混合ガスバーナ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08278008A (ja) | 1996-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3527280B2 (ja) | 燃焼室 | |
JP4808133B2 (ja) | ガスバーナ | |
JP3884596B2 (ja) | 予混合装置 | |
KR970075644A (ko) | 미분탄 버너 | |
WO2007086146A1 (ja) | 燃焼装置 | |
JP2007225267A (ja) | 燃焼装置 | |
JP2950196B2 (ja) | 予混合式ガスバーナ | |
JP2019174039A (ja) | 表面燃焼バーナ | |
JPH0674423A (ja) | 燃料ガスと空気の混合装置 | |
US6929470B1 (en) | Low NOx duct burner | |
JPH08296812A (ja) | 予混合式ガスバーナにおける騒音防止手段 | |
JP7417022B2 (ja) | 予混合装置およびこれを備えた燃焼装置 | |
JP3680943B2 (ja) | 燃焼装置 | |
EP1320704B1 (en) | Low noise modular blade burner | |
JP2528860Y2 (ja) | 予混合式ガスバーナ | |
JP2003035402A (ja) | 全一次空気式バーナ | |
JP7417021B2 (ja) | 予混合装置およびこれを備えた燃焼装置 | |
JPH11182819A (ja) | ガスノズル及びそのガスノズルを使用した内部炎口バーナ | |
JP2003130312A (ja) | 燃焼装置 | |
JPH0547935Y2 (ja) | ||
JP2001056107A (ja) | ガスバーナ | |
JP2000346317A (ja) | 予混合式平面燃焼バーナにおける混合装置 | |
JP2007218491A (ja) | 燃焼装置、並びに、燃焼ユニット | |
JPH09236256A (ja) | 予混合式ガスバーナの制御装置 | |
JP2799493B2 (ja) | バーナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140709 Year of fee payment: 15 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |