JP2949665B2 - プラズマ装置及びその操作方法 - Google Patents

プラズマ装置及びその操作方法

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JP2949665B2 JP10062401A JP6240198A JP2949665B2 JP 2949665 B2 JP2949665 B2 JP 2949665B2 JP 10062401 A JP10062401 A JP 10062401A JP 6240198 A JP6240198 A JP 6240198A JP 2949665 B2 JP2949665 B2 JP 2949665B2
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    • H05H1/24Generating plasma
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気アークプラズ
マ技術に関し、そしてさらに特に、移されるアークプラ
ズマ装置における操作のパイロットアークモード及び操
作の切断モードを最適にする、改良したプラズマ装置及
び装置の操作方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本発明
は、電源が先ずプラズマトーチのノズル及び電極の間に
パイロットアークを生じさせ、次にノズルのプラズマア
ーク開口の近くに移動する工作物にアークを移す電気ア
ークプラズマ装置に関する。この装置は、Couchの
米国特許第3641308号特に図4に記載されてい
る。電源は、プラズマトーチの電極及び隣接する工作物
に直流電圧を流す。工作物がプラズマトーチに近づくま
で、電源は、電極及びノズルの間にアークを生ずる。こ
のアークは、パイロットアークとして知られているよう
に、大きな抵抗器及び閉じられている移送スイッチを経
る電流により維持される。工作物を切断する目的で近く
に配置された工作物にアークを移すために、抵抗器はノ
ズルの接続から断たれて、抵抗器は、もはや工作物及び
ノズルと並列になっていない。このことが生ずるとき、
工作物がプラズマトーチのプラズマ出力に隣接する限
り、電気アークは工作物に移される。この標準的なプラ
ズマ技術は、Couchの米国特許第3641308号
及びTathamの米国特許第5530220号の図2
に説明され、それらは、本明細書に参考として引用され
る。プラズマ装置における電極及び工作物に電圧をかけ
る電源は、直流電源であるが、しかし、実際には、直流
電源は、しばしば、直流電源がトランスの一次ネットワ
ーク又は巻き線を経て反対の方向に急速にスイッチされ
る全ブリッジインバータの整流出力である。トランスの
二次ネットワークは、脈動直流出力を生成するように整
流される二つの相対するポールの二次巻き線であり、そ
の脈動直流出力は、通常チョークにより安定化される。
直流出力を生成するこの全ブリッジインバータは、Bi
lczoの米国特許第4897522号に開示されてお
り、その特許は、また、直流出力を生成する全ブリッジ
インバータを説明するために、本明細書において参考と
して引用される。電流はスイッチされて、操作される直
流装置によって、チョークがカップルされる整流回路を
経て所定の極性により出力パルスを生ずる。本発明で
は、直流装置は、プラズマ装置である。Bilczoの
特許に説明されているように、スイッチされた一次パル
スは、反対の方向に二次パルスを生じ、パルス幅は出力
電流をコントロールするために調節される。調節する回
路は、概して、約20−40kHzで操作されるパルス
幅変調器である。他の全ブリッジインバータは、Bil
czoの米国特許第4897773号に示されており、
それは本明細書に参考として引用されるが、整流された
全ブリッジインバータ用の出力ネットワークが整流され
た出力パルス間のフリーウィーリングな(freewh
eeling)電流の流れを含み、そのパルスがトラン
スの一次セクションの電流の急速にスイッチされるパル
スにより生ずることを説明している。本明細書により参
考として引用される三つの特許は、直流溶接に関するプ
ラズマアークトーチ及び或る全ブリッジ整流インバータ
に関する技術の現状を示し、それらのインバータは、本
発明が特に関係する電源である。
【0003】全又は半ブリッジインバータにより又は他
の直流電源により操作されるにせよ、移されるアークタ
イプの電気アークプラズマ装置は、ノズルの末端にプラ
ズマアーク開口を備えた電極及びノズルを含む。この開
口は、電極をプラズマトーチの末端に近い工作物に曝
す。作業がトーチからのプラズマアークにより切断又は
それ以外に加工される前に、パイロットアークが電極の
末端及びノズルの内部の表面の間に生ずる開始の順序が
使用される。このパイロットアークを生成させるため
に、電源との電気直列回路をつくる必要がある。この目
的を達成するために、大きな抵抗器が電源の工作物の導
線及びノズルの間に接続される。プラズマトーチの開始
中、電圧が、前記の大きな抵抗器を含むこの直列回路に
適用される。電流は、プラズマトーチ内にパイロットア
ークがつくられるや否や抵抗器を通って流れる。別の抵
抗器は、ノズル及び工作物の間のギャップに並列な回路
である。電流は、操作のパイロットアークモードの間に
抵抗器を経て流れ、工作物及びノズルの間に電圧が生ず
る。この電圧は十分に高くそして工作物がトーチに十分
に近いとき、切断操作が開始されなければならない。選
択的にシフトされたスイッチは、工作物及びノズルの間
のその並列な関係から抵抗器との接続を断ち、パイロッ
トアークはノズルから工作物に移されて工作物及び電極
及び直流電源の出力端末と直列回路をつくる。この装置
は、通常、抵抗器に約60ボルトを要し、そして工作物
は、切断操作が開始されねばならないとき、工作物にパ
イロットアークを移すためにノズルに近くなければなら
ない。大きな抵抗器の使用は、困難をもたらす。抵抗
は、装置に熱の損失を生じさせる。電圧は、電流及び抵
抗の積である。熱の損失は、抵抗と電流の二乗との積で
ある。抵抗器のサイズが工作物と電極との間の利用可能
な電圧を決定するため、アークへの移送操作は、いつも
堅実であるとはかぎらない。事実、或る例では、アーク
は、スイッチがオープンであるとき、パイロットモード
から切断モードへ移されない。その代わり、ダブルアー
クは、工作物及びノズル、並びにノズル及び電極の間に
つくられる。このダブルアークの条件は、銅ノズルに損
傷を与えるだろう。わずか約60ボルトが抵抗器に生成
するため、移しつつある間工作物がトーチから間隔をお
いて配置できるスタンドオフの距離はやや制限される。
パイロットモードから切断モードへの信頼できるアーク
移送が、アークが移される前に工作物及び電極の間で約
150mAの電流を要することが分かった。もし抵抗器
の電圧がこの電流の大きさを生成するのに十分でないな
らば、アークは、試みられるアーク移送工程中消滅す
る。その結果、最低の電流が移すのに必要とされて、ス
イッチが並列の抵抗器の接続を断つために開かれると
き、確実なアーク移送をするのに十分な電流が存在す
る。これは、本発明が関係する従来技術の問題である。
プラズマ装置に関して並列で抵抗器を通る60ボルトを
生ずるために、実質的な量の熱が発生する。抵抗器の電
圧は、アーク移送に利用できるスタンドオフ距離を決定
する。これは、切断されるべき工作物がノズルの末端に
不注意に接触するほど近づいてはならないことから重要
である。ノズルとのこの破壊的な接触の可能性は、移送
スタンドオフ距離を増大することにより低下できる。こ
の増大したスタンドオフは、論じられた得られる不利益
により抵抗器の電圧を増大することにより達成される。
【0004】約150−160ボルトがパイロットアー
ク間でやや普通でありそして50−75ボルトの電圧が
チョーク又はインダクタの通常の電圧低下であるため、
電源は、アーク移送を生じさせる量によりパイロットア
ーク及びチョーク電圧の合計より大きい電圧を生じさせ
ねばならない。もし抵抗器の電圧が100ボルトに上が
るならば、約300−350ボルトの電源用の出力が必
要になる。このレベルの電圧及び電流の流れにより、抵
抗器及びトランスの出力巻き線は、極めて高い容量でな
ければならない。さらに、抵抗器の60ボルトを有する
通常のプラズマ装置は、比較的小さい距離、即ちスタン
ドオフ距離でパイロットアークを移すことができるだけ
であり、操作者に工作物に極めて近くトーチを動かす傾
向をもたらし、プラズマトーチの末端との接触が非常に
起こりやすくなる。要するに、工作物及び電極と並列に
大きな抵抗器を使用することは、熱の損失とともにアー
ク移送距離に制限をもたらす。
【0005】移送アークタイプの電気アークプラズマを
操作する従来の技術の装置の他の不利な点は、直流電源
が概して一次交流が高速スイッチ装置により作られるイ
ンバータである。電流パルスは、直流電源をつくるため
に、適切な整流器とともに二次巻き線を有するトランス
の一次巻き線で使用される。プラズマ技術で通常使用さ
れるこのタイプの電源は、トランスに関する二次巻き線
ネットワークを有し、そのネットワークは、単一の巻き
線をもつ。トランスは、単一の電圧を生成し、そして電
流曲線は、操作のパイロット及び切断モードの両者中使
用される。その結果、トランスの二次巻き線ネットワー
クは、数本の巻き線又は単一の巻き線の何れにせよ、妥
協しなければならない。それは、固定した巻き数を有す
る唯一のワイヤサイズを有することができる。従って、
これらの二次巻き線は、同じ巻き線が操作の切断モード
で使用しなければならないため、特に操作のパイロット
モードについて、最適にできない。さらに操作のパイロ
ットモード及び操作の切断モードの両方の間、電圧及び
電流をコントロールするための回路は、低い電流及び高
い電圧並びに高い電流及び低い電圧のプラズマアークを
受容する大きな範囲の調節を有しなければならない。操
作のパイロットモードでは、電流は、しばしば、約15
−25アンペアの範囲にあり、そして300−350ボ
ルトの一般範囲のトランス電圧である。切断操作では、
移されるアークにより、電流は約50アンペアに増加
し、そしてトランスの電圧は約250ボルトに低下す
る。その結果、現在やや普通に実際に行われている、プ
ラズマ装置を駆動するインバータトランスを操作する交
流の出力は、その高い電圧及び低い電流による操作のパ
イロットモードと高い電流及び低い電圧による操作の移
送アークモードとの間の妥協でなければならない。出力
のこの二重の使用は、明白な不利益をもたらし、そして
操作の二つのモードをコントロールする複雑さを増大さ
せる。従って、インバータの出力が、その領域が互いに
実質的に異なる二つの明白な電圧/電流の操作領域を要
する単一の巻き線トランス技術を使用する従来の技術の
装置は、パイロットアーク及び移送アークの操作の両方
に十分に適していない。これらの従来の技術の装置は、
また、大きな並列の抵抗器により、比較的低いスタンド
オフ又は移送距離及び比較的高い熱損失を有する。この
問題を克服するために、二つの電源を使用することが示
唆されてきた。この概念は、高価、複雑でありそしてサ
イズ及び重量を増大させる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気アークプ
ラズマ装置を操作する装置に関し、その装置は、移送距
離即ちスタンドオフにおける増大、パイロットモードか
ら切断モードへのアークの急速な移送を可能にし、そし
て従来の装置の非能率な並列抵抗器を要しない。その
上、低い一次電流は、二次巻き線ネットワークにより得
ることができる。本発明を使用することにより、同様に
要求される出力電流について低い一次電流を有すること
ができる。本発明によれば、近づいて置かれた工作物に
電極を曝すプラズマアーク開口を備えた電極及びノズル
を含むプラズマ装置が提供され、その工作物は、切断又
はそれ以外の工作をうける。この新規な装置は、その入
力ステージでスイッチされた直流電源を有する全ブリッ
ジインバータの入力で使用されるタイプの出力トランス
を使用する。これらのトランスは、トランスの一次巻き
線ネットワークに電流の相対する極性のパルスを通すこ
とによって駆動される一次巻き線ネットワーク及び二次
巻き線ネットワークを含む。二次巻き線ネットワークに
より駆動される第一の回路手段は、電極及びノズルの間
にパイロットアークを生成させるのに使用される。二次
巻き線ネットワークにより駆動される第二の回路手段
は、電極及び工作物の間にプラズマアークを生成するの
に使用される。スイッチ手段は、第一の回路手段及び第
二の回路手段の間を選択的にスイッチする。既述したよ
うに、この新規なプラズマ装置は、本質的に従来の技術
で使用される装置である。本発明によれば、この従来の
プラズマ装置は、第一の回路手段を駆動するために第一
の有効な巻き数を有する第一の巻き線手段、並びに第二
の回路手段を駆動するために第二の有効な巻き数を有す
る第二の巻き線手段を含むように、二次巻き線ネットワ
ークを変化させることにより改良される。第一及び第二
の有効な巻き数は異なり、そのため電圧/電流操作曲線
は、パイロットモード及び切断モード中に異なる。「有
効な」巻き数は、装置の二次巻き線の巻き数にトランス
の出力における所望の電圧/電流曲線を生成する巻き数
をもたらすことを示す。本発明は、トランスの二次ネッ
トワーク又は二次巻き線について選択される特別な構造
が重要ではないように、語句「二次巻き線ネットワー
ク」を使用することにより記述される。本発明の基本的
な概念は、二つの別な巻き線がプラズマ装置を駆動する
のに使用されることであり、第一の巻き線は操作のパイ
ロットモードを最適にし、そして第二の巻き線は操作の
切断モードを最適にする。本発明の概念を使用すること
により、プラズマ装置は、操作のパイロットモード中高
電圧、低電流領域で操作され、そして操作の切断モード
では低電圧、高電流の領域で操作できる。従って、妥協
することが不必要であるか、又は装置がパイロットモー
ド及び切断モードの間をシフトするとき、電源について
複雑なコントロール装置を設けることも必要としない。
【0007】本発明を使用することにより、出力巻き線
は最適にされて、操作のパイロットモードに関する二次
巻き線は、操作の高電流切断モードに関する比較的大き
な巻き線に比べて比較的小さくすることができる。実際
には、小さいワイヤ例えば14−16ゲージが、パイロ
ットアークを発生するための回路手段に接続した二次巻
き線に使用される。大きなゲージの銅リボンは、操作の
切断モードに使用される回路手段を駆動するための二次
巻き線として使用される。本発明を使用することによ
り、低い巻き比が、切断で使用される巻き線について使
用できる。従って、より少ない一次電流が、特別な切断
電流をもたらすのに必要とされる。実際には、パイロッ
ト巻き比、一次対二次は、26:26であり、切断比は
26:24である。これは、二つの出力曲線において実
質的な相違をつくる約25ボルトの電圧差を与える。高
いノズルから工作物への電圧は、大きなアーク移送距離
を可能にするスタンドオフを増大するのに生成できる。
装置中に抵抗器なしで、電力の損失及び熱の発生は、劇
的に低下する。トランスの二次に二つの別の巻き線を使
用することにより、高い移送電圧が発生し、移送の大き
な距離を可能にする。使用されるコントロール装置は、
操作のモードのそれぞれについて個々の二次巻き線の構
築により決定される二つの別の領域における操作に使用
できる。その結果、コントロール装置は、概して中間の
範囲で操作でき、大きなコントロール範囲を有すること
を要せず、その大きな範囲は、パイロットアーク及び切
断アークの二重の機能を行わなければならない単一の出
力巻き線ネットワークをコントロールするのに必要とさ
れる。プラズマ装置に二つの別のそして異なる二次巻き
線を使用することは、操作の一つの電圧/電流領域から
操作の他の電圧/電流領域への急速なシフトを可能にす
る。従って、パイロットアーク及び切断アークは、別な
しかも異なる最適な電圧/電流曲線によりコントロール
される。単一の電圧/電流曲線は、操作のパイロットモ
ード及び操作の切断モードの両者の使用に要求されな
い。このコントロールの利点は、パイロット及び切断モ
ードの間のシフトの速度を早める。コントロール装置
は、また比較的複雑でなく、パイロットアークと切断と
の間の反応時間は短くなる。
【0008】本発明を使用することにより、プラズマト
ーチが切断されるべき工作物に近く移動するとき、切断
操作は急速に開始できる。事実、移送は比較的大きな距
離にわたって行うことができる。大きな距離にわたる移
送のこの能力は、或る切断操作、例えば膨脹した金属の
沿って移動するプラズマトーチがパイロットアークモー
ド及び切断モードの間急速にシフトしなければならない
膨脹した金属に非常に助けになる。この操作は、大きな
スタンドオフ距離を急速なアーク移送を可能にする本発
明により助けられる。さらに、スタンドオフ電圧は、3
00ボルト以上に増大できる。従来の装置で通常利用で
きる60ボルトに比べるとき、スタンドオフは増大でき
そしてアーク移送の容易さは本発明のこのさらなる面を
使用することにより劇的に増大できることが理解され
る。本発明の他の面によれば、パイロットモードから切
断モードへ転換するスイッチを備えた二つの別の二次巻
き線の使用は、工作物の電流を測定又は感知することに
よりコントロールできる。工作物の電流が或るレベルに
達したとき、アーク移送は移送スイッチを開くことによ
り生ずる。この電流レベルは、工作物を切断トーチに向
かって移動することにより増大する。もちろん、工作物
が取り去られるとき、この電流レベルは低下する。感知
された電流レベルが選択された値より上であるとき、移
送スイッチは開いて、アークを工作物に移す。アークの
長さが増大すると、電圧は、トランスが同じ電圧及び電
流を伝達できない点に増大する。このとき、出力電流は
低下し、移送スイッチは閉じ、それ故、操作のパイロッ
トモードが再開される。操作のモード間を往来するこの
自動的なスイッチ操作は、本発明の回路手段中の電流シ
ャントの使用により本発明の他の面に従って有利に達成
される。本発明の主な目的は、電気アークプラズマ装置
を操作する装置及び方法の提供であり、その装置及び方
法は並列の抵抗器を要せず、高いスタンドオフ距離を生
成し、そして急速なアーク移送の能力を有する。
【0009】本発明の他の目的によれば、二つの別の出
力又は二次巻き線が、電気アークプラズマトーチを操作
する装置及び方法で使用される。二つの巻き線は、装置
及び方法をパイロットモード及び切断モードの両者にお
いて操作を最適にする。この方法において、電圧/電流
コントロール装置は、それぞれの操作モードについて中
心の範囲で操作するようにデザインでき、そして両者の
モードの極端な外側の限界で操作する必要がない。従っ
て、アークプラズマ装置は、電圧/電流のグラフの二つ
の領域で操作され、それらの領域は、異なる出力巻き線
の別のしかも異なる特性曲線により決定される。本発明
の他の目的は、パイロットアークから切断アークへのシ
フト用の別々の電流感知装置を使用する装置であり、そ
の装置は、工作物へそしてそれからのアーク移送のタイ
ミングの非常に正確なコントロールを可能にする。この
目的によれば、アーク移送の正確な瞬間は、特別な測定
された又は感知された電流に応じてスイッチを単に操作
することにより選択且つコントロールできる。本発明の
他の目的は、大きなスタンドオフ距離が可能であるよう
に、パイロットアークモード中高いノズルから工作物へ
の電圧を可能にする上記の装置及び方法の提供である。
本発明の他の目的は、異なる電圧/電流特性曲線を有す
るパイロットアーク及び主な即ち切断モードの両者に電
力を与える単一の電源の提供である。本発明のさらなる
目的は、プラズマ装置の操作の別のモードをコントロー
ルする、出力巻き線に関する異なるサイズの出力巻き線
及び異なるゲージのワイヤの使用を可能にする上記の装
置及び方法の提供である。本発明のさらなる他の目的
は、パイロットアーク及び切断アーク操作に関する二つ
の別の巻き線を使用し、アーク移送工程における電流コ
ントロールを有し、そしてアーク移送について増大した
スタンドオフ距離を可能にする上記の装置及び方法の提
供である。
【0010】本発明の構成は、例えば次の通りである。
本発明は、第一に、電極を工作物に曝すプラズマアーク
開口をもちさらに一次巻き線ネットワーク及び該一次巻
き線ネットワークにより駆動される二次巻き線ネットワ
ークをもつ入力トランスを有する電極及びノズル、前記
の電極及びノズルの間にパイロットアークを生ずるため
の該二次巻き線ネットワークにより駆動される第一の回
路手段、前記の電極及び工作物の間にプラズマアークを
生ずるための該二次巻き線ネットワークにより駆動され
る第二の回路手段、並びに前記の第一の回路手段及び前
記の第二の回路手段の間を選択的にシフトするためのス
イッチ手段を含むプラズマ装置において、前記の第二の
巻き線ネットワークは、前記の第一の回路手段を駆動す
るための第一の有効な巻き数を有する第一の巻き線手段
及び前記の第二の回路手段を駆動するための第二の有効
な巻き数を有する第二の巻き線手段からなり、前記の第
一及び第二の有効な巻き数は異なることを特徴とするプ
ラズマ装置に関する。本発明は、第二に、前記の第一の
巻き線手段が、第一の一般の電流範囲を第一の電圧範囲
にもたらし、そして前記の第二の巻き線手段が、第二の
一般の電流範囲を第二の電圧範囲にもたらす前記第一の
プラズマ装置に関する。本発明は、第三に、前記の第一
の電圧範囲が、前記の第二の電圧範囲より実質的に高い
前記第二のプラズマ装置に関する。本発明は、第四に、
前記の第一の巻き線手段が、相対する方向に卷かれた2
個の別々の二次巻き線を含み、そしてそれぞれは前記の
第一の有効な巻き数を有する前記第一のプラズマ装置に
関する。本発明は、第五に、前記の第二の巻き線手段
が、相対する方向に卷かれた2個の別々の二次巻き線を
含み、そしてそれぞれは前記の第二の有効な数を有する
前記第四のプラズマ装置に関する。本発明は、第六に、
前記の第一及び第二の回路手段の一つにおける電流レベ
ルを感知する手段、並びに前記の感知された電流レベル
が所定の電流を越えるとき、前記の第二の回路手段に該
スイッチ手段をシフトする手段を含む前記第一のプラズ
マ装置に関する。本発明は、第七に、前記の感知された
電流レベルが、該工作物及び該電極の間の電流である前
記第六のプラズマ装置に関する。本発明は、第八に、前
記の第一及び第二の回路手段の一つにおける電流値を感
知する手段、並びに前記の感知された電流値が所定の電
流より低いとき、前記の第一の回路手段に該スイッチ手
段をシフトする手段を含む前記第一のプラズマ装置に関
する。本発明は、第九に、前記の第一及び第二の回路手
段の一つにおける電流レベルを感知する手段、並びに前
記の感知された電流レベルが所定の電流を越えるとき、
前記の第二の回路手段に該スイッチ手段をシフトする手
段を含む前記第八のプラズマ装置に関する。
【0011】本発明は、第十に、前記の感知された電流
値が該工作物から該電極への電流である前記第八のプラ
ズマ装置に関する。本発明は、第十一に、前記の電流レ
ベルが該工作物から該電極への電流である前記第六のプ
ラズマ装置に関する。本発明は、第十二に、前記の第二
の巻き線手段が前記の第一の巻き線手段の部分である前
記第一のプラズマ装置に関する。本発明は、第十三に、
前記の第二の巻き線手段が前記の第一の巻き線手段の部
分である前記第二のプラズマ装置に関する。本発明は、
第十四に、前記の第二の巻き線手段が前記の第一の巻き
線手段の部分である前記第四のプラズマ装置に関する。
本発明は、第十五に、前記の第一及び第二の回路手段の
一つにおける電流レベルを感知する第一の感知手段、並
びに前記の感知された電流レベルが所定の電流を越える
とき、前記の第二の回路手段に該スイッチ手段をシフト
する手段を含む前記第一のプラズマ装置に関する。本発
明は、第十六に、前記の第一及び第二の回路手段の一つ
における電流値を感知する第二の感知手段、並びに前記
の感知された電流値が所定の電流より低いとき、前記の
第一の回路手段に該スイッチ手段をシフトする手段を含
む前記第十五のプラズマ装置に関する。本発明は、第十
七に、前記の第一及び第二の回路手段の一つにおける電
流値を感知する第二の感知手段、並びに前記の感知され
た電流値が所定の電流より低いとき、前記の第一の回路
手段に該スイッチ手段をシフトする手段を含む前記第十
五のプラズマ装置に関する。
【0012】本発明は、第十八に、電極を工作物に曝す
プラズマアーク開口をもちさらに一次巻き線ネットワー
ク及び該一次巻き線ネットワークにより駆動される二次
巻き線ネットワークをもつ入力トランスを有する電極及
びノズル、前記の電極及びノズルの間にパイロットアー
クを生ずるための該二次巻き線ネットワークにより駆動
される第一の回路手段、前記の電極及び工作物の間にプ
ラズマアークを生ずるための該二次巻き線ネットワーク
により駆動される第二の回路手段、並びに前記の第一の
回路手段及び前記の第二の回路手段の間を選択的にシフ
トするためのスイッチ手段を含むタイプのプラズマ装置
を操作する方法において、該方法は、(a)前記の第一
の回路手段を駆動するために第一の有効な巻き数を第一
の巻き線手段として前記の第二の巻き線ネットワークに
設け、そして前記の第二の回路手段を駆動するための第
二の有効な巻き数を第二の巻き線手段に設け、前記の第
一及び第二の有効な巻き数が異なる工程;(b)前記の
第一及び第二の回路手段のひとつにおける電流レベルを
感知する工程;及び(c)前記の感知された電流レベル
が所定の値を越えるとき、前記の第二の回路手段に該ス
イッチ手段をシフトする工程を含む方法に関する。本発
明は、第十九に、(d)前記の第一及び第二の回路手段
の一つにおける電流値を感知する工程;及び(e)前記
の感知された電流値が所定のレベルより低いとき、前記
の第一の回路手段に該スイッチ手段をシフトする工程を
さらに含む前記第十八の方法に関する。
【0013】本発明は、第二十に、電極を工作物に曝す
プラズマアーク開口をもちさらに一次巻き線ネットワー
ク及び該一次巻き線ネットワークにより駆動される二次
巻き線ネットワークをもつ入力トランスを有する電極及
びノズル、前記の電極及びノズルの間にパイロットアー
クを生ずるための該二次巻き線ネットワークにより駆動
される第一の回路手段、前記の電極及び工作物の間にプ
ラズマアークを生ずるための該二次巻き線ネットワーク
により駆動される第二の回路手段、並びに前記の第一の
回路手段及び前記の第二の回路手段の間を選択的にシフ
トするためのスイッチ手段を含むプラズマ装置におい
て、前記の第一の回路手段及び前記の第二の回路手段の
一つにおける電流レベルを感知する第一の感知手段、並
びに前記の感知された電流レベルが所定の値を越えると
き、前記の第二の回路手段に該スイッチ手段をシフトす
る手段を含むプラズマ装置に関する。本発明は、第二十
一に、前記の第一及び第二の回路手段の一つにおける電
流値を感知する第二の感知手段、及び前記の感知された
電流値が所定のレベルより低いとき、前記の第一の回路
手段に該スイッチ手段をシフトする手段を含む前記第二
十のプラズマ装置に関する。本発明は、第二十二に、電
極を工作物に曝すプラズマアーク開口をもちさらに一次
巻き線ネットワーク及び該一次巻き線ネットワークによ
り駆動される二次巻き線ネットワークをもつ入力トラン
スを有する電極及びノズル、前記の電極及びノズルの間
にパイロットアークを生ずるための該二次巻き線ネット
ワークにより駆動される第一の回路手段、前記の電極及
び工作物の間にプラズマアークを生ずるための該二次巻
き線ネットワークにより駆動される第二の回路手段、並
びに前記の第一の回路手段及び前記の第二の回路手段の
間をシフトするための手段を含むプラズマ装置におい
て、前記の第二の巻き線ネットワークは、前記の第一の
回路手段を駆動するための有効な巻き数を有する第一の
巻き線手段及び前記の第二の回路手段を駆動するための
有効な巻き数を有する第二の巻き線手段からなるプラズ
マ装置に関する。
【0014】本発明は、第二十三に、電極を工作物に曝
すプラズマアーク開口をもちさらに一次巻き線ネットワ
ーク及び該一次巻き線ネットワークにより駆動される二
次巻き線ネットワークをもつ入力トランスを有する電極
及びノズル、前記の電極及びノズルの間にパイロットア
ークを生ずるための該二次巻き線ネットワークにより駆
動される第一の回路手段、前記の電極及び工作物の間に
プラズマアークを生ずるための該二次巻き線ネットワー
クにより駆動される第二の回路手段、並びに前記の第一
の回路手段及び前記の第二の回路手段の間をシフトする
ための手段を含むタイプのプラズマ装置を操作する方法
において、該方法は、(a)前記の第一の回路手段を駆
動するために第一の有効な巻き数を第一の巻き線手段と
して前記の第二の巻き線ネットワークに設け、そして前
記の第二の回路手段を駆動するための第二の有効な巻き
数を第二の巻き線手段に設ける工程;(b)前記の第一
及び第二の回路手段のひとつにおける電流レベルを感知
する工程;及び(c)前記の感知された電流レベルが所
定の値を越えるとき、前記の第二の回路手段にシフトす
る工程を含む方法に関する。本発明は、第二十四に、
(d)前記の第一及び第二の回路手段の一つにおける電
流値を感知する工程;及び(e)前記の感知された電流
値が所定のレベルより低いとき、前記の第一の回路手段
にシフトする工程をさらに含む前記二十三の方法に関す
る。本発明は、第二十四に、電極を工作物に曝すプラズ
マアーク開口を有しそして一次巻き線ネットワーク及び
該一次巻き線ネットワークにより駆動される二次巻き線
ネットワークをもつ入力トランスを有する電極及びノズ
ル、前記の電極及びノズルの間にパイロットアークを生
ずるための該二次巻き線ネットワークにより駆動される
第一の回路手段、前記の電極及び工作物の間にプラズマ
アークを生ずるための該二次巻き線ネットワークにより
駆動される第二の回路手段、並びに前記の第一の回路手
段及び前記の第二の回路手段の間をシフトするための手
段を含むプラズマ装置において、前記の第一の回路手段
及び前記の第二の回路手段の一つにおける電流レベルを
感知する第一の感知手段、並びに前記の感知された電流
レベルが所定の値を越えるとき、前記の第二の回路手段
にシフトする手段を含むプラズマ装置に関する。本発明
は、第二十六に、前記の第一及び第二の回路手段の一つ
における電流値を感知する第二の感知手段、及び前記の
感知された電流値が所定のレベルより低いとき、前記の
第一の回路手段にシフトする手段を含む前記第二十五の
プラズマ装置に関する。これら及び他の目的及び利点
は、図とともに以下の記述から明らかになるだろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図は、好ましい態様を説明する目
的のみに関し、それを制限することを目的とするもので
はない。図1は、本発明が関係する従来の技術を示し、
プラズマ装置Aは、工作物30を電気チップ14に曝す
アーク開口22を有するノズル20内に装着されたチッ
プ14を備えた標準の電極12を有するプラズマトーチ
10を含む。パイロットアークPは、電極及びノズルの
間に生じ、実際では約150−160ボルトである電圧
a を有する。装置Aの操作中、工作物30はノズル2
0から間隔をおいて配置される。工作物及びノズルの間
の電圧Vw は、抵抗器40を通って流れるパイロット電
流Ip から生ずる。抵抗器40は、工作物30及びノズ
ル20の間に並列に接続され、そしてスイッチSWを閉
じることにより成立する直列の回路にある。電流Iw
工作物電流であり、それは、工作物がノズルに近づくに
つれ流れそしてシャント42により測定される。合計の
電流の流れIr は、パイロットアーク電流Ip プラス工
作物電流Iw である。インダクタ44は、電源50から
プラズマ装置への入力パルス間の電流を維持する。画か
れた従来技術では、全ブリッジインバータである直流電
源50は、トランスTを駆動するために一次巻き線52
を有して、相対するポールの二次巻き線54、56に出
力パルスを生成する。全ブリッジ整流器が四つの二次巻
き線を含むことができることは理解されるだろうが、し
かし、本発明を記述する目的では、二次巻き線の数及び
一次巻き線用の構成は重要ではない。パルスは、一次巻
き線52を通って二次巻き線54、56にパルスを生じ
させる。一つの方向の電流パルスが一次巻き線52を通
るにつれ、反対の極性の電流パルスが別の二次巻き線5
4、56に生ずるだろう。ダイオード60、62は、配
置された出力電流パルスを整流して、それが工作物30
及びトーチ10に接続するとき、電源に直流操作を与え
るこれらの電流パルスのみを通す。操作中、パイロット
アークPは、約150ボルトの電圧を有する。スイッチ
SWは開いて、アークを工作物30に移す。抵抗器40
の電圧はVw であり、それはノズルと工作物との間の電
圧と同じである。実際には、抵抗器40の電圧は約60
ボルトである。従って、この例では、工作物30及び電
極12の間の電圧は約12ボルトである。実際には、イ
ンダクタは、通常電極とトランスTとの間に含まれる。
その例では、電圧は、インダクタで生じて、巻き線5
4、56の別の間隔をおいて配置された出力パルスの間
にパイロットアークを維持する。切断操作を開始するた
めに、スイッチSWは、少なくとも60ボルトが工作物
とノズルとの間に利用できるとき、開かれる。アーク移
送に利用可能な60ボルトにより、アークの移送は、ノ
ズル20から比較的近く配置された工作物30によって
のみ達成できる。これは、本発明が関係する従来技術の
通常の操作である。従来技術そして好ましい態様の電源
は、多くの通常の構成の任意のものをとることができ
る。それは、種々の出力巻き線構成について全順方向
(forward)又は半順方向である。
【0016】本発明の好ましい態様の図は、本発明を説
明することを目的とし、それを制限することを目的とし
ていない。図2は、本発明の第一の態様により構築され
るプラズマ装置Bを示し、第一の二次回路手段100
は、電極12とノズル20との間にパイロットアークを
生じそして維持するのに使用される。この回路手段は、
出力トランス110の芯上にそれ自身の別の二次巻き線
102を含み、そして整流ダイオード112及びフリー
ウィールダイオード150を含む。実際には、一つより
多い巻き線がこの回路に使用され、巻き線は相対するよ
うに卷かれて、それらは、トランス110の入力がイン
バータにより反対の方向に電流パルスによりパルスされ
るとき、コントロールされた極性で別の整流されたパル
スを生ずるだろう。唯一の巻き線のみが単純化のために
画かれている。適切な巻き線構成は、Bilczoの米
国特許第4897522号及びBilczoの米国特許
第4897773号に示されている。巻き線は、パイロ
ットアークを生成且つ維持するために必要な高電圧をも
たらす巻き数を有する。電圧/電流の曲線の特別な領域
の装置Bの操作は、図3C及び4Bに示されている。ス
イッチSWIは、トランジスタ又はIGBT 120と
して示されている。スイッチSWIが閉じられるとき、
回路手段100は、トーチ10の電極及びノズルと直列
である。このやり方では、パイロットアークは、一つ以
上の巻き線102から利用できる電圧によって生成でき
る。シャント132は、全電流IAを測定し、制御のた
めに使用される。シャント130は、パイロット電流を
感知するのに使用される。チョーク又はインダクタ14
0は、電流の流れを維持して、間隔をおいた入力パルス
従ってトランス110の間隔をおいた出力パルスの間の
期間中パイロットアークを持続させる。操作中、スイッ
チSWIは閉じられて、トランス110が二次巻き線1
02にエネルギーを与えることができる(二つの巻き線
102が好ましい)。巻き線102の電流パルスは、電
極及びノズルの間そしてインダクタ又はチョーク140
にわたるギャップに電圧を発生させる。実際には、パイ
ロットアーク電圧は約150ボルトであり、チョーク1
40は約50ボルトの電圧を有し、それ故、巻き線10
2の出力は約200ボルトである。もし工作物30が切
断されるべきであるならば、それはトーチ10に近く移
動する。この付近は、シャント130及び132の電流
により感知されてスイッチSWIを開きそして第二の回
路手段200にエネルギーを与える。この第二の回路手
段は、二次の一つ以上の巻き線202、整流ダイオード
204及びフリーウィールダイオード206を含む。ス
イッチSWIが開くとき、二次の一つ以上の巻き線20
2の電圧が利用されて、工作物30へのアークを直ちに
移送する。コンデンサ210は、工作物から電極へ電流
が通過しないとき、即ち工作物30が正しい位置にない
ときに、ピーク電圧を維持する。本発明の面によれば、
工作物30を通る電流は、シャント132の電流マイナ
スパイロットアークシャント130における電流であ
る。本発明のこの態様では、作業電流Iw は、この特別
な電流を測定するための個々のシャントを有することな
く、間接的に測定される。後で説明されるように、工作
物の電流は、スイッチSWIを開くことによりアークの
移送を可能にする適切な条件の指標である。
【0017】図3A−図3C及び図4A−図4Cに示さ
れる電圧/電流グラフは、図1に示される従来の技術及
び図2に示される本発明の好ましい態様の間の相違を説
明するのに使用される。これらのグラフの全ては、パイ
ロットアークのための操作の領域X及び切断アークのた
めの操作の領域Yを含む。これらは、本発明が関係する
操作の二つのモードで使用されるのに最適でありしかも
調節可能である操作の領域である。図3Aに関し、領域
Xは、パイロットアーク用の高電圧及び低電流であるこ
とを特徴とする。領域Yは、低電圧及び高電流であるこ
とを特徴とする。この領域は、切断操作を規定する操作
条件である。図3Bでは、従来技術の装置の単一の特性
曲線230が画かれている。単一の巻き線54、56が
使用されるため、領域X及びYの両者と交差するように
デザインされた単一の特性曲線230が生成される。こ
の単一の特性曲線は、必ずしも領域X又は領域Yの何れ
かに最適である必要はない。図3Cに関して、巻き線1
02に関する特性曲線は、回路手段100に関する曲線
232である。この曲線は、装置Bに関する操作のパイ
ロットモードにおいて領域Xについて最適である。特性
曲線234は、回路手段200について巻き線202に
より展開され、そして領域Yについて最適である。図4
A−図4Cでは、領域X、Yのコントロール点250、
252は、それぞれ、それがそれぞれ操作のパイロット
モードにあるか又は操作の切断モードにあるとき、コン
トロール装置について選択される操作点である。図4A
で示されるように、点250から点252へのシフトは
線260に沿う。従って、図1のスイッチSWが開かれ
るとき、コントロール装置は、点250から点252へ
線260に沿って装置Aの操作をシフトする。コントロ
ール装置の同じ操作は、図2に示される装置Bの操作ス
イッチSWIが開くとき、生ずる。これは、図4Bに画
かれているが、しかし、本発明と従来技術との間の利点
は、図4Cに概略に画かれている。シフトが操作点25
0から操作点252に向かってなされるとき、トランス
出力は距離262をジャンプし、次に電流コントロール
装置により次第に点252にシフトする。これは、電流
コントロール装置がその距離が大きさ264として画か
れている点250から点252へ直接直ちにシフトする
ことを要する従来技術から区別される。本発明のシフト
の大きさ263が従来技術の大きさ264より実質的に
小さいことが分かる。その結果、本発明を使用すること
により、線260に沿うコントロール点の直接のジャン
プ、次に点252への漸次のシフトが存在する。従来の
技術は、コントロール装置が全距離線260に沿って操
作することを要する。図4A−図4Cに画かれたグラフ
は、概略的なものであり、そして本発明で使用されると
き、プラズマアーク装置の操作をコントロールする利点
を理解する目的のために示される。実際の電流コントロ
ール装置は、本発明の部分ではない。パイロットモード
及び切断モード用の別々の巻き線の使用が、異なる電圧
/電流の曲線を有する装置の操作を可能にするのに明白
な利点を有することを理解することのみが必要とされ
る。
【0018】操作のパイロットモード及び操作の切断モ
ードの間のシフトをコントロールするために、工作物電
流の間接的な測定が、図2に示されるように装置Bで使
用される。工作物電流Iwのさらに直接的な使用は、図
5で示され、装置Cは工作物電流センサー又はシャント
302によりそして既述のアークシャント130により
コントロールされる電流反応スイッチ回路300を含
む。シャント302における作業電流が所定のレベルよ
り上であると感知されるとき、回路300はスイッチS
WIを開く。シャント130における電流が所定のレベ
ルに低下したとき、スイッチは閉じられ、従ってパイロ
ットモードを再成立させる。回路300は、作業電流I
w を代表する第一の入力312を有する高利得演算増幅
器310を使用することによりこの目的を達成する。線
314のスタンドオフ基準シグナルは、線312の電圧
シグナルと比較されて、増幅器310の出力をコントロ
ールする。この増幅器が論理1を生成するとき、スイッ
チステーション320はトグルされて、スイッチSWI
を開く出力322にシグナルを発生する。これはパイロ
ットアークを消し、直ぐにアークを移す。作業電流を直
接測定することにより、装置Cは、工作物30が適切な
位置にありしかも移送アークを維持するのに十分なほど
近いときを検出する。これは、実際の工作物の電流の直
接の測定であり、線314の基準電圧又は閾電圧により
正確にコントロールされて、回路手段100から回路手
段200へのトーチ10の操作の正確なシフトを与え
る。工作物が取り出されるとき、電流IA はトランスの
関数として低下し、電流はシャント130により感知又
は測定され、そのシャントは、アーク電流を代表する電
圧により高利得演算増幅器330をコントロールする。
線334の基準電圧シグナルは、演算増幅器330の出
力に論理1を生じさせてステーション320をトグルし
て、シャント130における電流が閾値より低下すると
き、スイッチSWIを作動する線324のシグナルを生
成する。このやり方で、アークの移送は、工作物の位置
により決定される。工作物がトーチに向かって移動する
とき、アークは移される。工作物がトーチから離れると
き、アークはパイロットアークモードにシフトして戻さ
れる。図6に関し、基準線314に関する電圧レベル
が、一般的な代表的なやり方で画かれる。実際に使用さ
れるような切断へのシフトを実行する一般的な概略を示
すために、パイロットアークのために28アンペアで操
作される装置の操作を示す線である線340を参照。回
路300が、トーチ及び工作物の間の0.3の間隔にお
ける切断モードにシフトするように調節されるとする
と、点342が選択される。線314における基準は、
作業電流Iw について約1.7アンペアに調節される。
この工作物の電流が増幅器310により検出されると
き、スイッチSWIは開いて第一の回路手段から第二の
回路手段にシフトして切断操作を開始する。実際には、
アークは2アンペア又はそれ以下で移される。図1に示
されるようにIr により維持される28アンペアのパイ
ロットアーク電流では、移送距離又はスタンドオフは、
0.30インチより少し小さい。線314の低い移送点
は、大きなスタンドオフ距離を可能にするが、また、高
い電圧Vw を要する。
【0019】トランス110は、図7で概略的に画か
れ、一次巻き線P1/P2は、巻き線350として画か
れ、それはまた図2及び図5において入力巻き線として
示される。パイロットアーク回路手段100用の二次巻
き線102は、トランス110の芯110a上を包んだ
比較的細いワイヤであって、操作のパイロットモードの
ために高電圧及び低電流を生成する。全ブリッジインバ
ータが使用されるため、二つの別々の巻き線SP1、S
P2が使用される。これらの巻き線は、図9に示される
ように、相対して卷かれる。同様なやり方で、太い二次
巻き線202は、図9にまた示されるように、相対して
卷かれた巻き線S1/S2を含む。回路手段100及び
回路手段200で使用される巻き線の数が、電源及びト
ランスの入力ネットワークにより規定されることは、図
7から理解すべきである。本発明は、別々の操作モード
について二つの異なる巻き線ネットワークに使用される
ことを含むが、しかしネットワークの巻き線の数及び構
成は変化できる。図8は、間隔をおいて配置された要素
362を有する膨脹した金属シート360を切断するプ
ラズマトーチ10の使用を画いている。ノズルが要素3
62の上にあるとき、間隔zは比較的短く、そのため、
シャント302の電流は、線314のスタンドオフ電圧
により決定される閾値を越えて増大する。もし間隔zが
図5及び図6に関して説明された選択されたスタンドオ
フ距離より短いならば、アークは移されて工作物又は要
素362を切断する。要素362を越えて通過後、不定
な間隔zが存在し、そのため、シャント130の電流が
低下しそしてパイロットアークは、図5の回路300の
操作により説明されるように維持される。膨脹する金属
シート360の上のトーチの急速な運動は、回路300
のシャント130及び302により感知されるように、
トーチ10に関して工作物の位置により指令されるパイ
ロットモード及び切断モードへのアークの移送により繰
り返し且つ正確にコントロールされる。これは、従来技
術を越える利点であり、高度に正確なアーク移送により
許される。本発明のこの面は、電流感知手段がパイロッ
トモード及び切断モードの間のシフトを可能にする、図
1に示される従来技術で実行できるだろう。
【0020】本発明のさらなる面は、図9−図11に画
かれ、装置Cは装置Dを製造するように変更される。こ
の装置では、二つの相対して卷かれた巻き線102及び
202は、それぞれプラズマ二次巻き線SP1、SP2
及びSC1、SC2として概略的に画かれる。並列の二
つの相対して卷かれた二次巻き線の使用は、通常のイン
バータの概念として既に論じられた。本発明は、操作電
流を生成するのに必要なトランス巻き線の詳細に依存し
ない。インバータ電源は、制御された電流Irをコント
ロールするのに変化する長さを有する二次巻き線におけ
るパルスを提供する。装置Dでは、フリーウィールダイ
オード150、206が取り除かれ、そのため、フリー
ウィーリングな電流が図2に示されるように一次巻き線
350で生ずる。パイロット巻き線SP1及びSP2
は、相対して卷かれ、そして整流ダイオード220及び
スナバ回路230を含む。切断巻き線SC1及びSC2
は、装置Dがパイロットモードで操作されるとき、アー
ク移送のために一次巻き線350のオフサイクル中工作
物及びノズルの間の高電圧を貯蔵するために使用される
貯蔵コンデンサ242を備えた特定のスナバ回路240
に相対して卷かれる。コンデンサ242を使用すること
により、回路200は、実際には約340ボルトである
高い工作物からノズルへの電圧を生成する。このピーク
値は、一次巻き線350における一次電圧がオフであ
る、即ち一次フリーウィーリングを備えたプッシュ・プ
ルトランスのパルスの間であるとき、存在する。平均の
工作物からノズルへの電圧は、約200ボルトである。
ダイオードスナバ回路240は、一次オフタイム中エネ
ルギーを貯蔵し、そして工作物からノズルへの電圧を最
大にする。一次がオンであるとき、パイロットアークは
パイロット巻き線SP1、SP2により維持される。こ
れが生ずるとき、パイロット巻き線は、実際には約28
5ボルトである電圧を生じ、それはパイロットアーク及
びインダクタ140の電圧の間に分割される。パイロッ
トアークの電圧は約160ボルトであり、そしてチョー
ク又はインダクタの電圧は約135ボルトである。切断
巻き線は、完全な回路を有せず、そのため、開路電圧は
巻き線SC1、SC2で生ずる。これらの巻き線は約2
75ボルトを生じ、ターンオンにおけるオーバーシュー
トは約25%である。この電圧のオーバーシュートのピ
ークは、コンデンサ242に約340ボルトを充電す
る。このコンデンサの電圧は、パイロットアーク電圧
(160ボルト)及びチョーク電圧(125ボルト)と
直列であって、工作物及びノズルの間に約50−60ボ
ルトを生ずる。一次電圧がターンオフされるとき、パイ
ロット回路100を流れる電流は、出力チョーク140
に貯蔵されるエネルギーにより維持されるだろう。電流
は、非常に小さい電圧低下を伴うパイロット巻き線SP
1、SP2を経て流れ続ける。トランスの一次側のクラ
ンプダイオードは、二次回路から生ずる全ての電流をフ
リーウィーリングにすることにより一次電圧を制限す
る。160ボルトのパイロットアークは維持され、そし
て−160ボルトは出力チョーク140に生ずる。トラ
ンス巻き線SP1、SP2は、この状態中零ボルトにク
ランプされるが、切断源はなお340ボルトを生ずる。
この電圧は、インバータのオンステート中充電されたス
ナバコンデンサ242からくる。電流路は切断回路20
0に存在し、コンデンサ242は放電しない。切断ダイ
オードD1及びD2は、フリーウィーリング電流を全く伝
えない。パイロット源電圧は零に非常に近く、そのた
め、工作物からノズルへの電圧は、コンデンサ242の
電圧に等しく、340ボルトの工作物からノズルへの電
圧を生ずる。
【0021】入力パルスが毎秒約数百パルスである速度
であるため、操作のパイロットアークモードで生ずる出
力パルスの間でフリーウィーリング期間又は段階が存在
する。本発明の利点は、代表的な電圧を使用して図10
A及び図10Bに関連して説明されるだろう。スイッチ
SWが閉じられそしてパイロットアークPが成立する
と、図10Aに示されるように、パイロットアークは、
実際には約160ボルトである電圧を有する。インダク
タ140は、140ボルトの代表的な電圧を有する。そ
の結果、二次パルスが巻き線102で生ずるとき、巻き
線102の電圧は約300ボルトである。回路手段20
0の巻き線202の開路電圧はターンオンで25%のオ
ーバーシュートで約275ボルトであり、そのピークは
図9に示すようにコンデンサ210又はスナバコンデン
サ242を340ボルトに充電する。これらの電圧によ
り、工作物からノズルへの電圧は約60ボルトである。
出力パルスが入力パルスの切断によりターンオフである
とき、回路手段100はフリーウィールであるように試
みる。しかし、図5に示されるダイオード150は、巻
き線102から取り出されている。その結果、回路手段
100のフリーウィール化が巻き線102を経て生じ、
それは一次巻き線350によりトランス芯110a上に
固くカップリングされそして約10ボルトの電圧低下を
生ずる。このフリーウィーリング化段階中、電流はチョ
ーク140により維持される。これは−160ボルトを
チョークに生じさせる。巻き線102の低下は10ボル
トであり、残りの150ボルトはノズル及び電極に生ず
る。コンデンサ210はオンステートから充電されるま
まであり、そして巻き線102はそれに約10ボルトを
有する。これは約310ボルトの工作物からノズルへの
電圧を生ずる。その結果、操作のパイロットアークモー
ド中、極めて高い電圧が工作物及びノズルの間に適用さ
れる。この方法は図11に画かれ、高い電圧パルス36
0は、一次電流パルスPがオフであるとき、出力パルス
間に生ずる。パルス360の速度は数KHzである。方
法は図11に示され、そしてスイッチSWが閉じられる
限り続く。アークを切断モードに移す目的でスイッチが
開かれるとき、高電圧がアーク移送工程に利用される。
これは、当該技術における実質的な進歩であり、工作物
へのアークの移送を劇的に改良する。高い工作物からノ
ズルへの電圧は、電源をして0.5インチより長い信頼
できるアーク移送を生じさせる。実際には、この工作物
からノズルへの電圧は、IEC974−1規程を満足す
るように制限される。この規程は、工作物からノズルへ
の電圧が113VDCピークに制限されることを要求し
ている。113Vピークの限界により、移送距離は短く
なるが、電源はこの規程を満足するだろう。それ故、標
準の電圧制限回路が、工作物とノズルとの間に加えられ
る。
【0022】実際には、パイロットアーク巻き線は、切
断巻き線より高い巻き比を有する。パイロットアークス
イッチが開かれるとき、工作物へのアーク移送及び電源
の負荷は、高電圧・低電流から低電圧・高電流に変化す
る。この点で、変化の一部が異なるトランス巻き線の関
数として生ずる。変化の残りは、コントロール装置によ
り処理される。アークがノズルへ後退されるとき(パイ
ロットアーク)、同じ増大した変化が生ずる。負荷は、
低電圧・高電流から高電圧・低電流に変化する。この変
化の部分は、パイロット巻き線がオンにスイッチバック
されるとき、直ぐに生ずる。コントロール装置の反応時
間は短くなり、そして毎秒の最大の移送数は増加する。
最大に一次電流が主なデザインの関心であるとき、図5
及び図9に示されるような二重の巻き線回路は、有利で
あろう。例えば、従来の単一の巻き線出力回路では、巻
き線の比は、上記で使用したパイロット比に同じであろ
う。しかし、この高い巻き比がまた切断に使用され、そ
して多量の一次電流を要するだろう。二重の巻き線回路
に比べて、従来の単一の巻き線回路は、より多い一次電
流を要するだろう。二重の巻き線回路は、低い巻き比を
有する切断巻き線を有することにより、最大量の一次電
流を低下させる。
【0023】本発明の範囲を説明するために、プラズマ
装置Eが図12に画かれ、電源400は交流電流パルス
を発して、電流パルスを一次巻き線412を経て通すこ
とにより出力トランス410を駆動する。前述のように
一組の相対して卷かれた巻き線を含むことができる二次
巻き線414は、中間のタップ420を含み、低い二次
巻き線422を規定する。この出力二次ネットワークを
使用することにより、プラズマアーク回路手段100a
は、整流ダイオード430及びスイッチ432を使用す
ることにより形成される。回路100aの電流は、シャ
ント130により検出されてパイロットアーク電流Ip
を測定する。回路手段100aは、本発明の好ましい態
様に説明された回路手段100の関数として作用する。
同様なやり方で、回路手段200aは、切断モード中に
操作するための整流ダイオード440及びシャント30
2を有する。従って、単一の二次巻き線414は、本発
明の好ましい態様で使用されるような二つの別々な巻き
線102、202と同様な概念を生成することができ
る。本発明の実施には、パイロットモード及び切断モー
ドに関する巻き比は異なり、即ちパイロットアークでは
26:26であり、切断では26:24である。本発明
は、同じ巻き比で使用できるが、しかし、この構成は本
発明の或る利点を失う。それは、本発明の基本的な特徴
を構成する二つの別々の巻き線が本質的に同じ出力曲線
で操作するからである。しかし、本発明は、工作物がノ
ズルに近づくとき、アーク移送について高いノズルから
工作物への電圧を生ずる。本発明の態様は、例えば高電
圧操作が有利である即ち裏はつりするようなとき、切断
モードについて高電圧出力を生ずるために、パイロット
巻き線より多い巻き数を有する切断巻き線を使用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が関係する従来技術の概略的な配線図で
ある。
【図2】本発明の好ましい態様の概略的な配線図であ
る。
【図3】図では、3Aは、操作のパイロットアーク及び
切断アークのモードに要する操作領域を示す電圧電流グ
ラフである。3Bは、図1で示される従来技術で使用さ
れる単一の電圧/電流特性曲線を有する、図3Aで示さ
れるようなグラフである。3Cは、図2で示される本発
明の好ましい態様により生ずるような二つの別々の電圧
/電流特性曲線を示す、3Bと同様なグラフである。
【図4】図では、4Aは、単一の電圧/電流操作曲線を
有する、本発明の従来技術における操作の二つのモード
間のコントロールの移送を示す、3Bに似たグラフであ
る。4Bは、本発明の好ましい態様のコントロールシフ
トの特徴を示す、4Aに似たグラフである。4Cは、4
Aで示される従来技術のコントロール移送及び4Bで示
される本発明の好ましい態様のコントロール移送の間の
機能的な相違を説明する概略図である。
【図5】本発明の好ましい態様の電流感知の特徴の概略
的な配線図であり、そしてパイロットアーク及び切断の
間のシフトに使用される電流シャントの第二の構造を示
す。
【図6】図5に示される本発明の態様のスタンドオフの
特徴を説明するグラフである。
【図7】巻き線を概略的に画いた、本発明の態様に使用
されるインバータトランスの配線図である。
【図8】膨脹した金属のシートの形の一連の金属要素を
切断するための本発明の概略的な使用を示す側面図であ
る。
【図9】実際にしばしば使用される二つの相対して卷か
れる巻き線を含むとして示される二次巻き線ネットワー
クを有する好ましい態様を説明する、図5に似た概略的
な配線図である。
【図10】図において、10A及び10Bは、図9に画
かれる本発明の好ましい態様の操作特徴を示す単純化し
た概略的な配線図である。
【図11】図10A及び図10Bに画かれる本発明の態
様の操作を示すパルス図である。
【図12】本発明の好ましい態様のさらに変化した装置
の図である。
【符号の説明】
10 プラズマトーチ 12 電極 14 チップ 20 ノズル 22 アーク開口 30 工作物 40 抵抗器 42 シャント 44 インダクタ 50 電源 52 一次巻き線 54 二次巻き線 56 二次巻き線 60 ダイオード 62 ダイオード 100 第一の二次回路手段 102 二次巻き線 110 出力トランス 110a 110の芯 112 整流ダイオード 130 シャント 132 シャント 140 チョーク又はインダクタ 150 フリーウィーリングダイオード 200 第二の回路手段 200a 回路手段 202 二次巻き線 204 整流ダイオード 206 フリーウィーリングダイオード 210 コンデンサ 230 単一の特性曲線 232 100の曲線 234 特性曲線 240 スナバ回路 242 コンデンサ 250 コントロール点 252 コントロール点 260 線 263 大きさ 264 大きさ 300 スイッチ回路 302 電流センサー又はシャント 310 増幅器 312 線 314 線 320 スイッチステーション 322 出力 324 線 330 高利得演算増幅器 340 線 342 点 350 巻き線 360 金属シート 362 間隔要素 400 電源 410 出力トランス 412 一次巻き線 414 二次巻き線 420 タップ 422 二次巻き線 430 整流ダイオード 432 スイッチ 440 整流ダイオード A 装置 B 装置 C 装置 D 装置 E 装置 Ir 合計の電流の流れ Ip パイロットアーク電流 Iw 工作物電流 P パイロットアーク P1 一次巻き線 P2 一次巻き線 S1 二次巻き線 S2 二次巻き線 SC1 切断巻き線 SC2 切断巻き線 SP1 パイロット巻き線 SP2 パイロット巻き線 SW スイッチ SWI スイッチ T トランス X パイロットアークのための操作の領域 Y 切断アークのための操作の領域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−257973(JP,A) 特開 昭61−216861(JP,A) 特開 昭62−279077(JP,A) 特開 昭63−20173(JP,A) 特開 平4−228270(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 10/00 503 B23K 9/073 540

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極を工作物に曝すプラズマアーク開口
    をもちさらに一次巻き線ネットワーク及び該一次巻き線
    ネットワークにより駆動される二次巻き線ネットワーク
    をもつ入力トランスを有する電極及びノズル、前記の電
    極及びノズルの間にパイロットアークを生ずるための該
    二次巻き線ネットワークにより駆動される第一の回路手
    段、前記の電極及び工作物の間にプラズマアークを生ず
    るための該二次巻き線ネットワークにより駆動される第
    二の回路手段、並びに前記の第一の回路手段及び前記の
    第二の回路手段の間を選択的にシフトするためのスイッ
    チ手段を含むプラズマ装置において、前記二次巻き線ネ
    ットワークは、前記の第一の回路手段を駆動するための
    第一の有効な巻き数を有する第一の巻き線手段及び前記
    の第二の回路手段を駆動するための第二の有効な巻き数
    を有する第二の巻き線手段からなり、前記の第一及び第
    二の有効な巻き数は異なることを特徴とするプラズマ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記の第一の巻き線手段が、第一の一般
    の電流範囲を第一の電圧範囲にもたらし、そして前記の
    第二の巻き線手段が、第二の一般の電流範囲を第二の電
    圧範囲にもたらす請求項1のプラズマ装置。
  3. 【請求項3】 前記の第一の電圧範囲が、前記の第二の
    電圧範囲より実質的に高い請求項2のプラズマ装置。
  4. 【請求項4】 前記の第一の巻き線手段が、相対する方
    向に卷かれた2個の別々の二次巻き線を含み、そしてそ
    れぞれは前記の第一の有効な巻き数を有する請求項1の
    プラズマ装置。
  5. 【請求項5】 前記の第二の巻き線手段が、相対する方
    向に卷かれた2個の別々の二次巻き線を含み、そしてそ
    れぞれは前記の第二の有効な数を有する請求項4のプラ
    ズマ装置。
  6. 【請求項6】 前記の第一及び第二の回路手段の一つに
    おける電流レベルを感知する手段、並びに前記の感知さ
    れた電流レベルが所定の電流を越えるとき、前記の第二
    の回路手段に該スイッチ手段をシフトする手段を含む請
    求項1のプラズマ装置。
  7. 【請求項7】 前記の感知された電流レベルが、該工作
    物及び該電極の間の電流である請求項6のプラズマ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記の第一及び第二の回路手段の一つに
    おける電流値を感知する手段、並びに前記の感知された
    電流値が所定の電流より低いとき、前記の第一の回路手
    段に該スイッチ手段をシフトする手段を含む請求項1の
    プラズマ装置。
  9. 【請求項9】 前記の第一及び第二の回路手段の一つに
    おける電流レベルを感知する手段、並びに前記の感知さ
    れた電流レベルが所定の電流を越えるとき、前記の第二
    の回路手段に該スイッチ手段をシフトする手段を含む請
    求項8のプラズマ装置。
  10. 【請求項10】 前記の感知された電流値が該工作物か
    ら該電極への電流である請求項8のプラズマ装置。
  11. 【請求項11】 前記の電流レベルが該工作物から該電
    極への電流である請求項6のプラズマ装置。
  12. 【請求項12】 前記の第二の巻き線手段が前記の第一
    の巻き線手段の部分である請求項1のプラズマ装置。
  13. 【請求項13】 前記の第二の巻き線手段が前記の第一
    の巻き線手段の部分である請求項2のプラズマ装置。
  14. 【請求項14】 前記の第二の巻き線手段が前記の第一
    の巻き線手段の部分である請求項4のプラズマ装置。
  15. 【請求項15】 前記の第一及び第二の回路手段の一つ
    における電流レベルを感知する第一の感知手段、並びに
    前記の感知された電流レベルが所定の電流を越えると
    き、前記の第二の回路手段に該スイッチ手段をシフトす
    る手段を含む請求項1のプラズマ装置。
  16. 【請求項16】 前記の第一及び第二の回路手段の一つ
    における電流値を感知する第二の感知手段、並びに前記
    の感知された電流値が所定の電流より低いとき、前記の
    第一の回路手段に該スイッチ手段をシフトする手段を含
    む請求項15のプラズマ装置。
  17. 【請求項17】 前記の第一及び第二の回路手段の一つ
    における電流値を感知する第二の感知手段、並びに前記
    の感知された電流値が所定の電流より低いとき、前記の
    第一の回路手段に該スイッチ手段をシフトする手段を含
    む請求項15のプラズマ装置。
  18. 【請求項18】 電極を工作物に曝すプラズマアーク開
    口をもちさらに一次巻き線ネットワーク及び該一次巻き
    線ネットワークにより駆動される二次巻き線ネットワー
    クをもつ入力トランスを有する電極及びノズル、前記の
    電極及びノズルの間にパイロットアークを生ずるための
    該二次巻き線ネットワークにより駆動される第一の回路
    手段、前記の電極及び工作物の間にプラズマアークを生
    ずるための該二次巻き線ネットワークにより駆動される
    第二の回路手段、並びに前記の第一の回路手段及び前記
    の第二の回路手段の間を選択的にシフトするためのスイ
    ッチ手段を含むタイプのプラズマ装置を操作する方法に
    おいて、該方法は、 (a)前記の第一の回路手段を駆動するために第一の有
    効な巻き数を第一の巻き線手段として前記二次巻き線ネ
    ットワークに設け、そして前記の第二の回路手段を駆動
    するための第二の有効な巻き数を第二の巻き線手段に設
    け、前記の第一及び第二の有効な巻き数が異なる工程; (b)前記の第一及び第二の回路手段のひとつにおける
    電流レベルを感知する工程;及び (c)前記の感知された電流レベルが所定の値を越える
    とき、前記の第二の回路手段に該スイッチ手段をシフト
    する工程を含む方法。
  19. 【請求項19】 (d)前記の第一及び第二の回路手段
    の一つにおける電流値を感知する工程;及び (e)前記の感知された電流値が所定のレベルより低い
    とき、前記の第一の回路手段に該スイッチ手段をシフト
    する工程をさらに含む請求項18の方法。
  20. 【請求項20】 電極を工作物に曝すプラズマアーク開
    口をもちさらに一次巻き線ネットワーク及び該一次巻き
    線ネットワークにより駆動される二次巻き線ネットワー
    クをもつ入力トランスを有する電極及びノズル、前記の
    電極及びノズルの間にパイロットアークを生ずるための
    該二次巻き線ネットワークにより駆動される第一の回路
    手段、前記の電極及び工作物の間にプラズマアークを生
    ずるための該二次巻き線ネットワークにより駆動される
    第二の回路手段、並びに前記の第一の回路手段及び前記
    の第二の回路手段の間を選択的にシフトするためのスイ
    ッチ手段を含むプラズマ装置において、前記の第一の回
    路手段及び前記の第二の回路手段の一つにおける電流レ
    ベルを感知する第一の感知手段、並びに前記の感知され
    た電流レベルが所定の値を越えるとき、前記の第二の回
    路手段に該スイッチ手段をシフトする手段を含むプラズ
    マ装置。
  21. 【請求項21】 前記の第一及び第二の回路手段の一つ
    における電流値を感知する第二の感知手段、及び前記の
    感知された電流値が所定のレベルより低いとき、前記の
    第一の回路手段に該スイッチ手段をシフトする手段を含
    む請求項20のプラズマ装置。
  22. 【請求項22】 電極を工作物に曝すプラズマアーク開
    口をもちさらに一次巻き線ネットワーク及び該一次巻き
    線ネットワークにより駆動される二次巻き線ネットワー
    クをもつ入力トランスを有する電極及びノズル、前記の
    電極及びノズルの間にパイロットアークを生ずるための
    該二次巻き線ネットワークにより駆動される第一の回路
    手段、前記の電極及び工作物の間にプラズマアークを生
    ずるための該二次巻き線ネットワークにより駆動される
    第二の回路手段、並びに前記の第一の回路手段及び前記
    の第二の回路手段の間をシフトするための手段を含むプ
    ラズマ装置において、前記二次巻き線ネットワークは、
    前記の第一の回路手段を駆動するための有効な巻き数を
    有する第一の巻き線手段及び前記の第二の回路手段を駆
    動するための有効な巻き数を有する第二の巻き線手段か
    らなるプラズマ装置。
  23. 【請求項23】 電極を工作物に曝すプラズマアーク開
    口をもちさらに一次巻き線ネットワーク及び該一次巻き
    線ネットワークにより駆動される二次巻き線ネットワー
    クをもつ入力トランスを有する電極及びノズル、前記の
    電極及びノズルの間にパイロットアークを生ずるための
    該二次巻き線ネットワークにより駆動される第一の回路
    手段、前記の電極及び工作物の間にプラズマアークを生
    ずるための該二次巻き線ネットワークにより駆動される
    第二の回路手段、並びに前記の第一の回路手段及び前記
    の第二の回路手段の間をシフトするための手段を含むタ
    イプのプラズマ装置を操作する方法において、該方法
    は、 (a)前記の第一の回路手段を駆動するために第一の有
    効な巻き数を第一の巻き線手段として前記二次巻き線ネ
    ットワークに設け、そして前記の第二の回路手段を駆動
    するための第二の有効な巻き数を第二の巻き線手段に設
    ける工程; (b)前記の第一及び第二の回路手段のひとつにおける
    電流レベルを感知する工程;及び (c)前記の感知された電流レベルが所定の値を越える
    とき、前記の第二の回路手段にシフトする工程を含む方
    法。
  24. 【請求項24】 (d)前記の第一及び第二の回路手段
    の一つにおける電流値を感知する工程;及び (e)前記の感知された電流値が所定のレベルより低い
    とき、前記の第一の回路手段にシフトする工程をさらに
    含む請求項23の方法。
  25. 【請求項25】 電極を工作物に曝すプラズマアーク開
    口を有しそして一次巻き線ネットワーク及び該一次巻き
    線ネットワークにより駆動される二次巻き線ネットワー
    クをもつ入力トランスを有する電極及びノズル、前記の
    電極及びノズルの間にパイロットアークを生ずるための
    該二次巻き線ネットワークにより駆動される第一の回路
    手段、前記の電極及び工作物の間にプラズマアークを生
    ずるための該二次巻き線ネットワークにより駆動される
    第二の回路手段、並びに前記の第一の回路手段及び前記
    の第二の回路手段の間をシフトするための手段を含むプ
    ラズマ装置において、前記の第一の回路手段及び前記の
    第二の回路手段の一つにおける電流レベルを感知する第
    一の感知手段、並びに前記の感知された電流レベルが所
    定の値を越えるとき、前記の第二の回路手段にシフトす
    る手段を含むプラズマ装置。
  26. 【請求項26】 前記の第一及び第二の回路手段の一つ
    における電流値を感知する第二の感知手段、及び前記の
    感知された電流値が所定のレベルより低いとき、前記の
    第一の回路手段にシフトする手段を含む請求項25のプ
    ラズマ装置。
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