JP3101814B2 - 溶接のためのインダクタンス制御を有する直流チョッパー - Google Patents

溶接のためのインダクタンス制御を有する直流チョッパー

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JP3101814B2 JP10209302A JP20930298A JP3101814B2 JP 3101814 B2 JP3101814 B2 JP 3101814B2 JP 10209302 A JP10209302 A JP 10209302A JP 20930298 A JP20930298 A JP 20930298A JP 3101814 B2 JP3101814 B2 JP 3101814B2
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  • Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はさまざまな溶接作業
で使うための直流ダウン・チョッパー(接触断続器)に
関し、さらに詳しくはダウン・チョッパーと溶接工程と
の間にある実効インダクタンスを制御する回路を有する
改良された直流ダウン・チョッパーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】たいていの直流溶接機は単ステージまた
は複ステージのインバータであって、パルス幅変調器に
よって直流電源を直流溶接電流に変換し、デューティー
サイクルを制御して溶接工程のパラメータを定める一連
の電流パルスを生ずる。パルス幅変調器によって制御さ
れるスイッチング素子を有する直流チョッパーを使っ
て、直流電源からの離散電流パルスを溶接場所に与える
ことが長年知られてきている。多くの特許が溶接に使わ
れる直流チョッパーを開示している。その一つはここで
引用する米国特許第5,637,246号である。この
特許はアーク溶接機を駆動するエンジンを制御するチョ
ッパーの構造を示している。ここで、スイッチング駆動
は検知された実際のアーク電流と、チョッパーにつなが
った回路から生ずる所定の参照信号とを比較して制御さ
れる。アーク溶接機として使われる直流チョッパーで使
われる一般の構造と制御配列が図示されている。この従
来技術の特許におけるチョッパーはエンジン駆動発電機
で動かされるが、チョッパーに対する直流入力源はしば
しば単相または三相電源で制御される整流器である。本
発明は上記特許に類似したエンジン駆動ユニットに対し
て適用されるが、整流された交流入力を使うチョッパー
にも等しく適用され、チョッパーの直流入力源を定め
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダウン・チョッパーを
組み立てる時、それぞれ200Aのような電流を与える
2つまたはそれ以上の電力モジュールを並列に設けるこ
とがしばしば必要である。過去、各電力モジュールは並
列接続され、アークを通る電流を制御し、入力パルスを
溶接工程に変調するため、所定の出力インダクタンスを
発生させるそれ自身のチョーク(塞流)・コイルが必要
であった。これまで個別のチョーク・コイルが多ステー
ジ直流チョッパーの各電力モジュールの出力に使われた
時、ある困難が生じた。さまざまなステージの出力チョ
ーク・コイルは並列なので、チョッパーの実効インダク
タンスは事実上小さくなった。したがって、300A/
msecを超え得る急速な上昇率で短絡電流が流れた。
これにより非常に粗い、極めて切り詰められたアークが
生じ、実質的にスパッタリングを生じた。このようにし
て、直流チョッパー内で2つまたはそれ以上の電力モジ
ュールを並列で使うことは平滑で制御されたアーク溶接
には適用されなかった。
【0004】他の背景コンセプトとして、従来の溶接用
直流チョッパーは短絡電流の上昇率を制御するため出力
チョーク・コイル(すなわち、インダクタ)を有してい
た。チョッパーの出力回路にさらにインダクタンスを加
えることにより、短絡電流の上昇率をより遅くした。こ
れにより、スパッタリングを少なくして、より柔らかな
流動アークが得られた。上昇率をより速くすること、ス
パッタリングが多くなって、より粗い貫通アークになっ
た。インダクタンスを大いに減らすと、アーク電流はア
ークを維持するのに不十分となり、不安定なアークとな
り得る。低いインダクタンスのインダクタ配列に伴う問
題は、ワイヤ供給速度が極端に低くなることである。こ
のようなチョッパーにおける高・低インダクタンス値に
伴う問題を是正するため、溶接業界は一般にインバータ
を採用し、予告回路で起ころうとしている短絡を検知
し、電流傾斜回路を始動して、出力チョーク・コイルの
インダクタンスの値に実質的に依存することなく、電流
の上昇率を電子的に制御してきた。しかし、インバータ
を使うことにより、特に長いケーブルを溶接作業に使っ
た時、システムが短絡の正確な瞬間を検知できないとい
う問題を生じた。
【0005】多ステージのチョッパーにおける並列出力
チョーク・コイルに伴う欠点およびチョッパーの出力に
おいて上昇電流と下降電流の傾きを制御する時に使われ
る出力チョーク・コイルの変動は依然として問題であ
り、これらはチョッパーを悪くさせ、チョッパーを溶接
に採用するのをためらわせる。チョッパーはしばしば、
必要な出力能力を得るために2つまたはそれ以上の並列
電力モジュール、またはスイッチング・ステージを要す
る。これにより、スイッチング素子インダクタの並列動
作に伴う問題が生ずる。さらに、ダウン・チョッパーは
溶接サイクルで波形のパルス形状を電子的に制御する手
段をもたないので、出力インダクタを溶接電流の上昇ま
たは下降を制御するように調整するのに伴う問題が解決
されてきていない。これらの問題のすべてによって、よ
り安価でメンテナンス・フリーのダウン・チョッパーよ
りも、インバータを選ばせることになってきていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、直流入
力源、第1スイッチング・ステージ、第2スイッチング
・ステージおよびパルス幅変調器を有し、第1スイッチ
ング・ステージは第1スイッチ素子と第1チョーク・コ
イルを有して直流入力源を制御されたデューティ・サイ
クルとスイッチング率で電極と工作物を横断して選択的
に接続し、第2スイッチング・ステージは第2スイッチ
ング素子と第2チョーク・コイルを有して直流入力源を
前記制御されたデューティ・サイクルとスイッチング率
で電極と工作物を横断して選択的に接続し、パルス幅変
調器が制御信号に従って前記デューティ・サイクルとス
イッチング率を制御する電極と工作物の間に電流を流す
ことによりアーク溶接するための多ステージ・ダウン・
チョッパーにおいて、磁気的に透過可能なコアおよび第
1・第2チョーク・コイルを該コア上に巻き付けること
により第1・第2チョーク・コイルを変成器(トラン
ス)結合させるための部材を有することを特徴とする多
ステージ・ダウン・チョッパーである。本発明の第2
は、直流源がエンジンによって駆動される発電機である
上記のチョッパーである。本発明の第3は、チョッパー
が第1・第2スイッチング・ステージのみを有する上記
2のチョッパー。
【0007】本発明の第4は、スイッチング素子がIG
BTである上記2のチョッパーである。本発明の第5
は、スイッチング素子が電力FETである上記1のチョ
ッパーである。本発明の第6は、スイッチング素子がI
GBTである上記1のチョッパーである。本発明の第7
は、直流源が交流入力と直流出力をもつ整流器である上
記1のチョッパーである。本発明の第8は、制御信号
が、電極と工作物にかかる電圧と選択された所定アーク
電圧を表す参照信号との間の差を表す誤差信号である上
記1のチョッパーである。本発明の第9は、電極と工作
物を横断して少なくとも最小電流を保つ値に制御信号を
限定するためのオーバーライド回路を有する上記8のチ
ョッパーである。本発明の第10は、オーバーライド回
路が最小電流を調整する部材を有する上記9のチョッパ
ーである。本発明の第11は、オーバーライド回路が最
小電流を電極と工作物に渡る平均電流の関数として制御
する上記9のチョッパーである。
【0008】本発明の第12は、オーバーライド回路が
前記関数を調整する部材を有する上記1のチョッパーで
ある。本発明の第13は、制御信号が、電極と工作物に
渡る電流と選択された所定アーク電流を表す参照信号と
の間の差を表す誤差信号である上記1のチョッパーであ
る。本発明の第14は、制御信号を電極と工作物に渡る
最小電流を少なくとも維持する値に限定するオーバーラ
イド回路を有する上記13のチョッパーである。本発明
の第15は、オーバーライド回路が最小電流を調整する
部材を有する上記14のチョッパーである。本発明の第
16は、オーバーライド回路が最小電流を電極と工作物
に渡る平均電流の関数として制御する部材を有する上記
14のチョッパーである。本発明の第17は、オーバー
ライド回路が前記関数を調整する部材を有する上記16
のチョッパーである。本発明の第18は、制御信号が電
極と工作物に渡る電圧と電流の関係を制御する信号であ
る上記1のチョッパーである。本発明の第19は、制御
信号を電極と工作物に渡る最小電流を少なくとも維持す
る値に限定するオーバーライド回路を有する上記18の
チョッパーである。
【0009】本発明の第20は、オーバーライド回路が
最小電流を調整する部材を有する上記19のチョッパー
である。本発明の第21は、直流入力源、スイッチング
・ステージおよびパルス幅変調器からなり、スイッチン
グ・ステージがスイッチ素子とチョーク・コイルを有し
て直流入力源を制御されたデューティ・サイクルとスイ
ッチング率で電極と工作物に渡って選択的に接続し、パ
ルス幅変調器が制御信号に従ってデューティ・サイクル
とスイッチング率を制御する電極と工作物の間に電流を
流すことによりアーク溶接するためのダウン・チョッパ
ーにおいて、前記制御信号を電極と工作物を横断する最
小電流以上を維持する値に限定するためのオーバーライ
ド回路からなるダウン・チョッパーである。本発明の第
22は、オーバーライド回路が最小電流を調整する部材
を有する上記21のチョッパーである。本発明の第23
は、オーバーライド回路が最小電流を電極と工作物を横
断する平均電流の関数として制御する部材を有する上記
21のチョッパーである。本発明の第24は、オーバー
ライド回路が前記関数を調整する部材を有する上記23
のチョッパーである。
【0010】本発明はアーク溶接に使われる直流ダウン
・チョッパーにおける改良に関するものであり、該チョ
ッパーは1つまたはそれ以上のインダクタ(チョーク・
コイル)を使うことに伴う問題、特に2つまたはそれ以
上の並列電力モジュールを含むことによって増す電流容
量をもつダウン・チョッパーに伴う問題の幾つかを克服
する。本発明の一側面によれば、出力電流容量を増すた
めに直流チョッパーに使われる並列電力モジュールは、
出力インダクタが単一の高透磁率コアと磁気結合するよ
うに変調される。2つまたはそれ以上のチョーク・コイ
ルの変成器(トランス)結合により、個別の電力モジュ
ール内の誘導リアクタンスが、チョーク・コイルを並列
にすることに伴う低減なしに、高く保たれる。例えば、
並列電力モジュールの各チョーク・コイルが150mH
の誘導リアクタンスを有して並列接続されているなら、
ダウン・チョッパーの実効出力インダクタンスは約75
mHである。これによりシステム・インダクタンスを実
効的に2倍にし、パルス幅変調器のデューティ・サイク
ルが一般に一定に保たれていれば、短絡電流の上昇率は
約150A/msecになる。前記のように、チョーク
・コイルが並列接続されているが磁気的に結合していな
い時には、同一のシステムが約300A/msecの短
絡電流上昇率であった。
【0011】本発明のこの側面によれば、電極と工作物
の間に電流を生じるアーク溶接のための多ステージ・ダ
ウン・チョッパーにおける改良をもたらす。チョッパー
は直流入力源、第1スイッチ素子をもつ第1スイッチン
グ・ステージ、第1整流ダイオード、および第1チョー
ク・コイルを含んでいる。第1ステージは直流入力源を
制御された率で電極と工作物を横断して選択的に接続す
る。またチョッパーは、第2スイッチ素子をもつ第2ス
イッチング・ステージ、第2整流ダイオード、および第
2チョーク・コイルを含み、第2ステージは直流入力源
を制御されたスイッチング率で電極と工作物に渡って選
択的に接続する。さらにチョッパーは、制御信号に従っ
てスイッチング率を制御するためのパルス幅変調器を含
んでいる。本発明の改良は、磁気的に透過であるコア
と、第1・第2チョーク・コイルを同一のコア上に巻き
付けることにより第1・第2チョーク・コイルをコア上
にトランス結合させるための部材を供給する点にある。
本発明によれば、ダウン・チョッパー用直流電源は米国
特許第5,637,246号に開示されているようなエ
ンジン駆動発電機あるいは整流された交流電源であり得
る。本発明によれば、いくつかのスイッチング・ステー
ジが採用され得る。実際には、2つの並列スイッチング
・ステージがダウン・チョッパーに使われる。このスイ
ッチング素子はIGBIが好ましいが、FETのような
高速作動電力スイッチも使われ得る。
【0012】上記のような多ステージ・ダウン・チョッ
パーを使うか、単ステージ・ダウン・チョッパーを使う
か、本発明の第2側面はアークの実効インダクタンスを
制御する技術を提供する。これは最小アーク電流を閉ル
ープ制御することによってなされる。本発明のこの側面
によれば、アーク電流が検知あるいはモニターされてい
る間、アーク電圧を集積するために誤差アンプが使われ
る。アーク電流が予め選定された最小電流値より下にシ
フトしようとする時、パルス幅変調器の誤差アンプを制
御する電圧インテグレータが、誤差アンプを制御するた
めに回路によってオーバーライド(override)
される。この回路は少なくとも最小電流値を予め選定さ
れたレベルに保つ。このセットされた最小電流値を調整
することにより、ダウン・チョッパーの出力においてチ
ョーク・コイルの大きさを実際に変えることなく、アー
クの実効インダクタンスが制御される。セットされた最
小アーク電流値を増すことにより、溶接工程のアークが
少ないスパッタリングでより柔らかくなる。当然の結果
として、セットされた最小アーク電流の減少によりスパ
ッタリングが増え、より貫通するアークを生じる。本発
明を使うことにより、ダウン・チョッパーの出力におい
て少なくとも最小セット電流を保つためのオーバーライ
ド回路が、溶接工程のアークがアークを不安定にするゼ
ロのような低い電流にけっして近づかないようにさせ
る。本発明のこの側面を使うことにより、非常に低いワ
イヤ供給速度でさえアークを安定に保つ。実際には、リ
ンカーン電気社製の直径0.035インチの溶接ワイヤ
L50を用いて、本発明の側面を使って溶接作業がなさ
れた。この溶接作業は60インチ/分まで速度が落とさ
れ、驚くほどアークは安定して保たれた。本発明のこの
安定化側面は、以前には特に低い溶接速度では困難を引
き起こした電極ケーブルの長さには依存しない。
【0013】上記本発明の側面により、溶接作業に対す
る予め選定された最小電流が供給される。溶接作業が閉
回路フィードバック・ループによってモニターされる
時、アーク電圧を予め選定されたセット電圧に調整する
ことは一般に適用できる。しかし、閉ループ・フィード
バック回路が予め選定された溶接電流、または電圧と電
流の予め選定された関係を維持するためダウン・チョッ
パーの出力を調整している時、最小電流オーバーライド
回路も採用され得る。本発明の他の側面によれば、本発
明の最小セット電流はアークに架かる実際の電流の平均
値の関数である。この側面を使うことにより、オーバー
ライド回路における最小電流は平均アーク電流に従っ
て、あるいはその関数として自動的に変化する。本発明
のこの特徴によって、ワイヤ供給速度あるいはワイヤ直
径がある溶接作業から他の溶接作業に変わるとき、アー
クの柔らかさ(softness)を自動的に調整す
る。平均電流値が変化すると、本発明のオーバーライド
回路の最小電流はそれに比例して変化する。
【0014】本発明の最小電流オーバーライド回路を使
うことの利点は、パイプ溶接に対して本発明のダウン・
チョッパーを使うときに分かる。過去には、パイプ溶接
に使われる電圧・電流の傾きが相当険しくなければなら
なかったので、低い電流での開回路電圧は相対的に高か
った。本発明を用いると、理論上の開回路電圧は非常に
ゆるやかな傾きの作業カーブを用いて、全く低くセット
できる。このゆるやかな傾きを使って、パイプ溶接作業
で電流が減ると、オーバーライド回路の最小電流に到達
するまで電圧が徐々に増す。その時、定電流モードにお
いてダウン・チョッパーが溶接作業を制御するので、実
質的な開回路電圧を生じる。本発明のこの使用により、
かなりゆるやかな電流/電圧カーブに沿ってパイプ溶接
を行う時、アークが消滅しやすいという問題が緩和され
る。本発明のこの使用に従って、電流が低い値に近づく
と、オーバーライド回路の最小電流が直ちに電圧を必要
な値にまで上げる。この増加した電圧により、オーバー
ライド回路の最小電流が維持される。本発明はかなりゆ
るやかな電流・電圧カーブに沿ってパイプ溶接を行う時
でさえ、アークが消滅するのを防ぐ。
【0015】本発明の主な目的は、電流をバランスさせ
る必要なく、また、個々の出力チョーク・コイルのリア
クタンスを増す必要もなく、並列電力ステージを使って
組み立てられる溶接用の改良された直流ダウン・チョッ
パーを提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、最小電流オーバーラ
イド回路を結合させて溶接作業の電流を決して与えられ
たセット電流値より下に減らさず、チョッパーの実効イ
ンダクタンスを調整して変える上記改良された直流ダウ
ン・チョッパーを提供することにある。
【0017】さらに本発明の他の目的は、現行技術を実
質的に変えることを要さないが、多くの電力ステージを
用い、アークを消滅させるかもしれない最小電流で溶接
する時、ダウン・チョッパーの優れた動作となる上記改
良された直流ダウン・チョッパーを提供することにあ
る。
【0018】これらおよび他の目的および効果は、添付
図面を用いて行う以下の説明から明らかになるであろ
う。
【0019】
【実施例】以下、図面を用いて説明するが、これらは本
発明の実施例を説明するためのもので、本発明をこれら
に限定するものではない。図1に電極Eと工作物Wとの
間に電流を流すためのアーク溶接機として使われる多ス
テージ直流ダウン・チョッパー10を示す。チョッパー
10はモーター20の形をした直流入力源12を有して
いる。モーター20は、ステータ出力巻線22を有しそ
の出力がダイオード24によって離されている発電機を
駆動する。図1Aに交番タイプの直流入力源を示す。整
流器30はライン32、34、36からなる3相入力、
およびリード線40、42(これらは図1でチョッパー
10への入力になっている)に渡る直流出力を有してい
る。チョッパーはIGBTあるいはTETの形のスイッ
チング素子52からなる第1スイッチ・ステージ50を
有している。スイッチング素子52には、絶縁され光供
給されたIGBTドライバ54があり、IGBTドライ
バ54は20〜40KHzで標準光カプラ57によって
駆動されるフィードバック入力56のパルスに従ってス
イッチングされる。実際には、ドライバ54への入力の
パルスは、フィードバック制御ネットワーク64のパル
ス幅変調器PWM62の出力60から来る。PWMの出
力60のデューティー・サイクルが電極Eと工作物Wに
架かって流れる電流の量を決定するために制御されなが
ら、ライン60のパルスが20KHzでスイッチング素
子52を開いたり切ったりする。多ステージ・チョッパ
ー10は複数の並列電力モジュールを有しているが、そ
のうちの2つだけを図示している。2番目のモジュール
は第1スイッチング・ステージ50と並列に接続された
スイッチング・ステージ100であり、素子108によ
ってPWM62の出力60に光学的に結合されたフィー
ドバック入力106のパルスによって制御される絶縁さ
れ光学的に結合されたIGBTドライバ104ととも
に、IGBTまたはTETの形のスイッチング素子10
2を有している。この各ステージはそれぞれパイパス・
コンデンサ110、112を有し、スイッチング素子5
2、102が非導通のとき、入力源12から電流を流さ
せる。導通のときには、電流は並列スイッチを通してア
ーク溶接箇所に送られ、そこでは電極Eと工作物Wの間
の電流に限定される。電流ダイオード120、121が
溶接箇所と並列に接続され、それぞれ第1・第2スイッ
チング・ステージの後にチョーク・コイル130、13
2が並列に接続されている。本発明によれば、チョーク
・コイル130、132は共通コア134の上に密にト
ランス結合されている。これを用いて、チョッパー10
の実効インダクタンスは互いに同一インダクタンスであ
るチョーク・コイル130、132の各インダクタンス
に等しい。しかし、それらは完全に一致する必要はな
い。さらに、チョーク・コイルが同一コア上に結合して
いるからといって、スイッチング素子52、102は一
致する必要がない。チョーク・コイル130、132が
互いに離れているような並列回路では、各ステージの出
力インダクタンスは減らない。本発明の第1側面の詳細
は図2に示し、後述する。
【0020】溶接アークにかかる電圧はライン140、
142によって検出され、図1のフィードバック制御ネ
ットワーク64に導かれる。分流器150が溶接アーク
を流れる電流を示す電圧値をライン152に生じさせ
る。ライン152はネットワーク64の端子154につ
ながれている。標準技術によれば、オッシレータ160
が20KHzの周波数でPWM62を駆動するが、この
周波数は20K〜40KHzの範囲で変わり得る。端子
154でのアーク電流またはライン140、142にか
かる電圧は端子170に印加されるセット点参照電圧の
値と比較され、この参照電圧は選択回路172の出力に
おいてライン174によって制御される。ある特定のア
ーク溶接の手動あるいは自動選択は、ネットワーク17
2の端子180、182、184あるいはスイッチの論
理によって決定される。図示した実施例では、チョッパ
ー10がスティック溶接またはMIG溶接に対して用い
られるとき、粒子180が選択される。このようにし
て、直流チョッパーは電流が固定セット値C1 にあるよ
うに制御される。ライン140、142にかかる電圧が
一定値すなわちC2 を示すプリセット・スロープに維持
されるとき、ワイヤー溶接に対して端子182が選択さ
れる。図8、9に示すパイプ溶接において使われるよう
に、スロープ溶接において、電流・電圧ラインの傾き
(スロープ)はC3のレベルに一定に保たれる。このア
ーク溶接は端子184で選択される。後述するように、
電圧制御が選択されると、わずかな電流トリム(刈り込
み)が一定電圧の代わりに電流に対する関係として、電
圧のプリセット・スロープを生ずるために使われ得る。
【0021】操作上、ネットワーク172のスイッチが
行われるアーク溶接のタイプを決定する。次に、ライン
174の論理がライン140、142にかかる電圧、ラ
イン152の電流あるいはこれら2つのパラメータの組
合せと比較される。フィードバック制御ネットワーク6
4はオッシレータ160に制御される周波数で出力ライ
ン60のパルス幅またはデューティー・サイクルを決定
するために制御されるPWM62を有している。
【0022】図2を用いてさらに詳しく説明すると、コ
ア134がE字形半型200、202の高透磁率トラン
ス鉄片を積層され、それらは各中心柱204、206を
有し、そのまわりをチョーク・コイル130、132の
各巻線によって巻かれている。このようにして、2つの
チョーク・コイルは磁気的に結合し、各コイルのインピ
ーダンスの選択値に一致したチョッパー10の実効イン
ダクタンスを形成する。標準トランス技術によれば、半
型200、202は小さなギャップgだけ離されてい
る。実際には、各チョーク・コイルは誘導リアクタンス
150mHを有し、本発明によりチョッパーの残留リア
クタンスは150mHにさせられる。この値はスティッ
ク溶接がポップアウト(破裂)しないように、チョーク
・コイル内に十分な蓄積エネルギーを要するためであ
る。
【0023】ネットワーク172の端子180、18
2、184を選択することにより、チョッパー10は望
ましいモードで動作する。この機能を図3にさらに詳細
に示す。誤差アンプ220がライン222に変動入力、
および正端子224につながるライン174に参照入力
すなわちセット点入力を有しているので、ライン226
の出力はPWM62を制御する電圧を有する制御信号で
ある。アンプ220はゲイン制御抵抗220aを有して
いる。これはスイッチングタイプの電源を制御するため
に使われるPWMの標準技術である。誤差アンプはオッ
シレータ160の周波数で差動するPWMのデューティ
・サイクルを選択するための制御信号である出力電圧を
ライン226に生ずる。デューティ・サイクルの急激な
変化を避けるため、アンプ220は積分回路220bを
有し、これはコンデンサ220cが抵抗220aと並列
につながれるとき、アンプ220を積分器にさせる。
【0024】図1の実施例は入力ライン140、14
2、152、174をもつフィードバック制御ネットワ
ーク64を有している。これらと同一のラインが図3の
上部に図示されている。フィードバック回路64がさら
に詳細に図示され、選択制御230がライン232、2
34、236のどれが誤差アンプ220の変動入力負端
子222につながる入力信号を受けるか選択する。これ
はスイッチ232a、234a、236aのいずれか1
つを閉めることによってなされる。総和ジャンクション
240はスイッチ234aにつながる出力242を有し
ている。総和ジャンクション244はスイッチ236a
につながる出力246を有している。これは総和ジャン
クション244がライン140、142間の電圧Va
よって制御される電圧制御モードである。わずかな傾斜
がこの電圧に必要なら、抵抗250が電流Ia の制御比
を総和ジャンクション244に導く。図示するように、
スイッチ232aが閉じられれば、誤差アンプ220が
アーク電流を表す変動信号を受け、集積回路220bは
接続されない。出力226はPWMを急に変える。同様
に、スイッチ236aを閉じるとアーク電圧が誤差アン
プの変動入力にかかる。スイッチ236bを閉じて集積
回路220bを接続し、PWMを徐々に変え、電流の上
昇率がチョーク・コイル130、132によって制御さ
れる。これら2つの電圧・電流制御は図3Aの選択制御
230’に図示されている。それぞれ入力180、18
4、182をもつ選択スイッチ回路172は選択制御2
30に示されているスイッチに対応するスイッチ172
a、172b、172cを有している。図3および図3
Aの実施例の動作において、スイッチ232aと172
aが閉じられると、誤差アンプはアーク電流を固定値C
1 に調整する。スイッチ236a、236b、172c
を閉じることにより、誤差アンプはPWM62を調整し
てアーク溶接箇所にかかる電圧をC2 に制御する。電圧
に対する傾きを生じさせるために、抵抗250を使う。
ちなみに、パイプ溶接で使われるようなスロープ溶接を
提供するため、スイッチ234a、234b、172b
(これらは図3Aには示されていない)が閉じられる。
このようにして、電圧/電流の傾きは出力226の電圧
を調整することによって定数C3 で制御される。ライン
60のパルスのデューティ・サイクルはライン226の
電圧によって制御される。
【0025】本発明の一側面に従って、図3に示すよう
に、電流オーバーライド回路300が与えられている。
この回路には比較器310への入力152とともに使わ
れるセット最小電流参照点を調整するための可変抵抗3
04をもつ第1入力302がある。比較器は高ゲイン分
流抵抗312を備えることにより、ライン152のアー
ク電流が可変抵抗304で決められたセット最小電流に
等しいかそれよりも下のとき、出力314がダイオード
316をセット最小電流に保つ。オーバーライド回路3
00は、アーク電流がアークがいまにも消滅しようとし
ていることを知らせる低い値に減少するまで、アーク電
圧を誤差アンプ220に集積することでダウン・チョッ
パーを制御する。その時、比較器310はダイオード3
16を出力314の電圧につなぎ、可変抵抗304でセ
ットされた最小電流IMIN を追跡するためにアーク溶接
を制御する。可変抵抗は溶接サイクルの終末部の実効イ
ンダクタンスを制御する。電流が調整完了すると、アー
クはより柔軟になる。アーク電流は決してゼロにならな
いので、低いワイヤ供給速度では非常に有用である。本
発明によれば、図3のように、アーク電圧が集積され、
低電流状況が存在するまで溶接作業を制御する。オーバ
ーライド制御が予め選ばれた最小値IMIN で起こる。こ
の最小電流をより低く調整することにより、より高い値
に調整されたときの柔軟なアークと少ないスパッタリン
グとは反対に締め付けが生じる。いくらか標準的な閉ル
ープ・フィードバック制御とともに最小電流オーバーラ
イド回路を用いることにより、図1のダウン・チョッパ
ー10の実効出力誘導インピーダンスを調整できる。
【0026】図4、5にワイヤ供給速度のようなさまざ
まなアーク溶接パラメータに伴ってセット電流が自動的
に変化するような最小電流IMIN の自動調整を示す。本
発明のこの側面によれば、アーク電流が変動すると、そ
れに比例して最小電流も変化する。実際には、ライン3
22の平均アーク電流に従って最小電流を制御すること
によって得られる。平均アーク電流は抵抗330とコン
デンサ332からなるフィルター(平滑)回路を通し
て、ライン152の電圧から得られる。次に平均アーク
電流は図3のオーバーライド回路300または可変抵抗
304に直接つながるライン344を制御するアーム3
46をもつ可変抵抗342からなる電気素子340によ
って大きくされる。このようにして、アーム346の動
作によって平均アーク電流を変え、最小電流IMIN を調
整する。図4、5の回路を使って、オーバーライド回路
300に対するセット最小電流値を自動調整できる。ア
ーク電流が低くなるとき、オーバーライド回路が作動す
る本発明のこの側面に対し、さらに改良がなされる。
【0027】図6、7にオーバーライド回路300の効
果を示す。図6ではダウン・チョッパー10はオーバー
ライド回路300を有さず、図3Aの回路によって作動
される。オーバーライド回路300を使うと、ダウン・
チョッパー10は図7に従って作動する。図6、7で定
電流部350の後に電流急上昇部352がある。スイッ
チ236bにより集積回路220bが作動し、PWMの
デューティー・サイクルが変わらないので、ライン35
2の上昇率はチョーク・コイル130、132によって
制御される。上昇の後、定電圧制御ステージの間、電流
カーブは後半下降部354に移る。オーバーライド回路
を使わないと、下降部354は図6の354aのような
形をとる。この場合、電流はゼロになってアーク状態は
不安定になる。オーバーライド回路300を使うと、図
7の点354bでダウン・チョッパーは固定したセット
最小電流IMIN 動作に、あるいは図4、5の回路を使っ
て変動的なセット最小電流動作に変換される。したがっ
て、オーバーライド回路300は不安定なアーク状態を
防ぐ。調整可能なセット最小電流を使って、アークが先
行的に制御される。どちらの場合にも、チョッパー10
の実効出力インダクタンスはオーバーライド回路をもた
ないシステムからは得られないようにして変動する。
【0028】電流と電圧が動作ラインに沿って変化する
パイプ溶接にチョッパー10を使うとき、オーバーライ
ド回路300のもう一つの効果が発揮される。ラインの
傾きはスイッチ172b、234a、234bを閉じる
ことによって決まる。知られているように、パイプ溶接
に対する動作電圧/電流ラインは図8のライン360の
ように比較的険しい傾きをもっている。険しい傾きの動
作ラインをもつことにより、電流が増すと電圧が減るの
で、電流がないときには実質的に開回路電圧になる。図
8のライン362や図9のライン362のように比較的
ゆるやかな傾きの動作ラインで動作することは利点であ
る。このようなライン362に沿って動作すると、電流
ゼロで、電源から不十分な開回路電圧しか得られない。
これは効率的な溶接ではない。オーバーライド回路30
0を使うと、図9のライン370に沿って溶接作業を行
える。ライン370のうちの372部分はアーク電流I
の変化に対し電圧Vが徐々に変化するという利点を保ち
つつ、動作ライン362に沿っている。電流がセット最
小電流値IMIN まで減少すると、オーバーライド回路3
00はダウン・チョッパーをそのセット最小電流に調整
する。これは図9のライン370の374部分に相当
し、電流をセット最小電流に維持しつつ電圧を電源に対
し最大開回路電圧にすることにより、アークが低電流で
安定させられる。
【0029】本発明の範囲から逸脱することなく、図面
に示した回路にさまざまな変形がなされ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例からなる直流ダウン・チョッ
パーの回路図、1Aはこの回路の他の態様からなる入力
源のブロック図。
【図2】図1のチョーク・コイルとコアの詳細を示す断
面図。
【図3】本発明の閉ループ・フィードバック回路とオー
バーライド回路の回路図、3Aは簡略化した閉ループ・
フィードバック回路の回路図。
【図4】他の態様からなるオーバーライド回路の回路
図。
【図5】図4の320付近の詳細を示す回路図。
【図6】オーバーライド回路のない場合の電流パルス曲
線。
【図7】オーバーライド回路のある場合の電流パルス曲
線。
【図8】パイプ溶接に対する電流−電圧ライン。
【図9】本発明におけるパイプ溶接に対する電流−電圧
ライン。
【符号の説明】
10:多ステージ直流ダウン・チョッパー E:電極 W:工作物 50:第1スイッチング・ステージ 62:パルス幅変調器(PWM) 64:フィードバック制御回路 100:第2スイッチング・ステージ 130、132:チョーク・コイル 134:コア 230:選択制御 300:電流オーバーライド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−68164(JP,A) 特開 昭63−313668(JP,A) 特開 平7−112275(JP,A) 特開 平10−175070(JP,A) 特開 昭57−115974(JP,A) 特開 昭57−62864(JP,A) 実開 昭57−165373(JP,U) 実開 平6−41969(JP,U) 特公 平6−38983(JP,B2) 特公 昭62−30072(JP,B2) 実公 昭62−17161(JP,Y2) 実公 平2−16862(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/073 H02M 3/155 H02M 9/00

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極と工作物の間に電流の流れを生成す
    ることによりアーク溶接をするための多段型ダウン・チ
    ョッパーであって、該ダウン・チョッパーは、 直流入力源、 第1スイッチング段であって、第1スイッチング素子と
    第1チョーク・コイルとを備え、上記第1スイッチング
    段は上記電極と工作物の間で上記直流入力源を、制御さ
    れたデューティ・サイクルとスイッチング率で選択的に
    接続するもの、 第2スイッチング段であって、第2スイッチング素子と
    第2チョーク・コイルとを備え、上記第2スイッチング
    段は上記電極と工作物の間で上記直流入力源を、上記制
    御されたデューティ・サイクルとスイッチング率で選択
    的に接続するもの、および上記第1と第2スイッチ素子
    のスイッチング率とデューティ・サイクルとを制御する
    制御信号を生成するパルス幅変調器とを具備し、 該パルス幅変調器の信号は、該第1と第2ドライバの双
    方を同じスイッチング率と、同じデューティ・サイクル
    で駆動し、 そして、該多段型ダウン・チョッパーは、磁気的に透過
    可能なコアおよび第1、第2チョーク・コイルをコア上
    に巻回することにより上記第1および第2チョーク・コ
    イルを変成器結合させる手段とを具備することを特徴と
    するアーク溶接用多段型ダウン・チョッパー装置。
  2. 【請求項2】 直流源がエンジンによって駆動される発
    電機である請求項1のアーク溶接用多段型ダウンチョッ
    パー装置
  3. 【請求項3】 上記ダウン・チョッパーが第1・第2ス
    イッチング・ステージのみを有する請求項2のアーク溶
    接用多段型ダウンチョッパー装置
  4. 【請求項4】 スイッチング素子がIGBTである請求
    項2のチョッパー。
  5. 【請求項5】 スイッチング素子が電力FETである請
    求項1のチョッパー。
  6. 【請求項6】 スイッチング素子がIGBTである請求
    項1のチョッパー。
  7. 【請求項7】 直流源が交流入力と直流出力をもつ整流
    器である請求項1のチョッパー。
  8. 【請求項8】 制御信号が、電極と工作物にかかる電圧
    と選択された所定アーク電圧を表す参照信号との間の差
    を表す誤差信号である請求項1のチョッパー。
  9. 【請求項9】 電極と工作物を横断して少なくとも最小
    電流を保つ値に制御信号を限定するためのオーバーライ
    ド回路を有する請求項8のチョッパー。
  10. 【請求項10】 オーバーライド回路が最小電流を調整
    する部材を有する請求項9のチョッパー。
  11. 【請求項11】 オーバーライド回路が最小電流を電極
    と工作物に渡る平均電流の関数として制御する請求項9
    のチョッパー。
  12. 【請求項12】 オーバーライド回路が前記関数を調整
    する部材を有する請求項1のチョッパー。
  13. 【請求項13】 制御信号が、電極と工作物に渡る電流
    と選択された所定アーク電流を表す参照信号との間の差
    を表す誤差信号である請求項1のチョッパー。
  14. 【請求項14】 制御信号を電極と工作物に渡る最小電
    流を少なくとも維持する値に限定するオーバーライド回
    路を有する請求項13のチョッパー。
  15. 【請求項15】 オーバーライド回路が最小電流を調整
    する部材を有する請求項14のチョッパー。
  16. 【請求項16】 オーバーライド回路が最小電流を電極
    と工作物に渡る平均電流の関数として制御する部材を有
    する請求項14のチョッパー。
  17. 【請求項17】 オーバーライド回路が前記関数を調整
    する部材を有する請求項16のチョッパー。
  18. 【請求項18】 制御信号が電極と工作物に渡る電圧と
    電流の関係を制御する信号である請求項1のチョッパ
    ー。
  19. 【請求項19】 制御信号を電極と工作物に渡る最小電
    流を少なくとも維持する値に限定するオーバーライド回
    路を有する請求項18のチョッパー。
  20. 【請求項20】 オーバーライド回路が最小電流を調整
    する部材を有する請求項19のチョッパー。
  21. 【請求項21】 電極と工作物の間に電流を流すことに
    よりアーク溶接をするためのダウン・チョッパーにおい
    て、 該直 流入力源、スイッチング・ステージおよびパルス幅
    変調器からなり、スイッチング・ステージが第1スイッ
    チング素子と第2スイッチング素子とチョーク・コイル
    を有して直流入力源を制御されたデューティ・サイクル
    とスイッチング率で電極と工作物に渡って選択的に接続
    、制御信号に従って第1スイッチング素子と第2スイ
    ッチング素子を同じデューティ・サイクルと同じスイッ
    チング率により制御するパルス幅変調器と、 該制 御信号を電極と工作物を横断する最小電流以上を維
    持する値に限定するためのオーバーライド回路とを備え
    たことを特徴とするダウン・チョッパー。
  22. 【請求項22】 オーバーライド回路が最小電流を調整
    する部材を有する請求項21のチョッパー。
  23. 【請求項23】 オーバーライド回路が最小電流を電極
    と工作物を横断する平均電流の関数として制御する部材
    を有する請求項21のチョッパー。
  24. 【請求項24】 オーバーライド回路が前記関数を調整
    する部材を有する請求項23のチョッパー。
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