JP2949655B2 - 磁気記録再生装置のブレーキ装置 - Google Patents
磁気記録再生装置のブレーキ装置Info
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- JP2949655B2 JP2949655B2 JP6075771A JP7577194A JP2949655B2 JP 2949655 B2 JP2949655 B2 JP 2949655B2 JP 6075771 A JP6075771 A JP 6075771A JP 7577194 A JP7577194 A JP 7577194A JP 2949655 B2 JP2949655 B2 JP 2949655B2
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- brake
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リール台を制動するブ
レーキアームと、このブレーキアームの駆動を制御する
スライダと、このスライダの摺動を規制するストッパと
を有する磁気記録再生装置のブレーキ装置に関する。
レーキアームと、このブレーキアームの駆動を制御する
スライダと、このスライダの摺動を規制するストッパと
を有する磁気記録再生装置のブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4〜図7は、この種の従来の磁気記録
再生装置のブレーキ装置を示す図で、図4はFF/RE
WINDモード(ブレーキ解除状態)を示す平面図、図
5はFF/REWINDモードから駆動モータが逆転
し、トリガを蹴った状態を示す平面図、図6はリセット
モード(ブレーキ状態)を示す平面図、図7は一部を分
解した斜視図である。
再生装置のブレーキ装置を示す図で、図4はFF/RE
WINDモード(ブレーキ解除状態)を示す平面図、図
5はFF/REWINDモードから駆動モータが逆転
し、トリガを蹴った状態を示す平面図、図6はリセット
モード(ブレーキ状態)を示す平面図、図7は一部を分
解した斜視図である。
【0003】これらの図において、1は駆動モータ、2
は駆動モータ1の出力軸に固定したウォームギヤ、3は
ウオームギヤ2の端部付近に配置され、駆動モータ1の
出力軸に装着したトーションばね、4は駆動モータ1の
出力軸に遊嵌されるとともに、トーションばね3が係合
する羽根、5は駆動モータ1の出力軸からの羽根4の脱
落を防ぐスラスト受けである。上記したトーションばね
3は駆動モータ1の所定の一方向の回転、例えば図7の
矢印1b方向の回転のときには駆動モータ1の出力軸に
密着する閉じ動作を行ない、これに伴って羽根4が駆動
モータ1の回転と一体的に回転する。また、トーション
ばね3は駆動モータ1が逆に図7の矢印1a方向の回転
のときには、駆動モータ1の出力軸に対する密着が解か
れる開き動作を行ない、これに伴って羽根4は駆動モー
タ1の出力軸に対して相対的に滑り動作が可能な状態と
なる。すなわち、トーションばね3と羽根4とは、駆動
モータ1の所定の一方向の回転の場合のみ駆動モータ1
の回転と一体的に回転するワンウェイ機構を構成してい
る。このようなワンウェイ機構についてはよく知られて
いる。
は駆動モータ1の出力軸に固定したウォームギヤ、3は
ウオームギヤ2の端部付近に配置され、駆動モータ1の
出力軸に装着したトーションばね、4は駆動モータ1の
出力軸に遊嵌されるとともに、トーションばね3が係合
する羽根、5は駆動モータ1の出力軸からの羽根4の脱
落を防ぐスラスト受けである。上記したトーションばね
3は駆動モータ1の所定の一方向の回転、例えば図7の
矢印1b方向の回転のときには駆動モータ1の出力軸に
密着する閉じ動作を行ない、これに伴って羽根4が駆動
モータ1の回転と一体的に回転する。また、トーション
ばね3は駆動モータ1が逆に図7の矢印1a方向の回転
のときには、駆動モータ1の出力軸に対する密着が解か
れる開き動作を行ない、これに伴って羽根4は駆動モー
タ1の出力軸に対して相対的に滑り動作が可能な状態と
なる。すなわち、トーションばね3と羽根4とは、駆動
モータ1の所定の一方向の回転の場合のみ駆動モータ1
の回転と一体的に回転するワンウェイ機構を構成してい
る。このようなワンウェイ機構についてはよく知られて
いる。
【0004】また、図7等において、6はウォームギヤ
2と連動する減速ギヤで、本体を形成するシャーシ20
に設けた軸20aに回転自在に装着され、ウォームギヤ
2に噛み合うウォームホイール6bと、このウォームホ
イール6bと一体に設けたギヤ6aとから成っている。
7は減速ギヤ6のギヤ6aと噛み合うメインカムギヤ
で、シャーシ20に設けた軸20bに回転自在に装着さ
れ、上面にカム溝7aを形成してある。上述したウォー
ムギヤ2と、ウォームホイール6b、ギヤ6aから成る
減速ギヤ6とは、駆動モータ1の回転力をメインカムギ
ヤ7の回転力として伝える回転力伝達手段を構成してい
る。
2と連動する減速ギヤで、本体を形成するシャーシ20
に設けた軸20aに回転自在に装着され、ウォームギヤ
2に噛み合うウォームホイール6bと、このウォームホ
イール6bと一体に設けたギヤ6aとから成っている。
7は減速ギヤ6のギヤ6aと噛み合うメインカムギヤ
で、シャーシ20に設けた軸20bに回転自在に装着さ
れ、上面にカム溝7aを形成してある。上述したウォー
ムギヤ2と、ウォームホイール6b、ギヤ6aから成る
減速ギヤ6とは、駆動モータ1の回転力をメインカムギ
ヤ7の回転力として伝える回転力伝達手段を構成してい
る。
【0005】図4等に示す21,22は図示しない磁気
テープを走行させるリール台である。9,10は、リー
ル台21,22をそれぞれ制動可能なブレーキアーム
で、それぞれシャーシ20に設けた軸20d,20eに
回動自在に装着してある。これらのブレーキアーム9,
10は、ばね11によって連結してある。なお、ブレー
キアーム9には下方に垂下する突起部9aを設けてあ
る。13は上述したブレーキアーム9,10を、リール
台21,22を制動する回動方向、及びリール台21,
22を制動しない回動方向に選択的に作動させるスライ
ダである。このスライダ13は、上述したブレーキアー
ム9に設けた突起部9aに係合するカム13cを上面に
有するとともに、シャーシ20に設けた一対のピン20
gがそれぞれ相対的に遊嵌される長穴13bを備えてい
る。長穴13b及びピン20gは、スライダ13をピン
20gの配設方向に沿って摺動させる案内機構を構成し
ている。
テープを走行させるリール台である。9,10は、リー
ル台21,22をそれぞれ制動可能なブレーキアーム
で、それぞれシャーシ20に設けた軸20d,20eに
回動自在に装着してある。これらのブレーキアーム9,
10は、ばね11によって連結してある。なお、ブレー
キアーム9には下方に垂下する突起部9aを設けてあ
る。13は上述したブレーキアーム9,10を、リール
台21,22を制動する回動方向、及びリール台21,
22を制動しない回動方向に選択的に作動させるスライ
ダである。このスライダ13は、上述したブレーキアー
ム9に設けた突起部9aに係合するカム13cを上面に
有するとともに、シャーシ20に設けた一対のピン20
gがそれぞれ相対的に遊嵌される長穴13bを備えてい
る。長穴13b及びピン20gは、スライダ13をピン
20gの配設方向に沿って摺動させる案内機構を構成し
ている。
【0006】15は一端をシャーシ20に連結され、他
端をスライダ13に連結したばねであり、このばね15
はスライダ13をブレーキアーム9,10がリール台2
1,22を制動するように摺動させるスライダ駆動手段
を構成している。
端をスライダ13に連結したばねであり、このばね15
はスライダ13をブレーキアーム9,10がリール台2
1,22を制動するように摺動させるスライダ駆動手段
を構成している。
【0007】12はスライダ13に設けた軸13aに回
動自在に装着したトリガで、ばね15の引張り力に抗し
てスライダ13を摺動させた際に、前述したワンウェイ
機構を形成する羽根4に係合可能になっている。図7に
示すように、このトリガ12には下方に垂下する突起部
12aを設けてある。16は一端をスライダ13に連結
され、他端をトリガ12に連結したばねで、このばね1
6はトリガ12を羽根4の中央部に近づく回動方向に付
勢している。なお、図7に示すように、スライダ13の
カム13cの図示上方に位置する端面は、トリガ12の
上述のばね16の力による羽根4の中央部方向の回動を
規制する規制手段、すなわちストッパ13dを構成して
いる。
動自在に装着したトリガで、ばね15の引張り力に抗し
てスライダ13を摺動させた際に、前述したワンウェイ
機構を形成する羽根4に係合可能になっている。図7に
示すように、このトリガ12には下方に垂下する突起部
12aを設けてある。16は一端をスライダ13に連結
され、他端をトリガ12に連結したばねで、このばね1
6はトリガ12を羽根4の中央部に近づく回動方向に付
勢している。なお、図7に示すように、スライダ13の
カム13cの図示上方に位置する端面は、トリガ12の
上述のばね16の力による羽根4の中央部方向の回動を
規制する規制手段、すなわちストッパ13dを構成して
いる。
【0008】8はブレーキレバーで、このブレーキレバ
ー8に形成した穴8cがシャーシ20に設けた軸20c
に挿入されることにより、回動可能になっている。この
ブレーキレバー8は、図7に示すように、図示左側方部
分には前述したメインカムギヤ7のカム溝7aに遊嵌す
るピン8aを備えており、図示下方部分には前述したト
リガ12に設けた突起部12aに係合可能な逆L字形状
の突起部8bを備えている。
ー8に形成した穴8cがシャーシ20に設けた軸20c
に挿入されることにより、回動可能になっている。この
ブレーキレバー8は、図7に示すように、図示左側方部
分には前述したメインカムギヤ7のカム溝7aに遊嵌す
るピン8aを備えており、図示下方部分には前述したト
リガ12に設けた突起部12aに係合可能な逆L字形状
の突起部8bを備えている。
【0009】上述したメインカムギヤ7とブレーキレバ
ー8とトリガ12とは、スライダ13をブレーキアーム
9,10がリール台9,10を制動しないように保持す
る保持手段を構成している。
ー8とトリガ12とは、スライダ13をブレーキアーム
9,10がリール台9,10を制動しないように保持す
る保持手段を構成している。
【0010】上述した駆動モータ1と、トリガ12をブ
レーキレバー8との係合が解かれる方向に選択的に回動
させるトーションばね3及び羽根4とは、上述した保持
手段によるスライダ13の保持を解除する保持解除手段
を構成している。
レーキレバー8との係合が解かれる方向に選択的に回動
させるトーションばね3及び羽根4とは、上述した保持
手段によるスライダ13の保持を解除する保持解除手段
を構成している。
【0011】また、図7等に示すようにシャーシ20に
一体に、ばね15の力によるスライダ13の戻り動作を
規制するストッパ20fを形成してあり、このストッパ
20fのスライダ13との当接部には、スライダ13の
当接時の衝撃音を吸収する緩衝材14を貼付してある。
一体に、ばね15の力によるスライダ13の戻り動作を
規制するストッパ20fを形成してあり、このストッパ
20fのスライダ13との当接部には、スライダ13の
当接時の衝撃音を吸収する緩衝材14を貼付してある。
【0012】このように構成される従来技術における動
作は以下のとおりである。例えば、図6に示すリセット
モード(ブレーキ状態)にあるときには、ブレーキアー
ム9,10がリール台21,22に当接し、ブレーキア
ーム9の突起部9aに係合するカム13cを備えたスラ
イダ13の端部が、ばね15の力によりストッパ20f
に設けた緩衝材14に当接し、スライダ13上のトリガ
12がばね16の力によりカム13cの端面に形成した
ストッパ13dに当接し、トリガ12の突起部12aが
ブレーキレバー8の突起部8bに対向し(係合していな
い)、トリガ12の先端が羽根4に係合していない状態
にある。
作は以下のとおりである。例えば、図6に示すリセット
モード(ブレーキ状態)にあるときには、ブレーキアー
ム9,10がリール台21,22に当接し、ブレーキア
ーム9の突起部9aに係合するカム13cを備えたスラ
イダ13の端部が、ばね15の力によりストッパ20f
に設けた緩衝材14に当接し、スライダ13上のトリガ
12がばね16の力によりカム13cの端面に形成した
ストッパ13dに当接し、トリガ12の突起部12aが
ブレーキレバー8の突起部8bに対向し(係合していな
い)、トリガ12の先端が羽根4に係合していない状態
にある。
【0013】この状態から駆動モータ1が図7の矢印1
a方向に回転すると、ウォームギヤ2が同方向に回転
し、減速ギヤ6が図6の時計方向に回動し、ギヤ6aを
介してメインカムギヤ7が反時計方向に回動する。これ
に伴い、メインカムギヤ7のカム溝7aに係合している
ピン8aを介してブレーキレバー8が図6の時計方向に
回動し、このブレーキレバー8の突起部8bに係合して
トリガ12の突起部12aが図6の矢印13e方向に移
動し、これと一体的にスライダ13が矢印13e方向に
移動し、スライダ13のカム13cに押されてブレーキ
アーム9がばね11の力に抗して図6の時計方向に回動
し、ブレーキアーム9に押されてブレーキアーム10も
連動して反時計方向に回動し、リール台21,22に対
する制動が解除される。
a方向に回転すると、ウォームギヤ2が同方向に回転
し、減速ギヤ6が図6の時計方向に回動し、ギヤ6aを
介してメインカムギヤ7が反時計方向に回動する。これ
に伴い、メインカムギヤ7のカム溝7aに係合している
ピン8aを介してブレーキレバー8が図6の時計方向に
回動し、このブレーキレバー8の突起部8bに係合して
トリガ12の突起部12aが図6の矢印13e方向に移
動し、これと一体的にスライダ13が矢印13e方向に
移動し、スライダ13のカム13cに押されてブレーキ
アーム9がばね11の力に抗して図6の時計方向に回動
し、ブレーキアーム9に押されてブレーキアーム10も
連動して反時計方向に回動し、リール台21,22に対
する制動が解除される。
【0014】この状態からメインカムギヤ7がさらに回
動し、ブレーキレバー8が時計方向に回動し、トリガ1
2及びスライダ13がさらに矢印13e方向に移動する
と、トリガ12の先端が羽根4に係合する。この羽根4
の回転方向は、前述したように図7の矢印1a方向であ
り、この羽根4の回転によりトリガ12が同図7の矢印
12b方向に付勢される傾向となるが、このときトリガ
12はスライダ13のカム13cのストッパ13dに係
合しており、これにより回動不能に保たれる。したがっ
て、トリガ12により羽根4は回転を止められた状態に
なり、羽根4に係合しているトーションばね3は開き気
味になり、羽根4は駆動モータ1の出力軸上を相対的に
滑る(スリップする)状態となる。トリガ12の位置が
所定位置に至ると、FF/REWINDモードへの移行
が完了し、図示しないモードスイッチが作動し、その信
号により駆動モータ1が停止する。図4はこのときの状
態を示すものである。これにより、リール台21,22
に装着された図示しない磁気テープは高速走行が可能と
なる。
動し、ブレーキレバー8が時計方向に回動し、トリガ1
2及びスライダ13がさらに矢印13e方向に移動する
と、トリガ12の先端が羽根4に係合する。この羽根4
の回転方向は、前述したように図7の矢印1a方向であ
り、この羽根4の回転によりトリガ12が同図7の矢印
12b方向に付勢される傾向となるが、このときトリガ
12はスライダ13のカム13cのストッパ13dに係
合しており、これにより回動不能に保たれる。したがっ
て、トリガ12により羽根4は回転を止められた状態に
なり、羽根4に係合しているトーションばね3は開き気
味になり、羽根4は駆動モータ1の出力軸上を相対的に
滑る(スリップする)状態となる。トリガ12の位置が
所定位置に至ると、FF/REWINDモードへの移行
が完了し、図示しないモードスイッチが作動し、その信
号により駆動モータ1が停止する。図4はこのときの状
態を示すものである。これにより、リール台21,22
に装着された図示しない磁気テープは高速走行が可能と
なる。
【0015】また、図4に示すFF/REWINDモー
ドを解除する場合、駆動モータ1を上述の回転方向と逆
の回転方向、すなわち図7の矢印1bで示す方向に回転
させる駆動が行なわれる。このとき、駆動モータ1の回
転方向がトーションばね3の閉じ方向に一致し、駆動モ
ータ1の出力軸と一体的に羽根4が回転する状態となる
とともに、羽根4が1回転しない間に、すなわち瞬時に
羽根4によってトリガ12の先端が図7の矢印12cで
示す方向に蹴られ、すなわち回動し、トリガ12の突起
部12aとブレーキレバー8の突起部8bとの図示左右
方向に対する係合が解かれ、ばね15の力によりスライ
ダ13が図4の矢印13f方向に摺動し、スライダ13
がストッパ20fの緩衝材14に衝合するとともに、ブ
レーキアーム9が反時計方向に、ブレーキアーム10が
時計方向にそれぞれ回動し、瞬時にしてリール台21,
22に当接して制動状態となる。このときの状態は図5
に示すものとなる。
ドを解除する場合、駆動モータ1を上述の回転方向と逆
の回転方向、すなわち図7の矢印1bで示す方向に回転
させる駆動が行なわれる。このとき、駆動モータ1の回
転方向がトーションばね3の閉じ方向に一致し、駆動モ
ータ1の出力軸と一体的に羽根4が回転する状態となる
とともに、羽根4が1回転しない間に、すなわち瞬時に
羽根4によってトリガ12の先端が図7の矢印12cで
示す方向に蹴られ、すなわち回動し、トリガ12の突起
部12aとブレーキレバー8の突起部8bとの図示左右
方向に対する係合が解かれ、ばね15の力によりスライ
ダ13が図4の矢印13f方向に摺動し、スライダ13
がストッパ20fの緩衝材14に衝合するとともに、ブ
レーキアーム9が反時計方向に、ブレーキアーム10が
時計方向にそれぞれ回動し、瞬時にしてリール台21,
22に当接して制動状態となる。このときの状態は図5
に示すものとなる。
【0016】この図5に示す状態では、トリガ12の突
起部12aがブレーキレバー8の突起部8bの図示上方
に位置する。このような中途状態からさらに駆動モータ
1が図7の矢印1b方向に回転を続けると、ウォームギ
ヤ2、減速ギヤ6を介してメインカムギヤ7が図7の矢
印7c方向に、すなわち図5の時計方向に回動し、カム
溝7aに係合するピン8aを介してブレーキレバー8が
同図5の反時計方向に回動する。ブレーキレバー8が所
定位置まで回動する間、ブレーキレバー8の突起部8b
とトリガ12の突起部12aとの係合が解かれ、ばね1
6の力によりトリガ12は図5の反時計方向に回動し、
スライダ13のカム13cのストッパ13dに当って停
止する。この状態が図示しないモードスイッチにより検
出され、その信号により駆動モータ1は停止する。これ
により前述した図6に示すリセット状態(ブレーキ状
態)となる。
起部12aがブレーキレバー8の突起部8bの図示上方
に位置する。このような中途状態からさらに駆動モータ
1が図7の矢印1b方向に回転を続けると、ウォームギ
ヤ2、減速ギヤ6を介してメインカムギヤ7が図7の矢
印7c方向に、すなわち図5の時計方向に回動し、カム
溝7aに係合するピン8aを介してブレーキレバー8が
同図5の反時計方向に回動する。ブレーキレバー8が所
定位置まで回動する間、ブレーキレバー8の突起部8b
とトリガ12の突起部12aとの係合が解かれ、ばね1
6の力によりトリガ12は図5の反時計方向に回動し、
スライダ13のカム13cのストッパ13dに当って停
止する。この状態が図示しないモードスイッチにより検
出され、その信号により駆動モータ1は停止する。これ
により前述した図6に示すリセット状態(ブレーキ状
態)となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
る従来技術にあっては、FF/REWINDモードから
リセットモードに移行させる際、スライダ13がストッ
パ20fに貼付した緩衝材14に衝合するので、この緩
衝材14によって衝合に伴う衝撃音を吸収でき、静粛な
動作を実現できる。
る従来技術にあっては、FF/REWINDモードから
リセットモードに移行させる際、スライダ13がストッ
パ20fに貼付した緩衝材14に衝合するので、この緩
衝材14によって衝合に伴う衝撃音を吸収でき、静粛な
動作を実現できる。
【0018】しかしながら、この従来技術では、シャー
シ20に形成したストッパ20fとは別に、ゴム製等の
別体の緩衝材14を設ける必要があることから部品点数
が多くなるとともに、緩衝材14をストッパ20fに固
定する接着剤等の固定手段が必要になり、また、ストッ
パ20fに緩衝材14を貼付する作業を要することから
作業工数が多くなり、これらに伴って製作費が高くな
り、同時に緩衝材14、接着剤等の固定手段を含むスラ
イダ緩衝機構の部品管理が煩雑になる問題がある。
シ20に形成したストッパ20fとは別に、ゴム製等の
別体の緩衝材14を設ける必要があることから部品点数
が多くなるとともに、緩衝材14をストッパ20fに固
定する接着剤等の固定手段が必要になり、また、ストッ
パ20fに緩衝材14を貼付する作業を要することから
作業工数が多くなり、これらに伴って製作費が高くな
り、同時に緩衝材14、接着剤等の固定手段を含むスラ
イダ緩衝機構の部品管理が煩雑になる問題がある。
【0019】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、スライダ緩衝機
構の部品点数を抑えることができ、接着剤等の固定手段
を要することなく、また、貼付作業等の特別の作業も要
することなくスライダ緩衝機構を製作することができる
磁気記録再生装置のブレーキ装置を提供することにあ
る。
に鑑みてなされたもので、その目的は、スライダ緩衝機
構の部品点数を抑えることができ、接着剤等の固定手段
を要することなく、また、貼付作業等の特別の作業も要
することなくスライダ緩衝機構を製作することができる
磁気記録再生装置のブレーキ装置を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、磁気テープを走行させるリール台を制動
するブレーキアームと、このブレーキアームを、上記リ
ール台を制動する回動方向、及び上記リール台を制動し
ない回動方向に選択的に作動させるスライダと、このス
ライダを上記ブレーキアームが上記リール台を制動しな
いように保持する保持手段と、この保持手段によるスラ
イダの保持を解除する保持解除手段と、この保持解除手
段によってスライダの保持が解除されたときそのスライ
ダを、上記ブレーキアームが上記リール台を制動するよ
うに摺動させるスライダ駆動手段と、このスライダ駆動
手段による上記スライダの摺動を規制するストッパとを
備えた磁気記録再生装置のブレーキ装置において、上記
スライダの端部に上記ストッパに衝合可能なばね部を形
成した構成にしてある。
に、本発明は、磁気テープを走行させるリール台を制動
するブレーキアームと、このブレーキアームを、上記リ
ール台を制動する回動方向、及び上記リール台を制動し
ない回動方向に選択的に作動させるスライダと、このス
ライダを上記ブレーキアームが上記リール台を制動しな
いように保持する保持手段と、この保持手段によるスラ
イダの保持を解除する保持解除手段と、この保持解除手
段によってスライダの保持が解除されたときそのスライ
ダを、上記ブレーキアームが上記リール台を制動するよ
うに摺動させるスライダ駆動手段と、このスライダ駆動
手段による上記スライダの摺動を規制するストッパとを
備えた磁気記録再生装置のブレーキ装置において、上記
スライダの端部に上記ストッパに衝合可能なばね部を形
成した構成にしてある。
【0021】
【作用】本発明は上記した構成にしてあることから、F
F/REWINDモード(ブレーキ解除状態)からリセ
ットモード(ブレーキ状態)に移行する際、スライダの
端部に形成したばね部がストッパに衝合することによ
り、スライダが停止する。このとき、ストッパとの衝合
によりばね部が撓むことにより衝撃音が吸収され、動作
の静粛性を確保できる。そして、ばね部はスライダの端
部を形成することからスライダとばね部とは一体物であ
り、別体の緩衝材を設ける必要がなく、これによりスラ
イダ緩衝機構を構成する部品点数が少なくて済む。ま
た、スライダとばね部とが一体物であることから、この
スライダ緩衝機構の製作に際し、接着剤等の固定手段を
要することなく、同時に、貼付作業等の特別の作業も要
することなくスライダ緩衝機構を製作することができ
る。
F/REWINDモード(ブレーキ解除状態)からリセ
ットモード(ブレーキ状態)に移行する際、スライダの
端部に形成したばね部がストッパに衝合することによ
り、スライダが停止する。このとき、ストッパとの衝合
によりばね部が撓むことにより衝撃音が吸収され、動作
の静粛性を確保できる。そして、ばね部はスライダの端
部を形成することからスライダとばね部とは一体物であ
り、別体の緩衝材を設ける必要がなく、これによりスラ
イダ緩衝機構を構成する部品点数が少なくて済む。ま
た、スライダとばね部とが一体物であることから、この
スライダ緩衝機構の製作に際し、接着剤等の固定手段を
要することなく、同時に、貼付作業等の特別の作業も要
することなくスライダ緩衝機構を製作することができ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の磁気記録再生装置のブレーキ
装置の実施例を図に基づいて説明する。図1〜図3は本
発明の磁気記録再生装置のブレーキ装置の一実施例を示
す図で、図1はFF/REWINDモード(ブレーキ解
除状態)を示す平面図、図2はFF/REWINDモー
ドから駆動モータが逆転し、トリガを蹴った状態を示す
平面図、図3はリセットモード(ブレーキ状態)を示す
平面図である。これらの図において、前述した図4〜図
7に示すものと同等のものは同一符号で示してある。
装置の実施例を図に基づいて説明する。図1〜図3は本
発明の磁気記録再生装置のブレーキ装置の一実施例を示
す図で、図1はFF/REWINDモード(ブレーキ解
除状態)を示す平面図、図2はFF/REWINDモー
ドから駆動モータが逆転し、トリガを蹴った状態を示す
平面図、図3はリセットモード(ブレーキ状態)を示す
平面図である。これらの図において、前述した図4〜図
7に示すものと同等のものは同一符号で示してある。
【0023】すなわち、これらの図1〜図3に示す実施
例にあっても、駆動モータ1、ウォームギヤ2、トーシ
ョンばね3、羽根4、スラスト受け5を備えており、ト
ーションばね3と羽根4とがワンウェイ機構を構成して
いる。
例にあっても、駆動モータ1、ウォームギヤ2、トーシ
ョンばね3、羽根4、スラスト受け5を備えており、ト
ーションばね3と羽根4とがワンウェイ機構を構成して
いる。
【0024】また、ウォームギヤ2に噛み合うウォーム
ホイール6b、ギヤ6aを有する減速ギャ6と、カム溝
7aを上面に形成したメインカムギヤ7とを備えてい
る。ウォームギヤ2と、減速ギヤ6とは、駆動モータ1
の回転力をメインカムギヤ7の回転力として伝える回転
力伝達手段を構成している。
ホイール6b、ギヤ6aを有する減速ギャ6と、カム溝
7aを上面に形成したメインカムギヤ7とを備えてい
る。ウォームギヤ2と、減速ギヤ6とは、駆動モータ1
の回転力をメインカムギヤ7の回転力として伝える回転
力伝達手段を構成している。
【0025】また、図示しない磁気テープを走行させる
リール台21,22と、これらのリール台21,22を
それぞれ制動可能なブレーキアーム9,10と、これら
のブレーキアーム9,10を連結するばね11とを設け
てあり、ブレーキアーム9には突起部9aを形成してあ
る。また、ブレーキアーム9,10を、リール台21,
22を制動する回動方向、及びリール台21,22を制
動しない回動方向に選択的に作動させるスライダ13を
備えている。このスライダ13の上面には、前述したブ
レーキアーム9の突起部9aに係合するカム13cを形
成してあり、このスライダ13は、シャーシ20に設け
た一対の案内用のピン20gがそれぞれ相対的に遊嵌さ
れる長穴13bを備えている。
リール台21,22と、これらのリール台21,22を
それぞれ制動可能なブレーキアーム9,10と、これら
のブレーキアーム9,10を連結するばね11とを設け
てあり、ブレーキアーム9には突起部9aを形成してあ
る。また、ブレーキアーム9,10を、リール台21,
22を制動する回動方向、及びリール台21,22を制
動しない回動方向に選択的に作動させるスライダ13を
備えている。このスライダ13の上面には、前述したブ
レーキアーム9の突起部9aに係合するカム13cを形
成してあり、このスライダ13は、シャーシ20に設け
た一対の案内用のピン20gがそれぞれ相対的に遊嵌さ
れる長穴13bを備えている。
【0026】また、スライダ13を、ブレーキアーム
9,10がリール台21,22を制動するように摺動さ
せるスライダ駆動手段を構成するばね15を備えてい
る。
9,10がリール台21,22を制動するように摺動さ
せるスライダ駆動手段を構成するばね15を備えてい
る。
【0027】また、スライダ13に回動可能に設けたト
リガ12と、このトリガ12を羽根4の中央部に近づく
回動方向に付勢するばね16とを備えるとともに、スラ
イダ13のカム13cの端面が、ばね16の力による羽
根4の中央部方向へのトリガ12の回動を規制する規制
手段、すなわちストッパ13dを構成している。
リガ12と、このトリガ12を羽根4の中央部に近づく
回動方向に付勢するばね16とを備えるとともに、スラ
イダ13のカム13cの端面が、ばね16の力による羽
根4の中央部方向へのトリガ12の回動を規制する規制
手段、すなわちストッパ13dを構成している。
【0028】また、メインカムギヤ7のカム溝7aに遊
嵌するピン8aを有するブレーキレバー8を備えてい
る。このブレーキレバー8には、前述したトリガ12の
突起部12aが係合可能な逆L字形状の突起部8bを形
成してある。
嵌するピン8aを有するブレーキレバー8を備えてい
る。このブレーキレバー8には、前述したトリガ12の
突起部12aが係合可能な逆L字形状の突起部8bを形
成してある。
【0029】そして、上述したメインカムギヤ7とブレ
ーキレバー8とトリガ12とが、スライダ13を、ブレ
ーキアーム9,10がリール台9,10を制動しないよ
うに保持する保持手段を構成している。また、上述した
駆動モータ1と、トリガ12をブレーキレバー8との係
合が解かれる方向に選択的に回動させるトーションばね
3及び羽根4とが、上述した保持手段によるスライダ1
3の保持を解除する保持解除手段を構成している。
ーキレバー8とトリガ12とが、スライダ13を、ブレ
ーキアーム9,10がリール台9,10を制動しないよ
うに保持する保持手段を構成している。また、上述した
駆動モータ1と、トリガ12をブレーキレバー8との係
合が解かれる方向に選択的に回動させるトーションばね
3及び羽根4とが、上述した保持手段によるスライダ1
3の保持を解除する保持解除手段を構成している。
【0030】なお、20a,20b,20c,20d,
20eのそれぞれは、シャーシ20に設けた軸であり、
20fは、ばね15の力によるスライダ13の摺動を規
制するストッパである。
20eのそれぞれは、シャーシ20に設けた軸であり、
20fは、ばね15の力によるスライダ13の摺動を規
制するストッパである。
【0031】以上の各部材については、前述した図4〜
図7に示す従来技術と同等である。そして特に本実施例
では、図1等に示すように、スライダ13の端部にシャ
ーシ20に形成したストッパ20fに衝合可能なばね部
13gを形成してある。スライダ13とばね部13gと
は、例えば射出成形によって製作した一体成形品から成
っている。すなわち、ばね部13gは、合成樹脂から成
る線ばね形状に形成してあり、中央部にS字形部を有
し、ストッパ20fに衝合する端部13hを曲面形状、
例えば球形状に形成してある。
図7に示す従来技術と同等である。そして特に本実施例
では、図1等に示すように、スライダ13の端部にシャ
ーシ20に形成したストッパ20fに衝合可能なばね部
13gを形成してある。スライダ13とばね部13gと
は、例えば射出成形によって製作した一体成形品から成
っている。すなわち、ばね部13gは、合成樹脂から成
る線ばね形状に形成してあり、中央部にS字形部を有
し、ストッパ20fに衝合する端部13hを曲面形状、
例えば球形状に形成してある。
【0032】本実施例におけるリール台21,22の制
動及び制動解除動作については、前述した図4〜7に示
す従来技術とほとんど同等である。例えば、図3に示す
リセットモード(ブレーキ状態)にあるときには、ブレ
ーキアーム9,10がリール台21,22に当接し、ブ
レーキアーム9の突起部9aに係合するカム13cを備
えたスライダ13の端部に形成したばね部13gの球形
状の端部13hが、ばね15の力によりシャーシ20の
ストッパ20fに当接し、スライダ13上のトリガ12
がばね16の力によりカム13cの端面に形成したスト
ッパ13dに当接し、トリガ12の突起部12aがブレ
ーキレバー8の突起部8bに対向し(係合していな
い)、トリガ12の先端が羽根4に係合していない状態
にある。
動及び制動解除動作については、前述した図4〜7に示
す従来技術とほとんど同等である。例えば、図3に示す
リセットモード(ブレーキ状態)にあるときには、ブレ
ーキアーム9,10がリール台21,22に当接し、ブ
レーキアーム9の突起部9aに係合するカム13cを備
えたスライダ13の端部に形成したばね部13gの球形
状の端部13hが、ばね15の力によりシャーシ20の
ストッパ20fに当接し、スライダ13上のトリガ12
がばね16の力によりカム13cの端面に形成したスト
ッパ13dに当接し、トリガ12の突起部12aがブレ
ーキレバー8の突起部8bに対向し(係合していな
い)、トリガ12の先端が羽根4に係合していない状態
にある。
【0033】この状態から駆動モータ1が回転し、ウォ
ームギヤ2が同方向に回転し、これに伴って減速ギヤ6
が図3の時計方向に回動すると、ギヤ6aを介してメイ
ンカムギヤ7が反時計方向に回動する。これに伴い、メ
インカムギヤ7のカム溝7aに係合しているピン8aを
介してブレーキレバー8が図3の時計方向に回動し、こ
のブレーキレバー8の突起部8bに係合してトリガ12
の突起部12aが図3の左方向に移動し、これと一体的
にスライダ13が左方向に移動し、スライダ13のカム
13cに押されてブレーキアーム9がばね11の力に抗
して図3の時計方向に回動し、ブレーキアーム9に押さ
れてブレーキアーム10も連動して反時計方向に回動
し、リール台21,22に対する制動が解除される。
ームギヤ2が同方向に回転し、これに伴って減速ギヤ6
が図3の時計方向に回動すると、ギヤ6aを介してメイ
ンカムギヤ7が反時計方向に回動する。これに伴い、メ
インカムギヤ7のカム溝7aに係合しているピン8aを
介してブレーキレバー8が図3の時計方向に回動し、こ
のブレーキレバー8の突起部8bに係合してトリガ12
の突起部12aが図3の左方向に移動し、これと一体的
にスライダ13が左方向に移動し、スライダ13のカム
13cに押されてブレーキアーム9がばね11の力に抗
して図3の時計方向に回動し、ブレーキアーム9に押さ
れてブレーキアーム10も連動して反時計方向に回動
し、リール台21,22に対する制動が解除される。
【0034】この状態からメインカムギヤ7がさらに回
動し、ブレーキレバー8が時計方向に回動し、トリガ1
2及びスライダ13がさらに左方向に移動すると、トリ
ガ12の先端が羽根4に係合する図1に示す状態とな
る。この羽根4の回転方向は、前述したようにそのとき
の駆動モータ1の回転方向であり、この羽根4の回転に
よりトリガ12が同図1の矢印12b方向に付勢される
傾向となるが、このときトリガ12はスライダ13のカ
ム13cのストッパ13dに係合していることにより回
動不能に保たれる。したがって、トリガ12により羽根
4は回転を止められた状態になり、羽根4に係合してい
るトーションばね3は開き気味になり、羽根4は駆動モ
ータ1の出力軸上を相対的に滑る(スリップする)状態
となる。なお、トリガ12の位置が所定位置にあること
が図示しないモードスイッチによって検出されると、そ
の信号により駆動モータ1が停止する。
動し、ブレーキレバー8が時計方向に回動し、トリガ1
2及びスライダ13がさらに左方向に移動すると、トリ
ガ12の先端が羽根4に係合する図1に示す状態とな
る。この羽根4の回転方向は、前述したようにそのとき
の駆動モータ1の回転方向であり、この羽根4の回転に
よりトリガ12が同図1の矢印12b方向に付勢される
傾向となるが、このときトリガ12はスライダ13のカ
ム13cのストッパ13dに係合していることにより回
動不能に保たれる。したがって、トリガ12により羽根
4は回転を止められた状態になり、羽根4に係合してい
るトーションばね3は開き気味になり、羽根4は駆動モ
ータ1の出力軸上を相対的に滑る(スリップする)状態
となる。なお、トリガ12の位置が所定位置にあること
が図示しないモードスイッチによって検出されると、そ
の信号により駆動モータ1が停止する。
【0035】図1はこのような動作によって形成された
FF/REWINDモードを示しているが、このFF/
REWINDモードにあっては、リール台21,22に
装着される図示しない磁気テープの高速走行が可能とな
る。
FF/REWINDモードを示しているが、このFF/
REWINDモードにあっては、リール台21,22に
装着される図示しない磁気テープの高速走行が可能とな
る。
【0036】また、図1に示すFF/REWINDモー
ドを解除する場合、駆動モータ1を上述の回転方向と逆
の回転方向に回転させる駆動が行なわれる。このとき、
駆動モータ1の回転方向がトーションばね3の閉じ方向
に一致し、駆動モータ1の出力軸と一体的に羽根4が回
転する状態となるとともに、羽根4が1回転しない間
に、すなわち瞬時に羽根4によってトリガ12の先端が
図2の矢印12cで示す方向に蹴られ、すなわち回動
し、トリガ12の突起部12aとブレーキレバー8の突
起部8bとの係合が解かれ、ばね15の力によりスライ
ダ13が図示右方向に摺動し、スライダ13の端部に形
成したばね部13gの球形状の端部13hが、ばね15
の力によりシャーシ20のストッパ20fに衝合すると
ともに、ブレーキアーム9が反時計方向に、ブレーキア
ーム10が時計方向にそれぞれ回動し、瞬時にしてリー
ル台21,22に当接して制動状態となる。
ドを解除する場合、駆動モータ1を上述の回転方向と逆
の回転方向に回転させる駆動が行なわれる。このとき、
駆動モータ1の回転方向がトーションばね3の閉じ方向
に一致し、駆動モータ1の出力軸と一体的に羽根4が回
転する状態となるとともに、羽根4が1回転しない間
に、すなわち瞬時に羽根4によってトリガ12の先端が
図2の矢印12cで示す方向に蹴られ、すなわち回動
し、トリガ12の突起部12aとブレーキレバー8の突
起部8bとの係合が解かれ、ばね15の力によりスライ
ダ13が図示右方向に摺動し、スライダ13の端部に形
成したばね部13gの球形状の端部13hが、ばね15
の力によりシャーシ20のストッパ20fに衝合すると
ともに、ブレーキアーム9が反時計方向に、ブレーキア
ーム10が時計方向にそれぞれ回動し、瞬時にしてリー
ル台21,22に当接して制動状態となる。
【0037】この図2に示す状態では、トリガ12の突
起部12aがブレーキレバー8の突起部8bの図示上方
に乗り上げるように位置する。このような中途状態から
さらに駆動モータ1が回転を続けると、ウォームギヤ
2、減速ギヤ6を介してメインカムギヤ7が図2の時計
方向に回動し、カム溝7aに係合するピン8aを介して
ブレーキレバー8が同図2の反時計方向に回動する。ブ
レーキレバー8が所定位置まで回動する間、ブレーキレ
バー8の突起部8bとトリガ12の突起部12aとの係
合が解かれ、ばね16の力によりトリガ12は図2の反
時計方向に回動し、スライダ13のカム13cのストッ
パ13dに当って停止する。この状態が図示しないモー
ドスイッチにより検出され、その信号により駆動モータ
1は停止する。これにより前述した図1に示すリセット
モード(ブレーキ状態)に復帰する。
起部12aがブレーキレバー8の突起部8bの図示上方
に乗り上げるように位置する。このような中途状態から
さらに駆動モータ1が回転を続けると、ウォームギヤ
2、減速ギヤ6を介してメインカムギヤ7が図2の時計
方向に回動し、カム溝7aに係合するピン8aを介して
ブレーキレバー8が同図2の反時計方向に回動する。ブ
レーキレバー8が所定位置まで回動する間、ブレーキレ
バー8の突起部8bとトリガ12の突起部12aとの係
合が解かれ、ばね16の力によりトリガ12は図2の反
時計方向に回動し、スライダ13のカム13cのストッ
パ13dに当って停止する。この状態が図示しないモー
ドスイッチにより検出され、その信号により駆動モータ
1は停止する。これにより前述した図1に示すリセット
モード(ブレーキ状態)に復帰する。
【0038】このように構成した実施例にあっても、図
4〜図7に示した従来技術と同様に、FF/REWIN
Dモードからリセットモードに、あるいはリセットモー
ドからFF/REWINDモードに滑らかに移行させる
ことができる。また、FF/REWINDモードからリ
セットモードに移行し、スライダ13のばね部13gの
端部13hがストッパ20fに衝合した際に、ばね部1
3gが撓むことにより衝合に伴う衝撃音が吸収され、静
粛な動作を実現できる。
4〜図7に示した従来技術と同様に、FF/REWIN
Dモードからリセットモードに、あるいはリセットモー
ドからFF/REWINDモードに滑らかに移行させる
ことができる。また、FF/REWINDモードからリ
セットモードに移行し、スライダ13のばね部13gの
端部13hがストッパ20fに衝合した際に、ばね部1
3gが撓むことにより衝合に伴う衝撃音が吸収され、静
粛な動作を実現できる。
【0039】そして特に、この実施例では、スライダ1
3とばね部13gとを、合成樹脂の一体成形品によって
構成してあり、スライダ13とは別体の緩衝材を設ける
必要がないことから、スライダ緩衝機構を構成する部品
点数が少なくて済む。また、スライダ緩衝機構の製作に
際して別体の緩衝材をストッパ20fに固定する接着剤
等の固定手段を要することがなく、同時に、そのような
接着剤等による貼付作業も要することがない。これらの
ことから、スライダ緩衝機構の製作費を安く抑えること
ができる。また、別体の緩衝材や接着剤等の固定手段を
要しないことから、これらのものの部品管理は不要であ
り、スライダ緩衝機構の構成部品の部品管理の煩雑さを
軽減できる。
3とばね部13gとを、合成樹脂の一体成形品によって
構成してあり、スライダ13とは別体の緩衝材を設ける
必要がないことから、スライダ緩衝機構を構成する部品
点数が少なくて済む。また、スライダ緩衝機構の製作に
際して別体の緩衝材をストッパ20fに固定する接着剤
等の固定手段を要することがなく、同時に、そのような
接着剤等による貼付作業も要することがない。これらの
ことから、スライダ緩衝機構の製作費を安く抑えること
ができる。また、別体の緩衝材や接着剤等の固定手段を
要しないことから、これらのものの部品管理は不要であ
り、スライダ緩衝機構の構成部品の部品管理の煩雑さを
軽減できる。
【0040】また、スライダ13のばね部13gの端部
に球形状の端部13hを形成してあることから、端部1
3hとストッパ20fとの衝合時にばね部13gが撓ん
だ際に、その撓み動作に追従させて球形状の端部13h
を、ストッパ20fの表面上を点接触の状態を保ったま
ま滑動させることができ、これによりスライダ13のに
不要な係止力を与えることがなく、このスライダ13の
安定した摺動動作を確保できる。
に球形状の端部13hを形成してあることから、端部1
3hとストッパ20fとの衝合時にばね部13gが撓ん
だ際に、その撓み動作に追従させて球形状の端部13h
を、ストッパ20fの表面上を点接触の状態を保ったま
ま滑動させることができ、これによりスライダ13のに
不要な係止力を与えることがなく、このスライダ13の
安定した摺動動作を確保できる。
【0041】なお、上記実施例では、スライダ13のば
ね部13gを線ばね形状にしてあるが、本発明はこれに
限られず、例えば板ばね形状に設けてもよい。
ね部13gを線ばね形状にしてあるが、本発明はこれに
限られず、例えば板ばね形状に設けてもよい。
【0042】また、上記実施例では、スライダ13の端
部13hを球形状にしてあるが、本発明はこれに限られ
ず、円筒の表面を形成する曲面のように形成してもよ
い。
部13hを球形状にしてあるが、本発明はこれに限られ
ず、円筒の表面を形成する曲面のように形成してもよ
い。
【0043】また、上記実施例では、スライダ13とば
ね部13gとを、射出成形による一体成形品に構成して
あるが、本発明はこれに限られず、ばね部13gを金属
にしたインサート成形等により、これらのスライダ13
とばね部13gとを一体にした構成としてもよい。
ね部13gとを、射出成形による一体成形品に構成して
あるが、本発明はこれに限られず、ばね部13gを金属
にしたインサート成形等により、これらのスライダ13
とばね部13gとを一体にした構成としてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上の構成にしてあることか
ら、従来に比べてスライダ緩衝機構の部品点数を抑える
ことができ、接着剤等の固定手段を要することなく、ま
た、貼付作業等の特別の作業も要することなくスライダ
緩衝機構を製作することができ、従来に比べてスライダ
緩衝機構の製作費を安く抑えることができ、また、スラ
イダ緩衝機構の構成部品の部品管理の煩雑さを軽減でき
る効果がある。
ら、従来に比べてスライダ緩衝機構の部品点数を抑える
ことができ、接着剤等の固定手段を要することなく、ま
た、貼付作業等の特別の作業も要することなくスライダ
緩衝機構を製作することができ、従来に比べてスライダ
緩衝機構の製作費を安く抑えることができ、また、スラ
イダ緩衝機構の構成部品の部品管理の煩雑さを軽減でき
る効果がある。
【図1】本発明の磁気記録再生装置のブレーキ装置の一
実施例を示す図で、FF/REWINDモード(ブレー
キ解除状態)を示す平面図である。
実施例を示す図で、FF/REWINDモード(ブレー
キ解除状態)を示す平面図である。
【図2】図1に示す実施例にあってFF/REWIND
モードから駆動モータが逆転し、トリガを蹴った状態を
示す平面図である。
モードから駆動モータが逆転し、トリガを蹴った状態を
示す平面図である。
【図3】図1に示す実施例にあってリセットモード(ブ
レーキ状態)を示す平面図である。
レーキ状態)を示す平面図である。
【図4】従来の磁気記録再生装置のブレーキ装置を示す
図で、FF/REWINDモード(ブレーキ解除状態)
を示す平面図である。
図で、FF/REWINDモード(ブレーキ解除状態)
を示す平面図である。
【図5】図4に示すブレーキ装置にあってFF/REW
INDモードから駆動モータが逆転し、トリガを蹴った
状態を示す平面図である。
INDモードから駆動モータが逆転し、トリガを蹴った
状態を示す平面図である。
【図6】図4に示すブレーキ装置にあってリセットモー
ド(ブレーキ状態)を示す平面図である。
ド(ブレーキ状態)を示す平面図である。
【図7】図4に示すブレーキ装置の一部を分解した斜視
図である。
図である。
1 駆動モータ(保持解除手段) 2 ウォームギヤ(回転力伝達手段) 3 トーションばね(ワンウェイ機構、保持解除手
段) 4 羽根(ワンウェイ機構、保持解除手段) 5 スラスト受け 6 減速ギヤ(回転力伝達手段) 6a ウォームホイール(回転力伝達手段) 6b ギヤ(回転力伝達手段) 7 メインカムギヤ(保持手段) 7a カム溝 8 ブレーキレバー(保持手段) 8a ピン 8b 突起部 9 ブレーキアーム 9a 突起部 10 ブレーキアーム 11 ばね 12 トリガ(保持手段) 12a 突起部 13 スライダ 13a 軸 13b 長穴 13c カム 13d ストッパ(規制手段) 13g ばね部 13h 端部 15 ばね(スライダ駆動手段) 16 ばね 20 シャーシ 20f ストッパ 21 リール台 22 リール台
段) 4 羽根(ワンウェイ機構、保持解除手段) 5 スラスト受け 6 減速ギヤ(回転力伝達手段) 6a ウォームホイール(回転力伝達手段) 6b ギヤ(回転力伝達手段) 7 メインカムギヤ(保持手段) 7a カム溝 8 ブレーキレバー(保持手段) 8a ピン 8b 突起部 9 ブレーキアーム 9a 突起部 10 ブレーキアーム 11 ばね 12 トリガ(保持手段) 12a 突起部 13 スライダ 13a 軸 13b 長穴 13c カム 13d ストッパ(規制手段) 13g ばね部 13h 端部 15 ばね(スライダ駆動手段) 16 ばね 20 シャーシ 20f ストッパ 21 リール台 22 リール台
Claims (13)
- 【請求項1】 磁気テープを走行させるリール台を制動
するブレーキアームと、 このブレーキアームを、上記リール台を制動する回動方
向、及び上記リール台を制動しない回動方向に選択的に
作動させるスライダと、 このスライダを上記ブレーキアームが上記リール台を制
動しないように保持する保持手段と、 この保持手段によるスライダの保持を解除する保持解除
手段と、 この保持解除手段によってスライダの保持が解除された
ときそのスライダを、上記ブレーキアームが上記リール
台を制動するように摺動させるスライダ駆動手段と、 このスライダ駆動手段による上記スライダの摺動を規制
するストッパとを備えた磁気記録再生装置のブレーキ装
置において、 上記スライダの端部に上記ストッパに衝合可能なばね部
を形成したことを特徴とする磁気記録再生装置のブレー
キ装置。 - 【請求項2】 上記スライダに設けたカムに、上記ブレ
ーキアームに設けた突起部を係合させることにより、こ
れらのスライダとブレーキアームとを連結したことを特
徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置のブレーキ装
置。 - 【請求項3】 上記保持手段が、 カム溝を有するメインカムギヤと、 このメインカムギヤの上記カム溝に係合するピンを有
し、回動可能なブレーキレバーと、 上記スライダに回動可能に設けられ、上記ブレーキレバ
ーに係合可能なトリガとを含むことを特徴とする請求項
1または2記載の磁気記録再生装置のブレーキ装置。 - 【請求項4】 上記保持解除手段が、 駆動モータと、 この駆動モータによって回転し、上記トリガを、上記ブ
レーキレバーとの係合が解かれる方向に選択的に回動さ
せるトーションばね及び羽根とを含み、 これらのトーションばね及び羽根が、所定の一方向の回
転の場合のみ上記駆動モータの回転と一体的に回転する
ワンウェイ機構を形成することを特徴とする請求項3に
記載の磁気記録再生装置のブレーキ装置。 - 【請求項5】 上記駆動モータの回転力を上記メインカ
ムギヤの回転力として伝える回転力伝達手段を設けたこ
とを特徴とする請求項3または4記載の磁気記録再生装
置のブレーキ装置。 - 【請求項6】 上記スライダ駆動手段がばねであること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の磁気記録
再生装置のブレーキ装置。 - 【請求項7】 上記ストッパを、本体を形成するシャー
シに一体に形成したことを特徴とする請求項1〜6のい
ずれかに記載の磁気記録再生装置のブレーキ装置。 - 【請求項8】 上記トリガを、上記羽根の中央部に近づ
く方向に付勢するばねを設けるとともに、 上記スライダに、上記トリガの上記羽根の中央部に近づ
く方向の回動を規制する規制手段を設けたことを特徴と
する請求項3〜5のいずれかに記載の磁気記録再生装置
のブレーキ装置。 - 【請求項9】 上記スライダと上記ばね部とが、合成樹
脂の一体成形品から成ることを特徴とする請求項1〜8
のいずれかに記載の磁気記録再生装置のブレーキ装置。 - 【請求項10】 上記スライダが合成樹脂より成り、上
記ばね部が金属より成るとともに、これらのスライダと
ばね部とが、インサート成形による一体成形品であるこ
とを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の磁気記
録再生装置のブレーキ装置。 - 【請求項11】 上記ばね部の上記ストッパに衝合する
端部を曲面形状に形成したことを特徴とする請求項1〜
10のいずれかに記載の磁気記録再生装置のブレーキ装
置。 - 【請求項12】 上記ばね部が、S字状部を含む線ばね
形状であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか
に記載の磁気記録再生装置のブレーキ装置。 - 【請求項13】 上記ばね部が板ばね形状であることを
特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の磁気記録
再生装置のブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6075771A JP2949655B2 (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | 磁気記録再生装置のブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6075771A JP2949655B2 (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | 磁気記録再生装置のブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07287898A JPH07287898A (ja) | 1995-10-31 |
JP2949655B2 true JP2949655B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=13585812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6075771A Expired - Lifetime JP2949655B2 (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | 磁気記録再生装置のブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2949655B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-14 JP JP6075771A patent/JP2949655B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07287898A (ja) | 1995-10-31 |
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