JP2948931B2 - 電流分割器 - Google Patents

電流分割器

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JP2948931B2
JP2948931B2 JP3050293A JP5029391A JP2948931B2 JP 2948931 B2 JP2948931 B2 JP 2948931B2 JP 3050293 A JP3050293 A JP 3050293A JP 5029391 A JP5029391 A JP 5029391A JP 2948931 B2 JP2948931 B2 JP 2948931B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M1/0617Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence
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    • H03M1/066Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence by averaging out the errors, e.g. using sliding scale in the time domain, e.g. using intended jitter as a dither signal by continuously permuting the elements used, i.e. dynamic element matching
    • H03M1/0663Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence by averaging out the errors, e.g. using sliding scale in the time domain, e.g. using intended jitter as a dither signal by continuously permuting the elements used, i.e. dynamic element matching using clocked averaging
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力電流を実質的に等し
い出力電流に分割するための電流分割器であって、 ‐ 入力電流を接続するための入力端子と、 ‐ 出力電流を取り出すための第1及び第2出力端子
と、 ‐ 入力端子と出力端子とをそれぞれの接続端子へ接続
するための電流分枝と、 ‐ スイッチング信号の制御のもとにスイッチングサイ
クルで接続端子を結合するためのスイッチング手段と、 ‐ 電流分枝の少なくとも一つに挿入された電流記憶回
路であって、各回路は制御信号の第2レベルの間に第1
及び第2電流端子を通って流れる電流を制御端子上の第
1制御信号レベルにより維持するために、第1及び第2
電流端子と制御端子とを具えている電流記憶回路と、及
び ‐ スイッチング手段のためのスイッチング信号と電流
記憶回路のための制御信号とを発生するためのクロック
発生器と、を具えている電流分割器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】同様の電流分割器は1989年7月6日発行
のElectronics Letters 第25巻第14号の“Very accurat
e current divider"と名付けられた論文から既知であ
る。
【0003】電流分割器は、例えば、基準電流が複数の
電流分割器によって、変換されるべきディジタルのビッ
ト値に応じてスイッチによって接合点へ接続される電流
の2進重みづけ系列に分割される、ディジタル−アナロ
グ変換器に用いられている。ビットの増加する数につい
て、一層厳密な要求でさえも、電流分割器の精度で達成
される。スタティック電流分割器においては、達成でき
る精度は製造における公差と使用される構成要素の設計
過程とにより制限される。
【0004】相補型酸化金属半導体(CMOS)トランジス
タを具えている既知の電流分割器はダイナミック型の電
流分割器であり、その電流分割器においては電流分割の
精度は製造における公差と使用されるトランジスタの設
計過程とに実質的にかかわらない。分割されるべき入力
電流は、スイッチング信号により制御されるスイッチン
グ手段によって、電流記憶回路を具えている多数の電流
分枝を超える循環的スイッチングパターンに従って分配
される。制御信号のレベルに依存して、電流記憶回路が
電流消費者又は電流供給者として動作し、供給された電
流は先に消費された電流と実質的に等しい。クロック発
生器が、電流分枝にわたる電流の初期分布に無関係に、
特定電流分枝を通る電流が入力電流の約半分である最終
値に収斂するように選択されるスイッチング及び制御信
号を供給する。これらの電流がその電流分割器の出力電
流を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この既知の電流分割器
の好ましくない結果は、出力電流がスイッチングパター
ンのサイクル周期の一部の間のみ利用できることであ
り、その結果が連続的に流れる電流を必要とするディジ
タル−アナログ変換器におけるこの電流分割器の使用を
妨げている。
【0006】本発明の目的は連続的に利用できる出力電
流を有するダイナミック電流分割器を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】それ故に、冒頭部分で説
明した種類の本発明による電流分割器は、 ‐ 入力端子が第1及び第2電流分枝を通ってそれぞれ
第1及び第2接続端子へ結合されており、その第1電流
分枝は入力電流と第2電流分枝を通って流れている電流
との間の差の電流を供給するための第1可変電流源を具
えており、且つ第2電流分枝は第1電流端子が入力端子
へ結合され第2電流端子が第2接続端子へ結合されてい
る第1電流記憶回路を具えており、 ‐ 第1及び第2出力端子がそれぞれ第3及び第4電流
分枝を通って第3及び第4接続端子へ結合されており、
その第3電流分枝は第1電流端子が第1出力端子へ結合
され第2電流端子が第3接続端子へ結合されている第2
電流記憶回路を具えており、 ‐ スイッチングサイクルの第1位相の間第1接続端子
を第3接続端子へ結合し且つ第2接続端子を第4接続端
子へ結合し、スイッチングサイクルの第2位相の間第1
接続端子を第4接続端子へ結合し且つ第2接続端子を第
3接続端子へ結合するために、スイッチング手段が配設
されており、且つ ‐ 第1及び第2電流記憶回路のそれぞれの制御端子へ
結合される制御信号を発生するためにクロック発生器が
配設されており、それぞれ第1及び第2電流記憶回路の
制御端子のための制御信号が、スイッチングサイクルの
第1位相の少なくとも一部の間はそれぞれ第1レベル及
び第2レベルに一致し、スイッチングサイクルの第2位
相の少なくとも一部の間はそれぞれ第2レベル及び第1
レベルに一致する値を呈する、ことを特徴とする。
【0008】この形態においては、入力電流は第1及び
第2電流分枝に渡って分割される。スイッチングサイク
ルの第1位相の間にスイッチング手段が第1電流分枝を
第3電流分枝を通って第1出力端子へ結合し、且つ第2
電流分枝を第4電流分枝を通って第2出力端子へ結合す
る。第2電流分枝内の第1電流記憶回路はこのとき供給
される電流が第4電流分枝を通って第2出力端子で利用
できる電流供給者として配置される。第1電流分枝内の
可変電流源が第3電流分枝へ電流を与え、その電流は入
力電流と第2電流分枝を通って流れている電流との間の
差と等しい。第3電流分枝内に含まれる電流記憶回路は
可変電流源により供給される電流に対する電流消費者と
して働き、この電流を第1出力端子へ通す。
【0009】スイッチングサイクルの第2位相の間にス
イッチング手段が第1電流分枝を第4電流分枝へ、且つ
第2電流分枝を第3電流分枝へ結合し、第1及び第2電
流記憶回路は、第1電流分枝が今や電流消費者として働
き且つ第2電流分枝が電流供給者として働くように切り
換えられる。第1位相の間には第1及び第3電流分枝を
通って流れる電流は、今や第2位相の間には第2及び第
3電流分枝を通って流れる。入力電流と第2電流分枝を
通る新しい電流との間の差である電流は、第1及び第4
電流分枝を通って今や流れる。
【0010】その次に、スイッチングサイクルの第1位
相が繰り返される。電流記憶回路の消費される電力と供
給される電力との間の比率は1とは決して正確に等しく
ないから、第1及び第2電流分枝を通って流れる最初は
等しくない電流は幾つかのサイクルの後に入力電流の半
分に実質的に等しい最終値に収斂する。スイッチングサ
イクルの両方の位相の間、スイッチング手段が第1及び
第2電流分枝を直接にあるいは交差してのいずれかで第
1及び第2出力端子へ接続するので、出力電流は連続的
に利用可能である。
【0011】本発明による電流分割器の別の利点は、ス
イッチングサイクルが二つの位相を有するのみであり、
それによってクロック発生器が3位相で動作する従来技
術の電流分割器よりも単純な構造を有することである。
【0012】本発明による電流分割器の別の実施例は、
第2電流分枝において、第1可変電流源の電流に比例す
る電流を供給するための第2可変電流源が第1電流記憶
回路と並列に接続されていることを特徴とする。
【0013】第1電流分枝内の第1可変電流源と一緒
に、第2電流分枝内の第2可変電流源が、分割率が電流
の比例度係数(proportionalityfactor)により決定さ
れるスタティック電流分割器を形成する。電流分割器の
ダイナミック制御器は今や第1及び第2可変電流源内の
電流の間の可能な差にのみ作用し、スタティック電流分
割の精巧な調節と考えられ得る。従って、電流分枝を通
る電流の最終値に達した場合にこの電流分割器は一層正
確な動作を有する。
【0014】本発明による電流分割器の別の実施例は、
第1及び第2電流記憶回路が各々、 ‐ 制御電極を有し且つそれぞれ第1及び第2電流端子
へ結合された第1及び第2主電極を有するトランジスタ
であって、第1電流記憶回路のトランジスタは第1導電
型のトランジスタであり、第2電流記憶回路のトランジ
スタはその第1導電型と反対の第2導電型のトランジス
タであるトランジスタと、 ‐ 制御電極と第1主電極との間へ接続された保持コン
デンサと、及び ‐ 制御信号の第1レベルにより開かれ制御信号の第2
レベルにより閉じられる制御電極と第2主電極との間の
スイッチと、を具えていることを特徴とし、且つ更に第
1可変電流源が、それぞれ入力端子,第1接続端子及び
基準電圧端子へ結合された第1主電極,第2主電極及び
制御電極を有する第1導電型のトランジスタを具えてい
ることを特徴とする。
【0015】この実施例では、電流記憶回路が相互に補
足する装置内に設計されている。スイッチが閉じられた
場合に、トランジスタはダイオードとして配設され、保
持コンデンサの両端にそのトランジスタを通り印象付け
られた電流に対する基準である電圧が形成される。スイ
ッチが開かれた場合には、そのトランジスタは、その保
持コンデンサの記憶動作の結果として、強度が先に印象
付けられた電流と実質的に等しい電流源として動作す
る。
【0016】第1電流分枝内の第1可変電流源は制御電
極が固定電圧に維持されているトランジスタを具えてい
る。このトランジスタの第1主電極と制御電極との間の
電圧差はそれ自身で、入力電流と第2電流分枝を流れて
いる電流との間の差と等しい電流が流れるのを可能にす
るために必要な値に連続的に調節される。
【0017】本発明による電流分割器のもう一つの実施
例は、第4電流分枝が第2導電型のトランジスタを具
え、該トランジスタの第1及び第2主電極がそれぞれ第
2出力端子及び第4接続端子へ結合されており、制御電
極が第2主電極へ結合されていることを特徴とする。
【0018】電流分枝を通る電流の最終値が達成された
場合には、第4電流分枝内のトランジスタがスイッチン
グサイクルの第1及び第2位相の間に第2電流記憶回路
のトランジスタの第2主電極上の電圧の良好な整合を与
える。これが、第2電流記憶回路により消費されかつ供
給される電流の整合を増強し、且つそれでこの電流分割
器の精度を増強する。
【0019】再び本発明による電流分割器のもう一つの
実施例は、第2可変電流源が、第1電流記憶回路のトラ
ンジスタのそれぞれ第1及び第2主電極へ接続された第
1及び第2主電極を有し且つ第1可変電流源のトランジ
スタの制御電極へ接続された制御電極を有する第1導電
型のトランジスタを具えていることを特徴とする。
【0020】第1及び第2可変電流源の電流の比例度係
数は、この場合には、その可変電流源内に使用されたト
ランジスタのトランジスタ寸法により決定される。
【0021】
【実施例】以下、本発明を添付の図面を参照して、更に
説明しよう。図1〜4において、等価構成成分は同一の
参照符号で表されている。
【0022】図1及び2は本発明による電流分割器の第
1実施例を示している。図示のトランジスタは、制御電
極,第1主電極及び第2主電極が、電界効果トランジス
タのそれぞれゲート,ソース及びドレインに相当する電
界効果型のトランジスタである。電流源1の分配される
べき入力電流Iinは、電流分割器の入力端子2へ接続さ
れ、可変電流源22を具えている第1電流分枝10を通って
第1接続端子18へ、第1電流記憶回路24を具えている第
2電流分枝12を通って第2接続端子20へ分かれる。部分
電流Iout1とIout2とがそれぞれ、第3電流分枝7を通
って第1出力端子3から第3接続端子14へ、及び第4電
流分枝8を通って第2出力端子4から第4接続端子16へ
流れる。第3電流分枝7は第2電流記憶回路32を具えて
いる。第4電流分枝8は出力端子4と接続端子16との間
の直接接続を確立する。
【0023】4つの電流分枝7,8,10及び12の接続端
子14,16, 18及び20は、接続端子18を接続端子14又は接
続端子16へ結合する切り換えスイッチS1、及び接続端子
20を接続端子16又は接続端子14へ結合する切り換えスイ
ッチS2として配設されているスイッチング手段40を通し
て相互接続されている。切り換えスイッチS1とS2とはク
ロック発生器9から発生しているスイッチング信号42に
より操縦される。
【0024】可変電流源22はソースが入力端子2へ結合
され、ドレインが接続端子18へ結合されている第1導電
型のトランジスタM1を具えている。トランジスタM1のゲ
ートは基準電圧源6が接続されている基準電圧端子5へ
接続されている。入力電流源と基準電圧源6とは更に固
定電位を有する適当に選択された点へ接続されて、その
目的のためには接地が例示の方法によりここでは選択さ
れている。
【0025】第1電流記憶回路24は、ソースとドレイン
とがそれぞれ、入力端子2へ結合されている第1電流端
子26と接続端子20へ結合されている第2電流端子28とへ
接続されている、第1導電型のトランジスタM2を具えて
いる。それについてはトランジスタM2の内部ゲート−ソ
ースキャパシタンスによっても形成され得る保持コンデ
ンサC1がトランジスタM2のゲートとソースとに交差して
配置されている。この電流記憶回路24は更にトランジス
タM2のドレインとゲートとの間に接続されたスイッチS3
を含んでいて、制御端子30に到達するクロック発生器9
からの制御信号44により操縦される。スイッチS3が閉じ
られた場合には、トランジスタM2はダイオードとして配
置され、どこからかトランジスタM2へ印象付けられた電
流が、スイッチS3が開かれた後に維持されるべき保持コ
ンデンサC1を横切る電圧差を生ずる。トランジスタM2は
そのとき得られる電流が先に印象付けられた電流と実質
的に等しい電流源として動作する。
【0026】その動作が第1電流記憶回路24の動作と同
一である第2電流記憶回路32は、第1導電型と反対であ
る第2導電型のトランジスタM3を具えている。トランジ
スタM3のソースとドレインとはそれぞれ出力端子3と接
続端子14とへ接続されているそれぞれ第1電流端子34と
第2電流端子36とへ接続されている。この電流記憶回路
32は更に電流記憶回路24の方法と同様な方法で接続され
た保持コンデンサC2とスイッチS4とを含んでいる。スイ
ッチS4は電流記憶回路32の制御端子38に到達するクロッ
ク発生器9からの制御信号46により操縦される。
【0027】このクロック発生器9は2位相スイッチン
グサイクル内でスイッチS1〜S4を制御する。図1及び2
のうち図1はスイッチングサイクルの第1位相の間に呈
する状態にそれらスイッチが示してある。スイッチS1は
接続端子18を接続端子14へ結合しており、スイッチS2は
接続端子20を接続端子16へ結合していて、そのときスイ
ッチS3が開でありスイッチS4は閉である。スイッチング
サイクルの第2位相の間のスイッチの状態は図2に示し
てある。今やスイッチS1は接続端子18を接続端子16へ結
合し、スイッチS2は接続端子20を接続端子14へ接続して
おり、一方スイッチS3は閉でありスイッチS4は開であ
る。
【0028】電流分割器の動作は次の通りである。図1
に表示してあるように、スイッチングサイクルの第1位
相の間には、第3トランジスタM3はダイオードとして配
置され、第2トランジスタは電流源として配置される。
更にその上、トランジスタM3とトランジスタM1とが出力
端子3と入力端子2との間に直列に接続され、トランジ
スタM2は第2出力端子4と入力端子2との間に挿入され
ている。最初に保持コンデンサC1の両端の電圧がまだ零
であると仮定すると、トランジスタM2のゲート−ソース
電圧は零電圧であるから、電流源1の入力電流Iinは完
全にトランジスタM1を通って流れる。トランジスタM3を
通る電流Iinに相当するコンデンサC2の両端の電圧はそ
れ自身で調節する。出力端子3にはIinに等しい電流I
out1が流れる。出力端子4には零に等しい電流Iout2が
流れる。スイッチングサイクルの第2位相の間は、図2
に表示したように、全てのスイッチが変換される。今や
電流源として働いているトランジスタM3を通る電流Iin
が、ダイオードとして配置されたトランジスタM2を通っ
て流れ、一方トランジスタM2を通る電流に相当する電圧
が保持コンデンサC1の両端に形成される。電流Iout1は
Iinと等しいままであり、電流Iout2は零と等しいまま
であるが、トランジスタM1とM2とを通る電流は入れ換え
られる。スイッチングサイクルの次の周期の第1位相の
間は、トランジスタM1とM2とを通る入れ換えられた電流
が再び出力端子3と4とへ直接に接続されるので、電流
Iout1=0が出力端子3を通って流れ、電流Iout2=I
inが出力端子4を通って流れる。かくして電流Iout1と
Iout2との値が各第2位相の後に入れ換えられるが、電
流Iout1とIout2との和は入力電流Iinに等しいままで
ある。第2位相の間にトランジスタM3により供給された
電流に対する第1位相の間にトランジスタM3に印象付け
られた電流の比例する数は、決して正確に1ではないの
で、電流の入れ換えは少しの損失を伴う。従って、最初
にはIinと等しかった一方の電流の値は最後には減少
し、電流の和は一定のままであるから、他方の電流の値
は零の初期値から増加する。電流の入れ換えが少しの増
幅を伴う場合にも、同様な過程が行われる。トランジス
タM1とM2とにわたる入力電流Iinの最初の分布にかかわ
らず、電流Iout1とIout2との値はクロック信号の幾つ
かの周期の後に互いに収斂し、入力電流Iinの半分に実
質的に等しい最終値に両者共に到達する。相互同一性の
精度はトランジスタM3内での印象付けられた電流から供
給された電流への変換により決定される。
【0029】図3は本発明による電流分割器の第2実施
例を示している。第4電流分枝8がダイオードとして配
設されたトランジスタM4を具えており、該トランジスタ
は第3トランジスタM3と同じ導電型を有しており且つほ
ぼ同じ寸法を有している。そのソースは出力端子4へ接
続され、相互接続されたゲートとドレインとが接続端子
16へ接続されている。第4トランジスタM4が、最終状態
に達した場合にトランジスタM1とトランジスタM2とのド
レインの電圧が実質的に等しいことを与えて、第1及び
第2出力端子3及び4の電位が等しいことを呈する。ト
ランジスタM3のドレイン電圧はこのときスイッチングサ
イクルの第1及び第2位相の間もはやほとんど変化せ
ず、それがこの電流分割器の精度のためになる。
【0030】図4は本発明による電流分割器の第3実施
例を示している。ソースとドレインとがトランジスタM2
の相当する電極へ接続され、且つゲートが基準電圧端子
5へ接続されている、同様の第5トランジスタM5がトラ
ンジスタM2と並列に配設されている。トランジスタM1の
ように、トランジスタM5が可変電流源として配設され
て、トランジスタM1の電流に比例している電流を提供す
る。その比例度はトランジスタM1とM5との寸法により決
定される。トランジスタM1とM5とが一緒に入力電流Iin
を二つの部分に分割するスタティック電流分割器を形成
し、この電流分割器の比率はトランジスタM1とM5との寸
法により決定される。この電流分割器は今やトランジス
タM1とM5とを通る電流の間の差のダイナミック制御を与
えるためにのみ必要である。これが電流分割器の精度に
その上にためになる。図4に示したような実施例におい
ては第4トランジスタM4は省略されてもよいことは明ら
かである。
【0031】スイッチは更に普通の方法で、例えば、MO
S 即ちCMOS技術でのスイッチングトランジスタによって
配設されてもよい。図示された典型的な実施例はMOS ト
ランジスタで配設されているが、バイポーラトランジス
タあるいはダーリントントランジスタも同様に可能であ
る。第1及び第2保持コンデンサC1及びC2の値は厳密で
はない。接続されるトランジスタのゲート−ソースキャ
パシタンスを保持コンデンサとして用いてもよい。利用
できる電流源22の出力インピーダンスを増加するため
に、1個または複数のトランジスタをトランジスタM1の
ドレインと直列に縦続接続してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による電流分割器の第1実施例に
おいてスイッチングサイクルの第1位相におけるスイッ
チの位置を示した回路図である。
【図2】図2は本発明による電流分割器の第1実施例に
おいてスイッチングサイクルの第2位相におけるスイッ
チの位置を示した回路図である。
【図3】図3は本発明による電流分割器の第2実施例の
回路図である。
【図4】図4は本発明による電流分割器の第3実施例の
回路図である。
【符号の説明】
1 電流源 2 入力端子 3 第1出力端子 4 第2出力端子 5 基準電圧端子 6 基準電圧源 7 第3電流分枝 8 第4電流分枝 9 クロック発生器 10 第1電流分枝 12 第2電流分枝 14 第3接続端子 16 第4接続端子 18 第1接続端子 20 第2接続端子 22 可変電流源 24 第1電流記憶回路 26,34 第1電流端子 28,36 第2電流端子 30,38 制御端子 32 第2電流記憶回路 40 スイッチング手段 42 スイッチング信号 44,46 制御信号 C1,C2 保持コンデンサ Iout1,Iout2 部分電流 M1, M2, M3, M4, M5 トランジスタ S1, S2 切り換えスイッチ S3, S4 スイッチ Vref 基準電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, T he Netherlands (56)参考文献 特開 平2−52523(JP,A) 特開 昭57−35418(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 1/74

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電流を実質的に等しい出力電流に分
    割するための電流分割器であって、 ‐ 入力電流を接続するための入力端子と、 ‐ 出力電流を取り出すための第1及び第2出力端子
    と、 ‐ 入力端子と出力端子とをそれぞれの接続端子へ接続
    するための電流分枝と、 ‐ スイッチング信号の制御のもとにスイッチングサイ
    クルで接続端子を結合す るためのスイッチング手段と、 ‐ 電流分枝の少なくとも一つに挿入された電流記憶回
    路であって、各回路は制御信号の第2レベルの間に第1
    及び第2電流端子を通って流れる電流を制御端子上の第
    1制御信号レベルにより維持するために、第1及び第2
    電流端子と制御端子とを具えている電流記憶回路と、及
    び ‐ スイッチング手段のためのスイッチング信号と電流
    記憶回路のための制御信号とを発生するためのクロック
    発生器と、を具えている電流分割器において、 ‐ 入力端子が第1及び第2電流分枝を通ってそれぞれ
    第1及び第2接続端子へ結合されており、その第1電流
    分枝は入力電流と第2電流分枝を通って流れている電流
    との間の差の電流を供給するための第1可変電流源を具
    えており、且つ第2電流分枝は第1電流端子が入力端子
    へ結合され第2電流端子が第2接続端子へ結合されてい
    る第1電流記憶回路を具えており、 ‐ 第1及び第2出力端子がそれぞれ第3及び第4電流
    分枝を通って第3及び第4接続端子へ結合されており、
    その第3電流分枝は第1電流端子が第1出力端子へ結合
    され第2電流端子が第3接続端子へ結合されている第2
    電流記憶回路を具えており、 ‐ スイッチングサイクルの第1位相の間第1接続端子
    を第3接続端子へ結合し且つ第2接続端子を第4接続端
    子へ結合し、スイッチングサイクルの第2位相の間第1
    接続端子を第4接続端子へ結合し且つ第2接続端子を第
    3接続端子へ結合するために、スイッチング手段が配設
    されており、且つ ‐ 第1及び第2電流記憶回路のそれぞれの制御端子へ
    結合される制御信号を発生するためにクロック発生器が
    配設されており、それぞれ第1及び第2電流記憶回路の
    制御端子のための制御信号が、スイッチングサイクルの
    第1位相の少なくとも一部の間はそれぞれ第1レベル及
    び第2レベルに一致し、スイッチングサイクルの第2位
    相の少なくとも一部の間はそれぞれ第2レベル及び第1
    レベルに一致する値を呈する、ことを特徴とする電流分
    割器。
  2. 【請求項2】 第2電流分枝において、第1可変電流源
    の電流に比例する電流を供給するための第2可変電流源
    が第1電流記憶回路と並列に接続されていることを特徴
    とする請求項1記載の電流分割器。
  3. 【請求項3】 第1及び第2電流記憶回路が各々、 ‐ 制御電極を有し且つそれぞれ第1及び第2電流端子
    へ結合された第1及び第2主電極を有するトランジスタ
    であって、第1電流記憶回路のトランジスタは第1導電
    型のトランジスタであり、第2電流記憶回路のトランジ
    スタはその第1導電型と反対の第2導電型のトランジス
    タであるトランジスタと、 ‐ 制御電極と第1主電極との間へ接続された保持コン
    デンサと、及び ‐ 制御信号の第1レベルの間は開であり制御信号の第
    2レベルにより閉じられる制御電極と第2主電極との間
    のスイッチと、を具えていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の電流分割器。
  4. 【請求項4】 第1可変電流源が、それぞれ入力端子,
    第1接続端子及び基準電圧端子へ結合された第1主電
    極,第2主電極及び制御電極を有する第1導電型のトラ
    ンジスタを具えていることを特徴とする請求項2又は3
    記載の電流分割器。
  5. 【請求項5】 第4電流分枝が第2導電型のトランジス
    タを具え、該トランジスタの第1及び第2主電極がそれ
    ぞれ第2出力端子及び第4接続端子へ結合されており、
    制御電極が第2主電極へ結合されていることを特徴とす
    る請求項2,3又は4項記載の電流分割器。
  6. 【請求項6】 第2可変電流源が、第1電流記憶回路の
    トランジスタのそれぞれ第1及び第2主電極へ接続され
    た第1及び第2主電極を有し且つ第1可変電流源のトラ
    ンジスタの制御電極へ接続された制御電極を有する第1
    導電型のトランジスタを具えていることを特徴とする請
    求項3,4又は5記載の電流分割器。
  7. 【請求項7】 保持コンデンサが関連する電流記憶回路
    のトランジスタの制御電極と第1主電極との間の内部キ
    ャパシタンスにより形成されていることを特徴とする請
    求項3,4,5又は6記載の電流分割器。
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