JP2948232B2 - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒

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JP2948232B2
JP2948232B2 JP1083982A JP8398289A JP2948232B2 JP 2948232 B2 JP2948232 B2 JP 2948232B2 JP 1083982 A JP1083982 A JP 1083982A JP 8398289 A JP8398289 A JP 8398289A JP 2948232 B2 JP2948232 B2 JP 2948232B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は自動車等の内燃機関から排出される排気ガ
ス中の有害成分である炭化水素(HC)、一酸化炭素(C
O)、窒素酸化物(NOX)を効率よく浄化する排気ガス浄
化用触媒に関する。
(従来の技術) 従来、排気ガス浄化用触媒は、多数の触媒が提案され
ており、例えば特開昭61−11147号公報に示されるよう
なものがある。この触媒は、ロジウムをアルミナ粒子上
に分散させた触媒である。
(発明が解決しようとする課題) このような従来の排気ガス浄化用触媒にあっては、ロ
ジウムをアルミナ粒子上に分散させている為、高温時に
おいてロジウムがアルミナ粒子中に固溶し浄化特性が著
しく減少する問題点があった。
この発明は上記問題点を解決することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) この発明は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、担体基材上に白金およびパラジウムの一方
または双方を含む活性アルミナから成る第1コート層の
上に、希土類酸化物またはZrO2を主体とする酸化物より
なる第2コート層を設け、さらにロジウムを含む第3コ
ート層としてロジウムを希土類酸化物またはZrO2上に担
持した触媒層から成る3層積層体を備えた内燃機関から
排出される有害成分を浄化する触媒に関するものであ
る。
(作用) 本発明の排気ガス浄化用触媒においては、ロジウムは
希土類酸化物またはZrO2上に担持されている。これによ
りアルミナへのロジウムの固溶が阻止される。また、ロ
ジウム担持層と白金担持層の間に希土類酸化物又はZrO2
を主体とする酸化物層を設けたことにより、触媒が高温
にさらされた時にロジウムが熱振動により白金および/
またはパラジウムの担持層との境界面において白金およ
び/またはパラジウムの担持層のアルミナに移動してア
ルミナと固溶し触媒性能が低下するのを防いでいる。こ
の結果、高温時においても触媒性能の低下が少なくな
る。
(実施例) 以下、この発明を実施例、比較例および試験例により
説明する。
実施例1 ZrO2粉末1000gにたいして硝酸ロジウム溶液を用いて
ロジウム0.5重量%になるように加え、良くかくはんし
た後、オーブン中150℃で3時間乾燥し、次いで空気気
流中400℃で2時間焼成しロジウム担持粉末を作った。
次いでγ−アルミナを主たる成分とする活性アルミナ粉
末1000gに対してジニトロジアンミン白金溶液を用いて
白金が1.5重量%になるように加え同様に乾燥、焼成を
行った。この白金担持活性アルミナ3500g、酸化セリウ
ム2340g、γ−アルミナを主たる成分とする活性アルミ
ナ800g、硝酸酸性ベーマイトゾル(ベーマイトアルミナ
10重量%けん濁液に10重量%HNO3を添加することによっ
て得られるゾル)600gをボールミルポットに投入し、8
時間粉砕してスラリーを得た。得られたスラリーをモノ
リス担体基材(1.3l,400セル)に塗布し乾燥した後、65
0℃で2時間、空気雰囲気中で焼成した。この時の塗布
量は、210g/個に設定した。次にZrO2粉末920g、硝酸酸
性ベーマイトゾル80gを同様にしてボールミルポットで
粉砕して得られたスラリーを30g/個の塗布量になるよう
に塗布し同様に乾燥、焼成した。さらに上記ロジウム担
持ZrO2粉末1000g/l、硝酸酸性ベーマイトゾル180g/l、Z
rO2粉末530/lをボールミルポットに投入し、8時間粉砕
して得たスラリーを塗布量50g/個になるように塗布し乾
燥した後、650℃で2時間、空気雰囲気中で焼成し、触
媒No.1を調製した。
実施例2 実施例1の触媒No.1と同様にして、モノリス担体基材
(1.3l,400セル)に白金担持アルミナ層、ZrO2層を塗布
する。
ZrO2粉末1000gに対して硝酸ロジウム溶液を用いてロ
ジウム0.3重量%になるように加え、良くかくはんした
後、オーブン中150℃で3時間乾燥し、次いで空気気流
中400℃で2時間焼成しロジウム担持粉末を作った。こ
のロジウム担持ZrO2粉末1000g/l、硝酸酸性ベーマイト
ゾル140g/l、ZrO2粉末230g/lをボールミルポットに投入
し、8時間粉砕して得られたスラリーを白金担持アルミ
ナ層、ZrO2層を塗布したモノリス担体基材に塗布量50g/
個になるように塗布し乾燥した後、650℃で2時間、空
気雰囲気中で焼成し、触媒No.2を調製した。
実施例3 実施例1の触媒No.1の触媒調製方法と同様にして白金
担持アルミナ層、ZrO2層、ロジウム担持ZrO2層のスラリ
ーを調製した。これらのスラリーを用いて、それぞれ白
金担持アルミナ層、ZrO2層、ロジウム担持ZrO2層の塗布
量が165g/個、25g/個、40/g個となるようにモノリス担
体基材に塗布して触媒No.3を調製した。
実施例4〜7 実施例1の触媒No.1のZrO2層のZrO2をそれぞれ、Ce
O2,La2O3,Pr2O3,Nd2O3に変えた以外は同様にして触
媒No.4〜7を調製した。
比較例1〜3 触媒No.1〜3のZrO2層を除き、ロジウムをγ−アルミ
ナを主成分とする活性アルミナに担持した以外は同様に
して比較例1〜3の触媒No.101,102,103を調製した。
実施例8 実施例1の触媒1の白金担持アルミナ層のかわりにパ
ラジウム担持アルミナ層を塗布し、ロジウム担持ZrO2
のロジウム濃度をかえた以外は実施例1と同様にして、
触媒8を調製した。
パラジウム担持アルミナ層のスラリーは、γ−アルミ
ナを主たる成分とする活性アルミナ粉末1000gに対して
ジニトロジアンミンパラジウム溶液を用いてパラジウム
2.1重量%になるように加え同様に乾燥、焼成を行っ
た。このパラジウム担持活性アルミナ3500g、酸化セリ
ウムを2340g、γ−アルミナを主たる成分とする活性ア
ルミナ800g、硝酸酸性ベーマイトゾル(ベーマイトアル
ミナ10重量%けん濁液に10重量%HNO3を添加することに
よって得られるゾル)600gをボールミルポットに投入
し、実施例1と同様にスラリーを調製し、担体への塗布
は塗布量も含め実施例1と同様に行った。
ロジウム担持ZrO2層は、ZrO2粉末1000gに対して硝酸
ロジウム溶液を用いてロジウム0.7重量%になるように
加え、良くかくはんした後、オーブン中150℃で3時間
乾燥した後、空気気流中400℃で2時間焼成したロジウ
ム担持粉末を用いた以外は実施例1と同様にして調製し
た。
実施例9〜12 実施例8の触媒No.8のZrO2層のZrO2をそれぞれ、Ce
O2,La2O3,Pr2O3,Nd2O3に変えた以外は同様にして触
媒No.9〜12を調製した。
実施例13 実施例8の触媒No.8のパラジウム担持アルミナ層のか
わりに白金担持アルミナおよびパラジウム担持アルミナ
層を塗布した以外は同様にして、触媒No.13を調製し
た。
白金担持アルミナおよびパラジウム担持アルミナ層の
スラリーとして、白金2.1重量%、パラジウム2.1重量%
である白金担持活性アルミナとパラジウム担持活性アル
ミナをそれぞれ1750g用いた以外は、触媒No.8と同様に
触媒No.13を調製した。
比較例4,5 比較例として触媒No.8,13のZrO2層を除き、ロジウム
をγ−アルミナを主成分とする活性アルミナに担持した
以外は同様に調製した触媒No.104,105を調製した。
試験例 各実施例、比較例の触媒について下記条件で耐久試験
を行った後、性能評価試験を行い、得た結果を第1表に
示す。
耐久試験条件 触媒 一体型貴金属触媒 触媒出口ガス温度 850℃ 空間速度 約7万Hr-1 耐久時間 100時間 エンジン 排気量2200cc 燃料 無鉛ガソリン 耐久中入口ガス雰囲気 CO 0.4〜0.6% O2 0.5±0.1% NO 1000ppm HC 2500ppm CO2 14.9±0.1% 性能評価車両 車両 セドリック(日産自動車(株)製,乗用車) 排気量 2000cc (発明の効果) 以上説明してきたように、この発明によれば、その構
成を担体基材上に、白金およびパラジウムの一方または
双方を含む活性アルミナから成る第1層と、希土類酸化
物またはZrO2を主体とする酸化物よりなる第2層と、希
土類酸化物またはZrO2上に担持されたロジウムを含む第
3層を備えた三層構造としたため、高温時のロジウムの
アルミナへの固溶が抑制され、また高温時のロジウムの
熱振動による白金および/またはパラジウムの担体層の
アルミナへの移動が防がれ、高温時の触媒性能の低下が
少なくできる。また第2層の希土類酸化物を用いること
により、希土類酸化物の助触媒効果により高温時の触媒
性能の劣化が、より少なくなるという効果が得られる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】担体基材上に、白金およびパラジウムの一
    方または双方を含む活性アルミナから成る第1コート層
    と、希土類酸化物またはZrO2を主体とする酸化物よりな
    る第2コート層と、希土類酸化物またはZrO2上に担持さ
    れたロジウムを含む第3コート層から成る3層積層体を
    備えたことを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
JP1083982A 1989-04-04 1989-04-04 排気ガス浄化用触媒 Expired - Lifetime JP2948232B2 (ja)

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