JP2947989B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP2947989B2
JP2947989B2 JP3229665A JP22966591A JP2947989B2 JP 2947989 B2 JP2947989 B2 JP 2947989B2 JP 3229665 A JP3229665 A JP 3229665A JP 22966591 A JP22966591 A JP 22966591A JP 2947989 B2 JP2947989 B2 JP 2947989B2
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慎二郎 川戸
和彦 鷲見
美和子 広岡
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  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、あらかじめプログラ
ムされた通りに動作して、入力された画像情報を処理す
る画像処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば「三菱教育用視覚システ
ムIS−100ムーブマスタービジョン入門」(平成元
年3月1日 三菱電機株式会社 発行)に示された、従
来の画像処理システムを示すブロック図である。
【0003】図において、1は作業者によってあらかじ
めプログラムされた通りに動作して画像処理を実行する
画像処理手段である。2はこの画像処理手段1に必要な
ビジョンプログラムを生成するホストプロセッサであ
り、CPU、メモリおよび簡単な入出力部とを備えたパ
ーソナルコンピュータなどが用いられている。
【0004】3は画像処理手段1に画像情報を入力す
る、カメラ、イメージセンサ等による画像入力手段であ
り、4は画像処理手段1によって処理された画像情報を
出力する、モニタ、プリンタ、プロッタ等による画像出
力手段である。
【0005】次に動作について説明する。作業者が当該
画像処理システムを使用する場合には、まず初めにビジ
ョンプログラムを作成して画像処理手段1に読み込ませ
る必要がある。このビジョンプログラムの作成はホスト
プロセッサ2を用いて行われる。
【0006】即ち、作業者はホストプロセッサ2上で、
エディタと呼ばれるプログラム編集ツールを用い、画像
処理手段1で実行可能なビジョンプログラムコードを生
成する。当該プログラムコードは、ブイ・エム・ベーシ
ック(VMBASIC)と呼ばれている特殊なプログラ
ム言語(ビジョン言語)であり、一般に使われているベ
ーシック(BASIC)言語に幾分類似したところのあ
るものである。
【0007】画像処理システムを動作させる場合には、
このようにしてホストプロセッサ2にて生成したビジョ
ン言語によるビジョンプログラムコードを画像処理手段
1に読み込ませ、その後、画像情報手段1を当該ビジョ
ンプログラムコードに従って動作させ、画像入力手段3
より入力された画像情報を処理して画像出力手段4より
出力させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像処理システ
ムは以上のように構成されているので、画像処理のため
のビジョンプログラムは、一般に用いられている言語に
類似してはいるものの、特殊な命令群を含んだビジョン
言語で記述する必要があり、従って、作業者は画像処理
の基本的な処理の流れを理解しておくとともに、ビジョ
ン言語(VMBASIC等)のプログラム言語としての
機能や、エディタの使用方法を習得しておく必要があ
り、経験の浅い作業者には使いにくいという問題点があ
った。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、経験の浅い作業者でも容易にビ
ジョンプログラムの作成が行える画像処理システムを得
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像処理
システムは、画像処理手段が実行する画像処理の事例
を、画像処理手段が持つ複数の画像処理機能の組み合わ
せとして実現するモデルを前提とし、各画像処理機能に
対して画像処理手段で提供可能な単一機能と各画像処理
機能の動作を決定するパラメータ、および各画像処理機
能より得られた結果を一時的に保存するレジスタを作業
者が自由に選択するための手段と、前記画像処理機能、
パラメータおよびレジスタの使用方法をオンラインで説
明する手段と、選択された結果の整合性を確認し、不適
当である場合に作業者に警告する手段と、前記選択結果
に基づいて画像処理手段が実行可能なコマンド列を出力
する手段とを設けたものである。
【0011】
【作用】この発明における画像処理システムは、画像処
理手段が持っている画像処理機能、および実行に必要な
パラメータ等を作業者が入力すると、それに基づいてビ
ジョンプログラムコードが自動的に生成され、また、作
業者の指示に従って、必要に応じて画像処理機能の説明
やパラメータの意味についての説明が表示され、さらに
作業者が不適当な入力を行った場合にはそれを自動的に
検知して警告することにより、経験の浅い作業者でも容
易にビジョンプログラムを作成することができる画像処
理システムを実現する。
【0012】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、1は画像処理手段、3は画像入力
手段、4は画像出力手段であり、図7に同一符号を付し
た従来のそれらと同一、あるいは相当部分であるため詳
細な説明は省略する。
【0013】5は当該画像処理システム全体を制御する
制御手段であり、6は画像処理手段1の実行する画像処
理の事例を複数の画像処理機能の組み合わせとして実現
する際の、前記各画像処理機能が格納されている画像処
理機能データベースである。
【0014】7とキーボードおよびディスプレイにて構
成され、画像処理機能データベース6に格納された各画
像処理機能等の必要情報がそのディスプレイに表示さ
れ、前記画像処理手段1で提供可能な単一機能と各画像
処理機能の動作を決定するパラメータ、および各画像処
理機能より得られた結果を一時的に保存するレジスタを
選択するための信号等がそのキーボードより入力される
入出力手段である。
【0015】8は前記各画像処理機能、パラメータおよ
びレジスタの使用方法の説明をオンラインで入出力手段
7のディスプレイ上に表示する使用方法説明手段であ
り、9は入出力手段7のキーボードへの入力によって選
択された選択結果の整合性を確認し、不適当な入力がな
された場合には警報を発生し、場合によっては入力の修
正を促したりして警告する入力チェック・警告手段であ
る。
【0016】10はこの入力チェック・警報手段9によ
って入力が適性であったことが検知された場合に、前記
入出力手段7のキーボード操作によって選択された、画
像処理機能やそれに必要なパラメータなどが格納される
機能選択結果データベースであり、11はこの機能選択
結果データベース10に格納された選択結果に基づい
て、画像処理手段1に対して実行可能なコマンド列を出
力するコマンド列生成手段である。
【0017】次に動作について説明する。ここで、図2
はその画像処理動作の流れを示すフローチャートであ
る。まず最初に、制御手段5の制御によって画像処理が
スタートすると(ステップST1)、画像処理手段1の
持つ複数の画像処理機能を画像処理機能データベース6
より抽出し、所定のグルーピングを行って入出力手段7
に送り、そのディスプレイ画面上に表示させる(ステッ
プST2)。
【0018】図3はこのステップST2による画面表示
の内容の一例を示す説明図である。図3において、12
はソーベルと呼ばれる画像空間微分処理を意味してお
り、“〔 〕”内の数字はこの画像処理が実行されるべ
きタイミングを表している。作業者は、このような画面
表示を見て入出力手段7のキーボードを操作し、画面上
の目的の部分にカーソルを合わせて、数値等の入力を行
なう。
【0019】次いで、ステップST3において、作業者
は自分がカーソルを合わせた画像処理機能に関する詳細
な説明、あるいは現在自分の設定すべき項目は何かな
ど、使用方法に関する情報を必要とするか否かを判断
し、必要ならばキーボード上の特定のキーを操作する。
これにより、使用方法説明手段8によって目的の情報を
入出力手段7のディスプレイ画面に表示させることがで
きる(ステップST4)。
【0020】この時表示される情報とは、図4のような
形で表示されるようになっている。即ち画面内に画面よ
り小さいサブウィンドウ14が現れ、その中に文章によ
り前述の説明文が書かれている。また、作業者はこの時
点で入出力手段7のキーボードを操作することによっ
て、サブウィンドウ14内の文章を上下にスクロールさ
せることも可能である。
【0021】なお、ステップST3で、詳しい説明の表
示の必要が無い場合には、処理はそのままステップST
5による画像処理の機能選択・パラメータ入力に移行
し、作業者が適当な入力を行なうのを待つ。
【0022】作業者の入力があると、入力チェック・警
告手段9により、その入力の他の過去の入力との整合性
や、入力が数値である場合には大きさ範囲のチェック等
を行ない(ステップST6)、万一不適当な入力がなさ
れていた場合には、画面上の文字や音で警報を発した
り、場合によっては正しい入力を促したりして警告す
る。
【0023】入力が正しい場合には機能選択結果データ
ベース10内に、選択した画像処理機能や、必要なパラ
メータが格納される。図5は機能選択結果データベース
10の内容の一部を説明するための内部データ構造の一
例を示す説明図である。
【0024】図5は2次元の行列になっており、“行”
はウィンドウと呼ばれる画像中の処理対象部分領域の番
号であり、“列”はラベル付けされた2値画像からフェ
レ径検出、円検出、矩形検出等の画像処理を行なう場合
に必要なパラメータを示している。例えば、図中の行列
要素15は、ウィンドウ番号1の部分領域に対して施さ
れる画像処理が、面積20以上のラベルのみを対象にす
ることを、意味している。
【0025】この例では、ラベル付けされた画像に対す
る画像処理パラメータを格納する内部データについて説
明したが、この他にも作業者によって選択された画像処
理機能の種類自体を格納した内部データなどを、複数用
意することで、機能選択結果データベース10が構成さ
れている。
【0026】次に、ステップST7では、作業者が画像
処理機能の選択やパラメータの入力を必要なだけ行なっ
たかどうか調べ、入力が終了していたり、作業者から入
力終了の明確な指示があった場合には、ステップST8
に処理を移す。また、入力がまだ全て終了していなかっ
た場合には、再びステップST2に処理を戻して画像処
理機能の表示処理から処理を繰り返す。
【0027】ステップST8では、機能選択結果データ
ベース10に格納された画像処理機能の選択結果や画像
処理パラメータをもとに、コマンド生成手段11によ
り、画像処理手段1に送るべき画像処理プログラミング
コード、即ちビジョン言語によるコマンド列を自動的に
生成し、ステップST9にて処理を終了する。
【0028】図6は生成されたビジョン言語によるコマ
ンド列の一例を示す説明図であるが、図示のようにコマ
ンド実行順序を示す行番号16と、各行に画像処理手段
制御コマンド17を含んだVMBASIC言語が記述さ
れている。
【0029】このようにして生成されたビジョン言語に
よるビジョンプログラムのコマンド列は、コマンド列生
成手段11より画像処理手段1に送られ、画像処理手段
1は従来の場合と同様に当該ビジョンプログラムに従っ
て画像入力手段3から入力された画像情報を処理し、処
理結果を画像出力手段4に出力する。
【0030】実施例2.なお、上記実施例では、作業者
が画像処理機能の選択を行ったり、システムが作業者に
対してメッセージを伝達する手段として、キーボードお
よびディスプレイによる入出力手段を示したが、入力手
段としてマウスなどのポインティングデバイスや音声入
力手段を用いたり、出力手段に音声出力を併用したりし
てもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0031】実施例3.また、上記実施例では、画像処
理機能の一例として2値画像処理の場合について説明し
たが、3値以上の多値画像を対象とした画像処理機能で
あってもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0032】実施例4.さらに、上記実施例では最終的
に画像処理手段に伝達する命令をビジョン言語の一例で
あるVMBASIC言語としたが、この他の言語、例え
ばC言語に似た制御用言語であったり、または人間には
解釈しがたいが画像処理手段1には効率よく解釈され得
る機械語のような言語・コマンドであってもよく、上記
実施例と同様の効果を奏することはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、画像
処理手段の持つ画像処理機能、および実行に必要なパラ
メータが選択されると、それに基づいてビジョンプログ
ラムコードが自動的に生成され、また、必要に応じて画
像処理機能の説明やパラメータの意味についての説明の
表示がなされ、さらに不適当な入力が行われた場合には
自動的に警告するように構成したので、画像処理プログ
ラムに不慣れな経験の浅い作業者でも、簡便にビジョン
プログラムを生成して画像処理手段に実行させることが
できる画像処理システムが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による画像処理システムを
示すブロック図である。
【図2】その処理動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【図3】上記実施例における画像処理機能表示画面の一
例を示す説明図である。
【図4】上記実施例におけるコマンド説明表示画面の一
例を示す説明図である。
【図5】上記実施例における機能選択結果データベース
の内部データ形式を示す説明図である。
【図6】上記実施例における画像処理手段へのコマンド
列の一例を示す説明図である。
【図7】従来の画像処理システムを示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 画像処理手段 7 入出力手段 8 使用方法説明手段 9 入力チェック・警告手段 10 コマンド列生成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広岡 美和子 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 産業システム研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 1/00 G06F 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業者によってあらかじめプログラムさ
    れた通りに動作して画像処理を実行し、実行する画像処
    理の事例を複数の画像処理機能の組み合わせとして実現
    する画像処理手段と、前記各画像処理機能に対して前記
    画像処理手段で提供可能な単一機能と前記各画像処理機
    能の動作を決定するパラメータ、および前記各画像処理
    機能より得られた結果を一時的に保存するレジスタを選
    択するための信号が入力される入出力手段と、前記各画
    像処理機能、パラメータおよびレジスタの使用方法の説
    明をオンラインで前記入出力手段に表示する使用方法説
    明手段と、前記入出力手段への入力によって選択された
    選択結果の整合性を確認し、不適当な入力がなされた場
    合に警告を発生する入力チェック・警告手段と、前記選
    択結果に基づいて、前記画像処理手段に対して実行可能
    なコマンド列を出力するコマンド列生成手段とを備えた
    画像処理システム。
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