JP2947466B2 - 2重渦巻き型クランプ金具 - Google Patents

2重渦巻き型クランプ金具

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JP2947466B2
JP2947466B2 JP8257561A JP25756196A JP2947466B2 JP 2947466 B2 JP2947466 B2 JP 2947466B2 JP 8257561 A JP8257561 A JP 8257561A JP 25756196 A JP25756196 A JP 25756196A JP 2947466 B2 JP2947466 B2 JP 2947466B2
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KENROTSUKU KK
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴムや合成樹脂など
の可塑物から成る流体給送用ホースを初め、防塵用ベロ
ーズ、軸継手用ブーツ、その他の被固定物を、各種機器
の接続円周面へ半永久的に固定使用するための2重渦巻
き型クランプ金具に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者はこの種の2重渦巻き型クラン
プ金具として、先に実公平7−50631号を提案し
た。
【0003】これによれば、一定長さの金属帯板材料か
ら成るクランプバンド(11)を、その捲き曲げ一端側
となる内側重合部分(11a)と同じく捲き曲げ他端側
となる外側重合部分(11b)とが、中間重合部分を介
して一定量(L)だけ3重にオーバーラツプする全体的
な2重の円形渦巻き状態に捲き曲げ立体化してあるた
め、その部分的な一定量(L)だけ2重にオーバーラツ
プする円形リング状に捲き曲げ立体化したにとどまるク
ランプ金具と比較した場合、約半分の小さな引き絞り操
作力(締付トルク)のもとで、そのクランプバンド(1
1)の口径(D)を軽快に収縮変形させることができ、
しかも極力高い真円度のもとで、被固定物(10)の円
周面へ均一に密着させ得る利点があると言える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その後も鋭
意研究を重ねた結果、上記公知考案の構成ではクランプ
バンド(11)自身に伸縮バネ力を蓄積させるための弾
性瘤(23)が、そのクランプバンド(11)の外側重
合部分(11b)から外向き凸曲状態に曲げ起されてい
るので、ここに集中作用する応力を受けて破壊しやす
く、又周辺の部材と干渉するおそれがあるほか、クラン
プバンド(11)の円周方向に沿う重量配分も片寄る関
係上、特に回転力や振動、衝撃を受ける車両などの機器
に使用した場合、締付け力の片寄りや位置ズレ、脱落な
どを生ずるおそれなしとしない。
【0005】それだからと言って、上記弾性瘤(23)
の設置を省略してしまうと、クランプバンド(11)自
身が伸縮バネ力を発揮しないため、被固定物(10)が
弾力性に富むゴム材料から成る製品であればともかく、
元来弾力性を有しない硬質な合成樹脂材料からの成形品
である場合には、その被固定物(10)を各種機器の接
続円周面(24)へ全面的な密着状態として、安定・確
固に緊締することができず、やはり回転力や振動、衝撃
を受ける車両などの機器に使用した時、その位置ズレや
脱落などを生ずる心配がある。
【0006】その対策としては、上記クランプバンド
(11)の口径(D)を被固定物(10)の太さと正し
く合致する高精度な寸法に製作する必要と、その被固定
物(10)の太さ変化に対応する多品種を準備する必要
があり、量産効果を発揮させることができない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の更なる改良を企図しており、そのための構成上一定長
さにカツトされた金属帯板材料の一端側を内側重合部分
とし、同じく他端側を外側重合部分として、その両部分
が中間重合部分を介して一定量だけ3重にオーバーラッ
プすることとなる全体的な2重の円形渦巻き状態に捲き
曲げ立体化されたクランプバンドと、上記クランプバン
ドの外側重合部分と中間重合部分とを連結固定するため
に、その外側重合部分から内向き陥没状態に曲げ出され
た第1固定爪と、上記中間重合部分から対応的な外向き
隆起状態に曲げ出された第2固定爪との一対と、同じく
クランプバンドの外側重合部分と内側重合部分との引き
絞り用操作工具を係止させるために、その両部分から何
れも外向き隆起状態に曲げ出された第1、2工具係止爪
とを備え、上記操作工具における作用爪の一方を外側重
合部分の上記第2工具係止爪へ、同じく作用爪の他方を
上記中間重合部分に開口する工具逃し入れ用連通孔から
内側重合部分の上記第1工具係止爪へ各々係止させて、
その一対の作用爪を引き絞り操作することにより、上記
クランプバンドの口径を強制的に収縮変形させた時、そ
の外側重合部分の上記第1固定爪と中間重合部分の上記
第2固定爪とが、互いに喰い付き係止するように関係設
定した2重渦巻き型クランプ金具において、
【0008】上記クランプバンドの2重オーバーラップ
状態に保たれた外接帯域と内接帯域のうち、その外接帯
域から内向き折曲状態に切り起した複数個の浮かし脚片
を内接帯域へ弾力的に接触させるか、又は逆に内接帯域
から外向き折曲状態に切り起した複数個の浮かし脚片を
外接帯域へ弾力的に接触させることによって、上記クラ
ンプバンド自身に直径方向の伸縮バネ力を蓄積させたこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、図1、2はその第1実施形態に係
るクランプ金具の展開平板状態(材料加工状態)を、又
図3〜9は同じく捲き曲げ立体化した製品とその使用状
態を示しており、そのクランプ金具の材料としては一定
厚み(T)(例えば約0.5〜1.0mm)と、一定幅
(W)(例えば約7〜10mm)とを備えたステンレス
鋼(例えばSUS301、304、316又は430)
やその他の金属帯板(M)が採用され、その予じめの長
尺物から目的とする流体給送用ホースや防塵用ベロー
ズ、軸継手用ブーツなどの被固定物(10)が備える太
さに応じた一定長さ(L)として、適当な定寸にカツト
されることとなる。
【0010】(11)はこのような定寸にカツトされた
上記金属帯板材料(M)から、正面視の円形リング状を
なす2重に捲き曲げ立体化されることにより、被固定物
(10)の締付作用に言わば直接奉仕するクランプバン
ドであって、その捲き曲げ一端側に対して捲き曲げ他端
側が間接的に外接する如く、一定量(X)だけ部分的な
3重のオーバーラツプ状態に保たれている。
【0011】つまり、クランプバンド(11)がその捲
き曲げ一端側を内側重合部分(11a)とし、同じく捲
き曲げ他端側を外側重合部分(11b)として、その中
間位置での一定量(X)だけ3重にオーバーラツプする
全体的な2重の円形渦巻き状態に捲き曲げ立体化されて
いるのである。
【0012】(11c)はその一定量(X)の3重オー
バーラツプ個所において、上記内側重合部分(11a)
と外側重合部分(11b)との相互間に介在する中間重
合部分を示しているが、その中間重合部分(11c)は
上記一定量(X)の3重オーバーラツプ個所から、クラ
ンプバンド(11)の捲き曲げ一端側へ移行連続するこ
とによって、上記外側重合部分(11b)に内接する2
重のオーバーラツプ状態となり、同じく3重オーバーラ
ツプ個所からクランプバンド(11)の逆な捲き曲げ他
端側へ移行連続することにより、上記内側重合部分(1
1a)に外接する2重のオーバーラツプ状態となる。
【0013】上記クランプバンド(11)は言うまでも
なく金属帯板材料(M)自身の一定幅(W)を有してい
るが、その内側重合部分(11a)の切り離し一端のみ
が金属帯板材料(M)における両サイドエツジの切り欠
きにより、その金属帯板材料(M)の一定幅(W)に対
する約3分の1弱の狭い一定幅(W1)を備えたパイロ
ツトノーズ(12)として形成されている。そのノーズ
(12)の張り出し長さ(L1)は例えば約7〜10m
mに寸法化されている。
【0014】(13)は上記パイロツトノーズ(12)
の張り出し基端部付近に位置しつつ、クランプバンド
(11)の内側重合部分(11a)へ平面視のほぼ円形
又は楕円形として開口された捲き曲げ成形用係止ピン受
け入れ孔であり、これはフオーミングマシン(図示省
略)における捲き曲げ成形用芯金ロールの円周面から植
立する係止ピンを受け入れ、その係止ピンとの係止状態
のもとで、芯金ロールが回転されることによって、上記
クランプバンド(11)を円形渦巻き状態に捲き曲げ立
体化するために使われる。
【0015】又、(14)は同じく内側重合部分(11
a)の切り離し一端から上記係止ピン受け入れ孔(1
3)よりも遠く隔てた位置に開口された第1工具受け入
れ孔であって、平面視のほぼ正方形又は楕円形をなして
おり、その上記パイロツトノーズ(12)が存在する側
の開口エツジからは、第1工具係止爪(15)が金属帯
板材料(M)自身の一定厚み(T)とほぼ相応する高さ
だけ外向き隆起状態に曲げ出されている。その外向きに
隆起する第1工具係止爪(15)が、後述する引き絞り
用操作工具の引き絞り力(クランプバンドの口径収縮
力)に対抗し得る補強ビードとして働くようになってい
るのである。
【0016】他方、上記内側重合部分(11a)へ3重
のオーバーラツプ状態に外接することとなるクランプバ
ンド(11)の外側重合部分(11b)には、その切り
離し他端側から順次に第1固定爪受け入れ孔(16)と
第2工具受け入れ孔(17)とが並列状態に開口分布さ
れている。
【0017】そして、この両者も平面視のほぼ正方形又
は楕円形を呈しているが、その第1固定爪受け入れ孔
(16)における上記切り離し他端側の開口エツジに
は、第1固定爪(18)が金属帯板材料(M)自身の一
定厚み(T)とほぼ相応する深さだけ内向き陥没状態に
曲げ出されている。尚、上記第1、2工具受け入れ孔
(14)(17)と第1固定爪受け入れ孔(16)の開
口幅は、金属帯板材料(M)の一定幅(W)に対する約
3分の1強に寸法化されている。
【0018】又、上記第2工具受け入れ孔(17)にお
ける第1固定爪受け入れ孔(16)と隣り合う側の開口
エツジからは、第2工具係止爪(19)がやはり金属帯
板材料(M)自身の一定厚み(T)とほぼ相応する高さ
だけ外向き隆起状態に曲げ出されており、これも上記内
側重合部分(11a)の第1工具係止爪(15)と同じ
趣旨の補強ビードとして機能する。
【0019】更に、(20)は上記クランプバンド(1
1)における内側重合部分(11a)と外側重合部分
(11b)との一定量(X)だけ3重にオーバーラツプ
する個所に存在する中間重合部分(11c)へ、その金
属帯板材料(M)の長手方向に沿い細長く開口形成され
たノーズ受け入れ孔であって、上記内側重合部分(11
a)のパイロツトノーズ(12)を逃し入れることによ
り、そのクランプバンド(11)の内周面(締付作用
面)を無段差の状態に保つ。(L2)はそのノーズ受け
入れ孔(20)の開口長さを示しており、これは上記パ
イロツトノーズ(12)の張り出し長さ(L1)よりも
かなり長く寸法化されている。同じくノーズ受け入れ孔
(20)の開口幅がパイロツトノーズ(12)の上記一
定幅(W1)よりも僅かに広く寸法化されていること
は、言うまでもない。
【0020】(21)は上記ノーズ受け入れ孔(20)
との並列状態として、同じく中間重合部分(11c)へ
細長く開口された工具逃し入れ用の連通孔であり、上記
内側重合部分(11a)の第1工具受け入れ孔(14)
と連通し、その連通孔(21)の内部に上記第1工具係
止爪(15)を受け入れる。
【0021】そのため、後述の操作工具によるクランプ
バンド(11)の引き絞り操作時、その中間重合部分
(11c)とこれに2重のオーバーラツプ状態として内
接される内側重合部分(11a)とが、相対的に横方向
(軸線方向)へ位置ズレ変移するおそれはない。尚、工
具逃し入れ用連通孔(21)の開口幅は上記第1、2工
具受け入れ孔(14)(17)や第1固定爪受け入れ孔
(16)、ノーズ受け入れ孔(20)のそれらと実質的
に同一の寸法である。
【0022】上記工具逃し入れ用の連通孔(21)にお
けるノーズ受け入れ孔(20)と隣り合う側の開口エツ
ジからは、上記外側重合部分(11b)の第1固定爪
(18)と喰い付き係止し得る第2固定爪(22)が、
金属帯板材料(M)自身の一定厚み(T)とほぼ相応す
る高さだけ外向き隆起状態に曲げ出されている。
【0023】つまり、その中間重合部分(11c)から
外向き隆起状態に曲げ出された第2固定爪(22)と、
これに外接する上記外側重合部分(11b)から内向き
陥没状態に曲げ出された第1固定爪(18)とが、その
爪先同志の逆向きとして、しかも外側重合部分(11
b)と中間重合部分(11c)との2重にオーバーラツ
プする重合平面上において、互いに喰い付き係止するよ
うになっているわけである。
【0024】その際、上記中間重合部分(11c)に内
接する内側重合部分(11a)のパイロツトノーズ(1
2)は、その中間重合部分(11c)のノーズ受け入れ
孔(20)へ逃し入れられることになるほか、同じく内
側重合部分(11a)から外向き隆起状態に曲げ出され
た第1工具係止爪(15)も、中間重合部分(11c)
の連通孔(21)へ受け入れられることになるため、2
重渦巻き型クランプ金具であると雖も、そのクランプバ
ンド(11)を全体的に著しく扁平化でき、しかもその
内周面(締付作用面)を高度な真円リング状態に保てる
のである。
【0025】クランプバンド(11)の中間重合部分
(11c)が一定量(X)の3重オーバーラツプ個所か
ら、その捲き曲げ一端側と捲き曲げ他端側との双方へ移
行連続することによって、内側重合部分(11a)並び
に外側重合部分(11b)と各々2重のオーバーラツプ
状態に保たれる旨を上記した通りであるが、その2重の
オーバーラツプ個所に対応位置する上記中間重合部分
(11c)の工具逃し入れ用連通孔(21)から外側重
合部分(11b)の第2工具受け入れ孔(17)に到達
するまでの外接帯域(X1)には、その外接帯域(X
1)での全体的に点在分布する複数個の浮かし脚片(2
3)が、望ましくは金属帯板材料(M)自身の一定厚み
(T)とほぼ相応する深さだけ内向き折曲状態に切り起
されている。
【0026】これらの浮かし脚片(23)はその切り起
し分布された外接帯域(X1)を、ここに2重のオーバ
ーラツプ状態として内接される上記中間重合部分(11
c)のノーズ受け入れ孔(20)から内側重合部分(1
1a)の第1工具受け入れ孔(14)に到達するまでの
内接帯域(X2)と一定空隙(S)を保つべく、その内
接帯域(X2)から浮かすことによって、クランプバン
ド(11)の直径方向に沿う伸縮バネ力を蓄積させるも
のである。
【0027】この点、図1〜9の第1実施形態では金属
帯板材料(M)の長手中心線上へ、平面視のほぼコ字型
切り込み線(24)を一定間隔ピツチでの点在分布状態
に付与して、その切り込み線(24)から浮かし脚片
(23)を内向きに曲げ起すと共に、その先端部を上記
外接帯域(X1)と2重にオーバーラツプする内接帯域
(X2)へ、弾力的に接触させている。
【0028】つまり、被固定物(10)が例えば防塵用
ベローズや軸継手用ブーツなどの元来弾力性を有しない
硬質な合成樹脂材料からの成形品であるような場合に
は、これを締付作用するクランプバンド(11)の上記
浮かし脚片(23)によって、そのクランプバンド(1
1)自身に伸縮バネ力を発揮させ、その直径方向に沿う
伸び変形の復元反撥力を、クランプバンド(11)が被
固定物(10)への全面的に密着し得る確固な緊締力と
して、活用する趣旨である。
【0029】更に言えば、クランプバンド(11)の上
記一定量(X)だけ3重にオーバーラツプする個所を除
く2重のオーバーラツプ個所において、その外接帯域
(X1)から内向き折曲状態に切り起し分布された複数
個の浮かし脚片(23)を、クランプバンド(11)自
身の伸縮バネ要素として働かせることにより、被固定物
(10)の硬さ変化と太さ変化を自づと弾力的に吸収又
は微調整し、その被固定物(10)へ常時全面的に密着
させ得るようになっているのである。
【0030】このような趣旨を達成できるならば、図
3、8と対応する図17、18の第2実施形態から明白
な通り、金属帯板材料(M)の両サイドエツジへ平面視
の向かい合うL字型切り込み線(24)を、一定間隔ピ
ツチでの点在分布する並列状態に付与して、その一対づ
つの切り込み線(24)から浮かし脚片(23)を内向
きに曲げ起しても良い。
【0031】又、図19の第3実施形態に示すように、
同じく金属帯板材料(M)の両サイドエツジへ平面視の
L字型切り込み線(24)を、一定間隔ピツチでの交互
する千鳥配列状態に付与して、その切り込み線(24)
から浮かし脚片(23)を内向きに曲げ起してもさしつ
かえない。
【0032】蓋し、このような図17〜19の第2、3
実施形態を採用するも、そのクランプバンド(11)は
外側重合部分(11b)と中間重合部分(11c)との
第1、2固定爪(18)(19)による喰い付き係止状
態に固定され、内側重合部分(11a)の切り離し一端
をなすパイロツトノーズ(12)が、クランプバンド
(11)の円周方向へ自由自在に摺動し得る状態にあ
り、上記第1実施形態の構成と同様にして、そのクラン
プバンド(11)の締付作用面に直径方向の伸縮バネ力
を発揮させることができるからである。
【0033】特に、上記第2、3実施形態の構成によれ
ば、その浮かし脚片(23)の複数個が何れも金属帯板
材料(M)の両サイドエツジへ偏心した位置に点在分布
するため、残る金属帯板材料(M)の長手中心線上に沿
って延在する1個又は複数個の極めて細長い抜き孔(2
5)を、上記浮かし脚片(23)と干渉しないように開
口形成することができ、その抜き孔(25)をクランプ
バンド(11)自身の軽量化に役立てることも可能とな
る。
【0034】上記第1〜3実施形態では、クランプバン
ド(11)に伸縮バネ力を発揮させる複数個の浮かし脚
片(23)を、そのクランプバンド(11)の2重にオ
ーバーラツプする外接帯域(X1)から内向き折曲状態
に切り起しているが、図20、21の第4実施形態に示
す通り、逆に上記内接帯域(X2)から外向き折曲状態
に切り起して、その各浮かし脚片(23)の切り起し先
端部を上記外接帯域(X1)へ弾力的に接触させても良
い。
【0035】蓋し、このような第4実施形態を採用する
も、やはりクランプバンド(11)における内側重合部
分(11a)の切り離し一端をなすパイロツトノーズ
(12)は、円周方向へ自由自在に摺動し得る状態にあ
り、上記内接帯域(X2)から外向き折曲状態に切り起
された浮かし脚片(23)が、クランプバンド(11)
自身の伸縮バネ要素として働き、被固定物(10)への
全面的に密着する緊締力を発揮し得るからである。
【0036】その第4実施形態を採用する場合にも、図
示省略するが、上記図17〜19の第2、3実施形態に
準じて、その浮かし脚片(23)を上記内接帯域(X
2)における金属帯板材料(M)の両サイドエツジか
ら、一対づつの向かい合う並列分布状態や交互する千鳥
配列分布状態として、外向きに切り起したり、更にはそ
の浮かし脚片(23)と干渉しない細長い抜き孔(2
5)の1個又は複数個を、上記内接帯域(X2)と2重
にオーバーラツプする外接帯域(X1)の長手中心線上
へ開口形成したりすることができる。
【0037】尚、第2〜4実施形態におけるその他の構
成は上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その
図17〜21に図1〜16との対応符号を記入するにと
どめて、その詳細な説明を省略する。
【0038】このような本発明のクランプ金具は、これ
を上記ステンレス鋼やその他の金属帯板材料(M)から
次の通りに量産することができる。
【0039】即ち、図1〜16の第1実施形態に基いて
その製造法を説明すると、予じめの長尺物である金属帯
板材料(M)を移送ラインに沿い、一方向へ自動間歇的
に移送する過程において、先ずプレス打抜き加工金型
(図示省略)により、上記クランプバンド(11)のパ
イロツトノーズ(12)や係止ピン受け入れ孔(1
3)、第1、2工具受け入れ孔(14)(17)、第1
固定爪受け入れ孔(16)、ノーズ受け入れ孔(2
0)、操作工具逃し入れ用連通孔(21)の打抜き加工
を行なう。その加工状態は図10〜12に示す通りであ
る。
【0040】その後、金属帯板材料(M)を図外のプレ
ス曲げ起し加工金型に通過させて、上記クランプバンド
(11)の第1、2工具係止爪(15)(19)や第
1、2固定爪(18)(22)の曲げ起し加工と、浮か
し脚片(23)の切り起し加工とを一挙に行なう。その
加工状態は図13、14に示す通りであるが、その場合
第1、2工具係止爪(15)(19)と第2固定爪(2
2)が外向きに曲げ起されるに反し、第1固定爪(1
8)と浮かし脚片(23)は逆な内向きに曲げ起される
こと言うまでもない。
【0041】引続き上記金属帯板材料(M)を、図10
〜14の符号(C−C)で示す位置から切り離す如くカ
ツトすることにより、クランプバンド(11)としての
必要な一定長さ(L)に寸法化し、最後にその未だ展開
平板状態にある一定長さ(L)のクランプバンド(1
1)を、上記移送ラインから図外のフオーミングマシン
に送り込んで、そのフオーミングマシンにより上記内側
重合部分(11a)と外側重合部分(11b)とが中間
重合部分(11c)を介して、一定量(X)だけ3重に
オーバーラツプする全体的な2重の円形渦巻き状態に捲
き曲げ立体化して、図3〜5のような製品に仕上げるわ
けである。
【0042】その場合、図10から示唆される通り、ク
ランプバンド(11)の内側重合部分(11a)に開口
する第1工具受け入れ孔(14)と、同じく外側重合部
分(11b)に開口する第2工具受け入れ孔(17)と
の間隔距離(D)を、金属帯板材料(M)における移送
速度の制御などにより長短変化させて、目的とする被固
定物(10)の太さに応じたクランプ金具の多品種を、
極めて容易に製造することができる。その口径が大小変
化する多品種のクランプ金具を製造する際、上記プレス
加工金型までも一々改変する必要が無くなるわけであ
り、その対応性と量産性に著しく優れる。
【0043】本発明のクランプ金具は2重渦巻き型とし
て、そのクランプバンド(11)の内側重合部分(11
a)と外側重合部分(11b)が中間位置での一定量
(X)だけ3重のオーバーラツプ状態を保つ全体的な2
重に捲き曲げ立体化された製品であるため、これを用い
て流体給送用ホースや防塵用ベローズ、軸継手用ブー
ツ、その他の被固定物(10)を、これと対応する各種
機器(28)の接続円周面(29)へ固定作業するに当
っては、上記クランプバンド(11)を図15のよう
に、その被固定物(10)へ通し込み状態に仮止めす
る。
【0044】その仮止め時には、クランプバンド(1
1)の内側重合部分(11a)と外側重合部分(11
b)とが弛緩状態にオーバーラツプしており、その内側
重合部分(11a)の第1工具受け入れ孔(14)はこ
れに外接する中間重合部分(11c)の操作工具逃し入
れ用連通孔(21)と連通して、外側重合部分(11
b)の第2工具受け入れ孔(17)と並列する。しか
も、その第1、2工具受け入れ孔(14)(17)の開
口エツジから外向き隆起状態に曲げ出された第1、2工
具係止爪(15)(19)が、互い逆向きの指向状態に
保たれる。
【0045】そこで、図15のような引き絞り用操作工
具(P)の先端部に具備された一対の作用爪(30)
を、上記クランプバンド(11)の第1、2工具係止爪
(15)(19)へ外方から挿入係止させた上、その操
作工具(P)における一対のハンドル(31)を強く握
り締めて、上記作用爪(30)の一対を組立支点軸(3
2)の廻りに引き絞り操作するのである。
【0046】そうすれば、上記クランプバンド(11)
の口径が強制的に収縮変形され、その過程では図16か
ら示唆される通り、内側重合部分(11a)の切り離し
一端をなすパイロツトノーズ(12)がこれに外接する
中間重合部分(11c)のノーズ受け入れ孔(20)へ
逃げ入ることとなる一方、その中間重合部分(11c)
から外向き隆起状態に曲げ出された第2固定爪(22)
と、これに外接する外側重合部分(11b)から内向き
陥没状態に曲げ出された第1固定爪(18)とが、互い
に乗り越える如く変移して、その最終的に喰い付き係止
する結果となり、茲に被固定物(10)が図6〜9から
も明白なように、各種機器(28)の接続円周面(2
9)へ緊締状態に固定一体化されるのである。その後、
上記操作工具(P)の作用爪(30)を外方へ抜き出す
ことは言うまでもない。
【0047】その場合、上記クランプバンド(11)の
内側重合部分(11a)と外側重合部分(11b)は中
間重合部分(11c)を介して、一定量(X)だけ3重
にオーバーラツプする全体的な2重の円形渦巻き状態に
捲き曲げられているため、上記引き絞り用操作工具
(P)による著しく小さな締付トルクのもとで、そのク
ランプバンド(11)の口径を軽快に収縮変形させるこ
とができ、しかも極めて高い真円度を保つことにより、
そのクランプバンド(11)の内周面(締付作用面)を
被固定物(10)へ、均等に全面密着させ得るのであ
る。
【0048】又、被固定物(10)自身が弾力性を有す
るゴム材料から成る場合には、その弾力性によっても、
上記クランプバンド(11)を被固定物(10)へ完全
な密着状態に緊締させることができるが、その被固定物
(10)が経時的な老化により弾力性を消失した場合
や、元来弾力性を有しない硬質な合成樹脂材料から成る
場合でも、上記クランプバンド(11)にはその2重オ
ーバーラツプ個所での浮かし脚片(23)による伸縮バ
ネ力が蓄積されているため、これによって被固定物(1
0)の硬さ変化と太さ変化を自づと弾力的に吸収し、そ
の被固定物(10)に全面密着する確固な緊締状態と、
クランプバンド(11)の全体的な扁平化 を達成するこ
とができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明では一定長さ
(L)にカツトされた金属帯板材料(M)の一端側を内
側重合部分(11a)とし、同じく他端側を外側重合部
分(11b)として、その両部分(11a)(11b)
が中間重合部分(11c)を介して一定量(X)だけ3
重にオーバーラップすることとなる全体的な2重の円形
渦巻き状態に捲き曲げ立体化されたクランプバンド(1
1)と、上記クランプバンド(11)の外側重合部分
(11b)と中間重合部分(11c)とを連結固定する
ために、その外側重合部分(11b)から内向き陥没状
態に曲げ出された第1固定爪(18)と、上記中間重合
部分(11c)から対応的な外向き隆起状態に曲げ出さ
れた第2固定爪(22)との一対と、同じくクランプバ
ンド(11)の外側重合部分(11b)と内側重合部分
(11a)との引き絞り用操作工具(P)を係止させる
ために、その両部分(11a)(11b)から何れも外
向き隆起状態に曲げ出された第1、2工具係止爪(1
5)(19)とを備え、上記操作工具(P)における作
用爪(30)の一方を外側重合部分(11b)の上記第
2工具係止爪(19)へ、同じく作用爪(30)の他方
を上記中間重合部分(11c)に開口する工具逃し入れ
用連通孔(21)から内側重合部分(11a)の上記第
1工具係止爪(15)へ各々係止させて、その一対の作
用爪(30)を引き絞り操作することにより、上記クラ
ンプバンド(11)の口径を強制的に収縮変形させた
時、その外側重合部分(11b)の上記第1固定爪(1
8)と中間重合部分(11c)の上記第2固定爪(2
2)とが、互いに喰い付き係止するように関係設定した
2重渦巻き型クランプ金具において、
【0050】上記クランプバンド(11)の2重オーバ
ーラップ状態に保たれた外接帯域(X1)と内接帯域
(X2)のうち、その外接帯域(X1)から内向き折曲
状態に切り起した複数個の浮かし脚片(23)を内接帯
域(X2)へ弾力的に接触させるか、又は逆に内接帯域
(X2)から外向き折曲状態に切り起した複数個の浮か
し脚片(23)を外接帯域(X1)へ弾力的に接触させ
ることによって、上記ク ランプバンド(11)自身に直
径方向の伸縮バネ力を蓄積させてあるため、冒頭に述べ
た従来技術の課題を完全に改良できる効果がある。
【0051】即ち、本発明の上記構成によれば、被固定
物(10)を締付作用するクランプバンド(11)の内
側重合部分(11a)と外側重合部分(11b)とが、
中間重合部分(11c)を介して一定量(X)だけ3重
にオーバーラツプする全体的な2重の円形渦巻き状態に
捲き曲げ立体化されており、その2重のオーバーラップ
状態に保たれた外接帯域(X1)と内接帯域(X2)の
うち、その外接帯域(X1)から内向き折曲状態に切り
起された複数個の浮かし脚片(23)が内接帯域(X
2)へ弾力的に接触されるか、又は逆に内接帯域(X
2)から外向き折曲状態に切り起された複数個の浮かし
脚片(23)が外接帯域(X1)へ弾力的に接触される
ことによって、上記クランプバンド(11)自身に直径
方向の伸縮バネ力が蓄積されているため、被固定物(1
0)が仮令弾力性のない硬質な合成樹脂材料から成形さ
れた防塵用ベローズや軸継手用ブーツなどであっても、
又その被固定物(10)が弾力性のあるゴム材料から成
る流体給送用ホースなどとして、その経時的な老化によ
り弾力性の消失することが起っても、これらを各種機器
(28)の接続円周面(29)へ、極めて高い真円度の
もとで全面的に密着させることができ、その安定・確固
な緊締状態を得られるのである。
【0052】しかも、上記クランプバンド(11)の伸
縮バネ要素として働く浮かし脚片(23)は、冒頭に述
べた公知考案の弾性瘤と異なって、そのクランプバンド
(11)の2重オーバーラツプ状態をなす上記外接帯域
(X1)に点在分布する複数個として、その外接帯域
(X1)から内向き折曲状態に切り起され、その切り起
し先端部が対応する内接帯域(X2)へ弾力的に接触さ
れるか、又は逆に内接帯域(X2)から外向き折曲状態
に切り起されて、その切り起し先端部が対応する外接帯
域(X1)へ弾力的に接触されるようになっているた
め、クランプバンド(11)の円周方向に沿う重量配分
が局部的に片寄ったり、周辺の部材と干渉して破壊した
りするおそれがなく、その全体的な扁平状態を保つ結
果、回転力や振動、衝撃を受ける車両などの機器にも支
障なく使用できるのであり、その被固定 物(10)に作
用する均等な締付け力とも相俟って、位置ズレや脱落な
どを生ずる心配もない。
【0053】又、上記クランプバンド(11)の外接帯
域(X1)から内向き折曲状態に切り起された浮かし脚
片(23)は内接帯域(X2)へ、逆に内接帯域(X
2)から外向き折曲状態に切り起された浮かし脚片(2
3)は外接帯域(X1)へ、何れも弾力的に接触される
ようになっており、被固定物(10)と直かに接触しな
いため、その被固定物(10)に傷付きを与えるおそれ
がなく、上記引き絞り用操作工具(P)によるクランプ
バンド(11)の強制的な収縮変形操作も円滑に行なえ
るのである。
【0054】上記クランプバンド(11)の内側重合部
分(11a)と外側重合部分(11b)とが3重のオー
バーラツプ状態を保つ一定量(X)の中間重合部分(1
1c)では、上記外側重合部分(11b)から内向き陥
没状態に曲げ出された第1固定爪(18)と、その中間
重合部分(11c)から逆な外向き隆起状態に曲げ出さ
れた第2固定爪(22)とが、喰い付き係止し合うこと
によって、上記クランプバンド(11)を円形渦巻き状
態に固定し得るようになっている。
【0055】要するに、本発明ではクランプバンド(1
1)の内側重合部分(11a)と外側重合部分(11
b)とが、中間重合部分(11c)を介して一定量
(L)だけ3重にオーバーラツプする全体的な2重の円
形渦巻き状態に捲き曲げ立体化されたクランプ金具であ
るため、その中間重合部分(11c)が内側重合部分
(11a)並びに外側重合部分(11b)と2重にオー
バーラツプする個所を活用して、ここにクランプバンド
(11)の伸縮バネ要素として働く複数個の浮かし脚片
(23)を設けることができ、その浮かし脚片(23)
によって被固定物(10)の硬さ変化と太さ変化を自づ
と弾力的に吸収し、その被固定物(10)の全面に密着
する自己調整機能を発揮させ得るのである。
【0056】特に、請求項3のように複数個の浮かし脚
片(23)を、金属帯板材料(M) の両サイドエツジへ
一対づつとして点在分布させるならば、そのクランプバ
ンド(11)の2重にオーバーラツプする外接帯域(X
1)と内接帯域(X2)とを、互いに平行した安定なオ
ーバーラツプ状態に保つことができるほか、請求項4の
ように1個又は複数個の細長い抜き孔(25)を、その
金属帯板材料(M)の長手中心線上へ支障なく開口させ
ることも可能となり、その抜き孔(25)の開口形成に
よってクランプバンド(11)自身の軽量化も併せて達
成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を係るクランプ金具の展
開平板状態を示す一部切り欠き平面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の捲き曲げ立体化した製品を示す斜面図で
ある。
【図4】図3の正面図である。
【図5】図3の緊締状態を示す斜面図である。
【図6】被固定物への使用状態を示す半欠截断面図であ
る。
【図7】図6の部分拡大平面図である。
【図8】図7の8−8線に沿う拡大断面図である。
【図9】図7の9−9線に沿う拡大断面図である。
【図10】金属帯板材料に対するクランプ金具の打抜き
加工状態を示す平面図である。
【図11】図10の一部を抽出して示す拡大平面図であ
る。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】図11に対応する曲げ起し加工状態を示す拡
大平面図である。
【図14】図13の14−14線断面図である。
【図15】被固定物に対するクランプ金具の仮止め状態
とその引き絞り式操作工具の係止状態を示す正面図であ
る。
【図16】図15に続くクランプ金具の引き絞り操作に
よる緊締状態を示す正面図である。
【図17】図3に対応する本発明の第2実施形態を示す
斜面図である。
【図18】図17の使用状態を示す断面図である。
【図19】図3に対応する本発明の第3実施形態を示す
斜面図である。
【図20】本発明の第4実施形態を示す斜面図である。
【図21】図20の正面図である。
【符号の説明】
(10)・被固定物 (11)・クランプバンド (11a)・内側重合部分 (11b)・外側重合部分 (11c)・中間重合部分 (12)・パイロツトノーズ (14)・第1工具受け入れ孔 (15)・第1工具係止爪 (16)・第1固定爪受け入れ孔 (17)・第2工具受け入れ孔 (18)・第1固定爪 (19)・第2工具受け入れ孔 (20)・ノーズ受け入れ孔 (21)・連通孔 (22)・第2固定爪 (23)・浮かし脚片 (25)・抜き孔 (26)・着座 (27)・脚片受け入れ孔 (28)・機器 (29)・接続円周面 (31)・作用爪 (M)・金属帯板材料 (P)・操作工具 (L)・一定長さ (X)・一定量 (X1)・外接帯域 (X2)・内接帯域 (W)・一定幅 (W1)・一定幅

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定長さ(L)にカツトされた金属帯板材
    料(M)の一端側を内側重合部分(11a)とし、同じ
    く他端側を外側重合部分(11b)として、その両部分
    (11a)(11b)が中間重合部分(11c)を介し
    て一定量(X)だけ3重にオーバーラップすることとな
    る全体的な2重の円形渦巻き状態に捲き曲げ立体化され
    たクランプバンド(11)と、 上記クランプバンド(11)の外側重合部分(11b)
    と中間重合部分(11c)とを連結固定するために、そ
    の外側重合部分(11b)から内向き陥没状態に曲げ出
    された第1固定爪(18)と、上記中間重合部分(11
    c)から対応的な外向き隆起状態に曲げ出された第2固
    定爪(22)との一対と、 同じくクランプバンド(11)の外側重合部分(11
    b)と内側重合部分(11a)との引き絞り用操作工具
    (P)を係止させるために、その両部分(11a)(1
    1b)から何れも外向き隆起状態に曲げ出された第1、
    2工具係止爪(15)(19)とを備え、 上記操作工具(P)における作用爪(30)の一方を外
    側重合部分(11b)の上記第2工具係止爪(19)
    へ、同じく作用爪(30)の他方を上記中間重合部分
    (11c)に開口する工具逃し入れ用連通孔(21)か
    ら内側重合部分(11a)の上記第1工具係止爪(1
    5)へ各々係止させて、その一対の作用爪(30)を引
    き絞り操作することにより、上記クランプバンド(1
    1)の口径を強制的に収縮変形させた時、その外側重合
    部分(11b)の上記第1固定爪(18)と中間重合部
    分(11c)の上記第2固定爪(22)とが、互いに喰
    い付き係止するように関係設定した2重渦巻き型クラン
    プ金具において、 上記クランプバンド(11)の2重オーバーラップ状態
    に保たれた外接帯域(X1)と内接帯域(X2)のう
    ち、その外接帯域(X1)から内向き折曲状態に切り起
    した複数個の浮かし脚片(23)を内接帯域(X2)へ
    弾力的に接触させるか、又は逆に内接帯域(X2)から
    外向き折曲状態に切り起した複数個の浮かし脚片(2
    3)を外接帯域(X1)へ弾力的に接触させることによ
    って、上記クランプバンド(11)自身に直径方向の伸
    縮バネ力を蓄積させたことを特徴とする2重渦巻き型ク
    ランプ金具。
  2. 【請求項2】複数個の浮かし脚片(23)を金属帯板材
    料(M)の長手中心線上へ、一定間隔ピッチに点在分布
    させたことを特徴とする請求項1記載の2重渦巻き型ク
    ランプ金具。
  3. 【請求項3】複数個の浮かし脚片(23)を金属帯板材
    料(M)の両サイドエッジへ、その一対づつの向かい合
    う並列状態又は交互する千鳥配列状態に点在分布させた
    ことを特徴とする請求項1記載の2重渦巻き型クランプ
    金具。
  4. 【請求項4】複数個の浮かし脚片(23)を金属帯板材
    料(M)の両サイドエツジへ、その一対づつの向かい合
    う並列状態又は交互する千鳥配列状態に点在分布させる
    と共に、 上記金属帯板材料(M)の長手中心線上に沿って1個又
    は複数個の細長い抜き孔(25)を開口形成したことを
    特徴とする請求項1記載の2重渦巻き型クランプ金具。
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