JP2947433B2 - ボタン電話装置 - Google Patents

ボタン電話装置

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JP2947433B2
JP2947433B2 JP2066593A JP2066593A JP2947433B2 JP 2947433 B2 JP2947433 B2 JP 2947433B2 JP 2066593 A JP2066593 A JP 2066593A JP 2066593 A JP2066593 A JP 2066593A JP 2947433 B2 JP2947433 B2 JP 2947433B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボタン電話装置に関
し、更に詳細には、内線電話機からのPB信号送出時の
通話回路の制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数台の内線電話機を収容し、これらの
内線電話機を1回線あるいは複数回線の外線に接続する
ための各種の機能を備えたボタン電話装置が用いられて
いる。このようなボタン電話装置は、その内線電話機と
して、2線式のアナログ電話機やボタン電話装置専用の
内線電話機等を用いており、これらの内線電話機を、例
えば複数の外線のうちのいずれかの回線と通話路接続し
たり、また、複数の回線の使用状況等を各外線に対応し
たボタンの点灯状態等によって表示する機能を有してい
る。
【0003】図2に、このような従来のボタン電話装置
を用いたシステムの構成を示す。図のシステムは、内線
電話機(内線端末)から送出される押しボタンダイヤル
信号(以下、PB信号と称す)を1度検出し、装置内か
らPB信号を外線に再送出する方式のボタン電話装置を
示している。尚、このように、内線電話機から送出され
たPB信号ではなく、ボタン電話装置で生成したPB信
号を外線に送出するのは、ボタン電話装置からのPB信
号(あるいはダイヤルパルス信号)を、一旦ボタン電話
装置で受け入れ、これらの信号に基づき、内線電話機の
通話料金等の通話管理を行うためである。
【0004】図において、1はボタン電話装置を示し、
このボタン電話装置1によって内線電話機2が外線3に
接続されるよう構成されている。ボタン電話装置1は、
外線収容部4、交換スイッチ部5、内線収容部6、制御
部7を備えている。また、内線電話機2は、PB信号を
送出可能な2線式標準アナログ電話機であり、外線3
は、2線式アナログ電話回線である。ボタン電話装置1
の外線収容部4は、2/4変換部8、オシレータ(PB
オシレータ)9からなる。2/4変換部8は、外線3に
対する2線式アナログ電話回線上の送受話信号を、交換
スイッチ5aで制御可能な外線3から入力する受話信号
と、外線3に送出する送話信号とに変換する2線/4線
の変換部であり、4線側の受話路を受話路A、送話路を
送話路Aとする。また、オシレータ9は制御部7からの
指示により、所定のPB信号を送話路Bに送出するオシ
レータである。
【0005】交換スイッチ部5は、交換スイッチ5aか
らなり、制御部7からの制御信号により、受話路および
送話路のオン/オフ制御を行う機能を有している。内線
収容部6は、2/4変換部10とレシーバ(PBレシー
バ)11からなるアナログ内線収容部である。2/4変
換部10は、外線収容部4の2/4変換部8と同様に、
2線/4線の変換部であり、内線電話機2に対する2線
式アナログ電話回線と同じ方式による送受話信号が、交
換スイッチ5aで制御可能な内線電話機2から入力され
る送話信号と、内線電話機2に送出する受話信号に変換
するものである。また、交換スイッチ5aと2/4変換
部10間の受話路を受話路B、送話路を送話路Bとす
る。レシーバ11は、2/4変換部10を介して送話路
Bに送出される内線電話機2のPB信号を受信し、該当
するPBダイヤル信号として制御部7に送出する機能を
有している。
【0006】制御部7は、2/4変換部10からの起動
信号情報、レシーバ11からのPBダイヤル信号情報を
入力し、オシレータ9に対してPB送出要求や2/4変
換部8に対して外線3への起動信号の送出要求を行うと
共に、交換スイッチ5aへの制御信号を送出する等、ボ
タン電話装置1としての各種の制御を行う機能を有して
いる。
【0007】次に、上記構成のシステムの動作を説明す
る。先ず、内線電話機2から、外線3に対して発信する
為、内線電話機2の送受話器をオフフックし、ある電話
番号をダイヤルしたとする。即ち、送受話器のオフフッ
クにより内線電話機2は接続された内線のループを閉結
し、その後、内線電話機2からPB信号Bが送出され
る。そして、2/4変換部10では内線のループ閉結を
検出することにより、起動信号検出情報を制御部7に送
出する。また、PB信号は、2/4変換部10から送話
路Bを通り、レシーバ11で検出される。そして、レシ
ーバ11ではPB信号を検出すると、PB信号データに
変換・出力し、これを制御部7が読み込む。
【0008】制御部7は、2/4変換部10からの起動
信号検出情報と、レシーバ11からのPBダイヤル信号
情報を受信すると、2/4変換部8に対して起動信号送
出要求を送出し、また、外線収容部4のオシレータ9に
対してPB信号送出要求を送出する。起動信号送出要求
を受けた2/4変換部8は、外線3のループを閉結し、
PB信号送出要求を受けたオシレータ9は、PB信号A
を送話路Aに出力する。そして、このPB信号Aは、送
話路Aより2/4変換部8を通り、外線3に送出され
る。この時、制御部7は、内線電話機2からのPB信号
Bが送話路Bから交換スイッチ5aを通り、送話路Aよ
り外線3に直接送出しないよう、交換スイッチ5aで送
話路Bと送話路Aとを切断するよう制御する。
【0009】一方、ボタン電話装置1が、外線3のルー
プを閉結し、外線3がPB信号受信可能であることを知
らせるダイヤルトーンDTを内線電話機2の受話器で受
信できるように、又、発信のため、ボタン電話装置1が
外線3のループを閉結したにもかかわらず、それと同時
に着信が入っていた場合、その着信に応答してしまう衝
突状態を認識できるよう、外線3からの可聴音(例え
ば、発信者からの通話音)等を内線電話機2で確認でき
るようにするため、交換スイッチ5aの受話路Aと受話
路Bは接続されている。
【0010】図3に、上述した外線発信シーケンスを示
す。即ち、内線電話機2から起動信号(オフフック信
号)により、内線収容部6は起動信号を検出し、この検
出情報を制御部7に送出する。これにより、制御部7
は、起動信号送出要求を外線収容部4に対して行い、外
線3に起動信号を送出する。即ち、外線3のループを閉
とする。また、制御部7は、上述した受話路接続、即
ち、交換スイッチ部5において、受話路Aと受話路Bと
を接続する。その後、外線3からダイヤルトーン(D
T)がボタン電話装置1を介して内線電話機2に送信さ
れる。尚、図中、実線矢印は制御信号、白抜き矢印は音
声信号の流れを示している。
【0011】内線電話機2側で外線ダイヤルトーンを受
信した発信者は、選択信号、例えば着呼者の電話番号を
送信する。例えば、電話番号が“123−5678”で
あった場合、その最初の番号“1”をダイヤルすると、
そのPB信号B1 が、内線収容部6に入力され、内線収
容部6では、そのPB信号B1 をPBダイヤル信号に変
換して制御部7に送出する制御部7は、このPBダイヤ
ル信号に基づき、外線収容部4に対してPB送出要求お
よび所定時間後のPB停止要求を行い、これによって
“1”に相当するPB信号A1 が外線3に送出される。
同様に、次のPB信号B2 (上記電話番号の場合は
“2”)が内線電話機2から送出されると、そのPB信
号B2 に該当するPB信号A2 が外線3に送出される。
【0012】このようにして、選択信号が外線3に送出
されると、図示しない交換機は着呼者との接続を行う。
そして、着呼者への接続が行われると、交換機は外線3
側の極性反転を行い、この極性反転信号が外線収容部4
から制御部7に入力される。制御部7は、極性反転信号
を受信すると、着呼者との通話接続が行われたと判断し
て送話路を接続する。即ち、上述したように、交換スイ
ッチ部において、送話路Aと送話路Bとを接続する。こ
のような動作により、内線電話機2では通話可能状態と
なり、着呼者との通話が行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のボタン電話装置では、以下のような問題点があっ
た。即ち、ボタン電話装置1の2/4変換部8、10で
は、4線側から2/4変換部8、10に入力したアナロ
グ信号(図2では送話路Aまたは受話路Bの信号に該当
する)は、外線3あるいは内線電話機2とのインピーダ
ンスアンマッチングにより、あるレベルに減衰して4線
側へ出力する回り込みと称する現象が発生する。例え
ば、2/4変換部8では送話路Aからの信号が受話路A
に、また2/4変換部10では受話路Bの信号が送話路
Bに出力される。
【0014】従って、オシレータ9で生成されたPB信
号Aは、送話路Aを通り、2/4変換部8を介して外線
3に送出されるが、減衰したPB信号Aは、受話路Aに
回り込み、交換スイッチ5a、受話路Bを通り、2/4
変換部10に入力する。2/4変換部10に入力したP
B信号Aは、2/4変換部10を介して内線電話機2に
送出されるが、この2/4変換部10でも減衰したPB
信号Aが送話路Bに回り込み、これがレシーバ11に入
力する。その結果、レシーバ11ではこの回り込みによ
るPB信号Aに対しても応答し、これによって制御部7
がオシレータ9にPB送出要求を行うと、一つのPB信
号Bから複数のPB信号A1,A2,…が外線3に対して送
出されてしまうことになる。
【0015】従って、このような現象を避けるため、レ
シーバ11では、この回り込みによるPB信号Aを検出
しないように最小検出レベルを設定しなければいけな
い。即ち、レシーバ11の検出感度を低くし、最小検出
レベルをある程度高くする必要があった。また、この最
小検出レベルを高くし過ぎてしまうと、例えば内線電話
機2とボタン電話装置1間の線路長を非常に長くした場
合等、内線電話機2からボタン電話装置1に入力される
信号レベルが低い場合に、そのPB信号を検出できなく
なってしまうため、その最小検出レベルの上限値も自ず
から決定されてしまい、このようなことから内線収容部
6におけるPB信号の最小検出レベルの設定マージンが
非常に小さいといった問題点があった。
【0016】更に、内線電話機2の選択信号としてPB
信号Bを送出した場合、アナログ電話機内部の図示しな
い2/4変換部で回り込みが発生し、これが内線電話機
2の受話器より聴取される。同時に、内線電話機2から
送出されたPB信号Bは、内線収容部6で検出され、外
線収容部4のオシレータ9から、PB信号Aとして外線
3に送出されるが、上述し2/4変換部8による回り込
み現象によって、回り込んだPB信号Aは交換スイッチ
5a、2/4変換部10を通り、内線電話機2に入力
し、受話器より聴取される。
【0017】その結果、発信者は、その発信者が操作し
ている内線電話機2自身のPB信号Bと、ボタン電話装
置1のオシレータ9から送出したPB信号Aの2つの同
一ダイヤル音を聴取することになり、発信者に違和感を
与えたり、誤操作と判断させてしまうことがある等、使
用上満足のできるものではなかった。
【0018】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、内線電話機から入力されるPB信
号の検出レベルを低くすることができると共に、内線電
話機から違和感のない発信操作が可能なボタン電話装置
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のボタン電話装置
は、押しボタンダイヤル信号を送出する内線電話機を収
容し、当該内線電話機を外線に接続するボタン電話装置
において、前記内線電話機への送話路および受話路を有
する内線収容部と、前記内線収容部の送話路上を流れる
押しボタンダイヤル信号を検出するレシーバと、前記外
線への送話路および受話路を有する外線収容部と、前記
レシーバで検出された押しボタンダイヤル信号に基づ
き、押しボタンダイヤル信号を生成し、前記外線収容部
の送話路上に送出するオシレータと、前記内線収容部の
送受話路と前記外線収容部の送受話路との間に送受個別
設けられ、これら送受話路の接続/切断を個別に行う
交換スイッチと、前記オシレータが押しボタンダイヤル
信号を送出している間は、前記交換スイッチに対して、
前記受話路を切断するよう制御を行う通話路接続制御手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0020】
【作用】本発明のボタン電話装置においては、交換スイ
ッチは送受話路の接続/切断を個別に行う。内線電話機
からPB信号が送出されると、そのPB信号は、ボタン
電話装置の内線収容部に入力される。内線収容部の送話
路上をPB信号が流れると、レシーバは、これを検出
し、PBダイヤル信号として制御部に送る。制御部は、
入力したPB信号に基づきオシレータに対してPB送出
要求を行い、このPB送出要求を受けたオシレータは、
PB信号を生成して外線収容部の送話路上に送出する。
一方、制御部の通話路接続制御手段は、オシレータがP
B信号を送話路上に送出している間は、交換スイッチに
対して、その受話路を切断するよう指示を行う。これに
より、オシレータがPB信号を送出している間は、生成
したPB信号が内線収容部側に回り込むことを防止する
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明のボタン電話装置の一実施例を
示すブロック図である。図において、100はボタン電
話装置を示し、このボタン電話装置100によって内線
電話機2が外線3に接続されるよう構成されているのは
従来と同様である。ボタン電話装置100は、外線収容
部4、交換スイッチ部5、内線収容部6、制御部70を
備えており、外線収容部4、交換スイッチ部5、内線収
容部6内の各構成は従来と同様であるため、対応する部
分に同一符号を付してその説明を省略する。また、内線
電話機2および外線3についても従来と同様であるた
め、その説明は省略する。
【0022】制御部70は、2/4変換部10からの起
動信号情報、レシーバ11からのPBダイヤル信号情報
を入力し、オシレータ9に対してPB送出要求や2/4
変換部8に対して起動信号送出要求を行うと共に、交換
スイッチ5aへの制御信号を送出する等、ボタン電話装
置100としての各種の制御を行う機能を有している。
【0023】また、制御部70は、通話路接続制御手段
71を備えている。この通話路接続制御手段71は、論
理回路やプログラム等からなり、内線電話機2からPB
信号を送出している間は、交換スイッチ5aに対して、
内線電話機2への受話路Aから受話路Bへの通話路を切
断するよう指示を行う機能を有している。即ち、具体的
には、レシーバ11からのPBダイヤル信号を起動タイ
ミングとするタイマ機能を有し、オシレータ9からのP
B信号の送出時間を含む時間は交換スイッチ5aがその
受話路を切断するよう制御を行うものである。
【0024】次に、上記システムによるボタン電話装置
のPB信号送出方式を説明する。図4は、その外線発信
シーケンスを示す図である。先ず、内線電話機2から起
動信号がボタン電話装置100の内線収容部6に対して
出力される。即ち、内線電話機2がオフフック状態とな
り、内線電話機2のループが閉となる。これにより、内
線収容部6の2/4変換部10は、この起動信号を検出
し、起動信号検出情報として制御部70に送出する。
【0025】制御部70は、この起動信号検出情報によ
り、外線収容部4の2/4変換部8に対して起動信号送
出要求を行い、2/4変換部8は起動信号を外線3に対
して送出、即ち、外線3のループを閉とする。その後、
制御部70は交換スイッチ5aに対して、受話路Aと受
話路Bとを接続するよう指示し、交換スイッチ5aは、
この指示に従って受話路Aと受話路Bを接続状態とする
(図中ステップS1で示す)。その後、外線3からダイ
ヤルトーン(DT)が接続した受話路Aと受話路Bを介
して内線電話機2に送信される。
【0026】内線電話機2側で外線ダイヤルトーンを受
信した発信者は、選択信号、例えば着呼者の電話番号を
送信する。例えば、電話番号を、従来と同様に“123
−5678”であるとした場合、その最初の番号“1”
をダイヤルすると、そのPB信号B1 が、内線収容部6
に入力され、制御部70は、このPB信号を受け取る。
これにより、制御部70の通話路接続制御手段71は、
交換スイッチ5aに対して受話路Aと受話路Bとの接続
を切断するよう指示を行う。交換スイッチ5aは、この
指示に基づき、受話路Aと受話路Bとの通話路を切断す
る(ステップS2)。
【0027】交換スイッチ5aによる受話路の切断後、
制御部70は、従来と同様に、入力されたPBダイヤル
信号に基づき、外線収容部4に対してPB送出要求およ
び所定時間後のPB停止要求を行い、これによって
“1”に相当するPB信号A1 が外線3に送出される。
通話路接続制御手段71は予め決定した所定時間後、交
換スイッチ5aに対して受話路Aと受話路Bとの接続指
示を行い、交換スイッチ5aはこの指示に従い受話路を
接続する(ステップS3)。
【0028】尚、上記の交換スイッチ5aの受話路切断
時間は、次の通りである。即ち、現行の公衆網では、P
B信号の送出時間は50ms以上と規定されており、通常
100ms程度と考えれば十分である。このような理由か
ら、PB信号送出時、受話路Aと受話路Bを切断してい
る時間は、約100msに設定しており、これは、外線3
の可聴音を聴取する機能には全く影響を与えないもので
ある。
【0029】その後は上記PB信号B1 の場合と同様
に、次のPB信号B2 (上記電話番号の場合は“2”)
が内線電話機2から送出されると、先ず、通話路接続制
御手段71の制御によって、交換スイッチ5aが受話路
の切断を行い(ステップS4)、次に、そのPB信号B
2 に該当するPB信号A2 が外線3に送出される。そし
て、所定時間後、通話路接続制御手段71の制御によっ
て、交換スイッチ5aは受話路を接続する(ステップS
5)。
【0030】このようにして、選択信号B1,B2,…が外
線3に送出されると、図示しない交換機は着呼者との接
続を行う。そして、着呼者への接続が行われると、交換
機は外線3側の極性反転を行い、この極性反転信号が外
線収容部4から制御部70に入力される。制御部70
は、極性反転信号を受信すると、着呼者との通話接続が
行われたと判断して送話路を接続する(ステップS
6)。即ち、上述したように、交換スイッチ5aにおい
て、送話路Aと送話路Bとを接続する。このような動作
により、内線電話機2では通話可能状態となり、着呼者
との通話が行われる。
【0031】以上のように、上記実施例では、外線収容
部4のオシレータ9からPB信号が送話路Aに送出され
ている時間は、受話路Aと受話路Bとの通話路が切断状
態であるため、オシレータ9から送出されたPB信号
が、2/4変換部8で受話路Aに回り込んだとしても、
この減衰したPB信号は受話路Bに流れることはない。
【0032】従って、内線収容部6のレシーバ11は、
回り込みによるPB信号の検出を考慮せずに済むことか
ら、その受信感度を、内線電話機2の出力レベルとボタ
ン電話装置100−内線電話機2間の線路ロスのみを考
慮して設定することができる。例えば、レシーバ11の
最小検出レベルを低く設定できることにより、ボタン電
話装置100−内線電話機2間の線路長を延長すること
も可能となる。即ち、ボタン電話装置100−内線電話
機2間の線路長を長くすると、その線路ロスにより、ボ
タン電話装置100に入力される信号レベルが低くな
り、従来の場合は、レシーバ11の最小検出レベルが低
く設定できないことによって、線路長も短いものである
必要があったが、本実施例ではこのような問題が一掃さ
れるものである。
【0033】また、内線電話機2での発信者にとって
も、PB信号Bの発信時に回り込みによるPB信号Aが
聴取されないため、違和感のない発信操作を行うことが
できる。
【0034】尚、上記実施例では、通話路接続制御手段
71による受話路Aと受話路Bとの切断時間は、タイマ
によって構成するようにしたが、これに限定されるもの
ではなく、その切断停止(受話路接続)指示をオシレー
タ9へのPB停止要求のタイミングに基づいて行うよう
構成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のボタン電
話装置によれば、送受話路の接続/切断を交換スイッチ
によって個別に行い、かつ、オシレータから押しボタン
ダイヤル信号を送出している間は、レシーバおよび内線
電話機側への受話路を切断するようにしたので、生成し
た押しボタンダイヤル信号が内線電話機側に回り込むこ
とがなく、従ってレシーバの感度の設定も自由に行え、
これによって、例えば内線電話機の線路長を長くするこ
とが可能となる。また、内線電話機の発信者も回り込み
による押しボタンダイヤル信号の聴取が防止されるた
め、違和感のない発信操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボタン電話装置のブロック図である。
【図2】従来のボタン電話装置のブロック図である。
【図3】従来のボタン電話装置における外線発信動作の
シーケンスチャートである。
【図4】本発明のボタン電話装置における外線発信動作
のシーケンスチャートである。
【符号の説明】
2 内線電話機 3 外線 4 外線収容部 5 交換スイッチ部 6 内線収容部 9 オシレータ 11 レシーバ 71 通話路接続制御手段 100 ボタン電話装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押しボタンダイヤル信号を送出する内線
    電話機を収容し、当該内線電話機を外線に接続するボタ
    ン電話装置において、 前記内線電話機への送話路および受話路を有する内線収
    容部と、 前記内線収容部の送話路上を流れる押しボタンダイヤル
    信号を検出するレシーバと、 前記外線への送話路および受話路を有する外線収容部
    と、 前記レシーバで検出された押しボタンダイヤル信号に基
    づき、押しボタンダイヤル信号を生成し、前記外線収容
    部の送話路上に送出するオシレータと、 前記内線収容部の送受話路と前記外線収容部の送受話路
    との間に送受個別に設けられ、これら送受話路の接続/
    切断を個別に行う交換スイッチと、 前記オシレータが押しボタンダイヤル信号を送出してい
    る間は、前記交換スイッチに対して、前記受話路を切断
    するよう制御を行う通話路接続制御手段を備えたことを
    特徴とするボタン電話装置。
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