JP2947274B1 - 信号処理装置および障害監視システム - Google Patents

信号処理装置および障害監視システム

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JP2947274B1
JP2947274B1 JP20150598A JP20150598A JP2947274B1 JP 2947274 B1 JP2947274 B1 JP 2947274B1 JP 20150598 A JP20150598 A JP 20150598A JP 20150598 A JP20150598 A JP 20150598A JP 2947274 B1 JP2947274 B1 JP 2947274B1
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Abstract

【要約】 【課題】 入力した時分割多重信号自体に発生した障害
を検出し、その障害を監視装置側に通知することのでき
る信号処理装置およびこれを利用した障害監視システム
を得る。 【解決手段】 信号処理装置111は入力した時分割多
重信号13に信号障害が発生していたときこれを検出す
る。そして入力した時分割多重信号13中にこの信号障
害について障害検出済信号の存在するか否かを判別し、
存在を判別しなかったときに障害監視装置12に対して
警報信号を送出する。よって信号処理装置111は入力
した時分割多重信号13に新たに発生した信号障害につ
いてのみ警報信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は時分割多重信号を送受信
する信号処理装置に係わり、特に入力信号の障害の発生
を通知する信号処理装置およびこれを利用した障害監視
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】高度情報化社会の進展に伴い、複雑で高
度な情報通信ネットワークが普及してきている。同時に
ネットワークのより高い品質のサービスや運用をめざす
ためにもネットワークの障害をいち早く発見することが
重要となっている。特に無人の信号処理装置が複数接続
されているネットワークでは障害が発生した場合、いち
早くこれを知ることが重要となる。そこで無人の信号処
理装置が複数接続されているネットワークでは障害に関
する警報信号を有人のセンター局に設置された障害監視
装置に通知することにより集中監視を行うようにしてい
る。このような監視システムを障害監視システムと呼ぶ
ことにする。
【0003】例えば特開平4−253430号公報で
は、無人の中継局を複数接続して端局等の監視局により
これらを集中監視する障害監視システムが提案されてい
る。この提案されたシステムでは時分割多重信号が複数
の中継局から順に監視局(監視装置)まで伝達されるよ
うになっている。中継局で障害が発生した場合、障害を
起こした中継局は入力される時分割多重信号のフレーム
単位に自局で生成した警報信号を多重化しこの時分割多
重信号に挿入する。この警報信号は自局ID等から構成
されている。また先に時分割多重信号を受信した中継局
ですでに警報信号が挿入された時分割多重信号を入力し
た中継局が障害を起こした場合、この中継局はすでに挿
入されている警報信号を分岐し、この警報信号と自局で
生成した警報信号を時分割多重信号のフレーム単位に多
重化した信号をこの時分割多重信号に再挿入するように
なっている。したがって監視局は入力した時分割多重信
号から障害を起こした中継局を把握することができる。
【0004】また、特開平4−341028号公報で
は、伝送装置内に設置され、それぞれに故障監視回路を
備えた複数のパッケージが直列に接続された伝送系から
制御部に故障検出結果を通知する技術が開示されてい
る。この技術ではこれらパッケージにより伝送路の故障
の検出および装置内の故障の検出が行われる。故障を検
出したときはこれらパッケージに順に入力される主信号
の空きタイムスロットに検出結果が挿入され、最後にこ
の主信号を受信するパッケージから制御部に検出結果が
通知される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の障害
監視システムでは、伝送路および装置自体の障害を検出
し通知するようになっている。つまり入力信号自体に発
生する信号障害については監視装置側に通知されない。
したがって特開平4−253430号公報で提案されて
いる障害監視システムでは、装置自体の障害により伝達
される信号自体に二次的に障害が発生した場合には、こ
のような信号自体に生じた障害について監視局に通知さ
れないという問題がある。
【0006】そこで本発明の目的は入力した時分割多重
信号自体に発生した障害を検出し、その障害を監視装置
側に通知することのできる信号処理装置およびこれを利
用した障害監視システムを得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明では
(イ)入力信号の障害の有無を検出する障害検出手段
と、(ロ)この障害検出手段が障害を検出したとき入力
信号中にすでに障害が検出されたことを示す障害検出済
信号が存在するか否かの判別を行う障害検出済信号判別
手段と、(ハ)この障害検出済信号判別手段が障害検出
済信号の存在を判別しないときには新たに障害が検出さ
れたものとして障害検出済信号を入力信号に配置して、
存在を判別したときにはその障害検出済信号が配置され
たままの信号状態でこれを出力信号として出力する信号
出力手段と、(ニ)この信号出力手段が新たに障害検出
済信号を配置して出力信号を出力するとき入力信号に新
たに障害が発生したことを表わす警報信号を出力する警
報信号出力手段とを信号処理装置に具備させる。
【0008】すなわち請求項1記載の発明では、障害検
出手段が入力信号の障害を検出したとき障害検出済信号
判別手段がこの入力信号中の障害検出済信号の有無を判
別する。そして障害検出済信号の存在を判別した場合に
は、警報信号を出力しないようにしている。また障害検
出済信号の存在を判別しなかったときは警報信号を出力
するとともに入力信号に障害検出済信号を配置するよう
にしている。つまり入力信号自体に新たに障害が発生し
ていたときのみ警報信号を出力するようにしている。
【0009】請求項2記載の発明では、(イ)入力信号
の障害の有無を検出する障害検出手段と、(ロ)この障
害検出手段が障害を検出したとき入力信号の予め定めら
れた位置にすでに障害が検出されたことを示す障害検出
済信号が存在するか否かの判別を行う障害検出済信号判
別手段と、(ハ)この障害検出済信号判別手段が入力信
号の予め定められた位置に障害検出済信号の存在を判別
しないときには新たに障害が検出されたものとして障害
検出済信号をこの位置に配置して、存在を判別したとき
にはその障害検出済信号が配置されたままの状態でこれ
を出力信号として出力する信号出力手段と、(ニ)この
信号出力手段が新たに障害検出済信号を配置した出力信
号を出力するとき入力信号に新たに障害が発生したこと
を表わす警報信号を出力する警報信号出力手段とを信号
処理装置に具備させる。
【0010】すなわち請求項2記載の発明では、障害検
出手段が入力信号の障害を検出したとき障害検出済信号
判別手段がこの入力信号中の障害検出済信号の有無を判
別する。そして障害検出済信号の存在を判別した場合に
は、警報信号を出力しないようにしている。また障害検
出済信号の存在を判別しなかったときは警報を出力する
とともに入力信号の予め定められた位置に障害検出済信
号を配置するようにしている。これは、入力信号への障
害検出済信号の配置をより高い信頼性をもって行うため
である。
【0011】請求項3記載の発明では、(イ)入力信号
に想定される複数の障害についてそれらの有無を検出す
る障害検出手段と、(ロ)この障害検出手段が障害を検
出したとき検出された障害のそれぞれについてそれらの
障害がすでに検出されたことを示す障害検出済信号が入
力信号中に存在するか否かの判別を行う障害検出済信号
判別手段と、(ハ)障害検出手段により検出された障害
のうち、この障害検出済信号判別手段が障害検出済信号
の存在を判別しない障害があるときには新たにその障害
が検出されたものとしてその障害についての障害検出済
信号を入力信号に追加配置して、検出された障害のそれ
ぞれについて障害検出済信号の存在を判別したときには
そのままの信号状態でこれを出力信号として出力する信
号出力手段と、(ニ)この信号出力手段が新たに障害検
出済信号を配置した出力信号を出力するとき前記入力信
号に新たな障害が発生したことを表わす警報信号を出力
する警報信号出力手段とを信号処理装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項3記載の発明では、障害検
出手段が入力信号から複数の信号障害を検出したとき、
障害検出済信号判別手段がこれらの障害のそれぞれにつ
いて入力信号中に障害検出済信号が存在するか否かを判
別する。そして障害検出済信号の存在を判別した障害に
ついては警報信号を出力しないようにしている。つまり
入力信号から複数の信号障害を検出したとき、そのうち
の新たに発生した障害についてのみ警報信号を出力する
ようにしている。
【0013】請求項4記載の発明では、(イ)入力信号
の障害の有無を検出する障害検出手段と、この障害検出
手段が障害を検出したとき入力信号中に障害が検出され
たことを示す障害検出済信号が存在するか否かの判別を
行う障害検出済信号判別手段と、この障害検出済信号判
別手段が障害検出済信号の存在を判別しないときには障
害検出済信号をこの入力信号に配置して、存在を判別し
たときにはその障害検出済信号が配置されたままの信号
状態でこれを出力信号として出力する信号出力手段と、
この信号出力手段が新たに障害検出済信号を配置して出
力信号を出力するとき入力信号に新たに障害が発生した
ことを表わす警報信号を出力する警報信号出力手段をそ
れぞれ備え、これらが伝送路を介して直列に配置された
複数の信号処理装置と、(ロ)これらの信号処理装置の
出力する警報信号をそれぞれ入力し、警報信号を出力し
た信号処理装置の直前に配置された伝送路あるいは直前
に配置された信号処理装置に障害が発生したことを判別
する障害発生判別手段を備えた障害監視装置とを障害監
視システムに具備させる。
【0014】すなわち請求項4記載の発明では、障害監
視装置は監視下の信号処理装置のうち入力信号の障害を
最初に検出した信号処理装置のみから警報信号を入力す
るようにし、この警報信号から問題のある信号処理装置
あるいは伝送路を判別するようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】
【0016】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例である障害監視シ
ステムの要部を表わしたものである。このシステムは、
伝送路を介して時分割多重信号を送受信する複数の信号
処理装置111〜11N(Nは自然数)と、これらとそれ
ぞれ回線によって接続された一つの障害監視装置12と
から構成されている。複数の信号処理装置111〜11N
は伝送路で直列に接続されている。時分割多重信号13
は図示しない信号源から出力されて第1の信号処理装置
111にまず入力し、第Nの信号処理装置11Nまで順に
伝達されるようになっている。
【0018】障害監視装置12は管理下の信号処理装置
111〜11Nから出力された警報信号を受信する警報受
信部14と、この警報受信部14で受信された警報信号
を一時的にストアするメモリ部15を備えている。また
メモリ部15から警報信号を読み出して障害の発生箇所
を特定するといった処理を行う処理部16も備えてい
る。
【0019】第2〜第Nの信号処理装置112〜11N
構成も第1の信号処理装置111と実質的に同一である
ので、ここでは第1の信号処理装置111の構成につい
て説明する。第1の信号処理装置111にはこれよりも
上流側の伝送路からの時分割多重信号13を受信する受
信部171と、この受信部171から入力した時分割多重
信号13を下流側の伝送路に出力する送信部181が配
置されている。さらに第1の信号処理装置111には第
1の信号処理装置111内の各種制御を行うための制御
部191と警報信号を出力する警報送信部211が配置さ
れている。制御部191は例えばCPU(中央処理装
置)と制御のためのプログラムを格納した記憶媒体およ
び作業用のRAM(ランダム・アクセス・メモリ)(と
もに図示せず)などの回路部品によって構成することが
できる。
【0020】受信部171は障害監視部221を備えてい
る。障害監視部221は入力された時分割多重信号13
のポインタ数(0または1の数)をカウントして信号エ
ラー等の信号障害を検出する。障害監視部221は1ま
たは複数の信号障害を検出したとき時分割多重信号13
のフレームの始まりを示すフレーム同期ビットを起点と
する予め定められたタイムスロットに検出された信号障
害のそれぞれに対応した障害通知信号を挿入する。これ
らの障害通知信号は下流の信号処理装置112〜11N
対して時分割多重信号13内にそれらの信号障害が存在
することを通知するための信号である。さらに障害監視
部221は制御部191にそれらの信号障害を検出したこ
とを示す検出信号231を出力する。なお、障害監視部
221は時分割多重信号13にすでに障害通知信号が挿
入されているときもこれを検出し、障害が存在するもの
として制御部191に検出信号231を出力するようにな
っている。
【0021】受信部171は障害検出済信号監視部241
を備えている。この障害検出済信号監視部241は入力
された時分割多重信号13を監視して、障害検出済信号
が存在したときこれを検出する。障害検出済信号は時分
割多重信号13に発生し得る信号障害のそれぞれに対応
するもので、その障害がすでに検出済みであることを示
す信号である。障害検出済信号監視部241は障害検出
済信号を検出したとき、検出信号251を制御部191
出力するようになっている。
【0022】受信部171は障害検出済信号挿入部261
を備えている。この障害検出済信号挿入部261は時分
割多重信号13の任意の空きタイムスロットに障害検出
済信号を挿入するためのもので、制御部191により制
御されるようになっている。
【0023】図2はこの信号処理装置が時分割多重信号
を入力したときの制御部による制御の様子を表わしたも
のである。図1と共にこれを説明する。第1の信号処理
装置111が時分割多重信号13を入力したとき、制御
部191内の前記したCPUは障害監視部221による監
視の結果を待機する(ステップS101)。そして障害
監視部221から検出信号231の入力があると(ステッ
プS101;Y)、CPUは検出された信号障害のそれ
ぞれについて障害検出済信号が存在するか否かを判別す
る(ステップS102)。この判別は障害検出済信号監
視部241から入力される検出信号251を基に行われ
る。CPUはこの検出信号251から信号障害のそれぞ
れについて障害検出済信号の存在を判別したとき(ステ
ップS102;Y)、特別の制御を行うことなく制御を
終了する(エンド)。これに対して信号障害のうち検出
信号251を基に障害検出済信号の存在を判別しないも
のがあるときは(ステップS102;N)、CPUは警
報送信部211に対してその信号障害を新たに検出した
ことを示す警報信号を出力させるための制御信号27 1
を出力する(ステップS103)。さらにCPUは障害
検出済信号挿入部261に対してその障害についての障
害検出済信号を時分割多重信号13の任意の空きタイム
スロットに挿入させるための制御信号281を出力する
(ステップS104)。
【0024】障害監視部221による障害の監視は入力
される時分割多重信号13のフレーム単位に行われ、監
視の結果、障害の検出がなかったとき(ステップS10
1;N)、制御部191内のCPUは次のフレームの監
視結果を待機する。
【0025】警報送信部211は制御部191内のCPU
から制御信号271を入力すると、指示された信号障害
についてその障害を検出したことを示す警報信号を障害
監視装置12に対して出力させるようになっている。ま
た障害検出済信号挿入部26 1は制御部191から制御信
号281を入力したとき、指示された信号障害について
時分割多重信号13の任意の空きタイムスロットに障害
検出済信号を挿入するようになっている。送信部181
は受信部171から入力した時分割多重信号13を出力
信号として下流の伝送路に出力する。
【0026】図3は本実施例で伝送される時分割多重信
号のフレーム構成の一例を表わしたものである。時分割
多重信号のフレームの始めには第0のタイムスロット3
1(♯0)が配置されている。この第0のタイムスロッ
トは更に細かく分割されたタイムスロットで構成され
る。例えば時分割多重信号に信号障害Aおよび信号障害
Bが発生した場合、この第0のタイムスロット31(♯
0)の先頭を示すフレーム同期ビット32を起点とする
予め定められたタイムスロットに信号障害Aおよび信号
障害Bについての障害通知信号33、34が挿入され
る。またフレーム同期ビット32を起点とする任意の空
きタイムスロットに信号障害Aおよび信号障害Bについ
ての障害検出済信号35、36が挿入される。なお、障
害検出済信号を時分割多重信号のどの空きタイムスロッ
トに挿入するかは予め設定することが可能である。した
がってこの設定により障害検出済信号を予め定められた
タイムスロットに挿入することも可能となる。
【0027】次に本実施例で伝送されていく時分割多重
信号13に複数の障害が発生した場合の各信号処理装置
および障害監視装置の動作について説明する。例えば第
1の信号処理装置111に入力する時分割多重信号13
に信号障害Aが発生していて、この時分割多重信号13
が第1の信号処理装置111から第2の信号処理装置1
2へ伝達されるときに更に新たな信号障害Bが発生し
た場合を考える。第1の信号処理装置111は時分割多
重信号13の監視の結果、信号障害Aを検出する。この
信号障害Aについての障害検出済信号は検出されないの
で第1の信号処理装置111は障害監視装置12に信号
障害Aを新たに検出したことを示す警報信号を送出し、
時分割多重信号13に信号障害Aについての障害検出済
信号を挿入する。この信号障害Aについての障害検出済
信号を挿入された時分割多重信号13は第2の信号処理
装置112に送出される。
【0028】第2の信号処理装置112は時分割多重信
号13の監視の結果、信号障害Aおよび信号障害Bを検
出し、さらに信号障害Aについての障害検出済信号を検
出する。しかし信号障害Bについての障害検出済信号は
検出されないので第2の信号処理装置112は障害監視
装置12に信号障害Bを新たに検出したことを示す警報
信号を送出する。また第2の信号処理装置112は時分
割多重信号13に信号障害Bについての障害検出済信号
を追加挿入する。この信号障害Bについての障害検出済
信号を追加挿入された時分割多重信号13は第3の信号
処理装置113に送出される。
【0029】以下この時分割多重信号13を入力する第
3〜第Nの信号処理装置113〜11Nでは時分割多重信
号13から信号障害Aおよび信号障害Bを検出し、さら
にこれらの障害についての障害検出済信号も検出する。
よって第3〜第Nの信号処理装置113〜11Nからは信
号障害Aおよび信号障害Bについての警報信号は送出さ
れない。したがって障害監視装置12は時分割多重信号
13に発生した信号障害Aについての警報信号を第1の
信号処理装置111からのみ入力され、信号障害Bにつ
いての警報信号を第2の信号処理装置112からのみ入
力される。
【0030】障害監視装置12は第1の信号処理装置1
1から警報信号が入力すると、時分割多重信号13に
信号障害Aが発生したことを認識するとともに第1の信
号処理装置111の直前の伝送路に何かしらの障害が発
生したことを判別する。また第2の信号処理装置112
から警報信号を入力すると、時分割多重信号13信号障
害Bが発生したことを認識するとともに第2の信号処理
装置の直前の伝送路あるいは第1の信号処理装置111
に何かしらの障害が発生したことを判別する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、入力信号の新たな障害を検出したとき警報信
号を出力するとともにこの入力信号に障害検出済信号を
配置して出力するようにしている。また検出した障害に
ついて入力信号にすでに配置された障害検出済信号の存
在を判別したときは警報信号を出力しないようにしてい
る。したがって入力信号に新たに発生した障害を検出し
たときのみ警報信号を出力させることができる。また、
次にこの信号を入力信号として入力する装置に入力信号
の障害はすでに検出済みであることを知らせることがで
きる。
【0032】また請求項2記載の発明によれば、入力信
号の新たな障害を検出したとき警報信号を出力するとと
もにこの入力信号の予め定められた位置に障害検出済信
号を配置して出力するようにしている。また検出した障
害について入力信号にすでに配置された障害検出済信号
の存在を判別したときは警報信号を出力しないようにし
ている。したがって請求項1記載の発明と同様に入力信
号に新たに発生した障害を検出したときのみ警報を出力
させることができる。また、このとき入力信号の予め定
められた位置に障害検出済信号を配置して出力信号とし
て出力するようになっている。よって次にこの信号を入
力信号として入力する装置に入力信号の障害はすでに検
出済みであることをより高い信頼性をもって知らせるこ
とができる。
【0033】さらに請求項3記載の発明によれば、入力
信号から複数の障害を検出したときそれら障害のそれぞ
れについて入力信号中に障害検出済信号が存在するか否
かを判別するようにしている。そしてそれらのうち障害
検出済信号が存在する障害については警報信号を出力し
ないようにしている。したがって入力信号に複数の障害
が発生してもそのうちの新たに発生した信号障害につい
てのみ警報信号を出力させることができる。
【0034】また請求項4記載の発明によれば、伝送路
を介して直列に接続された複数の信号処理装置を障害監
視装置が監視する障害監視システムにおいて、障害監視
装置は入力信号に発生した障害を最初に検出した信号処
理装置のみから警報信号を入力されるようにしている。
したがってこれら信号処理装置に順に入力される複数の
入力信号に同時に幾つもの障害が発生したとき障害監視
装置に入力される警報信号の数を抑えることができる。
よって障害監視装置では警報信号を一時ストアするメモ
リの容量を少量化できるとともに警報信号の処理に伴う
負担を軽減させることができる。また入力される警報信
号から瞬時に障害発生箇所を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における障害監視システムの
要部を表わした図である。
【図2】信号処理装置に時分割多重信号が入力したとき
の制御部による制御の流れを表わした図である。
【図3】本発明で伝達される時分割多重信号のフレーム
の一構成例を表わした図である。
【符号の説明】
111〜11N 信号処理装置 12 障害監視装置 14 警報受信部 15 メモリ部 16 処理部 171〜17N 受信部 181〜18N 送信部 191〜19N 制御部 211〜21N 警報送信部 221〜22N 障害監視部 241〜24N 障害検出済信号監視部 261〜26N 障害検出済信号挿入部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の障害の有無を検出する障害検
    出手段と、 この障害検出手段が障害を検出したとき入力信号中にす
    でに障害が検出されたことを示す障害検出済信号が存在
    するか否かの判別を行う障害検出済信号判別手段と、 この障害検出済信号判別手段が障害検出済信号の存在を
    判別しないときには新たに障害が検出されたものとして
    障害検出済信号をこの入力信号に配置して、存在を判別
    したときにはその障害検出済信号が配置されたままの信
    号状態でこれを出力信号として出力する信号出力手段
    と、 この信号出力手段が新たに障害検出済信号を配置して出
    力信号を出力するとき前記入力信号に新たに障害が発生
    したことを表わす警報信号を出力する警報信号出力手段
    とを具備することを特徴とする信号処理装置。
  2. 【請求項2】 入力信号の障害の有無を検出する障害検
    出手段と、 この障害検出手段が障害を検出したとき入力信号の予め
    定められた位置にすでに障害が検出されたことを示す障
    害検出済信号が存在するか否かの判別を行う障害検出済
    信号判別手段と、 この障害検出済信号判別手段が入力信号の予め定められ
    た位置に障害検出済信号の存在を判別しないときには新
    たに障害が検出されたものとして障害検出済信号をこの
    位置に配置して、存在を判別したときにはその障害検出
    済信号が配置されたままの状態でこれを出力信号として
    出力する信号出力手段と、 この信号出力手段が新たに障害検出済信号を配置した出
    力信号を出力するとき前記入力信号に新たに障害が発生
    したことを表わす警報信号を出力する警報信号出力手段
    とを具備することを特徴とする信号処理装置。
  3. 【請求項3】 入力信号に想定される複数の障害につい
    てそれらの有無を検出する障害検出手段と、 この障害検出手段が障害を検出したとき検出された障害
    のそれぞれについてそれらの障害がすでに検出されたこ
    とを示す障害検出済信号が入力信号中に存在するか否か
    の判別を行う障害検出済信号判別手段と、 前記障害検出手段により検出された障害のうち、この障
    害検出済信号判別手段が障害検出済信号の存在を判別し
    ない障害があるときには新たにその障害が検出されたも
    のとしてその障害についての障害検出済信号を入力信号
    に追加配置して、検出された障害のそれぞれについて障
    害検出済信号の存在を判別したときにはそのままの信号
    状態でこれを出力信号として出力する信号出力手段と、 この信号出力手段が新たに障害検出済信号を配置した出
    力信号を出力するとき前記入力信号に新たな障害が発生
    したことを表わす警報信号を出力する警報信号出力手段
    とを具備することを特徴とする信号処理装置。
  4. 【請求項4】 入力信号の障害の有無を検出する障害検
    出手段と、この障害検出手段が障害を検出したとき入力
    信号中に障害が検出されたことを示す障害検出済信号が
    存在するか否かの判別を行う障害検出済信号判別手段
    と、この障害検出済信号判別手段が障害検出済信号の存
    在を判別しないときには障害検出済信号をこの入力信号
    に配置して、存在を判別したときにはその障害検出済信
    号が配置されたままの信号状態でこれを出力信号として
    出力する信号出力手段と、この信号出力手段が新たに障
    害検出済信号を配置して出力信号を出力するとき前記入
    力信号に新たに障害が発生したことを表わす警報信号を
    出力する警報信号出力手段をそれぞれ備え、これらが伝
    送路を介して直列に配置された複数の信号処理装置と、 これらの信号処理装置の出力する警報信号をそれぞれ入
    力し、警報信号を出力した信号処理装置の直前に配置さ
    れた伝送路あるいは直前に配置された信号処理装置に障
    害が発生したことを判別する障害発生判別手段を備えた
    障害監視装置とを具備することを特徴とする障害監視シ
    ステム。
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