JP2947195B2 - 割り込みマスク制御方式 - Google Patents

割り込みマスク制御方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの割
り込み制御方式に関し、特に1つの割り込み要求に対
し、優先度の異なる複数のタスクにより割り込みマスク
を行う際の各タスク間の競合調停を行う割り込みマスク
制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、割り込みマスク制御方式には、特
開平8−147175号公報に記載されている複数の割
り込み要求に対する競合調停の変更が可能な割り込み制
御方式や、特開昭63−296139号公報に記載され
ている複数の割り込み要求に対する競合調停をDSP
(デジタル信号処理プロセッサ)を用いて行う割込み制
御方式などがある。
【0003】しかし上記の割り込みマスク制御方式は、
複数の異なる割り込み要求に対する競合調停制御に関し
たものであり、1つの割り込み要求に対する競合調停に
は適用することができない。
【0004】図5は1つの割り込み要求に対する従来の
割り込みマスク制御方式を示すブロック図、図6は図5
の割り込みマスク制御方式におけるタスク走行状況とマ
スク状況を示す図である。
【0005】従来の割り込みマスク制御方式は、マスク
レジスタ521と、論理積回路112とから構成され
る。
【0006】マスクレジスタ521は、マスクライト信
号525がアクティブの時にマスクデータ524の内容
により設定・解除され、設定状態の間はハイレベル(以
下Hと称する。)をマスク情報527として出力し、解
除状態の間はロウレベル(以下Lと称する。)をマスク
情報527として出力する。
【0007】論理積回路112は、マスク情報527を
論理反転した信号と割り込み要求140の論理積を演算
し出力するため、マスク情報527がHの時は割り込み
要求140をマスクし、マスク情報527がLの時は割
り込み要求140を割り込み信号210として出力す
る。
【0008】この従来の割り込みマスク制御方式では、
高優先タスクと低優先タスクを同時に動かすマルチタス
ク・オペレーティングシステム(マルチタスクOS)に
おいて、どちらのタスクからもマスクレジスタ521に
対して、マスクデータ524、マスクライト信号525
を出力することができる。
【0009】次に、図5の割り込みマスク制御方式の動
作について図6を用いて説明する。ここで、走行とはソ
フトウェアが動作中の状態であることを示し、ウェイト
とはソフトウェアの動作が一旦中断し、保留されている
状態であり、ウェイト条件が解除された場合、処理が継
続する。停止とは、ソフトウェアの一連の処理が終了し
た状態であり、再度タスクとして起動されるまでソフト
ウェア処理を実施しない状態である。
【0010】まず低優先タスクが走行状態の時に高優先
タスクが停止状態から走行状態になると、低優先タスク
はウェイト状態にされる。そして、高優先タスクはマス
クデータ524とマスクライト信号525によりマスク
レジスタ521を設定状態とし、マスク情報527をH
とする。そのため、論理積回路112は割り込み要求1
40をマスクし、割り込み信号210にLを出力する
(時刻t1)。
【0011】その後、高優先タスクが走行状態から停止
状態となり、低優先タスクがウェイト状態から走行状態
になり、低優先タスクがマスクレジスタ521を解除す
るような指示をマスクデータ524とマスクライト信号
525により行うと、マスクレジスタ521は解除状態
となりマスク情報527にLを出力し、論理積回路11
2は、割り込み要求140をマスクせずに割り込み信号
210として出力するようになる(時刻t2)。つま
り、高優先タスクがマスク状態を解除していないにもか
かわらず、マスクレジスタ521は解除状態となり、マ
スク情報527はLとなる。
【0012】上記において説明したように、従来の割り
込みマスク制御方式では、1つの割り込み要求に対し
て、複数のタスクにより1個のマスクレジスタを制御し
て割り込みマスクの設定・解除を行っていたため、複数
のタスク間の割り込みマスク制御で競合が発生した場
合、あるタスクが割り込みマスクの設定を要求した場合
でも別のタスクが割り込みマスクを解除してしまうとい
う問題があった。特にタスク間に優先度の高低がある場
合では、高優先タスクが設定したマスクレジスタを低優
先タスクが解除してしまうため、本来割り込みマスクが
設定されていなければならないのに解除状態となってし
まうという問題があった。
【0013】このような問題を解決するため、従来の割
り込み制御方式では、複数のタスク間の割り込み制御の
競合調停をソフトウェア処理により行っていた。しか
し、ソフトウェア処理による優先度の異なる複数のタス
ク間の割り込み制御の競合調停は容易ではなく複雑な処
理が必要であり、ソフトウェアの生産性、信頼性、保守
性を悪化させる原因となっていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の割り込
みマスク制御方式では、優先度の異なる複数のタスク間
の割り込みマスク制御を行う為のソフトウェア処理が複
雑になるという問題点があった。
【0015】本発明の目的は、優先度の異なる複数のタ
スク間の割り込みマスク制御の競合調停を複雑なソフト
ウェア処理を必要としないで実現し、ソフトウェアの生
産性、信頼性、保守性が向上した割り込みマスク制御方
式を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の割り込みマスク
制御方式は、優先度の異なる複数のタスクにより1つの
割り込み要求に対してマスクを行う割り込みマスク制御
方式において、前記各タスクに対してそれぞれ設けら
れ、前記各タスクから出力されたマスクデータによりそ
れぞれ設定・解除され、設定状態の間はハイレベルをマ
スク情報として出力し、解除状態の間はロウレベルをマ
スク情報として出力し、設定状態から解除状態に切り替
わる際にマスク解除情報を出力し、マスク解除指示信号
を入力すると解除状態になる複数のマスクレジスタと、
前記各マスク解除情報を入力すると、前記マスク解除情
報を出力したマスクレジスタに対応するタスクより優先
度の低いタスクに対応したマスクレジスタに対して、前
記マスク解除指示信号を出力するマスク制御部と、前記
各マスク情報のうち1つでもハイレベルな場合、前記割
り込み要求をマスクし、前記各マスク情報の全てがロウ
レベルの場合、前記割り込み要求を出力するマスク部と
を有することを特徴とする。
【0017】本発明は、優先度の異なる複数のタスクに
対してそれぞれマスクレジスタを設け、各マスクレジス
タが出力するマスク情報の論理和により割り込み要求を
マスクし、あるタスクがマスクレジスタの解除を指示す
るとそのタスクより優先度の低いタスクに対応したマス
クレジスタを解除状態にするようにしたものである。
【0018】したがって、あるタスクが行った割り込み
マスクの設定はそのタスクより優先度の低いタスクによ
っては解除されず、またあるタスクが割り込みマスクの
解除を行うとそのタスクより優先度の低いタスクによる
マスクの設定は解除されるため、割り込みマスク制御の
競合調停をハードウェアにより実現でき、ソフトウェア
の構成を簡単にし生産性、信頼性、保守性が向上する。
【0019】また、本発明の割り込みマスク制御方式
は、優先度の異なる複数のタスクにより1つの割り込み
要求に対してマスクを行う割り込みマスク制御方式にお
いて、前記各タスクに対してそれぞれ設けられ、前記各
タスクから出力されたマスクデータによりそれぞれ設定
・解除され、設定状態の間はハイレベルをマスク情報と
して出力し、解除状態の間はロウレベルをマスク情報と
して出力し、マスク解除指示信号を入力すると解除状態
になる複数のマスクレジスタと、前記各マスク情報の立
ち下がりを検出し、立ち下がりが検出されたマスク情報
を出力したマスクレジスタに対応するタスクより優先度
の低いタスクに対応したマスクレジスタに対して、前記
マスク解除指示信号を出力するマスク制御部と、前記各
マスク情報のうち1つでもハイレベルな場合、前記割り
込み要求をマスクし、前記各マスク情報の全てがロウレ
ベルの場合、前記割り込み要求を出力するマスク部とを
有することを特徴とする。
【0020】本発明は、マスク制御部がマスク情報の立
ち下がりにより割り込みマスクの解除を検出するように
したものである。
【0021】したがって、マスク解除情報を用いないで
割り込みマスク制御の競合調停を行うことができる。
【0022】また、本発明の実施態様によれば、前記マ
スク部が、前記各マスク情報の論理和演算を行いその演
算結果を割り込みマスク結果信号として出力する論理和
回路と、前記割り込みマスク結果信号を論理反転した信
号と前記割り込み要求の論理積を演算し出力する論理積
回路とから構成される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態の割
り込みマスク制御方式を示すブロック図、図2は図1の
割り込みマスク制御方式におけるタスク走行状況とマス
ク状況を示す図である。
【0024】本実施形態の割り込みマスク制御方式は、
高優先マスクレジスタ221と、低優先マスクレジスタ
222と、マスク制御部230と、マスク部212とか
ら構成される。
【0025】また、マスク部212は、論理和回路21
3と論理積回路112とで構成される。
【0026】本実施形態の割り込みマスク制御方式は、
1つの割り込み要求140に対して優先度の異なる2つ
のタスクにより割り込みマスク制御を行う場合である。
ここで、高優先タスクは障害処理等の緊急処理であり低
優先タスクより優先されて処理されるものとする。
【0027】高優先マスクレジスタ221は、高優先タ
スクから出力されたマスクライト信号1251がアクテ
ィブの時に高優先タスクから出力されたマスクデータ1
241の内容により設定・解除され、設定状態の間はH
をマスク情報1271として出力し、解除状態の間はL
をマスク情報1271として出力し、設定状態から解除
状態に切り替わる際に高優先マスク解除情報251を出
力し、高優先マスク解除指示信号261を入力すると解
除状態となる。
【0028】低優先マスクレジスタ222は、低優先タ
スクから出力されたマスクライト信号1252がアクテ
ィブの時に低優先タスクから出力されたマスクデータ1
242の内容により設定・解除され、設定状態の間はH
をマスク情報1272として出力し、解除状態の間はL
をマスク情報1272として出力し、設定状態から解除
状態に切り替わる際に低優先マスク解除情報252を出
力し、低優先マスク解除指示信号262を入力すると解
除状態となる。
【0029】マスク制御部230は、高優先マスク解除
情報251を入力すると低優先マスク解除指示信号26
2を出力する。マスク制御部230の入出力論理を表1
に示す。表1において、”0”は信号無しを示し、”
1”は信号有りを示す。また、表1中の”−”は”0”
または”1”を意味している。
【0030】
【表1】 論理和回路213は、マスク情報1271とマスク情報
1272の論理和演算を行いその演算結果を割り込みマ
スク結果信号211として出力する。
【0031】論理積回路112は、割り込みマスク結果
信号211を論理反転した信号と割り込み要求140の
論理積演算を行いその演算結果を割り込み信号210と
して出力する。つまり、マスク情報1271またはマス
ク情報1272のどちらかがHの時は割り込み要求14
0をマスクし、マスク情報1271とマスク情報1272
が共にLの時は割り込み要求140を割り込み信号21
0として出力する。
【0032】次に、本実施形態の動作について図2を参
照して説明する。
【0033】まず低優先タスクが走行状態の時に高優先
タスクが停止状態から走行状態になると、低優先タスク
はウェイト状態にされる。そして、高優先タスクはマス
クデータ1241とマスクライト信号1251により高優
先マスクレジスタ221を設定状態とし、マスク情報1
271をHとする。そのため、論理和回路213は割り
込みマスク結果信号211をHとし、論理積回路112
は割り込み要求140をマスクし、割り込み信号210
にLを出力する(時刻t1)。
【0034】その後、高優先タスクが走行状態から停止
状態となり、低優先タスクがウェイト状態から走行状態
になり、低優先タスクが低優先マスクレジスタ222を
解除するような指示をマスクデータ1242とマスクラ
イト信号1252により行うと、低優先マスクレジスタ
222は解除状態となりマスク情報1272にLを出力
するが、マスク情報1271はHのままのため、論理和
回路213はHを出力し続け、論理積回路112は割り
込み要求140をマスクしたままとなる(時刻t 2)。
よって高優先タスクが設定したマスク状態は解除され
ず、割り込み要求140はマスクされ続ける。
【0035】また、高優先マスクレジスタ221と低優
先マスクレジスタ222の両方が設定されている状態か
ら高優先タスクが高優先マスクレジスタ221を解除し
た場合、高優先マスクレジスタ221から高優先マスク
解除情報251が出力され、マスク制御部230は低優
先マスク解除指示信号262を出力する。そして、低優
先マスクレジスタ222は、低優先マスク解除指示信号
262を入力したことにより解除状態となる。つまり、
高優先タスクが行った割り込みマスクの解除動作により
高優先マスクレジスタ221と低優先マスクレジスタ2
22の両方が解除状態となる。
【0036】つまり本実施形態では、高優先タスクが行
った割り込み要求140のマスク制御の設定は、低優先
タスクによっては解除されず、高優先タスクが割り込み
マスクの解除動作を行うと低優先タスクが割り込みマス
クの設定を行っていても割り込みマスクは解除される。 (第2の実施形態)図3は、本発明の第2の実施形態の
割り込みマスク制御方式を示すブロック図である。図1
中と同番号は同じ構成要素を示す。
【0037】第1の実施形態は、優先度の異なる2つの
タスクによる割り込みマスク制御の競合調停の場合であ
ったが、本実施形態は優先度の異なるn個のタスクによ
る割り込みマスク制御の競合調停の場合である。
【0038】本実施形態の割り込みマスク制御方式は、
マスク部110と、マスクレジスタ部120と、マスク
制御部130とから構成される。
【0039】マスクレジスタ部120は、n個(n≧
2)のマスクレジスタ1211〜121nにより構成さ
れ、各マスクレジスタ1211〜120nは、それぞれマ
スクデータ1241〜124nとマスクライト信号125
1〜125nにより設定・解除され、設定状態の間はHを
マスク情報1271〜127nとして出力し、解除状態の
間はLをマスク情報1271〜127nとして出力し、設
定状態から解除状態に切り替わる際にマスク解除情報1
501〜150nを出力し、マスク解除指示信号1511
〜151nを入力すると以前の状態にかかわらず強制的
に解除状態となる。
【0040】マスク制御部130は、マスク解除情報1
501〜150nを入力すると、入力したマスク解除情報
1501〜150nを出力したマスクレジスタ1211
121nに対応するタスクより優先度の低いタスクに対
応したマスクレジスタ1211〜121nに対して、マス
ク解除指示信号1511〜151nを出力する。
【0041】論理和回路111は、マスク情報1271
〜127nの論理和演算を行いその演算結果を割り込み
マスク結果信号211として出力する。
【0042】次に本実施形態の動作について図3を用い
て説明する。
【0043】あるタスクが割り込みマスクの設定を行う
ため、マスクデータ1241〜124nとマスクライト信
号1251〜125nにより対応したマスクレジスタ12
1〜121nを設定状態とすると、設定状態となったマ
スクレジスタ1211〜121nはマスク情報1271
127nをHとするため、割り込み要求140はマスク
部110によりマスクされる。
【0044】この状態で、別のタスクが割り込みマスク
の解除を行うため、マスクデータ1241〜124nとマ
スクライト信号1251〜125nにより対応したマスク
レジスタ1211〜121nを解除状態にすると、解除状
態にされたマスクレジスタ1211〜121nからマスク
解除情報1501〜150nが出力され、マスク制御部1
30は入力したマスク解除情報1501〜150nを出力
したマスクレジスタ1211〜121nに対応するタスク
より優先度の低いタスクに対応したマスクレジスタ12
1〜121nに対して、マスク解除指示信号1511
151nを出力する。そして、マスク解除指示信号15
1〜151nを入力したマスクレジスタは解除状態とな
る。
【0045】そのため、あるタスクが行った割り込み要
求140の割り込みマスク制御の設定は、そのタスクよ
り優先度の低いタスクによっては解除されず、あるタス
クがマスク解除の動作を行うとそのタスクより優先度の
低いタスクによる割り込みマスクの設定は解除される。 (第3の実施形態)次に、本発明の第3の実施形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0046】図4は、本発明の第3の実施形態の割り込
みマスク制御方式を示すブロック図である。図3中と同
番号は同じ構成要素を示す。
【0047】本実施形態は、図3の第2の実施形態に対
し、マスク制御部130をマスク制御部430に置き換
え、マスク解除情報1501〜150nを使用せず、代り
にマスク情報1271〜127nをマスク制御部430に
入力するようにしたものである。
【0048】マスク制御部430は、マスク情報127
1〜127nの立下がりを検出し、立ち下がりが検出され
たマスク情報1271〜127nを出力したマスクレジス
タ1211〜121nに対応するタスクより優先度の低い
タスクに対応したマスクレジスタ1211〜121nに対
して、マスク解除指示信号1511〜151nを出力す
る。
【0049】本実施形態では、あるタスクがマスクデー
タ1241〜124nとマスクライト信号1251〜12
nにより対応したマスクレジスタ1211〜121n
解除状態とすると、マスク制御部430ではマスク情報
1271〜127nの立ち下がりを検出することによりマ
スクレジスタ1211〜121nの設定状態から解除状態
への切り替わりを検出し、解除されたマスクレジスタ1
211〜121nに対応するタスクより優先度の低いタス
クに対応したマスクレジスタ1211〜121nに対し
て、マスク解除指示信号1511〜151nを出力する。
そのため、本実施形態は第2の実施形態と同様な動作を
行うことができる。
【0050】上記第2と第3の実施形態における、マス
ク制御部230またはマスク制御部430においてどの
マスク解除指示信号1511〜151nを出力するかの選
択方法は、マスクレジスタの優先順番をテーブルとして
記憶しておく方法や、論理積回路、論理和回路、反転回
路、フリップフロップなどの論理ゲートを組み合わせた
回路による方法によって実現することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、優先度
の異なる複数のタスク間の割り込みマスク制御の競合調
停をハードウェアにより実現したため、複雑なソフトウ
ェア処理を必要とせず、ソフトウェアの構成を簡単にす
ることができ、ソフトウェアの生産性、信頼性、保守性
が向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の割り込みマスク制御
方式を示すブロック図である。
【図2】図1の割り込みマスク制御方式におけるタスク
走行状況とマスク状況を示す図である。
【図3】本発明の2の実施形態の割り込みマスク制御方
式を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施形態の割り込みマスク制御
方式を示すブロック図である。
【図5】従来の割り込みマスク制御方式を示すブロック
図である。
【図6】従来の割り込みマスク制御方式におけるタスク
走行状況とマスク状況を示す図である。
【符号の説明】
110 マスク部 111 論理和回路 112 論理積回路 120 マスクレジスタ部 1211〜121n マスクレジスタ 1241〜124n マスクデータ 1251〜125n マスクライト信号 1271〜127n マスク情報 130 マスク制御部 140 割り込み要求 1501〜150n マスク解除情報 1511〜151n マスク解除指示信号 210 割り込み信号 211 割り込みマスク結果信号 212 マスク部 213 論理和回路 221 高優先マスクレジスタ 222 低優先マスクレジスタ 230 マスク制御部 251 高優先マスク解除情報 252 低優先マスク解除情報 261 高優先マスク解除指示信号 262 低優先マスク解除指示信号 430 マスク制御部 524 マスクデータ 525 マスクライト信号 527 マスク情報

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 優先度の異なる複数のタスクにより1つ
    の割り込み要求に対してマスクを行う割り込みマスク制
    御方式において、 前記各タスクに対してそれぞれ設けられ、前記各タスク
    から出力されたマスクデータによりそれぞれ設定・解除
    され、設定状態の間はハイレベルをマスク情報として出
    力し、解除状態の間はロウレベルをマスク情報として出
    力し、設定状態から解除状態に切り替わる際にマスク解
    除情報を出力し、マスク解除指示信号を入力すると解除
    状態になる複数のマスクレジスタと、 前記各マスク解除情報を入力すると、前記マスク解除情
    報を出力したマスクレジスタに対応するタスクより優先
    度の低いタスクに対応したマスクレジスタに対して、前
    記マスク解除指示信号を出力するマスク制御部と、 前記各マスク情報のうち1つでもハイレベルな場合、前
    記割り込み要求をマスクし、前記各マスク情報の全てが
    ロウレベルの場合、前記割り込み要求を出力するマスク
    部とを有することを特徴とする割り込みマスク制御方
    式。
  2. 【請求項2】 優先度の異なる複数のタスクにより1つ
    の割り込み要求に対してマスクを行う割り込みマスク制
    御方式において、 前記各タスクに対してそれぞれ設けられ、前記各タスク
    から出力されたマスクデータによりそれぞれ設定・解除
    され、設定状態の間はハイレベルをマスク情報として出
    力し、解除状態の間はロウレベルをマスク情報として出
    力し、マスク解除指示信号を入力すると解除状態になる
    複数のマスクレジスタと、 前記各マスク情報の立ち下がりを検出し、立ち下がりが
    検出されたマスク情報を出力したマスクレジスタに対応
    するタスクより優先度の低いタスクに対応したマスクレ
    ジスタに対して、前記マスク解除指示信号を出力するマ
    スク制御部と、 前記各マスク情報のうち1つでもハイレベルな場合、前
    記割り込み要求をマスクし、前記各マスク情報の全てが
    ロウレベルの場合、前記割り込み要求を出力するマスク
    部とを有することを特徴とする割り込みマスク制御方
    式。
  3. 【請求項3】 前記マスク部が、 前記各マスク情報の論理和演算を行いその演算結果を割
    り込みマスク結果信号として出力する論理和回路と、 前記割り込みマスク結果信号を論理反転した信号と前記
    割り込み要求の論理積を演算し出力する論理積回路とか
    ら構成される請求項1または2記載の割り込みマスク制
    御方式。
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JP5166590B2 (ja) * 2011-10-31 2013-03-21 ルネサスエレクトロニクス株式会社 マルチプロセッサシステム及び割り込み制御方法

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