JP2947085B2 - 領域拡大を用いた画像の反復変換符号化装置及び復号装置 - Google Patents

領域拡大を用いた画像の反復変換符号化装置及び復号装置

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JP2947085B2 JP20408694A JP20408694A JP2947085B2 JP 2947085 B2 JP2947085 B2 JP 2947085B2 JP 20408694 A JP20408694 A JP 20408694A JP 20408694 A JP20408694 A JP 20408694A JP 2947085 B2 JP2947085 B2 JP 2947085B2
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    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像の符号化方式に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】フラクタル理論を用いた符号化方式の一
つに、反復変換方式(IFS:Iterated Fu
nction System)と呼ばれるものがある。
これは自分自身の縮小画像から良く似た部分を探しだ
し、どこと似ているかという情報を符号化する方式であ
り、反復変換の基本的な構成は、アーノード・E・ジャ
ッキンによる文献「反復収縮画像変換によるフラクタル
理論に基づいた画像符号化」(Arnaud E.Ja
cquin:“Image Coding Based
on a Fractal Theory of I
terated Contractive Image
Transformations”,IEEE Tr
ansactions on image proce
ssing,Vol.1,No.1,pp.18−3
0)に示されている。ジャッキンの提案による反復変換
符号化器を図6に、反復変換復号器を図7に示す。
【0003】符号化は近似領域の全探索によって行われ
る。反復変換符号化器の仕組みを説明する。原画像60
1は、ブロック生成回路63で複数の探索ブロック60
3に分割される。ブロックはお互いに重なり合わないよ
うに設定されている。同時に原画像601は、縮小画像
生成路61で縮小され、生成される縮小画像602を縮
小画像記憶回路62に蓄える。縮小画像は原画像の複数
の画素を平均してそれを一つの画素に置き換えることに
よって実現する。分割された探索ブロック603は、近
似領域探索回路64にて、それと良く似た縮小画像中の
領域が探索される。縮小画像中のどの部分を抜き出すか
という近似領域位置情報604が縮小画像記憶回路62
に送られ、指定された領域である縮小画像中の指定領域
606が取り出される。縮小画像中の指定領域606
は、変換パラメータ605にしたがって、回転/反転/
レベル値変換回路65にて回転や反転およびレベル値変
換が行われる。この結果得られる変換された縮小画像中
の指定領域607は近似領域探索回路64に送られる。
近似領域探索回路64は、種々の近似領域位置情報60
4および変換パラメータ605から、もっとも良く探索
領域603を近似できる近似領域位置情報604と変換
パラメータ605を全探索によって探しだし、近似領域
情報604および変換パラメータ605からなるIFS
符号608を出力する。
【0004】復号は、領域複写を繰り返すことによって
行う。反復変換復号器の仕組みを説明する。IFS符号
608はIFS符号蓄積回路71に記憶され、そこから
複数回数にわたって、シーケンシャルに1ブロック単位
で読み出される。IFS符号読み出し回路72は、各ブ
ロックのIFSデータ701を読み出して来て、それを
領域の場所及び大きさからなる近似領域位置情報604
と変換パラメータ605に分ける。近似領域位置情報6
04は縮小画像記憶回路62に送られ縮小画像中の指定
領域606が取り出される。回転/反転/レベル値変換
回路65は、変換パラメータ605にもとづいて、縮小
画像中の指定領域606を変換し、変換された縮小画像
中の指定領域607を復号画像記憶回路73中の現在の
復号画像に加算により複写して記録する。IFS符号読
み出し回路72は全てのブロックのIFSデータを読み
だしたら、読みだし終了通知702を複写制御回路74
に送る。複写制御回路74は、一連の複写処理を何回実
行したかを計測しており、予め指定された回数に達して
いない場合には、再読みだし指令703をIFS読み出
し回路72に送り、これまでに述べた複写処理をもう一
度最初から実行させる。同時に、復号画像出力制御信号
704で再処理指令を送り、復号画像706を縮小画像
生成回路61への入力707側に接続する。縮小画像生
成回路61は、符号化器と同じ処理により縮小画像70
8を作り出し縮小画像記憶回路62の内容を更新する。
またこの時、画像消去信号705により復号画像記憶回
路73の内容を消去する。一方、複写処理が一定の回数
に達した場合には、複写制御回路74は復号画像出力制
御信号704で終了命令を送り、復号画像706を最終
出力画像709側に接続して、復号器の出力を得る。複
写回数の制御は、先に述べた予め定めた回数繰り返す方
式の外に、複写により復号画像の変化が生じなくなるま
で繰り返す方式などが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】反復変換では、画像を
小ブロックに分割し、個々を独立に符号化および復号す
るため、ブロックの境界における信号の連続性は保証さ
れない。特に高圧縮する場合には、隣接ブロックでの近
似度の違いから、ブロックの形をした歪、いわゆるブロ
ック歪が再生画像上に観察される。
【0006】本発明の目的は、反復変換におけるブロッ
ク歪を大幅に低減させ、なめらかな再生画像が得られる
符号化及び復号装置を提供することにある。また、同時
に従来の反復変換符号化復号方式と互換性を持ったオー
バーラップ反復変換も合わせて提供する。
【0007】 第1の発明の領域拡大を用いた画像の反
復変換符号化装置は、フラクタル理論を用いた反復変換
符号化装置において、符号化の単位であるブロックを、
隣接したブロックと重なり合うように周辺に拡大するオ
ーバーラップブロック生成手段を備えることを特徴とす
る。
【0008】 第2の発明の領域拡大を用いた画像の反
復変換符号化装置は、第1の発明において、前記拡大さ
れた符号化ブロックに窓関数を乗じる第1の窓関数乗算
手段と、探索候補として選ばれた近似領域に前記窓関数
を乗じる第2の窓関数乗算手段とを更に備え、前記窓関
数は、各符号化ブロック及び各近似領域の画素値に対す
る重み付け係数の和が1となるような重み付け係数を有
することを特徴とする
【0009】 第3の発明の領域拡大を用いた画像の反
復変換符号化装置は、第1又は第2の発明において、
復変換符号に含まれる前記近似領域の位置情報がお互い
が重なり合わないように修正する位置情報修正手段を更
に備えたことを特徴とする
【0010】第4の発明の領域拡大を用いた画像の反復
変換復号装置は、複写する近似領域に窓関数を乗じる手
段を備えることを特徴とする。
【0011】 第5の発明の領域拡大を用いた画像の反
復変換復号化装置は、フラクタル理論を用いた反復変換
復号化装置において、反復変換符号化装置が出力する符
号に含まれる近似領域の位置情報を、領域の大きさを拡
大することによってその周辺の画素をも含むように変換
する位置情報修正手段と、複写する近似領域に、重み付
け係数の和が1となるような重み付け係数を有する窓関
数を乗じる窓関数乗算手段とを備えることを特徴とす
【0012】
【作用】ブロック歪は、隣接するブロックの境界におい
て、画素値が連続的に変化しないことに起因している。
したがって、これを抑制するためには、画素値が境界付
近でなだらかに変化するような仕組みを実現すれば良
い。画素値の変化をなめらかにする手段の一つが互いに
重なり合ったブロック(オーバーラップブロック)の導
入である。隣接ブロックが互いに重なり合うようにし
て、重なり合った部分については、両ブロックのデータ
を重みづけ加算すれば、その部分は両ブロックの中間的
な性質を持つようになり、画素値の変化がなだらかにな
る。それぞれのブロックの画素値に対する重みづけ係数
は、それらの和が1になるようにすれば任意の値で構わ
ないが、それぞれのブロックの中心から離れるにしたが
って次第に減衰するように設定した方が、よりなめらか
な再生画像が得られる。ブロックもしくは領域に重みづ
けを行う操作は、その部分に重みづけ係数で構成される
窓関数を乗ずることによって実現される。
【0013】オーバーラップIFS符号は、復号器で複
写を繰り返し行うために、各ブロックが縮小画像中のど
の部分と似通っているかという近似領域の位置情報を含
んでいる。オーバーラップIFS符号では、各ブロック
は互いに重なり合うように配置されているため、オーバ
ーラップIFS符号が従来の反復変換復号器に入力され
ると、ブロックが重なり合っている部分で、画像が正常
に復号されない。従来の反復変換符号化器とオーバーラ
ップ反復変換符号化器が混在しても、復号器に応じて適
切にかつ正常に復号させるためには、近似領域の位置情
報を、オーバーラップしていない従来のものと同じ形に
すれば良い。すなわち、中心部のみを指し示すように符
号化器の最終段で修正し、オーバーラップ反復変換復号
器では最初にそれをオーバーラップさせた場合の情報に
変換すれば、従来の反復変換復号器なら従来の復号画像
を、オーバーラップ反復変換復号器ではブロック歪のな
い復号画像を正常に復号できる互換性のある方式を構築
できる。
【0014】
【実施例】第1の発明の実施例を図1を用いて説明す
る。図1は、第1の発明の一実施例である。この装置
は、入力として与えられる原画像601から、オーバー
ラップIFS符号102を生成するもので、従来の符号
化器である図6におけるブロック生成回路の代りに、オ
ーバーラップブロック生成回路11を含んで構成されて
いる。
【0015】本実施例の動作を説明する。
【0016】原画像601は、オーバーラップブロック
生成回路11で複数のオーバーラップ探索ブロック10
1に分割される。この時、隣接するブロックとの間でお
互いが重なり合うようにオーバーラップ探索ブロック1
01を生成する。同時に原画像601は、縮小画像生成
路61で縮小され、生成される縮小画像602を縮小画
像記憶回路62に蓄える。縮小画像602は原画像60
1の複数の画素を平均してそれを一つの画素に置き換え
ることによって実現する。また、低域通過フイルタリン
グとサブサンプリングによって生成しても良い。分割さ
れたオーバーラップ探索ブロック101は、近似領域探
索回路64にてそれと良く似た近似領域が探索される。
縮小画像602中のどの部分を抜き出すかという近似領
域位置情報604が縮小画像記憶回路62に送られ、指
定された領域である縮小画像中の指定領域606が取り
出される。回転/反転/レベル値変換回路65では、近
似領域探索回路64から送られてくる変換パラメータ6
05にもとづき、縮小画像中の指定領域606に変換を
施し、変換された縮小画像中の指定領域607を近似領
域探索回路64に送る。近似領域探索回路64は、種々
の近似領域位置情報604および変換パラメータ605
から、もっとも良くオーバーラップ探索ブロック101
を近似できる近似領域位置情報604と変換パラメータ
605の組合せを全探索によって探しだし、近似領域情
報604および変換パラメータ605からなるオーバー
ラップIFS符号102を出力する。なお、近似領域探
索回路65で行われる近似度の評価は、オーバーラップ
探索ブロック101と変換された縮小画像中の指定領域
607の差を用いて行う。平均2乗誤差もしくはその平
方根が一般的であるが、差の絶対値和などを用いても良
い。
【0017】図2は、第2の発明の一実施例である。こ
の装置は、入力として与えられる原画像601から、オ
ーバーラップIFS符号102を生成するもので、発明
第1の符号化器である図1に加えて、オーバーラップ探
索ブロックへの窓関数の乗算回路21と、変換された縮
小画像中の近似領域への窓関数の乗算回路22を含んで
構成されている。
【0018】本実施例の動作を説明する。
【0019】本実施例では、第4の発明で行われる複数
の領域が重なった部分での重みづけ加算の影響を考慮し
て、近似領域を決定するものである。このために、窓関
数の乗算回路21で、オーバーラップ探索ブロック10
1に窓関数を乗じて、その画素値を修正する。これによ
って得られる重みづけられたオーバーラップ探索ブロッ
ク201は近似領域探索回路64に送られる。同様に、
変換された縮小画像中の指定領域607にも同じ重みづ
けを、窓関数の乗算回路22で窓関数を乗ずることによ
って行い、重みづけおよび変換された縮小画像中の指定
領域202を近似領域探索回路64に送る。重みづけら
れたオーバーラップ探索ブロック201と重みづけ及び
変換された縮小画像中の指定領域202の間で、第1の
発明の実施例で示したような近似度の評価を行う。近似
領域探索回路64に入る以前に両者に窓関数を乗ずるこ
とによって、近似領域探索回路64が従来と全く同様に
動作すれば近似度評価に重みづけが導入される。符号化
器の他の部分は第1の発明の実施例と全く同一である。
【0020】図3は、第3の発明の一実施例である。本
装置は、第1の発明におけるオーバーラップ反復変換符
号化器31、もしくは第2の発明におけるオーバーラッ
プ反復変換回路32と、位置情報修正回路33から構成
される。
【0021】本実施例の動作を説明する。
【0022】第1の発明におけるオーバーラップ反復変
換符号化器31または、第2の発明におけるオーバーラ
ップ反復変換符号化器32は、第1の発明の実施例およ
び第2の発明の実施例で説明したようにオーバーラップ
IFS符号102を生成する。オーバーラップIFS符
号102では、その中に含まれる近似領域の位置情報が
お互いが重なるようになっており、これをそのまま従来
の反復変換復号器に入力した場合、複数の領域が重なり
あった部分で発散してしまい、正常な復号画像を得るこ
とができない。そこで、位置情報修正回路33におい
て、オーバーラップIFS符号102中に含まれている
近似領域の位置情報をお互いが重なり合わない用に修正
する。すなわち、第1の発明および第2の発明における
オーバーラップブロック生成回路11で生成されるブロ
ックの大きさにもとづいて生成されている近似領域の大
きさをその中央部のみに限定するように修正する。同時
にそれにあわせて、近似領域の場所も大きさを小さくし
た分だけ修正する。これによって、変換符号化器と互換
性のあるIFS符号609が生成される。
【0023】符号生成時にはオーバーラップをさせて近
似領域探索を行うが、その符号は従来のものと同じ形式
にすることによって、第5の発明におけるオーバーラッ
プ反復変換復号器を使えばオーバーラップ反復変換の復
号画像が、従来の反復変換符号化器を使えば従来の反復
変換の復号画像が得られる。
【0024】図4は、第4の発明の一実施例である。本
装置は、第1の発明もしくは第2の発明の符号化装置の
出力であるオーバーラップIFS符号102を入力とし
て、最終出力画像709を得るもので、従来の反復変換
復号器に加えて、窓関数の乗算回路22を含んで構成さ
れている。
【0025】本実施例の動作を説明する。
【0026】オーバーラップIFS符号102はIFS
符号蓄積回路71に記憶され、そこから複数回数にわた
って、シーケンシャルに1ブロック単位で読み出され
る。IFS符号読み出し回路72は、各ブロックのIF
Sデータ701を読み出して来て、それを領域の場所及
び大きさからなる近似領域位置情報604と変換パラメ
ータ605に分ける。近似領域位置情報604は縮小画
像記憶回路62に送られ縮小画像中の指定領域606が
取り出される。回転/反転/レベル値変換回路65は、
変換パラメータ605にもとづいて、縮小画像中の指定
領域606を変換し、変換された縮小画像中の指定領域
607を出力する。窓関数の乗算回路は、この変換され
た縮小画像中の指定領域607の画素値に対して重みづ
けを窓関数を乗ずることによって行い、重みづけ及び変
換された縮小画像中の指定領域202を復号画像記憶回
路73中の現在の復号画像に加算により複写して記録す
る。あらかじめ窓関数により近似領域が重みづけられて
いるため、それらを単純に加算することによって、複数
の近似領域が重なりあっている部分でも正常な復号画像
が得られる。IFS符号読み出し回路72は全てのブロ
ックのIFSデータ701を読みだしたら、読みだし終
了通知702を複写制御回路74に送る。複写制御回路
74は、一連の複写処理を何回実行したかを計測してお
り、予め指定された回数に達していない場合には、再読
みだし指令703をIFS読み出し回路72に送り、こ
れまでに述べた複写処理をもう一度最初から実行させ
る。同時に、復号画像出力制御信号704で再処理指令
を送り、復号画像706を縮小画像生成回路61への入
力707側に接続する。縮小画像生成回路61は、符号
化器と同様に縮小画像708を作り出し、縮小画像記憶
回路62の内容を更新する。またこの時、画像消去信号
705により復号画像記憶回路73の内容を消去する。
一方、複写処理が一定の回数に達した場合には、複写制
御回路74は復号画像出力制御信号704で終了命令を
送り、復号画像706を最終出力画像709側に接続し
て、復号器の出力である最終出力画像709を得る。複
写回数の制御は、先に述べた予め定めた回数繰り返す方
式の外に、複写により復号画像の変化が生じなくなるま
で繰り返す方式などが利用できる。
【0027】図5は、第5の発明の一実施例である。本
装置は、従来の反復変換または第3の発明の出力である
IFS符号608を入力として最終出力画像709を得
るもので、第4の発明におけるオーバーラップ反復変換
復号器52に加えて、位置情報変換回路51を含んで構
成されている。
【0028】本実施例の動作を説明する。
【0029】本発明は、従来方式もしくは第3の発明の
出力である、拡大されていない普通のブロック構造で生
成したIFS符号を用いて、領域の重ね合わせによりブ
ロック歪低減を実現するものである。このために、IF
S符号608中に含まれる近似領域の位置情報を、領域
の大きさを拡大することによってその周辺の画素をも含
むように変換する。また、位置情報中の近似領域の場所
もそれに合わせて修正する。このようにして、オーバー
ラップIFS符号102を作りだし、それを第4の発明
の実施例で示したオーバーラップ反復変換回路52で復
号する。この実施例は、第3の発明の実施例の符号化装
置と組み合わせる専用のオーバーラップ反復変換復号器
であるばかりでなく、従来の符号化器と組み合わせて、
復号側だけの処理でオーバーラップ反復変換にもとづく
ブロック歪のない復号画像をえることができる復号器で
もある。
【0030】
【発明の効果】第1の発明の符号化装置と、第4の発明
の復号装置を用いれば、原画像を分割して作られる符号
化単位であるブロックを、隣接したものどうしの間でお
互いに重ね合わせ、それらを重みづけ加算した画像を生
成することにより、ブロック歪が低減されたなめらかな
復号画像を得ることができる。
【0031】第2の発明の符号化装置と、第4の発明の
復号装置を用いれば、復号処理での重みづけ加算を考慮
することにより、第1の発明と第4の発明の組合せより
原画像に忠実な復号画像を得ることができる。
【0032】また、第3の発明の符号化装置を用いるこ
とにより、従来の反復変換復号器で復号すれば従来と全
く同一の画像が得られる。また、第3の発明の符号化装
置で生成した符号を第5の発明におけるオーバーラップ
反復変換復号器で復号すればブロック歪の無いなめらか
な再生画像が得られる。これにより従来方式の反復変換
復号器とオーバーラップ反復変換復号器が混在した環境
でも使用可能な、従来の反復変換復号器と互換性のある
オーバーラップ反復変換符号化器を実現できる。
【0033】さらに、第5の発明の復号装置を用いるこ
とにより、従来の符号化器で符号化したIFS符号から
でもブロック歪の無いなめらかな再生画像を得ることが
でき、従来の反復変換復号器と互換性のあるオーバーラ
ップ反復変換復号器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例を示すブロック図
【図2】第2の発明の一実施例を示すブロック図
【図3】第3の発明の一実施例を示すブロック図
【図4】第4の発明の一実施例を示すブロック図
【図5】第5の発明の一実施例を示すブロック図
【図6】従来の反復変換を用いた画像符号化方式の構成
を示すブロック図
【図7】従来の反復変換を用いた画像復号方式の構成を
示すブロック図
【符号の説明】
11 オーバーラップブロック生成回路 21 窓関数の乗算回路 22 窓関数の乗算回路 31 オーバーラップ反復変換符号化器 32 オーバーラップ反復変換符号化器 33 位置情報修正回路 51 位置情報変換回路 52 オーバーラップ反復変換復号器 61 縮小画像生成回路 62 縮小画像記憶回路 63 ブロック生成回路 64 近似領域探索回路 65 回転/反転/レベル値変換回路 71 IFS符号蓄積回路 72 IFS符号読み出し回路 73 復号画像記憶回路 74 複写制御回路 101 オーバーラップ探索ブロック 102 オーバーラップIFS符号 201 重みづけられたオーバーラップ探索ブロック 202 重みづけ及び変換された縮小画像中の指定領域 601 原画像 602 縮小画像 603 探索ブロック 604 近似領域位置情報 605 変換パラメータ 606 縮小画像中の指定領域 607 変換された縮小画像中の指定領域 608 IFS符号 701 各ブロックのIFSデータ 702 読みだし終了通知 703 再読みだし指令 704 復号画像出力制御信号 705 画像消去信号 706 復号画像 707 縮小画像生成回路への入力 708 縮小画像 709 最終出力画像
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−227590(JP,A) 特開 平1−256888(JP,A) 特開 平4−230584(JP,A) 特開 平4−245884(JP,A) 特開 平5−207299(JP,A) 特開 平5−252502(JP,A) Image Processing, Vol.1,No.1,p.18−30 Proc.ICASSP 83,Bos ton,p.1212−1215 第140回画像電子学会研究会予稿94− 01−04、p.13−16 1991年電子情報通信学会秋季大会講演 論文集分冊6、p.134 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 1/41 - 1/419

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フラクタル理論を用いた反復変換符号化装
    であり、符号化の単位であるブロックを、隣接したブ
    ロックと重なり合うように周辺に拡大するオーバーラッ
    プブロック生成手段を備えた領域拡大を用いた画像の反
    復変換符号化装置において、 前記拡大された符号化ブロ
    ックに窓関数を乗じる第1の窓関数乗算手段と、 探索候補として選ばれた近似領域に前記窓関数を乗じる
    第2の窓関数乗算手段とを更に備え、 前記窓関数は、各符号化ブロック及び各近似領域の画素
    値に対する重み付け係数の和が1となるような重み付け
    係数を有することを特徴とする 領域拡大を用いた画像の
    反復変換符号化装置。
  2. 【請求項2】反復変換符号に含まれる前記近似領域に関
    する位置情報を、それ表す近似領域の中心部のみを指し
    示すように修正する位置情報修正手段を更に備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の領域拡大を用いた画像の反
    復変換符号化装置。
  3. 【請求項3】フラクタル理論を用いた反復変換復号化装
    置において、 反復変換符号化装置が出力する符号に含まれる近似領域
    の位置情報を、領域の大きさを拡大することによってそ
    の周辺の画素をも含むように前記符号を変換する位置情
    報修正手段と、 複写する近似領域に、重み付け係数の和が1となるよう
    な重み付け係数を有する窓関数を乗じる窓関数乗算手段
    とをさらに備えることを特徴とする領域拡大を用いた画
    像の反復変換復号化装置。
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