JP2946397B2 - 硫化水素ガスの消臭剤とその消臭方法 - Google Patents

硫化水素ガスの消臭剤とその消臭方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば、火力発電
所や原子力発電所などの海水取水用トンネル内に付着し
た貝類や海草類、当該海水取水用トンネルから除去した
貝類や海草類あるいは食用貝類の剥き殻などの腐敗によ
って発生した硫化水素ガスの悪臭を効果的に除去するた
めの消臭剤と、この消臭剤による硫化水素ガスの消臭方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力発電所や原子力発電所などに使用す
る熱交換用や機器の冷却用の海水は、海水取水用のトン
ネルを通じてポンプで吸い上げ、発電所に供給される。
この海水取水用トンネルは、取水の立地条件や発電所の
規模などによって異なるが、一般に直径約3m〜4m×
長さ約300〜1000mといったきわめて巨大なもの
であって、その内壁には多くの貝類や海草類が付着し、
内径を狭めて取水量を減少させると同時に、流路の抵抗
を増大して各種の弊害をもたらす。
【0003】このような貝類の付着によって海水取水用
トンネルに発生する弊害を除去するため、たとえば、火
力発電所などでは年に2回程度、海水の流通を止めて約
1週間の期間をかけてトンネル内壁に付着した貝殻を人
力で除去している。しかしながら、この貝類は、海水取
水用トンネル内のみならず、このトンネルから分岐した
発電所内の海水の使用経路にも付着するため、使用経路
も年1回程度付着した貝類の除去作業を行い、これらの
除去作業で生じた貝類の残骸は、所外に運搬し野積して
放置するか、穴を掘って土中に埋め立てたりしている。
【0004】また、これとは別に食用貝類、たとえば、
カキやアサリ、ハマグリなど剥き殻の捨場も同様に強い
臭気が漂い難渋する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の海水取水用トン
ネルの内壁に付着する貝類は、貝類の表面にも層をなし
て付着するため、下層の貝類がつぎつぎと死滅し、タン
パク質の腐敗によって硫化水素ガスを発生する。この貝
類の死滅によって海水取水用トンネル内に発生する硫化
水素ガスは、その独特の臭気によって清掃の作業者を悩
ませ、甚だしい場合にはその異臭で呼吸困難な状態を惹
起する。また、この死滅した貝類の腐敗によって発生す
るアンモニアの臭気も作業者にとってなおざりにできな
い問題である。このため、海水取水用のトンネルに付着
する貝類除去の清掃作業には、通常作業者にマスクを着
用させ、かつトンネル内の換気を図りながら実施してい
る。
【0006】しかしながら、海水取水用トンネルが比較
的短い場合には換気もある程度は有効に作用するが、1
000m程度と長い場合には内部にこもった強烈な硫化
水素臭を充分に除去することが困難であるため、清掃作
業の進捗状況がきわめて悪いと共に、マスクの着用によ
ってより一層能率が低下している。一方、清掃作業によ
って取り除かれた貝類やその残骸からも硫化水素ガスが
発生しているため、残骸の運搬および処理に際しても清
掃作業と同様の問題が生じているのが現状である。な
お、死滅した貝類の腐敗によって発生するアンモニアの
臭気も作業者にとってなおざりにできない問題である。
これら硫化水素ガスやアンモニアガスによる不快臭の発
生は、前記したカキやアサリ、ハマグリなどの食用貝類
の腐敗によっても生じ、その投棄において同様の問題を
抱えている。
【0007】この発明はかゝる現状に鑑み、前記貝類の
ように腐敗によって硫化水素ガスを発生する対象物に適
用して臭気の発生を抑制し、かつ発生した硫化水素ガス
を急速に能率よく消臭することができ、しかもこの臭気
除去効果を持続して維持することができる硫化水素ガス
の消臭剤と、これによる消臭方法を提供せんとすること
を目的としているものである。
【0008】この発明の他の目的は、上記硫化水素ガス
の消臭と共に、発生するアンモニアの臭気をも併せて除
去することができる硫化水素ガスの消臭剤と、これによ
る消臭方法を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かゝる目的の達成のた
め、この発明の硫化水素ガスの消臭剤は、腐敗によって
硫化水素ガスを発生する対象物の殺菌を主とするオレン
ジ油及び/又はレモン油からなる殺菌成分と、発生した
硫化水素ガスと反応して該硫化水素ガスを消臭するコリ
ン、グルコヘプトン酸鉄、ソーダ灰、硫酸第一鉄、硫酸
第二鉄および1,4−ナフトキノン−2−スルホン酸ナ
トリウムから選ばれた1種もしくは2種以上の主消臭成
分と、同時に発生したアンモニア臭を消臭する無機酸お
よび有機酸から選ばれた1種もしくは2種以上の補助消
臭成分とを含有した液剤からなることを特徴としてい
る。
【0010】また、この発明の硫化水素ガスの消臭方法
は、上記硫化水素ガスの消臭剤を、腐敗によって硫化水
素ガスを発生する対象物に散布することを特徴とするも
のである。
【0011】この発明の硫化水素ガスの消臭剤における
消臭成分は、発生した硫化水素ガスを消臭するための成
分を主消臭成分とし、同時に発生したアンモニア臭を消
臭するための補助消臭成分として含有させたものであ
る。
【0012】かゝる発生硫化水素ガスの消臭成分として
は、コリン、グルコヘプトン酸鉄、ソーダ灰、硫酸第一
鉄、硫酸第二鉄、1,4−ナフトキノン−2−スルホン
酸ナトリウムから選ばれた1種もしくは2種以上のもの
である。
【0013】また、補助消臭成分としては、発生するア
ンモニアガスを中和して消臭する公知の無機、有機の酸
類であれば特に制限はないが、好ましくはリンゴ酸、ク
エン酸などの有機酸を挙げることができる。
【0014】この発明の硫化水素ガスの消臭剤の殺菌成
分の配合量は、消臭剤全量に対して好ましくは0.2〜
10重量%、より好ましくは0.2〜5.0重量%であ
る。この殺菌成分の配合量が0.2重量%未満の場合に
は、硫化水素ガスを発生する対象物に対する殺菌作用が
乏しくなって対象物の腐敗の進行の抑制ないし遅延が好
適に行われないため、腐敗による硫化水素ガスの発生が
多量となり、消臭成分による有効な処理に齟齬を来すこ
とになる。一方、殺菌成分が10重量%を超えて過大に
なると殺菌作用には特に問題はないものゝ、消臭成分の
配合量との兼ね合いにおいて最終的な硫化水素ガスの消
臭を有効に行うことが困難となる。
【0015】また、硫化水素ガス消臭のための消臭成
分の配合量は、消臭剤全量に対して好ましくは2.0〜
20重量%、より好ましくは5.0〜15重量%であ
る。その量が2.0重量%未満の場合には、発生した硫
化水素ガスの有効な消臭が困難となり、20重量%を超
えても消臭効果は変わらないが、コスト高となって経済
的に好ましくない。
【0016】また、腐敗によって発生したアンモニアガ
スの消臭のための補助消臭成分の配合量としては、消臭
剤全量に対して好ましくは5.0〜30重量%、より好
ましくは10.0〜20重量%である。この量が5.0
重量%未満の場合には、発生したアンモニアガスの有効
な消臭が困難となり、30重量%を超えても消臭効果は
変わらないが、コスト高となって経済的に好ましくな
い。
【0017】これら殺菌成分、消臭成分(主消臭成分お
よび補助消臭成分を含む)は、これらの所定量を配合し
て界面活性剤で水に可溶化して水溶液として、若しくは
水分散液として、あるいは水による乳化液とするなど、
適宜の濃度の液剤として使用することが望ましい。
【0018】この発明の硫化水素ガスの消臭方法は、前
記殺菌成分と、主消臭成分と補助消臭成分とからなる消
臭剤の液剤を、腐敗によって硫化水素ガスを発生する対
象物に散布するものであるが、その散布量は消臭すべき
対象物の量や、腐敗の進行程度によって異なるので一概
には言えないが概ね少量の散布によって目的を達成する
ことができる。
【0018】この発明の硫化水素ガスの消臭方法の対象
物としては、腐敗によって硫化水素ガスを発生するもの
であればいかなるものにも適用することができるが、原
子力発電所や火力発電所における海水取水用のトンネル
内及び/又は海水使用機器類の海水経路に付着した貝類
およびこれらの貝類を清掃によって取り除いたのちの貝
類の残骸、食用として採取した後のカキやその他の貝の
剥き殻の消臭などの多くの対象物に適用することができ
る。
【0019】
【作用】この発明の発明者等は、前記発電所における海
水取水用のトンネル内の貝類の腐敗に起因する硫化水素
ガスの悪臭低減を目的として種々な試みを行った結果、
植物精油として知られているオレンジ油やレモン油など
が、貝類の悪臭発生源であるたんぱく質などの腐敗の原
因を作る細菌類に対して顕著な殺菌作用を有することを
見出した。
【0020】かゝる知見に基づいてこの殺菌作用を有す
る前記のオレンジ油やレモン油などと、腐敗の進行によ
って発生した硫化水素ガスを消臭する成分とを組み合わ
せ、これを未だ腐敗していないか、あるいは腐敗しかけ
た貝類に散布すると、前記オレンジ油やレモン油などの
殺菌作用によって貝類の腐敗の進行を抑制ないし遅延さ
せて硫化水素ガスの発生量を実質的に減少させることが
でき、この減少した硫化水素ガスに対して前記消臭成分
が作用する結果、その悪臭をきわめて有効にしかも長期
に亘って消滅させることができることを見出したのであ
る。
【0021】しかして、かゝる殺菌成分と消臭成分との
組み合わせは、硫化水素ガスの消臭のための消臭成分の
使用を可及的少量に留めつゝ短時間に優れた消臭効果を
発揮すると共に、持続した消臭が可能となるものであ
る。また、前記殺菌成分と硫化水素の消臭成分との組み
合わせに対して、腐敗した貝類などから発生するアンモ
ニアガスの消臭のための補助消臭成分を配合することに
よってさらに十分な消臭を達成することができるもので
ある。
【0022】
【実施例】以下、実施例および比較例によりこの発明を
さらに具体的に説明する。実施例1および比較例1 蓋の中心部に直径約6mmの穴を開けた蓋付きの容量約
8リットルのプラスチック容器4個に、それぞれ海草が
付着したムラサキ貝約2kgを入れ、温度25℃の恒温
槽内に3日間置いて貝を腐敗させ、発生した硫化水素ガ
ス(HS)およびアンモニア(NH)の量(容量)
を北川式ガス検知管を用いてそれぞれ測定した。つい
で、4個の容器のうちの2個の容器に、この発明の水で
乳化させた液剤からなる硫化水素ガスの消臭剤40g
(貝の約2%)を5倍に希釈してジョウロを用いて貝に
散布し、温度25℃の恒温槽中で硫化水素ガスとアンモ
ニアの発生量の経時的な変化を測定した。(実施例1)
他の2個の容器は前記の消臭剤を散布せずに無処理区と
して同様に硫化水素ガスとアンモニアの発生量の経時的
な変化を測定した。(比較例1)各容器毎の硫化水素ガ
スの発生量の測定結果とその平均値を表1に示し、また
各容器毎のアンモニアガスの発生量の経時的変化の測定
結果とその平均値を表2に示す。なお、前記消臭剤の配
合成分とその配合割合(重量%)は、以下のとおりであ
る。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】実施例2および比較例2 蓋の中心部に直径約6mmの穴を開けた蓋付きの容量約
1リットルのプラスチック容器2個に、それぞれ海草が
付着したムラサキ貝約200gを入れ、温度25℃の恒
温槽内に2日間置いて貝を腐敗させ、発生した硫化水素
ガス(HS)およびアンモニア(NH)の量(容
量)を北川式ガス検知管を用いてそれぞれ測定した。つ
いで、この2個の容器のうちの1個の容器に、この発明
の水で乳化させた液剤からなる下記組成の硫化水素ガス
の消臭剤4g(貝の約2%)を5倍に希釈してジョウロ
を用いて貝に散布し、温度25℃の恒温槽中で硫化水素
ガスとアンモニアの発生量の経時的な変化を測定した。
(実施例2)また、他の1個の容器には殺菌成分を含有
しない消臭成分のみの下記組成の硫化水素ガス4g(貝
の約2%)を5倍に希釈してジョウロを用いて貝に散布
し、温度25℃の恒温槽中で硫化水素ガスとアンモニア
の発生量の経時的な変化を測定した。(比較例2)各容
器毎の硫化水素ガスの発生量の測定結果とその平均値を
表3に示し、また各容器毎のアンモニアガスの発生量の
経時的変化の測定結果とその平均値を表4に示す。な
お、前記消臭剤の有効成分とその配合割合(重量%)
は、それぞれ以下のとおりである。 (1)実施例2の消臭剤 (2)比較例2の消臭剤
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】実施例3 取水を止めた火力発電所の海水取水用のトンネル(内側
の幅約4m×長さ約150mで底部の面積が約600m
)の内壁に約20cmの厚みで付着しいる貝類(重量
約72トン)から発生する硫化水素ガスの強い臭気をこ
の発明の硫化水素ガスの消臭剤を使用しで消臭した。す
なわち、使用した硫化水素ガスの消臭剤は、実施例1の
配合組成のものであり、これを噴霧器を用いてトンネル
の全体に対して1440リットルを5倍に希釈した液と
してトンネル内に付着している貝類に向けて噴霧した。
この噴霧によって、噴霧前のトンネル内の硫化水素ガス
濃度が平均約600ppmであったところ、約8分後に
は硫化水素ガス濃度が平均約7ppmまで低下し、アン
モニアガスの臭気も感じられない程度に消臭することが
でき、マスクなしで貝類の除去排出作業を行うことがで
きる程度になった。
【0029】実施例4 海水取水用のトンネルに付着した貝類と海草類の残骸や
海水取水用のトンネルを経て海水経路中に入り込んで成
長した貝類と海草類の残骸は、これらを廃棄物として搬
出してあらかじめ掘った縦約20m×横約20m×深さ
約10mの穴の中に投入し、一時的には投入後の穴にカ
バーを被せて硫化水素の臭気が漏れないようにしてい
る。この穴の中にさらに貝類と海草類の残骸からなる廃
棄物を追加投入しようとしてカバーを取ると先に投入し
て穴の底に堆積した廃棄物の強い硫化水素ガスの臭気が
立ち上り作業が難渋する。したがって、かゝる硫化水素
ガスの悪臭を除去することを目的として下記の消臭を行
った。すなわち、この発明の硫化水素ガスの消臭剤とし
ては下記の配合成分の消臭剤を使用し、その20リット
ルを5倍に希釈した液として穴の中に噴霧してカバーを
被せて約10分間放置し、確認のためにカバーを取り去
ってその臭気を調査したが、穴から立ち上る強い硫化水
素臭やアンモニアガスの臭気は完全に消失し優れた消臭
効果を得ることができ、かゝる投棄作業のたびに消臭剤
の噴霧を繰り返すことによって投棄作業中に不快臭を感
じることがなかった。
【0030】
【発明の効果】この発明の硫化水素の消臭剤は、オレン
ジ油及び/又はレモン油からなる殺菌成分と、発生した
硫化水素ガスと反応して該硫化水素ガスを消臭する特定
の主消臭成分と、同時に発生したアンモニア臭を消臭す
る特定の補助消臭成分とを含む液剤からなるもので、前
記殺菌成分が腐敗によって硫化水素ガスを発生する対象
物に生じた細菌類を殺菌して、硫化水素ガスとアンモニ
の発生を抑制ないし遅延させ、この抑制ないし遅延に
よって実質的に発生量が減少した硫化水素ガスとアンモ
ニアに対して消臭成分を作用させるので、少ない消臭成
分によって最終的に有効な消臭を長期に亘って持続させ
ることができるものである。
【0031】この発明の硫化水素ガスの消臭方法は、前
記硫化水素の消臭剤を、消臭の対象となる腐敗によって
硫化水素ガスを発生する対象物に散布することによって
十分に優れた消臭効果を達成することができるもので、
原子力発電所や火力発電所の海水取水用トンネルの内壁
に付着した貝類や海草類、食用貝類の剥き殻などの腐敗
による硫化水素ガスの発生部位に散布することによって
きわめて有効に悪臭を除去することができるものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61L 9/01

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腐敗によって硫化水素ガスを発生する対
    象物の殺菌を主とするオレンジ油及び/又はレモン油か
    らなる殺菌成分と、発生した硫化水素ガスと反応して該
    硫化水素ガスを消臭するコリン、グルコヘプトン酸鉄、
    ソーダ灰、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄および1,4−ナフ
    トキノン−2−スルホン酸ナトリウムから選ばれた1種
    もしくは2種以上の主消臭成分と、同時に発生したアン
    モニア臭を消臭する無機酸および有機酸から選ばれた1
    種もしくは2種以上の補助消臭成分とを含有した液剤か
    らなることを特徴とする硫化水素ガスの消臭剤。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の硫化水素ガスの消
    臭剤を、腐敗によって硫化水素ガスを発生する対象物に
    散布することを特徴とする硫化水素ガスの消臭方法。
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