JP2946192B2 - 凹凸模様を有する化粧板の製造方法 - Google Patents
凹凸模様を有する化粧板の製造方法Info
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Description
様を有する化粧板の製造方法に関する。
化粧板が使用されている。例えば、外装用途としては、
窯業系サイディングやALCといった無機系の建材が使
われるようになってきたが、近年の高級化、高意匠化の
傾向とともに表面にエンボスを設けた製品が好まれるよ
うになってきた。特に外壁材として非常に高級感のある
レンガやタイルを模した窯業系サイディングは、実際の
レンガやタイルの施工を行うよりもはるかに簡便で且つ
安価な施工を行うことができる。
スによる装飾を主な目的として製造されているため、カ
ラーデザインについては立ち遅れているのが現状であ
る。すなわち、ほとんどの製品は全面単色の塗料を塗装
するか、あるいは目地部分に異なる色を用いた2色の塗
装を行うに過ぎない。また、最近ではダイレクトグラビ
ア方式を用いた意匠性の高い製品も販売されているが、
この方法で得られる意匠効果は限られたものであり、本
物のレンガやタイルと比べるとあまり満足のいくもので
はなかった。
み、堅牢性、耐汚染性、耐久性に富む無機系の塗料によ
る仕上げを行った窯業系サイディングも販売されている
が、塗装であるが故に、色調については単調なものであ
り、あくまでその機能性を重点においたものである。
装ほどの耐久性を要求されていないため、使用目的、使
用部位、意匠性などから様々な種類の化粧板が知られて
いる。例えば、紙あるいは合成樹脂フィルムに印刷を施
したもの、紙に印刷を施し合成樹脂を含浸させたもの、
あるいは天然木を薄くスライスしたものを基材に貼り合
わせたもの等が化粧板として使用されている。また、合
成樹脂に顔料を練り込み硬化させ、それ自体を化粧板と
するものもある。
の対象となる住宅の台所やビル等の場合には、繊維強化
セメント板のような無機系の基材が主に使用されてい
る。これらの基材に印刷による意匠性を持たせるため
に、従来では印刷を施した紙やフィルムを接着剤により
基材と貼り合わせる、表面にエンボスを施す、スクリー
ン印刷法によりレリーフ調の盛り上げ印刷を行った製品
などがあるが、これらの方法によると、加工が煩雑な
上、連続階調の繊細な絵柄が出来ないなどの制限があっ
た。
問題点に鑑み為されたもので、その目的とするところ
は、凹凸模様の上に繊細な模様を有する、立体感のある
意匠性に優れた化粧板の製造方法に関する。
成を有する製造方法により、本発明の上記目的を達成す
ることができることを見出し、本発明を完成させた。
し、その塗膜上に中心粒径100μm以下の透明な球状
ガラスビーズ及び/又は透明なガラス粉末を全被覆組成
物固形分中に20〜80重量%の量で含有する紫外線硬
化型被覆組成物を施し、スクリーン印刷にて所望の模様
状の凹凸を形成させ、紫外線照射により硬化させ、次い
で中塗塗料を塗布、乾燥させ、その塗膜上に別に模様印
刷した転写用フィルムのインキ層のみを転写させた後、
更にクリヤー塗料を塗布し、硬化させることを特徴とす
る凹凸模様を有する化粧板の製造方法からなる。
製造方法における、下塗塗料はエポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、アクリル樹脂、アクリルシリコン樹脂を結合剤と
し、さらに着色顔料、体質顔料、水、有機溶剤及びその
他の各種添加剤等を配合することができる。前記着色顔
料としては、酸化チタン、亜鉛華、酸化鉄、黄鉛、フタ
ロシアニンブルー、ベンジジンイエロー、カーボンブラ
ック等が代表的な例として挙げられる。前記体質顔料と
しては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、石英
粉等が代表的な例として挙げられる。また、前記有機溶
剤としては、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶剤、
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤
等が代表的な例として挙げられる。前記その他の各種添
加剤としては、分散剤、沈殿防止剤、増粘剤、防カビ剤
等が挙げられる。
下の透明な球状ガラスビーズとしては、光エネルギーを
塗膜内部に伝播させる機能を有するものであることから
みて、次の条件を満たすことが望まれる。 (イ)中心粒径は100μm以下、好ましくは10〜6
0μmである。なお、中心粒径が100μmを越えると
塗膜硬化性については影響を及ぼさないか、ガラスビー
ズが生成塗膜中で目立ち、ざらつき等が出るので、塗膜
外観上好ましくない。また引張り強度等の物理的特性の
低下が見られる。一方、下限は、特に制限はないが、透
過率が実質的に低下する傾向にあるため、前記範囲内が
好ましい。 (ロ)透明で球状である。なお、球状のガラスビーズは
レンズの働きをし、透過率を上げる効果を有する。
は、以上の条件を満たすものであれば特に制限なく利用
出来る。
下の透明なガラス粉末としては、得られる塗膜の耐摩耗
性等を付与させるとともに光エネルギーを塗膜内部に伝
播させる機能を有し、それ故、厚膜塗膜の形成が可能と
なり、また薄膜塗膜の場合でも着色顔料を多量に加える
ことが可能となるため、隠蔽力の高い薄膜塗膜を形成す
ることが可能となる。
め次の条件を満たすことが望まれる。
0.5〜60μmである。なお、中心粒径が100μm
を越えると塗膜硬化性については影響を及ぼさないか、
ガラス粉末が生成塗膜中で目立ち、ざらつき等が出るの
で塗膜外観上好ましくない。また、引張り強度等の物理
的特性の低下が見られる。一方、粒径の下限は、特に制
限はないが、透過率が実質的に低下する傾向にあるた
め、前記範囲内とするのが望ましい。なお、約30μm
以下の薄膜にしたい場合は中心粒径10μm以下が好ま
しい。
百μmと厚膜塗膜を形成する場合は球状が好ましく、一
方数μm〜数十μmと薄膜塗膜を形成する場合は不定形
のものであってもよい。
ズ及び透明なガラス粉末としては、ソーダライムガラ
ス、ソーダライム・鉛ガラス、カリ・鉛ガラス、カリ・
ソーダ・鉛ガラス、硼珪酸ガラス、高アルミナガラス、
カリ・ソーダ・バリウムガラス等が具体例として挙げら
れ、特に低アルカリガラスが耐加水分解性が良好なので
望ましい。
ガラス粉末を除く紫外線硬化型被覆組成物の成分は、従
来から通常使用されているものが特に制限なく使用出来
る。即ち、本発明における紫外線硬化型被覆組成物は、
紫外線重合性化合物、光開始剤を必須成分とし、さらに
必要に応じ体質顔料、溶剤、添加剤等からなるものであ
る。
合性化合物」としては、分子内にラジカル重合可能な不
飽和二重結合を有する化合物が用いられる。具体的に
は、比較的低分子量のポリエステル樹脂、アルキド樹
脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、
ウレタン樹脂、シリコン樹脂、ポリブタジエン樹脂、ア
クリル系オリゴマー又はプレポリマー及び2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート、ジプロピレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、N−ビニ
ルピロリドン、トリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レート等の反応性モノマーの単独又は混合物が代表的な
ものとして挙げられる。また紫外線重合性化合物として
カチオン開環重合型のビニル−2−エチルヘキシルエー
テル、ビニルデシルエーテル、1,2−エポキシシクロ
ヘキサン、ジシクロペンタジエンジオキサイド、ソルビ
トールポリグリシジルエーテル等も使用出来る。
ベンゾフェノンまたはこれらエステル、過酸化ベンゾイ
ル、アゾビスイソブチロニトリル、ジフェニルジサルフ
ァイド、N−メチルジエタノールアミン、アシルフォス
フィンオキサイド、2,5−ジエトキシ−4−(p−ト
リルチオ)ベンゼンアゾニウムヘキサフルオロホスフェ
ート、ベンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシイソ
ブチロフェノン等の通常の反応開始剤が例として挙げら
れる。
ク、カオリン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、粉末
状、フレーク状、ファイバー状のガラス、ポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリスチレン等の樹
脂粉末等が代表的なものとして挙げられる。
シロール、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル
等が代表的なものとして挙げられる。
の如き成分からなるクリヤー組成物に、前記のガラスビ
ーズ及び/又は、ガラス粉末を配合したものである。し
かして、必要に応じて着色顔料を配合することも可能で
あり、上記着色顔料としては、通常の無機・有機染顔料
が使用出来る。具体的には、酸化チタン、硫化亜鉛、亜
鉛華、鉛白、リトポン、カーボンブラック、油煙、紺
青、フタロシアニンブルー、群青、カーミンFB、黄
鉛、亜鉛黄、ハンザイエロー、オーカー、ベンガラ、不
溶性含金属アゾ染料等が代表的なものとして挙げられ
る。特に本発明においては、紫外線吸収率の小さな硫化
亜鉛、油煙、群青、フタロシアニンブルー、カミンF
B、黄鉛、オーカー、ベンガラ、不溶性含金属アゾ染料
等が好適である。
樹脂、アクリル樹脂、アクリルシリコン樹脂、シリコン
樹脂、フッ素樹脂を結合剤とし、さらに着色顔料、体質
顔料、水、有機溶剤及びその他の各種添加剤等を配合す
ることができる。なお、結合剤以外の組成は、前記下塗
塗料と同様のものを使用することができる。
の主要部は、適当なベースフィルムとこの上に剥離層を
介して積層された樹脂を主成分とする転写層とから構成
されるものである。
紙、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン
ビニルアルコール樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル
樹脂及び、エチレン酢ビ共重合樹脂等から成る合成フィ
ルムが適用でき、また剥離層を構成する材料としては、
例えば、ポリビニルアルコール系の離型剤が挙げられ、
また、この剥離層上に積層される転写層としては、ウレ
タン樹脂、アクリルウレタン樹脂等を主成分とし、溶剤
系中塗塗料塗膜表面に耐久性、耐候性、耐汚染性、耐吸
湿性等の性能を付与することができる。尚、この転写層
を、例えば、グラビア印刷により形成した大理石模様等
の絵付け模様で構成してもよい。
記中塗塗料から着色顔料を除いた組成のものを使用す
る。
製造方法について説明する。本発明においては、まず、
基材表面に前記の下塗塗料を塗布、硬化させて下塗塗膜
を形成する。下塗塗料の塗布は、具体的には、基材表面
に、前記下塗塗料を塗布、含浸させ、素地固めをし、か
つ、基材中の空隙部の空気を塗料で置換、充填すること
により行われる。前記下塗塗料にはシーラーとしての機
能も持たせているが、場合により、無機質基材に予めシ
ーラーを塗布、含浸させ、その後前記下塗塗料を塗布し
てもよく、そのような態様も本発明の製造方法に含まれ
るものである。塗布された下塗塗料は、常温乾燥または
強制乾燥により硬化させるが、予熱した基材を使用する
ことにより乾燥を早めることも可能である。このように
して下塗塗膜が形成される。
部分的に前記紫外線硬化型被覆組成物を塗布しスクリー
ン印刷し、所望の模様状凹凸塗膜を形成する。尚、スク
リーン印刷法とは、適当なメッシュ数の紗に、必要な模
様部分以外を樹脂等にて隠蔽したスクリーン版上を、ス
キージを用いて塗料を移動させ、隠蔽されていない模様
部分の紗の網の目のみ塗料をすり込んだ後、スクリーン
版を上げる方法により盛り上げ模様状凹凸を形成させる
方法である。
数は、150メッシュ以下であることが望ましく、前記
メッシュ数の紗を使用することにより、微細な凹凸表面
を有する下塗塗膜上にも過大な負荷をかけることなく、
平滑な塗膜を形成することができる。メッシュ数の下限
は特に制限がないが、あまり小さいと微細な模様塗膜が
表現できなくなるので、30メッシュ程度までが適当で
ある。尚、メッシュ数が150メッシュを越えると、1
回のスキージングでは印刷抜けや飛びを生じ、また塗膜
表面が平滑にならないので、好ましくない。
重合反応を誘起させて、塗膜を硬化させ、スクリーン印
刷塗膜を形成する。尚、紫外線を照射するために用いら
れる光源としては、低圧水銀灯、高圧水銀灯、メタルハ
ライドランプ、カーボンアーク灯、キセノンランプ、ケ
ミカルランプ等を使用することができる。
せ、次いで中塗塗料を塗布、乾燥させ、更にその上に、
別に模様印刷した転写用フィルムのインキ層のみを転写
させ、凹凸模様塗膜の転写手段として加熱、圧着などが
用いられる。その後、クリヤー塗料を全面に仕上げ塗装
し、意匠性に優れ、微細な模様を有する化粧板を製造す
ることができる。
径100μm以下の球状ガラスビーズ及び/または透明
なガラス粉末を全被覆組成物固形分中に20〜80重量
%含有する着色顔料を含む紫外線硬化型被覆組成物をス
クリーン印刷して模様状に凹凸を付け、紫外線硬化させ
ることにより、表面にエンボス模様を付与し、さらにこ
の上に別に模様印刷した転写用フィルムの層のみ転写す
ることにより繊細な模様を付与し、また、下塗塗料、中
塗塗料の色調と合わせて意匠性に優れ、立体感を与える
繊細な模様を有する化粧板を製造することができる。
ソシアネート1モルと2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト2モルを常法により付加反応させ、平均分子量500
のアクリルウレタンオリゴマー(i)を調整した。 <エポキシアクリレート樹脂オリゴマー(ii)>エピコ
ート828 (油化シェルエポキシ社製ビスフェノールA
型ジエポキシ化合物、分子量380)1モルとアクリル
酸2モルを常法により付加反応させ、酸価20のエポキ
シアクリレート樹脂オリゴマー(ii)を調整した。 <着色紫外線硬化型塗料(I)>アクリルウレタンオリ
ゴマー(i)22部にN−ビニルピロリドン6部、2,
4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフォン
オキサイド0.6部、中心粒径30μmの透明なソーダ
ガラスビーズ40部、酸化チタン14部、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート17.4部を調合混合し、
着色紫外線硬化型塗料(I)を調整した。 <着色紫外線硬化型塗料(II)>エポキシアクリレート
樹脂オリゴマー(ii)18.5部、1,6−ヘキサンジ
オールジアクリレート15部、2,6−ジメトキシベン
ゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド0.5部、
α,α−ジメチル−αヒドロキシアセトフェノン0.5
部、炭酸カルシウム10部、カーボンブラック0.5
部、中心粒径10μm、最大粒径80μm以下に調整し
た透明なソーダライムガラス粉末55部を調合混合し、
着色紫外線硬化型塗料(II)を調整した。 (実施例1)石綿スレート板(JIS−A−5403フ
レキシブルボード)表面に、下塗塗料としてエポニック
ス#10 白(大日本塗料株式会社製エポキシ樹脂塗
料)を塗装し、乾燥後、前述の着色紫外線硬化型塗料
(I)を80メッシュの目地幅4mmの200角タイル
模様のスクリーン版を用い、膜厚100μの立体柄スク
リーン印刷を行い、紫外線照射により硬化させ凹凸模様
塗膜を形成させた。さらにその上に中塗塗料としてVシ
リコン グレー色(大日本塗料株式会社製アクリルシリ
コン樹脂塗料)を塗装し、乾燥後、この塗膜上に更に、
ポリエチレンテレフタレート樹脂ベースフィルムに大理
石模様を印刷した転写用フィルムを130℃で3分間熱
圧着させ絵柄を転写させた。さらにその上に、クリヤー
塗料としてVフロン#200クリヤー(大日本塗料株式
会社製フッ素樹脂塗料)を塗装し、乾燥し、立体感のあ
る大理石調化粧板を作成した。 (実施例2)ケイ酸カルシウム板表面に、下塗塗料とし
てVトップ#100 白(大日本塗料株式会社製ウレタ
ン樹脂塗料)を塗装し、乾燥後、前述の着色紫外線硬化
型塗料(II)を120メッシュの木目模様のスクリーン
版を用い、膜厚80μの立体柄スクリーン印刷を行い、
紫外線照射により硬化させ凹凸模様塗膜を形成させた。
さらにその上に、中塗塗料としてVトップ#100 グ
レー(大日本塗料株式会社製ウレタン樹脂塗料)を塗装
し、乾燥後、この塗膜上に更に、塩化ビニル樹脂ベース
フィルムに、木目模様を印刷した転写用フィルムを13
0℃で3分間熱圧着させ絵柄を転写させた。さらにその
上に、上記着色紫外線硬化型塗料(I)からソーダガラ
ス及び酸化チタンを除いた配合組成物をクリヤー塗料と
して30μ塗装、紫外線照射により硬化させ、立体感の
ある木目調化粧板を作成した。 (実施例3)軽量気泡コンクリート板表面に、上記のV
トップ#100を塗装し、乾燥後、前述の着色紫外線硬
化型塗料(II)を60メッシュのストライプ模様のスク
リーン版を用い、膜厚150μの立体柄スクリーン印刷
を行い、紫外線照射により硬化させ凹凸模様塗膜を形成
させた。さらにその上に中塗塗料としてVトップ(大日
本塗料株式会社製アクリルウレタン樹脂塗料)を塗装
し、乾燥後、ポリプロピレン樹脂ベースフィルムに複数
色のドット模様を印刷した転写用フィルムを130℃で
3分間熱圧着させ絵柄を転写させた。さらにその上に、
クリヤー塗料としてVトップクリヤー(大日本塗料株式
会社製アクリルウレタン樹脂塗料)を塗装、乾燥し、立
体感のあるドット模様化粧板を作成した。 (比較例1)実施例2において、着色紫外線硬化型塗料
(II)中のソーダライムガラス粉末を同粒径の寒水石に
変更する以外はすべて同一条件にて化粧板を作成した。
しかしながら着色紫外線硬化型塗料(II)は紫外線照射
により表面のみしか硬化せず、内部が未硬化のため、付
着性不良で、化粧板として不適であった。 (比較例2)実施例1において、着色紫外線硬化型塗料
(I)のスクリーン印刷、及び紫外線照射により硬化を
行わず、その他の工程はすべて同一条件にて化粧板を作
成した。得られた化粧板は立体感がなく平板で意匠性に
乏しいものであった。 (比較例3)実施例2において、転写用フィルムの絵柄
を転写する工程のみを行わず、その他の工程はすべて同
一条件にて化粧板を作成した。得られた化粧板は2色仕
上げの単調な模様で、本願発明で得られたような意匠性
に優れた繊細な模様は得られなかった。
Claims (2)
- 【請求項1】 基材表面に下塗塗料を施し、その形成さ
れた塗膜上に中心粒径100μm以下の透明な球状ガラ
スビーズ及び/又は透明なガラス粉末を全被覆組成物固
形分中に20〜80重量%の量で含有する紫外線硬化型
被覆組成物を塗布しスクリーン印刷にて所望の模様状の
凹凸を形成させ、紫外線照射により塗膜を硬化させ、次
いで中塗塗料を塗布、乾燥させ、その塗膜上に別に模様
印刷した転写用フィルムのインキ層のみを転写させた
後、更にクリヤー塗料を塗布し、硬化させることを特徴
とする立体感のある凹凸模様を有する化粧板の製造方
法。 - 【請求項2】 前記クリヤー塗料が紫外線硬化型塗料で
あることを特徴とする請求項1記載の凹凸模様を有する
化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1346096A JP2946192B2 (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 凹凸模様を有する化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1346096A JP2946192B2 (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 凹凸模様を有する化粧板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09201929A JPH09201929A (ja) | 1997-08-05 |
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ID=11833766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1346096A Expired - Lifetime JP2946192B2 (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 凹凸模様を有する化粧板の製造方法 |
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JP2006016529A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Dainippon Ink & Chem Inc | 化粧シート用活性エネルギー線硬化性コーティング組成物及び化粧シート |
JP4827259B2 (ja) * | 2007-09-03 | 2011-11-30 | 大日本塗料株式会社 | 凹凸模様を有する化粧板の製造方法 |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP1346096A patent/JP2946192B2/ja not_active Expired - Lifetime
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