JP2944685B2 - 電動車両用モータ制御装置における冷却装置 - Google Patents
電動車両用モータ制御装置における冷却装置Info
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- JP2944685B2 JP2944685B2 JP1267729A JP26772989A JP2944685B2 JP 2944685 B2 JP2944685 B2 JP 2944685B2 JP 1267729 A JP1267729 A JP 1267729A JP 26772989 A JP26772989 A JP 26772989A JP 2944685 B2 JP2944685 B2 JP 2944685B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電動車両の冷却装置に関し、特に、電動モ
ータの電流を制御するための制御装置における冷却装置
に関するものである。
ータの電流を制御するための制御装置における冷却装置
に関するものである。
[従来の技術] 従来、フォークリフトやゴルフカート等の車両には、
電動モータによって駆動される電動車両が用いられてい
ることが多い。
電動モータによって駆動される電動車両が用いられてい
ることが多い。
この電動車両には、第7図に示すように電動モータ01
へ供給する電流を制御するために制御装置02が設けられ
ており、この制御装置02は、トランジスタ03及びダイオ
ード04からなり、電動モータ01への電流を制御するブリ
ッジ回路05を備えている。
へ供給する電流を制御するために制御装置02が設けられ
ており、この制御装置02は、トランジスタ03及びダイオ
ード04からなり、電動モータ01への電流を制御するブリ
ッジ回路05を備えている。
このような電動車両においては、車両発進時には、大
きなトルクが必要となるが、大きなトルクを得るために
は電動モータ01に多大の電流を流す必要がある。また、
車両の高速走行時には、走行抵抗が大きくなるために、
同様に電動モータ01に多大の電流を流す必要がある。こ
のため、制御装置02においてはこのような多大の電流を
制御しなければならないので、ブリッジ回路05内のトラ
ンジスタ03等の発熱部品が発熱してしまう。
きなトルクが必要となるが、大きなトルクを得るために
は電動モータ01に多大の電流を流す必要がある。また、
車両の高速走行時には、走行抵抗が大きくなるために、
同様に電動モータ01に多大の電流を流す必要がある。こ
のため、制御装置02においてはこのような多大の電流を
制御しなければならないので、ブリッジ回路05内のトラ
ンジスタ03等の発熱部品が発熱してしまう。
そこで、従来は、車体とは別体に設けた制御装置内に
冷却装置を配設し、この冷却装置によりトランジスタ03
等の発熱部品を冷却するようにしている。そして、この
ような冷却装置としてヒートシンクが一般に用いられ、
このヒートシンクは制御装置02内に配設されている。と
ころで、電動モータ01の制御装置02は車体と別体に設け
られており、電動車両の特性上、この制御装置02はでき
るだけコンパクトに形成されている。このため、制御装
置02内に設けられているヒートシンクも小さくせざるを
得なく、放熱効果を十分に得ることはできない。そこ
で、通常はファンを設けて、このファンとヒートシンク
とにより制御装置02を冷却するようにしている。また、
冷却によってヒートシンクを冷却する方法もある。
冷却装置を配設し、この冷却装置によりトランジスタ03
等の発熱部品を冷却するようにしている。そして、この
ような冷却装置としてヒートシンクが一般に用いられ、
このヒートシンクは制御装置02内に配設されている。と
ころで、電動モータ01の制御装置02は車体と別体に設け
られており、電動車両の特性上、この制御装置02はでき
るだけコンパクトに形成されている。このため、制御装
置02内に設けられているヒートシンクも小さくせざるを
得なく、放熱効果を十分に得ることはできない。そこ
で、通常はファンを設けて、このファンとヒートシンク
とにより制御装置02を冷却するようにしている。また、
冷却によってヒートシンクを冷却する方法もある。
一方、制御装置02が配設される従来のアンダーボデー
は、1枚の板06をプレス成形することにより、第8図に
示すようなリブ構造に形成されている。この場合リブ07
は多数縦横に配置されている。
は、1枚の板06をプレス成形することにより、第8図に
示すようなリブ構造に形成されている。この場合リブ07
は多数縦横に配置されている。
[本発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の冷却装置では、ヒートシンクと
ファンとが用いられているが、その場合液冷をしている
ので重量が比較的重くなってしまい、電動モータの出力
トルクを高くする必要がある。電動モータの出力トルク
を高くするには、電流を多く流さなければならなく、発
熱量が高くなってしまうという問題がある。
ファンとが用いられているが、その場合液冷をしている
ので重量が比較的重くなってしまい、電動モータの出力
トルクを高くする必要がある。電動モータの出力トルク
を高くするには、電流を多く流さなければならなく、発
熱量が高くなってしまうという問題がある。
また、ファンを使用しているので、ファンによる騒音
が発生し、電動車両の利点である静粛性が損なわれてし
まう。そこで、ファンを用いないようにすることが考え
られるが、そのためにはより大きな放熱効率のよいヒー
トシンクを使用しなければならなく、コンパクト性が損
なわれると共に、重合が重くなってしまうという問題が
生じる。
が発生し、電動車両の利点である静粛性が損なわれてし
まう。そこで、ファンを用いないようにすることが考え
られるが、そのためにはより大きな放熱効率のよいヒー
トシンクを使用しなければならなく、コンパクト性が損
なわれると共に、重合が重くなってしまうという問題が
生じる。
更に、従来のアンダーボデーでは、多数のリブ01が縦
横に配置されているので、車両走行時に走行風が流れ難
く、制御装置の冷却のためにこの走行風が効果的に利用
されないばかりでなく、リブ構造のため制御装置のトラ
ンジスタを設置する場所がなかった。
横に配置されているので、車両走行時に走行風が流れ難
く、制御装置の冷却のためにこの走行風が効果的に利用
されないばかりでなく、リブ構造のため制御装置のトラ
ンジスタを設置する場所がなかった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は重量を増加することがなく、放熱を効率
よく行うことができる電動車両用モータ制御装置におけ
る冷却装置を提供することである。
て、その目的は重量を増加することがなく、放熱を効率
よく行うことができる電動車両用モータ制御装置におけ
る冷却装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 前述の課題を解決するために、請求項1の発明は、電
動車両を駆動する電動モータの制御装置を冷却する冷却
装置において、車体床部を形成するアンダーボデーの上
面に前記制御装置の発熱部品が取り付けられ、該アンダ
ーボデーが、該発熱部品から発生する熱を放熱するため
のヒートシンクとされていることを特徴としている。
動車両を駆動する電動モータの制御装置を冷却する冷却
装置において、車体床部を形成するアンダーボデーの上
面に前記制御装置の発熱部品が取り付けられ、該アンダ
ーボデーが、該発熱部品から発生する熱を放熱するため
のヒートシンクとされていることを特徴としている。
また、請求項2の発明は、前記アンダーボデーの前記
発熱部品が取り付けられている部分は平面とされている
ことを特徴としている。
発熱部品が取り付けられている部分は平面とされている
ことを特徴としている。
更に、請求項3の発明は、前記アンダーボデーの前記
発熱部品が取り付けられている面と反対側の面に、フィ
ン部材が固定されていることを特徴としている。
発熱部品が取り付けられている面と反対側の面に、フィ
ン部材が固定されていることを特徴としている。
更に、請求項4の発明は、前記フイン部材が車両前後
方向に延設されていることを特徴としている。
方向に延設されていることを特徴としている。
[作用および発明の効果] このような構成をした請求項1の発明によれば、車両
発進時や高速走行時等において、電動モータに大きな電
流を流して、制御装置の発熱部品が熱を発生しても、発
生した熱をアンダーボデーに伝わらせて外へ放散させる
ことができるようになる。その場合、アンダーボデーは
きわめて大きく、その体積も非常に大きいので、ヒート
シンクとしての熱容量を大きくし、発熱部品で発生した
熱をアンダーボデー全体に分散させて蓄熱しておくこと
ができる。
発進時や高速走行時等において、電動モータに大きな電
流を流して、制御装置の発熱部品が熱を発生しても、発
生した熱をアンダーボデーに伝わらせて外へ放散させる
ことができるようになる。その場合、アンダーボデーは
きわめて大きく、その体積も非常に大きいので、ヒート
シンクとしての熱容量を大きくし、発熱部品で発生した
熱をアンダーボデー全体に分散させて蓄熱しておくこと
ができる。
また、アンダーボデーは、その表面積も非常に大きい
ものであるため、放熱面積を十分に確保することができ
る上、その下面全域が走行風を受ける走行中はもちろん
のこと、停車中であっても常に空気(外気)と触れてい
るため、発熱部品で発生したアンダーボデー全体に分
散、蓄積された熱を、更に一層効率よく放散することが
できるようになる。
ものであるため、放熱面積を十分に確保することができ
る上、その下面全域が走行風を受ける走行中はもちろん
のこと、停車中であっても常に空気(外気)と触れてい
るため、発熱部品で発生したアンダーボデー全体に分
散、蓄積された熱を、更に一層効率よく放散することが
できるようになる。
このように放熱を効果的に行うことができるようにな
ることにより、制御装置の冷却装置の重量を軽減するこ
とが可能となり、一充電当たりの走行距離などの、電動
車両としての走行性が向上する。
ることにより、制御装置の冷却装置の重量を軽減するこ
とが可能となり、一充電当たりの走行距離などの、電動
車両としての走行性が向上する。
また、請求項2の発明では、アンダーボデーの発熱部
品が取り付けられる部分が平面とされているので、発熱
部品を安定して確実に固定することができ、発熱部品か
らの熱がアンダーボデーに確実に伝達されるようにな
る。
品が取り付けられる部分が平面とされているので、発熱
部品を安定して確実に固定することができ、発熱部品か
らの熱がアンダーボデーに確実に伝達されるようにな
る。
更に、請求項3の発明では、フィン部材による放熱面
積を拡大することができるようになり、アンダーボデー
に伝わってくる熱はこのフィン部材によってより一層効
果的に放散されることになる。
積を拡大することができるようになり、アンダーボデー
に伝わってくる熱はこのフィン部材によってより一層効
果的に放散されることになる。
また、アンダーボデーを大きく形成しても、フィン部
材がリブ機能を発揮するようになるので、アンダーボデ
ーの剛性及び強度が十分に確保されるようになる。
材がリブ機能を発揮するようになるので、アンダーボデ
ーの剛性及び強度が十分に確保されるようになる。
更に、請求項4の発明では、フィン部材が車両前後方
向に延設されているので、車両走行中は走行風がこれら
のフィン部材によって案内される。これにより、放熱を
更に一層効果的に行うことができるようになる。
向に延設されているので、車両走行中は走行風がこれら
のフィン部材によって案内される。これにより、放熱を
更に一層効果的に行うことができるようになる。
[実施例] 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明による電動車両用モータ制御装置にお
ける冷却装置の一実施例を示す斜視図、第2図は第1図
におけるII−II線に沿う断面図である。
ける冷却装置の一実施例を示す斜視図、第2図は第1図
におけるII−II線に沿う断面図である。
第1図に示すように、車体のアンダボデー1は1枚の
平板をプレス成形によって形成されており、その場合、
床部の主要部を形成する部分2は大きな平面に形成され
ている。この平面部2の前方部及び後方部には、車体の
左右方向に延びる一対のリブ部材3,4が固着されてい
る。これらのリブ部材3,4により、アンダボデー1の横
方向の剛性及び強度が高められている。
平板をプレス成形によって形成されており、その場合、
床部の主要部を形成する部分2は大きな平面に形成され
ている。この平面部2の前方部及び後方部には、車体の
左右方向に延びる一対のリブ部材3,4が固着されてい
る。これらのリブ部材3,4により、アンダボデー1の横
方向の剛性及び強度が高められている。
一方、第2図から明らかなように、平面部2の下面に
は、車両前後方向に延びる複数条のフィン部材5,5,…が
固着されている。第3図(a)に示すように、これらの
フィン部材5,5,…はV字形に形成されている。そして、
このV字形の上端に形成され、左右に突出するフランジ
状取付部5a,5bが平面部2の下面に固着されるようにな
っている。取付部5a,5bを左右に突出させることによ
り、フィン部材5は安定して確実に取り付けられるよう
になる。
は、車両前後方向に延びる複数条のフィン部材5,5,…が
固着されている。第3図(a)に示すように、これらの
フィン部材5,5,…はV字形に形成されている。そして、
このV字形の上端に形成され、左右に突出するフランジ
状取付部5a,5bが平面部2の下面に固着されるようにな
っている。取付部5a,5bを左右に突出させることによ
り、フィン部材5は安定して確実に取り付けられるよう
になる。
また、フィン部材5の他の形状として、同図(b)に
示すようにフィン部材5をI字形に形成することも考え
られる。その場合、フランジ状取付部5a,5bは左右に交
互に突出するように形成されており、これにより、フィ
ン部材5は安定かつ確実に取り付けられる。もちろん、
このような取付部は右側あるいは左側の一方のみに突出
するように形成することもできる。
示すようにフィン部材5をI字形に形成することも考え
られる。その場合、フランジ状取付部5a,5bは左右に交
互に突出するように形成されており、これにより、フィ
ン部材5は安定かつ確実に取り付けられる。もちろん、
このような取付部は右側あるいは左側の一方のみに突出
するように形成することもできる。
あるいは、同図(c)に示すように複数条のフィン5
c,5c,…を形成した波板5dによってフィン部材5を形成
することも考えらえる。この波板5dの場合には、フィン
部材5を一気に取り付けられるので、取付作業が簡単に
なる。
c,5c,…を形成した波板5dによってフィン部材5を形成
することも考えらえる。この波板5dの場合には、フィン
部材5を一気に取り付けられるので、取付作業が簡単に
なる。
また、第1図に示すように一対のリブ部材3,4の間の
平面部2には、図示しない電動モータの制御装置6が固
定されている。この制御装置6は所定数のトランジスタ
7,7,…を備えており、これらのトランジスタ7,7,…はア
ンダボデー1の平面部2の上面に直接取り付けられてい
る。その場合、トランジスタ7は平面に取り付けられる
ので、安定して確実に取り付けられるようになる。
平面部2には、図示しない電動モータの制御装置6が固
定されている。この制御装置6は所定数のトランジスタ
7,7,…を備えており、これらのトランジスタ7,7,…はア
ンダボデー1の平面部2の上面に直接取り付けられてい
る。その場合、トランジスタ7は平面に取り付けられる
ので、安定して確実に取り付けられるようになる。
このように構成されたこの実施例においては、車両発
進時や高速走行時等において、電動モータに大きな電流
を流すと、制御装置6のトランジスタ7が熱を発生する
ようになるが、トランジスタ7がアンダボデー1に直接
取り付けられているので、発生した熱はこのアンダボデ
ー1を伝わって外へ放散されるようになる。すなわち、
アンダボデー1はヒートシンクを構成するようになる。
その場合、アンダボデー1はきわめて大きいので、ヒー
トシンクとしての熱容量が大きく、トランジスタ7で発
生した熱は効率よく放散されるようになる。これに加え
て、平面部2の下面にはフィン部材5が設けられている
ので放熱面積が拡大され、アンダボデー1を伝わって来
る熱はこのフィン部材5によってより一層効果的に放散
されるようになる。しかも、フィン5部材は車両前後方
向に延設されているので、車両走行中は走行風がこれら
のフィン部材5によって案内されるので、更に放熱が効
果的に行われるようになる。
進時や高速走行時等において、電動モータに大きな電流
を流すと、制御装置6のトランジスタ7が熱を発生する
ようになるが、トランジスタ7がアンダボデー1に直接
取り付けられているので、発生した熱はこのアンダボデ
ー1を伝わって外へ放散されるようになる。すなわち、
アンダボデー1はヒートシンクを構成するようになる。
その場合、アンダボデー1はきわめて大きいので、ヒー
トシンクとしての熱容量が大きく、トランジスタ7で発
生した熱は効率よく放散されるようになる。これに加え
て、平面部2の下面にはフィン部材5が設けられている
ので放熱面積が拡大され、アンダボデー1を伝わって来
る熱はこのフィン部材5によってより一層効果的に放散
されるようになる。しかも、フィン5部材は車両前後方
向に延設されているので、車両走行中は走行風がこれら
のフィン部材5によって案内されるので、更に放熱が効
果的に行われるようになる。
そして、このように放熱を効果的に行うことができる
ようになることにより、従来のように制御装置6内にヒ
ートシンクやファンを設ける必要もなくなる。したがっ
て、制御装置6の冷却装置の重量を軽減することが可能
となる。その上、ファンを設ける必要がないので、ファ
ンによる騒音の発生を確実に防止でき、電動車両の静粛
性を確保することができる。
ようになることにより、従来のように制御装置6内にヒ
ートシンクやファンを設ける必要もなくなる。したがっ
て、制御装置6の冷却装置の重量を軽減することが可能
となる。その上、ファンを設ける必要がないので、ファ
ンによる騒音の発生を確実に防止でき、電動車両の静粛
性を確保することができる。
また、アンダボデー1の平面部2を大きく形成して
も、フィン部材5がリブの機能を発揮するので、平面部
2の剛性及び強度が十分に確保されるようになる。特
に、車体は前後方向にひずみ易いが、フィン部材5が車
両前後方向に延設されているので、平面部2の前後方向
の剛性及び強度がアップし、アンダボデー1は特に生じ
易い前後方向にひずみに対して効果的に対応することが
できるようになる。
も、フィン部材5がリブの機能を発揮するので、平面部
2の剛性及び強度が十分に確保されるようになる。特
に、車体は前後方向にひずみ易いが、フィン部材5が車
両前後方向に延設されているので、平面部2の前後方向
の剛性及び強度がアップし、アンダボデー1は特に生じ
易い前後方向にひずみに対して効果的に対応することが
できるようになる。
第4図は前述の実施例の変形例を示す斜視図、第5図
は第4図におけるV−V線に沿う断面図である。なお、
前述の実施例と同じ構成要素には同じ符号を付すことに
より、その説明は省略する。
は第4図におけるV−V線に沿う断面図である。なお、
前述の実施例と同じ構成要素には同じ符号を付すことに
より、その説明は省略する。
第4図に示すように、この実施例では制御装置6が配
設される部分を除くアンダボデー1の部分に多数のリブ
8,8,…がプレス成形されている。これらのリブ8,8,…は
車両前後方向に延設されていると共に、第5図から明ら
かなようにリブ8は床面から下方へ突出するようにして
形成されている。しかも、同図に示すようにリブ8はア
ンダボデー1を形成する部材自体に形成されている。
設される部分を除くアンダボデー1の部分に多数のリブ
8,8,…がプレス成形されている。これらのリブ8,8,…は
車両前後方向に延設されていると共に、第5図から明ら
かなようにリブ8は床面から下方へ突出するようにして
形成されている。しかも、同図に示すようにリブ8はア
ンダボデー1を形成する部材自体に形成されている。
このように構成された変形例においても前述の実施例
とほぼ同じ作用効果を奏するので、その説明は省略す
る。この場合には、リブ8がアンダボデー1にプレスに
よって一体に形成されるので、リブのアンダボデー1へ
の固着作業が不要となり、工数を削減することができ
る。
とほぼ同じ作用効果を奏するので、その説明は省略す
る。この場合には、リブ8がアンダボデー1にプレスに
よって一体に形成されるので、リブのアンダボデー1へ
の固着作業が不要となり、工数を削減することができ
る。
第6図は本発明の他の実施例を示す斜視図である。こ
の実施例はフレーム構造の車体に本発明を適用した例で
ある。
の実施例はフレーム構造の車体に本発明を適用した例で
ある。
第6図に示すように、車体のフレーム9の下部に、ア
ルミ等の熱伝導性の良好な材料からなる1枚の平板10が
取り付けられていて、この平板10によって車両の底部が
形成されている。平板10はできるだけ平面が大きく得ら
れるようにしてプレス成形されている。そして、図示し
ないが、この平板10にも前述の第1図及び第4図に示さ
れているようなフィン部材5またはリブ8が形成される
ようになっている。
ルミ等の熱伝導性の良好な材料からなる1枚の平板10が
取り付けられていて、この平板10によって車両の底部が
形成されている。平板10はできるだけ平面が大きく得ら
れるようにしてプレス成形されている。そして、図示し
ないが、この平板10にも前述の第1図及び第4図に示さ
れているようなフィン部材5またはリブ8が形成される
ようになっている。
したがって、この実施例においても前述の実施例と動
じ放熱の作用効果を得ることができるようになる。
じ放熱の作用効果を得ることができるようになる。
またこの実施例の場合は、平板10はフィン部材5また
はリブ8によって強度が増大しているので、フレーム9
の一部を廃止することができる。しかも、車体底部を平
板10によって形成することにより、フレーム構造だけの
ときよりも車両全体の強度が増大するようになる。
はリブ8によって強度が増大しているので、フレーム9
の一部を廃止することができる。しかも、車体底部を平
板10によって形成することにより、フレーム構造だけの
ときよりも車両全体の強度が増大するようになる。
以上の説明から明らかなように、アンダボデー1の少
なくとも一部2に制御装置6のトランジスタ7が取り付
けられると共に、アンダボデー1の少なくとも一部2
が、トランジスタ7から発生する熱を放熱するためのヒ
ートシンクとして形成されているので、車両発進時や高
速走行時等において、電動モータに大きな電流を流す
と、制御装置6のトランジスタ7が熱を発生しても、発
生した熱をこのアンダボデー1に伝わらせて外へ放散さ
せることができるようになる。その場合、アンダボデー
1はきわめて大きいので、ヒートシンクとしての熱容量
を大きくすることができ、トランジスタ7で発生した熱
を更に一層効率よく放散することができるようになる。
なくとも一部2に制御装置6のトランジスタ7が取り付
けられると共に、アンダボデー1の少なくとも一部2
が、トランジスタ7から発生する熱を放熱するためのヒ
ートシンクとして形成されているので、車両発進時や高
速走行時等において、電動モータに大きな電流を流す
と、制御装置6のトランジスタ7が熱を発生しても、発
生した熱をこのアンダボデー1に伝わらせて外へ放散さ
せることができるようになる。その場合、アンダボデー
1はきわめて大きいので、ヒートシンクとしての熱容量
を大きくすることができ、トランジスタ7で発生した熱
を更に一層効率よく放散することができるようになる。
第1図は本発明による電動車両用モータ制御装置におけ
る冷却装置の一実施例を示す斜視図、第2図は第1図に
おけるII−II線に沿う断面図、第3図はフィン部材を示
す斜視図、第4図は第1図における実施例の変形例を示
す斜視図、第5図は第4図におけるV−V線に沿う断面
図、第6図は本発明の他の実施例を示す斜視図、第7図
は電動モータの制御装置の回路図、第8図は従来のアン
ダボデーを示す斜視図である。 1……アンダボデー、2……平面部、5……フィン部
材、5c……フィン、5d……波板、6……制御装置、7…
…トランジスタ、8……リブ、9……フレーム、10……
平板
る冷却装置の一実施例を示す斜視図、第2図は第1図に
おけるII−II線に沿う断面図、第3図はフィン部材を示
す斜視図、第4図は第1図における実施例の変形例を示
す斜視図、第5図は第4図におけるV−V線に沿う断面
図、第6図は本発明の他の実施例を示す斜視図、第7図
は電動モータの制御装置の回路図、第8図は従来のアン
ダボデーを示す斜視図である。 1……アンダボデー、2……平面部、5……フィン部
材、5c……フィン、5d……波板、6……制御装置、7…
…トランジスタ、8……リブ、9……フレーム、10……
平板
Claims (4)
- 【請求項1】電動車両を駆動する電動モータの制御装置
を冷却する冷却装置において、 車体床部を形成するアンダーボデーの上面に前記制御装
置の発熱部品が取り付けられ、該アンダーボデーが、該
発熱部品から発生する熱を放熱するためのヒートシンク
とされていることを特徴とする電動車両用モータ制御装
置における冷却装置。 - 【請求項2】前記アンダーボデーの前記発熱部品が取り
付けられている部分は平面とされていることを特徴とす
る請求項1記載の電動車両用モータ制御装置における冷
却装置。 - 【請求項3】前記アンダーボデーの前記発熱部品が取り
付けられている面と反対側の面に、フィン部材が固定さ
れていることを特徴とする請求項1または2記載の電動
車両用モータ制御装置における冷却装置。 - 【請求項4】前記フイン部材が車両前後方向に延設され
ていることを特徴とする請求項3記載の電動車両用モー
タ制御装置における冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1267729A JP2944685B2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 電動車両用モータ制御装置における冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1267729A JP2944685B2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 電動車両用モータ制御装置における冷却装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03128777A JPH03128777A (ja) | 1991-05-31 |
JP2944685B2 true JP2944685B2 (ja) | 1999-09-06 |
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ID=17448759
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---|---|---|---|
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---|---|
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---|---|---|---|---|
CN104149862B (zh) * | 2014-08-27 | 2017-05-10 | 东南大学 | 一种用于工程机械驾驶室的底板 |
-
1989
- 1989-10-13 JP JP1267729A patent/JP2944685B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH03128777A (ja) | 1991-05-31 |
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