JPH0829041A - 沸騰冷却装置 - Google Patents
沸騰冷却装置Info
- Publication number
- JPH0829041A JPH0829041A JP16702494A JP16702494A JPH0829041A JP H0829041 A JPH0829041 A JP H0829041A JP 16702494 A JP16702494 A JP 16702494A JP 16702494 A JP16702494 A JP 16702494A JP H0829041 A JPH0829041 A JP H0829041A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- heat
- cooling tank
- heat generating
- refrigerant
- Prior art date
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- Pending
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷却時に上部の発熱部品と下部の発熱部品と
の間で温度差が生じない沸騰冷却装置を得ること。 【構成】 放熱器1と発熱素子を取付ける冷媒槽4及び
インバータケース6は溶接又はろう付けにより接合さ
れ、放熱器背面には冷却ファン2が設置してある。冷却
槽側面には2段にIGBTモジュール5がインバータケース
6に共締めされている。図のように冷却槽はプレス成形
品の薄肉の構成部材7及び構成部材8をろう付け接合さ
れる。そして、発熱素子であるIGBTモジュール5は冷媒
槽構成部材7,8を介してインバータケース6にボルト
9により取付ける。その際、冷媒槽構成部材7,8を図
に示すように下部で狭く上部で広くすることにより、下
部で発生した気泡が上部の発熱体放熱面で放熱性能を低
下させることを防止できる。
の間で温度差が生じない沸騰冷却装置を得ること。 【構成】 放熱器1と発熱素子を取付ける冷媒槽4及び
インバータケース6は溶接又はろう付けにより接合さ
れ、放熱器背面には冷却ファン2が設置してある。冷却
槽側面には2段にIGBTモジュール5がインバータケース
6に共締めされている。図のように冷却槽はプレス成形
品の薄肉の構成部材7及び構成部材8をろう付け接合さ
れる。そして、発熱素子であるIGBTモジュール5は冷媒
槽構成部材7,8を介してインバータケース6にボルト
9により取付ける。その際、冷媒槽構成部材7,8を図
に示すように下部で狭く上部で広くすることにより、下
部で発生した気泡が上部の発熱体放熱面で放熱性能を低
下させることを防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】電気自動車用及び汎用インバータ
用の沸騰冷却装置に関する。
用の沸騰冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、実開昭61-146954 号公
報に代表されるような、深さ方向(垂直方向)に深い冷
却槽壁面に発熱部品を複数取り付けて冷却する沸騰冷却
装置がある。
報に代表されるような、深さ方向(垂直方向)に深い冷
却槽壁面に発熱部品を複数取り付けて冷却する沸騰冷却
装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら実開昭61
-146954 号公報に代表されるような沸騰冷却装置は、冷
却槽の幅は下部から上部まで一定であるため、非沸騰状
態であれば問題ないが、沸騰状態では下部で発生した気
泡が冷媒中を上昇するに従って拡散し、上部の発熱部品
の放熱面において気泡が充満してしまう。従って、気泡
が充満する部分では放熱性能低下をまねき、この結果上
部の発熱部品と下部の発熱部品との間で温度差が生じる
という問題が生じている。
-146954 号公報に代表されるような沸騰冷却装置は、冷
却槽の幅は下部から上部まで一定であるため、非沸騰状
態であれば問題ないが、沸騰状態では下部で発生した気
泡が冷媒中を上昇するに従って拡散し、上部の発熱部品
の放熱面において気泡が充満してしまう。従って、気泡
が充満する部分では放熱性能低下をまねき、この結果上
部の発熱部品と下部の発熱部品との間で温度差が生じる
という問題が生じている。
【0004】そこで本発明の目的は、冷却時に上部の発
熱部品と下部の発熱部品との間で温度差が生じず、また
1個の発熱部品においても上部と下部との間で温度差が
生じない沸騰冷却装置を得ることである。
熱部品と下部の発熱部品との間で温度差が生じず、また
1個の発熱部品においても上部と下部との間で温度差が
生じない沸騰冷却装置を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に構成された請求項1に記載の沸騰冷却装置は、電気回
路等で用いられ、駆動することにより余分な熱を発生す
る発熱体と、前記発熱体の発する熱を吸収し、その熱に
よって気化する冷媒と、前記冷媒を入れる冷却槽と、一
方の開口面が前記冷却槽に取り付けられるとともに、他
方の開口面が密閉して取り付けられ、前記気化して上昇
して来る冷媒を冷却液化して前記冷却槽に戻す筒状の放
熱部とを備え、前記冷却槽の幅は上部にいく程幅広であ
ることを特徴とする。
に構成された請求項1に記載の沸騰冷却装置は、電気回
路等で用いられ、駆動することにより余分な熱を発生す
る発熱体と、前記発熱体の発する熱を吸収し、その熱に
よって気化する冷媒と、前記冷媒を入れる冷却槽と、一
方の開口面が前記冷却槽に取り付けられるとともに、他
方の開口面が密閉して取り付けられ、前記気化して上昇
して来る冷媒を冷却液化して前記冷却槽に戻す筒状の放
熱部とを備え、前記冷却槽の幅は上部にいく程幅広であ
ることを特徴とする。
【0006】
【作用及び発明の効果】下部の発熱体が発熱すること
で、発熱体が取り付けられた冷却槽の面で気泡が発生す
る。そしてこの気泡は冷媒中を上部に向かって上昇して
いく。しかしながら本発明の冷却槽は上部に行く程幅広
になっているため、発生した気泡が上部の発熱体により
発生する気泡と干渉することなく、上部の発熱体の放熱
が阻害されることがない。従って、上部の発熱体/下部
の発熱体の均一な冷却が可能となり、複数の発熱体を並
列接続で使用する際にも温度のバランスが取れる。よっ
て、冷却時に上部の発熱体と下部の発熱体との温度差が
生じない沸騰冷却装置を得ることができる。
で、発熱体が取り付けられた冷却槽の面で気泡が発生す
る。そしてこの気泡は冷媒中を上部に向かって上昇して
いく。しかしながら本発明の冷却槽は上部に行く程幅広
になっているため、発生した気泡が上部の発熱体により
発生する気泡と干渉することなく、上部の発熱体の放熱
が阻害されることがない。従って、上部の発熱体/下部
の発熱体の均一な冷却が可能となり、複数の発熱体を並
列接続で使用する際にも温度のバランスが取れる。よっ
て、冷却時に上部の発熱体と下部の発熱体との温度差が
生じない沸騰冷却装置を得ることができる。
【0007】
【実施例】本発明の第1実施例を図1及び図2に示す。
電気自動車用沸騰冷却装置一体型インバータへの適用例
で、図1は本案の構成を示すための正面図、図2は図1
の側面図である。まず電気自動車用沸騰冷却装置一体型
インバータの構成について述べる。放熱器1と発熱素子
を取付ける冷却槽4及びインバータケース6は溶接又は
ろう付けにより接合され、放熱器背面には冷却ファン2
が設置してある。冷却槽側面には2段にIGBTモジュール
5がインバータケース6に共締めされている。
電気自動車用沸騰冷却装置一体型インバータへの適用例
で、図1は本案の構成を示すための正面図、図2は図1
の側面図である。まず電気自動車用沸騰冷却装置一体型
インバータの構成について述べる。放熱器1と発熱素子
を取付ける冷却槽4及びインバータケース6は溶接又は
ろう付けにより接合され、放熱器背面には冷却ファン2
が設置してある。冷却槽側面には2段にIGBTモジュール
5がインバータケース6に共締めされている。
【0008】次に図2で詳細構造について述べる。図2
において冷却槽はプレス成形品の薄肉の構成部材7及び
構成部材8をろう付け接合して例である。発熱素子であ
るIGBTモジュール5は冷却槽構成部材7,8を介してイ
ンバータケース6にボルト9により取付ける。その際、
冷却槽構成部材7,8を図2に示すように下部で狭く上
部で広くすることにより、下部で発生した気泡が上部の
発熱体放熱面で放熱性能を低下させることを防止でき
る。その結果IGBTモジュール5が冷却槽の深さ方向に2
段で取り付けられていても、下部のIGBTモジュール放熱
面で発生した気泡が上部のIGBT放熱面に充満又は気泡同
士の干渉することなく上部IGBTモジュールの放熱が実現
可能となり、上部/下部の均一な冷却により上下のIGBT
モジュールを並列接続で使用する際には素子の温度バラ
ンスが改善され特に有益となる。
において冷却槽はプレス成形品の薄肉の構成部材7及び
構成部材8をろう付け接合して例である。発熱素子であ
るIGBTモジュール5は冷却槽構成部材7,8を介してイ
ンバータケース6にボルト9により取付ける。その際、
冷却槽構成部材7,8を図2に示すように下部で狭く上
部で広くすることにより、下部で発生した気泡が上部の
発熱体放熱面で放熱性能を低下させることを防止でき
る。その結果IGBTモジュール5が冷却槽の深さ方向に2
段で取り付けられていても、下部のIGBTモジュール放熱
面で発生した気泡が上部のIGBT放熱面に充満又は気泡同
士の干渉することなく上部IGBTモジュールの放熱が実現
可能となり、上部/下部の均一な冷却により上下のIGBT
モジュールを並列接続で使用する際には素子の温度バラ
ンスが改善され特に有益となる。
【0009】更に、冷却槽をダイカスト等で製造する場
合にも本案の構造は抜き勾配として考慮できるため製造
性も向上する。
合にも本案の構造は抜き勾配として考慮できるため製造
性も向上する。
【図1】本発明の一実施例の沸騰冷却装置を示す正面図
である。
である。
【図2】図1に示した沸騰冷却装置の側面図である。
1 放熱器 2 冷却ファン 4 冷却槽 5 IGBTモジュール 6 インバータケース 7,8 構成部材 9 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 昌彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 電気回路等で用いられ、駆動することに
より余分な熱を発生する発熱体と、 前記発熱体の発する熱を吸収し、その熱によって気化す
る冷媒と、 前記冷媒を入れる冷却槽と、 一方の開口面が前記冷却槽に取り付けられるとともに、
他方の開口面が密閉して取り付けられ、前記気化して上
昇して来る冷媒を冷却液化して前記冷却槽に戻す筒状の
放熱部とを備え、前記冷却槽の幅は上部にいく程幅広で
あることを特徴とする沸騰冷却装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16702494A JPH0829041A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 沸騰冷却装置 |
US08/927,176 US5836381A (en) | 1994-07-19 | 1997-09-11 | Cooling apparatus using boiling and condensing refrigerant |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16702494A JPH0829041A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 沸騰冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0829041A true JPH0829041A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15841982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16702494A Pending JPH0829041A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 沸騰冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0829041A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2746177A1 (fr) | 1996-03-14 | 1997-09-19 | Denso Corp | Dispositif de refroidissement utilisant un refrigerant en ebullition et se condensant |
EP0969261A3 (en) * | 1998-06-30 | 2000-09-27 | Denso Corporation | Cooling apparatus using boiling and condensing refrigerant |
-
1994
- 1994-07-19 JP JP16702494A patent/JPH0829041A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2746177A1 (fr) | 1996-03-14 | 1997-09-19 | Denso Corp | Dispositif de refroidissement utilisant un refrigerant en ebullition et se condensant |
EP0969261A3 (en) * | 1998-06-30 | 2000-09-27 | Denso Corporation | Cooling apparatus using boiling and condensing refrigerant |
US6257324B1 (en) | 1998-06-30 | 2001-07-10 | Denso Corporation | Cooling apparatus boiling and condensing refrigerant |
US6857466B2 (en) | 1998-06-30 | 2005-02-22 | Denso Corporation | Cooling apparatus boiling and condensing refrigerant |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030729 |