JP2527349Y2 - 電子部品冷却器 - Google Patents

電子部品冷却器

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JP2527349Y2
JP2527349Y2 JP1990104293U JP10429390U JP2527349Y2 JP 2527349 Y2 JP2527349 Y2 JP 2527349Y2 JP 1990104293 U JP1990104293 U JP 1990104293U JP 10429390 U JP10429390 U JP 10429390U JP 2527349 Y2 JP2527349 Y2 JP 2527349Y2
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JP
Japan
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plate
electronic component
cooler
heat
intermediate plate
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JP1990104293U
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JPH0463149U (ja
Inventor
総一郎 宮崎
雅己 渡辺
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トランジスターやICを効率的に冷却する小
型の電子部品冷却器に関する。
〔従来技術〕
特に、電力容量の大きな電子部品であるICその他の半
導体部品を冷却する電子部品冷却器として、従来第3図
に示すようなものが知られていた。
即ち、アルミニュームの押出材からなり、その長手方
向に多数の長孔6が並列されたブロックからなり、その
表面に電子部品4を導電性接着剤或いはボルト等により
密着固定していた。
このような電子部品4は第5図に示す如く冷却器7の
各部に電子部品4からの熱が伝えられ、冷却器7の外周
及び長孔6内周から放熱されるものである。一般にこの
ような冷却器7はファン等により内部に送風が行われ、
熱交換を促進するように形成されていた。
また、放熱面積を大きくするためにコルゲートフィン
を用いたものとして、実開昭57-119543号公報記載の放
熱体及び実開平2-99589号公報記載のアルミニウム製放
熱体が提案されていた。前者はプレートフィンをU字状
に形成し、そのU字の間隔が外側ほど大きくなるように
して、そのプレートフィン間にコルゲートフィンを介装
したものである。そして、U字状の非開口部に板厚の厚
い取付板を設けたものである。次に後者は、上下の平板
間にコルゲートフィンを配置したものである。
〔解決しようとする課題〕
押出材による冷却器は、単位面積に対する放熱面積が
小さく、放熱量に限界があるため、冷却器自体が大きく
ならざるを得ない欠点があった。
また、コルゲートフィンを用いるもので、実開昭57-1
19543号公報記載の放熱体は、複数のコルゲートフィン
及びU字状のプレートフィンを有するため、放熱面積が
比較的大であるが、電子部品の取付面積が小さいため、
多数の電子部品を取り付けるには困難であった。さら
に、実開平2-99589号公報記載のアルミニウム製放熱体
は、一つのみのコルゲートフィンを用いているため、放
熱面積が比較的小さく放熱量に限界があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、単位面積あたりの放熱面積が大きく
且つ、小型軽量で比較的多くの電子部品を自由に取り付
けることができる冷却器を提供することを目的とし、そ
の目的達成のために次の構成をとる。
すなわち、本考案の電子部品冷却器は、夫々外周が実
質的に同一形状の薄い多数の波形金属板のフィンと、平
坦な金属製の多数の薄板と、が交互に積層されその積層
方向の両端に厚い金属製の平坦な端プレート1,1が位置
されると共に、その端プレート1よりも端部が翼状に突
出するように前記積層方向の中間位置に厚い平坦な中間
プレートが介装され、前記端プレート上及び中間プレー
トの翼部上に電子部品が接合されるように構成したもの
である。
〔作用〕
従って本電子部品冷却器によれば、単位体積あたりの
放熱面積が飛躍的に向上し、且つ電子部品4は端プレー
ト1表面並びに中間プレート3の翼部にも取り付けるこ
とができ、コンパクトで放熱性の良いものとなる。そし
て、電子部品4からの発熱は端プレート1,フィン2,中間
プレート3から夫々効率的に放熱される。この時ファン
により冷却器に送風が行われることが多い。
〔実施例〕
次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明する。
第1図は本考案の第一実施例の冷却器であり、この実
施例では最上段及び最下段に一対の端プレート1が設け
られ、それらの中間に中間プレート3が配置される。そ
して中間プレート3と夫々の端プレート1との間にフィ
ン2が配置される。なお、夫々のフィン2間には薄板5
が配置される。
端プレート1及び中間プレート3はアルミニューム又
はその合金材或いは銅板等からなり、その板厚が3mm〜1
5mm程度の比較的厚いものである。一対の端プレート1
は同一形状のものからなり、中間プレート3はその長さ
が同一で幅が端プレート1の2倍程のものが一例として
選ばれる。
又、フィン2及び薄板5は0.15mm〜0.3mm程度の極め
て薄い良伝熱性材料であり、端プレート1及び中間プレ
ート3と同材料系のものが選ばれる。
例えば、端プレート1をアルミニューム合金とする場
合には、フィン2及び薄板5もアルミニューム合金が選
ばれる。そして、これらの部品の少なくとも一方はその
表面にろう材が被覆されたブレージングシート等を使用
するのが好ましい。
なお、フィン2の形状は図の如く波の断面形状が、サ
インカーブ状であっても、或いは台形波状であっても良
い。さらには、マルチエントリー型のもの(側壁に多数
の切り起こしが形成され、台形波がその側面及び、平面
に形成される。)であっても良い。又、サインカーブ状
の波型フィンにおいては、その側部に多数のルーバーを
形成しても良い。なお、薄板5は平坦な金属板からな
る。
このような各部品を第1図に示す如く積層し、一例と
して全体を高温の炉内に挿入し、各部品表面に被覆され
たろう材を溶融し、次いでそれを固化させることにより
一体的な冷却器を形成する。なお、各部品間にろう箔を
介装してろう付けすることもできる。或いはハンダ付け
により各部品間を接合することもできる。
このようにして完成された冷却器は、第4図に示す如
く端プレート1及び中間プレート3上に電子部品4が密
着固定され、それらからの発熱が端プレート1及び中間
プレート3を介し各フィン2及び薄板5に伝熱され、そ
れらの表面から効率的に放熱される。中間プレート3を
一対の端プレート1の中間に配置したのは、多数のフィ
ン2を積層したとき、積層方向中央部における伝熱性が
悪くなるのを防ぐためである。
即ち、中央部に中間プレート3を配置することによ
り、各部における放熱効果を均一にするものである。
次に第2図は本考案の第二実施例であり、この実施例
では一対の端プレート1,1間に複数の中間プレート3が
配置され、各中間プレート3間及び中間プレート3と端
プレート1との間にフィン2及び薄板5が複数段接合さ
れている。このようにすることにより、電子部品4の取
り付け面積を大きくすると共に、冷却器各部における放
熱性をさらに均一にすることが可能となる。
〔考案の効果〕
本考案の電子部品冷却器は、比較的板厚の厚い端プレ
ート1と中間プレート3との間にフィン2が複数段積層
されているから、単位体積あたりの放熱面積が大きくな
り、小型軽量で冷却能力の高い冷却器となる。
又、電子部品4が接合される少なくとも一方のプレー
トは、比較的厚い金属板で形成されているから、電子部
品を安定して接合できると共に、接合時に端プレート1
が変形することを防止できる。
さらに、本冷却器は中間プレート3が翼状に突出され
ているため、中間部に介装されたフィン2の伝熱性も良
好となり、この点からも放熱性能が高くなる。
又、この中間プレート3の翼状に突出した部分に電子
部品4を取り付けることが可能となり、より多くの電子
部品の冷却を行い得る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の第一実施例の斜視略図、第2図は同第
二実施例の斜視略図、第3図は従来型放熱器の斜視略
図、第4図は本考案の放熱器の放熱状態を示す説明図、
第5図は従来型冷却器の放熱状態を示す説明図。 1……端プレート、2……フィン 3……中間プレート、4……電子部品 5……薄板、6……長孔 7……冷却器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】夫々外周が実質的に同一形状の薄い多数の
    波形金属板のフィン2と、平坦な金属製の多数の薄板5
    と、が交互に積層されその積層方向の両端に厚い金属製
    の平坦な端プレート1,1が位置されると共に、その端プ
    レート1よりも端部が翼状に突出するように前記積層方
    向の中間位置に厚い平坦な中間プレート3が介装され、
    前記端プレート1上及び中間プレート3の翼部上に電子
    部品が接合されるように構成した電子部品冷却器。
JP1990104293U 1990-10-02 1990-10-02 電子部品冷却器 Expired - Lifetime JP2527349Y2 (ja)

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JPH0463149U JPH0463149U (ja) 1992-05-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57119543U (ja) * 1981-01-19 1982-07-24
JPH0740320Y2 (ja) * 1989-01-27 1995-09-13 昭和アルミニウム株式会社 アルミニウム製放熱体

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JPH0463149U (ja) 1992-05-29

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