JP2942866B2 - アルミニウム鋳造品の鋳バリ除去方法 - Google Patents
アルミニウム鋳造品の鋳バリ除去方法Info
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- JP2942866B2 JP2942866B2 JP5865790A JP5865790A JP2942866B2 JP 2942866 B2 JP2942866 B2 JP 2942866B2 JP 5865790 A JP5865790 A JP 5865790A JP 5865790 A JP5865790 A JP 5865790A JP 2942866 B2 JP2942866 B2 JP 2942866B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アルミニウム鋳造品の鋳造時に発生する鋳
バリを切断除去するアルミニウム鋳造品の鋳バリ除去方
法に関するものである。
バリを切断除去するアルミニウム鋳造品の鋳バリ除去方
法に関するものである。
(従来の技術) 一般に、第2図に示すように、鋳造品Aの端面Bに軸
受部Cなどを形成する場合などにおいては、鋳型の分割
構造もしくは中子の組み合わせ使用によって、鋳造時に
アルミニウム溶湯が合わせ面に入り込んで、例えば、軸
受部Cの内周面端部に上方向に伸びる鋳バリDが生じ
る。特に、溶湯に圧力を掛けて鋳造するようにしたもの
では、上記鋳バリDの発生が顕著となる。
受部Cなどを形成する場合などにおいては、鋳型の分割
構造もしくは中子の組み合わせ使用によって、鋳造時に
アルミニウム溶湯が合わせ面に入り込んで、例えば、軸
受部Cの内周面端部に上方向に伸びる鋳バリDが生じ
る。特に、溶湯に圧力を掛けて鋳造するようにしたもの
では、上記鋳バリDの発生が顕著となる。
そして、従来より、上記のような鋳造品に連接される
不要部分の除去としては、例えば、特開昭61−14070号
公報に見られるように、帯のこによって湯口等の不要部
分を鋳造品から切断する技術が公知である。
不要部分の除去としては、例えば、特開昭61−14070号
公報に見られるように、帯のこによって湯口等の不要部
分を鋳造品から切断する技術が公知である。
また、鋳バリの除去を行うについては、超硬砥石カッ
ターもしくはダイヤモンド砥石カッターによって切断す
るのが、鋳造品の形状変化に対応でき、自動化の可能性
などの点および切断面の形状などから好ましく、鋳鉄鋳
物の鋳バリに対しては良好な除去を行うことができる。
ターもしくはダイヤモンド砥石カッターによって切断す
るのが、鋳造品の形状変化に対応でき、自動化の可能性
などの点および切断面の形状などから好ましく、鋳鉄鋳
物の鋳バリに対しては良好な除去を行うことができる。
(発明が解決しようとする課題) しかして、前記のような砥石カッターによって鋳バリ
を除去する際に、アルミニウム鋳造品の場合には素材の
アルミニウムが軟らかいことから、鋳バリの切断に伴っ
て砥石カッターに削り取ったアルミニウムが目詰まりを
生じる問題を有する。
を除去する際に、アルミニウム鋳造品の場合には素材の
アルミニウムが軟らかいことから、鋳バリの切断に伴っ
て砥石カッターに削り取ったアルミニウムが目詰まりを
生じる問題を有する。
また、砥石カッターに目詰まりが生じると、鋳バリの
切除が不能となると共に、負荷が増大して切断装置の故
障原因となり、また、鋳造品に割れ等の損傷を与える恐
れがある。
切除が不能となると共に、負荷が増大して切断装置の故
障原因となり、また、鋳造品に割れ等の損傷を与える恐
れがある。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、砥石カッターに目
詰まりが生じないようにアルミニウムの鋳バリを切断除
去するようにしたアルミニウム鋳造品の鋳バリ除去方法
を提供することを目的とするものである。
詰まりが生じないようにアルミニウムの鋳バリを切断除
去するようにしたアルミニウム鋳造品の鋳バリ除去方法
を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明の鋳バリ除去方法
は、アルミニウム鋳造品の鋳バリを超硬砥石カッターな
いしダイヤモンド砥石カッターにて切断して除去するに
ついて、アルミニウム鋳造品の鋳バリ発生部の近傍に砂
中子を砥石カッターの切断面に介在させて設け、砥石カ
ッターによる鋳バリの切断時に上記砂中子に接触して、
該砥石カッターの目直しを行うことを特徴とするもので
ある。
は、アルミニウム鋳造品の鋳バリを超硬砥石カッターな
いしダイヤモンド砥石カッターにて切断して除去するに
ついて、アルミニウム鋳造品の鋳バリ発生部の近傍に砂
中子を砥石カッターの切断面に介在させて設け、砥石カ
ッターによる鋳バリの切断時に上記砂中子に接触して、
該砥石カッターの目直しを行うことを特徴とするもので
ある。
(作用) 上記のようなアルミニウム鋳造品の鋳バリ除去方法で
は、鋳造時に生じた鋳バリを超硬砥石カッターないしダ
イヤモンド砥石カッターで切断除去する際には、この砥
石カッターは鋳バリの切断に伴って上記鋳バリの近傍に
配設した砂中子に接触し、その切断面に付着し目詰まり
を生じるアルミニウムの切削屑を除去し、目直しを行う
ことにより、同一砥石カッターによる鋳バリの除去を連
続して良好に行えるようにしている。
は、鋳造時に生じた鋳バリを超硬砥石カッターないしダ
イヤモンド砥石カッターで切断除去する際には、この砥
石カッターは鋳バリの切断に伴って上記鋳バリの近傍に
配設した砂中子に接触し、その切断面に付着し目詰まり
を生じるアルミニウムの切削屑を除去し、目直しを行う
ことにより、同一砥石カッターによる鋳バリの除去を連
続して良好に行えるようにしている。
(実施例) 以下、図面に沿って本発明の実施例を説明する。第1
図は本発明の一実施例におけるアルミニウム鋳造品と砥
石カッターとを示す要部斜視図である。
図は本発明の一実施例におけるアルミニウム鋳造品と砥
石カッターとを示す要部斜視図である。
アルミニウム鋳造品1は、本体壁部2の上端面3に軸
受部4を形成するものであって、この軸受部4の形成に
ついては、砂中子7を使用する。
受部4を形成するものであって、この軸受部4の形成に
ついては、砂中子7を使用する。
上記砂中子7は、下面が軸受部4の内周面を形成する
形状であり、上方部分は本体壁部2の上端面3から上方
に突出して構成されている。
形状であり、上方部分は本体壁部2の上端面3から上方
に突出して構成されている。
そして、上記砂中子7を組み合わせた鋳型によって鋳
造したアルミニウム鋳造品1には、軸受部4の内周面の
両側から上方に伸びて上記砂中子7を取り巻くように鋳
バリ5を発生させるようにしている。
造したアルミニウム鋳造品1には、軸受部4の内周面の
両側から上方に伸びて上記砂中子7を取り巻くように鋳
バリ5を発生させるようにしている。
続いて、鋳造後に前記鋳バリ5を除去するものである
が、前記砂中子7が崩れないように保持した状態でアル
ミニウム鋳造品1を鋳型から分離する。この鋳バリ5の
除去は砥石カッター8によって行うものであって、該砥
石カッター8は、円盤状の超硬砥石カッターもしくはダ
イヤモンド砥石カッターを使用し、シャフト9によって
回転駆動する。その切断は、上端面3に沿って行うもの
であり、鋳バリ5を切断するのに伴って、内部の砂中子
7をも切断するように砥石カッター8が移動し、両側の
鋳バリ5を切除する。
が、前記砂中子7が崩れないように保持した状態でアル
ミニウム鋳造品1を鋳型から分離する。この鋳バリ5の
除去は砥石カッター8によって行うものであって、該砥
石カッター8は、円盤状の超硬砥石カッターもしくはダ
イヤモンド砥石カッターを使用し、シャフト9によって
回転駆動する。その切断は、上端面3に沿って行うもの
であり、鋳バリ5を切断するのに伴って、内部の砂中子
7をも切断するように砥石カッター8が移動し、両側の
鋳バリ5を切除する。
その際、砥石カッター8は鋳バリ5の切断と共に、砂
中子7に接触して回転することから、アルミニウムによ
る鋳バリ5の切断に伴って砥石カッター8の切断部に付
着するアルミニウム切削屑が、上記砂中子7との接触に
よって除去され、目直しが同時に行われ、目詰まりの発
生が防止された状態で順次鋳バリ5の除去を行う。
中子7に接触して回転することから、アルミニウムによ
る鋳バリ5の切断に伴って砥石カッター8の切断部に付
着するアルミニウム切削屑が、上記砂中子7との接触に
よって除去され、目直しが同時に行われ、目詰まりの発
生が防止された状態で順次鋳バリ5の除去を行う。
なお、上記例では鋳バリ5を積極的に発生させると共
に、両側の鋳バリ5を連続させて、切断時に鋳バリ5が
倒れて残ることがないようにしているが、鋳バリ5の発
生方向に対応して砥石カッター8の回転方向を、鋳バリ
5が残らないように調整することで良好な除去が可能で
あり、通常の鋳バリ5の発生に対しても切除可能であ
る。
に、両側の鋳バリ5を連続させて、切断時に鋳バリ5が
倒れて残ることがないようにしているが、鋳バリ5の発
生方向に対応して砥石カッター8の回転方向を、鋳バリ
5が残らないように調整することで良好な除去が可能で
あり、通常の鋳バリ5の発生に対しても切除可能であ
る。
また、鋳バリ5切断時の砂中子7は第1図のように、
鋳バリ5と隣接して配設するほか、近接した位置であっ
ても砥石カッター8の鋳バリ5の切除移動に伴って接触
する位置であれば、鋳バリ5からある程度離れた位置に
あってもよい。
鋳バリ5と隣接して配設するほか、近接した位置であっ
ても砥石カッター8の鋳バリ5の切除移動に伴って接触
する位置であれば、鋳バリ5からある程度離れた位置に
あってもよい。
一方、鋳バリ5は上記例のほか各部に発生するもので
あって、それぞれの位置において、鋳バリ切断方向に対
応して砂中子7を切断面に介在するように設置するもの
である。
あって、それぞれの位置において、鋳バリ切断方向に対
応して砂中子7を切断面に介在するように設置するもの
である。
上記のような実施例によれば、鋳型形状に対応してア
ルミニウム鋳造品1に生じた鋳バリ5を、砥石カッター
8によって切除するについて、この鋳バリ5の除去に伴
って砂中子7を切断するように接触し、この砂によって
砥石カッター8の目直しが行われ、砥石カッター8の切
除能力が維持される。
ルミニウム鋳造品1に生じた鋳バリ5を、砥石カッター
8によって切除するについて、この鋳バリ5の除去に伴
って砂中子7を切断するように接触し、この砂によって
砥石カッター8の目直しが行われ、砥石カッター8の切
除能力が維持される。
(発明の効果) 上記のような本発明によれば、鋳造時に生じたアルミ
ニウム鋳造品の鋳バリの超硬砥石カッターないしダイヤ
モンド砥石カッターによる切断除去を、鋳バリの切断中
に砥石カッターが鋳バリ発生部の近傍に設けた砂中子に
接触するようにしたことにより、砥石カッターの切断面
に付着し目詰まりを生じるアルミニウムの切削屑を除去
して目直しを行うことができ、目詰まりすることなく鋳
バリの除去を連続して良好に行うことができるものであ
る。
ニウム鋳造品の鋳バリの超硬砥石カッターないしダイヤ
モンド砥石カッターによる切断除去を、鋳バリの切断中
に砥石カッターが鋳バリ発生部の近傍に設けた砂中子に
接触するようにしたことにより、砥石カッターの切断面
に付着し目詰まりを生じるアルミニウムの切削屑を除去
して目直しを行うことができ、目詰まりすることなく鋳
バリの除去を連続して良好に行うことができるものであ
る。
第1図は本発明の一実施例における鋳バリ除去状態のア
ルミニウム鋳造品と砥石カッターとを示す概略斜視図、 第2図は従来の鋳造品の鋳バリ発生状態を示す要部斜視
図である。 1……アルミニウム鋳造品、5……鋳バリ、7……砂中
子、8……砥石カッター。
ルミニウム鋳造品と砥石カッターとを示す概略斜視図、 第2図は従来の鋳造品の鋳バリ発生状態を示す要部斜視
図である。 1……アルミニウム鋳造品、5……鋳バリ、7……砂中
子、8……砥石カッター。
Claims (1)
- 【請求項1】アルミニウム鋳造品の鋳バリを超硬砥石カ
ッターないしダイヤモンド砥石カッターにて切断して除
去する方法であって、前記アルミニウム鋳造品の鋳バリ
発生部の近傍に砂中子を前記砥石カッターの切断面に介
在させて設け、砥石カッターにより鋳バリの切断時に上
記砂中子に接触して、該砥石カッターの目直しを行うこ
とを特徴とするアルミニウム鋳造品の鋳バリ除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5865790A JP2942866B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | アルミニウム鋳造品の鋳バリ除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5865790A JP2942866B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | アルミニウム鋳造品の鋳バリ除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03258453A JPH03258453A (ja) | 1991-11-18 |
JP2942866B2 true JP2942866B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=13090662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5865790A Expired - Lifetime JP2942866B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | アルミニウム鋳造品の鋳バリ除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2942866B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109622912B (zh) * | 2019-01-04 | 2020-09-15 | 浙江吉盛机械有限公司 | 一种铝制件自动压铸成型生产线及其工艺 |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP5865790A patent/JP2942866B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03258453A (ja) | 1991-11-18 |
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