JPH0635039B2 - トリム用金型の鋳造方法 - Google Patents
トリム用金型の鋳造方法Info
- Publication number
- JPH0635039B2 JPH0635039B2 JP9933386A JP9933386A JPH0635039B2 JP H0635039 B2 JPH0635039 B2 JP H0635039B2 JP 9933386 A JP9933386 A JP 9933386A JP 9933386 A JP9933386 A JP 9933386A JP H0635039 B2 JPH0635039 B2 JP H0635039B2
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- JP
- Japan
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- blade material
- mold
- main body
- trim
- die
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、金型本体と、これの所定箇所に設ける該本体
とは異材の刃材とから成るトリム用金型の鋳造方法に関
する。
とは異材の刃材とから成るトリム用金型の鋳造方法に関
する。
（従来の技術） 従来のトリム用金型は、第１図及び第２図に示すよう
に、金型本体ａの所定箇所に該本体ａとは異材の刃材ｂ
をねじ止めするか、或るいは金型本体ａに刃材ｃを肉盛
り溶接するようにしている。
に、金型本体ａの所定箇所に該本体ａとは異材の刃材ｂ
をねじ止めするか、或るいは金型本体ａに刃材ｃを肉盛
り溶接するようにしている。
（発明が解決しようとする問題点） 上記従来の技術では、前者の場合、金型本体ａと刃材ｂ
との接合部の合せ加工が非常に面倒であり、又後者の場
合、金型本体ａのトリムプロフイール面及びワーク受面
の仕上加工の後、該プロフイール面の上側部を面取し、
次いでその面取部に刃材ｃを肉盛り溶接し、更にその肉
盛部のエツジ出加工を行なう必要があつて加工工数が多
く、結局両者共金型の製作に時間がかかり型費がアツプ
する問題がある。
との接合部の合せ加工が非常に面倒であり、又後者の場
合、金型本体ａのトリムプロフイール面及びワーク受面
の仕上加工の後、該プロフイール面の上側部を面取し、
次いでその面取部に刃材ｃを肉盛り溶接し、更にその肉
盛部のエツジ出加工を行なう必要があつて加工工数が多
く、結局両者共金型の製作に時間がかかり型費がアツプ
する問題がある。
本発明は、金型本体と刃材とを鋳ぐるみ結着するように
して、上記問題点を解決し得るようにした金型の鋳造方
法を提供することをその目的とする。
して、上記問題点を解決し得るようにした金型の鋳造方
法を提供することをその目的とする。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、かかる目的を達成すべく、金型本体と、これ
の所定箇所に設ける該本体とは異材の刃材とから成るト
リム用金型の鋳造方法において、該本体と同形な消失模
型の所定箇所に該刃材をセットし、更に該刃材の露出部
にこれを覆う消失材から成る遮蔽部材をセツトした後、
これを砂込めし、次いで該本体を形成する金属溶湯を注
湯して、該消失模型と該遮蔽部材とを該溶湯で置換する
ようにしたことを特徴とする。
の所定箇所に設ける該本体とは異材の刃材とから成るト
リム用金型の鋳造方法において、該本体と同形な消失模
型の所定箇所に該刃材をセットし、更に該刃材の露出部
にこれを覆う消失材から成る遮蔽部材をセツトした後、
これを砂込めし、次いで該本体を形成する金属溶湯を注
湯して、該消失模型と該遮蔽部材とを該溶湯で置換する
ようにしたことを特徴とする。
（実施例） 本発明を図示の実施例につき説明する。
第５図を参照して、(1)はトリム装置のトリム用金型た
る雄型を示し、該雄型(1)は金型本体(2)と、これの所定
箇所に設ける該本体(2)とは異材の刃材(3)から成るもの
とし、該雄型(1)を該トリム装置の図示しない基台上に
固定し、該雄型(1)と、該装置の上方の昇降枠に取付け
た図示しない雄型との協働によりワークＡをトリムライ
ンに沿つて切断するようにした。
る雄型を示し、該雄型(1)は金型本体(2)と、これの所定
箇所に設ける該本体(2)とは異材の刃材(3)から成るもの
とし、該雄型(1)を該トリム装置の図示しない基台上に
固定し、該雄型(1)と、該装置の上方の昇降枠に取付け
た図示しない雄型との協働によりワークＡをトリムライ
ンに沿つて切断するようにした。
ここで、該本体(2)と該刃材(3)とは鋳ぐるみ結着して成
るものとし、その方法は、該本体(2)と同形な発泡スチ
ロールその他の消失模形(4)の所定箇所に断面長方形形
状の刃材(3)をセツトし、更に該刃材(3)の露出部にこれ
を覆う発泡スチロール等の消失材から成る遮蔽部材(5)
をセットした後、これを第３図に示す如く砂込めし、次
いで該本体(2)を形成するＦＣ等の金属溶湯を注湯し
て、該消失模型(4)と該遮蔽部材(5)とを該溶湯で置換す
るもので、これによれば、該刃材(3)の外面全体が該本
体(2)と同材の金属で覆われた第４図に示すような鋳造
素材(6)が得られる。
るものとし、その方法は、該本体(2)と同形な発泡スチ
ロールその他の消失模形(4)の所定箇所に断面長方形形
状の刃材(3)をセツトし、更に該刃材(3)の露出部にこれ
を覆う発泡スチロール等の消失材から成る遮蔽部材(5)
をセットした後、これを第３図に示す如く砂込めし、次
いで該本体(2)を形成するＦＣ等の金属溶湯を注湯し
て、該消失模型(4)と該遮蔽部材(5)とを該溶湯で置換す
るもので、これによれば、該刃材(3)の外面全体が該本
体(2)と同材の金属で覆われた第４図に示すような鋳造
素材(6)が得られる。
そして、該素材(6)に点線示の如くワークＡのトリムラ
インに沿つたトリムプロフイール面(7)と、ワークＡと
同形な受面(8)との機械加工を行なうことにより、第３
図に示すような雄型(1)が得られる。
インに沿つたトリムプロフイール面(7)と、ワークＡと
同形な受面(8)との機械加工を行なうことにより、第３
図に示すような雄型(1)が得られる。
尚、上記実施例では、刃材(3)として断面長方形形状の
ものを用いたが、これに限るものでなく、第６図に示す
如く、丸棒状の刃材(3)を用いても良い。
ものを用いたが、これに限るものでなく、第６図に示す
如く、丸棒状の刃材(3)を用いても良い。
又、上記実施例ではトリム用金型として雄型の場合を示
したが、雌型にも本発明方法を適用できることは言うま
でもない。
したが、雌型にも本発明方法を適用できることは言うま
でもない。
（作 用） ワークＡのトリム加工時に雄型(1)の刃材(3)には比較的
大きな力が作用することから、金型本体(2)と刃材(3)と
の結着力を充分に高める必要があるが、単に鋳ぐるみ鋳
造した場合には、金属溶湯の熱が刃材(3)の露出部から
逃げてしまい、該溶湯の該刃材(3)との接合部が速やか
に冷されて凝固することから刃材(3)と金型本体(2)との
結着力を高めることができない。これに対し、本発明方
法の如く刃材(3)の露出部を消失材から成る遮蔽部材(5)
で覆つておけば、該露出部が該遮蔽部材(5)に対応する
厚さの溶湯で覆われ、結局該露出部に溶湯から成る保熱
層が形成されることになつて、該露出部を介しての熱の
逃げが抑制され溶湯の該刃材(3)との接合部が速やかに
冷されることがなく、従つて該刃材(3)と金型本体(2)と
は治金的に溶融結合される。
大きな力が作用することから、金型本体(2)と刃材(3)と
の結着力を充分に高める必要があるが、単に鋳ぐるみ鋳
造した場合には、金属溶湯の熱が刃材(3)の露出部から
逃げてしまい、該溶湯の該刃材(3)との接合部が速やか
に冷されて凝固することから刃材(3)と金型本体(2)との
結着力を高めることができない。これに対し、本発明方
法の如く刃材(3)の露出部を消失材から成る遮蔽部材(5)
で覆つておけば、該露出部が該遮蔽部材(5)に対応する
厚さの溶湯で覆われ、結局該露出部に溶湯から成る保熱
層が形成されることになつて、該露出部を介しての熱の
逃げが抑制され溶湯の該刃材(3)との接合部が速やかに
冷されることがなく、従つて該刃材(3)と金型本体(2)と
は治金的に溶融結合される。
（発明の効果） このように本発明によるときは、鋳造素材にワークのト
リムラインに沿つたトリムプロフイール面及び、ワーク
形状と同型な受面の機械加工を行なうだけの簡単な加工
で金型が得られ、上記した実施例のような、刃材と金型
本体との接合部の合せ加工や肉盛り溶接及びエツジ出し
加工等が不要で、従つて金型の製作時間を短縮できて型
費を安価にでき、又刃材と金型本体とは治金的に溶融結
合されて、トリム用金型として耐え得るだけの刃材の結
着力が得られ、而も刃材と消失模型との砂込めに先だつ
て刃材の露出部に遮蔽部材をセツトするだけで足り、鋳
造作業の作業性も損わない効果を有する。
リムラインに沿つたトリムプロフイール面及び、ワーク
形状と同型な受面の機械加工を行なうだけの簡単な加工
で金型が得られ、上記した実施例のような、刃材と金型
本体との接合部の合せ加工や肉盛り溶接及びエツジ出し
加工等が不要で、従つて金型の製作時間を短縮できて型
費を安価にでき、又刃材と金型本体とは治金的に溶融結
合されて、トリム用金型として耐え得るだけの刃材の結
着力が得られ、而も刃材と消失模型との砂込めに先だつ
て刃材の露出部に遮蔽部材をセツトするだけで足り、鋳
造作業の作業性も損わない効果を有する。
第１図及び第２図は従来例のトリム用金型の要部の截断
面図、第３図は本発明鋳造方法を説明する要部の截断面
図、第４図は本発明方法により得られた鋳造素材の要部
の截断面図、第５図は本発明方法により得られた金型の
要部の截断面図、第６図は刃材の変形例を示す要部の截
断面図である。 (1)……雄型（トリム用金型） (2)……金型本体、(3)……刃材 (4)……消失模型、(5)……遮蔽部材
面図、第３図は本発明鋳造方法を説明する要部の截断面
図、第４図は本発明方法により得られた鋳造素材の要部
の截断面図、第５図は本発明方法により得られた金型の
要部の截断面図、第６図は刃材の変形例を示す要部の截
断面図である。 (1)……雄型（トリム用金型） (2)……金型本体、(3)……刃材 (4)……消失模型、(5)……遮蔽部材
Claims (1)
- 【請求項１】金型本体と、これの所定箇所に設ける該本
体とは異材の刃材とから成るトリム用金型の鋳造方法に
おいて、該本体と同形な消失模型の所定箇所に該刃材を
セツトし、更に該刃材の露出部にこれを覆う消失材から
成る遮蔽部材をセットした後、これを砂込めし、次いで
該本体を形成する金属溶湯を注湯して、該消失模型と該
遮蔽部材とを該溶湯で置換するようにしたことを特徴と
するトリム用金型の鋳造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9933386A JPH0635039B2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | トリム用金型の鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9933386A JPH0635039B2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | トリム用金型の鋳造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62259659A JPS62259659A (ja) | 1987-11-12 |
| JPH0635039B2 true JPH0635039B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=14244701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9933386A Expired - Lifetime JPH0635039B2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | トリム用金型の鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635039B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5863003A (en) | 1995-07-26 | 1999-01-26 | Smith; Leward M. | Waste processing machine |
| US6059210A (en) * | 1999-01-20 | 2000-05-09 | Smith; Leward N. | Rotor assembly for a waste processing machine |
-
1986
- 1986-05-01 JP JP9933386A patent/JPH0635039B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62259659A (ja) | 1987-11-12 |
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