JP2942799B2 - 複数工程加工用工具による加工装置および加工方法 - Google Patents

複数工程加工用工具による加工装置および加工方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、パンチ加工、バーリング加工およびタッ
プ加工を同一工具で連続して行うことを目的とした複数
工程加工用工具による加工装置および加工方法に関す
る。
(従来の技術) 従来ドリル加工、バーリング加工およびタップ加工を
同一位置で連続加工する工具および加工方法が知られて
いた(特開平1−216708号)。
また複数工程加工できるタップが提案されていた(実
開昭51−124991号)。
(発明により解決すべき課題) 前記発明の加工用工具および加工方法によれば、加工
用工具に回転運動、直線運動および回転運動を順次与え
るように制御しているので、制御系が複雑になるおそれ
があった。また、工作物が比較的薄い場合にはドリルに
よる穿孔よりも、パンチ加工の方が好ましい場合も多々
あって、前記従来の技術におけるドリル穿孔の問題点と
なっていた。
また前記考案によれば、タップ加工に際し、これを円
滑かつ正確に駆動する自動装置が開示されていなかっ
た。
(課題を解決する為の手段) 然るにこの発明は、パンチ加工による穿孔につづき、
パーリング加工、タップ加工を円滑かつ確実に行う構成
を提案して、前記従来の問題点を解決したのである。
即ち装置の発明は、複数工程加工用工具を取付ける駆
動軸の先端側外側に移動ストッパーを固定と分離制御可
能に嵌装し、前記移動ストッパーに、工作物の押え金具
に弾性的押え力を付与する弾性体介在のもとに、前記押
え金具の基端側を取付け、前記移動ストッパーと機体と
の間に戻しスプリングを介装したことを特徴とする複数
工程加工装置である。次に、移動ストッパーの加工用工
具との固定と分離の制御に電磁石を介装したものであ
る。更に、弾性体は、ウレタンゴムとしたものである。
また方法の発明は、複数工程を同一工具で加工する加
工方法において、先づ制御系に最適条件設定後制御装置
からの指示に基づいて押え金具を伴った複数工程の加工
用工具を軸方向に前進させて工作物を弾性体介在のもと
に押えた後パンチ加工し、ついで、前記加工用工具を更
に前進させて、前記パンチ加工による孔をバーリング加
工し、前記押え金具と、前記加工用工具とを軸方向と回
転方向共に分離した後、工具を回転してタップ加工する
ことを特徴とした複数工程加工用工具による加工方法で
ある。
前記のように、この発明によれば、工具を直線運動さ
せた後、回転運動させることにより工具の前進と後退で
三つの異なる加工ができると共に、電磁石とスプリング
を介在させることにより工具の操作が単純化し、制御系
の動作を簡易、かつ確実にすることができる。また作業
速度を向上し、かつ加工精度の向上を図ることができ
る。
(作用) この発明は、孔開けパンチ刃にバーリング刃を介して
タップ刃を連設したので、孔開けパンチによる孔開け
後、そのまま工具を前進させるのみでバーリング刃を作
用させて、バーリング加工を行う。更に、工具を前進さ
せつつ回転してタップ加工を行う。従って一箇所におけ
る複数加工に際し、工具を前後させるとか、工具に異質
の動作(例えば回転、直進、回転)を繰り返させること
なく、一連の加工々程をとり加工する。
(実施例1) この発明で用いる工具1は、第1図々示のように、杆
体5の先端側からパンチ刃2を設け、その後方にバーリ
ング刃3を設け、ついでタップ刃4を設けたものであ
る。
前記各刃部の寸法については、加工条件等により適宜
定める。
この発明の装置を第2図および第3図について説明す
る。
加工用工具1を取付ける駆動軸6の先端部外側に断面
エ状の移動ストッパー7を縦嵌し、前記移動ストッパー
7の下鍔7a上に、工作物8の押え金具9の基端側内鍔9a
を重ねて取付け、前記内鍔9aと、前記移動ストッパー7
の上鍔7bとの間にウレタンゴムブロック10を介装し、前
記移動ストッパー7の上鍔7bの上面と駆動軸6に取付け
たカバー11の頂壁12との間に戻しスプリング13を介装し
たものである。図中27は回り止め片、28、28はベアリン
グ、29は工具取付ピンである。
前記実施例において、駆動軸6を矢示14の方向へ移動
させ、パンチ刃2を工作物8の所定部へ加圧して、パン
チ刃2により孔15を穿孔することができる。前記におい
て駆動軸6を矢示14の方向に移動させると、押え金具9
も同方向へ移動し、工作物8を金型16との間に挟着固定
する。そこで、前記パンチ刃2により工作物8の所定位
置に穿孔することができる。ついで駆動軸6を更に前進
させれば、前記孔15をバーリング刃3でバーリング加工
し、前記孔15を所定の形状のバーリング孔25とすること
ができる。前記において駆動軸6には電磁石17が取付け
られており、電磁石17に通電することによって電磁石17
と移動ストッパー7とを固定する。また、電磁石17の電
気回路を遮断することによって、移動ストッパー7と電
磁石17とを分離することができる。そこで、駆動軸6を
更に前進させて、バーリング孔25にタップ刃でタップ加
工し、タップ孔26を成形する。
前記において、電磁石17の電機回路を遮断すると、移
動ストッパー7と押え金具9はその位置に止まり、駆動
軸6のみ矢示14の方向へ移動する。従って、移動ストッ
パー7と電磁石17とは、駆動軸6の下降分だけ離れるこ
とになる。また、移動ストッパー7がその位置に止まる
ことにより、ウレタンゴムブロック10による圧力は開放
され、押え金具9に圧力が掛らなくなる。このようにし
てタップ加工が終了したならば、駆動軸6が矢示30の方
向へ上昇することになり、電磁石17も同方向へ上昇する
ので、電磁石17の上面へ移動ストッパー7の下鍔下面が
当接し、全体が旧位置へ復帰する。前記スプリング13は
移動ストッパー7の復帰を確実にする為であり、その目
的を達成し得る程度の比較的小さい弾力を持たせてあ
る。
(実施例2) 次にこの発明の加工方法を第5図に基づいて説明す
る。
先づ回転制御用のコントローラ18と回転用モータ19お
よびエンコーダ20から送り制御用のコントローラ21と送
り用モータ22およびエンコーダ23(以上制御系)にペン
ダントキーボックス24により最適条件を設定する。前記
コントローラ18、21は電話回線で接続し、回転制御と送
り制御を各モータ19、22についてエンコーダ20、23のフ
ィードバックにより自動調整する。前記のようにして、
先づ送り用モータ22およびエンコーダ23によって、駆動
軸6を所定速度で所定距離前進させることにより、工作
物8にパンチ孔15を穿設する。ついで、駆動軸6を所定
距離更に前進させて、バーリング刃3により、バーリン
グ孔25を設ける。次に、電磁石17の回路を遮断した後、
回転用モータ19およびエンコーダ20と、前記送り用モー
タ22およびエンコーダ23を共に作動させ、駆動軸6に回
転運動と前進運動とを与えることにより、前記バーリン
グ孔25にタップ加工を施し、タップ孔26を形成する。
前記のようにして、工作物8にパンチ孔15を設け、つ
いで、パンチ孔をバーリング刃3で加工してバーリング
孔25とし、更にタップ孔26に順次加工することができ
る。
(発明の効果) この発明は、前記構成によってパンチ孔、バーリング
孔、タップ孔を順次、かつ円滑に加工し得る効果があ
る。また、工具の駆動軸は、最適条件の指示に基づいて
前進と回転の単純動作制御で十分目的を達成することが
できるので、制御系が簡易化される効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の工具の拡大正面図、第2図は同じく
装置の一部断面図、第3図は同じく一部拡大図、第4図
(a)(b)(c)は工作物の加工順を示す拡大断面図
で、(a)はパンチ孔、(b)はバーリング孔、(c)
はタップ孔を示す。第5図は同じく制御系のブロック図
である。 1……工具、2……パンチ刃 3……バーリング刃、4……タップ刃 5……杆体、6……駆動軸 7……移動ストッパー、8……工作物 9……押え金具、10……ウレタンゴムブロック 11……カバー、12……頂壁 15……孔、16……金型 17……電磁石、18、22……コントローラ 25……バーリング孔、26……タップ孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数工程加工用工具を取付ける駆動軸の先
    端側外側に、電磁石を介装して移動ストッパーを固定と
    分離制御可能に嵌装し、前記移動ストッパーに、工作物
    の押え金具に弾性的押え力を付与する弾性体介在のもと
    に、前記押え金具の基端側を取付け、前記移動ストッパ
    ーと機体との間に戻しスプリングを介装したことを特徴
    とする加工用工具による複数工程加工装置。
  2. 【請求項2】弾性体は、ウレタンゴムとした請求項1記
    載の複数工程加工用工具による加工装置。
  3. 【請求項3】複数工程を同一工具で加工する加工方法に
    おいて、先づ制御系に最適条件設定後、制御装置からの
    指示に基づいて押え金具を伴った複数工程の加工用工具
    を軸方向に前進させて、工作物を弾性体介在のもとに押
    えた後パンチ加工し、ついで、前記加工用工具を更に前
    進させて、前記パンチ加工による孔をバーリング加工
    し、前記押え金具と、前記加工用工具とを軸方向と回転
    方向共に分離した後、工具を回転してタップ加工するこ
    とを特徴とした複数工程加工用工具による加工方法。
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