JP2942179B2 - 熱収縮性キャップシール - Google Patents

熱収縮性キャップシール

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JP2942179B2
JP2942179B2 JP7292871A JP29287195A JP2942179B2 JP 2942179 B2 JP2942179 B2 JP 2942179B2 JP 7292871 A JP7292871 A JP 7292871A JP 29287195 A JP29287195 A JP 29287195A JP 2942179 B2 JP2942179 B2 JP 2942179B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として瓶や合成
樹脂製容器の口部に装着される熱収縮性キャップシール
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば瓶や合成樹脂製の容器の口
部に安全性や密封性を高めるために密着して装着される
キャップシールとしては、図5に示すように筒状の熱収
縮性フィルムからなるキャップシール本体15に、開封手
段として縦方向に2条のミシン目16が刻設され、且つ、
該ミシン目16に沿ってキャップシール本体15を破断させ
るための摘み部20とが設けられている。
【0003】また、該キャップシール本体15の側周部21
の内面には、商品名や任意のデザイン等及び白色の裏打
ちの印刷22が施されている。かかる白色等の無機着色顔
料等を含んだ印刷インキ層は、熱収縮し難いため、摘み
部20等のキャップシール本体15の端部を加熱収縮させた
際に外側に湾曲させる働きをする。このため、その下部
が外側に湾曲するのを防止する目的から、側周部21の下
端部は、周方向に印刷の施されていないクリア部23が設
けられている。
【0004】そして、容器18を使用すべくキャップシー
ルを開封する場合には、摘み部20を引っ張ることによ
り、前記ミシン目16に沿ってキャップシール本体15を破
断して開封する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
キャップシール本体15のクリア部23は容器18の表面に密
着し易い。従って、特に、キャップシール装着時に、容
器18に水分が付着していたり、水分等の介在物が、該キ
ャップシールと容器18との間に侵入したりした場合や、
また、キャップシールのフィルム成分の添加物が浮き出
てきたりすると、摘み部20が容器18に付着してしまい、
この結果、摘み部20を摘んで開封し難くなる欠点があっ
た。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、摘み部が容器に付着し難くすることによ
り、該摘み部を容易に摘めてキャップシールを開封し易
くすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、熱収縮性を有し且つ容器11
の口部10に装着される筒状フィルムからなるキャップシ
ール本体1に、ミシン目等の開封手段8と、該開封手段
8に沿ってキャップシール本体1を破断させるための摘
み部7とが設けられ、該摘み部7を含むキャップシール
本体1端部に、その熱収縮性を阻害しないようにクリア
部5を有する熱収縮性キャップシールにおいて、前記摘
み部7の内面には、透明インキが塗布されてなる透明イ
ンキ層6が設けられていることにある。
【0008】従って、本発明の熱収縮性キャップシール
は、摘み部7の内面には、透明インキが塗布されている
ため、この透明インキ層6は容器11へ付着し難く、摘み
部7を容易に摘むことかできる。
【0009】また、前記透明インキ層6は、有機溶剤を
含有した透明インキが塗布されてなり、且つ、摘み部7
からキャップシール本体1の側周部4内面にわたって設
けられ、透明インキ層6の位置する部分に、前記開封手
段8が設けられていることにある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って説明する。図1において、1は熱収縮性を有
する筒状のキャップシール本体で、該キャップシール本
体1は、厚さ約60μm程度のポリ塩化ビニルよりなる
横一軸延伸フィルムの横方向を周方向として筒状に形成
されている。該キャップシール本体1は上端部3が内側
に折曲され、且つ側周部4は下方に向かって径がやや広
がったテーパー状に予備成形されたものである。しか
も、キャップシール本体1の断面形状は円形を呈してい
るが、該キャップシール本体1が装着される容器11の口
部10の形状に応じて、楕円又は矩形状を呈するものであ
っても良い。
【0011】また、該キャップシール本体1の側周部4
の内面には、上記上端部3及び下端部に設けられるクリ
ア部5,5aを除く位置に、商品名や任意のデザイン等及び
裏打ちの白色インキにより印刷2が施されている。この
ように、キャップシール本体1の上下部のクリア部5,5a
に印刷部を設けないことにより、その上下部が外側に湾
曲するのを防止している。
【0012】6は前記キャップシール本体1の最内面
(印刷2の表面)に塗布された透明インキ層(図1に斜
線で示す部分)で、所定の幅Lを有してキャップシール
本体1の縦方向全長にわたって設けられている。この透
明インキ層6は、例えば着色顔料を含まない略透明のメ
ジウムインキを塗布してなる層であり、フィルムの熱収
縮に支障となることはほとんどない。また、この透明イ
ンキ層6としては、フィルムの熱収縮に支障とならない
程度に赤色や黄色の有機着色顔料を若干含有するもので
あっても良い。
【0013】また、このインキは、アクリル系樹脂やビ
ニルウレタン、ポリエステルウレタン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル等の樹脂を有機溶剤に溶解して形成
されており、キャップシール本体1の該インキの塗布さ
れた部分は、この溶剤により強度的に多少劣化すること
となる。
【0014】7は前記側周部4の下端部から下方に突設
された摘み部で、前記キャップシール本体1に設けられ
た透明インキ層6の幅L方向の略中央に設けられてい
る。該摘み部7の内面には透明インキ層6が設けられ、
摘み部7の幅L1はキャップシール本体1に設けられた
透明インキ層6の幅Lよりも狭くなっている。この摘み
部7の両基部から縦方向に開封手段としての2条のミシ
ン目8が、キャップシール本体1の縦方向全長にわたっ
て略平行に刻設されている。
【0015】以上のような構成からなるキャップシール
Aは、容器11の口部10に被嵌された後に熱収縮されて、
図2に示すように容器11の口部10の形状に沿って密着状
態で装着される。
【0016】このキャップシールAを加熱する際に、キ
ャップシール本体1の下端部は、印刷がほどこされてい
ないことから、摘み部7を含むキャップシール本体1の
下端部が外側に湾曲してしまうおそれはない。
【0017】また、摘み部7の内面は、透明インキ層6
が設けられていることから、フィルム面が直接容器に接
触する場合に比し、密着し難くなる。従って、キャップ
シール装着時に、容器11の口部10に水分が付着していた
り、水分等の介在物が、該キャップシールAと容器11と
の間に侵入したりする場合や、また、キャップシールA
のフィルム成分の添加物が浮き出てきたりした場合であ
っても、摘み部7は容器11に付着し難くなる。
【0018】この結果、キャップシールAが装着された
容器11の収納物を使用すべく、キャップシールAを開封
する場合には、前記つまみ部3を把持して、上方へ引っ
張り、キャップシール本体1を破断するのであるが、摘
み部7は口部10に付着し難いため、摘み部7を容易に摘
める。
【0019】しかも、キャップシール本体1の透明イン
キ層6が設けられた部分に、ミシン目8が形成されてい
ることから、透明インキ層6の設けられた部分は、透明
インキに含有された有機溶剤により、キャップシール本
体1を形成する樹脂を劣化させているため、キャップシ
ール本体1の引き裂き等に対する強度が、透明インキ層
6の設けられていない部分に比べて低下しており、図3
に示す如く摘み部7を上方に引っ張ることによって、ミ
シン目8に沿って容易にキャップシール本体1を破断さ
せることができる。
【0020】尚、上記実施の形態においては、キャップ
シール本体1を熱収縮性を有するポリ塩化ビニルから形
成したが、キャップシール本体1の材質としてはこの
他、熱収縮性のポリスチレンやポリエステル等公知のフ
ィルムが使用できる。
【0021】さらに、上記実施の形態では、キャップシ
ール本体1の下部に摘み部7を設け、該摘み部7を上方
に引っ張ってキャップシール本体1を破断したが、摘み
部7はキャップシール本体1の上部に設け、該摘み部7
を下方に引っ張るようにしても良い。また、摘み部7
は、図4に示す如く、2本の切り込み13により形成され
たものであっても良い。
【0022】また、上記実施の形態では、キャップシー
ル本体1の上端部3が内側に折れ曲がり、側周部4が下
方に向かって径がやや広がるような形状に形成された
が、キャップシール本体としてはこのように成形されて
いない偏平に折り畳んだ筒状体(チューブ状)のものを
直接容器に装着するものでも良い。
【0023】しかも、クリア部5とは、上記実施例で
は、キャップシール本体1を構成するフィルムに、印刷
を施さない場合を例示したが、側周部4に比し、フィル
ムの熱収縮を実質上阻害しない範囲で若干の着色顔料を
含むインキが塗布された場合も含む。
【0024】
【発明の効果】本発明は、摘み部の内面には、透明イン
キが塗布されてなる透明インキ層が設けられているの
で、熱収縮した際にキャップシール本体の端部が外側に
湾曲することはないと共に、摘み部は容器に密着且つ付
着し難くなる。この結果、摘み部を容易に摘むことがで
き、キャップシールの開封性が良好となる。
【0025】また、前記透明インキ層は、有機溶剤を含
有した透明インキが塗布されてなり、且つ、摘み部から
キャップシール本体の側周部内面にわたって設けられ、
透明インキ層の位置する部分に、前記開封手段が設けら
れている場合には、透明インキ層に含有された有機溶剤
がキャップシール本体を構成する合成樹脂フィルムを劣
化させることができ、開封手段に沿ってキャップシール
本体を容易且つ確実に破断できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャップシールの斜視図。
【図2】同キャップシールを容器の口部に装着させた状
態の要部断面図。
【図3】同キャップシールを開封する状態の斜視図。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す要部斜視図。
【図5】従来例を示し、(イ)はキャップシールを装着
した状態の斜視図、(ロ)は同断面図。
【符号の説明】
1…キャップシール本体、4…側周部、5,5a…クリア
部、6…透明インキ層、7…摘み部、8…開封手段、10
…口部、11…容器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱収縮性を有し且つ容器(11)の口部
    (10)に装着される筒状フィルムからなるキャップシー
    ル本体(1)に、ミシン目等の開封手段(8)と、該開
    封手段(8)に沿ってキャップシール本体(1)を破断
    させるための摘み部(7)とが設けられ、該摘み部
    (7)を含むキャップシール本体(1)端部に、その熱
    収縮性を阻害しないようにクリア部(5)を有する熱収
    縮性キャップシールにおいて、前記摘み部(7)の内面
    には、透明インキが塗布されてなる透明インキ層(6)
    が設けられていることを特徴とする熱収縮性キャップシ
    ール。
  2. 【請求項2】 前記透明インキ層(6)は、有機溶剤を
    含有した透明インキが塗布されてなり、且つ、摘み部
    (7)からキャップシール本体(1)の側周部(4)内
    面にわたって設けられ、透明インキ層(6)の位置する
    部分に、前記開封手段(8)が設けられている請求項1
    に記載の熱収縮性キャップシール。
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