JP2942052B2 - 熱転写記録方法 - Google Patents

熱転写記録方法

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JP2942052B2
JP2942052B2 JP4063558A JP6355892A JP2942052B2 JP 2942052 B2 JP2942052 B2 JP 2942052B2 JP 4063558 A JP4063558 A JP 4063558A JP 6355892 A JP6355892 A JP 6355892A JP 2942052 B2 JP2942052 B2 JP 2942052B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写記録方法、とくに
間接熱転写記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】間接
熱転写記録方法は、図1に示されるごとき装置を用いて
行なわれる画像形成方法である。図1において、10は回
転可能な中間転写ドラムであり、その表面はシリコーン
ゴム、フッ素ゴムなど離型性のよい弾性素材で構成され
ている。11は記録部であり、記録部では中間転写ドラム
10に熱転写インクリボン12が加熱ヘッド13で圧接できる
ように構成されており、記録時には中間転写ドラム10の
回転につれて矢印の方向に移送される。14は転写部であ
り、転写部では受像シート15が押圧ローラー16で中間転
写ドラム10に圧接できるように構成されており、転写時
には矢印の方向に移送される。
【0003】加熱ヘッド13で熱転写インクリボン12を加
熱してインクを軟化溶融して中間転写ドラム10の表面に
転写する。このようにして中間転写ドラム10とインクリ
ボン12をそれぞれ矢印の方向に移動させながら、インク
を中間転写ドラム10上に転写して中間転写ドラム10上に
インク画像17を形成する。インク画像17は中間転写ドラ
ム10の回転につれて転写部14に移動し、そこで受像シー
ト15に押し付けられ転写されて最終的なインク画像18が
受像シート15上に形成される。
【0004】この間接熱転写記録方法によるときは、加
熱ヘッド13による加熱での転写の際には表面の平滑な中
間転写ドラム10上への転写なので、通常の熱転写法によ
り表面平滑性に劣る記録用紙に転写するばあいの不鮮明
な転写画像がえられるという問題が解消されており、ま
た中間転写ドラム10上のインク画像を受像シート15上に
転写する際には押圧ローラ16による大きな圧力による転
写なので受像シート15の表面状態に画像の品質がそれほ
ど影響を受けない。結局間接熱転写記録方法では受像シ
ート15の種類を問わず鮮明な画像がえられるという特徴
がある。
【0005】しかし、この間接熱転写記録方法において
も、熱転写記録における高価なリボンの消費量が多く、
消耗費が高くつく、また印字速度が遅いなどという問題
は依然として解消されていない。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みて、間接熱転
写記録方法においてリボンの熱転写インクを有効に利用
でき、かつ印字速度を向上することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融型熱転写
インクリボンを用いて、加熱ヘッドによる加熱にて中間
転写ドラム上に一旦画像を転写形成し、さらに前記中間
転写ドラム上の画像を受像シート上に転写させる熱転写
記録方法において、前記インクリボンの送り速度V1
前記中間転写ドラムの周速度V2 および前記受像シート
の送り速度V3が、式(I) 、式(II)および式(III) : N1 =V2 /V1 =1〜10 (I) N2 =V3 /V2 =1〜10 (II) N3 =V3 /V1 ≧2 (III) で表される関係を有するようにして熱転写記録を行うこ
とを特徴とする熱転写記録方法に関する。
【0008】
【作用および実施例】従来の間接熱転写記録方法におい
ては、インクリボン12の送り速度V1 と受像シート15の
送り速度V3 は等しい(N3 =V3 /V1 =1)が、本
発明の間接熱転写記録方法においては、インクリボン12
の送り速度V1 より受像シート15の送り速度N3 が2倍
以上(N3 =V3 /V1 ≧2)とされれている。
【0009】このことによる作用効果を図面を参照して
説明する。ただしN3 =2とする。図2は本発明の間接
熱転写記録方法により受像シート15上にえられた文字像
18aを示す平面図である。図3はインクリボン12のイン
クの抜け跡19を示す平面図である。受像シート15上の文
字像18a に対してインクリボン12のインクの抜け跡19の
文字巾は1/2 になっている(勿論、インクリボン12の走
行方向における線巾も1/2 になっている)。このこと
は、インクリボンの使用量が従来の1/2 でよいことを意
味している。
【0010】前記においてはN3 =2のばあいについて
説明したが、一般にはインクリボンの使用量は従来例の
1/N3 (ただしN3 ≧2)でよいことになる。
【0011】また本発明の間接熱転写記録方法における
印字速度の律速段階は記録部11における印字速度V1
あるが、この段階での印字速度が従来とほぼ同じだとす
ると、転写部14における転写速度はそのN3 倍であるか
ら、総合的な印字速度は従来例のN3 倍(ただしN3
2)となる。
【0012】また従来の間接熱転写記録方法により転写
ドラム上にイエロー画像、マゼンタ画像およびシアン画
像を重ねて形成し、この重ね合せ画像を受像シートに転
写してカラー画像を形成するばあいは、転写ドラムの周
長としてすくなくとも受像シートの長さが必要である
が、本発明においてカラー画像を形成するばあい、転写
ドラムの周長は受像シートの1/N2 でよいから、転写ド
ラムを小型化することが可能である。
【0013】もとより、本発明の方法は間接熱転写記録
方法であるから、受像シート15の種類を問わず鮮明な画
像がえられるという利点はそのまま保持されている。
【0014】つぎに本発明を具体的に説明する。
【0015】本発明においては、つぎの3つの態様があ
る。
【0016】態様1 リボンの送り速度V1 にくらべて中間転写ドラムの周速
度V2 が2〜10倍で、中間転写ドラムの周速度V2 と受
像シートの送り速度V3 は等しい態様である。すなわち
1 =V2 /V1 =2〜10、N2 =V3 /V2 =1、N
3 =V3/V1 =2〜10である。
【0017】態様2 リボンの送り速度V1 と中間転写ドラムの周速度V2
等しいが、中間転写ドラムの周速度V2 にくらべて受像
シートの送り速度V3 が2〜10倍である態様である。す
なわち、N1 =V2 /V1 =1、N2 =V3 /V2 =2
〜10、N3 =V3 /V1 =2〜10である。
【0018】態様3 リボンの送り速度V1 にくらべて中間転写ドラムの周速
度V2 が1倍より大きく10倍以下で、中間転写ドラムの
周速度V2 にくらべて受像シートの送り速度V3 が1倍
より大きく10倍以下で、かつリボンの送り速度V1 にく
らべて受像シートの送り速度V3 が2倍以上である態様
である。すなわち1<N1 ≦10、1<N2 ≦10、N3
2である。
【0019】この態様ではN1 =1.4 〜10、N2 =1.4
〜10、N3 =2〜10とするのが好ましい。
【0020】本発明においては、前記態様1〜3のいず
れにおいても、リボンの消費量をより少なくする観点か
ら、N3 ≧5であるのが好ましい。一方N3 が大きすぎ
ると受像シート上にえられる画像が乱れたり、不鮮明に
なったりするから、N3 は80以下、より好ましくは60以
下、さらにより好ましくは40以下、とくに好ましくは20
以下、なかんづく10以下とするのが好ましい。また本発
明の間接熱転写記録方法はリボンのインク層と中間転写
ドラムとが、および(または)、中間転写ドラムと受像
シートとが、相対的に摺動する記録方法であるから、こ
れらの相対速度が大きすぎると、所望の品質の転写画像
がえられがたくなるので、N1 ≦10、N2 ≦10とするの
が好ましい。
【0021】図4にN1 、N2 とN3 との関係を示す。
図4において、A、B、C、DおよびEは下記に示すN
3 のゾーンを意味する。
【0022】A 2≦N3 ≦5 B 5<N3 ≦10 C 10<N3 ≦20 D 20<N3 ≦40 E 40<N3 ≦80 本発明の間接熱転写記録方法では、インクリボン12の送
り速度V1 と中間転写ドラム10の周速度V1 との比
1 、中間転写ドラム10の周速度V2 と受像シート15の
送り速度V3 の比N2 を前記のごとく調整するようにし
たほかは、図1に示されるごとき従来の間接熱転写記録
装置がそのまま使用可能である。なお、通常インクリボ
ン12の送り速度V1 は2〜20cm/秒の範囲、中間転写ド
ラム10の周速度V2 は2〜20cm/秒の範囲、受像シート
15の送り速度は4〜100cm /秒の範囲から選択される。
【0023】中間転写ドラム10の表面に形成されたイン
ク画像17の受像シート15への転写の際におけるインク画
像の該ドラムからの離脱性をよくするために、中間転写
ドラム10は60〜80℃に加熱しておくのが好ましい。な
お、中間転写ドラムは加熱せずに、転写部において熱ロ
ーラーなどインク画像を加熱しながら受像シートに転写
するようにしてもよい。
【0024】さらに中間転写ドラムからのインク画像の
離脱性をよくし、ドラム表面の汚れを防止するために、
ドラム表面の表面張力(空気に対する値)を35ダイン/
cm以下、なかんづく25ダイン/cm以下にするのが好まし
い。なおドラム表面の表面張力が小さすぎると、インク
リボンのインクのドラム表面への付着性がわるくなるか
ら、20ダイン/cm以上にするのが好ましい。このような
表面張力を有するドラム表面の形成には、シリコーン基
含有樹脂、シリコーン基含有ゴム、フッ素含有樹脂、フ
ッ素含有ゴムなどが好適に使用されるが、前記表面張力
を有し、かつ弾力性、耐熱性、耐薬品性などを有する樹
脂であれば適宜使用できる。
【0025】本発明に用いる溶融型熱転写インクリボン
としては、従来のものがとくに制限されず使用可能であ
る。
【0026】たとえば基材上に、熱溶融性物質を主体と
するビヒクルと着色剤とからなる熱転写インク層を設け
たものがあげられる。
【0027】前記熱溶融性物質としては熱溶融性樹脂お
よび(または)ワックス状物質が使用される。
【0028】前記熱溶融性樹脂としては、たとえばエチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酪酸ビニル共重
合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレ
ン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(ア
ルキル基としてはメチル、エチル、プロピル、ブチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2-エチルヘキシル、ノ
ニル、ドデシル、ヘキサデシルなど炭素数1〜16個程度
のものがあげられる)、エチレン−アクリロニトリル共
重合体、エチレン−アクリルアミド共重合体、エチレン
−N−メチロールアクリルアミド共重合体、エチレン−
スチレン共重合体などのエチレン系共重合体;ポリラウ
リルメタクリレート、ポリヘキシルアクリレートなどの
ポリ(メタ)アクリル酸エステル類;ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−ビニル
アルコール共重合体などの塩化ビニル系(共)重合体;
セバシン酸−デカンジオール重合体、アゼライン酸−ド
デカンジオール重合体、アゼライン酸−ヘキサデカンジ
オール重合体などのポリエステル樹脂などの1種または
2種以上が使用できる。なお、これら熱溶融性樹脂とし
ては融点ないし軟化点が40〜140 ℃(DSCによる測定
値、以下同様)のものが熱転写感度の点から好ましい。
【0029】前記ワックス状物質としては、たとえば木
ロウ、ミツロウ、カルナバワックス、キャンデリラワッ
クス、モンタンワックス、セレシンワックスなどの天然
ワックス;パラフィンワックス、マイクロクリスタリン
ワックスなどの石油系ワックス;酸化ワックス、エステ
ルワックス、低分子量ポリエチレン、フィッシャートロ
プシュワックスなどの合成ワックス;ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸などの高級脂肪
酸;ステアリルアルコール、ドコサノールなどの高級脂
肪族アルコール;高級脂肪酸モノグリセリド、ショ糖の
脂肪酸エステル、ソルビタンの脂肪酸エステルなどのエ
ステル類;ステアリン酸アミド、オレイルアミドなどの
アミド類およびビスアミド類などの1種または2種以上
が使用できる。これらワックス状物質としては融点が40
〜120 ℃のものが熱転写感度の点から好ましい。
【0030】転写感度をよくするなどの点から、前記熱
溶融性物質に加えて少量の液状物質を配合してもよい。
このような液状物質としてはナタネ油、ヒマシ油、ヤシ
油、ヒマワリ油、コーン油、メドウフォーム油、アマニ
油、ベニバナ油、ラノリン、ラノリン誘導体、魚油、ス
クワラン、ホホバ油、ミンクオイル、馬油などの天然系
油類およびそれらの誘導体、流動パラフィン、ペトロラ
タム、スピンドル油、モーター油などの石油系油類、ソ
ルビタンオレート、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルなどの界面活性剤、
ジオクチルフタレート、アセチルクエン酸トリブチル、
ジオクチルアゼレート、ジオクチルセバケート、ジエチ
ルフタレート、ジブチルフタレートなどの可塑剤、その
他オレイン酸、ラウリン酸、リノール酸、リノレイン
酸、イソステアリン酸などの脂肪酸などがあげられる。
これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよ
い。
【0031】前記インク層に添加される着色剤としては
単色の熱転写インクリボンとして使用するばあいには、
従来からこの種の熱転写インクリボンに使用されている
もの、たとえばカーボンブラック、被覆力の大きな各種
有機、無機の着色顔料、染料などを用いることができ
る。
【0032】イエローインク、マゼンタインク、シアン
インクの重ね転写によりカラー画像を形成するばあいに
は、イエロー、マゼンタ、シアンの各着色インク層にそ
れぞれイエロー、マゼンタおよびシアンの着色剤が用い
られる。
【0033】前記着色インク層に用いるイエロー、マゼ
ンタおよびシアンの着色剤としては透明性の着色剤が好
ましく用いられる。
【0034】イエローの透明性着色剤としては、たとえ
ばナフトールエローS、ハンザエロー5G、ハンザエロー
3G、ハンザエローG、ハンザエローGR、ハンザエロー
A、ハンザエローRN、ハンザエローR、ベンジジンエロ
ー、ベンジジンエローG、ベンジジンエローGR、パーマ
ネントエローNCG 、キノリンエローレーキなどの有機顔
料やオーラミンなどの染料の1種または2種以上が用い
られる。
【0035】マゼンタの透明性着色剤としては、たとえ
ばパーマネントレッド4R、ブリリアントファストスカー
レット、ブリリアントカーミンBS、パーマネントカーミ
ンFB、リソールレッド、パーマネントレッドF5R 、ブリ
リアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ロー
ダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレー
キなどの有機顔料やローダミンなどの染料の1種または
2種以上が用いられる。
【0036】シアンの透明性着色剤としては、たとえば
ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブル
ー、フタロシアニンブルー、フアストスカイブルーなど
の有機顔料やビクトリアブルーなどの染料の1種または
2種以上が用いられる。
【0037】ここで、前記透明性顔料とは、透明なビヒ
クル中に分散させたとき、透明なインクを与える顔料を
いう。
【0038】なおイエロー、マゼンタおよびシアンの3
色の重ね合わせによっては鮮明な黒色をうるのが困難な
ばあいは、たとえばカーボンブラック、ニグロシンベー
スなどの黒色着色剤を含有するブラックの着色インク層
を用いてもよい。このような目的のブラックインク層は
通常他の色のインク層と重ね合せないので、透明でなく
てもよい。しかし他の色のインク層と重ね合せて、たと
えばブルーブラックなどの色をうる目的のブラックイン
ク層は透明性のものが好ましい。
【0039】前記着色剤の含有量は、着色剤の種類によ
って相違するが、一般には前記インク層の全固形分量の
5〜40重量%程度が好ましい。
【0040】本発明におけるインク層には前記成分以外
に顔料の分散性をよくするための分散剤や、ケイソウ
土、タルク、シリカ粉末、炭酸カルシウムなどの充填
剤、その他の添加剤を必要に応じて配合してもよい。
【0041】本発明におけるインク層は中間転写ドラム
10の加熱温度より高い融点ないし軟化点を有するのが好
ましい。
【0042】前記インク層は、前記各成分を適宜の有機
溶剤に溶解、分散して調製した塗工液あるいはその他水
分散液、エマルジョンなどの形態の塗工液を適宜の塗布
手段、たとえばロールコーター、グラビアコーター、リ
バースコーター、バーコーターなどを用いて基材上に塗
布し、乾燥することによって形成できる。またホットメ
ルトコーティングで形成してもよい。
【0043】前記インク層の乾燥塗布量は、倍率N3
よって相違するが、一般には所望の印字濃度を確保する
点から、2〜15g/m2 程度が好ましい。
【0044】前記基材としては、ポリエステルフィル
ム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、ポリカ
ーボネートフォルム、ポリエーテルサルホンフィルム、
ポリサルホンフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、
ポリエーテルエーテルケトンフィルム、その他この種の
インクシートの基材用フィルムとして一般に使用されて
いる各種のプラスチックフィルムが使用できる。このよ
うなプラスチックフィルムを使用するばあい、その背面
(加熱ヘッドに摺接する側の面)にシリコーン樹脂、フ
ッ素樹脂、ニトロセルロース樹脂、あるいはこれらによ
って変性された各種の滑性耐熱性樹脂、あるいは耐熱性
樹脂に滑剤を混合したものなどにより構成された、従来
から知られているスティック防止層を設けることにより
加熱ヘッドのスティック現象を防止するのが望ましい。
基材、スティック防止層には帯電防止剤を含有せしめて
もよい。またコンデンサーペーパーのような高密度の薄
い紙を基材としてもよい。基材の厚さは熱伝導性を良好
にする点から1〜9μm程度、なかんづく2〜4.5 μm
程度が好ましい。
【0045】本発明に用いるインクリボンは単一の基材
上に単一色の熱転写インク層のみを形成したものでもよ
く、あるいは単一の基材上に複数の色の熱転写インク層
を形成したものでもよい。
【0046】前記カラー画像形成用のインクリボンとし
ては、通常単一の帯状基材上にその長さ方向に沿って連
続的にイエロー、マゼンタ、シアンの各着色インク層、
あるいは必要に応じてさらにブラックインク層をくり返
し設けたものが用いられるが、イエロー、マゼンタ、シ
アン、さらにはブラックの各色のインク層を別々の基材
に形成したものであってもよい。
【0047】図5はイエローインク層、マゼンタインク
層、シアンインク層およびブラックインク層を単一の帯
状基材上に並べて配置した熱転写インクリボンの一例を
示す平面図である。図5においては帯状の基材21上にイ
エローインク層Y、マゼンタインク層M、シアンインク
層Cおよびブラックインク層Bが基材21の長さ方向に繰
り返し単位Uで繰り返し並べて配置されている。4色の
インク層の並べ方の順序は任意に選択できる。各色のイ
ンク層は相互に密接するように設けてもよく、適宜の間
隔をあけて設けてもよく、さらに実用上支障のない範囲
で若干相互に重なり合うように設けてもよい。また基材
21の長さ方向に沿った片端部または両端部にマージンを
設け、そこにインクリボンの送りを制御するためのマー
カーを設けてもよい。
【0048】前記熱転写インクリボンを用いてカラー画
像を形成するには、まず中間転写ドラム上にイエローイ
ンク層Y、マゼンタインク層M、シアンインク層Cおよ
びブラックインク層Bをそれぞれ選択転写してイエロー
の分解画像、マゼンタの分解画像、シアンの分解画像お
よびブラックの分解画像を形成し中間転写ドラム上で重
ね合わせる。その際イエロー、マゼンタ、シアンおよび
ブラック以外の中間色はイエロー、マゼンタ、シアンの
インクドットの2種以上の重ね合せによる減法混色によ
ってうる。なお前記各色の分解画像の重ね合せ順序は任
意に選択できる。ついで中間転写ドラム上の重ね合せ画
像を受像シート上に転写する。
【0049】前記のようにしてカラー画像を形成するば
あいには、通常前記各色のインク層の基材の長手方向の
長さをL1 、前記中間転写ドラムの外周長をL2 とする
とき、L1 ×N1 が実質的にL2 に等しいようにする。
また受像シートが枚葉記録紙のばあいは、L2 ×N2
記録紙の長さ(または幅)と実質的に等しいようにす
る。
【0050】本発明の間接熱転写記録方法によるとき
は、ベック平滑度が20秒以下の粗面紙上にも良好なイン
ク画像を形成でき、さらに布などにも良好なインク画像
を形成できる。もちろん、平滑な紙、プラスチックフィ
ルムなどにも良好なインク画像を形成できる。
【0051】つぎに実験例をあげて本発明を説明する。
【0052】実験例1 裏面にシリコーン変性ウレタン樹脂からなる乾燥塗布量
0.1 g/m2 のスティック防止層を形成した幅297mm 、
厚さ4.5 μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの
表面に、表1に示すインク組成物をトルエン−酢酸エチ
ル混合溶剤に溶解分散して調製した塗工液を塗布し、乾
燥して表1に示される物性値を有する熱転写性インク層
を形成して熱転写インクリボンをえた。
【0053】
【表1】
【0054】前記でえられたインクリボンを用い、図1
に示される間接熱転写装置で表2に示す条件下に印字テ
ストを行ない、解像度(本/mm)および印字濃度(OD
値)について評価した。転写ドラムとしては表面をシリ
コーンゴム(表面張力:21ダイン/cm)で被覆したもの
を用い、転写ドラムの加熱温度は70°とした。受像シー
トとしては普通紙(ベック平滑度:36秒)を用いた。結
果を表2に示す。
【0055】
【表2】
【0056】実験例2 実験例1と同じ基材上に表3に示す組成のイエロー、マ
ゼンタ、シアンおよびブラックの各着色インク組成物を
ベンゼン−酢酸エチル混合溶剤に溶解分散して調製した
各塗工液を図5に示されるような配置で各色のインク層
の大きさがA4版の大きさになるように繰返し塗布し、
乾燥して表3に示される物性値を有する各色のインク層
を形成して、カラー画像形成用のインクリボンをえた。
【0057】
【表3】
【0058】前記でえられたインクリボンを用い、実験
例1のばあいと同様にして印字テストを行ない、解像度
(本/mm)、印字濃度(OD値)および色再現性につい
て評価した。ただし表4に示す条件下に、転写ドラム上
にイエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像およびブラ
ック画像を順次形成し、転写ドラム上に形成された重ね
合せ画像を受像シート上に転写した。結果を表4に示
す。表4における評価値はイエローインクとマゼンタイ
ンクの重ね合せ部、イエローインクとシアンインクの重
ね合せ部、マゼンタインクとシアンインクの重ね合せ部
およびブラックインク単独部分について同じであった。
【0059】
【表4】
【0060】なお、実験例2において、ブラックインク
層を使用せず、イエロー、マゼンタおよびシアンの重ね
合せでブラックを出す実験を行なったところ、漆黒さは
劣るものの、その他の色の再現性は良好であった。
【0061】
【発明の効果】間接熱転写記録方法において、リボンの
消費量を少なくでき、印字速度を大きくできる。しかも
装置を小型化できる。もとより受像シートの種類を問わ
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法で用いる間接熱転写記録装置を示
す説明図である。
【図2】本発明の方法で受像シート上に形成された画像
を示す平面図である。
【図3】本発明の方法で使用したインクリボンのインク
の抜け跡を示す平面図である。
【図4】本発明の方法におけるN1 、N2 とN3 との関
係を示すグラフである。
【図5】本発明の方法で用いるカラー画像形成用の熱転
写インクリボンにおける各色のインク層の配置状態の1
例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 中間転写ドラム 12 インクリボン 13 加熱ヘッド 15 受像シート 16 押圧ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/32 - 2/325 B41J 17/06 B41J 17/12 B41J 33/38 B41M 5/26

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融型熱転写インクリボンを用いて、加
    熱ヘッドによる加熱にて中間転写ドラム上に一旦画像を
    転写形成し、さらに前記中間転写ドラム上の画像を受像
    シート上に転写させる熱転写記録方法において、前記イ
    ンクリボンの送り速度V1 、前記中間転写ドラムの周速
    度V2 および前記受像シートの送り速度V3 が、式(I)
    、式(II)および式(III) : N1 =V2 /V1 =1〜10 (I) N2 =V3 /V2 =1〜10 (II) N3 =V3 /V1 ≧2 (III) で表される関係を有するようにして熱転写記録を行うこ
    とを特徴とする熱転写記録方法。
  2. 【請求項2】 N1 =2〜10、N2 =1、N3 =2〜10
    である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 N1 =1、N2 =2〜10、N3 =2〜10
    である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 1<N1 ≦10、1<N2 ≦10、N3 ≧2
    である請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 10≧N3 ≧5である請求項1、2、3ま
    たは4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記溶融型熱転写インクリボンとして、
    帯状基材上にイエローインク層、マゼンタインク層およ
    びシアンインク層が基材の長手方向に繰返して並べられ
    ているインクリボンを用い、イエロー画像、マゼンタ画
    像およびシアン画像の2種以上を重ねてカラー画像を形
    成するばあいであって、前記各色のインク層の基材の長
    手方向の長さL1 と前記転写ドラムの外周長L2 とが実
    質的に、 L1 ×N1 =L2 の関係を有する請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 イエローインク層、マゼンタインク層お
    よびシアンインク層に加えてブラックインク層が設けら
    れてなるインクリボンを使用する請求項6記載の方法。
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