JPH03114784A - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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JPH03114784A
JPH03114784A JP1250739A JP25073989A JPH03114784A JP H03114784 A JPH03114784 A JP H03114784A JP 1250739 A JP1250739 A JP 1250739A JP 25073989 A JP25073989 A JP 25073989A JP H03114784 A JPH03114784 A JP H03114784A
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JP
Japan
Prior art keywords
thermal transfer
ink layer
transfer sheet
ink
wax
Prior art date
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Pending
Application number
JP1250739A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokatsu Imamura
今村 寛克
Jiro Onishi
二郎 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱転写シートの改良に関し、更に詳しくは多色
印字が可能な新規な熱転写シートに関す(従来の技術及
びその問題点) 従来、コンピユークーやワードプロセッサーの出カブリ
ントを熱転写方式によって印字する場合には、基材フィ
ルムの一方の面に熱溶融性インキ層を設けた熱転写シー
トが使用されている。
この従来の熱転写シートは、基材フィルムとして厚さ1
0乃至20umのコンデンサ紙やパラフィン紙の様な紙
或いは厚さ3乃至20μmのポリエステルやセロファン
の様なプラスチックのフィルムを用い、ワックスに顔料
や染料等の着色剤を混合した熱溶融性インキ層をコーテ
ィングにより設けて製造したものであり、例えば、文字
印字の如き単色印字の場合にはブラックのインキ層を設
けたものが使用され、又、カラー画像を印字する為には
、連続した基材フィルムの面に面順次にイエロー、マゼ
ンタ、シアン(及び必要に応じてブラック)のインキ層
が形成されたものが使用されている。
上記多色熱転写シートを用いてカラー画像を形成する場
合には、被転写材の同一面に、例えば、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの順に印字を行い、被転写材の表面で色の
減色混合により原稿のカラー画像を再現している。
上記の多色熱転写シートは、従来は、着色剤の種類のみ
を変え、同一のベヒクルで各色のインキ層を形成してい
るが、このような多色熱転写シートを使用すると、形成
される画像に乱れが生じ、十分な、発色性、解像性、色
再現性のカラー画像が形成できないという問題があった
。この様な問題は、インキ層を厚(形成した多数回印字
用又はN倍モード用熱転写シートの場合にも同様に発生
している。
従って本発明は、上記従来技術の問題を解決し、発色性
、解像性、色再現性に優れた多色熱転写シートを提供す
ることである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、基材フィルムの一方の面に面順次に色
相の異なる熱溶融性インキ層を設けてなる熱転写シート
において、上記各インキ層の熱溶融温度が熱転写シート
の流れ方法に従って低(なる様に配列されていることを
特徴とする熱転写シートである。
(作  用) 従来の多色熱転写シートの場合、重ね印字すると、その
際の熱によって印字済の画像を形成しているインキ層が
溶融又は軟化して、次に印字するインキ層の転写量が不
安定になり、又、印字済のインキ層が被転写材から熱転
写シートに逆転写したりする結果、色再現性が悪化する
ことを知見した。
本発明では、多色熱転写シートの各インキ層の熱溶融温
度を熱転写シートの流れ方向(印字する順序)に従って
低くなる様に配列することによって上記の問題が解決さ
れ、発色性、解像性、色再現性に優れた多色熱転写シー
トが提供される。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様により本発明を更に詳しく説明す
る。
本発明の熱転写シートの好ましい1例の断面図を第1図
に示す。
本発明の熱転写シートは、図示の様に、基材フィルム1
の一方の面に面順次に色相の異なる熱溶融性インキ層、
例えば、イエロー2Y、マゼンタ2M、シアン2C及び
ブラック2Bkの如(各インキ層を設け、印字順序が2
Y→2M→2C→2Bkである場合、各インキ層の熱溶
融温度がこの順序に従って低くなる様に配列させたもの
である。
かかる多色熱転写シートで、例えば、最初にイエロー画
像を印字し、次にマゼンタ画像を印字する場合、マゼン
タインキ層の熱溶融温度が、例えば、95℃で、先に印
字したイエローインキ層の溶融温度が90℃であるとす
ると、マゼンタ画像を95℃で印字すると、印字済のイ
エロー画像のインキ層が溶融又は軟化して、異常転写が
発生する。イエローとマゼンタが同一の熱溶融温度の場
合も程度の差こそあれ同様に異常転写が発生する。
本発明では、上記例においてマゼンタインキ層の熱溶融
温度がイエローインキ層の熱溶融温度よりも低くしであ
る、マゼンタ画像に際して印字済のイエローインキが溶
融又は軟化することがなく異常転写を防止することがで
きる。
本発明の熱転写シートで用いられる基材フィルムとして
は、従来の熱転写シートに使用されていると同じ基材フ
ィルムがそのまま用いることが出来ると共に、その他の
ものも使用することが出来、特に制限されない。
好ましい基材フィルムの具体例としては、例えば、ポリ
エステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネー
ト、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴム、
アイオノマー等のプラスチック、コンデンサー紙、パラ
フィン紙等の紙類、不織布等があり、又、これらを複合
した基材フィルムであってもよい。
この基材フィルムの厚さは、その強度及び熱伝導性が適
切になる様に材料に応じて適宜変更することが出来るが
、その厚さは、好ましくは、例えば、2乃至25μmで
ある。
上記基材フィルムの表面に形成する熱溶融性インキは、
着色剤とビヒクルとからなり、更に必要に応じて種々の
添加剤を加えたものでもよい。
この着色剤としては、有機又は無機の顔料若しくは染料
のうち、記録材料として良好な特性を有するもの、例え
ば、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度等により変褪
色しないものが好ましい。
ブラック単色印字用には勿論カーボンブラックが好まし
く、多色印字用にはシアン、マゼンタ、イエロー等の有
彩色着色剤を使用する。これらの着色剤の使用量はイン
キ中で約2乃至50重量%を占める使用割合が一般的に
好ましい。又、多数回印字又はN倍モード印字用にすす
場合には、インキ層の単位面積当たりの顔料の量を多く
する。
尚、N倍モード法とは、被転写材の搬送速度を熱転写シ
ートの搬送速度よりも相対的に大にして(両者の搬送方
向は同一方向でも逆方向でもよい)行う方法であり、こ
の方法では被転写材の搬送速度をNとし、熱転写シート
の搬送速度なNoとしNUN” とすると、印字距離は
Nでありながら、熱転写シートの消費量はNoであり、
例えば、N=5、N°=1とすると、熱転写シートの消
費量は従来の115となり非常の経済的である。
ビヒクルとしては、ワックスを主成分とし、その他ワッ
クスと乾性油、樹脂、鉱油、セルロース及びゴムの誘導
体等との混合物が用いられる。
ワックスの代表例としては、マイクロクリスタリンワッ
クス、カルナバワックス、パラフィンワックス等がある
。更に、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子
量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロ
ウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワック
ス、ペトロラクタム、ポリエステルワックス、−都度性
ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等積々のワッ
クスが用いられる。本発明では更に上記ワックス中に比
較的低融点の熱可塑性樹脂を混合して、インキの被転写
材に対する接着性を向上させることか出来る。本発明で
は各色のインキ層を形成する場合には、各色の印字順序
に従って上記のワックスを選択又は組み合わせて夫々の
インキ層の熱溶融温度に勾配を設ける。
基材フィルム上に熱溶融性インキ層を形成させる方法と
しては、ホットメルトコートの外、ホットラッカーコー
ト、グラビアコート、グラビアリバースコート、ロール
コートその他多くの手段等が挙げられ、同一の連続状基
材フィルムの表面に、例えば、A版又はB版の如く夫々
の領域に塗り分けて各色のインキ層を形成する。
本廃明においては、インキ層上に表面層3を形成しても
よく、この表面層によって印字時の被転写材の地汚れを
防止することが出来る。特に本発明の熱転写シートをN
倍モード用に使用する場合には、熱転写シートと被転写
材の摩擦が大であるので表面層の形成が望ましい。
上記表面層は、上記インキの含浸と同様にホットメルト
コート等により形成してもよいが、好ましい方法は、ワ
ックスを含む水性分散体を使用する方法である。特に好
ましい方法はワックスの水分散体を熱溶融インキ層を含
む多孔層上に塗工し、ワックスの融点以下の温度で乾燥
する方法である。この様にすることによってワックスは
粒子形状を保持したまま表面層が形成される。
以上の様に形成される表面層は高速タイプのプリンター
の様に印字エネルギーが低くなる場合も感度不足となら
ない様に、この層の厚さは本発明において、好ましくは
0.1μm以上5μm未満である。この厚さが0.1μ
m未満では、被転写紙とインキ層とがこすれて地汚れを
生じる恐れがある。上記表面層は熱転写後は実質的に無
着色であり、適量の体質顔料や白色顔料を加えて白色に
は着色してもよい。
基材フィルムに熱に弱い材料を用いる場合、サーマルヘ
ッドに接する側の表面に、サーマルヘッドのスティッキ
ングを防止するスリップ層4を設けることが好ましい。
(効  果) 本発明では、多色熱転写シートの各インキ層の熱溶融温
度を熱転写シートの流れ方向(印字する順序)に従って
低くなる様に配列することによって、発色性、解像性、
色再現性に優れた多色熱転写シートが提供される。
(実施例) 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのな
い限り重量基準である。
実施例1 厚さ4.51部mのポリエチレンテレフタレートのフィ
ルムを基材フィルムとし、その一方の面に下記の組成の
インキ組成物を乾燥時厚み3 g/d′となる割合で、
長さ方向に1.Ocmずつ間隔をおいてA4版幅に塗工
してイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのインキ
層を形成して本発明の熱転写シートを得た。
不玉旦二イ之ま眉 ピグメントイエロー           8部へキサ
メチレンジエチルカルバメート(融点81℃)    
       100部ヱ声ンづ鷺C乙免厘 セイ力ファーストカーミン       8部カルナウ
バワックス(融点83℃)   20部パラフィンワッ
クス(融点76℃)   62部2乙ヱヱ之ま厘 シアニンブルー            8部カルナウ
バワックス(融点83℃)  20部キャンデリラワッ
クス(融点66℃) 50部ブラックインキ層 カーボンブラック           10部キャン
デリラワックス(融点66℃)  10部パラフィンワ
ックス(融点63℃)  50部ポリエチレンワックス
         2部実施例2 実施例1で得られた熱転写シートの各インキ層の表面に
下記の塗工液を固形分基準で2.0g/Mの割合で塗工
及び乾燥させて表面滑性層を形成して本発明の熱転写シ
ートとした。
二 ″ 主  インキ且成 カルナウバワックス          10部ポリエ
チレンワックス(mp440℃)   20部ノニオン
系界面活性剤         1部イソプロパツール
         100部水           
           30部比較例1 実施例1における各インキ層を下記インキ組成物で夫々
同様に形成して比較例の熱転写シートを得た。
盃之ま眉 顔料(4色)             8部カルナウ
バワックス(融点83°C)   20部キャンデリラ
ワックス(融点66°C) 50部使用例1 上記の熱転写シートを用い、被転写紙として上質紙を使
用し、市販のサーマルヘッドを使用してイエロー、マゼ
ンタ、シアン及びブラックの順序で、夫々サーマルヘッ
ドの温度を上記順序で10℃づつ低下させつつ熱転写を
行ってカラー画像を形成した。比較例の熱転写シートの
場合にはサーマルヘッドの温度は同一とした。下記第1
表の結果が得られた。
角”!;  1 5安 O:良好 △:やや不良 ×:不良
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱転写シートの断面を図解的に説明す
る図である。 1:基材フィルム   2:インキ層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材フィルムの一方の面に面順次に色相の異なる
    熱溶融性インキ層を設けてなる熱転写シートにおいて、
    上記各インキ層の熱溶融温度が熱転写シートの流れ方法
    に従って低くなる様に配列されていることを特徴とする
    熱転写シート。
  2. (2)インキ層が少なくともイエロー、マゼンタ及びシ
    アンの3色からなる請求項1に記載の熱転写シート。
  3. (3)インキの表面に表面層が形成されている請求項1
    に記載の熱転写シート。
JP1250739A 1989-09-28 1989-09-28 熱転写シート Pending JPH03114784A (ja)

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JP1250739A JPH03114784A (ja) 1989-09-28 1989-09-28 熱転写シート

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JP1250739A JPH03114784A (ja) 1989-09-28 1989-09-28 熱転写シート

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JP (1) JPH03114784A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08118818A (ja) * 1994-08-31 1996-05-14 Fujicopian Co Ltd 熱転写記録材料
JPH0920082A (ja) * 1994-09-16 1997-01-21 Fujicopian Co Ltd 熱転写記録材料

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08118818A (ja) * 1994-08-31 1996-05-14 Fujicopian Co Ltd 熱転写記録材料
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