JP2940828B2 - 複数ディスク収納選択演奏装置 - Google Patents

複数ディスク収納選択演奏装置

Info

Publication number
JP2940828B2
JP2940828B2 JP1234947A JP23494789A JP2940828B2 JP 2940828 B2 JP2940828 B2 JP 2940828B2 JP 1234947 A JP1234947 A JP 1234947A JP 23494789 A JP23494789 A JP 23494789A JP 2940828 B2 JP2940828 B2 JP 2940828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
player
magazine
disc
performance
music
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1234947A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0397161A (ja
Inventor
雅也 小川
崇雄 山田
岳 北木
晴康 坂田
和夫 谷鹿
義清 紺野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PAIONIA KK
Original Assignee
PAIONIA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PAIONIA KK filed Critical PAIONIA KK
Priority to JP1234947A priority Critical patent/JP2940828B2/ja
Priority to DE69020462T priority patent/DE69020462T2/de
Priority to EP90309956A priority patent/EP0418040B1/en
Publication of JPH0397161A publication Critical patent/JPH0397161A/ja
Priority to US07/893,947 priority patent/US5331614A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2940828B2 publication Critical patent/JP2940828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/228Control systems for magazines
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/002Programmed access in sequence to a plurality of record carriers or indexed parts, e.g. tracks, thereof, e.g. for editing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/11Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information not detectable on the record carrier
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2537Optical discs
    • G11B2220/2545CDs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/60Solid state media
    • G11B2220/65Solid state media wherein solid state memory is used for storing indexing information or metadata
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/34Indicating arrangements 

Landscapes

  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はジュークボックス等の複数ディスク収納選択
演奏装置に関する。
背景技術 例えば、特願昭63−180990号に開示された複数ディス
ク収納選択演奏装置においては、キー操作等の選曲操作
により演奏指定曲を順次受け入れ、その指定曲を含むデ
ィスクをディスク収納手段内の複数のディスクから選択
してターンテーブル上に移動させてディスク上の指定曲
の読み出し位置をサーチして演奏を開始することが行な
われる。しかしながら、1の指定曲の演奏が終了したと
きに次の指定曲を含むディスクが現在ターンテーブルに
位置するディスクとは異なる場合にはターンテーブル上
のディスクをディスク収納手段内に移動させて次の指定
曲を含むディスクを選択してターンテーブル上に移動さ
せなければならないので、1の指定曲の演奏が終了して
から次の指定曲の演奏を開始するまでに時間が掛かると
いう問題点があった。
発明の目的 そこで、本発明の目的は、1の指定曲の演奏が終了し
てから次の指定曲の演奏を開始するまでの時間の短縮化
を図った複数ディスク収納選択演奏装置を提供すること
である。
発明の構成 本発明による複数ディスク収納選択演奏装置は、各々
がディスクを内蔵した複数のディスクプレーヤを有し、
選曲操作に応じて選曲データを順次受け入れてその選曲
データによる指定曲を含むディスクを備えたディスクプ
レーヤが指定曲の演奏を順に行う複数ディスク収納選択
演奏装置であって、演奏中の指定曲に続いて演奏される
べき次の演奏指定曲を含むディスクを備えたディスクプ
レーヤが演奏動作中のディスクプレーヤと異なるか否か
を選曲データから判別する判別手段を含み、判別手段に
よって異なるディスクプレーヤと判別された場合には、
次の演奏指定曲を含むディスクを備えたディスクプレー
ヤは次の演奏指定曲について演奏動作開始待機状態と
し、その後演奏動作中のディスクプレーヤの演奏動作終
了に応じて演奏動作開始待機状態を解除して演奏動作を
開始することを特徴としている。
実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明
する。
第1図は本発明による複数ディスク収納選択演奏装置
のブロック図を示している。このジュークボックスにお
いては、3台のCD(コンパクトディスク)プレーヤ1な
いし3が設けられている。CDプレーヤ1ないし3はいわ
ゆるマガジン式のプレーヤであり、6枚のディスクをセ
ットできるマガジンを3つ上下方向に並べて各々備える
ことができる。マガジン式のプレーヤの詳細については
特開昭61−261853号公報に示されている。本願と同時に
出願される本出願人による出願において開示された毎き
マガジンを3つ装着できるプレーヤの場合にはピックア
ップ及びターンテーブルがマガジン3つ分だけ上下方向
に移動できるようなっている。また、図においてはCDプ
レーヤ1ないし3全てが設けられているが、CDプレーヤ
2のみが標準装置で予め設けられ、CDプレーヤ1及び3
はオプション装置で設けられる。
CDプレーヤ1ないし3は制御端子及びオーディオ出力
端子を有し、各制御端子は通信ラインセレクタ10を介し
てコントローラ11に接続されており、コントローラ11よ
ってCDプレーヤ1ないし3が個別に制御されるようにな
っている。各オーディオ出力端子には音声ラインセレク
タ12を介してアンプ13に接続されている。アンプ13は音
声ラインセレクタ12から中継供給される左右チャンネル
のオーディオ信号を増幅して左右スピーカ装置14及び15
を各々駆動する。通信ラインセレクタ10及び音声ライン
セレクタ12の選択状態はコントローラ11によって制御さ
れる。
コントローラ11はマイクロコンピュータからなり、内
蔵のROM(図示せず)に記憶されたプログラムに従って
動作する。コントローラ11にはRAM20が接続されてお
り、RAM20は電源オフ時もバックアップされて記憶内容
が消去されないようになっている。このRAM20には各CD
プレーヤ1ないし3に装着されたディスクについての情
報が書き込まれる。またコントローラ11にはキーボード
21、照示表示器22及び数字表示器23の駆動回路26、後述
のモータ69の駆動回路24並びに扉開閉センサ25が接続さ
れている。
コントローラ11とCDプレーヤ1ないし3との間は4本
の通信ラインで通信ラインセレクタ10を介して結ばれて
いる。4本の通信ラインはグランド(接地)ライン、コ
ントローラ11からCDプレーヤ1ないし3への信号ライ
ン、CDプレーヤ1ないし3からコントローラ11への信号
ライン及びCDプレーヤ1ないし3の装着確認用の確認ラ
インとからなる。CDプレーヤ1ないし3は電源が投入さ
れると確認ラインへ至る制御端子に所定確認電圧(例え
ば、5V)を出力する。よって、コントローラ11側におい
て所定確認電圧が通信ラインセレクタ10により選択され
た確認ラインを介して検出されなければ対応するCDプレ
ーヤが設けられていないと判断できるのである。
第2図及び第3図(a),(b)に示すように本発明
によるジュークボックスは、前面上部が傾斜した縦長の
ほぼ直方体状の本体ケース50内に形成されている。本体
ケース50内は3つの領域に仕切板41及び42によって区分
けられている。仕切板41より上部の傾斜部分には操作部
29及び表示部30が設けられている。操作部29には第4図
に示すようにコイン挿入口51及び返却レバー52が最上部
に設けられている。それにより下には照示表示器22の表
示板53が位置し、また数字表示器23としての選曲残量表
示計23a及び演奏曲表示計23bが設けられている。数字表
示器23の下方にはクリアキーを含むテンキー54及びメニ
ュー回転キー55が設けられている。テンキー54及びメニ
ュー回転キー55はキーボード21の一部を形成している。
操作部29の最下部には紙幣挿入口56が設けられている。
コイン挿入口51、返却レバー52及び紙幣挿入口56は金銭
徴収装置27の一部をなし、金銭徴収装置27はコイン挿入
口51又は紙幣挿入口56から挿入されたコイン又は紙幣の
種類を判別して判別結果を示す信号をコントローラ11に
対して出力する。また、挿入されたコイン及び紙幣は1
曲が選曲されるまでに返却レバー52が操作されると挿入
されたコインは右側面の返却口58に送出し、紙幣は紙幣
挿入口56から送出し、選曲された後はコインボックス
(図示せず)に収納される。コインボックスは右側面の
鍵付き扉60によって取り出し可能になっている。
上記の表示部30はガラス等の透明板部材59からなる。
透明板部材59内には3つのメニュー表示用三角柱部材61
ないし63がコの字状の支持部材64内に並設されている。
三角柱部材61ないし63は多角柱メニューボードとして設
けられており、第5図に示すように三角中心を長手方向
に伸長し両端において突出した回転シャフト61aないし6
3aを有している。回転シャフト61aないし63aの一端は若
干小径にされている。支持部材64は本体ケース50に対し
て固定されている。支持部材64の上部には回転シャフト
61aないし63aの他端が挿入される3つのシャフト挿入孔
が設けられ、下部には回転シャフト61aないし63aの一
端、すなわち小径部が挿入される軸受け61bないし63bが
設けられており、支持部材64は回転シャフト61aないし6
3aを回転自在に支持している。
中央に位置する三角柱部材62の回転シャフト62aの一
端の軸受け62bより内側には平ギア65が固設されてい
る。第6図に示すように平ギア65はウォームギア66に噛
合している。ウォームギア66は支持部材67に回転自在に
支持されており、またウォームギア66と共に連動して回
転するようにプーリ68が設けられている。一方、支持部
材67にはモータ69が設けられている。モータ69の回転シ
ャフト69aにはプーリ70が固定されている。プーリ68と
プーリ70との間にはベルト71が張設されており、モータ
69の回転運動がプーリ70、ベルト71、プーリ68、ウォー
ムギア66、そして平ギア65を介して三角柱部材62に伝達
されるのである。
第5図及び第6図に示すように回転シャフト61aのコ
の字状の支持部材64外側に突出した小径部にはプーリ72
が固定されている。同様に回転シャフト62aの小径部に
はプーリ73及び74が固定され、回転シャフト63aの小径
部にはプーリ75が固定されている。プーリ72とプーリ73
との間にはベルト76が張設され、プーリ74とプーリ75と
の間にはベルト77が張設されている。プーリ72,73,74,7
5は同一直径であり、これにより三角柱部材62の回転に
連動して三角柱部材61及び63が同一速度で回転するよう
になっている。三角柱部材61ないし63各々の3表面部に
は各面毎に長手のガイド部材78によって区域分けされた
4つのメニュー表示領域が縦方向に順に設けられてい
る。ガイド部材78には複数の半円状の突起片78aが両側
又は片側に等間隔で設けられており、このメニュー表示
領域各々においては例えば、CDのケース表面のジャケッ
ト紙がガイド部材78間に挿入されて突起片78aによって
脱落が防止されるようになっている。
第7図に二点鎖線で示すように上記した傾斜部材は扉
89として形成されている。すなわち、本体ケース50の前
方の上部角部には左右に丁番90,91(90は図示せず)が
設けられており、丁番90,91によって傾斜部分が開閉可
能にされている。開扉時にはダンパ機能を有するアーム
部材92によって開状態が維持され、メニュの交換を行な
い得る。また、扉89の開閉時を検出する開閉センサ25
(第7図には図示せず)が扉89内の適当な位置に設けら
れている。
第5図に示すように平ギア65の軸受け62b側の面には1
20度間隔で同一円周上に3つの棒状の突起片79が固着さ
れている。支持部材64の突起片79に対応する位置にフォ
トカプラからなるフォトセンサ80が設けられ、突起片79
がフォトセンサ80の位置に達するとフォトセンサ80から
位置検出信号が発生し、この検出信号はコントローラ11
に供給される。
本体ケース50内の仕切板41と42とによって囲まれた領
域は音響機器部である。音響機器部にはCDプレーヤ1な
いし3が仕切板42に固定されている。CDプレーヤ1ない
し3の固定はマガジンを前面側に向けた方向でなされて
いる。これは音響機器部に当る本体ケース50の前面は図
示しない手段によって着脱自在にされており、マガジン
やディスクの交換、或いは新たな装着を可能にするため
である。CDプレーヤ2の後方にはCDプレーヤ1ないし
3、コントローラ11及びアンプ13等の機器に電源を供給
するための電源装置81が設けられている。音響機器部内
のCDプレーヤ1ないし3上方には棚部材82が本体ケース
50が固定されている。棚部材82には制御ユニット83及び
アンプ装置84が設けられている。制御ユニット83は通信
ラインセレクタ10、コントローラ11及びモータ駆動回路
24を含み、アンプ装置84は音声ラインセレクタ12及びア
ンプ13を含んでいる。また、音響機器部に当る本体ケー
ス50の前面の左右にはツイータスピーカ85a,85b及びス
コーカスピーカ86a,85bが設けられている。
本体ケース50内の仕切板42より下方の部分はウーハ音
響部である。このウーハ音響部の前面の本体ケース50に
はウーハスピーカ87a,87bが設けられている。ツイータ
スピーカ85a,スコーカスピーカ86a,及びウーハスピーカ
87aは左スピーカ装置14をなし、ツイータスピーカ85b、
スコーカスピーカ86b,及びウーハスピーカ87bは右スピ
ーカ装置15をなす。
また本体ケース50の左右側面上部には拡散用のスピー
カ88(左側のスピーカは図示せず)が各々設けられてい
る。
本体ケース50の底面には4つの車部材95が設けられ、
本装置を移動可能にしている。
次に、かかる構成の本発明による複数ディスク収納選
択演奏装置の動作について第8図ないし第13図に示した
コントローラ11の動作に従って説明する。
電源が投入されると、コントローラ11内のマイクロプ
ロセッサ(図示せず)は各種フラグやカウンタを初期化
した後、先ず、CDプレーヤ存在判別ルーチンの処理を開
始し、その処理後、ディスクデータ読込ルーチン、演奏
制御ルーチン、そして扉開時データ交換制御ルーチンを
処理し、これら4つのルーチンを繰り返し処理し、また
選曲入力ルーチンを割込み処理する。
CDプレーヤ存在判別ルーチンにおいて、コントローラ
11内のマイクロプロセッサは、第8図に示した如く先
ず、電源投入時動作フラグFWが1であるか否かを判別す
る(ステップ101)。FW=1ならば、電源投入後、本ル
ーチンの処理は既に行なわれているので、本ルーチンの
処理を終了する。FW=0ならば、本ルーチンの処理は行
なわれていないので、変数nを1に等しくし(ステップ
102)、扉89が開状態であるか否かを判別する(ステッ
プ103)。扉89が閉状態ならば、第nCDプレーヤ1が装着
されているか否かを判別する(ステップ104)。すなわ
ち、通信ラインセレクタ10により第nCDプレーヤを選択
して確認ラインから所定確認電圧が供給されているか否
かを判別する。なお、CDプレーヤ1を第1CDプレーヤ、C
Dプレーヤ2を第2CDプレーヤ、CDプレーヤ3を第3CDプ
レーヤとする。所定確認電圧が供給されたならばフラグ
CD(n)に1をセットし(ステップ105)、第nCDプレー
ヤに対してマガジンに装着された各ディスクからのTOC
(Table of Contents)データの読み取りを指令するべ
くデータ読取指令信号を発生する(ステップ106)。所
定確認電圧の供給がなくアース電位ならばフラグCD
(n)を0にリセットする(ステップ107)。ステップ1
06又は107の実行後、変数nに1を加算し(ステップ10
8)、変数nが3より大であるか否かを判別する(ステ
ップ109)。n≦3ならばステップ103に進み、n>3な
らばフラグFWに1をセットし(ステップ110)本ルーチ
ンの処理を終了する。本ルーチンの処理によりフラグCD
(1)、CD(2)、CD(3)の各内容、すなわちCDプレ
ーヤ1ないし3の有無が設定される。
なお、CDプレーヤにおいてマガジンが1つでも装着さ
れていない場合には安全確保のために所定確認電圧の発
生を停止するようにしてコントローラ11がそのCDプレー
ヤを無視するようにしても良い。
CDプレーヤ1ないし3においてTOCデータ読取指令信
号が供給された場合には装着されたディスク各々からTO
Cデータがピックアップにより読み取られる。CDプレー
ヤ1ないし3毎に読み取られたTOCデータはマガジン番
号及びディスク番号と共にCDプレーヤ1ないし3毎に内
部RAM(図示せず)に書き込まれる。CDプレーヤ1ない
し3はTOCデータの読み取り及び書き込みを終了すると
データ読み取り終了を示すフラグF2を1としておく。こ
のフラグF2はCDプレーヤ1ないし3毎の内部コントロー
ラ(図示せず)において形成されているフラグであり、
電源投入時及びCDプレーヤ毎にいずれか1のマガジンの
取り出しによって0にリセットされる。なお、CDプレー
ヤ1ないし3にはマガジン毎にその装着を検出するスイ
ッチ(図示せず)が設けられている。
コントローラ11のマイクロプロセッサは、プレーヤ存
在判別ルーチンの処理後、ディスクデータ読込ルーチン
を実行する。ディスクデータ読込ルーチンにおいては、
第9図に示すように変数nを1に設定し(ステップ12
1)、データ読み込み終了フラグF(n)が1に等しい
か否かを判別する(ステップ122)。F(n)=0なら
ば、フラグCD(n)が1に等しいか否かを判別する(ス
テップ123)。CD(n)=0の場合には第nプレーヤは
装着されていないので直ちに後述のステップ126に進
む。CD(n)=1の場合には第nCDプレーヤからフラグF
2を読み込みフラグF2が1に等しいか否かを判別する
(ステップ124)。すなわち、n=1の場合にはCDプレ
ーヤ1からフラグF2を読み込みフラグF2が1に等しいか
否かを判別するのである。F2=1ならば第nCDプレーヤ
の内部RAMからマガジン番号、ディスク番号及びTOCデー
タを読み出てRAM20のTOCデータマップに書き込む(ステ
ップ125)。そしてデータ読み込み終了フラグF(n)
を1にセットし(ステップ126)、データ読み込み終了
フラグF(1)、F(2)及びF(3)が全て1に等し
くなったか否かを判別する(ステップ127)。F(1)
=F(2)=F(3)=1ならば、存在するCDプレーヤ
からはTOCデータを読み込んだので、本ルーチンを終了
する。フラグF(1)、F(2)及びF(3)が全て1
でないならば、本ルーチン処理開始から所定時間経過し
たか否かを判別する(ステップ128)。所定時間だけ経
過した場合にはTOCデータが読み込めない状態にあると
見なして本ルーチンを終了する。所定時間の経過がない
場合には変数nに1を加算し(ステップ129)、変数n
が3より大であるか否かを判別する(ステップ130)。
n≦3ならばステップ122に進み、n>3ならばステッ
プ121に進む。なお、ステップ122においてF(n)=1
ならば、既に第nCDプレーヤからはTOCデータを読み込ん
だので、ステップ128に進む。またステップ124において
F2=0ならば、まだ第nCDプレーヤにおいてTOCデータが
読み取られていないので、ステップ128に進む。
RAM20には第14図に示すようにTOCデータマップが形成
され、上記のディスクデータ読込ルーチンを処理するこ
とによりマガジン毎にTOCデータTOC(1)ないし(6)
がTOCデータマップに書き込まれる。ただし、ディスク
が存在しない場合には、その記憶位置の以前のデータは
消去される。
次に、割込み処理される選曲入力ルーチンについて説
明する。この選曲入力ルーチンにおいては、例えば、定
時間割り込みにより第10図に示すようにキー操作があっ
たか否かを判別する(ステップ141)。キー操作がある
と、コントローラ11内のキーボード21からの入力バッフ
ァ(図示せず)に操作されたキーに対応するキーコード
が順に保持され、マイクロプロセッサが読み込むとキー
コードの保持位置がシフトして読み込まれたキーコード
は保持されなくなる。なお、金銭が徴収されていない場
合にはテンキーの操作は無視されバッファにはキーコー
ドが保持されない。上記の入力バッファにキーコードが
保持されている場合にはそれを読み込み(ステップ14
2)、読み込んでキーコードからテンキーの操作である
か否かを判別する(ステップ143)。テンキーの操作の
場合にはテンキー入力ルーチン(ステップ300)を処理
する。入力バッファにキーコードが保持されていない場
合には他のルーチンの処理に戻る。
テンキー入力ルーチンにおいては、第11図に示すよう
に読み込んだキーコードを数字データN(m)とする
(ステップ301)。ここでmは変数であり、その初期値
は後述の如く1である。N(1)はマガジン番号、N
(2)はディスク番号、N(3)はトラック番号の10の
桁、N(4)はトラック番号の1の桁を各々示す。そし
て数字データN(m)が示す値を演奏曲表示計23bに表
示すべく駆動回路26に数字データN(m)及び変数mを
供給する(ステップ302)。変数mの値が演奏曲表示計2
3bの左側からの表示位置を示すので、駆動回路24は変数
mで指示される位置に数字データN(m)が示す値を表
示すべく演奏曲表示計23bを駆動する。数字データN
(m)及び変数mを供給した後、数字データN(m)に
よって指定されるRAM20のTOCデータマップ内の記憶位置
にデータが存在するか否かを判別する(ステップ30
3)。すなわち、m=1ならばマガジン番号N(m)に
対応する記憶位置にデータが書き込まれている否かが判
別され、m=2ならばマガジン番号N(1)のマガジン
にディスク番号がN(2)で示されるディスクが存在す
るか否かが判別され、m=3,4ならばディスク番号N
(2)のディスクにトラック番号N(m)の10の桁がN
(3)で1の桁がN(4)のものがあるか否かが判別さ
れる。数字データN(m)で指定されるTOCデータマッ
プ内の記憶位置にデータがに存在しない場合には数字デ
ータN(m)の表示を停止すべく駆動回路24に表示停止
指令を発生し(ステップ304)、本ルーチンを終了す
る。数字データN(m)で指定される記憶位置にデータ
が存在する場合には変数mに1を加算し(ステップ30
5)、変数mが4より大であるか否かを判別する(ステ
ップ306)。m≦4ならば、本ルーチンを終了する。m
>4ならば、選曲するために必要な4桁分の数字がテン
キーの操作で入力されたので、1000の桁の値N(1)、
100の桁の値のN(2)、10の桁の値N(3)及び1の
桁の値N(4)からなる4桁の数字を選曲データS
(y)とし(ステップ307)、変数mを1に設定する
(ステップ308)。yは電源投入時に初期値1に設定さ
れる変数であり、RAM20内に形成された演奏順番リスト
への書き込み順番を示す。次いで、変数xに1を加算し
て変数tをその加算値に等しくし(ステップ309)、RAM
20内の演奏順番リストの変数tで示される位置から選曲
データS(t)を読み出し(ステップ310)、選曲デー
タS(t)と選曲データS(y)とが等しいか否かを判
別する(ステップ311)。変数xは演奏順番リストにお
ける現在の演奏曲番を示す。S(t)≠S(y)なら
ば、変数tに1を加算し(ステップ312)、変数tが変
数yに達したか否かを判別する(ステップ313)。t<
yの場合にはステップ310に進む。t≧yの場合には今
回入力された選曲データS(y)と同一選曲データがこ
れから演奏される曲として演奏順番リストに書き込まれ
ていないので演奏順番リストの変数yで示される位置に
選曲データS(y)を書き込む(ステップ314)。例え
ば、マガジン番号N(1)が3、ディスク番号N(2)
が5、トラック番号N(3)、すなわちトラック番号の
10の桁が0、トラック番号N(4)、すなわちトラック
番号の1の桁が6ならば、選曲データS(y)として
「3506」が書き込まれる。選曲データS(y)を書き込
んだ後、変数yに1を加算して(ステップ315)本ルー
チンを終了する。S(t)=S(y)ならば、今回入力
された選曲データS(y)と同一選曲データがこれから
演奏される曲として演奏順番リストに既に書き込まれて
いるので選曲データS(y)の書き込みを行なわないで
本ルーチンの処理を終了する。なお、演奏順番リストは
例えば、第15図に示す如く複数の選曲データS(1),S
(2),………が演奏順番リストに書き込まれ、演奏す
る際には後述の如く変数xで示される曲目の選曲データ
S(x)が読み出されて演奏される。
ステップ143においてテンキーの操作ではない場合に
はクリアキーの操作であるか否かを判別する(ステップ
144)。クリアキーの操作ならば、変数mから1を減算
し(ステップ145)、数字データN(m)の表示を停止
すべく駆動回路24に表示停止指令を発生する(ステップ
146)。よって、例えば、マガジン番号3を誤って2を
示すテンキーを操作した場合にクリアキーを操作すれ
ば、演奏曲表示計23bに表示された「2」が消えて再び
マガジン番号をテンキー操作によって入力できる状態と
なる。
クリアキーの操作ではない場合にはメニュー回転キー
55の操作であるか否かを判別する(ステップ150)。メ
ニュー回転キー55が操作された場合には扉89が開状態で
あるか否かを判別する(ステップ151)。これは開閉セ
ンサ25の出力信号によって判別する。扉89が閉状態なら
ば、駆動回路24に対してモータ駆動指令を発生し(ステ
ップ152)、モータ駆動フラグFMに1をセットしかつ扉
開フラグFDを0にリセットする(ステップ153)。駆動
回路24はモータ駆動指令に応じてモータ69を回転駆動す
る。モータ69の回転によりその回転がプーリ70、ベルト
71、プーリ68、ウォームギア66、そして平ギア65を介し
て三角柱部材62に伝達され、更に、プーリ73、ベルト7
6、そしてプーリ72を介して三角柱部材61に伝達され、
またプーリ74、ベルト77、そしてプーリ75を介して三角
柱部材63に伝達される。よって、三角柱部材61ないし63
は同一方向に、例えば、時計周りに同一速度で回転す
る。この三角柱部材61ないし63が120度回転すると、突
起片79がフォトセンサ80の位置に達し、フォトセンサ80
から位置検出信号が発生する。ステップ153の実行後、
三角柱部材61ないし63が120度回転したか否かを判別す
る(ステップ154)。フォトセンサ80から位置検出信号
が発生したならば、三角柱部材61ないし63が120度回転
したとしてモータ駆動フラグFMを0にリセットし(ステ
ップ155)、駆動回路24に対してモータ駆動停止指令を
発生する(ステップ156)。駆動回路24はモータ駆動停
止指令に応じてモータ69の回転駆動を停止するので、三
角柱部材61ないし63が120度回転した位置で停止する。
これにより新たな選曲メニューが前面に位置して表示さ
れる。すなわち、メニュー回転キー55が操作される毎に
三角柱部材61ないし63が120度回転し表示される選曲メ
ニューが変わるのである。選曲メニューはこの実施例の
場合にはディスク数で36枚備えることができ、一度に12
枚分表示できる。なお、駆動回路24はモータ69をデュー
ティ比制御しており、モータ駆動停止指令に応じてその
デューティ比を徐々に変化させて制動を掛けてモータ69
の回転を停止させる。
ステップ150においてメニュー回転キー55の操作でな
い場合にはフラグFMが1に等しいか否かを判別する(ス
テップ157)。FM=1ならば、モータ69の駆動中で選曲
メニューが変わっている最中であり、ステップ151に進
んで扉89が開状態であるか否かを判別する。これは選曲
メニューが変わっている最中に扉89が開かれた場合に対
応するためである。扉89の開状態の場合にはフラグFD
1に等しいか否かを判別する(ステップ158)。FD=0
ならば現在演奏中ならば強制的に演奏を停止せしめるた
めに演奏停止指令を発生する(ステップ159)。そして
フラグFDに1をセットし(ステップ160)、三角柱部材6
1ないし63の回転を停止させるためにステップ156に進ん
で駆動回路24に対してモータ駆動停止指令を発生する。
FD=1ならば既に演奏を停止させかつモータ69の駆動も
停止させているので、本ルーチンを終了する。その後、
扉89を閉じたならばステップ152に進むので、三角柱部
材61ないし63が120度回転せずに停止している場合であ
っても再び回転して選曲メニューを正しく前面に向けた
状態で回転を停止する。
次に、演奏制御ルーチンについて説明する。演奏制御
ルーチンにおいては、第12図(a),(b)に示すよう
に先ず、電源投入直後であるか否かを判別する(ステッ
プ161)。電源投入直後でないならば、演奏順番リスト
のx番目に選曲データが書き込まれているか否かを判別
する(ステップ162)。電源投入直後であれば上記した
変数xを1に設定し(ステップ163)、ステップ162に進
む。演奏順番リストのx番目に選曲データが書き込まれ
ているか否かの判別はステップ207における選曲データ
の書き込み番号yがx番目まで進んでいるかを検出する
ことにより行なう。演奏順番リストのx番目に選曲デー
タが書き込まれていないならば、本ルーチンの処理を終
了する。一方、演奏順番リストのx番目に選曲データが
書き込まれているならば、サーチフラグFS、プレイフラ
グFP及び次曲スタンバイフラグFNが1に等しいか否かを
判別する(ステップ164ないし166)。FS=0ならば、い
ずれのCDプレーヤもサーチ動作中でなく、FP=0なら
ば、いずれのCDプレーヤも演奏動作中でなく、またFN
0ならば、次に演奏すべき指定曲についてスタンバイ
(演奏動作開始待機)状態にあるプレーヤがないので、
選曲データS(x)を演奏順番リストから読み出す(ス
テッ167)。読み出した選曲データS(x)からマガジ
ン番号を判別するするマガジン判別サブルーチンを実行
する(ステップ168)。このサプルーチンは選曲データ
S(x)の1000の桁の値をマガジン番号M(x)として
得るものであり、例えば、選曲データS(x)に0.001
を乗算する。こうして得たマガジン番号M(x)がいず
れのCDプレーヤのマガジンであるか否かを判別する(ス
テップ169)。マガジン番号M(x)が1ないし3なら
ば第1CDプレーヤ1に属するマガジンであり変数zを1
に等しくし(ステップ170)、マガジン番号M(x)が
4ないし6ならば第2CDプレーヤ2に属するマガジンで
あり変数zを2に等しくし(ステップ171)、マガジン
番号M(x)が7ないし9ならば第3CDプレーヤ3に属
するマガジンであり変数zを3に等しくする(ステップ
172)。そして、第zCDプレーヤに対して所定の形式で選
曲データS(x)と共にサーチ指令を含む信号を送出し
(ステップ173)、サーチ動作中を示すためにサーチフ
ラグFSに1をセットする(ステップ174)。
第zCDプレーヤにおいては、選曲データS(x)と共
にサーチ指令を受けると、選曲データS(x)が示すマ
ガジン番号、ディスク番号及びトラック番号に従った動
作が行なわれる。ここで選曲データS(x)をabcdで表
わされる値とすると、マガジン番号aのマガジンが選択
され、そのマガジンからディスク番号bのディスクが選
択されてターンテーブル上に移動される。そして、ディ
スクの回転駆動が開始されてサーチ動作によりトラック
番号cdのトラック上にピックアップが移動する。トラッ
ク番号cdのトラック上に位置するとピックアップの移動
が停止してスタンバイ状態となる。これらの動作は公知
であるので更に詳細な説明はしない。第zCDプレーヤは
スタンバイ状態になるとプレイスタンバイフラグF3を1
にセットする。
よって、コントローラ11はステップ174の実行後、第z
CDプレーヤのプレイスタンバイフラグF3が1にセットさ
れたか否かを判別する(ステップ175)。またステップ1
64においてFS=1の場合には直ちにステップ175に移行
する。F3=1ならば、サーチ動作が終了したのでサーチ
フラグFSを0をリセットし(ステップ176)、第zCDプレ
ーヤに対してプレイ指令信号を送出し(ステップ17
7)、演奏中を示すためにプレイフラグFPに1をセット
する(ステップ178)。第zCDプレーヤにおいては、プレ
イ指令信号に応じてプレイスタンバイフラグF3を0にリ
セットした後、トラック番号cdの曲の演奏動作を開始す
る。第zCDプレーヤから出力される左右チャンネルのオ
ーディオ信号は音声ラインセレクタ12を介してアンプ13
に供給され、スピーカ装置14及び15が駆動され再生音が
出力される。そしてトラック番号cdの曲の演奏動作が終
了すると第zCDプレーヤのコントローラはプレイ終了フ
ラグF4に1をセットして置く。なお、演奏中に演奏曲表
示計23bには演奏曲に関するマガジン番号、ディスク番
号、トラック番号が表示される。
コントローラ11はステップ178の実行後、第zCDプレー
ヤのプレイ終了フラグF4が1となったか否かを判別する
(ステップ180)。またステップ165においてFP=1の場
合には直ちにステップ180に移行する。F4=1ならば、
選曲データS(x)による曲演奏が終了したのでプレイ
フラグFP及びスタンバイ不可フラグFEを0に各々リセッ
トし(ステップ181)、次の順番の選曲データによる演
奏のために変数xに1を加算して(ステップ182)本ル
ーチンの処理を終了する。
ステップ180においてF4=0ならば、第zCDプレーヤが
演奏中であるので、スタンバイ不可フラグFEが1に等し
いか否かを判別する(ステップ185)。FE=1の場合に
は後述のステップ194においてz=rと判別されたため
演奏順番リストのx+1番目に書き込まれた選曲データ
の曲は演奏中の第zCDプレーヤに装着されたディスクに
含まれ、スタンバイ状態にすることができないので本ル
ーチンの処理を終了する。FE=0の場合には演奏順番リ
ストのx+1番目に選曲データが書き込まれているか否
かを判別する(ステップ186)。演奏順番リストのx+
1番目に選曲データが書き込まれていないならば、本ル
ーチンの処理を終了する。一方、演奏順番リストのx+
1番目に選曲データが書き込まれているならば、サーチ
フラグFSが1に等しいか否かを判別する(ステップ18
7)。FS=0ならば、いずれのCDプレーヤもサーチ動作
中でないので、選曲データS(x+1)を読み出す(ス
テップ188)。読み出した選曲データS(x+1)から
マガジン番号を判別するするマガジン判別サブルーチン
を実行する(ステップ189)。そしてマガシン番号M
(x+1)がいずれのCDプレーヤのマガジンであるか否
かを判別する(ステップ190)。このステップ188,189及
び190は上記のステップ167,168及び169と同様の動作で
ある。マガジン番号M(x+1)が1ないし3ならば第
1CDプレーヤ1に属するマガジンであり変数rを1に等
しくし(ステップ191)、マガジン番号M(x+1)が
4ないし6ならば第2CDプレーヤ2に属するマガジンで
あり変数rを2に等しくし(ステップ192)、マガジン
番号M(x+1)が7ないし9ならば第3CDプレーヤ3
に属するマガジンであり変数rを3に等しくする(ステ
ップ193)。
ステップ191,192又は193の実行後、変数zが変数rと
等しいか否かを判別する(ステップ194)。z=rなら
ば、演奏順番リストのx+1番目に書き込まれた選曲デ
ータの曲は演奏中の第zCDプレーヤに装着されたディス
クに含まれるので、スタンバイ不可フラグFEに1をセッ
トして(ステップ195)本ルーチンの処理を終了する。
一方、z≠rならば、演奏順番リストのx+1番目に書
き込まれた選曲データの曲が演奏中の第zCDプレーヤに
装着されたディスクには含まれないので、第rCDプレー
ヤに対して所定の形式で選曲データS(x+1)と共に
サーチ指令を含む信号を送出し(ステップ196)、サー
チ動作中を示すためにサーチフラグFSに1をセットする
(ステップ197)。その後、コントローラ11は第rCDプレ
ーヤのプレイスタンバイフラグF3が1にセットされたか
否かを判別する(ステップ198)。またステップ187にお
いてFS=1の場合には直ちにステップ198に移行する。F
3=1ならば、サーチ動作が終了したのでサーチフラグF
Sを0をリセットし、x+1番目に書き込まれた選曲デ
ータについてスタンバイ状態となっていることを示すた
めの次曲スタンバイフラグFNに1をセットし(ステップ
199)、本ルーチンの処理を終了する。F3=0ならば、
サーチ動作中であるので直ちに本ルーチンの処理を終了
する。
ステップ166においてFN=1の場合には次に演奏すべ
き指定曲についてスタンバイ状態にあるプレーヤがある
ので変数zを変数rに等しくし(ステップ200)、次曲
スタンバイフラグFN0にリセットして(ステップ201)
ステップ177に進んでプレイ指令信号を第rCDプレーヤに
対して送り出する。
よって、演奏順番リストのx番目に書き込まれた選曲
データが示す指定曲をAとし、演奏順番リストのx+1
番目に書き込まれた選曲データが示す指定曲をBとする
と、指定曲A,Bが互いに異なるCDプレーヤに装着された
ディスクに含まれている場合には指定曲Aの演奏中に指
定曲Bを含むディスクを装着したCDプレーヤにおいてそ
のディスクを選択して指定曲Bのトラックをサーチされ
てスタンバイ状態に置くことが行なわれ、指定曲Aの演
奏が終了すると直ちにそのスタンバイ状態が解除されて
指定曲Bの演奏が開始される。
なお、上記した演奏順番リストには指定された選曲デ
ータを書き込んでいくと記憶容量が少ない場合にはその
記憶容量を越えて溢れる可能性があるが、例えば、現在
の演奏数xが選曲データ書き込み数yに達した時点で演
奏順番リスト内の選曲データを全て消去すると共にx,y
を1にセットするようにしても良い。
次に、扉開時データ交換制御ルーチンについて説明す
る。このデータ交換制御ルーチンにおいては、第13図に
示すように開閉判別フラグFCが1に等しいか否かを判別
する(ステップ211)。FC=0ならば扉開フラグFDが1
に等しいか否かを判別する(ステップ212)。FD=0の
場合に本ルーチンの処理を終了する。FD=1の場合に扉
89が開状態であるので、開閉判別フラグFCに1をセット
して(ステップ213)本ルーチンの処理を終了する。FC
=1ならば扉開フラグFDが1に等しいか否かを判別する
(ステップ214)。FD=1の場合に扉89が開状態が継続
しているので本ルーチンの処理を終了する。FD=0の場
合に扉89が閉じられたので、CDプレーヤ1ないし3に対
して交換されたマガジンがあるかを示す要求指令信号を
発生する(ステップ215)。CDプレーヤ1ないし3にお
いては、扉89の開時にいずれかのマガジンが取り外れた
り新たに挿入されたりすると、新たにTOCデータが読み
込まれCDプレーヤ1ないし3の内部コントローラがフラ
グF2を1にセットする。よって、コントローラ11は変数
nを1に設定し(ステップ216)、第nCDプレーヤを選択
して第nCDプレーヤのフラグF2が1に等しいか否かを判
別する(ステップ217)。F2=1ならばデータ読み込み
終了フラグF(n)を0にリセットし(ステップ21
8)、変数nに1を加算する(ステップ219)。すなわ
ち、F2=1の場合には第nCDプレーヤのマガジンが変換
された訳であるので、第nCDプレーヤにおける各ディス
クのTOCデータを読み込むためにデータ読み込み終了フ
ラグF(n)をリセットする。F2=0の場合にはマガジ
ンの交換はなかったのでステップ219に進む。ステップ2
19の実行後、変数がnが3より大であるか否かを判別し
(ステップ220)、n≦3ならば、ステップ217に進み、
n>3ならば、データ読み込み終了フラグF(1)、F
(2)及びF(3)が全て1に等しいか否かを判別する
(ステップ221)。F(1)=F(2)=F(3)=1
ならば、本ルーチンを終了する。しかしながら、データ
読み込み終了フラグF(1)、F(2)及びF(3)の
うちのいずれか1でも0ならばディスクデータ読込ルー
チンのステップ121に強制的に移行する。よって、マガ
ジンが取り外れたり新たに挿入された第nCDプレーヤの
マガジンにセットされたディスクのディスク番号及びTO
CデータがRAM20に書き込まれる。
なお、上記した実施例においては、マガジンが交換さ
れた第nCDプレーヤの全てのマガジンにセットされたデ
ィスクについてデータが読み取られてRAM20に書き込ま
れるが、新たに挿入されたマガジンにセットされたディ
スクについてだけデータが読み取られるようにしても良
い。
次に、上記したマガジン式CDプレーヤ1ないし3の構
成について説明する。第16図において、参照符号は当該
マガジン式CDプレーヤの全体を示している。
第16図に示すように、プレーヤハウジング402のフロ
ントパネル403には該プレーヤハウジング内のマガジン
装着部にディスク収納部としてのマガジン405を装着す
るための3つの長方形の開口部403aが上下方向において
並べて設けられており、各マガジン装着部にマガジン40
5が挿入装着されている。各開口部403aは左右方向に伸
長している。ただし、ここで言う左右方向とは矢印Yに
て示す前方に向ってのものであり、矢印X方向が左方で
ある。また、矢印Zは上方を示している。
第17図(a)ないし(c)に示すように、マガジン5
は全体として扁平な直方体状のハウジングとしてのマガ
ジン本体408と、各々主面上にディスク410を担持し得る
3枚ずつ2種類、合計6枚の矩形板状トレイ411及びト
レイ412とを有している。トレイ411及びトレイ412、従
って各ディスク410は、後述するターンテーブルのディ
スク担持面に対して直角な方向、この場合、上下方向
(矢印Z方向及びその反対方向)において所定のピッチ
にて順に配列収納されている。トレイ411及びトレイ412
は、マガジン本体408の右後端部に該各トレイの配列方
向(上下方向)に伸長して設けられた回転支持軸408aを
中心として回転自在に設けられており、マガジン本体40
8に対して各主面に沿って突出収納自在となっている。
マガジン本体408には上下方向(矢印Z方向及びその
反対方向)において並ぶ7枚の仕切壁408bが設けられて
おり、トレイ411及びトレイ412は該各仕切壁間に配置さ
れている。
第17図(b)に示すように、マガジン本体408左前端
部には押圧レバー414が略前後方向(矢印Y方向及びそ
の反対方向)に伸長して設けられており、且つ、その一
端部、この場合前端部においてピン414aを介してマガジ
ン本体408に揺動自在に取り付けられている。但し、ピ
ン414aは上下方向(矢印Z方向及びその反対方向)にお
いて伸長している。押圧レバー414の他端部、すなわち
後端部は各トレイ411及び412の自由端部に円滑に係合し
得る。押圧レバー414にはバネ部材414bが係合してい
る。このバネ部材414bは押圧レバー414を第17(b)に
おける反時計方向に付勢し、以て、該押圧レバーにトレ
イ押圧力を付与するものである。
なお、マガジン405については例えば特開昭61−26185
3号公報などに詳しく示されている故、ここでは更には
詳述しない。
第16図,第18図ないし第20図に示す如く、プレーヤハ
ウジング402内には直方体状のシャーシ416が設けられて
いる。シャーシ416は矩形板状の底面部416aと、該底面
部416aに結合して上方に伸びる両側の矩形板状の支柱部
416b及び416cと、該両支柱部間に架設されるが如く結合
されて底面部416aと対向する矩形板状のフレーム部416d
すなわち上面部とから成る。
第18図ないし第20図に示されるように、シャーシ416
の両支柱部416b及び416c間には、底面部416a及びフレー
ム部416dと対向するが如く略矩形状の支持部材418が配
置されている。この支持部材418には、ターンテーブル
及びピックアップ等を含みマガジン405からディスク410
を受け入れてこれを演奏する演奏手段と、マガジン405
内のディスクを該演奏手段に供給し演奏終了後に該ディ
スクをマガジン405内に収納するディスク移動手段と、
ターンテーブルに装着されたディスクをクランプするデ
ィスククランプ機構とが搭載されている。なお、該演奏
手段及びディスク移動手段については例えば上記の特開
昭61−261853号公報などに詳述されている故、後述の部
分を除きここでは詳述しない。
シャーシ416内にはこの支持部材418を左右から挾むよ
うに一対の交叉型リンク421及び422が設けられている。
支持部材418はこれら交叉型リンク421及び422によっ
て、上下方向すなわち各々マガジン405におけるトレイA
411及びトレイB412が並ぶ方向において移動自在に支持
されている。
第18図に示す如く、支持部材418の右側部を支える交
叉型リンク422は、ピン424により互いに枢着された固体
枢支側リンク425及び可動枢支側リンク426により構成さ
れている。固定枢支側リンク425はその一端部、この場
合、下端部にてシャーシ416の支柱部416cの下部により
ピン425aを介して枢支され、他端部すなわち上端部が支
持部材418の右側部前端部に前後方向において伸長して
形成された長孔418aにピン425bを介して摺動自在に係合
している。また、可動枢支側リンク426については、そ
の一端部すなわち下端部にてシャーシ416の支柱部416c
の下部に前後方向に伸長して形成された長孔416eにピン
426aを介して摺動自在に係合しており、且つ、他端部す
なわち上端部がピン426bにより支持部材418の右側部後
端部に枢着せしめられている。
一方、第20図に示すように、支持部材418の左側部を
支持する交叉型リンク421は、ピン428により互いに枢着
された固定枢支側リンク429及び可動枢支側リンク430か
らなる。固定枢支側リンク429はその一端部すなわち上
端部にてシャーシ416の支柱部416bの下部によりピン429
aを介して枢支され、他端部すなわち上端部が支持部材4
18の左側部前端部に前後方向において伸長して形成され
た長孔418bにピン429bを介して摺動自在に係合してい
る。また、可動枢支側リンク430は、その一端部すなわ
ち下端部にてシャーシ416の支柱部416bの下部に前後方
向に伸長して形成された長孔416fにピン430aを介して摺
動自在に係合しており、かつ、他端部すなわち上端部が
ピン430bにより支持部材418の左側部前端部に枢着され
ている。
第18図に示すように、支持部材418の右側部を支える
交叉型リンク422の固定枢支側リンク425の交叉点より揺
動端部側には、該固定枢支側リンクの枢動中心であるピ
ン425aをその曲率の中心とする弧状のセクタギア425cが
一体に形成されている。このセクタギア425cには、大小
2つの歯車を同心的に且つ一体に形成してなるダブルギ
ア432の小歯車部が噛合している。ダブルギア432の大歯
車部には他のダブルギア433の小歯車部が噛合してお
り、このダブルギア433の大歯車部は大径の歯付ベルト
車434に同心的にかつ一体に形成されたギア434aと噛合
している。上記したダブルギア432の上方にモータ435が
配置されており、このモータ435の出力軸に嵌着された
小径の歯付ベルト車435aと上述の大径の歯付ベルト車43
4とに歯付ベルト436が掛け回されている。なお、これら
ダブルギア432及び433、歯付ベルト車434及び436並びに
モータ435はシャージ416のフレーム部416dに取り付けら
れたサブシャーシ(図示せず)により支持されている。
上記したダブルギア432及び433と、歯付ベルト車434
及び436と、歯付ベルト436と、ギア434aと、モータ435
とによって、各交叉型リンク421及び422にモーメントを
付与するリンク駆動手段が構成されている。すなわち、
モータ435が正逆両方向に回転することによりダブルギ
ア432が回転し、これによって交叉型リンク422の固定枢
支側リンク425が揺動せしめられて両交叉型リンク421及
び422が作動し、支持部材418が各マガジン405における
トレイ配列方向において往復動するのである。このよう
に、固定枢支側リンク425の揺動端部にモーメントを加
える構成の故、モータ435の出力が小さくとも交叉型リ
ンクに大きなモーメントを加えることができ、故にモー
タ435を小型のものとすることができる。
なお、上記した各交叉型リンク421及び422と、リンク
駆動手段とによって、前述した演奏手段をこれを搭載し
た支持部材418と共にトレイ配列方向において位置決め
する位置決め手段が構成されている。
第18図及び第21図に示す如く、モータ435からの駆動
力を交叉型リンクに伝達する動力伝達機構の構成部材で
ある歯付ベルト車434には同心的かつ一体に爪車438が設
けられている。この爪車438に噛合し得る爪439aを一端
部に有するセレクトレバー439が設けられており、且
つ、シャーシ416のフレーム部416dにピン439bを介して
その略中央部にて枢動自在に取り付けられている。セレ
クトレバー439の他端部はソレノイドプレンジャ440の出
力軸440aに結合されており、ソレノイドプランジャ440
が作動してその出力軸440aが引かれることによりセレク
トレバー439の爪439aは爪車438から離脱する。また、セ
レクトレバー439の自由端部にはセレクトレバー439の爪
439aが爪車438と噛合するようにセレクトレバー439を付
勢するコイルスプリング441が連結されている。
上記した爪車438と、爪439aを含むセレクトレバー439
とにより、ラチェット機構が構成されている。ソレノイ
ドプランジャ440及びコイルスプリング441はこのラチェ
ット機構を選択的に作動せしめるためのものである。か
かる構成においては、該ラチェット機構の爪車438と爪4
39aとの係合により回転部材すなわち歯車ベルト車434が
所定角度位置に係合せしめられ、前述した交叉型リンク
421及び422の作動によりトレイ配列方向に移動せしめら
れる演奏手段がマガジン405内のトレイ各々に対応する
位置に高精度に位置決めされるのである。
第18図ないし第20図に示す如く、シャーシ416の左右
の支柱部416b及び416cの後端部には、演奏手段を搭載し
た支持部材418の移動方向に沿って一対の同期用ラック
部443a及び443bが互いに平行に形成されている。そし
て、これら各ラック部443a及び443bには、支持部材418
の後端部に互いに同軸に設けられた一対のピニオン444a
及び444bが噛合している。かかる同期手段を設けたこと
によって、左右の交叉型リンク421及び422が極めて正確
に同期して作動し、演奏手段のトレイ配列方向における
移動及びマガジン405内のトレイ各々に対する位置決め
が高精度になされる。
第18図及び第19図、並びに第22図及び第23図に示すよ
うに、マガジン装着部の後方には、各マガジン405内の
トレイ各々に対応すべく演奏手段の移動に沿って6つず
つ整列した合計18のスリット446aを有するアドレスプレ
ート446が配置されており、かつ、シャーシ416に固定さ
れている。また、演奏手段を支持した支持部材418に
は、該アドレスプレート446のスリット446aに対応して
該スリットを検知するためのフォトセンサ447が取り付
けられている。このフォトセンサ447により得られるス
リット検知信号は該スリット検知信号をカウントするカ
ウンタ(図示せず)に送られる。また、当該CDプレーヤ
の動作制御をなすコントローラ(図示せず)がプレーヤ
ハウジング402内の所定位置に配置されており、該コン
トローラは上記カウンタのカウント値により支持部材41
8の停止位置を知る。
第17図(b),第18図ないし第20図並びに第24図に示
す如く、演奏手段を搭載した支持部材418の右前端部に
は、マガジン405内の各トレイの1つずつに係合して該
トレイをマガジン405から押し出し且つマガジン405内に
収納するためのトレイ押出部材450が設けられている。
トレイ押出部材450は全体として略L字状に形成されて
おり、支持部材418に形成された弧状案内溝418c及び418
dに該トレイ押出部材450に突設されたピン450a及び450b
が摺動自在に係合することによって案内される。すなわ
ち、トレイ押出部材450は弧状案内部材418c及び418dの
曲率の中心を回転軸として回転(矢印R方向)し、その
端部450c及び450dにてトレイ411若しくはトレイ412を押
してマガジン本体408に対して突出及び収納せしめるの
である。
第24図に示すように、支持部材418上であって、トレ
イ押出部材450の近傍にはレバー部材451が左右方向にお
いて往復動自在(矢印T方向)に設けられており、か
つ、その右端部にてトレイ押出部材450に係合してい
る。また、図示してはいないが、このレバー部材451に
駆動力を付与する駆動力付与手段が設けられている。該
駆動力付与手段により駆動力を付与されたレバー部材45
1が往復動することにより、トレイ押出部材450が枢動せ
しめられるのである。
上記したレバー部材451と、レバー部材451に駆動力を
付与する駆動力付与手段とにより、トレイ押出部材450
を支持部材418に対して枢動せしめるトレイ押出部材駆
動手段が構成されている。また、該トレイ押出部材駆動
手段とトレイ押出部材450とによって、前述した演奏手
段の位置決めの後にマガジン405内のディスクを演奏手
段に供給し演奏終了後に該ディスクをマガジン405内に
収納するディスク移動手段が構成されている。なお、前
述したように、該ディスク移動手段については例えば特
開昭61−261853号公報などに詳しく示されている故、こ
こでは詳述しない。
なお、第19図に示すように、マガジン405に対してト
レイを出し入れするトレイ押出部材450は、演奏手段を
トレイ配列方向において移動せしめるための交叉型リン
ク421及び422の内側に配置されている。従って、交叉型
リンク421及び422がマガジン405及び他の機構と干渉す
ることがなく、演奏手段のトレイ配列方向における移
動、並びにトレイ押出部材450の駆動は常に円滑に行な
われ得る。
次に、上記した構成のマガジン式CDプレーヤの動作を
簡単に説明する。
まず、プレーヤハウジング402のフロントパネル403上
の操作部(図示せず)が操作されることにより演奏され
るべきディスクが指定されると、モータ435に駆動電圧
が供給され、左右の交叉型リンク421及び422が作動を開
始する。よって、支持部材418すなわち演奏手段が上方
あるいは下方に移動し、演奏されるべきディスクに対応
する位置に位置決めされる。これにより、支持部材418
上に設けられたトレイ押出部材450が、演奏されるべき
ディスクを担持したトレイとの係合位置に位置決めされ
る。この支持部材418の移動の間、第18図及び第21図に
示すソレノイドプランジャ440はオン状態に保たれ、ラ
チェット機構の爪439aは爪車438から離脱している。よ
って、支持部材418の移動中はラチェット機構の動作音
は発生しない。支持部材418の位置決めが完了するとモ
ータ435は停止せられ、同時にソレノイドプランジャ440
はオフせしめられる。故に、ラチェット機構の爪車438
及び爪439aはコイルスプリング441の付勢力を以て互い
に噛合せられ、支持部材418に搭載された演奏手段が演
奏さるべきディスクを担持したトレイに対応する位置に
高精度に位置決めされる。
この後、前述のトレイ押出部材駆動手段が作動せしめ
られてトレイ押出部材450が第17図(b)及び第24図に
おいて実線で示す位置から第24図において二点鎖線で示
す位置に枢動せしめられる。従って、第17図(b)に示
すように、演奏さるべきディスクを担持したトレイ(例
えばトレイ412)が約90°回転せられてマガジン本体408
外に突出せしめられ、該トレイ上のディスクは演奏手段
に対して装着され、かつ、ターンテーブルにクランプさ
れる。
かくして演奏可能となり、ターンテーブルが回転し、
ピックアップが作動して演奏が開始される。
演奏が終了するとディスクはマガジン405内に収納さ
れるのであるが、ディスク収納動作は上述したディスク
ローディング動作とは全く逆の過程を辿ってなされるの
で詳述しない。以下、指定された曲数に応じて上記の一
連の動作が繰り返される。
なお、図示していないが、ピックアップはプレーヤハ
ウジング402の側面においてネジによって固定でき、プ
レーヤ輸送中の事故を防止できるようになっている。
発明の効果 以上の如く、本発明による複数ディスク収納選択演奏
装置においては、演奏中の指定曲に続いて演奏されるべ
き次の演奏指定曲を含むディスクを備えたディスクプレ
ーヤが演奏動作中のディスクプレーヤと異なるか否かを
選曲データから判別する判別手段を含み、判別手段によ
って異なるディスクプレーヤと判別された場合には、次
の演奏指定曲を含むディスクを備えたディスクプレーヤ
は次の演奏指定曲について演奏動作開始待機状態とし、
その後演奏動作中のディスクプレーヤの演奏動作終了に
応じて演奏動作開始待機状態を解除して演奏動作を開始
する。よって、演奏中の指定曲の次に演奏さるべき指定
曲を含むディスクを備えたディスクプレーヤが演奏動作
中のディスクプレーヤと異なる場合には、演奏動作中の
指定曲の演奏が終了すると直ちに次の演奏指定曲の演奏
を開始することができので、従来の装置に比べ短時間に
多くの指定曲を演奏することができる。また、判別手段
は、演奏指定曲を含むディスクを備えたディスクプレー
ヤが演奏動作中のディスクプレーヤと異なるか否かを選
曲データから判別することができ、且つ、判別手段によ
って異なるディスクプレーヤと判別された場合には、次
の演奏指定曲を含むディスクを備えたディスクプレーヤ
演奏準備が自動的になされるため、使用者がディスクプ
レーヤを指定する操作を必要とせず、操作性が極めて向
上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図は第
1図の装置の外観斜視図、第3図(a)は第1図の装置
の正面断面図、第3図(b)は第1図の装置の側面断面
図、第4図は操作部を示す図、第5図はメニュー表示部
の構造を示す平面図、第6図はメニュー表示部の構造を
示す上面図、第7図は第1図の装置の扉開時を示す側面
断面図、第8図ないし第13図は第1図の装置のコントロ
ーラの動作を各々示すフロー図、第14図はTOCマップを
示す図、第15図は演奏順番リストを示す図、第16図は本
発明の実施例としてのマガシン収納ディスクプレーヤの
斜視図、第17図(a)ないし(c)は第16図に示したマ
ガジン収納ディスクプレーヤに装着されるマガジンの各
々縦断面図、平面図及び側面図、第18図ないし第20図は
第16図に示したマガジン式CDプレーヤの内部機構の各々
右側面図、背面図及び左側面図、第21図は第18図に関す
るXXI−XXI矢視図、第22図は第18図に関するXXII−XXII
−矢視図、第23図は第22図に関するXXIII−XXIII矢視
図、第24図は第18図に関するXXIV−XXIV矢視図である。 主要部分の符号の説明 1ないし3……CDプレーヤ 11……コントローラ 29……操作部 30……メニュー表示部 50……本体ケース 61ないし63……メニュー表示用三角柱部材、89……扉 402……プレーヤハウジング 403……フロントパネル 405……マガジン 410……ディスク 411,412……トレイ 416……シャーシ 418……支持部材 421,422……交叉型リンク 425,429……固定枢支側リンク 426,430……可動枢支側リンク 435……モータ 438……爪車 439a……爪 440……ソレノイドプランジャ 446……アドレスプレート 447……フォトセンサ 450……トレイ押出部材
フロントページの続き (72)発明者 谷鹿 和夫 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイ オニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 紺野 義清 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイ オニア株式会社所沢工場内 合議体 審判長 横田 芳信 審判官 田良島 潔 審判官 清水 稔 (56)参考文献 特開 昭63−857(JP,A) 特開 昭63−122055(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々がディスクを内蔵した複数のディスク
    プレーヤを有し、選曲操作に応じて選曲データを順次受
    け入れてその選曲データによる指定曲を含むディスクを
    備えたディスクプレーヤが指定曲の演奏を順に行う複数
    ディスク収納選択演奏装置であって、 演奏中の指定曲に続いて演奏されるべき次の演奏指定曲
    を含むディスクを備えたディスクプレーヤが演奏動作中
    のディスクプレーヤと異なるか否かを選曲データから判
    別する判別手段を含み、前記判別手段によって異なるデ
    ィスクプレーヤと判別された場合には、前記次の演奏指
    定曲を含むディスクを備えたディスクプレーヤは前記次
    の演奏指定曲について演奏動作開始待機状態とし、その
    後前記演奏動作中のディスクプレーヤの演奏動作終了に
    応じて演奏動作開始待機状態を解除して演奏動作を開始
    することを特徴とする複数ディスク収納選択演奏装置。
JP1234947A 1989-09-11 1989-09-11 複数ディスク収納選択演奏装置 Expired - Lifetime JP2940828B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1234947A JP2940828B2 (ja) 1989-09-11 1989-09-11 複数ディスク収納選択演奏装置
DE69020462T DE69020462T2 (de) 1989-09-11 1990-09-11 Gerät zur selektiven Wiedergabe einer Mehrzahl von darin eingeschlossenen Platten.
EP90309956A EP0418040B1 (en) 1989-09-11 1990-09-11 Apparatus for selectively playing a plurality of discs enclosed therein
US07/893,947 US5331614A (en) 1989-09-11 1992-06-04 Controlling playing operations of a plurality of magazine type disc players each having exclusive access to disc loaded therein

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1234947A JP2940828B2 (ja) 1989-09-11 1989-09-11 複数ディスク収納選択演奏装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0397161A JPH0397161A (ja) 1991-04-23
JP2940828B2 true JP2940828B2 (ja) 1999-08-25

Family

ID=16978756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1234947A Expired - Lifetime JP2940828B2 (ja) 1989-09-11 1989-09-11 複数ディスク収納選択演奏装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5331614A (ja)
EP (1) EP0418040B1 (ja)
JP (1) JP2940828B2 (ja)
DE (1) DE69020462T2 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2804307B2 (ja) * 1989-09-11 1998-09-24 パイオニア株式会社 マガジン収納ディスクプレーヤ
US5539712A (en) * 1989-10-17 1996-07-23 Nsm Aktiengesellschaft Lifting and lowering device for a record playback unit in a record playing device
CA2073400A1 (en) * 1991-11-08 1993-05-09 Masayuki Hoshi Disk player
JP3365024B2 (ja) * 1994-02-14 2003-01-08 松下電器産業株式会社 選択制御方法
KR970005994B1 (ko) * 1994-02-18 1997-04-22 현대전자산업 주식회사 디스크 수납보조 장치
US5640375A (en) * 1995-06-27 1997-06-17 Eastman Kodak Company Method and apparatus for controlling a multi-disc photo CD player
US6243725B1 (en) 1997-05-21 2001-06-05 Premier International, Ltd. List building system
US6144630A (en) * 1997-12-01 2000-11-07 Sony Corporation Pivoting mailbox for optical storage libraries
GB2360122A (en) * 2000-01-18 2001-09-12 Nsm Music Gmbh Method for operating a jukebox
US20070226763A1 (en) * 2001-08-24 2007-09-27 Hempleman James D System And Method Of Provising User Specified Information And Advertising
US10719149B2 (en) 2009-03-18 2020-07-21 Touchtunes Music Corporation Digital jukebox device with improved user interfaces, and associated methods
US10564804B2 (en) 2009-03-18 2020-02-18 Touchtunes Music Corporation Digital jukebox device with improved user interfaces, and associated methods
USD665375S1 (en) 2010-12-14 2012-08-14 Touchtunes Music Corporation Jukebox
USD670675S1 (en) 2011-09-16 2012-11-13 Touchtunes Music Corporation Jukebox
USD734735S1 (en) 2013-12-24 2015-07-21 Touchtunes Music Corporation Jukebox
CA2943616A1 (en) 2014-03-25 2015-10-01 Touchtunes Music Corporation Digital jukebox device with improved user interfaces, and associated methods
USD741284S1 (en) * 2014-03-25 2015-10-20 Touchtunes Music Corporation Jukebox and jukebox stand
US10318904B2 (en) 2016-05-06 2019-06-11 General Electric Company Computing system to control the use of physical state attainment of assets to meet temporal performance criteria
USD801299S1 (en) 2016-10-03 2017-10-31 Ami Entertainment Network Llc Jukebox

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4527262A (en) * 1982-07-28 1985-07-02 Manto Incorporated Information storer and retriever
US4647989A (en) * 1983-03-18 1987-03-03 Geddes Eric J Video cassette selection machine
US4766581A (en) * 1984-08-07 1988-08-23 Justin Korn Information retrieval system and method using independent user stations
JP2521338Y2 (ja) * 1986-06-02 1996-12-25 日本ビクター株式会社 デイスク再生装置
JPS63857A (ja) * 1986-06-19 1988-01-05 Toshiba Corp 情報選択装置
JPS63129582A (ja) * 1986-11-18 1988-06-01 Pioneer Electronic Corp マガジン収容デイスクプレ−ヤ
DE3751987T2 (de) * 1986-10-15 1997-06-26 Pioneer Electronic Corp Plattenwiedergabegerät mit Plattenmagazin
JPH0766613B2 (ja) * 1986-11-12 1995-07-19 パイオニア株式会社 複数ディスクプレーヤの交互運転制御方法
GB8710156D0 (en) * 1987-04-29 1987-06-03 Hazel Grove Music Co Ltd Sound reproduction system
BE1001014A6 (fr) * 1987-10-23 1989-06-13 Schreiden Jean Dispositif electronique destine a la confection automatique de programmes musicaux en continu.
US5034935A (en) * 1988-07-15 1991-07-23 Pioneer Electronic Corporation Multi-magazine disc player
JPH02236612A (ja) * 1989-03-10 1990-09-19 Sony Corp ディスク選択制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0418040A1 (en) 1991-03-20
JPH0397161A (ja) 1991-04-23
EP0418040B1 (en) 1995-06-28
DE69020462D1 (de) 1995-08-03
DE69020462T2 (de) 1996-03-07
US5331614A (en) 1994-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2940828B2 (ja) 複数ディスク収納選択演奏装置
US4766581A (en) Information retrieval system and method using independent user stations
US6430117B2 (en) Method for operating a jukebox
EP0567316B1 (en) Information reproducing apparatus
JPH07105128B2 (ja) マルチディスクプレーヤの表示装置
US5329516A (en) Disk player with internal conveyor for exchanging stored disks
JP2904041B2 (ja) ディスク再生装置およびそのリモコン装置
JPH0396988A (ja) 複数ディスク収納選択演奏装置
KR100282506B1 (ko) 원반형 기록 매체용의 기록/재생 장치
JPH0679413B2 (ja) デイスクチエンジヤ−装置
JP2795188B2 (ja) ディスク再生装置
JP2901512B2 (ja) 記録媒体再生装置
JP2679691B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP2716736B2 (ja) ディスク選択再生装置
JP3433009B2 (ja) ソート機能を有するディスク記録再生装置及びディスクソート方法
JP2591366B2 (ja) 記録媒体の再生装置
JP2606178B2 (ja) 記録媒体の再生装置
JPH07118141B2 (ja) マルチマガジンディスクプレーヤ
GB2218559A (en) Coin or token-operated music making machine for playing selected pre-recorded record discs
JP2597816Y2 (ja) オートチェンジ機能を有する記録媒体の再生装置
JPH10112113A (ja) 光ディスクプレーヤ
JPH0756724B2 (ja) マルチマガジンディスクプレーヤ
JP2810334B2 (ja) 記録媒体再生装置
JP3401287B2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH07101538B2 (ja) マルチマガジンディスクプレーヤ