JP2940575B2 - 反転用吊り上げ装置 - Google Patents

反転用吊り上げ装置

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JP2940575B2
JP2940575B2 JP27776791A JP27776791A JP2940575B2 JP 2940575 B2 JP2940575 B2 JP 2940575B2 JP 27776791 A JP27776791 A JP 27776791A JP 27776791 A JP27776791 A JP 27776791A JP 2940575 B2 JP2940575 B2 JP 2940575B2
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JP
Japan
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posture
lifting device
lifting
reversing
horizontal
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JP27776791A
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努 藤原
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相対的に底面積の大き
な部材、例えば、住宅ユニットにおけるバルコニーユニ
ット、を設置場所において、垂直姿勢から水平姿勢に変
換するための反転用吊り上げ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅ユニットの大型面構成部材、例え
ば、バルコニーユニットは、工場で製作された後、図4
に示すように専用パレット1に該ユニット2a,2bを
載せて、トラック3により設置現場まで輸送する。この
輸送の際に、横幅規制等の道路交通法上の規制からユニ
ット2a,2bを横に寝かせて水平状態で輸送すること
が困難な場合がある。そこで、ユニット2a,2bを垂
直状態で専用パレット1に固定し、設置現場まで輸送す
る。設置現場では、据え付けに便利なように、ユニット
2a,2bをトラック3から下ろして水平に反転させ、
地面に寝かせている。
【0003】しかしながら、昨今の住宅設置現場の状況
では、ユニット2a,2bを反転させるだけのスペース
を確保することが難しくなっている。
【0004】そこで、例えば、特開昭57−15770
号公報に示されているように、トラックの荷台の上方空
間を利用して反転吊り上げ装置によりユニット2a,2
bを反転させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な反転用吊り上げ装置についての基本的要請として、
設置現場において、作業補助者を必要とせず、かつ、安
全性を確保できること、装置が大型化、複雑化するこ
となく安価に製作できること、吊り上げ時に無理な応
力を加えてユニットを変形させないこと、吊り上げ操
作が容易であること等が要求される。
【0006】しかしながら、従来の反転用吊り上げ装置
では、必ずしもこれらの要求を十分満たしたものではな
く未だ解決すべき課題があった。
【0007】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、安全性、操作性に優れ、装置の構
成が比較的簡単でコスト的にも安価に製作でき、また、
ユニット(以下、部材と記す。)に無理な応力を加えな
い反転用吊り上げ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の反転用吊り上げ
装置は、相対的に底面積が大きな部材をその底面を垂直
状態で載置する載置台と、該載置台に載置された前記部
材の両側面に固定される把持部材と、該把持部材と共に
前記部材を吊り上げる吊り上げ手段と、該部材の姿勢を
垂直姿勢から水平姿勢に変換する姿勢制御手段とを備
、前記姿勢制御手段は、垂直方向に設けた一対のガイ
ドレールと、前記部材の重心位置に対応する把持部材の
両側面に固定され、前記ガイドレールに案内される一対
の回転ピボットとを有し、前記部材が吊り上げ手段によ
り吊り上げられる過程で、前記回転ピボットが前記ガイ
ドレール内にある状態で、前記部材自体の自重により垂
直姿勢から水平姿勢に前記部材の姿勢が変換するように
なされていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】このような構成においては、吊り上げ手段によ
り吊り上げられる部材自体の自重を利用して姿勢制御手
段により垂直姿勢から水平姿勢に姿勢制御を行なうた
め、構成が簡単となる。また、装置が大型化せず、コス
ト的にも安価に製作できる共に、吊り上げ時には一切人
力を加える必要がないので、安全性が高くなる。さら
に、部材は自重により回転するため、無理な応力を付与
することもない。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図を参照して詳細
に説明する。
【0011】図2及び図3には、本発明概念を大まかに
捉えて図示してある。
【0012】すなわち、本発明の反転用吊り上げ装置1
0は、相対的に底面積の大きな部材11を、小面積面1
1aを下にして底面を垂直状態で吊り上げるために、部
材11の両側面に把持部材12を固定し、吊り上げ手段
13により吊り上げる。そして、該部材11の姿勢を図
2の垂直姿勢から図3の水平姿勢に変換する姿勢制御手
段14を備えたものである。この姿勢制御手段14とし
ては、部材11の自重を利用して90度反転させるよう
にしている。
【0013】図1において、部材11は、載置台(以
下、パレットと略記する。)30に、垂直状態で面積の
広い面を互いに対面させて載置・仮固定される。このパ
レット30は、図4に示したように、トラック3の荷台
上に載せ、下部フレーム31がトラック3の荷台に固定
されるようになっている。また、部材11がユニット2
a,2bのように、その高さが相違する場合においても
確実に支持し、安全に輸送できるように、図4の上部フ
レーム32は支柱33に沿って上下に移動でき、任意の
位置で固定できるように構成されている。
【0014】再び図1に戻って、前記姿勢制御手段14
の具体的構成例を説明する。
【0015】まず、部材11の両側面外方で、かつ、垂
直方向に一対のガイドレール15,15が設けてある。
このガイドレール15,15は、設置現場において、パ
レット30の上面に立設される。このガイドレール1
5,15のガイド溝16内には、回転ピボット17が係
合し、該ガイド溝16に沿って摺動できる構成となって
いる。この回転ピボット17は、吊り上げ用の部材11
の両側面に固定した一対の把持部材12から外方に突出
するように設けられている。また、この回転ピボット1
7の位置は、部材11の重心位置をあらかじめ測定し、
かかる重心位置に対応した位置としてある。この回転ピ
ボット17の軸線と一致させて回動アーム18が設けら
れ、この回動アーム18の自由端には、アイボルト1
が取り付けられいる。このアイボルト19には、ワイヤ
20の一端が結合され、該ワイヤ20の他端は、水平部
材21に連結されている。この水平部材21の中心部に
は、主ワイヤ22が連結され、この主ワイヤ22は、図
示を省略したクレーン装置のフックに掛けられる。
【0016】次に、上記のように構成の反転用吊り上げ
装置10の作用につき、図5ないし図8を参照して説明
する。
【0017】まず、図5は、トラック3の荷台に固定さ
れたパレット30に載置・固定された部材11が設置現
場に輸送された状態を示している。この状態で、パレッ
ト30上にガイドレール15が立設される。
【0018】次に、図6に示すように、回動アーム18
のアイボルト19にワイヤ20を結合させてクレーン装
置により上方に吊り上げ始める。すると、部材11はガ
イドレール15に沿って上昇し、図7の位置で、ガイド
レール15から回転アーム18が外れ、部材11自体の
自重により、回転ピボット17を中心として時計方向
に回動し始める。この場合に、重要なことは、回転ピボ
ット17がガイドレール15のガイド溝16内に留まっ
ていることである。これにより回転ピボット17を支点
として回動が可能となる。次に、回転ピボット17の位
置が、部材11の重心位置に一致させてあるため、部材
11は時計方向に90度自転した後、図8に示すよう
に、水平姿勢を保持して停止する。この状態で主ワイヤ
22(図1参照)を吊り上げれば、部材11は水平姿勢
で吊り上げられ、所定の位置に設置することが可能とな
る。
【0019】なお、理論的には、上記の構成により本発
明の目的を達成することができるが、部材11の吊り上
げ時の振動等による揺れを防ぐために、バランス保持用
の補助ワイヤを部材両端部に結合して吊り上げるように
しても良い。
【0020】さらに、回動アーム18の回転中心に一致
させて、例えば、一定以上の回転トルクが加わった場合
にブレーキがかかるような過負荷保護装置を設けること
により部材の回転トルクを管理することができ、一層の
高い安全性を確保することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の反転用吊
り上げ装置は、吊り上げ手段により吊り上げられる部材
自体の自重を利用して姿勢制御手段により垂直姿勢から
水平姿勢に姿勢制御を行なうため、装置の構成が簡単と
なり、かつ、部材に無理な応力を加えることもない。ま
た、装置が大型化せず、コスト的にも安価に製作できる
共に、吊り上げ時には一切人力を加える必要がないの
で、安全性が高くなるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反転用吊り上げ装置の概略構成を示す
分解斜視図である。
【図2】本発明の反転用吊り上げ装置の概念構成を示し
た斜視図である。
【図3】同じく本発明の概念構成を示したものであり、
部材を垂直姿勢から水平姿勢に変換した状態の斜視図で
ある。
【図4】本発明及び従来のトラック荷台へのパレット載
置状態を示す背面図である。
【図5】本発明の反転用吊り上げ装置の動作を説明する
ための第1ステップ図である。
【図6】上記動作を説明するための第2ステップ図であ
る。
【図7】上記動作を説明するための第3ステップ図であ
る。
【図8】上記動作を説明するための第4ステップ図であ
る。
【符号の説明】
10 反転用吊り上げ装置、 11 部材、 12 把持部材、 13 吊り上げ手段、 14 姿勢制御手段、 15 ガイドレール、 16 ガイド溝、 17 回転ピボット、 18 回動アーム、 19 アイボルト、 20 ワイヤ、 21 水平部材、 22 主ワイヤ、 30 パレット(載置台)、 31 下部フレーム、 32 上部フレーム、 33 支柱。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に底面積が大きな部材をその底面
    垂直状態で載置する載置台と、該載置台に載置された
    前記部材の両側面に固定される把持部材と、該把持部材
    と共に前記部材を吊り上げる吊り上げ手段と、該部材の
    姿勢を垂直姿勢から水平姿勢に変換する姿勢制御手段と
    を備え、前記姿勢制御手段は、垂直方向に設けた一対の
    ガイドレールと、前記部材の重心位置に対応する把持部
    材の両側面に固定され、前記ガイドレールに案内される
    一対の回転ピボットとを有し、前記部材が吊り上げ手段
    により吊り上げられる過程で、前記回転ピボットが前記
    ガイドレール内にある状態で、前記部材自体の自重によ
    り垂直姿勢から水平姿勢に前記部材の姿勢が変換するよ
    うになされていることを特徴とする反転用吊り上げ装
    置。
JP27776791A 1991-10-24 1991-10-24 反転用吊り上げ装置 Expired - Lifetime JP2940575B2 (ja)

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JPH05116880A JPH05116880A (ja) 1993-05-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015042579A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 株式会社ダイヘン 姿勢変更装置及び姿勢変更装置の使用方法

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JP4915558B2 (ja) * 2006-07-06 2012-04-11 清水建設株式会社 立て起こし装置
JP6091823B2 (ja) * 2012-09-21 2017-03-08 旭化成ホームズ株式会社 保持装置及び保持システム

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