JP2938913B2 - アルミニウム蒸着フイルム及びその製造方法 - Google Patents

アルミニウム蒸着フイルム及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、巻回あるいは積層されることによってコン
デンサなどに使用されるアルミニウム蒸着フィルム及び
その製造方法に関する。
背景技術 アルミニウム蒸着フィルムはコンデンサにおける電極
と誘電体の複合体などとして広く使用されている。しか
し、アルミニウムは化学的に安定性が悪いため、通常の
アルミニウム蒸着膜は耐湿性に乏しい。即ち、アルミニ
ウム蒸着膜は、高温高湿環境下での腐蝕に対する耐久性
が低いために、コンデンサの電極としての機能を失いや
すい。そのためかかるアルミニウム蒸着フイルムを用い
たコンデンサは、使用環境に応じて、専ら外装の強化で
該欠点を克服せんとしているが、充分でない場合が多
い。
なお、ポリプロピレンフィルム、紙などに亜鉛を蒸着
する場合など、そのままでは蒸着膜が形成されない場合
や、あるいは蒸着膜形成が遅く工業的な生産性がない場
合に、例えば特開昭58−16415に示されるように、先に
銅、銀などの亜鉛蒸着膜形成の核になる金属を予備蒸着
する(いわゆる核付け)ことによって蒸着膜の形成を補
助する技術は公知であるが、その目的、作用、効果とも
に本願発明とは全く異なるものである。実際、亜鉛を蒸
着する際に核付けを行なっても本発明の目的とする蒸着
膜の高温高湿の環境下に於ける耐蝕性を向上する効果は
ない。
発明の開示 本発明の目的は、上記の様なアルミニウム蒸着フィル
ムの欠点を解消し、コンデンサとした場合、たとえ簡易
な外装であっても十分な耐湿性の確保を可能とし、ある
いは従来と同様の外装を施せば、飛躍的に耐湿信頼性の
向上するアルミニウム蒸着フィルム及びその製造方法を
提供することにある。
すなわち本発明は主鎖中に芳香族環を有する熱可塑性
樹脂からなるプラスチックフィルムの少なくとも片面に
アルミニウム薄膜を真空蒸着法によって形成したアルミ
ニウム蒸着フィルムにおいて、該蒸着膜表面の、(I)
式によって求められる表面積係数Cが1.00×10-4以下で
あることを特徴とするアルミニウム蒸着フィルムに関す
る。
C=(Lb−La)/La・・・・・・(I) (ここでLaおよびLbは、二光束型走査電子顕微鏡によ
って求められる粗さ曲線から求められるもので、Laは該
粗さ曲線の規準線に対する投影長、Lbは該粗さ曲線の延
長を表わす。) また本発明は主鎖中に芳香族環を有する熱可塑性樹脂
からなるプラスチックフィルム上にアルミニウム薄膜を
真空蒸着法によって形成したアルミニウム蒸着フィルム
において、アルミニウム薄膜中にベースフィルム面に対
して[1,1,0]配向したアルミニウム結晶が含まれてい
ることを特徴とするアルミニウム蒸着フィルムに関す
る。
また本発明は主鎖中に芳香族環を有する熱可塑性樹脂
からなるプラスチックフィルム上にアルミニウムを真空
蒸着してアルミニウム蒸着フィルムを製造する方法に於
いて、まずプラスチックフィルムに金、銀、銅、ニッケ
ルの中から選ばれる少なくとも1種の金属を0.1mg/m2
上50mg/m2以下の蒸着量で蒸着し、次いで該蒸着膜上に
アルミニウムを蒸着することを特徴とするアルミニウム
蒸着フィルムの製造方法に関する。
さらにまた本発明は主鎖中に芳香族環を有する熱可塑
性樹脂からなるプラスチックフィルム上にアルミニウム
を真空蒸着しアルミニウム蒸着フィルムを製造する方法
に於いて、一つの真空槽内にプラズマ処理室とアルミニ
ウム蒸着室を持ち、それぞれが独立して真空度を制御で
きる構造の装置によって、まず該プラスチックフィルム
の蒸着される側の表面に真空度1.0×10-1〜1.0×10-3to
rrの不活性ガス環境下で処理強度5W分/m2以上300W分/
m2以下の強度でプラズマ処理を施し、引き続き該処理面
に真空度1.0×10-3torr以下の雰囲気下でアルミニウム
を蒸着することを特徴とするアルミニウム蒸着フィルム
の製造方法に関するものである。
本発明にかかるアルミニウム蒸着フィルムは、コンデ
ンサとしたとき簡易な外装であっても十分な耐湿性を有
し、また従来と同様の外装を施せば飛躍的に耐湿信頼性
の向上したコンデンサとなる。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明のアルミニウム蒸着フィルムを製造
するためのひとつの方法を示す概念図である。ここで
は、一つの真空槽内にプラズマ処理室とアルミニウム蒸
着室を有している。
発明を実施するための最良の形態 本発明において、プラスチックフィルムは主鎖中に芳
香族環を有する熱可塑性樹脂からなることが重要であ
る。特にポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナ
フタレート、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレ
ンスルフィドケトン、ポリエーテルエーテルケトンから
選ばれた少なくとも1種の樹脂を成分とするフィルムの
場合が、フイルムの製膜性や得られるコンデンサの耐熱
性の点で好ましい。更に好ましくは、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート及びポリフェニ
レンスルフィドを成分とする二軸延伸フイルムである。
なお、上記の如き樹脂以外に、本発明の目的を害さな
い範囲で、更に他の樹脂が共重合されていても、また混
合されていてもよい。他の樹脂の共重合割合は好ましく
は20モル%以下、より好ましくは10モル%以下である。
また、他の樹脂の混合割合は好ましくは30重量%以下、
より好ましくは20重量%以下である。更に、本発明の目
的を害さない範囲で無機又は有機の添加物等が配合され
ていることは差し支えない。
本発明の金属化フィルムは該プラスチックフィルムの
少なくとも一方の面にアルミニウム薄膜を真空蒸着法に
よって形成したものである。但し、蒸着物全てがアルミ
ニウムである必要はなく、蒸着膜の付着力、耐湿性、コ
ンデンサ特性等を向上する目的で他の金属、非金属が同
時に、あるいは逐次に蒸着されていることは差し支えな
い。また、同様の目的等で予め該プラスチックフィルム
上に異種の物質を塗布等の手段により形成させておき、
その後蒸着してもよい。また、該アルミニウム薄膜上あ
るいは非金属化面にさらに他のフィルム、樹脂、ワック
ス等が積層、塗布されることも差し支えない。
該アルミニウム薄膜の膜厚は特に限定しないが、200
Å〜1000Åの範囲である時に本発明の効果が大きい。こ
の膜厚は金属化フィルムの表面抵抗にして概ね0.5Ω〜
5Ωの範囲である。
本発明のアルミニウム蒸着フィルムは蒸着膜表面の、
(I)式によって求められる表面積係数Cが1.00×10-4
以下であることが必要である。
C=(Lb−La)/La・・・・・・(I) ここでLaおよびLbは、二光束型走査電子顕微鏡によっ
て求められる粗さ曲線から求められるもので、Laは該粗
さ曲線の規準線に対する投影長、Lbは該粗さ曲線の延長
を表わす。
すなわちLaおびLb(粗さ曲線の延長)は次式(II)に
よって求められるものである。
ここで、xおよびyはそれぞれ二光束型走査電子顕微
鏡によって求められる粗さ曲線の測定走査方向軸および
それに直交する高さ方向軸上の座標を表わす。Δxおよ
びyiは得られた粗さ曲線のx軸を測定走査方向にそって
Δx間隔で区分していった時の各座標を順にx0、x1
x2、x3、・・・・・・、xn-1、xnとした時に、それぞれ
対応する高さ座標をy0、y1、y2、y3、・・・・・・、y
n-1、ynとしたものである。さらに、本発明ではΔx=
0.05μmとし、n≧10とする。二光束型走査電子顕微鏡
による粗さ曲線の測定条件の詳細は、特性の評価法の項
で述べる。
本発明のアルミニウム蒸着フィルムの別の形態は、該
アルミニウム薄膜中にベースフィルム面に対して[1,1,
0]配向したアルミニウム結晶が含まれていることが必
要である。ここでアルミニウム結晶の配向はX線回折法
によって測定されるものであり、その測定方法の詳細は
特性の評価法の項で述べる。ここでベースフィルム面に
対して[1,1,0]配向したアルミニウム結晶とはアルミ
ニウム結晶の[1,1,0]面をベースフィルム表面に対し
て平行にして成長した結晶のことを言う。X線回折法に
よって得られた回折パターンは、ベースフィルム、添加
物等による回折成分が差し引かれアルミニウム結晶回折
ピークのみを抽出する。この時[2,2,0]ピーク(格子
面間1.431Å)の高さが[1,1,1]ピーク(格子面間2.33
8Å)高さに対して3%以上(好ましくは10%以上)で
ある時[1,1,0]配向した成分を含むものと判定する。
本発明においては、前述の表面積係数C、又は上記の
如きアルミニウム結晶の配向特性のいずれかが満足され
れば、目的が達成される。もちろん、両特性が同時に満
足されている場合でもよい。
尚、これらの表面積係数Cの値や、アルミニウム結晶
の配向特性はコンデンサとなった後でも変わらず、コン
デンサを解体してアルミニウム蒸着フィルムを取り出し
て試料を作成し評価することができる。
次に本発明のアルミニウム蒸着フィルムの製造方法を
説明するが、これらの方法に限定されるものでないこと
はもちろんである。
まず一つの製造方法は主鎖中に芳香族環を有する熱可
塑性樹脂からなるプラスチックフィルムに金、銀、銅、
ニッケルの中から選ばれる少なくとも1種の金属を0.1m
g/m2以上50mg/m2以下の蒸着量で蒸着し、次いで該蒸着
膜上にアルミニウムを蒸着するものである。この方法は
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルエーテル
ケトンから選ばれた樹脂を主成分とするフィルムにおい
てその効果が顕著である。その中でも、ポリエチレンテ
レフタレート及びポリフェニレンスルフィドを主成分と
するフィルムにおいて極めて効果が大きい。
このプラスチックフィルムにアルミニウムを真空蒸着
するに先立ち、まず該プラスチックフィルムに金、銀、
銅、ニッケルの中から選ばれる少なくとも1種の金属
(以下、プライマーと言う)を蒸着量0.1mg/m2以上50mg
/m2以下の範囲で真空蒸着する。この蒸着量は2次イオ
ン質量分析(いわゆるSIMS)で測定することができる
が、下記のアルミニウム蒸着を行なった後、アルミニウ
ム蒸着膜表面より深さ方向の分析を行なった時(分析の
条件については「特性の評価法」の項で述べる)、プラ
イマー元素のピーク強度が101カウント以上105カウント
以下である範囲に相当する。プライマーとしては、これ
らの金属のうち銅が蒸着のし易さの点で好ましい。さら
にプライマーの蒸着を行なう雰囲気は5.0×10-4torr以
下であることが好ましい。この際、蒸着の方法は特に問
わない。すなわち工業的に生産する場合は、るつぼ加熱
方式、フィード加熱方式などひろく行なわれている方法
が採用できるが、これらに限定されるものではない。
また、プラスチックフィルムの、少なくとも蒸着され
る側の表面がポリフェニレンスルフィドからなるフィル
ムである場合、プライマーを蒸着する面に、あらかじめ
コロナ処理、プラズマ処理等の放電処理を施しておくこ
ともフィルムと蒸着膜との密着性を向上させる点で好ま
しい。
次いでアルミニウムをプライマーの上に重ねて蒸着す
る。アルミニウム蒸着膜の膜厚は200Å〜1000Åの範囲
である時に本発明の効果が大きい。さらにアルミニウム
の蒸着を行なう雰囲気は5.0×10-4torr以下であること
が好ましい。アルミニウムの蒸着方法も特に問わず工業
的に生産する場合は、、るつぼ加熱方式、フィード加熱
方式などひろく行なわれている方法が採用できるが、こ
れらに限定されるものではない。
プライマーの蒸着とアルミニウムの蒸着は同一の真空
槽内に2種の蒸発源を並べるなどして連続的に行なって
も良いし、あらかじめプライマーを蒸着したフィルムを
作製し、次いで通常の方法でアルミニウムを蒸着するな
どの方法で逐次に2段階で行なっても良いが、生産性の
点から、連続的に行うことが好ましい。
本発明の、いま一つの製造方法は一つの真空槽内にプ
ラズマ処理室とアルミニウム蒸着室を持ち、それぞれが
独立して真空度を制御できる構造の装置によって、まず
該プラスティックフィルムの蒸着される側の表面に真空
度1.0×10-1〜1.0×10-3torrの不活性ガス環境下で処理
強度5W分/m2以上300W分/m2以下の強度でプラズマ処理
を施し、引き続き該処理面に真空度1.0×10-3torr以下
の雰囲気下でアルミニウムを蒸着するものである。この
方法は特にプラスティックフィルムの少なくとも蒸着さ
れる側の表面が、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレートなどのポリエステルからなるプラス
ティックフィルムである時に効果が大きい。
本発明のこの方法に於いてプラズマ処理は真空度1.0
×10-1〜1.0×10-3torrの不活性ガス環境下で行なわれ
る。真空度が1.0×10-1torr以上であると処理効果が充
分でなくなる。一方、1.0×10-3torr以下では放電が不
均一になり、また充分な処理が行なわれない。このよう
な環境下で処理を斑なく行なわせる為には、放電電極を
磁界作用によって実質的な放電電子行路長を長くしたも
の(いわゆるマグネトロン)を用いるのが好ましい。こ
こで不活性ガスとは周期律表第VIII族から選ばれる元素
を体積比で好ましくは99%以上含むガスのことであり、
酸素、一酸化炭素、二酸化炭素等の含酸素ガスの含有率
は体積比で0.1%以下であることが好ましい。不活性ガ
スの種類としては取り扱い性などの点からアルゴンが好
ましい。
該プラズマ処理の強度は5W分/m2以上300W分/m2以下
の範囲で行なう。5W分/m2以下では効果が不十分であ
り、300W分/m2以上ではフィルムの損傷が大きい。
本発明を達成するには上記の減圧下でのプラズマ処理
に引き続き、大気圧に戻すことなく連続してアルミニウ
ム蒸着を施すことが必要である。このためには一つの真
空槽内にプラズマ処理室とアルミニウム蒸着室を持ち、
それぞれが独立して真空度を制御できる構造の装置が必
要である。そのような装置としては、例えば、通常の巻
取室と蒸着室の2室に分かれている連続巻取式真空蒸着
機の巻取室を、独立して真空度を制御できる構造にして
適当な部位にプラズマ処理器を設けてプラズマ処理室と
するか、巻出部と蒸着室の間に、独立して真空度を制御
できる第3室を設け、これをプラズマ処理室としたもの
等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。ま
たいずれにせよ、プラズマ処理は不活性ガス環境下で行
う必要があるのでプラズマ処理室となる室には任意のガ
スを充填できる構造であることが必要である。
アルミニウム蒸着は真空度1.0×10-3torr以下の雰囲
気下で行なう。真空度がこの値より大きいと蒸着膜は極
めて脆弱なものとなり充分な耐蝕性が得られない。蒸着
を行なう真空度のより好ましい範囲は2.0×10-4torr以
下である。また、アルミニウム蒸着膜の膜厚は200〜100
0Åの範囲にある時に本発明の効果が顕著である。
次に本発明における特性の測定方法および評価方法に
ついて述べる。
(1)二光束型走査電子顕微鏡による粗さ曲線の測定 二光束二検出器型走査型電子顕微鏡および同電子顕微
鏡用断面測定装置を用い、水平方向に200点測定して断
面チャートを得る。測定条件を以下に示す。
装置 二光束二検出器型走査型電子顕微鏡:エリオニクス
(株)社製 ESM−3200 同電子顕微鏡用断面測定装置 :エリオニクス
(株)社製 PSM−1 測定条件 倍率 :150,000倍 ゲイン値 :15kV バイアス :6.0 スポットサイズ :5.50 (2)X線回折法によるアルミニウム薄膜中のアルミニ
ウム結晶の配向測定 金属化フィルム3枚を金属化面の向きを揃えて積層し
て測定試料とし、θ−2θ走査法を3回繰り返し、3回
多重広角X線回折測定を行なう。測定条件を以下に示
す。
(3)2次イオン質量分析(SIMS)によるプライマー蒸
着量の測定 以下に示す測定条件によってアルミニウム蒸着フィル
ムのアルミニウム表面から深さ方向に2次イオン質量分
析したとき、アルミニウム膜とフィルムの界面に現われ
るプライマー元素のピーク強度(2次イオンカウント
数)を測定する。ここで、アルミニウム膜とフィルムの
界面とはフィルムに特有の元素、例えば炭素の強度が立
ち上がる点から定常に達する点までの範囲とする。
(4)耐蝕性 アルミニウム蒸着フィルムを5cm×5cmの大きさに切っ
たサンプルとし、65℃に調温した蒸留水2リットルを張
った恒温水槽に浸す。サンプルの表面抵抗を追跡し、表
面抵抗が初期値の10倍に達する時間を測定し、下の規準
に従いA〜Eにランク分けをする。この時間が長いほど
耐蝕性が良い。
A・・・・・・60分以上 B・・・・・・40分以上 60分未満 C・・・・・・20分以上 40分未満 D・・・・・・10分以上 20分未満 E・・・・・・10分未満 (5)コンデンサの耐湿性 コンデンサを60℃、95%RHの雰囲気下で1000時間エー
ジングして静電容量変化率を測定する。これをΔC/Cで
示し、耐湿性試験結果とした。ここで、Cはエージング
前の静電容量、ΔCはエージング前後の静電容量変化量
である。この値の絶対値が大きいほど耐湿性が悪い。
尚、コンデンサの容量は自動キャパシタンスブリッジを
用いて測定する。
次に本発明の実施例を挙げてさらに詳細に説明する
が、本発明はかかる実施例に限定されるものではない。
実施例A1 連続巻取式蒸着機(日本真空技術(株)製)の蒸着室
を2室に分け、前室(巻出側)で銅を、後室(巻取側)
でアルミニウムを蒸着できるようにした。この装置を用
いてポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)
製“ルミラー”、フィルム厚さ4μm)に前室で銅を0.
5mg/m2の割合で蒸着した。次いで、連続する後室でアル
ミニウムを表面抵抗が2Ωになるように蒸着し、アルミ
ニウム蒸着フィルムを得た。このフィルムをMF−A1とす
る。MF−A1の表面積係数CおよびX線回折法によるアル
ミニウム薄膜中のアルミニウム結晶の配向測定結果を表
1に示す。
MF−A1の長手方向にストライプ状に9mmのピッチで幅
1.0mmのマージン部(非蒸着部分)をYAGレーザーを用い
て形成し、各蒸着部(幅8.0mm)の中央と各マージン部
(幅1.0mm)の中央に刃を入れてスリットし、左もしく
は右に0.5mmのマージンを有する全幅4.5mmのテープ状に
して巻き取った。
得られたテープを左マージンおよび右マージンのもの
各1枚づつを重ね合わせて巻回し、静電容量約0.1μF
の巻回体を得て、この巻回体から芯材を抜いてそのまま
加熱プレス(120℃、30kg/cm2、5分)し、さらに、両
端面にメタリコンを溶射して外部電極とし、メタリコン
にリード線を溶接してコンデンサを作製した。このコン
デンサをC−A1とする。C−A1の耐湿性評価結果を表1
に示す。
実施例A2 第1図に示すように、真空槽1において、巻出しロー
ル2を含む巻出部と蒸着室11、蒸着室11巻き取りロール
3を含む巻取部の間にそれぞれ隔壁5,6を持つ連続巻取
式蒸着機(日本真空技術(株)製)の巻出部と蒸着室11
の間にもう一つの同じ構造をした隔壁7を設け、その2
つの隔壁間に外部より任意のガスを導入することができ
るよう導入管12を設け、接地して対向電極としたクーリ
ングキャン4の軸と平行にキャン表面より10mmの距離を
おいて高圧印加電極(マグネトロン)8を設置して新た
にプラズマ処理室9を設けた。図において10は誘導加熱
炉である。
この装置を用いて二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルム(東レ(株)製“ルミラー”、フィルム厚さ
4μm)のフィルム表面に真空度2.0×10-3torrのアル
ゴン雰囲気下で処理強度60W分/m2の強度でプラズマ処
理を施し、連続して真空度8.0×10-5torrの雰囲気下で
アルミニウムを表面抵抗が2Ωになるような厚さに蒸着
し、アルミニウム蒸着フィルムを得た。このときアルミ
ニウム膜の膜厚は約350Åであった。このフィルムをMF
−A2とする。MF−A2の表面積係数CおよびX線回折法に
よるアルミニウム薄膜中のアルミニウム結晶の配向測定
結果を表1に示す。
MF−A2を用いて実施例A1と全く同様の方法でコンデン
サを得た。このコンデンサをC−A2とする。C−A2のの
耐湿性評価結果を表1に示す。
実施例A3 フィルムを二軸延伸ポリフェニレンスルフィドフィル
ム(東レ(株)製“トレリナ”、フィルム厚さ4μm)
としたこと以外は実施例A1と全く同様の方法でアルミ蒸
着フィルムを作製した。このアルミニウム蒸着フィルム
をMF−A3とする。MF−A3の表面積係数CおよびX線回折
法によるアルミニウム薄膜中のアルミニウム結晶の配向
測定結果を表1に示す。
MF−A3を用いて実施例A1と全く同様の方法でコンデン
サを得た。ただし加熱プレス条件は180℃、15kg/cm2
5分とした。このコンデンサをC−A3とする。C−A3の
の耐湿性評価結果を表1に示す。
実施例A4 フィルムを二軸延伸ポリフェニレンスルフィドフィル
ム(東レ(株)製“トレリナ”、フィルム厚さ4μm)
としたこと以外は実施例A2と全く同様の方法でアルミ蒸
着フィルムを作製した。このアルミニウム蒸着フィルム
をMF−A4とする。MF−A4の表面積係数CおよびX線回折
法によるアルミニウム薄膜中のアルミニウム結晶の配向
測定結果を表1に示す。
MF−A4を用いて実施例A32と全く同様の方法でコンデ
ンサを得た。ここでも加熱プレス条件は180℃、15kg/cm
2、5分とした。このコンデンサをC−A4とする。C−A
4のの耐湿性評価を表1に示す。
比較例A1 通常の方法、すなわち銅の蒸着やプラズマ処理をしな
かったこと以外は実施例A1と同様の方法でアルミニウム
蒸着フィルムを得た。このフィルムをMF−A5とする。MF
−A5の表面積係数CおよびX線回折法によるアルミニウ
ム薄膜中のアルミニウム結晶の配向測定結果を表1に示
す。
MF−A5を用いて実施例A1と全く同様の方法でコンデン
サを得た。このコンデンサをC−A5とする。C−A5のの
耐湿性評価結果を表1に示す。
比較例A2 通常の方法、すなわち銅の蒸着やプラズマ処理をしな
かったこと以外は実施例A3と同様の方法でアルミニウム
蒸着フイルムを得た。このフィルムをMF−A6とする。MF
−A6の表面積係数CおよびX線回折法によるアルミニウ
ム薄膜中のアルミニウム結晶の配向測定結果を表1に示
す。
MF−A6を用いて実施例A3と全く同様の方法でコンデン
サを得た。このコンデンサをC−A6とする。C−A6のの
耐湿性評価結果を表1に示す。
実施例B1〜B9および比較例B1〜B6 実施例A1と同様の方法でベースフィルム、プライマ
ー、プライマー蒸着量を変えて種々のアルミニウム蒸着
フィルムを得た。これらのフィルムをMF−B1〜MF−B15
として、その製造条件と併せて耐蝕性試験結果を表2に
示す。
ここでMF−B5およびMF−B11のベースフィルムとして
用いたポリエチレンナフタレートフィルムは次の方法に
よって得た。
周知の方法によりエチレングリコールとナフタリン−
2,6−ジカルボン酸から極限粘度0.60のポリエチレン−
2,6−ナフタレートを重合し、平均粒径1.2μmの炭酸カ
ルシウムを0.2重量%添加してポリエチレンナフタレー
ト樹脂組成物を得た。これをTダイを備えた押出機によ
りシート状に押出し、キャスティングドラムで急冷し実
質的に非晶状態のフィルムを得、さらに3.5倍×3.5倍に
逐次二軸延伸し熱固定して厚さ4μmの二軸延伸ポリエ
チレン−2,6−ナフタレートフィルムを得た。
また、MF−B6およびMF−B12のベースフィルムとして
用いたポリエーテルエーテルケトンフィルムは次の方法
によって得た。
ポリエーテルエーテルケトン(I.C.I社製,PEEK 380
G)をTダイを備えた押出機によりシート状に押出し、
キャスティングドラムで急冷し実質的に非晶状態のフィ
ルムを得た。このフィルムを2.5倍×2.5倍に逐次二軸延
伸し熱固定して厚さ4μmの二軸延伸ポリエーテルエー
テルケトンフィルムを得た。
実施例C1〜C10および比較例C1〜C10 二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ
(株)製“ルミラー”、フィルム厚さ2μm)および二
軸延伸ポリフェニレンスルフィドフィルム(東レ(株)
製“トレリナ”、フィルム厚さ2μm)をベースフィル
ムとして実施例A2で用いた装置を用いて、プラズマ処理
雰囲気、プラズマ処理強度、アルミニウム蒸着雰囲気を
変えて種々のアルミニウム蒸着フィルムを得た。これら
のフィルムをMF−C1〜MF−C20として、その製造条件と
併せて耐蝕性試験結果を表3に示す。
産業上の利用可能性 本発明のアルミニウム蒸着フィルムは、上記の構成と
したことにより、従来のアルミニウム蒸着フィルムの欠
点であった高温高湿環境下でのアルミニウム蒸着膜の腐
蝕に対する耐久性が大幅に向上したものとなり、その結
果、これを用いたコンデンサは簡易な外装でも十分な耐
湿性が得られる、また従来同様の外装を施せば大幅に耐
湿性の向上したものとなるなど、産業上の利用効果は大
きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平1−98367 (32)優先日 平1(1989)4月18日 (33)優先権主張国 日本(JP) (56)参考文献 特開 昭60−170229(JP,A) 特開 昭62−203315(JP,A) 特開 昭60−183449(JP,A) 特開 昭50−115278(JP,A) 特公 昭46−3745(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 15/08 C23C 14/02 C23C 14/20 H01G 4/18

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主鎖中に芳香族環を有する熱可塑性樹脂か
    らなるプラスチックフィルムの少なくとも片面にアルミ
    ニウム薄膜を真空蒸着法によって形成したアルミニウム
    蒸着フィルムにおいて、該蒸着膜表面の、(I)式によ
    って求められる表面積係数Cが1.00×10-4以下であるこ
    とを特徴とするアルミニウム蒸着フィルム。 C=(Lb−La)/La・・・・・・(I) (ここでLaおよびLbは、二光束型走査電子顕微鏡によっ
    て求められる粗さ曲線から求められるもので、Laは該粗
    さ曲線の規準線に対する投影長、Lbは該粗さ曲線の延長
    を表わす。)
  2. 【請求項2】主鎖中に芳香族環を有する熱可塑性樹脂か
    らなるプラスチックフィルムの少なくとも片面にアルミ
    ニウム薄膜を真空蒸着法によって形成したアルミニウム
    蒸着フィルムにおいて、アルミニウム薄膜中にベースフ
    ィルム面に対して[1,1,0]配向したアルミニウム結晶
    が含まれていることを特徴とするアルミニウム蒸着フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】主鎖中に芳香族環を有する熱可塑性樹脂か
    らなるプラスチックフィルムの少なくとも片面にアルミ
    ニウム薄膜を真空蒸着法によって形成したアルミニウム
    蒸着フィルムにおいて、該蒸着膜表面の、(I)式によ
    って求められる表面積係数Cが1.00×10-4以下であり、
    かつアルミニウム薄膜中にベースフィルム面に対して
    [1,1,0]配向したアルミニウム結晶が含まれているこ
    とを特徴とするアルミニウム蒸着フィルム。 C=(Lb−La)/La・・・・・・(I) (ここでLaおよびLbは、二光束型走査電子顕微鏡によっ
    て求められる粗さ曲線から求められるもので、Laは該粗
    さ曲線の規準線に対する投影長、Lbは該粗さ曲線の延長
    を表わす。)
  4. 【請求項4】プラスチックフィルムが、ポリエチレンテ
    レフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニ
    レンスルフィド、ポリフェニレンスルフィドケトン、ポ
    リエーテルエーテルケトンから選ばれる少なくとも一つ
    の樹脂からなるものである請求項1〜3のいずれかに記
    載のアルミニウム蒸着フィルム。
  5. 【請求項5】プラスチックフィルムが二軸延伸フィルム
    である請求項1〜3のいずれかに記載のアルミニウム蒸
    着フィルム。
  6. 【請求項6】主鎖中に芳香族環を有する熱可塑性樹脂か
    らなるプラスチックフィルム上にアルミニウムを真空蒸
    着してアルミニウム蒸着フィルムを製造する方法に於い
    て、まずプラスチックフィルムに金、銀、銅、ニッケル
    から選ばれる少なくとも1種の金属を0.1mg/m2以上50mg
    /m2以下の蒸着量で蒸着し、次いで、該蒸着膜上にアル
    ミニウムを蒸着することを特徴とするアルミニウム蒸着
    フィルムの製造方法。
  7. 【請求項7】主鎖中に芳香族環を有する熱可塑性樹脂か
    らなるプラスチックフィルム上にアルミニウムを真空蒸
    着しアルミニウム蒸着フィルムを製造する方法に於い
    て、一つの真空槽内にプラズマ処理室とアルミニウム蒸
    着室を持ち、それぞれが独立して真空度を制御できる構
    造の装置によって、まず該プラスチックフィルムの蒸着
    される側の表面に真空度1.0×10-1〜1.0×10-3torrの不
    活性ガス環境下で処理強度5W分/m2以上300W分/m2以下
    の強度でプラズマ処理を施し、引き続き該処理面に真空
    度1.0×10-3torr以下の雰囲気下でアルミニウムを蒸着
    することを特徴とするアルミニウム蒸着フィルムの製造
    方法。
  8. 【請求項8】プラスチックフィルムが、ポリエチレンテ
    レフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニ
    レンスルフィド、ポリフェニレンスルフィドケトン、ポ
    リエーテルエーテルケトンから選ばれる少なくとも一つ
    の樹脂からなる請求項6又は7に記載のアルミニウム蒸
    着フィルムの製造方法。
  9. 【請求項9】プラスチックフィルムが二軸延伸フィルム
    である請求項6又は7記載のアルミニウム蒸着フィルム
    の製造方法。
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Citations (4)

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JPS50115278A (ja) * 1974-02-28 1975-09-09
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JPS60183449A (ja) * 1984-02-29 1985-09-18 Honshu Paper Co Ltd 電気用延伸ポリプロピレンフイルムの巻取方法
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