JP2938901B2 - 協働回転型スクロール装置 - Google Patents

協働回転型スクロール装置

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JP2938901B2 JP1260334A JP26033489A JP2938901B2 JP 2938901 B2 JP2938901 B2 JP 2938901B2 JP 1260334 A JP1260334 A JP 1260334A JP 26033489 A JP26033489 A JP 26033489A JP 2938901 B2 JP2938901 B2 JP 2938901B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般にスクロール装置に関するもので更に詳
細には改善された軸方向整合装置を有する協働回転する
スクロール型流体装置に関するものである。
〔従来の技術〕
流体の圧縮又は膨脹用のスクロール装置は典型的には
個々の軸線の周わりに発生される2個の直立した相互に
嵌合するインボリュート螺旋状ラップで構成されてい
る。各個々のインボリュート・ラップは端板上に配置さ
れ、他の個々のスクロール・ラップの端板と接触するか
又はほぼ接触状態に配設されたラップを備えている。各
スクロール・ラップは更に移動する線接触において他の
個々のスクロール・ラップの側面を結合して複数個の移
動室も形成する側面を備えている。スクロール・ラップ
の相対的軌道運動に応じてこれらの室はスクロール・ラ
ップの半径方向外端部から流体圧縮のためスクロール・
ラップの半径方向内端部へ移動するか又は流体の圧縮の
ため個々のスクロール・ラップの半径方向内端部から移
動する。これらの室の形成を完了するためスクロール・
ラップはスクロールを非回転運動に抑止する駆動機構に
より相対的軌道運動におかれる。スクロール・ラップの
発生と作動についての一般的原理は例えば米国特許第80
1,182号の如き多数の特許に説明がされている。
典型的なスクロール装置においては、一方のスクロー
ル・ラップが固定端板に固定され、一方、他方の個々の
スクロール・ラップ端板が相対的軌道運動で駆動され
る。これは軌道運動するスクロール・ラップの端板に係
合する偏心クランクを有する軸を設けることにより達成
される。製造上の公差限界があること及び異物粒子又は
流体がスクロール装置を損傷せずにこの装置を通じて流
れ得るような半径方向の整合を達成するため2個のスク
ロール・ラップ端板間に特殊なクランク機構を提供する
ことが必要である。この特殊なクランク機構は通常、回
転運動を伝達する目的でクランク軸と係合してクランク
軸内の又は端板内のスロットと嵌合するスライダー・ブ
ロックの形態又は代替的に軌道運動を伝える目的で駆動
軸のクランク部分及び軌道運動する端板の駆動短軸と係
合する揺動リンクの形態をとる。前記の特殊なクランク
機構が駆動軸の偏心クランク部分と共に回転するのに伴
ない、不正に大きい駆動軸軸受及び均合い重錘又は他の
装置により取り消さねばならない望ましくない荷重が駆
動軸軸受上にかかる。更に、前記の特殊なクランク機構
は不正に圧縮構造を複雑にし、こうして整備上の要件と
製造上のコストを望ましくない程度に高める。
典型的なスクロール装置にはスクロール・チップと対
向するスクロール端板の軸方向整合又は軸方向係合を確
実にするためインボリュート・スクロール・ラップから
対向する軌道運動する駆動スクロール端板の表面に作用
するスラスト軸受も含まれている。スクロール・チップ
及び対向するスクロール端板の間に不正な漏洩が生じな
いことを確実にし、かくしてスクロール装置の圧縮又は
膨脹の有効性を失なわない適切な軸方向接触が必要であ
る。このスラスト軸受は望ましくない動力損失をもたら
し、従って、この軸受により吸引されねばならないスラ
スト荷重を最低にすることが望ましい。然し乍ら、偏心
的に駆動される軌道運動するスクロールを有するスクロ
ール型装置においては、スクロールがその軌道の周わり
に移動する際スラスト軸受によって均一でない負荷がみ
られることから所望の如くスラスト軸受の寸法を最低に
することは困難である。
最後に、固定インボリュート・ラップを有する典型的
なスクロール装置は回転の防止と駆動スクロール部材を
軌道運動に制限するオムダム・リング継手の如き非回転
装置の使用が要求される。またスクロール装置における
動力損失を最低にする目的から静止部材から受ける摩擦
抵抗をおさえることが望ましい。
〔発明が解決しようとする課題〕
軌道運動するスクロール部材上のスラスト軸受の代わ
りに流体圧力偏寄を提供し且つ前記特殊なクランク機構
を使用せずに軌道運動するスクロールと直接係合する偏
心クランクを使用するといった各種試みがこれらの欠点
克服のためなされて来ている。これらの試みで適切に成
功しているのは僅かに過ぎない。例えば、中間圧力流体
又は高圧力流体により軌道運動するスクロールを偏寄さ
せるには流体の漏洩を防止するか又は最低にする多数の
付加的なシール又はガスケットを含ませることが要求さ
れ、これらの部材は摩耗を受け易く、不適切な程度に高
価であり、維持が困難である。前記の特殊なクランク機
構を除去するにはスクロール装置を不適切な程度に高価
で無駄になる高精度にスクロール装置を製造することが
要求される。この機構を除去すればまた、圧縮作用はこ
の機械を通じて移動する異物からの潜在的損傷を受ける
ことになる。これは大量生産、高信頼性及び比較的廉価
な値段が必須条件の機械では受入れられない。
協働回転するスクロールを備えたスクロール装置を開
発する試みが散発的になされて来ている。こうした装置
は平行なオフセット軸線上の両方のスクロール・ラップ
の同時的回転運動を提供する。然し乍ら、これら協働回
転するスクロール装置で成功するには色々の難点があっ
た。典型的には機械の信頼性を損なう極めて多数の回転
軸受を別に必要としている。その上、スクロールの軸方
向分離を防止する意味から各スクロール端板上に作用す
るスラスト軸受をこの典型的な協働回転スクロール装置
が必要としており、こうして実質上機械の信頼性を低減
化させるのと同様の機械の動力必要量を実質上増加させ
ている。従って、これらの装置は実質上今日迄成功して
いなかった。
したがって、本発明の目的は効率的な協働回転スクロ
ール装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は大量生産に適している協働回
転スクロール装置を提供することにある。
本発明の他の目的は構造が簡単で信頼性の高い協働回
転するスクロール装置を提供することにある。
最後に、本発明の目的は比較的従順で作動時における
損傷を受け難いスクロール装置を提供することにある。
本発明のこれらの目的と他の目的については添附図面
及び以後なされる好適実施態様の説明から明らかとなろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は非同時的な回転を防止している間にスクロー
ル素子の適切な軸方向整合を確実にする軌道運動するス
ラスト軸受装置により相互に関係付けられた2個の同時
的に回転するスクロール素子を有する協働回転装置であ
る。このスクロール装置には更にスクロール・ラップの
側面の間の適切な半径方向間隙を確実にするためスクロ
ール素子の半径方向調節を行なう装置が含まれている。
作動時におけるスクロール素子の望ましくない軸方向変
動を防止するスクロール装置内に環状シールとシールば
ねが設けてある。最後に、スクロール装置には潤滑剤を
スクロール装置の移動部材に効率的に移送する潤滑剤通
路が含まれている。
特に、このスクロール装置には駆動スクロール端板を
回転する駆動軸を通じて作用するモーターと、駆動スク
ロール端板からオルダム継手として作用するスペース・
リング内の適当な駆動スロットを通じて延在し、遊びス
クロール端板と駆動スクロール端板の同時的回転運動を
確実にするよう遊びスクロール端板上の2個の直立した
直線状キーと係合する2個の延在部材が含まれている。
スクロール端板が平行な非同心軸線の周わりで回転する
のに伴いスクロール端板上の個々のスクロール・ラップ
の間に相対的に軌道運動が誘因される。好ましくは、延
在部材は圧力板を設置する目的で間隙スロットを通じて
遊びスクロール端板を越えて延在し、コイルばねの如き
偏寄部材が圧力板と遊びスクロール端板の間に延在し、
スクロール・ラップと個々の対向する端板の適切な軸方
向接触を確実にする。偏寄ばねはまた、スクロール装置
を通じて出される異物又は流体がスクロール装置を損傷
しないようスクロール・ラップとスクロール端板の軸方
向整合を可能にする。
〔実施例〕
スクロール圧縮機アッセンブリーとして第1図に示さ
れているスクロール型流体装置は参照番号20で示してあ
る。本発明の好適実施態様は密閉スクロール圧縮機アッ
セブリーであるので、スクロール型流体装置20は圧縮機
アッセンブリーとして実施した形態にて説明する。本発
明の特徴はそれ自体、流体膨脹装置、流体ポンプ又は密
閉型でないスクロール装置に対し同等に容易に使用され
ることが容易に明らかであろう。
好適実施態様においては、圧縮機アッセンブリー20に
は上方部分24、下方部分26及び中間の中央フレーム部分
28を有する密閉殻体22が含まれている。中央フレーム部
分28は一端部を横切って配設された中央フレーム部分32
を有する全体的に円筒状の外部殻体30により定められて
いる。
中央フレーム部分32には全体的に円筒状の上方軸受ハ
ウジング34が一体的にされ、このハウジングは実質上外
部殻体30の軸線と同軸的になっている。駆動軸孔36は上
方軸受ハウジング34の中心を軸方向に延在し、駆動軸の
受入れ用の孔36内には上方主要軸受38が半径方向に配設
してある。上方主要軸受38は例えば焼結青銅(sintered
bronze)又は同等の材料製の回転軸受であるのが好ま
しい。上方主要軸受38はまた、ころ軸受又は玉軸受に出
来る。上方主要軸受38は好適にはスラスト荷重軸受能力
を提供しない。
密閉殻体22の上方部分24と中央フレーム部分28にはモ
ーター40が配設してある。モーター40は好適には回転子
44の周わりに周方向に配設された固定子42から成る単相
又は三相電動機であり、固定子と回転子の間の環状空間
は固定子42内での回転子44の自由回転を可能にする。モ
ーターを密閉殻体22内に固定するため複数個の長いボル
ト又は袋ネジ46が固定子板内の適切な孔を過ぎて中間殻
体部分たる中央フレーム部分28内のネジ孔内に設けられ
る。明瞭化のため、長いボルトたる長いネジ46は1つの
みが示してある。
代替的形式のモーター40とモーター40を設置する装置
は本発明の適用に対し同等に適していることが当技術の
熟知者には容易に明らかとなろう。
高圧力流体をスクロール装置から排出するための排出
孔50が殻体の上方部分24内に示してあり、低圧力流体を
スクロール装置内に受入れるため殻体吸引孔52が殻体の
下方部分26の下端部内に配設して示してある。これは適
切な流体システムに対するスクロール型流体装置20の接
続を可能にする。
スクロール型流体装置たる圧縮機アッセンブリー20は
好適には冷凍システム又は空調システムに接続されよ
う。全体的に第17図に模式的に表わされている冷凍シス
テムには殻体の排出孔50と冷凍システムからの熱を出し
て冷媒を凝縮するコンデンサー60の間に接続された排出
管54が含まれている。管62はコンデンサーを膨脹弁64に
接続する。膨脹弁は(図示せざる)適当な制御装置に応
答して熱的に励起されるか又は電気的に励起される。熱
の受入れのため膨脹済み冷媒を膨脹弁から蒸発器に移送
するため別の管66が膨脹弁64を蒸発器68に接続する。最
後に、冷凍システムの吸引管70は蒸発した冷媒を蒸発器
68から圧縮機アッセンブリー20へ流し、そこで冷媒は圧
縮されて冷凍システムに戻される。
こうした圧縮機システム20を使用できる冷凍システム
の一般的原理は当技術で良く理解されており、こうした
冷凍システムを構成するのに適した装置と機構の詳細な
説明は本明細書で詳細に説明する必要がないものと思わ
れる。当技術の熟知者にはまた、こうした冷凍システム
又は空調システムに多数のコンデンサー又は蒸発器及び
他の構成要素と同様、並列接続又は直列接続にて圧縮機
アッセンブリー20の多数のユニットが含まれ、従って、
冷凍システムのこうした実施態様はここで詳細に述べる
必要がないことが明らかであろうと思われる。
圧縮機アッセンブリー20の全体的構造の説明をしたの
で、ここで本発明の諸特徴について一層詳細に説明す
る。再び第1図、更に詳細には第2図及び第3図を参照
すると、2個の直立した相互に嵌合するインボリュート
・スクロール・ラップで構成された第1スクロール部材
と第2スクロール部材を有するスクロール装置が開示し
てある。第1スクロール部材には直立第1インボリュー
ト・スクロール・ラップ80が含まれ、このスクロール・
ラップ80は全体的に平面状の駆動スクロール端板82と一
体になっている。駆動スクロール端板82には直立第1イ
ンボリュート・スクロール・ラップ80と対向的に延在す
る中央駆動軸84が含まれている。排出ギャラリー86が中
央駆動軸84の軸線の中央の貫通延在する穴により定めら
れている。排出ギャラリー86は駆動スクロール端板82を
通る全体的に中央の穴により定められた排出孔88と流体
連通している。中央駆動軸84には内部で自由回転嵌合す
るよう上方主要軸受38を軸方向に貫通延在する比較的直
径の大きい第1部分90及び回転子44を軸方向に貫通延在
して回転子44に固定された比較的直径の小さい第2部分
92が含まれている。回転子44は押し嵌め又は並設キー溝
内の動力伝達キー等によって中央駆動軸84の回転子部分
たる第2部分92に固定可能である。
第2の即ち遊びスクロール部材には駆動される直立第
1インボリュート・スクロール・ラップ80と相互に嵌合
接触するよう配設された第2遊びスクロール・ラップ10
0が含まれている。第2遊びスクロール・ラップ100は遊
び端板102から延在する直立インボリュートである。遊
び端板102上では2個の矩形の遊び駆動キー短軸103が上
方に延在している。矩形遊び駆動キー短軸103は第2遊
びスクロール・ラップ100の外部で半径方向対向位置に
配設されている。第2遊びスクロール・ラップ100に対
向する遊び端板102から遊び軸短軸104が延在している。
遊び端板102には更に遊び軸短軸104内の穴で定められた
圧力均衡室108と流体連通状態にある全体的に中央の圧
力伝達穴106が含まれている。
焼結青銅材料製のスリーブ軸受製又はころ軸受又は玉
軸受の型式の環状軸受110が、スクロールの遊び端板102
及び第2遊びスクロール・ラップ100を回転自在に支持
する密閉殻体の下方部分26と一体構造の遊び軸受ハウジ
ング112を定める環状壁内に配設してある。
駆動スクロール端板82にはまた、直立第1インボリュ
ート・スクロール・ラップ80と平行な駆動スクロール端
板82から延在する2個の延在部材120も含まれている。
延在部材120は駆動スクロール端板82の外方縁部付近に
半径方向に対向する位置にて配設され、各延在部材は3
つの部分、即ち、セクション;駆動スクロール端板82か
ら或る距離に隔置され、この端板と共役平面になってい
る全体的に平面状の肩部124になった第1隔置部分122;
第2直線状キー部分126;及び第3把持部分128から成っ
ている。
リング130は延在部材120の肩部124と遊び端板102の間
にてこれらと摺動接触状態に配設されている。従って、
リング130はスペーサーとして作用し、駆動スクロール
端板82に対する遊び端板102の望ましくない相対的揺動
又は移動を防止する。リング130は形態が環状であり、
直立第1インボリュート・スクロール・ラップ80と第2
遊びスクロール・ラップ100の半径方向外部の周わりに
非接触状態で延在し、更に、2対の対向的に配設された
スロット132を含むようリングの環状体の周わりに大略9
0°の等距離間隔にてリング130を通じて定められた4個
の直線状駆動キー・スロット132aないし132dを有し、ス
ロット132a及び132cは一方の対をなし、スロット132b及
び132dは第2対をなしている。特に、第3図に示される
如く、これらのスロットはリング130の円周上にて略90
度ずつ間隔をおいた4個の矩形の平坦部内に配設される
ので該矩形の平坦部以外の箇所での厚さ寸法を削減して
軽量化が可能である。勿論、スロット132に対して要求
される厚さ以上の半径方向厚さを有するリングを形成す
ることも同等に可能である。然し乍ら第3図に表わされ
た形態はリング130の必要を最低にし、リング130が好適
には鋼製又は同様の材料製であることからスクロール装
置の回転部分の質量を低減化させる所望の結果を達成す
るのを助ける。
スクロール装置においては、延在部材120の第2キー
部分たる第2直線状部分126がリング130と摺動係合した
状態で駆動スロット132a及び132cを貫通延在し、延在部
材120の第3把持部分128はリング130を越えて延在して
いる。遊びキー短軸たる矩形遊び駆動キー短軸103は遊
び端板から駆動キー・スロット132b及び132d内に延び、
これらのスロットと摺動係合状態になる。従って、スク
ロール装置の作動中にリング130は回転とトルクを延在
部材120からリング130を通じて遊びキー短軸たる矩形遊
び駆動キー短軸103に送り、かくして個々の直立第1イ
ンボリュート・スクロール・ラップ80と第2遊びスクロ
ール・ラップ100の同時的回転を起すオルダム継手装置
として作用する。
遊び端板102には更にその外部の周わりに駆動キー・
スロット132a及び132cに附随する2個の間隙スロット14
0が含まれている。間隙スロット140は、延在部材120の
第3把持部分128が下方軸受ハウジングたる遊び軸受ハ
ウジング112に平行ではあるが、その半径方向外方にあ
る間隙スロット140を貫通延在するよう遊び端板102の外
周部分に配設してある。間隙スロット140はスクロール
装置の作動中に第2把持部分たる第2直線状部分126と
遊び端板102の間の干渉を防止するに充分な間隙を提供
するような寸法にされている。
第1スクロール部材圧縮板150である環状板は延在部
材120の円筒状部分たる第3把持部分128に固定してあ
る。圧縮板たる第1スクロール部材圧縮板150はその半
径方向外端部の周わりに環状で全体的に平面状の周方向
部分152を有している。この半径方向外方部分には各延
在部材120に対する1つの孔が含まれ、ここで第3把持
円筒上部分たる第3把持部分128が固定されている。第
3把持部分128は構成要素の間で溶接、圧し嵌め又は回
転相互係合嵌合等により孔内で固定可能である。くぼん
だ面状中央部分156は平行であり、第1スクロール部材
圧縮板150の外側端部分たる周方向部分152から下方に隔
置されている。この中央部分156には好適には把持肩部1
58と偏寄面160を示す第2の僅かに下方に隔置された領
域が含まれている。中央孔162はくぼんだ部分たる中央
部分156の軸方向中心を通る穴で描かれている。この中
央孔162は下方軸受ハウジングたる遊び軸受ハウジング1
12の周わりで自由回転するのに充分な直径を備えてい
る。
第1スクロール部材圧縮板150と遊び端板102の間には
圧縮ばね170が配設されている。圧縮ばね170は個々の駆
動スクロール端板82と遊び端板102を相互に向って押す
偏寄要素として作用する。圧縮ばね170は第2遊びスク
ロール・ラップ100から反対の遊び端板102上に力を加
え、遊びスクロール・ラップのチップ180を駆動スクロ
ール端板82に接触させ、同様に対向する力を第1スクロ
ール部材圧縮板150、延在部材120及び駆動される駆動ス
クロール端板82を通じて伝え、駆動されるスクロール・
ラップ・チップ182を遊びスクロール端板たる遊び端板1
02に接触させる。好適実施態様において、圧縮ばね170
の端部を受入れるため環状チャンネル114が遊び端板102
の周わりに同心的に配設されている。
従って、延在部材120、第1スクロール部材圧縮板150
及び圧縮ばね170と共に個々の駆動スクロール端板82と
遊び端板102から成るスクロール・アッセンブリーは軸
方向に一致するスクロール・アッセンブリーを備えた圧
縮機アッセンブリー20を提供する。過剰圧力又は流体が
直立第1インボリュート・ラップ100の間に当たる場合
は圧縮ばね170により発生される軸方向偏寄力が克服さ
れ、この圧力は解放されるか又は流体は個々のスクロー
ル・チップ180とスクロール・ラップ・チップ182の間の
及び対向する駆動スクロール端板82と遊び端板102の間
の漏洩流れにより流れることが出来る。
ここで、第4図、第5図及び第6図を参照すると、中
央駆動軸84は駆動スクロール端板82を第1軸線Aの周わ
りに回転させること及び遊び軸短軸104は遊び端板102を
第2軸線Bの周わりに回転させることが理解出来る。第
1軸線Aは第2軸線Bと平行であるが、同心的にはなっ
ていない。第1軸線Aと第2軸線Bは非同心的であるの
で、駆動スクロール端板82と遊び端板102上に支承され
た個々の直立第1インボリュート・スクロール・ラップ
80と第2遊びスクロール・ラップ100は同期的に回転さ
れるとき相対的軌道運動にて運動する。
円筒状リップ190は第1母線軸線C1の周わりで中央殻
体部分たる中央フレーム部分28の下端部に作成される。
下方殻体部分たる下方部分26には上方縁部に定められた
円筒状下方殻体肩部192が含まれている。この下方殻体
肩部192は第2母線軸線C2の周わりに作成される。中央
駆動軸84の第1軸線Aは0.038cm(0.015インチ)ないし
0.05cm(0.020インチ)の好適には比較的少量だけ中央
殻体部分たる中央フレーム部分28内の第1母線軸線C1
らオフセットしている。遊び軸短軸104の第2軸線Bも
下方殻体部分たる下方部分26内の第2母線軸線C2からオ
フセットしているが、好適には例えば、直立第1インボ
リュート・スクロール・ラップ80と第2遊びスクロール
・ラップ100で定められた軌道半径に大略等しい量にて
第1軸線Aと第1母線軸線C1の間のオフセットより大き
い量だけオフセットしている。
密閉殻体22の組立中に、中央殻体リップたる円筒状リ
ップ190は円筒状下方殻体肩部192と係合する。円筒状下
方殻体肩部192は中央殻体リップたる円筒状リップ190の
外部の周わりに近接して適合している。好適には、円筒
状下方殻体肩部192と中央殻体リップたる円筒状リップ1
90は溶接に適した近接嵌合を可能にするような寸法にさ
れている。中央殻体部分たる中央フレーム部分28の第1
母線軸線C1と下方殻体部分の第2母線軸線C2は密閉殻体
22の組立後に同心的になっており、第1軸線Aと第2軸
線Bの両者からオフセットしている単一軸線C(即ちC
=C1=C2)を含む。下方殻体部分たる下方部分26と中央
殻体部分たる中央フレーム部分28は個々の直立第1イン
ボリュート・スクロール・ラップ80と第2遊びスクロー
ル・ラップ100の側面間の間隙を調節する目的から密閉
殻体22の組立中に相対的に位置付け可能である。中央殻
体部分がる中央フレーム部分28に対するU及び下方殻体
部分たる下方部分26に対するLの如きインジケーター・
マークを組立ての容易性のため共通軸線Cの周わりでの
個々の殻体部分の相対的位置を目視的に示すため設ける
ことが出来る。
第5図及び第6図は殻体の下方部分26に対する殻体の
中央フレーム部分28の相対的位置付けの結果を一層明瞭
に示す。直立第1インボリュート・スクロール・ラップ
80と第2遊びスクロール・ラップ100の間の軌道半径は
第1軸線Aと共通軸線Cの間の距離に共通軸線Cと第2
軸線Bの間の距離を加えた距離がその最大であり、共通
軸線Cと第2軸線Bの間の距離から共通軸線Cと第1軸
線Aの間の距離をひた距離がその最小である。本明細書
で使用される軌道半径は直立第1インボリュート・スク
ロール・ラップ80と第2遊びスクロール・ラップ100の
間に定められたオフセット又は相対的軌道距離を示すも
のと理解すべきである。遊びスクロール・ラップのスク
ロール・ラップ・側面184は駆動される直立第1インボ
リュート・スクロール・ラップ80の側面186と接触する
ので、適当な側面間の間隙の欠如に基因する過剰漏洩と
側面に対する効率低下又は逆の過剰摩耗を防止するため
個々のスクロール・ラップ側面184と側面186の間に適当
な間隙を設ける必要がある。圧縮機アッセンブリー20の
組立中における前掲の構成による軌道半径の調節、溶接
前又は他の方法で密閉殻体22の最終組立前に円筒状下方
殻体肩部192に対する中央殻体リップたる円筒状リップ1
90の位置付けにより適切なスクロール・ラップの側面間
の間隙が得られる。
作動にあたり、圧縮機アッセンブリー20のモーター40
は適当な電源に接続され、励起されて回転子44を回転さ
せる。回転子44は次に中央駆動軸84を回転させ、駆動ス
クロール端板82を駆動する。リング130の駆動キー・ス
ロット132内に摺動自在に係合する延在部材120はスクロ
ールの遊び端板102と駆動スクロール端板82の同時的回
転を生ぜしめる。中央駆動軸84は第1軸線Aの周わりに
回転し、スクロールの遊び端板102は遊び軸短軸104上で
第2軸線Bの周わりに回転する。第1軸線Aと第2軸線
Bは非同心的であるので、直立第1インボリュート・ス
クロール・ラップ80と第2遊びスクロール・ラップ100
の間に相対的軌道運動が設定され線接触状態で移動して
いるスクロール・ラップ・側面184とスクロールの側面1
86の間に複数個の室が形成される。これらの室はそれが
個々の直立第1インボリュート・スクロール・ラップ80
と第2遊びスクロール・ラップ100の半径方向外端部に
形成されるべき流体がこれらの室内に引込まれ、流体が
個々の直立第1インボリュート・スクロール・ラップ80
と第2遊びスクロール・ラップ100の半径方向内端部に
向って移動されるとき圧縮されるよう直立第1インボリ
ュート・スクロール・ラップ80と第2遊びスクロール・
ラップ100の半径方向内端部に向って容積が減少してい
る。
圧縮された流体は次に、排出孔88を通じ次に排出ギャ
ラリー86を通じて殻体の上方部分24に定められた密閉殻
体の排出圧力部分内にスクロール・ラップから排出され
る。同時的に、圧縮された排出圧力流体の一部分が圧力
伝達穴106を通じて圧力均衡室108に入る。圧力均衡室10
8内の排出圧力流体はスクロールの遊び軸短軸104を下方
の遊び軸受ハウジング112から軸方向に強制するよう作
用する。圧力均衡室108内の排出圧力流体から遊び端短
軸104に働く力は、中央駆動軸84に対して上方向へと作
用し、これは遊び端板102に対して上から働く排出圧力
流体の作用方向とは逆でありこれに対向する。
圧縮機アッセンブリー20の他の構成要素と同様、上方
主要軸受38と環状軸受110の潤滑は密閉殻体22内の潤滑
剤に対する溜め200として作用する中央フレーム部分32
内のくぼみにより達成される。潤滑剤は溜め200と上方
主要軸受38の間に延在する中央フレーム通路内の潤滑剤
通路202を通じて溜め200から上方主要軸受38に送られ
る。潤滑剤は好適には排出圧力流体のその表面上での作
用により潤滑剤通路202を通じて強制されるのが好まし
く、潤滑剤は潤滑剤通路202を通じて上方主要軸受38に
流れ、従って、殻体の下方部分26で定められた吸引圧力
部分に流れる。圧縮機アッセンブリー20の吸引圧力部分
内に蓄積する潤滑剤は吸引圧力流体内に捕獲され、スク
ロール・アッセンブリーを通じて引出され、作動する部
品を潤滑し、圧縮されて流体とともに排出される。次に
潤滑剤は殻体の上方部分24と殻体の中央フレーム部分28
で定められた密閉殻体22の排出圧力部分内で解放され、
回転子44と固定子42の間の環状空間を通じて下方に流
れ、固定子42の外部の周わりを流れて潤滑剤溜め200へ
戻る。
中央駆動軸84によりスクロールの遊び端板102上に加
えられる力の量とスクロールの遊び軸短軸104上での排
出圧力の作用により駆動スクロール端板82上に与えられ
る力の量は個々の軸の平面図面積により、従って、これ
らの軸の直径の相対的寸法により決定される。中央駆動
軸84は平面図面積の直径Dを有し、遊び軸短軸104は平
面図面積の直径Iを有している。圧縮機アッセンブリー
20は好適には直立第1インボリュー・スクロール・ラッ
プ80と第2遊びスクロール・ラップ100の上方に配設さ
れたモーター40を有する垂直軸線とともに向けられ、直
径D及びIは特定の機械の容量と構成要素の重さに従っ
て演算出来る。例えば、D及びIは等しく出来るので、
直立第1インボリュート・スクロール・ラップ80と第2
遊びスクロール・ラップ100、中央駆動軸84及び回転子4
4の重量は下方の主要軸受たる環状軸受110に伝えられ
る。
代替的に、直径Iは直径第1インボリュート・スクロ
ール・ラップ80と第2遊びスクロール・ラップ100、中
央駆動軸80及び回転子44の重量は遊び軸短軸104上の排
出圧力流体の作用により支持され下方の遊び軸受ハウジ
ング112内のスラスト軸受の必要性をなくすよう直径D
より大きく出来る。また、直径Iの平面図面積を小さい
圧力均衡効果のため中間圧力流体にさらすことも可能で
あろう。最後に、遊び軸短軸104より与えられる力が中
央駆動軸84上の排出圧力流体の作用と直立第1インボリ
ュート・スクロール・ラップ80と第2遊びスクロール・
ラップ100、中央駆動軸84及び回転子44の組合った重量
を越える程度迄Iの値を直径Dより大きくすることがで
き、この場合、スラスト荷重を受入れる設備が直立第1
インボリュート・スクロール・ラップ80内又は上方主要
軸受38内に必要とされよう。これらの代替例は本発明の
代替的実施態様内に表われるが、好適実施態様において
は直径Iは作動時における直立第1インボリュート・ス
クロール・ラップ80と第2遊びスクロール・ラップ10
0、中央駆動軸84と回転子44の重量を均合わせるため直
径Dより僅かに大きくなっている。
同じ部分又は特徴が図面の1枚以上に示されている場
合、その部分には本発明の理解を助ける意味からその対
応する参照番号が付けられることに注目すべきである。
更に、混乱を最低にする目的から参照番号全てが図面全
にて開示されているとは限らないので、特定の図面を参
照する場合でも明細書の理解を助ける意味から必要とさ
れる図面全てを参照すべきである。同じ部分又は特徴が
その部分又は特徴の代替的実施態様を表わすか又は開示
してしる図面に表われる場合はその部分にはまた、同じ
参照番号が付けられ、それに対し明細書におけるその代
替的実施態様の表示に対応するよう番号と添え字が付け
られる。代替的実施態様の数字による表示はその選択に
対応せず、むしろ本発明の理解を助ける意図がある。
スクロール装置は、個々の直立第1インボリュート・
スクロール・ラップ80と第2遊びスクロール・ラップ10
0の半径方向内端部から半径方向外端部へ膨脹される排
出圧力ポート内に流体を向けることにより膨脹エンジン
又は流体圧縮装置として機能出来ることも注目すべきで
ある。これは単にスクロール・ラップ・インボリュート
の向きに対して回転の適当な方向を確認することにより
達成可能である。
ここで第7図、第7A図及び第7B図に移ると、本発明の
第1代替的実施態様が開示してある。この第1代替的実
施態様には駆動軸84−1の周わりに同軸的に定められ且
つ半径方向に除去される環状溝220−1を有する中央フ
レーム部分32−1内の下方面210−1が含まれている。
この環状溝220−1は円形内側壁222−1、直径が比較的
大きい同心状外側壁224−1、円形内側壁222−1と外側
壁224−1を接続する環状溝220−1の基部内の切欠き付
き平面226−1で定められている。
環状溝220−1内には矩形横断面の環状軸受230−1が
配設してある。第7A図に一層詳細に示される如く、環状
軸受230−1には駆動されるスクロール端板82−1と係
合する第1平面232−1及び外側壁224−1と係合する第
2外面234−1が含まれている。第3係合面236−1は第
2外面234−1の上端部にあり、第1平面232−1と平行
であり、一方、第2面たる外側壁224−1は第2平面232
−1と第3係合面236−1に直角であって、これらの間
に延在している。
第7図ないし第7B図に示される如く、環状スラストば
ね240−1は環状軸受230−1の第3係合面236−1と環
状溝220−1の切欠き付きの平面226−1の間に配設して
いる。環状スラストばね240−1は3個の部分即ち比較
的平面状で半径方向外方の第1部分242−1、半径方向
内方の第2平面状部分244−1及び外部平面状部分たる
第1部分242−1と内側部分たる第2平面状部分244−1
を接続する角度付き部分246−1から成っている。外側
平面状部分たる第1部分242−1と内側表面状部分たる
第2平面状部分244−1は平行であり、角度付き部分246
−1の角度θで決定される距離だけ隔置されている。好
適には、環状スラストばね240−1は孔又は不連続部を
有しない中実環状部である。環状スラストばね240−1
は例えば、ダイ・プレス作動によりばね鋼で形成出来
る。
好適には、環状軸受230−1の第2外面234−1は両者
間での接触で僅かに圧縮を生じるよう環状溝220−1の
外側壁224−1より僅かに大きい直径の寸法にされてい
る。環状スラストばね240−1は環状軸受230−1と環状
溝220−1の間に配設され、内側の第2平面状部分244−
1はくぼみ付き表面226−1と接触し外側平面状部分た
る第1部分242−1は環状軸受230−1の第3係合面236
−1と偏寄接触状態にある。組立てられた圧縮機アッセ
ンブリー20−1内での環状スラストばね240−1の適切
な偏寄効果を達成する目的から、圧縮機アッセンブリー
20−1の作動時に下方基部たる下方面210−1は駆動ス
クロール端板82−1の0.05cm(.020インチ)ないし0.1c
m(.040インチ)内にすべきであるが、これは圧縮機構
成要素の寸法に従って変化する。
圧縮機アッセンブリー20−1が組立てられる場合、ス
クロールの遊び軸短軸は下方主要軸受110−1内に設置
され、中央殻体リップ192−1は下方殻体肩部190−1と
係合状態にされ、環状軸受230−1を駆動スクロール端
板82−1に接触させる。この接触により角度付き部分24
6−1の角度θが第7B図に示される如く角度θ1に移動す
るよう環状スラストばね240−1が偏寄される。この第
1代替実施態様において、直径I−1は遊びスクロール
軸短軸104−1上に作用する排出流体の力がスクロー
ル、アッセンブリー80−1及び100−1は環状軸受230−
1に向って偏寄させるよう直径D−1より大きくなって
いる。この環状軸受アッセンブリー230−1及び240−1
はスクロール・アッセンブリー80−1と100−1の軸方
向揺動を生ぜしめるような荷重状態における実質的変動
を経験する圧縮機アッセンブリー20−1に有用であろ
う。
また、第1代替実施態様において、延在部材120−1
の円筒状部分128−1の外部は把持ナット250−1を受入
れるようネジが切られている。ネジが切られた円筒状部
分128−1は平面状の第1スクロール部材圧縮板150−1
内の対応する孔を貫通延在している。第1スクロール部
材圧縮板150−1は比較的僅かにくぼんだ平面状偏寄面1
60−1を有し、環状把持肩部158−1が偏寄面160−1の
周わりに半径方向に延在している。スライダー・スラス
ト・リング270−1と係合するよう環状ベルビル型ばね2
60−1が偏寄面160−1から角度を以って延在してい
る。環状のスライダー・スラスト・リング270−1は横
断面がL形であり、スライダー・スラスト・リング270
の下面上の把持リング肩部272−1及びスライダー・ス
ラスト・リング270−1の上面上の平面状遊び端板係合
面274−1から成っている。
軸方向圧縮力は好適実施態様の様式と同様の様式でベ
ルビル型ばね260−1とスライダー・スラスト・リング2
70−1を通じて延在部材120−1からスクロール遊び端
板102−1に与えられる。然し乍ら、圧縮ばね170−1と
は異なって、スクロール・アッセンブリー80−1とスク
ロール・アッセンブリー100−1の相対的軌道運動はス
ライダー・スラスト・リング270−1と遊び端板102−1
の間の摺動接触により吸収される。
把持ナット250−1の使用はベルビル型ばね260−1に
より供給される圧縮力の相当の調節を提供する。ベリビ
ル型ばね260−1は好適実施態様より更に制限された軸
方向一致を提供し、従って、さらに制限された適用にな
ろう。
最後に、潤滑剤調節通路280−1を定める穴は溜め200
−1を下方面210−1に相互に接続するため中央フレー
ム部分32−1を貫通延在する。作動にあたって、潤滑在
調節通路280−1は調節された潤滑剤の流れを潤滑剤溜
め200から下方の密閉殻体部分26−1内の密閉殻体22−
1の吸引圧力部分へ流すことが出来る。この潤滑剤はま
た、吸引圧力における潤滑剤の流れで捕獲され、流体で
捕獲されるべきスクロール装置の構成要素を潤滑する。
こうして供給された潤滑剤は上方主要軸受38−1を通じ
て供給される潤滑剤に類似したサイクルに従う。作動に
あたり、この第1代替実施態様は好適実施態様に対して
説明されたものと実質上異なっていないが、先に説明し
た異なる作動パラメーターにさらされる。
第2代替実施態様を第8図に開示する。駆動されるス
クロール端板82−2には周縁部の周わりで半径方向に突
出する一連の塊300−2が備えてある。同様に対応する
突出塊302−2がスクロールの遊び端板102−2上にあ
る。第9図から理解される如く、これら突出塊300−2
は8個設けてあるが、2個以上の突出塊300−2の個数
が適している。作動中にスクロール装置が動的に均り合
され、且つ駆動スクロール端板82と遊び端板102の相対
的な揺動運動又は変移運動が最低になるようスクロール
端板82−2と遊び端板102−2の周わりに半径方向反対
位置において対応する突出塊302−2と共に少なくとも
2個の突出塊300−2を使用することが好ましい。
引張りばね310−2は駆動されるスクロール端板82−
2上の各突出塊300−2とスクロールの遊び端板102−2
上に対応する突出塊302−2の間で延在し、各突出塊300
−2をその対応する突出塊302−2に接続する。引張り
ばねたる延在ばね310−2は個々のスクロール端板82−
2と遊び端板102−2を軸方向整合状態に偏寄する。こ
れらの引張りばねたる延在ばね310−2は前の実施態様
におけるオルダム継手の代わりに駆動されるスクロール
端板82−2とのスクロールの遊び端板102−2の同時的
回転運動を生ぜしめることにより代替的に延在部材120
及び120−1の代替部材として代替的に作用出来る。オ
ルダム継手を含む延在部材120と駆動用のリング130はこ
の代替実施態様に示されていないが、これは延在ばね31
0−2の性質を明瞭にする目的のみからなされているこ
と及びオルダム継手部材は特に所望ならばこの実施態様
に適用可能であることが理解される。従って、引張りば
ね310は在る実施態様においては、個々のスクロール端
板と軸方向整合でき、過剰圧力がスクロール・ラップ80
−2と100−2の間に発生される場合又は圧縮不能流体
がスクロール・ラップに入る場合では、スクロール・ラ
ップの側面の間の間隙における半径方向変化または分離
を可能に出来る。これは引張りばね310により与えられ
る引張り力がこれら過剰圧力により克服されることによ
り達成され、延在ばね310−2はオルダム継手等が使用
されていない場合には半径方向の変化と軸方向の整合を
可能にするよう延在している。勿論、先に説明した如
く、延在部材とリングを使用している間に軸方向整合を
提供すべく単独で引張りばねたる延在ばね310−2を使
用することも可能であろう。
第2代替実施態様はまた、スクロール装置の過剰な軸
方向揺動を防止する代替スラスト軸受を開示している。
下方主要軸受ハウジング112−2にはスクロール遊び軸
短軸104−2の周わりに配設された環状スラスト軸受320
−2を有する上方肩部115−2が備えてある。この下方
の環状スラスト軸受320−2は焼結青銅材料で作成可能
であるか又はころ軸受又は玉軸受に出来且つばねに出来
又は弾力的に設置出来る。こうした環状スラスト軸受32
0−2の構造は一般にスラスト軸受の構造が当技術の熟
知者によって一般的に理解されていると思われるので詳
細には説明しない。
スクロール装置は駆動軸の直径D−2より小さい遊び
軸短軸の直径I−2又は第8図に示される如く圧力均衡
室108−2に対する排出圧力以下に圧縮された流体を提
供するスクロール端板80−2とスクロール・ラップ100
−2の中間室と流体連通状態にある圧力伝達穴106−2
を代替的に設けることにより下方の環状スラスト軸受32
0−2と接触するよう偏寄される。スクロール・ラップ8
0−2及び100−2、駆動軸84−2及び回転子44−2の重
量により与えられる力の少なくとも一部分が環状スラス
ト軸受320−2により支持されるよう遊び軸短軸104−2
上に作用する力は駆動軸84−2上に作用する力より比較
的小さい。
第2の代替的実施態様の更に他の特徴は下方の軸受油
供給システム330−2である。この軸受油供給システム3
30−2は中央フレーム部分32−2の下方面210−2内の
穴332−2、下方主要軸受ハウジング112−2内の穴334
−2、穴332−2と穴334−2の間を接続する潤滑剤供給
管336−2から成っている。作動にあたり、潤滑剤は穴3
32−2を通じ、潤滑剤溜め200−2から潤滑剤供給管336
−2内に排出圧力流体により流され、下方軸受ハウジン
グの穴334−2に流れ、そこで潤滑剤は下方主要軸受110
−2を潤滑する。潤滑剤供給管は把持スリーブ338−2
により個々の穴内に固定される。中間圧力流体が圧力均
衡室108−2内で使用される場合、その潤滑剤の流れは
増強されるが、下方主要軸受110−2を通じて密閉殻体2
6−2の吸引圧力部分にいたる排出圧力流体の僅かの漏
洩が原因で排出圧力流体が圧力均衡室108−2内で利用
される場合は下方の軸受油供給システム330−2が言う
迄もなく機能することは理解されよう。
付加的な潤滑剤に対する必要性が下方主要軸受110−
2に対し必要とされる場合の任意の実施態様における圧
縮機アッセンブリー20に対しこの軸受油供給システム33
0−2が僅かの改変を以って適用可能であることは明ら
かであろう。
第9図及び第10図は引張りばねたる延在ばね310−2
を突出塊300−2と302−2に接続する別の装置を開示し
ている。第9図は引張りばねたる延在ばね310−2のフ
ック状端部を受け入れる適当な孔304−2を備えた突出
塊300−2と302−2を示し、一方、第10図は引張りばね
たる延在ばね310−2のフック状端部を把持するため突
出塊300−2と302−9を周方向に横切って延在する溝30
6−2が装備された突出塊300−2及び302−2を示す。
前掲の実施態様の場合と同様、中央フレーム部分30−
2の下方の密閉殻体26−2に対し適当に相対的に回転さ
せることにより組立中に半径方向の整合が最初達成され
る。本発明のこの第2実施態様におけるスクロール・ラ
ップの側面の間隙の調節はまた、引張りばねたる延在ば
ね310−2に与えられた張力を所望のレベルに調節する
よう作用する。
代替的な第3実施態様が全体的に第11図ないし第14図
に開示されている。好適な代替的第1実施態様の場合と
同様、延在部材120−3はスペース・リング130−3内の
スロット132−3を通じ且つスクロールの遊び端板102−
3内の駆動スロット140−3を通じて延在している。然
し乍ら、第3部分128−3はフォーク状にされ、遠心枢
着素子342−3を受入れるスロットを提供する。延在部
材120−3のフォーク状部分たる第3部分128−3と遠心
枢着素子342−3には遠心枢着素子342−3と延在部材12
0−3を枢軸的に接続する枢着ピン346−3を受入れる対
応する孔344−3が備えてある。遠心枢着素子342−3は
スクロール装置の回転中に質量中心CPmが遠心枢着素子3
42−3を同時的に上方向と外方に枢軸運動させるよう孔
344−3上方の質量中心CPmを備えている。遠心枢着素子
342−3は、スロット付き部分がる第3部分128−3内に
嵌合する且つ枢着ピン346−3用の孔344−3を含む枢着
アーム348−3と、球状下端部を有する上方に向けられ
た円錐切欠き352−3を有する棒部分350−3とから成っ
ている。上方に向けられた切欠きたる円錐切欠き352−
3は円錐切欠き352−3の球状底部とスクロールの遊び
端板102−3内の対応する球状くぼみ356−3の間に延在
するリンク棒354−3を含む。リンク棒354−3の端部は
円錐切欠き352−3と遊び端板の球状くぼみ356−3に対
応するよう丸くされ、かくしてスクロール端板82−3と
遊び端板102−3の相対的軌道運動はスクロール装置の
回転中に容易に吸収される。遠心枢着素子342−3とリ
ンク棒354−3の平面図を第13図に示す。
第2代替実施態様の場合と同様、駆動軸84−3、回転
子44−3の重量及び駆動軸直径D−3上に作用する圧力
の結果生ずるスクロール装置の軸方向力の一部分を吸収
するためスラスト軸受320−3が備えてある。
第14図はスクロール装置が非作動状態にある場合の遠
心枢着素子342−3の位置を示す。この位置において質
量中心CPmを通じて作用する遠心枢着素子342−3の質量
は遠心枢着素子342−3をスクロールの遊び端板102−3
から落下させる。第11図及び第12図は遠心枢着素子342
−3が上方作動位置にある場合の圧縮機アッセンブリー
20−3を示す。
本発明のこの第3実施態様は圧縮機アッセンブリー20
−3に非作動時における負荷のかからない軸方向整合状
態を提供する利点を備えている。励起後、モーター40−
3が速度を早めるのに伴ない、遠心枢着素子342−3が
作動位置に移動し、駆動軸84−3と遊び軸短軸104−3
上に作用する排出気体圧力により発生された軸方向整合
力と協働してスクロール・ラップ・チップ180−3及び1
82−3上に軸方向整合荷重を生ぜしめる。従って、圧縮
機アッセンブリー20−3が励起されると、モーター40−
3でもたらされる荷重が最初極めて小さく、圧縮機の速
度増加に伴ない遠心枢着要素342−3の作用により自動
的に全負荷に移動する。更に、スクロール装置の端板82
−3と遊び端板102−3の相対的軌道運動を吸収すべく
リンク棒354−3の丸くなった端部は円錐切欠き352−3
と球状くぼみ356−3と協働するので、リンク棒354−3
は作動時に極めて低い摩擦係数を有する。他の点では第
3代替実施態様の作動は以前説明した好適実施態様の作
動と類似している。
第15図及び第16図は実質上第3代替実施態様の内容と
類似している第4代替実施態様を開示している。この第
4代替実施態様において、延在部材120−4の端部分128
−4は截頭状態にされ、枢着ピン346−4に対する孔344
−4は遠心枢着素子342−4の質量中心CPmの上方に相対
的に移動される。遠心枢着素子342−4は孔344−4の半
径方向外方及び下方に位置付けられた質量中心CPmにて
配列されるので、圧縮機アッセンブリー20−4が作動状
態にある場合、丸くされたスラスト面358−4は遊び端
板102−4と摺動係合する。この第4実施態様におい
て、スクロールの遊び端板102−4はスラスト面358−4
と接触するよう延在した外側半径部分を有している。好
適には、スラスト面358−4は遠心枢着素子342−4の上
面上の丸くされた突出部になろう。
環状スラスト肩部360−4はスクロール装置の上方向
スラストを受入れるよう中央フレーム部分32−4の下方
面210−4から下方に延在している。この上方向スラス
トを達成するため、直径I−4は直径I−4上に作用す
る排出流体の圧力が駆動軸の直径D−4上に作用する排
出流体の圧力と圧縮機アッセンブリー20−4内のスクロ
ール装置の構成要素の重量の組合せ値を越えるような比
において直径D−4より大きくなっている。環状スラス
ト肩部360−4の潤滑作用は、圧縮機アッセンブリー20
−4の作動中に上方主要軸受38−4を通じ、次に環状ス
ラスト肩部360−4と駆動される端板82−4の間に流れ
る潤滑剤により達成される。
作動にあたり、この第4代替実施態様は実質上第3代
替実施態様と同じである。然し乍ら、第4代替実施態様
の圧縮機アッセンブリー20−4の作動はスクロールの遊
び端板102−4がスクロールの駆動される端板82−4に
対して相対的に軌道運動する場合のスラスト面358−4
とスクロールの遊び端板102−4の間の摩擦が原因で第
3代替実施態様の圧縮機アッセンブリー20−3の作動よ
り僅かに効率が低くなろう。第4代替実施態様の利点は
その構造上の簡易性にある。
当技術の熟知者は圧縮機アッセンブリー20の各種適用
例に対するこうした値を容易に演算出来るものと思われ
るので、直径I及びDの値は特に与えられていない。然
し乍ら、例示的な圧縮機アッセンブリー20は以前説明し
た如く、冷凍システム又は空調システムに使用するため
5トンないし15トンの容量範囲に出来よう。こうしたシ
ステムにおいては殻体の吸引孔52に見られる冷媒流体の
圧力は典型的には0ないし7kg/cm2(0ないし100psi)
の範囲内にあり、一方殻体の排出孔50における圧縮機ア
ッセンブリー20により与えられた流体冷媒排出圧力は典
型的には14ないし28kg/cm2(200ないし400psi)の範囲
内になろう。回転子44と中央駆動軸84の結合重量は2.4
ないしし16.8kg(5ないし35ポンド)の範囲内が予期さ
れよう。従って直径Iは例えば、圧縮機アッセンブリー
20の通常の作動中にスクロールの遊び軸短軸104の軸方
向スラスト荷重がスクロール装置の直立第1インボリュ
ート・スクロール・ラップ80と第2遊びスクロール・ラ
ップ100及び回転子44を支持するよう直径Dの125%とな
ろう。これは圧縮機アッセンブリー20内の軸方向荷重を
スラスト軸受が吸収して圧縮機アッセンブリー20の構成
と維持上のコストを低減化し一方、その作動効率を増加
させる要件をなくすことが出来よう。
〔発明の効果〕
代替的に、前述した全ての実施態様においては圧力伝
達穴106をなくし潤滑油が溜め200からの排出圧力にて供
給される場合、下方の軸受油供給システム330を通じて
供給される潤滑油による圧力均衡室108の加圧を提供出
来る。これは下方の環状軸受110の一定圧力潤滑と、直
径Iで定められる遊び軸短軸104の平面図面積上の一定
均衡圧力を確実にしよう。更に、例えば、潤滑剤供給管
336内にスロットル弁又は(図示せざる)ベンチュリー
を提供することにより遊び軸短軸104上に与えられる均
衡圧力を制御するため排出圧力からしぼられる中間圧力
の潤滑油を提供することも出来よう。管内を流れる流体
の圧力又は容積を制御する方法と装置は当技術の熟知者
に良く知られているので、潤滑油流れの圧力又は容積を
制御する特定の例はここで詳細に説明する必要はないと
思われる。
また、スクロール装置の吸引圧力部分と排出圧力部分
の間を付加的にシールするため上方主要軸受38と下方の
環状軸受110に軸受シールを設けることが望ましいであ
ろう。上方主要軸受38と下方の環状軸受110として前述
したころ軸受又は玉軸受を利用しているスクロール装置
においてはこうした軸シールはこれらの形式の軸受が密
閉殻体22の排出圧力部分たる上方部分24から吸引圧力部
分たる下方部分26への流体又は冷媒の流れを防止するの
に有効ではないところから、こうした軸シールは必須の
ものであろう。
圧縮機アッセンブリー20はスクロール装置の先行技術
に対し事実上進歩したものである。圧縮機の軸方向スラ
スト荷重に起因する摩擦損失は中央駆動軸84と遊び軸短
軸104の直径I及びDを通じての圧力均衡により最低に
低減化出来、一方、同時に、圧縮の正味効率は代替実施
態様で示される如く、延在部材又は引張りばねを通じて
各端板上に作用する偏寄部材により維持される。更に、
2個のスクロールの間に配設される特殊なクランク機構
の要件は組立中におけるスクロール・ラップ側面の間の
間隙を調節する目的で密閉殻体内に非同心スクロール軸
線を設けることにより除去される。これは実質上高価で
時間のかかる高精度の機械加工過程の要件を低減化す
る。駆動軸と遊び軸を支持するこうした多軸受に対する
必要性、典型的には協働回転するスクロールのスクロー
ル・ラップ内に不要な摩耗を生ぜしめる非整合が個々の
スクロール・ラップ端板を直結する偏寄装置により除去
される。環状ばね負荷スラスト軸受はまた、協働回転す
るスクロール装置の軸方向揺動を防止する一方、最低の
摩擦損失を同時に維持する装置を提供する。潤滑剤溜め
から潤滑剤を提供するよう排出流体の圧力を利用するこ
とは潜在的に維持が困難で高価なポンプ構成要素を密閉
殻体内に設ける必要性をなくすと共に圧縮機アッセンブ
リー20内での維持にかかる潜在的要件を低減化する。従
って、圧縮機アッセンブリー20は従前のスクロール装置
より実質的に簡単で、信頼性があり且つ効率的であるこ
とが理解されよう。
本発明の好適実施態様と代替実施態様に対する改変に
ついては前掲の特許請求の範囲内で当技術の熟知者には
明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を具体化している協働回転型スクロール
流体装置の横断面図、 第2図は好適実施態様におけるスクロール装置の拡大部
分横断面図、 第3図は第2図の断面線3−3におけるスクロール装置
の横断面図、 第4図は本発明の密閉殻体構成要素とスクロール装置の
分解横断面図、 第5図は第4図の断面線5−5における殻体構成要素の
1つの配列におけるスクロール装置の横断面図、 第6図は第4図の断面線5−5における本発明の密閉殻
体構成要素の第2配設におけるスクロール装置の第2配
設状態を示す一部破断断面図、 第7図は本発明の第1代替実施態様におけるスクロール
装置の拡大部分横断面図、 第7A図は第7図の揺動制限スラスト軸受の拡大横断面
図、 第7B図は第7A図の環状ばねの横断面図、 第8図は第2代替実施態様における協働回転するスクロ
ール装置の拡大部分横断面図、 第9図は断面線9−9における第8図のスクロール装置
の横断面図、 第10図は第8図の断面線9−9における横断面図での第
2代替実施態様のスクロール装置の任意の実施態様を示
す一部破断断面図、 第11図は第3代替実施態様におけるスクロール装置の拡
大部分横断面図、 第12図は第11図の断面線12−12における第11図の代替実
施態様の横断面図、 第13図は第11図の断面線13−13における第11図の代替実
施態様の偏寄機構の横断面図を示す一部断面図、 第14図は非作動位置における第11図の代替実施態様のス
クロール装置の部分横断面図、 第15図は第4代替実施態様における本発明のスクロール
装置の部分横断面図、 第16図は第15図の断面線16−16における第15図の代替実
施態様の横断面図、 第17図は本発明を適切に採用可能な冷凍システム又は空
調システムを模式的に示す説明図である。 〔符号の説明〕 20:スクロール型流体装置、40:モーター、80:直立第1
インボリュート・スクロール・ラップ、82:駆動スクロ
ール端板、100:第2遊びスクロール・ラップ、15:第1
スクロール部材圧縮板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート イー.アッター アメリカ合衆国 ウイスコンシン州 54650 オナラスカ,ハウザー ロード エヌ5591 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04C 18/02 311

Claims (67)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体装置であって、 端板、前記端板の一側に配置された駆動軸及び前記端板
    の他側に配置された直立インボリュート部分を有し、更
    に前記端板の他側にて全体的に前記直立インボリュート
    部分に対して平行に延在する前記端板の中心を挟んで相
    互に反対側に位置する駆動キー部分と把持部分を有する
    2個の延在部材を含む第1スクロール部材; 前記延在部材の前記把持部分に固定された圧縮板; 前記第1スクロール部材の端板と前記圧縮板の間にあ
    り、端板、前記第1スクロール部材の前記直立インボリ
    ュート部分との差しはさみ係合のため前記端板の一側に
    配設された直立インボリュート部分、前記端板の中心を
    挟んで相互に反対側に配設された2個の遊び駆動キー及
    び前記端板の他側に配設された遊び軸を有する第2スク
    ロール部材; 前記第2スクロール部材の端板を前記圧縮板から偏寄さ
    せる装置;及び 前記第1スクロール部材の駆動軸を回転させる装置から
    成る流体装置。
  2. 【請求項2】前記第2スクロール部材が前記第1スクロ
    ール部材により回転自在に駆動されるように前記第1ス
    クロール部材を前記第2スクロール部材に連係する装置
    を含む請求項1に記載の流体装置。
  3. 【請求項3】前記連係する装置がその中心を挟んで相互
    に反対側に配設された2個のスロットを有する環状リン
    グを含み、前記各スロットが前記第1スクロール部材の
    前記延在部材の1つを摺動可能に受入れる請求項2に記
    載の流体装置。
  4. 【請求項4】前記連係する装置がその中心を挟んで相互
    に反対側に配設された2個のスロットの2対を含む前記
    2対のスロットの一方の対のスロットが前記延在部材駆
    動キー部分と摺動係合し前記他方の対の摺動スロットが
    前記遊び駆動キーと摺動係合することで前記第2スクロ
    ール部材が前記第1スクロール部材と同時的に回転され
    る請求項3に記載の流体装置。
  5. 【請求項5】前記第1スクロール部材圧縮板が全体的に
    平面状で且つ前記第1スクロール部材端板と平行な請求
    項4に記載の流体装置。
  6. 【請求項6】前記第2スクロール部材を前記第1スクロ
    ール部材圧縮板から偏寄させる前記装置が更にばねを含
    む請求項5に記載の流体装置。
  7. 【請求項7】前記ばねが圧縮ばねである請求項6に記載
    の流体装置。
  8. 【請求項8】前記駆動軸が排出ギャラリーを含み、前記
    遊び軸が前記流体装置の軸方向圧力均衡をなす圧力均衡
    室を含む請求項6に記載の流体装置。
  9. 【請求項9】流体装置であって、 密閉殻体; 前記密閉殻体内に配設され、端板、前記端板の一側に配
    設された直径Dの軸および前記端板の他側に配設された
    直立インボリュート部分を有する第1スクロール部材; 前記密閉殻体内に配設され、端板、前記第1スクロール
    部材の前記直立インボリュート部分との差しはさみ係合
    のため前記端板の一側に配設された直立インボリュート
    部分及び前記端板の他側に配設された直径Iの軸を有す
    る第2スクロール部材; 前記第2スクロール部材端板を前記第1スクロール部材
    端板に向って偏寄させ前記個々の端板の間の接続を行な
    う偏寄装置; 前記第1スクロール部材の軸を駆動可能に回転する装
    置;及び 前記第2スクロール部材の軸を回転自在に支持する装置
    から成る流体装置。
  10. 【請求項10】前記偏寄装置は各端板を軸方向での相互
    の分離摺動が可能に接続する請求項9に記載の流体装
    置。
  11. 【請求項11】前記偏寄装置が前記第1スクロール部材
    端板を前記第2スクロール部材端板に接続する複数個の
    ばねより成り、この複数個のばねは相互に差しはさみ係
    合する前記第1及び第2スクロール部材の端板の周囲の
    円周方向等間隔位置に配置される請求項9に記載の流体
    装置。
  12. 【請求項12】前記直径Iが前記直径Dより大きい請求
    項9に記載の流体装置。
  13. 【請求項13】前記密閉殻体の軸線と同軸的な軸受ハウ
    ジングを有するフレームを設け、前記軸受ハウジング内
    には前記第1スクロール部材の直径Dの軸が回転可能に
    支持され、前記フレームは前記直径Dの軸と同心的な環
    状溝を定め、前記環状溝内には環状スラスト軸受が配設
    され、前記環状溝内において前記環状スラスト軸受と前
    記フレームの間には前記環状スラスト軸受を前記第1ス
    クロール部材端板へと偏寄するための環状ばねが配設さ
    れる請求項12に記載の流体装置。
  14. 【請求項14】前記直径Iが前記直径Dと等しくなって
    いる請求項9に記載の流体装置。
  15. 【請求項15】前記直径Iが前記直径Dより小さい請求
    項9に記載の流体装置。
  16. 【請求項16】前記第2スクロール部材軸を回転自在に
    支持する前記装置が更に内部に環状軸受を有するハウジ
    ングと前記第2スクロール部材端板と摺動係合している
    環状スラスト軸受を有する肩部から成る請求項15に記載
    の流体装置。
  17. 【請求項17】前記偏寄装置は前記第2スクロール部材
    端板に形成された圧力伝達孔と前記第2スクロール端板
    の他側に配設された圧力均衡室を備え、前記圧力伝達孔
    は前記圧力均衡室を前記第1スクロール部材と前記第2
    スクロール部材の間で圧縮される流体に連通し、圧縮さ
    れた流体は前記圧力伝達孔を介して前記第1スクロール
    部材と前記第2スクロール部材の間から前記圧力均衡室
    に連通して前記第2スクロール部材を前記第1スクロー
    ル部材の方向へ押圧する請求項10に記載の流体装置。
  18. 【請求項18】前記流体は、前記第1スクロール部材端
    板と前記第2スクロール部材端板との間での圧縮を受け
    た気体である請求項17に記載の流体装置。
  19. 【請求項19】前記気体は排出圧力にある請求項18に記
    載の流体装置。
  20. 【請求項20】前記気体は中間圧力にある請求項18に記
    載の流体装置。
  21. 【請求項21】前記偏寄装置は、前記第2スクロール部
    材端板を前記第1スクロール部材端板に向かって偏寄す
    るために排出圧力にある潤滑剤を利用する請求項10に記
    載の流体装置。
  22. 【請求項22】流体装置であって、 端板、前記端板の一側に配設された駆動軸及び前記端板
    の他側に配設された直立インボリュート部分を有する第
    1スクロール部材、直径Dを有する前記駆動軸、更に前
    記端板の他側にて全体的に前記直立インボリュート部分
    に平行に延在する前記端板の中心を挟んで相互に反対側
    に位置する2個の延在部材を含む前記第1スクロール部
    材、駆動キー部分と把持部分を有する前記延在部材; 端板、前記第1スクロール部材の前記直立インボリュー
    ト部分と差しはさみ係合するよう前記端板の一側に配設
    された直立インボリュート部分、前記端板の中心を挟ん
    で相互に反対側に配設された2個の遊び駆動キー及び前
    記端板の他側に配設された遊び軸、直径Iを有する前記
    遊び軸を有する第2スクロール部材; 前記第2スクロール部材端板を偏寄する装置; 前記第1スクロール部材駆動軸を回転させる装置;及び 前記延在部分の前記駆動キー部分と前記第2スクロール
    部材の前記遊び駆動キーに係合する4個のスロットを有
    し、前記第1スクロール部材の回転が前記第2スクロー
    ル部材の回転を生起するように前記第2スクロール部材
    を前記第1スクロール部材に連係する装置から成る流体
    装置。
  23. 【請求項23】前記流体装置は、第1部分と第2部分と
    を有する密閉殻体を含み、前記第1部分及び第2部分は
    それぞれ軸線を有する請求項22に記載の流体装置。
  24. 【請求項24】前記密閉殻体の前記第1部分は前記第1
    スクロール部材の駆動軸を回転させるための前記装置を
    含み、前記第1スクロール部材の駆動軸は前記密閉殻体
    の前記第1部分の前記軸線と平行でかつこれから偏心し
    て配置され、前記密閉殻体の前記第2部分は前記第2ス
    クロール部材の遊び軸を回転可能に支持する装置を含
    み、前記第2スクロール部材の遊び軸は前記密閉殻体の
    前記第2部分の軸線に平行でかつこれから偏心して配置
    される請求項23に記載の流体装置。
  25. 【請求項25】前記密閉殻体の前記第1部分の軸線が前
    記密閉殻体の前記第2部分の軸線と整合するように前記
    密閉殻体の前記第2部分に対して前記密閉殻体の前記第
    1部分を位置付けることが可能な請求項24に記載の流体
    装置。
  26. 【請求項26】前記第1スクロール部材の駆動軸の回転
    軸線は前記密閉殻体の前記第1部分の軸線から偏心して
    配置され、前記第2スクロール部材の遊び軸の回転軸線
    は前記密閉殻体の前記第2部分の前記軸線及び前記第1
    スクロール部材の駆動軸の回転軸線の両者から偏心して
    配置されている請求項25に記載の流体装置。
  27. 【請求項27】前記第1スクロール部材端板と前記第1
    スクロール部材とが更に排出ギャラリーを含む請求項22
    に記載の流体装置。
  28. 【請求項28】前記直径Iが前記直径Dより大きい請求
    項22に記載の流体装置。
  29. 【請求項29】前記直径Iが前記直径Dと等しい請求項
    22に記載の流体装置。
  30. 【請求項30】前記直径Iが前記直径Dより小さい請求
    項22に記載の流体装置。
  31. 【請求項31】前記第2スクロール部材遊び軸を回転可
    能に支持する装置を含み、前記第2スクロール部材遊び
    軸を回転可能に支持する前記装置がスラスト面を有し、
    前記スラスト面が前記第2スクロール部材の端板に摺動
    係合する請求項30に記載の流体装置。
  32. 【請求項32】流体装置であって、 第1母線軸線C1を有する第1部分と第2母線軸線C2を有
    する第2部分を含む密閉殻体; 前記密閉殻体内に配設され、端板、前記第1母線軸線C1
    を有する平行回転軸線Aと更に排出孔を定める軸方向穴
    を有する前記端板の一側に配設された軸、前記端板の他
    側に配設された直立インボリュート・ラップ、前記端板
    の他側にて前記端板の中心を挟んで相互に反対側に配置
    され前記直立インボリュート・ラップに対し全体的に平
    行に延在する2個の延在部材を含む第1スクロール部
    材; 前記延在部材に固定された圧縮板; 前記第1スクロール部材端板と前記圧縮板の間で前記密
    閉殻体内に配設され、端板、前記第1スクロール部材の
    前記直立インボリュート・ラップと差しはさみ係合する
    よう前記端板の一側に配設された直立インボリュート・
    ラップを有する第2スクロール部材、前記端板が更に前
    記第2母線軸線C2を有する平行回転軸線Bを有する前記
    端板の他側に配設された軸を含むこと、前記第2スクロ
    ール部材の前記軸が更に軸方向穴を含むこと; 前記第2スクロール部材端板を前記第1スクロール部材
    圧縮板から偏寄する装置; 前記第1スクロール部材の軸を駆動可能に回転するモー
    ター; 相互に差しはさみ係合する前記第1スクロール部材のイ
    ンボリュート・ラップと前記第2スクロール部材のイン
    ボリュート・ラップの間の間隙を調節する装置;及び 前記第2スクロール部材の軸を回転自在に支持する装置
    から成る流体装置。
  33. 【請求項33】前記第2スクロール部材の軸を回転自在
    に支持する前記装置が更に密閉殻体の前記第2部分内の
    環状ハウジングから成り、前記環状ハウジングが前記第
    2スクロール部材の軸を回転自在に支持する環状軸受を
    含む請求項32に記載の流体装置。
  34. 【請求項34】前記第1スクロール部材圧縮板が全体的
    に平面状であり、前記第1スクロール部材端板に対して
    相対的に平行になっている請求項33に記載の流体装置。
  35. 【請求項35】前記第2スクロール部材を前記第1スク
    ロール部材圧縮板から偏寄させる前記装置が更に圧縮ば
    ねを含む請求項34に記載の流体装置。
  36. 【請求項36】環状摺動スラスト・リングが前記ばね及
    び前記第2スクロール部材端板と係合する請求項35に記
    載の流体装置。
  37. 【請求項37】流体を吸引圧力から比較的高い排出圧力
    に圧縮する流体圧縮機であって、第1母線軸線C1の周わ
    りに作成された円筒状リップを有する第1部分と第2母
    線軸線C2の周わりに作成された円筒状肩部を有する第2
    部分を含み個々の母線軸線C1及びC2を含む共通軸線Cを
    有する密閉穀体、前記密閉穀体の組立中に前記共通軸線
    Cの周わりに位置付け可能な前記第1部分と前記第2部
    分; 前記密閉殻体内に配設される第1スクロール部材、前記
    第1スクロール部材はそれから直立インボリュート・ラ
    ップが延在する端板を有し、前記端板は前記直立インボ
    リュート・ラップに対し平行であり同一方向に延在する
    2個の延在部材及び前記インボリュート・ラップと前記
    2個の延在部材が延在する方向とは反対の方向に前記端
    板から延在する直径Dの駆動軸を含み、前記駆動軸は前
    記母線軸C1に対して平行な回転軸線Aと排出ギャラリー
    を定める軸方向穴を有すること; 前記延在部材に固定された圧縮板; 前記第1スクロール端板と前記圧縮板の間で前記密閉殻
    体内に配設された第2スクロール部材、前記第2スクロ
    ール部材が前記第1スクロール部材の前記直立インボリ
    ュート・ラップと差しはさみ係合する直立インボリュー
    ト・ラップを有する端板、前記端板の中心を挟んで相互
    に反対側に配置される2個の遊び駆動キー、及び圧力伝
    達孔を有すること、前記端板がまた、前記第1スクロー
    ル部材の前記2個の延在部材に係合する2個の間隙スロ
    ットを有すること、前記端板が更に前記直立インボリュ
    ート・ラップとは反対の側に前記母線軸線C2及び前記駆
    動軸の回転軸線Aに平行な回転軸線Bを有する直径Iの
    遊び軸を含むこと; 前記延在部材と前記遊び駆動キーに係合する4個のスロ
    ットを有する環状リング; 前記第2スクロール部材端板と前記第1スクロール部材
    圧縮板を偏寄接続するばね; 前記密閉殻体の前記第1部分内にあって前記駆動軸に接
    続されたモーター;及び 前記遊び軸を回転自在に支持する環状下方軸受ハウジン
    グから成る流体圧縮機。
  38. 【請求項38】前記圧縮機が前記下方軸受ハウジング内
    に配設された軸受を含み、前記遊び軸が前記軸受内に回
    転可能に配設される請求項37に記載の圧縮機。
  39. 【請求項39】前記密閉殻体の前記第1部分が前記排出
    圧力にある流体を含み、前記密閉殻体の前記第2部分が
    前記吸引圧力にある流体を含む請求項38に記載の圧縮
    機。
  40. 【請求項40】前記第1スクロール部材と前記第2スク
    ロール部材が前記密閉殻体の前記第2部分内に配設され
    た請求項39に記載の圧縮機。
  41. 【請求項41】前記密閉殻体が更に前記密閉殻体の前記
    第1部分と第2部分を分離するフレームを含み、前記フ
    レームが更に潤滑剤を受入れる目的で前記密閉殻体の前
    記第1部分内に溜めくぼみを定める請求項40に記載の圧
    縮機。
  42. 【請求項42】前記フレームが更に密閉殻体の前記第1
    部分から前記第2部分へ潤滑剤の調整された量を供給す
    る目的で前記溜めくぼみと前記密閉殻体の前記第2部分
    の間を接続する通路を含む請求項41に記載の圧縮機。
  43. 【請求項43】前記フレームが更に前記駆動軸と係合す
    る軸受を内部に有する軸受孔を定める請求項41に記載の
    圧縮機。
  44. 【請求項44】前記フレームが更に前記軸受孔内に配設
    された前記軸受に調整された量の潤滑剤を提供するよう
    前記溜めくぼみと前記軸受孔を接続する潤滑剤通路を定
    める穴を含む請求項43に記載の圧縮機。
  45. 【請求項45】前記フレームが更に前記モーターを支持
    するよう作動する請求項41に記載の圧縮機。
  46. 【請求項46】前記下方軸受と前記下方軸受ハウジング
    と前記遊び軸とが協働して圧力均衡室を定める請求項38
    に記載の圧縮機。
  47. 【請求項47】前記駆動軸が直径Dで定められた平面図
    面積を有し、前記駆動軸が排出圧力流体にさらされる請
    求項46に記載の圧縮機。
  48. 【請求項48】前記遊び軸が直径Iで定められた平面図
    面積を有し、前記第2スクロール部材の前記圧力伝達孔
    は前記圧力均衡室及び前記圧縮機の作動中に排出圧力に
    ある前記第1及び第2スクロール部材の差しはさみ係合
    状態のラップの間の領域に連通し、前記遊び軸は、前記
    圧力伝達孔を介して前記圧力均衡室に連通する排出圧力
    流体にさらされる請求項47に記載の圧縮機。
  49. 【請求項49】前記遊び軸が直径Iで定められた平面図
    面積を有し、前記第2スクロール部材の前記圧力伝達孔
    は前記圧力均衡室及び前記圧縮機の作動中に中間圧力に
    ある前記第1及び第2スクロール部材の差しはさみ係合
    状態のラップの間の領域に連通し、前記遊び軸は前記圧
    力伝達孔を介して前記圧力均衡室に連通する中間圧力流
    体にさらされる請求項47に記載の圧縮機。
  50. 【請求項50】前記遊び軸が直径Iで定められる平面図
    面積を有し、前記遊び軸が排出圧力の潤滑剤にさらされ
    る請求項47に記載の圧縮機。
  51. 【請求項51】前記遊び軸が直径Iで定められた平面図
    面積を有し、前記殻体は潤滑剤溜めを定め、前記潤滑剤
    溜めは前記圧縮機が作動中に排出圧力にさらされ、前記
    潤滑剤溜めから前記下方軸受ハウジグへと潤滑剤を連通
    する装置を含み、前記潤滑剤を連通する前記装置は前記
    潤滑剤の圧力を中間圧力へと低減するためのベンチュリ
    部分を含み、前記遊び軸が前記中間圧力にて潤滑剤にさ
    らされる請求項47に記載の圧縮機。
  52. 【請求項52】前記第1スクロール部材圧縮板が全体的
    に平面状であり且つ前記第1スクロール部材端板に対し
    て相対的に平行になっている請求項47に記載の圧縮機。
  53. 【請求項53】前記圧縮板が前記下方軸受ハウジングの
    周わりに半径方向に配設された中央孔を含む請求項51に
    記載の圧縮機。
  54. 【請求項54】前記密閉殻体が更に、前記第1インボリ
    ュート・ラップと前記第2インボリュート・ラップの間
    に維持される間隙寸法を調節し、前記第1母線軸線C1
    らの前記第1スクロール部材軸の回転軸線Aの第1オフ
    セットと前記第2母線軸線C2からの前記第2スクロール
    部材軸の回転軸線Bの第2オフセットで構成された装置
    を含み、かくして前記密閉殻体の前記第1部分と第2部
    分が組立中に前記第1スクロール部材と前記第2スクロ
    ール部材の間で前記オフセットの総和から成る最大軌道
    半径を定め且つ前記オフセットの差から成る前記第1ス
    クロール部材と前記第2スクロール部材の間の最小軌道
    半径を定めるよう位置付け可能である請求項37に記載の
    圧縮機。
  55. 【請求項55】前記第1オフセットが前記第2オフセッ
    トより小さい請求項54に記載の圧縮機。
  56. 【請求項56】前記第2オフセットが前記第1オフセッ
    トより小さい請求項54に記載の圧縮機。
  57. 【請求項57】前記直径Iが前記直径Dと等しい請求項
    37に記載の圧縮機。
  58. 【請求項58】前記第2スクロール部材軸を回転自在に
    支持する前記装置が更に内部に環状軸受を有するハウジ
    ングと前記第2スクロール部材端板と摺動係合する状態
    で環状スラスト軸受を上に有する肩部から成る請求項57
    に記載の圧縮機。
  59. 【請求項59】前記直径Iが前記直径Dより小さい請求
    項37に記載の圧縮機。
  60. 【請求項60】前記直径Iが前記直径Dより大きい請求
    項37に記載の圧縮機。
  61. 【請求項61】前記第2スクロール部材軸を回転自在に
    支持する前記装置が更に密閉殻体の前記第2部分内の環
    状溝で構成され、前記環状溝が更に前記第2スクロール
    部材遊び軸を回転自在に支持する環状軸受を含む請求項
    60に記載の圧縮機。
  62. 【請求項62】流体を吸引圧力から比較的高い排出圧力
    に圧縮するスクロール圧縮機装置であって、端板及び前
    記端板の一側に配設された直径Dの駆動軸を有する駆動
    スクロール部材、前記端板の他側に配設された直立イン
    ボリュート・ラップ、前記端板の他側において前記端板
    の中心を挟んで相互に反対側に配置され前記直立第1イ
    ンボリュート・ラップに対し全体的に平行に延在する2
    個の延在部材を含む前記端板、更に駆動キー部分と把持
    部分を有する前記各延在部材、回転軸線Aを有し更に排
    出ギャラリーを定める軸方向穴を有する前記駆動軸; 前記延在部材の前記把持部分に固定され前記把持部分の
    間に延在する圧縮板; 前記駆動スクロール端板と前記圧縮板の間の遊びスクロ
    ール部材、端板を有する前記遊びスクロール部材、前記
    駆動スクロール部材の前記直立インボリュート・ラップ
    と差しはさみ係合するよう前記端板の一側に配設された
    直立第2インボリュート・ラップ、前記端板の中心を挟
    んで相互に反対側に配置される2個の間隙スロットを定
    める前記端板、前記間隙スロットは前記インボリュート
    ・ラップの半径方向外側で前記駆動スクロール部材の前
    記延在部材の前記駆動キー部分を貫通し、更に、回転軸
    線Bを有する直径Iの遊び軸を他側に設けた前記端板; 前記遊びスクロール部材端板と前記圧縮板を偏寄接続す
    るばね; 第1母線軸線C1の周わりに作成された円筒状リップを有
    する第1排出圧力部分及び第2母線軸線C2の周わりに作
    成された円筒状肩部を有する第2吸引圧力部分を含む密
    閉殻体、前記密閉殻体の前記吸引圧力部分内に配設され
    た前記駆動スクロール部材と前記遊びスクロール部材、
    個々の母線軸線C1及びC2を含む共通軸線Cを有する前記
    密閉殻体、前記第1母線軸線C1からの前記第1スクロー
    ル部材軸の回転軸線Aの第1オフセット及び前記第2母
    線軸線C2からの前記第2スクロール部材軸の回転軸線B
    の第2の実質的に大きいオフセットから成る前記第1イ
    ンボリュート・ラップと前記第2インボリュート・ラッ
    プの間に維持される間隙寸法を調節する装置を含み、か
    くして前記第1スクロール部材と前記第2スクロール部
    材の間の前記オフセットの和から成る最大軌道を定め且
    つ前記オフセットの差から成る前記駆動スクロール部材
    と前記遊びスクロール部材の間の最小軌道を定めるべく
    前記密閉殻体の組立中に前記密閉殻体の前記第1部分と
    第2部分が位置付け可能であること、前記密閉殻体が更
    に前記排出圧力部分内に潤滑剤溜めを定める中央フレー
    ム部分と前記駆動軸を受け入れる孔を含むこと、前記中
    央フレーム部分が潤滑剤通路を定める穴を有すること; 前記密閉殻体の前記排出圧力部分内に配設されたモータ
    ー、前記モーターが潤滑剤を通過させる環状空間を間に
    定める回転子と固定子を有すること、前記回転子が前記
    駆動軸に接続されていること;及び 前記吸引圧力部分内の環状下方軸受ハウジング、前記下
    方軸受ハウジングが内部に軸受を有すること、前記軸受
    が前記遊び軸を回転自在に支持すること、前記下方軸受
    ハウジングと前記遊び軸が更に協働して圧力均衡室を定
    めることから成るスクロール圧縮機装置。
  63. 【請求項63】前記遊びスクロール部材端板は圧力伝達
    孔を定め、前記圧力伝達孔は前記圧力均衡室と前記駆動
    スクロール部材及び前記遊びスクロール部材の差しはさ
    み係合状態のラップとの間に通路を定める請求項62に記
    載の圧縮機装置。
  64. 【請求項64】前記スクロール圧縮機が更に排出圧力潤
    滑剤を前記圧力均衡室に供給する装置を含む請求項62に
    記載のスクロール圧縮機装置。
  65. 【請求項65】前記スクロール圧縮機装置が更に前記密
    閉殻体内の前記潤滑剤溜めから前記圧力均衡室へ潤滑剤
    を供給する装置を含み、前記潤滑剤を供給する装置は、
    前記潤滑剤の前記圧力均衡室への給送前に前記潤滑剤の
    圧力を中間圧力へ低減する請求項62に記載のスクロール
    圧縮機装置。
  66. 【請求項66】前記第1オフセットが前記第2オフセッ
    トより小さい請求項62に記載のスクロール圧縮機装置。
  67. 【請求項67】前記第2オフセットが前記第1オフセッ
    トより小さい請求項62に記載のスクロール圧縮機装置。
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