JPH04272403A - 最適のカプリングを有する共回転式スクロール装置 - Google Patents

最適のカプリングを有する共回転式スクロール装置

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JPH04272403A
JPH04272403A JP3318598A JP31859891A JPH04272403A JP H04272403 A JPH04272403 A JP H04272403A JP 3318598 A JP3318598 A JP 3318598A JP 31859891 A JP31859891 A JP 31859891A JP H04272403 A JPH04272403 A JP H04272403A
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JP3318598A
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Robert E Utter
ロバート イイ.アッター
Daniel R Crum
ダニエル アール.クラム
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C17/00Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
    • F01C17/06Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
    • F01C17/066Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C1/00Rotary-piston machines or engines
    • F01C1/02Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F01C1/0207Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F01C1/023Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where both members are moving
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にスクロール装置に
関し、特に、両スクロール部材を同時に回転させるため
スクロール間を駆動接続するカプリングを有する共回転
式スクロール型流体装置に関し、このカプリングはスク
ロール部材の回転中、スクロール装置の垂れの安定性を
増強するように仕組まれている。
【0002】
【従来の技術】流体の圧縮又は膨張のためのスクロール
装置は典型的なものでは、それぞれの軸のまわりに生じ
る2個の直立して互いにはまり合う螺旋ラップで成る。 それぞれの各巻きラップは端板上に装着され、他方のそ
れぞれのスクロールラップの端板と接触、又は接触に近
い状態に配置された先端を有する。各スクロールラップ
の側面は、移動線上で接触、又は接触に近い状態で、他
方のそれぞれのスクロールラップの側面に隣接し、複数
の移動室を形成する。スクロールラップの相対的な軌道
運動次第で、前記移動室はスクロールラップの放射方向
に見て外側の端部からスクロールラップの放射方向で内
側の端部まで移動して流体を圧縮し、或いは、それぞれ
のスクロールラップの放射方向の内端から移動して流体
を膨張させる。これらのスクロールラップは、移動室の
形成を行うために、スクロールを相対的に回転しない動
きに制限する駆動機構によって相対的な軌道運動を描く
ように置かれる。スクロールラップの発生及操作の一般
的原理は、例えば米国特許No.801,182のよう
に多くの特許に記載されている。
【0003】従来、共回転スクロール装置を開発する努
力がなされてきた。その装置は、それぞれのスクロール
ラップ部材間に必要な軌道運動を発生させるために平行
な片寄り軸で両スクロールラップを同時に回転運動させ
る。しかしながら、今日、商業上成功しているスクロー
ル装置は、ほとんど、共回転式スクロール装置によって
成功をおさめようとするとき、種々の困難があるために
固定型のスクロールで軌道を描くスクロール型のものと
なっている。
【0004】典型的なものとしての共回転式スクロール
装置では、多くの回転軸受が必要とされるが、これは機
械の信頼性と効率を低下させてしまう。さらに、典型的
な共回転式スクロール装置は軸方向のスクロールの分離
を防ぐため各スクロール端板に作用するスラスト軸受を
必要とするので、その機械の動力要件を事実上増大させ
、さらに、その機械に対する信頼性を事実上低下させた
【0005】スクロール装置について解決しなければな
らない他の問題は、それが流体の圧縮に使用されても、
減圧に使用されても、それに拘らず、スクロールラップ
に形成された部屋に残る流体から生じる力である。これ
らの力は、スクロール部材の端板にかかる流体圧から生
じる軸方向の分離力の分力と、スクロールラップそれ自
体にかかる流体圧から生じる放射方向の分離力とを含む
。さらに、スクロール部材内で圧縮される流体により分
離力は、スクロール部材が回転する時に周期的に変化す
る。この周期的な変化は2つの要素の関数である。その
第1の要素は、各回転中、スクロールのラップによって
形成される各圧縮室の瞬間的な位置づけである。この部
屋の位置づけは所与のクランク角で、スクロール装置の
中心に対する部屋の中心の角度と放射方向の配置との関
数である。第2の要素は、圧縮流体の実際の圧力であっ
て、これは流体が含まれる圧縮室の瞬間的な位置づけに
従って変化し、それぞれのスクロールラップの放射方向
の内端からその放射方向の外端へと減退する。これらの
要素は結合してモーメントを発生し、圧縮室の位置に瞬
間的に中心が生じ、その位置に瞬間的に流体圧が生じる
。スクロール部材に作用する結果的な傾斜モーメントは
各圧縮室によって生じる純モーメント効果である。その
傾斜モーメントはスクロール部材の回転軸に対して垂直
方向へ作用し従って、スクロール部材を傾斜させる。 傾斜モーメントの大きさはスクロール部材の回転中、種
々のクランク角位置で一段と大きくなるので、実際の傾
斜は或るクランク角位置で生じるが、それは他の位置で
は、スクロール部材に十分にかかる他の力によって防止
される。実際の傾斜は回転中、スクロール部材の揺動又
は垂れとして見られる。
【0006】典型的なものでは、これは、分離流体力に
対抗してスクロール部材の端面を圧縮するように作用す
る軸方向の力を提供することにより、さらに比較的大き
な軸受を備えることによって解決される。これらの軸方
向の圧縮力は典型的なものでは、例えばスラスト軸受や
ばねのような手段によって機械的に誘発され、また、ス
クロール端板の反対側にかかる流体圧によって誘発され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール装置
は、傾斜モーメントが克服されるまでスクロール端板に
かかる軸方向の力を単に大きくすることによって、そし
て、傾斜中に生じる軸の不整列を防ぐため、スクロール
部材の軸を支持する大型軸受を備えることによって、さ
らには構成要素の製造トレランスを減退させることによ
って、垂れの影響に対応してきた。これらの解決法は全
て、スクロール装置の構成要素の寸法や数を増加させ、
その投資額を増し、スクロール装置の操作寿命をも短縮
させた。
【0008】これらの解決法はまた、スクロール装置の
性能にも同様に、悪影響を与える。軸方向の力は所与の
操作状態で一定しているので、軸方向の力のかかり方は
、傾斜モーメントの分離効果が低い時でさえ、比較的高
い状態のままであった。これはスクロールの殆んどの回
転周期中、典型的なものとしてよく見られる。従ってス
クロール周期のうち多くのクランク角位置でスクロール
ラップの先端には、不必要に大きな力が作用し、その結
果、摩擦と磨耗が不必要に生じ、動力の消費も大きく、
総効率を損失する。
【0009】更に、軸方向の力のかかりが比較的高い時
でさえ、スクロール装置の回転中、或るクランク角位置
にスクロール部材の傾斜が生じる。スクロール部材が下
垂するとき、スクロールのラップ先端は反対側のスクロ
ール端板から瞬間的に分離する。このことは流体を高圧
圧縮室から低圧室へ送り、その流体を再度圧縮する必要
があり、かくしてそのスクロール装置の総効率を低下さ
せてしまう。
【0010】スクロールを同時に回転させるためスクロ
ール部材を結合させるカプリングを有する共回転式スク
ロール装置において、追加モーメントはこの装置のカプ
リングの作用によって生じる。これはカプリング質量の
回転によるものであり、それはスクロール部材の両軸線
間に限定された点のまわりを回転する。カプリングの回
転中心はスクロール部材の中心と一致しないので、スク
ロール部材はそのスクロール部材の軸線に対するカプリ
ング質量の片寄りによって生じるモーメントによってカ
プリングにより垂下する。カプリングの垂下を生じさせ
る影響もまた、カプリング質量の重心がカプリングの物
理的中心と同一ではない場合に一段と増強されるのでそ
のカプリング質量の片寄りも増大する。
【0011】カプリングの傾斜の影響に対応する典型的
な解決法はスクロール部材それ自体に使用される解決法
と同じであって、同一結果が見られる。
【0012】従って、本発明の目的は、最少量の動力を
用いながら最大の効率を与え、かくして、消費動力が最
少ですみ、駆動装置も安価であるようなスクロール装置
を提供することである。
【0013】本発明のもうひとつの目的は、駆動カプリ
ングの適切な配置によって回転スクロール装置のスクロ
ール部材の純傾斜モーメントを低下させ、緩和させるよ
うなスクロール装置を提供することである。
【0014】本発明のさらにもうひとつの目的は、構造
が簡単で操作上の信頼性が高いような共回転式スクロー
ル装置を提供することである。
【0015】本発明のさらにもうひとつの目的は、比較
的適応性があり、操作時、損傷しにくいような共回転式
スクロール装置を提供することである。
【0016】最後に、本発明の目的は、大量生産により
比較的安価で、適切なスクロール装置を提供することで
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、2つの
同時に回転するスクロール部材を有する共回転式スクロ
ール装置において少くとも1個のスクロール部材の回転
上の安定性を増強する方法と装置に関し、各スクロール
部材は端板と、スクロールラップを有し、このスクロー
ルラップは、他方のスクロールラップと互いにはまり合
い結合する少くとも1個の巻き部分を有し、さらに他方
のスクロール部材の軸線に平行な軸線上で回転する。
【0018】もっと詳しく言えば、本発明は共回転式ス
クロール装置において、片方又は両方のスクロール部材
を結合するカプリングを有し、そして、スクロール部材
の同時回転を保証するためオルダム型駆動カプリングと
して使用される。このカプリングの形は種々、容易に変
えることができるけれども、このカプリングはそのカプ
リングの重心を位置づける質量(mass)を有する。 この重心は、カプリングの質量が最も傾斜し易いクラン
ク角位置の範囲内でスクロール部材内に生じた傾斜モー
メントとは反対のモーメントを生じさせるように配置さ
れる。 そのようにして発生したこのカプリングモーメントは緩
和モーメントと呼ばれる。もうひとつの実施例において
、そのカプリングはまた、カプリングの重心の配置をさ
らに変えるためにカプリングにさらに質量が配置されて
いる。スクロール部材の傾斜モーメントとは反対向きの
モーメントを発生させることによって、回転中、スクロ
ール部材の垂れの安定性を増強することができる。本発
明の方法によれば、スクロール部材、又は傾斜モーメン
トに作用する流体の力から生じる瞬間的モーメントの大
きさはスクロール部材の回転を通して放射方向の各点、
又は各位置に対して決定される。これから、スクロール
部材に作用する最大傾斜モーメントや、最大傾斜モーメ
ントがそこを介して作用するクランク角位置の範囲を見
い出すことができる。緩和モーメントとも呼ばれる、カ
プリングによって生じる瞬間的モーメントはまた、カプ
リングの質量と、カプリングの重心の相対的位置との関
数として決定することもできる。スクロール部材の決定
された最大傾斜モーメントを十分に緩和し、または減退
させるに必要なカプリングの角配置もそれから決定され
る。そのカプリングはそれからスクロール部材の垂れを
減らすために所定の角配置に配置される。
【0019】本発明を適切に使用することのできる典型
的な共回転式スクロール装置をも提示する。
【0020】
【実施例】スクロールコンプレッサー組立体として図1
に全体を示すスクロール型流体装置が符号20で示され
る。本発明の好ましい実施例として、密封スクロールコ
ンプレッサー組立体を示し、そのスクロール装置20は
スクロールコンプレッサー20又はコンプレッサー組立
体20と呼ぶこともできる。本発明の特徴は流体エキス
パンダーや流体ポンプとして作用するスクロール装置や
、密封型のスクロール装置にも同様に容易に使用できる
ことは明らかである。
【0021】好ましい実施例において、このコンプレッ
サー組立体20は上方部分24と、下方部分26と、前
記上方部分24と下方部分26との間を伸長する中心外
側シェル27と、その中心外側シェル27の内部に取付
られた中間中心枠部分28とを有する密封シェル22を
含む。外側シェル27はほぼ円筒形本体をなし、中心枠
部分28はほぼ円筒形、即ち環状外側部分30と、その
一端を横切って配置された中心部分32とによって限定
される。中心枠部分28の環状外側部分30は外側シェ
ル27内に密封状に適合するようなサイズを有している
ので、それは嵌合、溶接、或いはその他の適切な手段に
よって外側シェル内に適合する。
【0022】中心枠部分28と一体的に形成されている
のは、ほぼ円筒形の上部軸受ハウジング34であって、
このハウジングは環状外側部分30の軸線と事実上共軸
をなす。その上部軸受ハウジング34の中心を通って軸
方向へ駆動軸穴36が伸長する。上部主軸受38は駆動
軸穴36内に配置される。好ましくは、上部主軸受38
は例えば、焼結青銅又はその類似材料で形成されるが、
その中の回転負荷を受容するためローラー又はボール型
軸受にすることもできる。
【0023】密封シェル22の上方部分24と中心シェ
ル部分27との内部に、モーター40が配置される。こ
のモーター40は好ましくは、ローター44のまわりに
周囲方向にステーターを配置した単相、又は3相電気モ
ーターであって、そのローターとステーターとの間に環
状スペースがあって、ステーター42内でローター44
が自由に回転しうると共に潤滑材又は冷媒流体を流動さ
せうる。
【0024】二者択一型モーター40とそのモーター4
0の取付手段は本発明にも同様に、適切に使用できるこ
とはこの技術に熟達した人々にとって容易に明らかとな
るであろう。例えば、ステーター42は中心シェル部分
27内に嵌合により取付けることができる。又、複数の
長いボルト又はキャップねじ(図示せず)を使って、ス
テーター板の適切な開口を通って中心枠部分28のねじ
穴へ貫通させることにより、モーター40を密封シェル
22内に固定することもできる。
【0025】このスクロール装置は第1の、即ち駆動ス
クロール部材76と、第2の、即ち遊びスクロール部材
78とを有し、その各部材は直立した巻きスクロールラ
ップと、それに巻き結合する他のそれぞれのスクロール
ラップとを有する。第1スクロール部材76はほぼ平坦
な駆動スクロール端板82と一体的に形成された直立し
た第1の巻きスクロールラップ80を有する。駆動スク
ロール端板82は直立巻きスクロールラップ80とは反
対方向へ伸長する中心駆動軸84を有する。その駆動軸
84の中心軸線の中心を通って伸長する穴によって排出
空所86が画成される。
【0026】排出空所86は駆動スクロール端板82を
貫通するほぼ中心穴によって画成される排出開口88と
流体で連通している。駆動軸84はさらに、その中で自
由に回転適合するため上部主軸受38を通って軸方向へ
伸長する第1の大径部分90と、ローター44を通って
軸方向へ伸長し、そのローターに取付られる第2の小径
部分92とを有する。ローター44は駆動軸84のロー
ター部分92に、それらの間の嵌合のような手段によっ
て固定され、または、並置されたキー路にある動力伝達
キーによって固定される。
【0027】第2の、即ち遊びスクロール部材78は受
動スクロールラップ80と介在接触状に配置された第2
の遊びスクロールラップ100を有する。この遊びスク
ロールラップ100は遊び端板102から伸長する直立
巻きである。2本の直線状遊びキースタッブ103が図
3に示すように遊び端板102から上方へ伸長する。こ
の遊びキースタッブ103は遊びスクロールラップ10
0の外側で放射方向に対向した位置に配置される。遊び
スタッブ軸104は遊びスクロールラップ100とは反
対方向へ遊び端板102から伸長する。
【0028】駆動スクロール部材76を第1スクロール
部材と呼び、遊びスクロール部材78を第2スクロール
部材と呼ぶことは、説明し易くするために任意の呼び名
であって、これに制限する意味ではないことは理解され
ねばならない。従って、遊びスクロール部材78を第1
スクロール部材と呼び、駆動スクロール部材76を第2
スクロール部材と呼んでも、同様に間違いではない。
【0029】焼結青銅材料で形成されるスリーブ型軸受
、またはローラー、又はボール型軸受で成る環状軸受1
10は、第2、即ち遊びスクロール部材78を回転自在
に支持する支持手段として下部密封シェル部分26と一
体的に形成された遊び軸受ハウジング112を構成する
環状壁内に配置される。
【0030】好ましい実施例において、駆動スクロール
端板82はスクロールラップ80と平行に伸長する2個
の放射方向へ対向して位置する伸長部材120を有する
。これらの伸長部材120は、駆動スクロール端板82
の外周の近くの位置から伸長し、端部分122を有する
。伸長部材120はまた、スクロール80と100が相
互にはまり合って結合する時、遊びキースタッブ103
の位置から放射方向へほぼ90°移動した位置に配置さ
れる。
【0031】好ましくは、伸長部材はスクロール部材7
6の中心線、即ちその回転軸線を含む線E−E上に配置
される。伸長部材は従って、互いに事実上、180°角
移動した位置に配置される。同様に遊びキー103はス
クロール部材78の中心線、即ち回転軸を含む線K−K
上に配置されるので、その遊びキーは、互いに事実上1
80°放射方向に移動して配置される。
【0032】リング130の形をしたカプリングは遊び
スクロール部材の端板102上に摺動結合状態でおかれ
る。リング130は環状をなし、スクロールラップ80
、100の放射方向の外面のまわりを非接触状態で伸長
し、さらに、2対の対向して配置されたスロット132
を構成するため、リング130の環状本体のまわりに約
90°の等間隔を放射方向においた位置にカプリングリ
ング130を通って形成された4個の直線で成るキース
ロット132a、132b、132c、132dを有す
る。それらのスロット132aと132cが第1対をな
し、スロット132bと132dが第2対をなす。特に
、第3図に示すように、リング130は4つのほぼ直線
状の広がり部分を有し、そこを通ってスロット132が
画成されるので、それらのスロット132は摺動結合状
態で駆動キーを適応させるような適切な寸法に形成され
る。
【0033】リング130は好ましくは、スチール、ア
ルミニウム、或いはスクロール部材76、78間に回転
トルクを適切に伝達することのできる同様の材料で形成
されるので、リング130の実際の形はカプリングリン
グ130から求められる所望の適度のモーメントによっ
て幾分、決まる。リング130はそのリング130の環
体の種々の部分の質量が多少異なるように形成されてお
り、下記のように、適切に緩和したモーメントを得るた
めに、機械的手段又は他の手段によって1個以上の付加
的質量ma 140がかけられることがわかる。例えば
、放射方向の厚みが一定しているようなリング130を
形成するためには、カプリングリング130の質量(m
ass)の中心mc 、即ち重心cg をカプリング1
30の中心に置くようにし、また、放射方向の厚み、ま
たは高さ(軸方向へ測って)が異るようなリング130
にするには、カプリング130のまわりに質量が不均等
に分布され、カプリングリング130の質量の中心mc
 、即ち重心cg が偏心的に配置されるようにするこ
ともできる。
【0034】この技術に熟達した人々はまた、伸長部材
120、遊びキー103及びリング130によってカプ
リング手段の実施例を種々形成しうることを認識してい
る。例えば、カプリング手段はキーとスロットの組合わ
せをいくつも包含する、例えば、リング130に伸長部
材120を備えそこにキー103を取付け、それぞれの
スクロール端板にスロットを形成するという具合いであ
る。スクロール装置20に適度のモーメントを生じさせ
るために、重心を移動させることのできるスクロール部
材の同時回転を保証するような機能的に等しいカプリン
グ手段があることも明らかである。
【0035】図2には、スクロールコンプレッサー組立
体20は、冷却システム、又はエアコンディショニング
システムに一般に使用されるような流体システムの排出
開口50とその流体システムへの吸引開口52の所に接
続した状態で示されている。この技術に熟達した人々に
とって、これがスクロールコンプレッサー組立体20を
適切に使用することのできる1つの流体システムであり
、このスクロールコンプレッサー組立体20を冷却シス
テムやエアコンディショニングシステムに使用すること
は一例であって、それに制限されるものではない事も明
らかであろう。
【0036】スクロールコンプレッサー組立体20に関
連して図2に概略図で示す冷却システムは、シェルの排
出開口50とコンデンサー60との間を接続する排出ラ
イン54を有し、前記コンデンサー60は、冷却システ
ムから熱を放出し、その過程で、典型的には、冷媒を蒸
気から液体の形へ凝縮する。コンデンサー60はライン
62によって膨張装置64に接続される。この膨張装置
64は熱で駆動される弁、或いは電気で駆動される弁で
あって、それは適切なコントローラー、毛管組立体、或
いはその他、このシステムにおいて冷媒を膨張させる適
切な手段によって操作される。ライン66は膨張装置6
4を蒸発器68に接続させ、膨張した冷媒を膨張装置6
4から蒸発器68へ送り、そこで熱が受容され、典型的
には、液状冷媒を蒸気の形に蒸発させる。最後に、冷却
システムの吸引ライン70は、蒸発した冷媒を蒸発器6
8からコンプレッサー組立体20へ移送し、そこで冷却
は圧縮され、冷却システムへ戻される。
【0037】スクロールコンプレッサー装置20を適切
に使用することのできる冷却システムの一般原理はこの
技術分野でよく理解されているので、そのような冷却シ
ステムを構成するために適切な装置及び機構については
、ここではこれ以上詳述しないことにする。そのような
冷却システム又は空調システムは、マルチプルコンデン
サー60、蒸発器68、或いはその他の構成要素及びサ
ブクーラーや冷却ファンのようなものと共に、並列型又
は直列型で接続したコンプレッサー組立体20の多数ユ
ニットを含むことはこの技術に熟達した人々にとって明
らかである。
【0038】図3、図4は図1の横断面図であって、本
発明を一段と明瞭に示す。線φ0 は駆動スクロール部
材76の軸線Dと、遊びスクロール部材78の軸線Iと
を通って限定される。これらの軸線は固定されるので、
線φ0 もまた、スクロール装置20の基準線として固
定され、これは順次、スクロール装置の構成部材の角度
的配置の基準となる線として使用される。線φ0 もま
た、クランク角点ゼロを表わし、それぞれのスクロール
ラップ80と100の外端がはじめに他方のそれぞれの
スクロールラップと接触し、第1室、即ち外側室を閉鎖
する点を表わす。
【0039】基準線φ0 は第1スクロール76及第2
スクロール78と共軸をなし、両スクロールの軸線Dと
I間の中心に配置された中心線Cを横切って伸長する。 これは図5にもっと明瞭に示されており、Oは軸線Dと
Iとの間の偏り距離を限定し、線Cはこれらの軸線から
Oの1/2の距離に配置される。
【0040】図3において、カプリングリング130の
重心cg は線φ0 から角φ3 に角度をもって配置
され、緩和モーメントを生じさせる。カプリングモーメ
ント130は、伸長部材120と遊びキー103とに摺
動状に接触する時、スクロール部材の下向きの安定性を
増強する手段で成る。説明し易くするために、カプリン
グリング130の角度φ1 は伸長部材120を通る線
EEを限定すると考えられ、角度φ2 は線KKがφ0
 から移動した角度を表わす。
【0041】カプリングリング130がカプリング13
0の物理的中心と一致する重心cg を有する時、cg
 は中心線Cから距離rの所に配置される。カプリング
リング130の重心cg は線φ0 から角度φ3 の
所に配置される。これは図3の中心部分を拡大した図4
に一層明瞭に示されている。重心cg の実際の位置は
スクロール装置の回転時に変化するので、角度φと距離
rはスクロール装置が図3に開示された位置にある時、
重心cg の配置を限定することはこの技術に熟達した
人々にとって理解されるであろう。従って、重心cg 
はカプリング手段の実際の実施例によって、心臓形通路
に、又は他の曲線通路に従う。
【0042】ここで図5を参照すればスクロール装置2
0に対するスクロールラップ80、100内の流体力の
影響が明瞭に示されている。この図はこれらの力の影響
を誇張して示したものである。図示の力の分力は所与の
力の実際の数量を示そうとするものではなくて、その力
の作用する方向を表わす。スクロールラップそれ自体と
、伸長部材120と、カプリング130と、キー103
を削除することにより各スクロールにそれらが作用する
力と方向を一層明確に示す。
【0043】図5は、図3に示すように、5つの部屋C
1 〜C5が形成される角位置でとったスクロール装置
20の横断面を表わす。各部屋は軸方向の分離力aと放
射方向の分離力sとを発生させる。例えば、部屋C1 
は端板82にかかる軸方向の分離力として力のベクトル
a1 を発生させ、遊びスクロール端板102から駆動
スクロール端板82を分離させるように働き、放射方向
の分離力、即ち力のベクトルs1 はスクロールラップ
80に作用して、第2スクロールラップ100から分離
させる。 力のベクトルa1 とs1 は両方とも、スクロール部
材の回転軸に対して直角に第1スクロール部材76を回
転、又は傾斜させる。軸方向の総分離力aはベクトルの
合計a1 +a2 +a3 +a4 +a5 に等しく
、放射方向の純分離力sは、ベクトルの合計s1 +s
2 +s3 +s4 +s5 に等しい。分離力の純効
果は流体の力と部屋の位置と寸法が変化するという事実
により第1スクロール部材76の回転軸からオフセット
される力sを発生させることである。その結果、瞬間的
に傾斜モーメントmt が生じる。このモーメントmt
 はスクロール部材76に作用して角度デルタdとして
示される傾斜、又は垂下を生じさせる。部屋は同一放射
方向の角度位置に配置され流体の力も同じであるが、ス
クロール部材76、78の軸線は片寄っているので、各
部屋の力は各スクロール部材76、78に対して傾斜モ
ーメントmt を生じさせる。従って、部屋C1 〜C
5 の力は角度デルタiとして示されるスクロール部材
78の傾斜、即ち垂下を生じさせる。 前記角度デルタiはそれぞれのスクロール部材の軸を支
持する軸受の数、種類や寸法の相違や、それぞれのスク
ロール部材の端板にかかる圧迫力の差により、スクロー
ル部材76に生じる角度デルタdとは相異する。スクロ
ールラップ80、100は典型的には、デルタiとデル
タdが異なる時に分離する。
【0044】この計算はそれぞれのスクロール部材76
、78に対する回転周期の各角位置に対してくり返され
ねばならない。図5に示すように、軸線Dを通って作用
する軸方向のバイヤス力は軸方向のバイヤス手段によっ
て与えられる。この力は軸方向の分離力aを十分に超え
るものでなければならず、さらに、所与のクランク角位
置でスクロール部材の端板82の傾斜を防ぐのに十分な
スクロール先端の接触力を供給しなければならない。 力aが軸線Dを介して作用する軸方向のバイヤス力をこ
える場合、傾斜モーメントmt により傾斜が生じる。 その傾斜はその力が小さくて、分離力aを克服すること
ができず、適切な反作用モーメントを出すこともできな
いほど、力aがスクロールの軸方向のバイヤス力より小
さい時でさえ生じる。
【0045】図6は、カプリング130なしに、スクロ
ール部材の回転中、スクロール部材76又は78の片方
に作用する瞬間的なモーメントの分析を示す。クランク
角位置は線図の水平軸線上の0°〜360°(1回転)
間で線φ0 から測定した時のそれぞれのスクロール部
材の角位置を指している。その時、垂直軸は各角位置で
遭遇するモーメントを開示する。各位置で瞬間的な純モ
ーメントを表わす例示曲線は、スクロール部材の1回転
に対して大まかにみて曲線をなす。
【0046】図7は、スクロール部材の回転中、それら
のスクロール部材76、又は78の片方に作用する瞬間
的なモーメントを示し、カプリング130のCg は種
々の角度φ3 に配置されφ3 =0°、φ3 =30
°、φ3 =330°を含み、rは一定である。φ3 
=330°に対して瞬間的モーメントを表わすグラフが
最高の最大モーメントを生じさせることが判る。φ3 
=0°の場合の瞬間的モーメントを表わすグラフはより
低い最大モーメントを生じさせる。φ3 =30°の時
、最も低い最高モーメントが例示装置に生じる。これら
のグラフは例示のものであって、本発明を制限するもの
ではない。なぜなら、カプリング手段の配置のために選
択される実際の角度φ3 は、本発明を使用する各スク
ロール装置20に対して変化し、スクロール装置20に
見られる実際の垂れは、その垂れを防ぐための反作用モ
ーメント対角位置における実際の傾斜次第で決まる。
【0047】カプリング130と共に緩和モーメントを
準備することにより、スクロール部材の純モーメントを
低下させる方法は次の工程を踏む。即ち、第1スクロー
ルに作用する瞬間的な傾斜モーメントは各角位置に対し
て決定され、それから、最大傾斜モーメントが作用する
角位置、又はクランク角位置、又は角位置の範囲と共に
最大傾斜モーメントが決定され、第1スクロールの最大
傾斜モーメントを緩和するために必要な緩和モーメント
が決定されるが、それはカプリングリング130の質量
や、所望の緩和モーメントを誘発するためにカプリング
リング130の重心Cg の放射方向及び角度配置φ3
 に基づいており、そして、角度φ1 の所の線EE上
に伸長部材120を配置し、角度φ2 の所のKK線上
に遊びキースタッブ103を配置することによって重心
Cg を角度φ3 の所に配置して、第1及び第2スク
ロール部材を結合させる。好ましくは、最大傾斜モーメ
ントはその最大傾斜モーメントが作用するクランク角位
置の範囲と共に、同様に所望の緩和モーメントが生じる
ように同一方法により第2スクロールについても同様に
決定される。
【0048】前述したように、さらに図8に示すように
、1個以上の付加的質量ma 140が例えば溶接や接
着剤によるように機械的に、又は製造時に一体的に形成
することによって、カプリング130に適用される。質
量ma は重心Cg をカプリング130の軸方向の中
心線から外れて移動させ、カプリング130によって生
じた緩和モーメントを変化させる。しかしながら、角位
置や質量ma の量の決定は、克服すべき傾斜モーメン
トを決定し、その傾斜モーメントのクランク角位置を決
定し、それから、所望の緩和モーメントを生じるように
線Cから距離bの所で、角位置φ4 の所でカプリング
リング130に質量ma を備えることによって行われ
る。
【0049】この技術に熟達した人々にとって、緩和モ
ーメントを備えるためにカプリング130を最適状態に
配置することにより共同回転式スクロール装置20の下
垂の安定性を増強すると、この技術が実質的に改善され
ることは認識されている。このスクロール装置20にお
いては、構成部材を追加する必要がないので、投資費用
も操作時の支出も最低限ですむ。さらに、カプリングに
より与えられる緩和モーメントは必要な軸方向のバイヤ
ス力を減退させるので、傾斜スクロールラップ80、1
00と端板82、102との間の摩擦損も減退させるこ
とができ、そのために、所与の容量に対してスクロール
装置20の動力の消費量が減退し、かくしてもっと小型
で軽いモーター40を使用することができる。従ってあ
らゆる点で、本発明は当初の経費が少くてすみ、スクロ
ール装置20の全効率を改善した実質的な改良体である
。さらに、本発明は冷却システムに有用なスクロール装
置20として例示されているけれども、本発明は、ポン
プ、エキスパンダー流体で駆動される型のエンジンや、
その他の例を含む共回転スクロール装置20の全ての用
途に有用である。同時に、性能が改善され、経費も少く
てすむ。
【0050】本発明の好ましい実施例の変形例も添付の
請求項の範囲内にあることはこの技術に熟達した人々に
とって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した共回転式スクロール装置の横
断面図である。
【図2】本発明を適切に実施する冷却システムを概略的
に示す図である。
【図3】3−3線に沿ってとった図1のスクロール装置
の横断面図である。
【図4】図3の図面の部分拡大図である。
【図5】代表的な共回転式スクロール装置に対する傾斜
モーメントの影響を示す図である。
【図6】傾斜モーメントと緩和モーメントの組合わせと
、共回転式スクロール装置のスクロール部材の回転中、
片方のスクロール部材に作用する軸方向のスクロールの
先端接触力とを示すダイアグラムである。
【図7】スクロール装置の回転中、スクロール部材の片
方に作用する、種々の緩和モーメントと組合わせた傾斜
モーメントを表わすダイアグラムである。
【図8】図3のスクロール装置のもうひとつの実施例を
示す図である。
【符号の説明】
20  スクロールコンプレッサー組立体22  密閉
シェル 76  駆動スクロール部材 78  遊びスクロール部材 80  直立第1巻きスクロールラップ82  駆動ス
クロール端板 84  駆動軸 100  第2の遊びスクロールラップ102  遊び
端板 103  遊びキースタッブ 110  環状軸受 112  遊び軸受ハウジング 120  伸長部材 122  端部分 132a,132b,132c,132d  駆動キー
スロット 130  カプリングリング

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1スクロール端板と、前記第1スク
    ロール端板に配置された第1直立巻き部分を有する第1
    スクロールラップと、前記第1端板に配置された駆動軸
    とを含む第1スクロール部材と、前記第1スクロール部
    材はさらに第1モーメントを有することと、第2スクロ
    ール端板と、前記第2スクロール端板に配置された第2
    の直立巻き部分を有する第2スクロールラップとを有す
    る第2スクロール部材と、前記第2スクロール部材はさ
    らに、第2モーメントを有し、前記第2スクロール巻き
    部分は前記第1スクロール巻き部分と共働してφ0 線
    を限定することと、前記第1スクロール部材と前記第2
    スクロール部材とを連結させるため、緩和モーメントを
    生じさせるカプリング手段と、前記カプリング手段は更
    に、前記スクロール装置の垂れの安定性を増すために緩
    和モーメントを発生させることと、前記第1スクロール
    部材を回転させる手段とで成る共回転式スクロール装置
  2. 【請求項2】  前記カプリング手段は更に、前記φ0
     線から角度φ3 の所に配置された重心を有すること
    を特徴とする、請求項1に記載のスクロール装置。
  3. 【請求項3】  前記カプリング手段の重心はスクロー
    ル装置の中心線Cから距離rの所に放射方向へ移動して
    配置されていることを特徴とする、請求項2に記載のス
    クロール装置。
  4. 【請求項4】  前記カプリングはさらに、そのカプリ
    ングにかけられるモーメント発生質量ma を有するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のスクロール装置。
  5. 【請求項5】  前記質量ma は前記φ0 線から角
    度φ4 の所に配置されることを特徴とする、請求項4
    に記載のスクロール装置。
  6. 【請求項6】  吸引圧流体を含むため吸引圧部分を有
    する密閉シェルと、前記吸引圧部分に配置された第1ス
    クロール部材と、前記第1スクロール部材は外周を有す
    る第1スクロール端板と、前記第1スクロール端板上に
    配置された第1直立巻き部分を含む第1スクロールラッ
    プと、前記第1端板に配置された第1回転軸Dを有する
    駆動軸とを有する事と、前記吸引圧部分に配置された第
    2スクロール部材と、前記第2スクロール部材は第2ス
    クロール端板と、前記第2スクロール端板に配置された
    第2直立巻き部分を有する第2スクロールラップと、前
    記第2スクロールラップはさらに、前記第1スクロール
    ラップと共にφ0 線を限定することと、前記第2端板
    に配置された遊び軸とを有する事と、前記遊び軸は片寄
    り部分Oだけ前記第1回転軸Dから片寄った第2回転軸
    Iを有し、前記第2スクロール部材はさらに、前記第1
    スクロール部材と共働してφ0 線と中心線Cを限定し
    、前記中心線Cはさらに、前記第1軸線Dと前記第2軸
    線Iに平行で、それらの間に等距離を有することと、前
    記第1スクロール部材と前記第2スクロール部材とを連
    結させる緩和モーメント発生用カプリング手段と、前記
    カプリング手段はさらに、緩和モーメントを発生させて
    前記スクロール装置の垂れの安定性を増強するためφ0
     線から角度φ3 の所に重心Cg を有することと、
    前記密封シェルの前記吸引部分に前記遊び軸を回転自在
    に支持する手段と、前記第1スクロール駆動軸を回転さ
    せる手段とで成る、共回転式スクロール装置。
  7. 【請求項7】  前記カプリング手段の重心は中心線C
    から距離rの所に容易に配置されたことを特徴とする、
    請求項6に記載のスクロール装置。
  8. 【請求項8】  前記カプリングはさらに、前記カプリ
    ングにかけられるモーメント発生質量ma を有するこ
    とを特徴とする、請求項7に記載のスクロール装置。
  9. 【請求項9】  前記質量ma は、角度φ4 の所に
    配置されることを特徴とする、請求項8に記載のスクロ
    ール装置。
  10. 【請求項10】  前記質量ma は前記中心線Cから
    距離bの所に配置されることを特徴とする、請求項9に
    記載のスクロール装置。
  11. 【請求項11】  前記モーメント発生質量ma は前
    記カプリングに機械的にかけられることを特徴とする、
    請求項10に記載のスクロール装置。
  12. 【請求項12】  前記モーメント発生質量は前記カプ
    リングに一体的に形成されることを特徴とする、請求項
    10に記載のスクロール装置。
  13. 【請求項13】  冷媒を液体の形に凝縮するコンデン
    サーと、前記コンデンサーから液体冷媒を受容し、その
    冷媒を膨張させる膨張装置と、冷媒を前記膨張装置から
    受容し、その冷媒を蒸気の形に蒸発させる蒸発器と、蒸
    発器から冷媒を受容し、その冷媒を圧縮し、その冷媒を
    コンデンサーへ送るコンプレッサーと、前記コンプレッ
    サーは次のもので成る、即ち、吸引圧流体を入れるため
    吸引圧部分を有する密閉シェルと、前記吸引圧部分に配
    置された第1スクロール部材と、前記第1スクロール部
    材は外周を含む第1スクロール端板と、前記第1スクロ
    ール端板に配置された第1直立巻き部分を有する第1ス
    クロール巻きと、前記第1端板に配置された第1回転軸
    Dを有する駆動軸とを有する事と、前記吸引圧部分に配
    置された第2スクロール部材と、前記第2スクロール部
    材は第2スクロール端板と、前記第2スクロール端板に
    配置された第2直立巻き部分を有する第2スクロールラ
    ップとを有し、前記第2スクロールラップは更に、前記
    第2端板に配置された遊び軸を有し、それは前記第1回
    転軸Dから片寄り部分0だけ片寄ったところに第2回転
    軸Iを有することと、前記第2スクロール部材はさらに
    、前記第1スクロール部材と共働してφ0 線と中心線
    Cとを限定し、前記中心線Cはさらに、前記第1軸線D
    と前記第2軸線Iとに平行をなして、それらの間で等距
    離をおいている事と、前記第1スクロール部材と前記第
    2スクロール部材とを連結する緩和モーメント発生カプ
    リング手段と、前記カプリング手段はさらに、緩和モー
    メントを発生させて前記スクロール装置の垂れの安定性
    を増強するためその重心Cg がφ0 線から角度φ3
     の所に配置される事と、前記密閉シェルの前記吸引部
    分に前記遊び軸を回転自在に支持する手段と、前記第1
    スクロール駆動軸を回転させる手段とで成る、閉鎖ルー
    プ接続体内で冷媒を循環させる冷却システム。
  14. 【請求項14】  第1スクロールの傾斜モーメントを
    有する第1スクロール部材と、前記第1スクロール部材
    にはまりこんで結合する第2スクロール部材とを有し、
    前記第2スクロール部材が第2スクロール傾斜モーメン
    トを有するような共回転スクロール装置の垂れの安定性
    を増強する方法であって、前記第1スクロール傾斜モー
    メントを決定し、前記第2スクロール傾斜モーメントを
    決め、緩和モーメントを発生させるように配置された重
    心Cg を有するカプリングに前記第1スクロール部材
    と第2スクロール部材とを連結させることで成る前記方
    法。
  15. 【請求項15】  角位置の周期を通して回転するよう
    に第1軸線Dを有する第1スクロール部材と、前記第1
    スクロール部材は第1巻きスクロールラップを有する事
    と、角位置の前記周期を通して回転するように第2軸線
    を有する第2スクロール部材と、前記第2スクロール部
    材は前記第1スクロールラップと互いにはまり合い結合
    する第2巻きスクロールラップを有する事と、前記第1
    スクロール部材は第1スクロール傾斜モーメントを発生
    させ、前記第2スクロール部材は第2スクロール傾斜モ
    ーメントを発生させる事とで成る共回転式スクロール装
    置の垂れの安定性を増強する方法であって、前記第1及
    第2のスクロールラップが第1室を形成するφ0 線を
    決め、前記各角位置で前記第1スクロール部材に作用す
    る瞬間的傾斜モーメントを決め、前記第1スクロール部
    材に作用する前記瞬間的傾斜モーメントから、前記第1
    スクロール部材のために第1最大傾斜モーメントを決め
    、第1の最大傾斜モーメントが作用する角位置を決め、
    前記第1の最大傾斜モーメントを緩和させる緩和モーメ
    ントを発生させる質量mc が配置されるφ0 からの
    角度φ3 を決め、前記角度φ3 に配置された重心C
    g に質量mc を有するカプリング手段を発生させる
    ため緩和モーメントに前記第1スクロール部材と前記第
    2スクロール部材とを接触させる工程で成る前記方法。
  16. 【請求項16】  前記各角位置で前記第2スクロール
    部材に作用する瞬間的な傾斜モーメントを決定し、前記
    第2スクロール部材に作用する前記瞬間的傾斜モーメン
    トから、前記第2スクロール部材のための第2の最大傾
    斜モーメントを決定し、さらに第2の最大傾斜モーメン
    トが作用する角位置を決定する工程をさらに有すること
    を特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】  共回転スクロール装置の垂れの安定
    性を増強する方法は、前記第1の最大傾斜モーメントを
    緩和し、前記第2の最大傾斜モーメントを緩和するため
    緩和モーメントを発生させる質量ma が配置されるφ
    0 から角度φ4 を決定する工程をさらに有すること
    を特徴とする、請求項16に記載の方法。
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