JP2938857B1 - 小型滑走艇のドレン排出機構 - Google Patents
小型滑走艇のドレン排出機構Info
- Publication number
- JP2938857B1 JP2938857B1 JP10131629A JP13162998A JP2938857B1 JP 2938857 B1 JP2938857 B1 JP 2938857B1 JP 10131629 A JP10131629 A JP 10131629A JP 13162998 A JP13162998 A JP 13162998A JP 2938857 B1 JP2938857 B1 JP 2938857B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- drain
- drain discharge
- hull
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 外観デザインを損なうことなく、また、運転
者にとっても望ましい位置に配設しうる小型滑走艇のド
レン排出機構の提供。 【解決手段】 小型滑走艇1のハル2の前面に取り付け
られた牽引用フック3と、デッキ6の底部に形成された
ドレン落下孔14と、ハル2におけるフック3の取り付
け部20に形成されたドレン排出孔16と、上記ドレン
落下孔14からドレン排出孔16まで接続されたドレン
排出通路部材18とを備えており、上記ドレン排出孔が
フック3の背面に対向するハル2の部位に穿孔されてお
り、フック3の背面に脚部3bが形成されており、フッ
ク3がハル2に取り付けられたときに脚部3bの介在に
よってハル2の外面とフック3の背面との間に隙間Sが
形成されている。
者にとっても望ましい位置に配設しうる小型滑走艇のド
レン排出機構の提供。 【解決手段】 小型滑走艇1のハル2の前面に取り付け
られた牽引用フック3と、デッキ6の底部に形成された
ドレン落下孔14と、ハル2におけるフック3の取り付
け部20に形成されたドレン排出孔16と、上記ドレン
落下孔14からドレン排出孔16まで接続されたドレン
排出通路部材18とを備えており、上記ドレン排出孔が
フック3の背面に対向するハル2の部位に穿孔されてお
り、フック3の背面に脚部3bが形成されており、フッ
ク3がハル2に取り付けられたときに脚部3bの介在に
よってハル2の外面とフック3の背面との間に隙間Sが
形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型滑走艇のドレン
排出機構に関する。さらに詳しくは、小型滑走艇のデッ
キの凹部等に滞留する水(以下、ドレンという)をその
自重によって船外に排出するためのドレン排出機構に関
する。
排出機構に関する。さらに詳しくは、小型滑走艇のデッ
キの凹部等に滞留する水(以下、ドレンという)をその
自重によって船外に排出するためのドレン排出機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】小型滑走艇は一般に、そのデッキが種々
の必要性から凹凸状に形成されている。特に前部デッキ
にあっては、そこに形成されたストレージケース(荷物
収容ケース)用の開口や船体内換気のための換気口を覆
うためのハッチカバーが配備されているため、ハッチカ
バーに合わせた凹部やハッチカバーの開閉用ヒンジを配
設するための凹部等が形成されている。
の必要性から凹凸状に形成されている。特に前部デッキ
にあっては、そこに形成されたストレージケース(荷物
収容ケース)用の開口や船体内換気のための換気口を覆
うためのハッチカバーが配備されているため、ハッチカ
バーに合わせた凹部やハッチカバーの開閉用ヒンジを配
設するための凹部等が形成されている。
【0003】また、実用新案登録公報(登録番号第25
04376号)に開示された小型滑走艇のように、ハン
ドルポールをデッキ上に揺動し得るように配設したもの
にあっては、デッキ上のハンドルポールの支持部が凹陥
されている。
04376号)に開示された小型滑走艇のように、ハン
ドルポールをデッキ上に揺動し得るように配設したもの
にあっては、デッキ上のハンドルポールの支持部が凹陥
されている。
【0004】したがって、かかる凹部には艇の航走時に
ドレンが滞留したり、船体の水洗時に水が滞留したりす
る。このドレンが上記換気口に流入しないように排出す
る必要がある。
ドレンが滞留したり、船体の水洗時に水が滞留したりす
る。このドレンが上記換気口に流入しないように排出す
る必要がある。
【0005】そこで、図5(a)に示す小型滑走艇51の
前部デッキ52には、その凹部53に滞留したドレンを
船外に排出するために、凹部53の底部にドレン排出用
の孔54が穿孔されており、この孔54からハル55の
側面に穿孔されたドレン排出孔55までドレン排出管5
6が接続されている。
前部デッキ52には、その凹部53に滞留したドレンを
船外に排出するために、凹部53の底部にドレン排出用
の孔54が穿孔されており、この孔54からハル55の
側面に穿孔されたドレン排出孔55までドレン排出管5
6が接続されている。
【0006】図5(b)に示すように、ドレン排出孔55
にはドレンが後方に流れるようにカバー金具57が取り
付けられている。
にはドレンが後方に流れるようにカバー金具57が取り
付けられている。
【0007】このドレン排出孔55およびカバー金具5
7はハルに設けられる場合もあれば、デッキの側面に設
けられることもある。
7はハルに設けられる場合もあれば、デッキの側面に設
けられることもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドレン
排出孔55およびカバー金具57をハルやデッキの側面
に配設すれば、滑らかに形成すべき船体の外表面に突出
物を設けることになってしまい、デザイン上好ましくな
い。また、デッキの側面に配設した場合には上記に加え
て、航走時にドレン排出孔55からの水しぶきが運転者
にかかるので好ましくない。
排出孔55およびカバー金具57をハルやデッキの側面
に配設すれば、滑らかに形成すべき船体の外表面に突出
物を設けることになってしまい、デザイン上好ましくな
い。また、デッキの側面に配設した場合には上記に加え
て、航走時にドレン排出孔55からの水しぶきが運転者
にかかるので好ましくない。
【0009】さらに、小型滑走艇のデッキの側面におけ
る運転者の視角の範囲には、通常はエンジンの冷却水を
排出するための排水孔が形成されている。これは、運転
者が上記冷却水排水孔からの水の排出を見ることによっ
てエンジンが水冷されていることを確認するためのもの
である。したがって、ドレン排出孔55がハルやデッキ
の側面に配設されていると運転者にとって紛らわしいも
のとなる。
る運転者の視角の範囲には、通常はエンジンの冷却水を
排出するための排水孔が形成されている。これは、運転
者が上記冷却水排水孔からの水の排出を見ることによっ
てエンジンが水冷されていることを確認するためのもの
である。したがって、ドレン排出孔55がハルやデッキ
の側面に配設されていると運転者にとって紛らわしいも
のとなる。
【0010】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、小型滑走艇の外観デザインを損なうこ
となく、また、運転者にとっても望ましい位置に配設し
うる小型滑走艇のドレン排出機構を提供することを目的
としている。
れたものであり、小型滑走艇の外観デザインを損なうこ
となく、また、運転者にとっても望ましい位置に配設し
うる小型滑走艇のドレン排出機構を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の小型滑走艇のド
レン排出機構は、ハルの前面に牽引用フックが取り付け
られた小型滑走艇のドレン排出機構であって、デッキの
底部に形成されたドレン排出用の第一孔と、上記フック
の取り付け部に形成されたドレン排出用の第二孔と、上
記第一孔から第二孔まで形成されたドレン排出通路とを
備えてなることを特徴としている。
レン排出機構は、ハルの前面に牽引用フックが取り付け
られた小型滑走艇のドレン排出機構であって、デッキの
底部に形成されたドレン排出用の第一孔と、上記フック
の取り付け部に形成されたドレン排出用の第二孔と、上
記第一孔から第二孔まで形成されたドレン排出通路とを
備えてなることを特徴としている。
【0012】したがって、船体の側面に孔を明ける必要
がなく、外観デザインが向上し、また、排出されるドレ
ンが運転者に向けて飛散することもない。
がなく、外観デザインが向上し、また、排出されるドレ
ンが運転者に向けて飛散することもない。
【0013】そして、上記フックの背面に対向するハル
の部位に上記第二孔を形成することにより、航走時にド
レンを船外に排出するべき第二孔に対する風圧を受けに
くく、また、ドレンが水しぶきとなるのを阻止すること
ができる。
の部位に上記第二孔を形成することにより、航走時にド
レンを船外に排出するべき第二孔に対する風圧を受けに
くく、また、ドレンが水しぶきとなるのを阻止すること
ができる。
【0014】また、上記フックの背面に脚部を形成し、
このフックがハルに取り付けられたときに脚部の介在に
よってハルの外面とフックの背面との間に隙間が形成さ
れるように構成することにより、フックとの干渉が防止
され、ドレンの良好な排出が確保される。
このフックがハルに取り付けられたときに脚部の介在に
よってハルの外面とフックの背面との間に隙間が形成さ
れるように構成することにより、フックとの干渉が防止
され、ドレンの良好な排出が確保される。
【0015】如上のドレン排出機構において、上記ハル
におけるフック取り付け部を凹陥するように形成するこ
とにより、外観デザインが一層向上する。
におけるフック取り付け部を凹陥するように形成するこ
とにより、外観デザインが一層向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、添付図面に示された実施
形態に基づいて本発明のドレン排出機構を説明する。
形態に基づいて本発明のドレン排出機構を説明する。
【0017】図1は本発明のドレン排出機構の一実施形
態が適用された小型滑走艇の一例を示す斜視図である。
図2は図1におけるドレン排出機構を示す一部切欠き正
面図である。図3は図2のドレン排出機構の組立前斜視
図である。図4(a)は図2のドレン排出機構の組立前正
面図であり、図4(b)は図4(a)のドレン排出機構の組
立後を示すIV−IV線断面図である。
態が適用された小型滑走艇の一例を示す斜視図である。
図2は図1におけるドレン排出機構を示す一部切欠き正
面図である。図3は図2のドレン排出機構の組立前斜視
図である。図4(a)は図2のドレン排出機構の組立前正
面図であり、図4(b)は図4(a)のドレン排出機構の組
立後を示すIV−IV線断面図である。
【0018】図1に示されるのが小型滑走艇1であっ
て、そのハル2の前端部中央には牽引用のフック3が取
り付けられている。4は運転者用のシートであり、運転
者はこのシート4に跨ってシート4の前部に配設された
操舵用ハンドル5を操作する。
て、そのハル2の前端部中央には牽引用のフック3が取
り付けられている。4は運転者用のシートであり、運転
者はこのシート4に跨ってシート4の前部に配設された
操舵用ハンドル5を操作する。
【0019】また、デッキ6の側面にはエンジンの冷却
水を排出するための冷却水排水孔7が配設され、カバー
金具7aが取り付けられている。この冷却水排水孔7か
らはエンジンを冷却し終わった水が噴出されている。
水を排出するための冷却水排水孔7が配設され、カバー
金具7aが取り付けられている。この冷却水排水孔7か
らはエンジンを冷却し終わった水が噴出されている。
【0020】8はハッチカバーであり、その前部に配設
されたヒンジ(図示しない)を中心に後部を押し上げる
ことにより開けることができる(図中に二点鎖線で示
す)。ハッチカバー8に覆われたデッキ6の上面には船
体内の換気のための換気口9(図3参照)およびストレ
ージケースを嵌着するための開口部10(図3参照)が
形成されている。
されたヒンジ(図示しない)を中心に後部を押し上げる
ことにより開けることができる(図中に二点鎖線で示
す)。ハッチカバー8に覆われたデッキ6の上面には船
体内の換気のための換気口9(図3参照)およびストレ
ージケースを嵌着するための開口部10(図3参照)が
形成されている。
【0021】11はデッキ6の上面の凹所に溜まるドレ
ンを上記フック3の取り付け部(図4における符号2
0)から船外に排出するためのドレン排出機構である。
ンを上記フック3の取り付け部(図4における符号2
0)から船外に排出するためのドレン排出機構である。
【0022】一般に小型滑走艇のデッキ上面、とくに前
部デッキの上面は種々の目的から凹凸状に形成されてい
る。
部デッキの上面は種々の目的から凹凸状に形成されてい
る。
【0023】図2に示すように、本実施形体では開閉可
能な上記ハッチカバー8が閉止したときに船体の外面を
滑らかな状態になるように、ハッチカバー8に合わせた
形状に凹陥している。さらに、ハッチカバー8のヒンジ
12の取り付けスペース、およびハッチカバー8を開閉
するときのハッチカバー8の前端部8aが回動するスペ
ースを確保するために凹所13が形成されている。この
凹所13にドレンが溜まりやすい。また逆に、上記換気
口9や開口部10にドレンが流入しないように、換気口
9や開口部10よりも低い位置にこの凹所を設けること
もある。
能な上記ハッチカバー8が閉止したときに船体の外面を
滑らかな状態になるように、ハッチカバー8に合わせた
形状に凹陥している。さらに、ハッチカバー8のヒンジ
12の取り付けスペース、およびハッチカバー8を開閉
するときのハッチカバー8の前端部8aが回動するスペ
ースを確保するために凹所13が形成されている。この
凹所13にドレンが溜まりやすい。また逆に、上記換気
口9や開口部10にドレンが流入しないように、換気口
9や開口部10よりも低い位置にこの凹所を設けること
もある。
【0024】したがって、この凹所13の底にはドレン
落下孔14(特許請求の範囲でいう第一孔に該当する)
が穿孔されており、このドレン落下孔14に第一口金具
15が取り付けられている。一方、ハル2における上記
フック3の取り付け部20(図4参照)は凹陥してお
り、この凹陥した奥にはドレン排出孔16(特許請求の
範囲でいう第二孔に該当する)が穿孔されており、この
ドレン排出孔16には後述の第二口金具17が取り付け
られている。また、上記第一口金具15から第二口金具
17まで、ドレン排出通路部材18が接続されている。
これら14、15、16、17、18が上記ドレン排出
機構11を構成している。
落下孔14(特許請求の範囲でいう第一孔に該当する)
が穿孔されており、このドレン落下孔14に第一口金具
15が取り付けられている。一方、ハル2における上記
フック3の取り付け部20(図4参照)は凹陥してお
り、この凹陥した奥にはドレン排出孔16(特許請求の
範囲でいう第二孔に該当する)が穿孔されており、この
ドレン排出孔16には後述の第二口金具17が取り付け
られている。また、上記第一口金具15から第二口金具
17まで、ドレン排出通路部材18が接続されている。
これら14、15、16、17、18が上記ドレン排出
機構11を構成している。
【0025】図3に示すように上記第一口金具15は、
上記凹所13の底面にボルト19によって固定されるべ
きフランジ部15aとドレン落下孔14に挿通される短
管部15bとが一体に形成されたものである。
上記凹所13の底面にボルト19によって固定されるべ
きフランジ部15aとドレン落下孔14に挿通される短
管部15bとが一体に形成されたものである。
【0026】図4に示すように上記第二口金具17は、
ハル2における上記フック3の取り付け部20の外面に
ボルト止めされるべきフランジ部17aとドレン排出孔
16に挿通される短管部17bとが一体に形成されたも
のである。
ハル2における上記フック3の取り付け部20の外面に
ボルト止めされるべきフランジ部17aとドレン排出孔
16に挿通される短管部17bとが一体に形成されたも
のである。
【0027】図2および図3に示すように、ドレン排出
通路部材18は管状の部材であり、その一端は第一口金
具15の短管部15bに外嵌されたうえでクランプ23
によって締結され、他端は第二口金具17の短管部17
bに外嵌されたうえでクランプ23によって締結されて
いる。このドレン排出通路部材18は金属製または硬質
プラスチック製の管であってもよいが、ゴムや軟質プラ
スチック製のものが配管の自由度が向上する点で好まし
い。
通路部材18は管状の部材であり、その一端は第一口金
具15の短管部15bに外嵌されたうえでクランプ23
によって締結され、他端は第二口金具17の短管部17
bに外嵌されたうえでクランプ23によって締結されて
いる。このドレン排出通路部材18は金属製または硬質
プラスチック製の管であってもよいが、ゴムや軟質プラ
スチック製のものが配管の自由度が向上する点で好まし
い。
【0028】図2〜4には上記フック3および第二口金
具17が詳細に示されている。フック3は、ロープ等が
結びつけられるループ部3a、ループ部3aの背面に突
設された一対の脚部3b、および各脚部3bに突設され
たボルト部3cから構成されている。そしてフック3の
取り付けは、その両ボルト部3cを、第二口金具17の
フランジ部17aのボルト孔17c、取り付け部20の
ボルト孔20a、および、取り付け部20の内側に配設
される座金21のボルト孔21aに外側から挿入し、ナ
ット22によって締結する。そのとき、上記脚部3bの
先端とナット22とが第二口金具17のフランジ部17
aとハル2における取り付け部20と座金21とを挟圧
することとなる。そして、フック3の背面はその脚部2
1の存在によって第二口金具17から離間することにな
る。つまり、フック3と第二口金具17との間に隙間S
(図2および図4(b)参照)が生じるの。
具17が詳細に示されている。フック3は、ロープ等が
結びつけられるループ部3a、ループ部3aの背面に突
設された一対の脚部3b、および各脚部3bに突設され
たボルト部3cから構成されている。そしてフック3の
取り付けは、その両ボルト部3cを、第二口金具17の
フランジ部17aのボルト孔17c、取り付け部20の
ボルト孔20a、および、取り付け部20の内側に配設
される座金21のボルト孔21aに外側から挿入し、ナ
ット22によって締結する。そのとき、上記脚部3bの
先端とナット22とが第二口金具17のフランジ部17
aとハル2における取り付け部20と座金21とを挟圧
することとなる。そして、フック3の背面はその脚部2
1の存在によって第二口金具17から離間することにな
る。つまり、フック3と第二口金具17との間に隙間S
(図2および図4(b)参照)が生じるの。
【0029】したがって、図2に示すように、上記凹所
13に溜まるドレンはその自重により、第一口金具15
の短管部15b、ドレン排出通路部材18、第二口金具
17の短管部17b、および上記隙間Sを通って船外に
排出される。
13に溜まるドレンはその自重により、第一口金具15
の短管部15b、ドレン排出通路部材18、第二口金具
17の短管部17b、および上記隙間Sを通って船外に
排出される。
【0030】一般のフック付き小型滑走艇は、本実施形
態のように、そのフックはハッチカバーのヒンジ部用の
凹所のほぼ真下に位置している。
態のように、そのフックはハッチカバーのヒンジ部用の
凹所のほぼ真下に位置している。
【0031】したがって本実施形態のように、上記凹所
13底部の第一口金具15からフック取り付け部20の
第二口金具17にドレン排出通路部材18を接続すれ
ば、凹所13に溜まるドレンは自重によってほぼ鉛直方
向に落下し、速やかに船外に排出される。
13底部の第一口金具15からフック取り付け部20の
第二口金具17にドレン排出通路部材18を接続すれ
ば、凹所13に溜まるドレンは自重によってほぼ鉛直方
向に落下し、速やかに船外に排出される。
【0032】また、第二口金具17はフック3に覆われ
て外部から見えないので従来の小型滑走艇に比べてスッ
キリした外観デザインを得ることができ、しかも、上記
ドレン排出孔16が風圧を受けにくく、また、ドレンが
水しぶきとなるのを阻止することができる。とくに航走
時には船首が上方に傾くので水圧を直接受けにくい。
て外部から見えないので従来の小型滑走艇に比べてスッ
キリした外観デザインを得ることができ、しかも、上記
ドレン排出孔16が風圧を受けにくく、また、ドレンが
水しぶきとなるのを阻止することができる。とくに航走
時には船首が上方に傾くので水圧を直接受けにくい。
【0033】また、前述のごとくフック3の取り付け部
20は凹陥しているので、フック3までもが外方に大き
く突出することはない。
20は凹陥しているので、フック3までもが外方に大き
く突出することはない。
【0034】なお、本実施形態ではデッキ6上面におけ
るハッチカバー8のヒンジ12部が配設される凹所13
にドレン落下孔14を設けたが、本発明ではとくにかか
る凹所13に限定されることはない。デッキ上面のドレ
ンが溜まりやすい凹所の底部に適宜ドレン落下孔14お
よび第一口金具15を設け、上記フック取り付け部20
の第二口金具17までドレン排出通路部材18を接続す
ればよい。
るハッチカバー8のヒンジ12部が配設される凹所13
にドレン落下孔14を設けたが、本発明ではとくにかか
る凹所13に限定されることはない。デッキ上面のドレ
ンが溜まりやすい凹所の底部に適宜ドレン落下孔14お
よび第一口金具15を設け、上記フック取り付け部20
の第二口金具17までドレン排出通路部材18を接続す
ればよい。
【0035】
【発明の効果】本発明のドレン排出機構によれば、ドレ
ンの排出口が船体の外表面に突出しないことはもとよ
り、露出することもない。したがって、艇の外観デザイ
ンが向上する。また、デッキ上部のドレンがほぼ真下に
落下するのでスムーズに排出される。
ンの排出口が船体の外表面に突出しないことはもとよ
り、露出することもない。したがって、艇の外観デザイ
ンが向上する。また、デッキ上部のドレンがほぼ真下に
落下するのでスムーズに排出される。
【図1】本発明のドレン排出機構の一実施形態が適用さ
れた小型滑走艇の一例を示す斜視図である。
れた小型滑走艇の一例を示す斜視図である。
【図2】図2(a)は図1におけるドレン排出機構を示す
一部切欠き正面図であり、図2(b)は図2(a)における
フックの正面を示すII−II線断面図である。
一部切欠き正面図であり、図2(b)は図2(a)における
フックの正面を示すII−II線断面図である。
【図3】図2のドレン排出機構の組立前斜視図である。
【図4】図4(a)は図2のドレン排出機構の組立前正面
図であり、図4(b)は図4(a)のドレン排出機構の組立
後を示すIV−IV線断面図である。
図であり、図4(b)は図4(a)のドレン排出機構の組立
後を示すIV−IV線断面図である。
【図5】図5(a)は従来のドレン排出機構を備えた小型
滑走艇の一例を示す一部断面側面図であり、図5(b)は
図5(a)のドレン排出機構のA部を拡大して示す斜視図
である。
滑走艇の一例を示す一部断面側面図であり、図5(b)は
図5(a)のドレン排出機構のA部を拡大して示す斜視図
である。
1・・・小型滑走艇 2・・・ハル 3・・・フック 3a・・ループ部 3b・・脚部 3c・・ボルト部 4・・・シート 5・・・操舵用ハンドル 6・・・デッキ 7・・・冷却水排水孔 7a・・カバー金具 8・・・ハッチカバー 8a・・前端部 9・・・換気口 10・・・開口部 11・・・ドレン排出機構 12・・・ヒンジ 13・・・凹所 14・・・ドレン落下孔 15・・・第一口金具 15a・・フランジ部 15b・・短管部 16・・・ドレン排出孔 17・・・第二口金具 17a・・フランジ部 17b・・短管部 18・・・ドレン排出通路部材 19・・・ボルト 20・・・取り付け部 21・・・座金 22・・・ナット 23・・・クランプ S・・・隙間
Claims (4)
- 【請求項1】 ハルの前面に牽引用フックが取り付けら
れた小型滑走艇のドレン排出機構であって、 デッキの底部に形成されたドレン排出用の第一孔と、上
記フックの取り付け部に形成されたドレン排出用の第二
孔と、上記第一孔から第二孔まで形成されたドレン排出
通路とを備えてなることを特徴とする小型滑走艇のドレ
ン排出機構 - 【請求項2】 上記フックの背面に対向するハルの部位
に上記第二孔が形成されてなる請求項1記載の小型滑走
艇のドレン排出機構。 - 【請求項3】 上記フックの背面に脚部が形成されてお
り、該フックがハルに取り付けられたときに脚部の介在
によってハルの外面とフックの背面との間に隙間が形成
されてなる請求項2記載の小型滑走艇のドレン排出機
構。 - 【請求項4】 上記ハルにおけるフック取り付け部が凹
陥されてなる請求項2または3記載の小型滑走艇のドレ
ン排出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131629A JP2938857B1 (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 小型滑走艇のドレン排出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131629A JP2938857B1 (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 小型滑走艇のドレン排出機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2938857B1 true JP2938857B1 (ja) | 1999-08-25 |
JPH11321782A JPH11321782A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15062525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10131629A Expired - Fee Related JP2938857B1 (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 小型滑走艇のドレン排出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2938857B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4749094B2 (ja) * | 2005-09-06 | 2011-08-17 | 川崎重工業株式会社 | 小型滑走艇 |
CN109591973B (zh) * | 2018-11-22 | 2020-12-04 | 滁州爱英朵环境科技有限公司 | 一种比赛用便于排水的龙舟 |
-
1998
- 1998-05-14 JP JP10131629A patent/JP2938857B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11321782A (ja) | 1999-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8418793B2 (en) | Motorcycle | |
US7828102B2 (en) | Rear seat support structure and storage box of motorcycle | |
JP3894773B2 (ja) | 小型艇の電装品取付構造 | |
JP2002145182A (ja) | 水上乗物の荷物収納部の蓋構造 | |
JP2938857B1 (ja) | 小型滑走艇のドレン排出機構 | |
JP2002145181A (ja) | 水上乗物の物入れ構造 | |
JP3465855B2 (ja) | 船外機のアノード取付構造 | |
US4762197A (en) | Motorcycle | |
US6415733B1 (en) | Integrated fish landing net storage compartment | |
US6283807B1 (en) | Anti-splash device for marine outboard drive | |
JP4937057B2 (ja) | 自動二輪車 | |
US6895880B2 (en) | Access port deck structure for a personal watercraft | |
JPS625838B2 (ja) | ||
US20070051289A1 (en) | Personal watercraft | |
JP2000016341A (ja) | インナーフェンダ | |
JP3398436B2 (ja) | スクータの収納装置 | |
JP2716942B2 (ja) | 小型滑走艇 | |
JPS6222477Y2 (ja) | ||
US6066013A (en) | Drain structure of an outboard motor | |
JP2000006880A (ja) | 海水吸入箱の外蓋の開閉装置 | |
US20050028717A1 (en) | Standing surface door for stand-up personal watercraft | |
JP3541477B2 (ja) | 自動車の冷却水リザーバタンク | |
US20200164949A1 (en) | Stern-suspended storage compartment for kayaks | |
JP3863754B2 (ja) | 小型船舶のキャビン内排水構造 | |
JPH0645440Y2 (ja) | 小型滑走艇のエンジンルーム換気路構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990601 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |