JP2937356B2 - 非接触型眼圧計 - Google Patents

非接触型眼圧計

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、被検眼に圧縮流体を吹き付けて角膜を変形
させ、その変形を光学的に検出することによって被検眼
の眼圧を測定する非接触型眼圧計に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の非接触型眼圧計では圧縮流体として一
般には圧縮空気が使用されている。例えば、特公昭54−
38437号公報及び特公昭61−321号公報等に開示されてい
るように、ソレノイドによって駆動されるピストンによ
り圧縮室内の空気を徐々に圧縮し、この圧縮空気をノズ
ルを通して被検眼の角膜に噴射し、角膜が圧平状態にな
るまでの時間を測定し、その後にソレノイドへの通電を
オフするようにしている。
この場合に、角膜変形の検出は光学的になされるが、
空気の圧縮の開始から圧縮圧が最大となる時間内にこの
検出がなされない場合にはエラーとし、ソレノイドの通
電を停止している。従って、エラーとなる場合には、装
置が持つ最大能力の空気が被検眼に噴射されていること
になる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、所定の角膜変形信号が得られない状態
は、被検眼の眼圧が装置の測定範囲を超えている場合の
みでなく、被検眼が低眼圧であっても、被検眼の固視不
良によるアライメントずれによっても起り得る。従来の
装置では、後者の場合であっても装置の最大空気圧を被
検眼に噴射してしまうため、被検眼の涙液を吹き飛ばし
てしまう等の、次の例えば眼屈折測定等に不利な要因を
作り出している。また、被検眼にとっても過度のショッ
クのために不快感があり、精神的にも不安定な状態に陥
り易く、固視不良を惹き起したり、まばたきの頻度が増
大する等の次の測定が困難になるという欠点がある。
本発明の目的は、上述の欠点を除去し、エラー時も被
検眼に必要以上の空気圧を噴射してしまうことを避ける
ことが可能な非接触型眼圧計を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するための本発明に係る非接触型眼
圧計は、流体を経時的に加圧して被検眼の角膜上に吹き
付ける流体噴射手段と、前記流体によって角膜が所定の
変形形状になったことを検出する角膜変形検出手段と、
前記角膜形状変形手段の検出に基づいて眼圧値を測定す
る眼圧測定手段と、前記眼圧測定手段による前回の眼圧
値測定時における検出条件に応じて前記流体噴射手段の
駆動停止時間を変化させる可変手段とを有することを特
徴とする。
[作用] 上述の構成を有する本発明に係る非接触型眼圧計は、
被検眼に余分な空気圧を噴射することを回避する。
[実施例] 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明に係る非接触型眼圧計の構成図を示
し、ソレノイド1によって駆動されるピストン2を圧縮
室3内に進入させて圧縮室3内の空気を圧縮し、この圧
縮空気をノズル4を通して被検眼Eの角膜Ecに吹き付け
るようになっている。また、圧縮室3の内圧を測定する
ために、圧縮室3内に圧力センサ5が設けられている。
圧縮室3の光路L上に相当する部分には、透明部材で作
られた透明窓6、7が設けられており、ノズル4は透明
窓6の中央部に取り付けられている。透明窓7の背後の
光路L上には、対物レンズ8に続いてハーフミラー9、
10が斜設され、更に結像レンズ11、テレビカメラ12が順
次に配列され、テレビカメラ12の出力はテレビモニタ13
に接続されている。ハーフミラー9の反射側の光軸上に
は、レンズ14、赤外発光ダイオード等のアライメント用
の赤外光源15が配置され、ハーフミラー10の反射側の光
軸上にはレンズ16及び受光センサ17が配置されている。
この受光センサ17は角膜Ecが圧平状態になったときに、
入射光量が最大となるようにされ、透明窓6の周囲には
外眼照明用の複数個の発光素子18が設けられている。圧
力センサ5の出力は増幅器19、A/D変換器20を介してMPU
(マイクロプロセッサユニット)21に接続されている。
また、MPU21にはリセットスイッチ22の出力が接続さ
れ、MPU21の出力はアナログスイッチ23に接続されてい
る。アナログスイッチ23はソレノイド1を駆動するソレ
ノイド制御回路24にソース抵抗RL又はRHを択一的に接続
するように動作する。更に、MPU21にはメモリ25、測定
レンズ切換スイッチ26、プリントスイッチ27、左右眼切
換スイッチ28が接続されている。
次に装置の動作を説明すると、透明窓6、7、対物レ
ンズ8、結像レンズ11を経てテレビカメラ12上に結像さ
れた被検眼像Eaと、赤外光源15から出射して角膜Ecで反
射された光源像15aをテレビモニタ13上で検者が観察し
てアライメントを行い、このアライメントが完了する
と、第2図に示すように時間t0で自動的又は手動的にソ
レノイド1が通電される。そこで、前述のようにソレノ
イド1によりピストン2が駆動され、圧縮室3内の空気
は圧縮されてノズル4から角膜Ecに向って噴射され角膜
Ecは変形を始める。PN1は圧力センサ5で検出された圧
縮室3内の圧力の上昇を示し、Sは受光センサ17の出力
である。そして、角膜Ecが圧平状態になると、受光セン
サ17に入射する光量が最大となるので、受光センサ17の
出力がピークに達した時点tpにおける圧力を圧力センサ
5により検出し、この圧力値を用いて予め用意されてい
る換算式から眼圧を算定する。
また、測定レンジの切換えはソレノイド1への通電電
流を制御するソレノイド制御回路24に含まれる電界効果
型トランジスタのソース抵抗RLとRHをアナログスイッチ
23により切換えることにより可能となる。
測定レンジをより低い範囲のものへスイッチ23を切換
えた場合の様子を第3図に示す。この場合に、圧縮室3
内の圧力の上昇の様子をPN2に示すが、抵抗RHによりソ
レノイド1の駆動電流を変化させているので、その上昇
の割合が緩やかになっている。装置の初期状態つまり電
源オン時において、初回の測定で被検眼Eの固視不良に
よりアライメントずれが起り、光学的に角膜変形の検出
がなされないまま、予め基準となる時間ts1又はts2が経
過すると、ソレノイド1の通電を停止する動作が行われ
る。このとき、圧縮室3内の圧力変化は第2図、第3図
のPE1、PE2で表される。
装置の動作で見ると、MPU21で受光センサ17の出力S
のピークが検出されない内に、メモリ25に予め設定され
た時間ts1が経過したときに、ソレノイド制御回路24を
介して通電を停止するようにする。また、測定レンジ切
換スイッチ26がオンされたことをMPU21が認識すると、
メモリ25内に設定された時間ts2を選択し、時間ts2の経
過後にソレノイド1への通電を停止するようになってい
る。このようにして、測定レンジの切換えによるメモリ
25内の設定値を選択することができ、測定レンジに応じ
た余分な空気の噴射を未然に防止することができる。
また、1度でも測定がなされた後においては、メモリ
25には前回測定の角膜圧平までの時間tpに対応した同一
被検眼Eの測定ごとの誤差を見込んだ最大の時間tsv、
例えば時間tpの1.3倍となるような時間tsvを記憶する。
かくすることにより、後に角膜変形の検出がなされずに
エラーとなったとしても、時間tsvの経過後にソレノイ
ド1への通電を停止することが可能となり、被検眼Eに
余分な空気が噴射されることなく、しかも空気量も最小
限にできる。メモリ25の値はプリントスイッチ27或いは
左右眼切換スイッチ28等の測定終了を選択できる手段が
MPU21と接続されており、被検眼或いは被検眼Eの交代
に応じて角膜圧平までの時間tpがリセットされる。
次に、他の実施例として時間経過を制御する代りに、
圧力センサ5の出力上昇経過によって制御する例につい
て説明する。第5図に示すように、光学的に角膜Ecの変
形が検出されないまま圧力センサ5により圧縮室3内の
圧力上昇が検出され、所定の圧力Psまで達すると、ソレ
ノイド1への通電を停止し被検眼Eに余分な空気を噴射
させないようにする。これは先の実施例と同様に、MPU2
1内で受光センサ17の出力Sのピークがこないうちにメ
モリ25に設定された圧力Psに達すると、ソレノイド制御
回路24を介して通電を停止する。勿論、測定レンジの切
換えがなされたときはメモリ25内の設定値を選択させる
ことや、前回の圧力測定値Pの1.3倍でエラー検出を行
い、その時点によるソレノイド1の駆動停止も可能であ
る。そして、プリントスイッチ27や左右眼切換スイッチ
28により、前回の圧力測定値Pをリセットできることも
先の実施例と同様である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る非接触型眼圧計は、
流体噴射手段の駆動を所定時間で停止させることによっ
て、相続いた測定でよりきめ細かく空気量を制限し、エ
ラー時に被検眼に余分な空気圧を噴射してしまうことを
避けて測定することができ、被検眼に過度のショックや
不快感を与えずに、精度の良い測定を連続して実行する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る非接触型眼圧計の一実施例を示し、
第1図はその構成図、第2図は広域測定レンジでの圧力
センサ出力と時間経過のグラフ図、第3図は狭域測定レ
ンジでの圧力センサ出力と時間経過のグラフ図、第4図
は最小限の空気噴射に設定した場合のグラフ図、第5図
は圧力上昇を基準にした圧力センサ出力と時間経過のグ
ラフ図である。 符号1はソレノイド、2はピストン、3は圧縮室、4は
ノズル、5は圧力センサ、12はテレビカメラ、13はテレ
ビモニタ、15は赤外光源、17は受光センサ、21はMPU、2
5はメモリ、26は測定レンジ切換スイッチである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−300740(JP,A) 特開 昭63−216530(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 3/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体を経時的に加圧して被検眼の角膜上に
    吹き付ける流体噴射手段と、流体によって角膜が所定の
    変形形状になったことを検出する角膜変形検出手段と、
    前記角膜形状変形手段の検出に基づいて眼圧値を測定す
    る眼圧測定手段と、前記眼圧測定手段による前回の眼圧
    値測定時における検出条件に応じて前記流体噴射手段の
    駆動停止時間を変化させる可変手段とを有することを特
    徴とする非接触型眼圧計。
  2. 【請求項2】前記検出条件は流体噴射後の所定経過時間
    とした請求項1に記載の非接触型眼圧計。
  3. 【請求項3】前記検出条件は流体噴射手段内の流体圧と
    した請求項1に記載の非接触型眼圧計。
  4. 【請求項4】測定時のプリント用スイッチ又は被検眼の
    左右切換え用スイッチと、該スイッチの入力により前記
    駆動停止時間をリセットするリセット手段とを有する請
    求項1に記載の非接触型眼圧計。
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