JP2937181B2 - ディジタル電話機の音声調整装置 - Google Patents

ディジタル電話機の音声調整装置

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JP2937181B2 JP36186997A JP36186997A JP2937181B2 JP 2937181 B2 JP2937181 B2 JP 2937181B2 JP 36186997 A JP36186997 A JP 36186997A JP 36186997 A JP36186997 A JP 36186997A JP 2937181 B2 JP2937181 B2 JP 2937181B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル電話機
において受話音量を調整する制御を行うディジタル電話
機の音声調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、特開昭64−39856号公報
に記載された従来のディジタル電話機の受信に関する回
路構成を示すブロック図である。図に示すように、ディ
ジタル電話機は、操作者が番号入力を行うためのキーパ
ッド31、相手の音声を出力する受話器33、ディジタ
ル電話機全体の制御を行うCPU34、PCM信号を音
声信号に変換するコーデック35および相手機からのP
CM信号における振幅量を調整するディジタル減衰器3
5を有する。
【0003】次に、動作について説明する。音声信号が
符号化されて作成されたPCM信号は、相手機から受信
されディジタル減衰器35に入力する。ディジタル減衰
器35は、CPU34によって設定されている減衰率
で、PCM信号のレベル調整を行う。ディジタル減衰器
35の出力は、コーデック35でディジタル音声信号に
変換される。そして、受話器33から音声出力される。
【0004】ディジタル電話機の操作者は、音声レベル
が高いと感じたらキーパッド31に特定の番号を入力す
る。CPU34は、その番号入力に応じてディジタル減
衰器36の減衰量を大きくする。逆に、ディジタル電話
機の操作者が音声レベルが低いと感じたらキーパッド3
1に別の特定の番号を入力する。CPU34は、その番
号入力に応じてディジタル減衰器36の減衰量を小さく
する。その結果、受話器33から出力される音声の音量
が大きくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル電話
機の音声調整装置は以上のように構成されているので、
受話音量を上げようとすると、相手機において音声信号
をA−D変換したときに生じている量子化雑音も増大し
てしまい、受話器33から発生される相手音声の品質が
劣化してしまう。すなわち、雑音を含む聞き苦しいもの
になってしまうという課題がある。
【0006】本発明は、そのような課題を解決するため
になされたものであって、受話音量を上げても雑音を増
大させないディジタル電話機の音声調整装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるディジタル
電話機の音声調整装置は、音量調整指示に応じて制御信
号を発生し、発生した制御信号をA−D変換器の出力に
重ねる制御信号発生器と、受信したディジタル信号から
制御信号を検出すると、検出した制御信号に応じて、A
−D変換器に入力されるアナログ信号のレベルを調整す
る制御を行う制御信号検出器とを備えたものである。制
御信号発生器は、音声信号に含まれる確率が少ない信号
に対応したビット列を制御信号として発生するように構
成されていてもよい。ここで、制御信号発生器は、最大
振幅レベルに対応したビット列を連続的または周期的に
発生するように構成されていてもよい。また、制御信号
発生器は、音声信号帯域外の信号に応じたデータ列を制
御信号として発生するように構成されていてもよい。こ
こで、制御信号発生器は、音声信号帯域外の信号であっ
て最大振幅レベルに応じたデータ列を制御信号として発
生するように構成されていてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、ディジタル電話機の音声
入出力回路10,20を示すブロック図である。図に示
すように、ディジタル電話機の音声入出力回路10,2
0は、入力信号(図示されていない送話器に入力された
音声信号)のレベル調整を行うレベル調整器11,2
1、レベル調整器11,21の周波数帯域を制限するバ
ンドパスフィルタ(BPF)12,22、バンドパスフ
ィルタ(BPF)12,22の出力をA−D変換してP
CM信号等のディジタル信号に変換するA−D変換器1
3,23、受信したディジタル信号をアナログ信号に戻
すD−A変換器14,24、D−A変換器14,24が
出力したアナログ信号の高周波数帯域をカットして受話
器(図示せず)に出力するローパスフィルタ(LPF)
15,25、ボリューム調整信号(VOL調整信号)に
従って制御信号を発生する制御信号発生器16,26、
および受信したディジタル信号から制御信号を抽出する
制御信号検出器17,27を含む。
【0009】次に動作について説明する。ここでは、音
声入出力回路10を含むディジタル電話機の操作者によ
る操作について説明する。よって、音声入出力回路10
を含むディジタル電話機を自機、音声入出力回路20を
含むディジタル電話機を相手機とする。なお、音声入出
力回路20を含むディジタル電話機(相手機)の操作者
も同様の操作を行うことができる。相手機から受信され
たディジタル信号は、D−A変換器14でアナログ信号
とされる。LPF15は、D−A変換器14からの信号
の音声周波数帯域(〜3.4kHz)を越える周波数成
分をカットして音声信号とする。音声信号は受話器に出
力される。自機の送話器から入力信号は、レベル調整器
11を通りBPF12に入力される。BPF12は、入
力信号の周波数帯域を3.4kHz以下に制限する。B
PF12からの信号は、A−D変換器13でPCM信号
等のディジタル信号に変換され、相手機側に送出され
る。
【0010】自機の操作者が、受話音声レベルが低いと
感じたら例えばディジタル電話機のキー部(図1におい
て図示せず)に特定の番号を入力する。そして、その特
定の番号に応じたVOL調整信号が制御信号発生器16
に入力される。制御信号発生器16は、入力信号に含ま
れる確率が少ない信号に対応したビット列をA−D変換
器13の出力に足し合わせる。例えば、図2(a)に示
すように、信号最大レベルに応じたビット列を連続的に
発生し、それを制御信号としてA−D変換器13の出力
に足し合わせる。その結果、図3(a)に示すようなデ
ータ列がA−D変換器13から出力される。また、図2
(b)に示すように、信号最大レベルに応じたビット列
を周期的に発生し、それを制御信号としてA−D変換器
13の出力に足し合わせてもよい。その結果、図3
(b)に示すようなデータ列がA−D変換器13から出
力される。
【0011】相手機において、制御信号検出器27は、
受信したディジタル信号データ列に含まれる制御信号を
検出する。制御信号を検出できたら、制御信号検出器2
7は、レベル調整器21に、入力信号のレベルを上昇さ
せるように指令する。レベル調整器21は、その指令に
応じて、減衰率を上げるなどして入力信号のレベルを低
下させる。この結果、相手機からの音声信号送出レベル
が上昇することになり、自機において、受話レベルが上
がる。
【0012】この実施の形態によれば、受話レベルが低
いときに、自機のボリューム調整を行うのではなく、音
声送出側である相手機のアナログ信号レベルを上げるこ
とができる。従って、A−D変換時に生ずる量子化雑音
が増幅されてしまうということがなくなり、量子化雑音
を相対的に低下させることができる。また、制御信号は
ディジタル化された音声信号に重畳されるので、相手機
への指示となる制御信号のための特別のラインや周波数
帯域を用意するといった複雑なシステムは要求されな
い。なお、受話音声レベルが高いと感じたときにも、同
様の制御によって相手機のアナログ信号レベルを下げる
ことができる。
【0013】上記の実施の形態では、制御信号発生器1
6は制御信号として信号最大レベルに応じたビット列を
発生した。すなわち、振幅方向に情報を含ませた制御信
号を発生した。しかし、周波数方向に情報を含ませた制
御信号を発生することもできる。例えば、BPF12の
帯域外となる周波数信号であって4kHzまでの信号に
応じたデータ列を制御信号として発生してもよい。
【0014】例えば、図4に示すように、4kHzで、
最大振幅に対応した”00,80,00,80”のデー
タ列を発生する。なお、A−D変換器13は1サンプリ
ング値を8ビット表現するものとし、数値は2の補数表
現された16進数である。このようなデータ列は相手機
の制御信号検出器27で検出される。制御信号検出器2
7は、そのようなデータ列を検出できたら、上述した実
施の形態の場合と同様に音声信号のレベル調整制御を行
う。
【0015】なお、図4に示されたディジタル信号デー
タ列は、図5に示すように相手機のD−A変換器24に
おいてD−A変換される。すなわち、制御信号である4
kHzの周波数成分を含むアナログ信号が再生される。
しかし、図6に示すように、LPF25は4kHzの周
波数成分をカットするので、相手機における受話に制御
信号が影響を与えることはない。周波数成分のカットを
厳密に行いたいのであれば、高性能のLPF25を設け
ればよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ディジ
タル電話機の音声調整装置を、音量調整指示に応じて発
生した制御信号をA−D変換器の出力に重ねる制御信号
発生器と、受信したディジタル信号から検出した制御信
号に応じてアナログ信号のレベルを調整する制御を行う
制御信号検出器とを備えた構成としたので、受話レベル
が低い場合に相手機のA−D変換器に入力されるアナロ
グ信号のレベルを調整することができるようになり、A
−D変換における量子化雑音が増幅されて受話品質が劣
化するということが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ディジタル電話機の音声入出力回路を示すブ
ロック図である。
【図2】 制御信号の一例を示す説明図である。
【図3】 制御信号が重畳されたディジタル信号を示す
説明図である。
【図4】 他の例の制御信号が重畳されたディジタル信
号を示す説明図である。
【図5】 図4に示されたディジタル信号から生成され
るアナログ信号を示す説明図である。
【図6】 BPFの通過帯域を示す説明図である。
【図7】 従来のディジタル電話機の回路構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10,20 音声入出力回路 11,21 レベル調整器 12,22 バンドパスフィルタ(BPF) 13,23 A−D変換器 14,24 D−A変換器 15,25 ローパスフィルタ(LPF) 16,26 制御信号発生器 17,27 制御信号検出器

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話アナログ信号をディジタル信号に変
    換するA−D変換器と、受信したディジタル信号をD−
    A変換してアナログ信号に戻すD−A変換器とを含むデ
    ィジタル電話機における受話音量を調整するディジタル
    電話機の音声調整装置において、 音量調整指示に応じて制御信号を発生し、発生した制御
    信号を前記A−D変換器の出力に重ねる制御信号発生器
    と、 受信したディジタル信号から制御信号を検出すると、検
    出した制御信号に応じて、前記A−D変換器に入力され
    るアナログ信号のレベルを調整する制御信号検出器とを
    備えたことを特徴とするディジタル電話機の音声調整装
    置。
  2. 【請求項2】 制御信号発生器は、音声信号に含まれる
    確率が少ない信号に対応したビット列を制御信号として
    発生する請求項1記載のディジタル電話機の音声調整装
    置。
  3. 【請求項3】 制御信号発生器は、最大振幅レベルに対
    応したビット列を連続的または周期的に発生する請求項
    2記載のディジタル電話機の音声調整装置。
  4. 【請求項4】 制御信号発生器は、音声信号帯域外の信
    号に応じたデータ列を制御信号として発生する請求項1
    記載のディジタル電話機の音声調整装置。
  5. 【請求項5】 制御信号発生器は、音声信号帯域外の信
    号であって最大振幅レベルに応じたデータ列を制御信号
    として発生する請求項4記載のディジタル電話機の音声
    調整装置。
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