JP2937037B2 - 光磁気記録媒体及びその再生方法 - Google Patents

光磁気記録媒体及びその再生方法

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JP2937037B2
JP2937037B2 JP26655494A JP26655494A JP2937037B2 JP 2937037 B2 JP2937037 B2 JP 2937037B2 JP 26655494 A JP26655494 A JP 26655494A JP 26655494 A JP26655494 A JP 26655494A JP 2937037 B2 JP2937037 B2 JP 2937037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気記録媒体及びその
再生方法に係り、特に予め情報が凹凸の変化として記録
されているプリピットが、隣り合う案内トラック間に形
成されている光磁気記録媒体及びその再生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5(A)、(B)は従来の光磁気記録
媒体の一例の平面図及び同図(A)のa−a′線に沿う
断面図を示す。一般的に、従来の光磁気記録媒体は、図
4(A)、(B)に示すように、表面に案内溝101と
平坦部102とが交互に形成され、更に平坦部102の
一部には予め所定の情報が凹凸の変化として記録された
部分を有する。この既記録部分の凹部を一般にプリピッ
ト103という。
【0003】図5(B)に示すように、上記の案内溝1
01は基板104表面に対して断面が傾斜した側壁を有
し、また、上記のプリピット103は基板104表面に
対して略垂直な側壁を有する凹部であり、これらの上に
は磁性膜105が被覆形成されている。かかる構造の光
磁気記録媒体が円盤状である場合は、案内溝101はス
パイラル状あるいは同心円状に形成されて、光スポット
を隣の平坦部102上に追従走査させる案内トラックを
形成している。
【0004】すなわち、案内溝101からの反射光の変
化に基づいてトラックサーボにより光スポットを平坦部
102に追従させながら、平坦部102に情報を磁性膜
105の磁化方向の変化として記録し、既記録情報をカ
ー効果を利用して再生する。トラックサーボのかけ方に
は、プッシュプル法、スリービーム法、ヘテロダイン法
などが従来より知られているが、いずれも平坦部102
からの光スポットの位置ずれを、それに伴い反射光の変
化で感知する仕組みになっている。
【0005】光スポットからの位置ずれに伴い反射光を
変化させているのは、案内溝101であり、案内溝10
1は重要な役割を果たしている。この案内溝101は、
基板を成形する工程で作成されるが、その中で、その精
度に影響してくるのが、原盤露光プロセスと原盤転写プ
ロセスである。
【0006】原盤転写プロセスは、原盤を基板104に
転写させる工程で、特にこの工程が案内溝101の精度
に大きく影響してくる。原盤転写プロセスには、コンプ
レッション法、インジェクション法、2P法等がある
が、いずれの方法も一長一短があり、案内溝101の劣
化は多くの場合、この工程で原盤を忠実に転写すること
ができずに生じている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来は光磁
気記録媒体の高密度化が進むに従って、精度良く原盤転
写プロセスを行うことが難しくなってきた。更に、案内
溝101が狭くなった光磁気記録媒体や、案内溝101
と平坦部102の両方に記録する媒体(ランド・グルー
ブ記録用媒体)では、案内溝101とプリピット103
の両方を精度良く作成するのが非常に難しく、その結
果、光磁気記録媒体の媒体ノイズが上昇し、高密度化の
障壁となっていた。
【0008】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
高密度化が進んだ場合でも、案内トラックを良好に形成
し得る光磁気記録媒体及びその再生方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の光磁気記録媒体は、基板の表面に形成され
た第1の磁性膜と、該第1の磁性膜上に光スポットの進
行方向に平行な方向に、かつ、光スポットの進行方向と
直交する方向に周期的間隔で形成された第2の磁性膜、
若しくは基板の表面に被覆形成されると共に光スポット
の進行方向に平行な方向に、かつ、光スポットの進行方
向と直交する方向に周期的間隔で厚さが厚い部分を有す
るように形成された第1の磁性膜と、第1の磁性膜の厚
さが厚い部分上に形成された第2の磁性膜、又は基板の
表面に形成された第1の磁性膜と、該第1の磁性膜上全
面に被覆形成されると共に光スポットの進行方向に平行
な方向に、かつ、光スポットの進行方向と直交する方向
に周期的間隔で厚さが厚い部分を有するように形成され
た第2の磁性膜とを少なくとも有し、第1の磁性膜と第
2の磁性膜とはそれぞれ室温付近において磁化の向きが
反対になるように磁気的に結合され、かつ、第2の磁性
膜の磁化状態が第1の磁性膜に転写する特性を持たせた
構造としたものである。
【0010】また、本発明における第2の磁性膜は、ト
ラックエラー信号を得るための案内トラックを形成する
ことを特徴とする。また、本発明の光磁気記録媒体にお
いて第2の磁性膜の室温近傍での界面磁壁エネルギー密
度が、第1の磁性膜の界面磁壁エネルギー密度よりも大
きいか、または第1の磁性膜の厚さが、第2の磁性膜と
の間にできる界面磁壁の厚さよりも薄く形成されてい
る。
【0011】更に、本発明の光磁気記録媒体の再生方法
では、第2の磁性膜を案内トラックとして有する光磁気
記録媒体に対して光を照射して得られる反射光を、少な
くとも偏光ビームスプリッタを介して光スポットの進行
方向に対して垂直な方向に対称に分割された光検出器に
入射し、第2の磁性膜に対する光スポットのずれに応じ
たレベルのトラックエラー信号を光検出器より取り出し
て再生するようにしたものである。
【0012】
【作用】本発明の光磁気記録媒体では、第1の磁性膜と
第2の磁性膜とはそれぞれ室温付近において磁化の向き
が反対になるように磁気的に結合され、かつ、第2の磁
性膜の磁化状態が第1の磁性膜に転写する特性を持たせ
た構造とされているため、光磁気記録媒体全体に外部磁
界を印加して初期化すると、第2の磁性膜が成膜されて
いる部分あるいは第2の磁性膜が他よりも厚く成膜され
ている部分の下の第1の磁性膜の磁化方向も他の部分と
同様に印加磁界の方向を向く。このとき、第1及び第2
の磁性膜の界面には磁化の向きが反対になるように磁気
的に結合による界面磁壁が存在する。
【0013】この後に外部磁界の印加を停止すると、転
写特性のため第2の磁性膜の下の第1の磁性膜が界面磁
壁をパンチスルーし、第2の磁性膜が成膜されている下
の第1の磁性膜部分あるいは第2の磁性膜が他よりも厚
く成膜されている部分の下の第1の磁性膜部分だけ、磁
化の方向が反転する。従って、第1の磁性膜と第2の磁
性膜が凹凸を形成している場合、凹部と凸部のそれぞれ
で転写特性を変えることができる。
【0014】これにより、第2の磁性膜の有るところ又
は厚い部分と、無いところ又は薄い部分とではカー回転
の回転方向が逆になり、第2の磁性膜を案内トラックと
して形成できる。
【0015】ある磁性膜の磁化状態を他の磁性膜に転写
する場合は、磁性膜の界面に生じる界面磁壁を磁化状態
を写される側の磁性膜にパンチスルーさせることが必要
である。界面磁壁は、界面磁壁エネルギー密度の小さな
磁性膜の方に動き、界面磁壁エネルギー密度の小さい磁
性膜をパンチスルーする傾向がある。また、界面磁壁エ
ネルギー密度の大小に拘らず、磁性膜に生じるはずの界
面磁壁の厚さよりも磁性膜を薄くすると、界面磁壁はそ
の磁性膜をパンチスルーする傾向がある。従って、この
ような条件で交換結合多層膜を作成するることにより、
室温近傍で、第2の磁性膜の磁化状態を第1の磁性膜に
転写することができる。
【0016】また、本発明再生方法では、カー回転によ
り生じた光の成分を第2の磁性膜の周期的形成方向に垂
直な方向に対して対称な方向に分割された光検出器の出
力電気信号の差信号をとることにより、プッシュプル法
などと同じトラックエラー信号を得てトラックサーボを
かけることができる。つまり、本発明の光磁気記録媒体
では、物理的な溝が無くても第2の磁性膜のみが成膜さ
れている部分又は第2の磁性膜が厚く成膜されている部
分を案内トラックとして用いることができ、案内溝の形
成を不要にできる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1(A)、(B)は本発明になる光磁気記録媒体の第1
実施例の平面図及び同図(A)のa−a′線に沿う断面
図を示す。同図(B)に示すように、本実施例はプリピ
ット103が形成されている基板3上に第1の磁性膜1
が被覆され、更にこの第1の磁性膜1上で、かつ、従来
の案内溝101の位置に相当する位置に所定の膜厚の第
2の磁性膜2が案内トラックとして形成されている。
【0018】従って、本実施例の媒体表面は図1(A)
に示すように、第2の磁性膜2が形成されている領域4
の間に第1の磁性膜1のみが形成されている領域5が位
置することとなる。なお、第2の磁性膜2は、エッチン
グを行うことにより、望みの形状に加工されている。
【0019】第1及び第2の磁性膜1及び2は、例えば
希土類−遷移金属アモルファス合金などの光磁気記録材
料からなり、室温付近において、互いに磁化の向きが反
対になるように磁気的に結合するようにされている。ま
た、第2の磁性膜2の磁化状態は第1の磁性膜1に転写
する特性とされている。
【0020】これにより、本実施例の光磁気記録媒体全
体に外部磁場を印加して初期化すると、第2の磁性膜2
が形成されている領域4の第1の磁性膜1も含め、すべ
ての磁性膜1及び2の磁化方向が印加磁場の方向を向
く。このとき第1の磁性膜1と第2の磁性膜2との界面
には磁化の向きが反対になるように磁気的に結合による
界面磁壁が存在する。この後、外部磁場の印加を止める
ことにより、第1の磁性膜1と第2の磁性膜2との転写
特性のため、第2の磁性膜2の下の第1の磁性膜1が界
面磁壁をパンチスルーし、領域4の第1の磁性膜1だけ
磁化の方向が反転する。
【0021】この領域4を信号品質良く形成するには、
第2の磁性膜2の室温近傍での界面磁壁エネルギー密度
を第1の磁性膜1の界面磁壁エネルギー密度よりも大き
くするとよい。また、第1の磁性膜1の厚さを第2の磁
性膜2との間にできる界面磁壁の厚さよりも薄くするこ
とで転写特性を高めてもよい。
【0022】なお、図1において、第1の磁性膜1と第
2の磁性膜2とは基板3の上に直接形成されているよう
に示しているが、基板3と第1の磁性膜1との間には第
1の誘電体膜を形成して腐食保護効果や多重干渉による
信号増大効果を付与してもよい。また、第1の磁性膜1
や第2の磁性膜2の上に第2の誘電体膜を形成して腐食
保護効果を付与してもよい。また、更に第2の誘電体膜
の上に反射膜を形成して多重干渉による信号増大効果を
付与してもよい。更にまた、その上に保護膜を形成して
もよい。また、第1の磁性膜1を1層ではなく、数層で
形成し、転写特性を向上するようにしてもよい。
【0023】基板3の材質としては、ポリカーボネー
ト、アクリル等の合成樹脂、ガラス等を使用でき、これ
らには樹脂等が被覆されているものを用いてもよい。基
板3の形状としてはディスク状のものやカード状のもの
を用いることができる。
【0024】第1の磁性膜1の材質としては、希土類金
属と鉄族遷移金属との非晶質合金や、鉄族遷移金属と貴
金属との周期多層膜や、MnBi合金等を用いることが
できる。TbFeCo膜を主成分とする膜は特に望まし
い。第2の磁性膜2の材質としては、鉄族遷移金属や、
希土類金属と鉄族遷移金属との非晶質合金等を用いるこ
とができる。Co、TbFeを主成分とする膜は特に望
ましい。
【0025】次に、本発明になる光磁気記録媒体の第2
実施例について説明する。図2(A)、(B)は本発明
になる光磁気記録媒体の第2実施例の平面図及び同図
(A)のa−a′線に沿う断面図を示す。同図中、図1
と同一構成部分には同一符号を付してある。図2(B)
に示すように、本実施例はプリピット103が形成され
ている基板3上に第1の磁性膜6が被覆され、更にこの
第1の磁性膜6上で、かつ、従来の案内溝101の位置
に相当する位置に所定の膜厚の第2の磁性膜2が案内ト
ラックとして形成されている。
【0026】従って、本実施例の媒体表面は図2(A)
に示すように、第2の磁性膜2が形成されている領域7
の間に第1の磁性膜6のみが形成されている領域5が位
置することとなる。なお、 第1の磁性膜6の材質とし
ては、希土類金属と鉄族遷移金属との非晶質合金や、鉄
族遷移金属と貴金属との周期多層膜や、MnBi合金等
を用いることができる。TbFeCo膜を主成分とする
膜は特に望ましい。
【0027】本実施例は、第1実施例と異なり、第2の
磁性膜2が存在する部分の第1の磁性膜6の厚さが第2
の磁性膜2が存在しない部分の厚さに比べて厚く形成さ
れている点に特徴がある。これは、第2の磁性膜2を部
分的にエッチング除去する際に、ややオーバーエッチン
グすることによる。
【0028】本実施例も第1実施例と同様に、室温付近
において第1の磁性膜6の厚い部分と第2の磁性膜2と
磁化の向きが反対になるように磁気的に結合するよう
にし、第2の磁性膜2の磁化状態は第1の磁性膜6の厚
い部分に転写する特性を持たせてある。これにより、本
実施例の光磁気記録媒体に外部磁場を印加して初期化す
ると、第2の磁性膜2が形成されている案内溝と同等の
領域7の第1の磁性膜6も含め、すべての磁性膜6及び
2の磁化方向が印加磁場の方向を向く。このとき第1の
磁性膜6と第2の磁性膜2との界面には磁化の向きが反
対になるように磁気的に結合による界面磁壁が存在す
る。
【0029】この後、外部磁場の印加を止めることによ
り、第1の磁性膜6と第2の磁性膜2との転写特性のた
め、第2の磁性膜2の下の第1の磁性膜6が界面磁壁を
パンチスルーし、領域7の第1の磁性膜6だけ磁化の方
向が反転する。
【0030】この領域7を信号品質良く形成するには、
第2の磁性膜2の室温近傍での界面磁壁エネルギー密度
を第1の磁性膜6の厚い部分の界面磁壁エネルギー密度
よりも大きくするとよい。また、第1の磁性膜6の厚さ
を第2の磁性膜2との間にできる界面磁壁の厚さよりも
薄くすることで転写特性を高めてもよい。
【0031】なお、図2において、第1の磁性膜6と第
2の磁性膜2とは基板3の上に直接形成されているよう
に示しているが、基板3と第1の磁性膜6との間には第
1の誘電体膜を形成して腐食保護効果や多重干渉による
信号増大効果を付与してもよい。また、第1の磁性膜6
や第2の磁性膜2の上に第2の誘電体膜を形成して腐食
保護効果を付与してもよい。
【0032】また、更に第2の誘電体膜の上に反射膜を
形成して多重干渉による信号増大効果を付与してもよ
い。更にまた、その上に保護膜を形成してもよい。ま
た、第1の磁性膜6を1層ではなく、数層で形成し、転
写特性を向上するようにしてもよい。
【0033】次に、本発明になる光磁気記録媒体の第3
実施例について説明する。図3(A)、(B)は本発明
になる光磁気記録媒体の第3実施例の平面図及び同図
(A)のa−a′線に沿う断面図を示す。同図中、図1
と同一構成部分には同一符号を付してある。図3(B)
に示すように、本実施例はプリピット103が形成され
ている基板3上に第1の磁性膜1が被覆され、更にこの
第1の磁性膜1上に第2の磁性膜8が被覆されている。
【0034】この第2の磁性膜8は、従来の案内溝10
1の位置に相当する位置においては所定の膜厚で厚く形
成されて案内トラックを構成し、案内溝101の位置に
相当しない位置では薄く形成されている。従って、本実
施例の媒体表面は図3(A)に示すように、第2の磁性
膜8が厚く形成されている案内トラックの領域9の間に
第2の磁性膜8が薄く形成されている領域10が位置す
ることとなる。なお、第2の磁性膜8の材質としては、
鉄族遷移金属や、希土類金属と鉄族遷移金属との非晶質
合金等を用いることができる。Co、TbFeを主成分
とする膜は特に望ましい。
【0035】本実施例は、上記のように、第1の磁性膜
1上全面に第2の磁性膜8が存在するが、従来の案内溝
101の位置に相当する位置において案内溝101の位
置に相当しない位置よりも厚く形成されている点に特徴
がある。第2の磁性膜8が領域10において薄く形成さ
れるのは、第2の磁性膜8を部分的にエッチング除去す
る際に、ややアンダーエッチングすることによる。
【0036】本実施例も第1及び第2実施例と同様に、
室温付近において第1の磁性膜1と第2の磁性膜8の厚
い部分とは磁化の向きが反対になるように磁気的に結合
するようにし、第2の磁性膜8の厚い部分の磁化状態は
第1の磁性膜1に転写する特性を持たせてある。これに
より、本実施例の光磁気記録媒体に外部磁場を印加して
初期化すると、第2の磁性膜8が形成されている案内溝
と同等の領域9の第1の磁性膜1も含め、すべての磁性
膜1及び8の磁化方向が印加磁場の方向を向く。このと
き第1の磁性膜1と第2の磁性膜8の厚い部分との界面
には磁化の向きが反対になるように磁気的に結合による
界面磁壁が存在する。
【0037】この後、外部磁場の印加を止めることによ
り、第1の磁性膜1と第2の磁性膜8との転写特性のた
め、第2の磁性膜8の厚い部分(領域9の部分)の下の
第1の磁性膜1が界面磁壁をパンチスルーし、領域9の
第1の磁性膜1だけ磁化の方向が反転する。なお、領域
9以外の領域10での第2の磁性膜8は薄く形成されて
いるので、室温での第2の磁性膜8から第1の磁性膜1
2への磁化の転写は起こらず、磁化の転写は第2の磁性
膜8が厚く形成された領域9の第1の磁性膜1に対して
のみしか生じない。
【0038】この領域9を信号品質良く形成するには、
第2の磁性膜8の厚い部分の室温近傍での界面磁壁エネ
ルギー密度を第1の磁性膜1の界面磁壁エネルギー密度
よりも大きくするとよい。また、第2の磁性膜8の厚い
部分の下の第1の磁性膜1の厚さを第2の磁性膜8との
間にできる界面磁壁の厚さよりも薄くすることで転写特
性を高めてもよい。
【0039】なお、図3において、第1の磁性膜1と第
2の磁性膜8とは基板3の上に直接形成されているよう
に示しているが、基板3と第1の磁性膜1との間には第
1の誘電体膜を形成して腐食保護効果や多重干渉による
信号増大効果を付与してもよい。また、第1の磁性膜1
や第2の磁性膜8の上に第2の誘電体膜を形成して腐食
保護効果を付与してもよい。
【0040】また、更に第2の誘電体膜の上に反射膜を
形成して多重干渉による信号増大効果を付与してもよ
い。更にまた、その上に保護膜を形成してもよい。ま
た、第1の磁性膜1を1層ではなく、数層で形成し、転
写特性を向上するようにしてもよい。同様に、第2の磁
性膜8を1層ではなく、数層で形成し、転写特性を向上
するようにしてもよい。
【0041】このように、上記の第1乃至第3実施例で
は、従来の案内溝101の代わりに、基板3上に第2の
磁性膜2、8による凸部を形成してこれを案内トラック
としているため、高密度化が進んだ場合でも、案内トラ
ック形成のために基板を案内溝形成時のように変形させ
ることがなく、よって従来よりも精度良く案内トラック
を作成することができる。
【0042】次に、本発明の光磁気記録媒体の再生方法
の一実施例について説明する。図4は本発明再生方法の
一実施例を説明する構成図を示す。同図において、光デ
ィスク12は、上記の第1乃至第3の実施例のいずれか
の光磁気記録媒体を円盤状に構成したディスクで、図示
しないスピンドルモータにより回転され、また、記録再
生用のレーザ光は透明な基板3を透過して第1の磁性膜
1又は6に入射される。
【0043】図4において、偏光ビームスプリッタ(P
BS)13、レンズ14、1/2波長板15、レンズ1
6、PBS17、2分割フォトディテクタ18及びフォ
トディテクタ19は光ディスク12に対して情報を記
録、再生する装置の一部を構成している。
【0044】2分割フォトディテクタ18は、図1
(A)、図2(A)あるいは図3(A)のa−a′方向
に対し、垂直に2分割されている。PBS17はカー回
転によって生じた成分をすべて反射し、入射光と同じ成
分をすべて透過する。PBS13はカー回転によって生
じた成分をすべて反射し、入射光と同じ成分をある割合
で反射し、残りを透過する。PBS13を透過した光は
フォーカスエラー信号などに使用される。
【0045】次に、この構成の動作について説明する。
図示しない光源より出射された一定の光強度のレーザ光
20は、PBS13を透過してレンズ14に入射され、
これにより集束されて光ディスク12上に光スポットを
結像した後反射される。光ディスク12の前記領域5あ
るいは10で、かつ、プリピット103が形成されてい
ない領域(記録領域)に位置する第1の磁性膜1あるい
は6には、記録情報が磁化の方向の変化として記録され
ているので、光ディスク12の反射光の偏光面がこの磁
化の方向に対応して回転する。
【0046】光ディスク12の反射光はレンズ14を透
過してPBS13に入射され、ここで上記の反射の際の
回転によって生じた、入射光の偏光面に垂直な偏光面の
反射光成分がすべて反射され、入射光偏光面と同じ偏光
面の反射光成分がある割合で反射され、残りの反射光成
分が透過される。PBS13で反射された反射光成分
は、1/2波長板15によりその偏光面が45度回転さ
れた後、レンズ16を透過してPBS17に入射され
る。
【0047】PBS17は入射された光と同一の偏光面
の光成分を透過してフォトディテクタ19に入射し、か
つ、入射された光と垂直の偏光面の光成分を反射して2
分割フォトディテクタ18に入射する。2分割フォトデ
ィテクタ18によりそれぞれ光電変換して得られた2信
号は差をとられてトラックエラー信号として使用され
る。
【0048】ここで、光スポットが領域4(又は9)か
領域5(又は10)に存在するときには、上記のトラッ
クエラー信号は0になるが、光スポットが領域4(又は
9)又は領域5(又は10)からずれると、上記のトラ
ックエラー信号はそのずれに比例したレベルに変化す
る。従って、領域4(又は9)を案内トラックとしたと
きのこのトラックエラー信号を用いることにより、光ス
ポットを領域5(又は10)に追従させることができ
る。
【0049】また、フォトディテクタ18により光電変
換して得られた2信号の和と、フォトディテクタ19に
より光電変換して得られた信号を用いて差動を取ること
により再生信号が得られる。なお、フォトディテクタ1
9はここでは特に分割していないが、分割したものを用
いることもできる。このように、本実施例では、再生信
号の光学系をそのまま利用してトラックエラー信号を生
成できるため、新たにトラックサーボ用の光学系を必要
としないため、光学部品を節約できるという効果があ
る。
【0050】次に、本発明の光磁気記録媒体の具体例に
ついて更に説明する。第1の具体例は、基板3として直
径130mmのポリカーボネート基板を用い、その基板
3上に第1の誘電体膜として窒化シリコン膜を80n
m、第1の磁性膜1としてTbFeCo膜を30nm、
第2の磁性膜2として第1の磁性膜1とは組成が多少異
なるTbFeCo膜を100nm、第2の誘電体膜とし
て窒化シリコン膜を80nmの各膜厚にて順次に積層し
た光ディスクである。
【0051】また、この第1の具体例では、第2の磁性
膜2がトラックピッチ1.6μm相当の周期でスパイラ
ル状に形成され、第1の磁性膜1のTbFeCo膜のキ
ュリー温度が180℃、室温での界面磁壁エネルギー密
度が2.4erg/cm2で、第2の磁性膜2のTbF
eCo膜のキュリー温度が300℃、室温での界面磁壁
エネルギー密度が2.6erg/cm2とされている。
これにより、室温近傍で第2の磁性膜2から第1の磁性
膜1への界面磁壁のパンチスルーを生じさせることがで
きる。
【0052】また、第2の磁性膜2のTbFeCo膜の
補償温度は80℃で、室温近傍では第1の磁性膜1のT
bFeCo膜と第2の磁性膜2のTbFeCo膜は、磁
化の方向が反対となっている。この第1の具体例の光デ
ィスクを再生したところ、案内溝がなくなったことによ
ってノイズが減少し、搬送波電力対雑音電力比(C/N
比)55dB以上の良好な再生信号が得られた。また、
良好なトラックエラー信号も得られ、トラックサーボも
良好にかけることができた。
【0053】次に、第2の具体例は、第1の磁性膜1と
してTbFeCo膜を30nm、第2の磁性膜2として
第1の磁性膜1とは組成が多少異なるTbFeCo膜を
100nmで成膜し、他の膜は第1の具体例と同じ構造
とした光ディスクである。
【0054】この第2の具体例では、第2の磁性膜2が
トラックピッチ1.6μm相当の周期でスパイラル状に
形成され、第1の磁性膜1のTbFeCo膜のキュリー
温度が180℃、室温での界面磁壁エネルギー密度が
2.3erg/cm2で、第2の磁性膜2のTbFeC
o膜のキュリー温度が300℃、室温での界面磁壁エネ
ルギー密度が2.7erg/cm2とされている。これ
により、室温近傍で第2の磁性膜2から第1の磁性膜1
への界面磁壁のパンチスルーを生じさせることができ
る。
【0055】また、第1の磁性膜1のTbFeCo膜の
補償温度は50℃で、室温近傍では第1の磁性膜1のT
bFeCo膜と第2の磁性膜2のTbFeCo膜は、磁
化の方向が反対となっている。この第2の具体例の光デ
ィスクを再生したところ、案内溝がなくなったことによ
ってノイズが減少し、C/N比55dB以上の良好な再
生信号が得られた。また、良好なトラックエラー信号も
得られ、トラックサーボも良好にかけることができた。
【0056】次に、第3の具体例は、第1の磁性膜1と
してTbFeCo膜を20nm、第2の磁性膜2として
TbCo膜を100nmで成膜し、他の膜は第1の具体
例と同じ構造とした光ディスクである。
【0057】この第3の具体例では、第2の磁性膜2が
トラックピッチ1.6μm相当の周期でスパイラル状に
形成され、第1の磁性膜1のTbFeCo膜のキュリー
温度が180℃、室温での界面磁壁エネルギー密度が
2.4erg/cm2で、第2の磁性膜2のTbCo膜
のキュリー温度が310℃、室温での界面磁壁エネルギ
ー密度が2.3erg/cm2とされている。これによ
り、第1の磁性膜1ができるはずの界面磁壁の厚さより
も薄いために、室温近傍で第2の磁性膜2から第1の磁
性膜1への界面磁壁のパンチスルーを生じさせることが
できる。
【0058】また、第1の磁性膜1のTbFeCo膜の
補償温度は60℃で、室温近傍では第1の磁性膜1のT
bFeCo膜と第2の磁性膜2のTbCo膜は、磁化の
方向が反対となっている。この第3の具体例の光ディス
クを再生したところ、案内溝がなくなったことによって
ノイズが減少し、第1及び第2の具体例と同様に、良好
な再生信号と良好なトラックエラー信号を得ることがで
き、良好な再生ができた。
【0059】次に、第4の具体例は、第1の磁性膜1と
してTbFeCo膜を20nm、第2の磁性膜2として
TbCo膜を100nmで成膜し、他の膜は第1の具体
例と同じ構造とした光ディスクである。
【0060】この第4の具体例では、第2の磁性膜2が
トラックピッチ1.6μm相当の周期でスパイラル状に
形成され、第1の磁性膜1のTbFeCo膜のキュリー
温度が180℃、室温での界面磁壁エネルギー密度が
2.4erg/cm2で、第2の磁性膜2のTbCo膜
のキュリー温度が320℃、室温での界面磁壁エネルギ
ー密度が2.6erg/cm2とされている。これによ
り、室温近傍で第2の磁性膜2から第1の磁性膜1への
界面磁壁のパンチスルーを生じさせることができる。
【0061】また、第2の磁性膜2のTbCo膜の補償
温度は80℃で、室温近傍では第1の磁性膜1のTbF
eCo膜と第2の磁性膜2のTbCo膜は、磁化の方向
が反対となっている。この第4の具体例の光ディスクを
再生したところ、案内溝がなくなったことによってノイ
ズが減少し、上記の各具体例と同様に、良好な再生信号
と良好なトラックエラー信号を得ることができ、良好な
再生ができた。
【0062】上記の第1の磁性膜1と第1の誘電体膜の
間に、再生用のGdFeCo膜又はGdTbFeCo膜
又はGdDyFeCo膜といった磁性膜を付けた構成の
光磁気記録媒体にも上記の技術を適用した。この場合、
案内溝と同等な部分以外の磁性膜は3層、他の部分は2
層になっている。その結果、上記と同様な良好な再生が
できた。
【0063】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば第2の磁性膜が形成されている方
の第1の磁性膜に情報を記録し、再生することもでき
る。また、上記の各具体例は第1実施例についての例で
あるが、第2及び第3実施例についてもほぼ同様であ
る。また、上記の技術を光カードに適用した場合、良好
な読み出し特性を持つ高密度光カードが実現できた。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
物理的な溝が無くても第2の磁性膜のみが成膜されてい
る部分又は第2の磁性膜が厚く成膜されている部分を案
内トラックとして用いることができ、案内溝の形成を不
要にできるため、案内溝形成により生じる基板の物理的
変形を防止でき、案内溝をコンプレッション法やインジ
ェクション法等で整形するプロセスが不要になり、高密
度化が進んだ場合でも、案内溝に相当する部分を媒体ノ
イズの上昇なしに良好に形成できる。
【0065】また、本発明によれば、第2の磁性膜の室
温近傍での界面磁壁エネルギー密度を、第1の磁性膜の
界面磁壁エネルギー密度よりも大きくしたため、又は、
第1の磁性膜の厚さを、第2の磁性膜との間にできる界
面磁壁の厚さよりも薄くしたため、第2の磁性膜を信号
品質良く形成することができる。以上より、本発明によ
れば、光磁気記録媒体のより高密度化を実現でき、大容
量光ディスク及び光カードを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光磁気記録媒体の第1実施例の平面図
及び断面図である。
【図2】本発明の光磁気記録媒体の第2実施例の平面図
及び断面図である。
【図3】本発明の光磁気記録媒体の第3実施例の平面図
及び断面図である。
【図4】本発明再生方法の一実施例を説明する構成図で
ある。
【図5】従来の光磁気記録媒体の一例の平面図及び断面
図である。
【符号の説明】
1、6 第1の磁性膜 2、8 第2の磁性膜 3 基板 4、7、9 案内トラックとなる領域 5、10 情報記録再生領域 103 プリピット

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に形成された第1の磁性膜
    と、該第1の磁性膜上に光スポットの進行方向に平行な
    方向に、かつ、光スポットの進行方向と直交する方向に
    周期的間隔で形成された第2の磁性膜とを少なくとも有
    し、該第1の磁性膜と該第2の磁性膜とはそれぞれ室温
    付近において、磁化の向きが反対になるように磁気的に
    結合され、かつ、該第2の磁性膜の磁化状態が該第1の
    磁性膜に転写する特性を持たせた構造とされていること
    を特徴とする光磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 基板の表面に被覆形成されると共に光ス
    ポットの進行方向に平行な方向に、かつ、光スポットの
    進行方向と直交する方向に周期的間隔で厚さが厚い部分
    を有するように形成された第1の磁性膜と、該第1の磁
    性膜の該厚さが厚い部分上に形成された第2の磁性膜と
    を少なくとも有し、該第1の磁性膜と該第2の磁性膜と
    はそれぞれ室温付近において、磁化の向きが反対になる
    ように磁気的に結合され、かつ、該第2の磁性膜の磁化
    状態が該第1の磁性膜に転写する特性を持たせた構造と
    されていることを特徴とする光磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 基板の表面に形成された第1の磁性膜
    と、該第1の磁性膜上全面に被覆形成されると共に光ス
    ポットの進行方向に平行な方向に、かつ、光スポットの
    進行方向と直交する方向に周期的間隔で厚さが厚い部分
    を有するように形成された第2の磁性膜とを少なくとも
    有し、該第1の磁性膜と該第2の磁性膜とはそれぞれ室
    温付近において、磁化の向きが反対になるように磁気的
    に結合され、かつ、該第2の磁性膜の磁化状態が該第1
    の磁性膜に転写する特性を持たせた構造とされているこ
    とを特徴とする光磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記第2の磁性膜は、トラックエラー信
    号を得るための案内トラックを形成することを特徴とす
    る請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の光磁気記録
    媒体。
  5. 【請求項5】 前記第2の磁性膜の室温近傍での界面磁
    壁エネルギー密度が、前記第1の磁性膜の界面磁壁エネ
    ルギー密度よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至
    4のうちいずれか一項記載の光磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記第1の磁性膜の厚さが、前記第2の
    磁性膜との間にできる界面磁壁の厚さよりも薄いことを
    特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の光
    磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の光磁気記録媒体に対して
    光を照射して得られた反射光を、少なくとも偏光ビーム
    スプリッタを介して前記一定方向に対して垂直な方向に
    対称に分割された光検出器に入射し、前記第2の磁性膜
    に対する光スポットのずれに応じたレベルのトラックエ
    ラー信号を該光検出器より取り出して請求項4記載の光
    磁気記録媒体の記録情報を再生することを特徴とする光
    磁気記録媒体の再生方法。
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