JP2936055B2 - サンマの内臓由来のプロテアーゼおよび淡色調味料の製造方法 - Google Patents

サンマの内臓由来のプロテアーゼおよび淡色調味料の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンマの内臓由来
の新規なプロテアーゼおよび淡色調味料の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、タンパク質分解酵素を用いて、動
植物由来のタンパク質を加水分解し、食品の原材料とし
て用いたり、あるいは味噌、醤油のような食品加工を行
ったり、肉の品質改善を行う試みが盛んになっている。
食品加工に用いられる酵素剤としては、麹菌等の微生物
由来のものが用いられることが多い。塩辛などの伝統的
な水産食品の製造に際しては、従来からいかのふ等の内
臓部分を用いて、内臓部分に本来含まれる酵素を利用し
て魚介類タンパク質の分解が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、微生物
由来の酵素剤はタンパク質分解以外の酵素活性を含む場
合が多く、そのような酵素活性は加工した食品の着色等
の原因になることがあるという問題点があった。また、
いかのふ等の内臓を用いる場合、含まれる酵素により内
臓自体も分解されるため、利用できる加工食品の種類が
内臓の分解物により風味が低下しない食品に限定される
という問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、加工した食品等の着色を少なくす
るとともに、利用できる加工食品の種類を広げることが
できるサンマの内臓由来のプロテアーゼおよび淡色調味
料の製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らは、サンマ(学
名:Cololabisaira)の内臓部分から
アルカリ性プロテアーゼを見いだし、本発明を完成する
に至った。本発明に係るサンマの内臓由来のプロテアー
ゼは下記の性質を有する。
【0006】作用:プロテアーゼ活性を有する。最
適pH:pH10.0。安定pH範囲:30℃にて30分間あるいは
4℃にて5日間保持する条件で、pH5.0 〜11.0において
安定である。作用適温の範囲:最適温度は40℃であ
る。熱安定性:pH9.0 にて30分間保持する条件で、40
℃まで安定である。各種阻害剤の影響:フェニルメタ
ンスルホニルフルオリド(PMSF)、大豆トリプシン
インヒビター(SBTI、セリンプロテイナーゼ(トリ
プシン)の阻害剤)、1-クロロ-3-トシルアミド-7-アミ
ノ-2-ヘプタノンヒドロクロリド(TLCK、セリンプ
ロテイナーゼ(トリプシン)の阻害剤)で、完全に阻害を
受ける。相対分子量:ソディウムドデシルサルフェー
ト電気泳動法により測定した相対分子量は約25,000であ
る。
【0007】
【0008】
【0009】本発明に係る淡色調味料の製造方法は、前
述のサンマの内臓由来のプロテアーゼを用いて動物性蛋
白素材を処理することを特徴とする。動物性蛋白素材と
は、例えば、魚介肉、獣肉、鳥肉であり、特に、魚肉が
好ましい。
【0010】前述のサンマの内臓由来のプロテアーゼを
用いて動物性蛋白素材を処理すると、素材の着色を少な
くして加工することができる。これは、サンマの内臓由
来のプロテアーゼが、最適pHがpH10.0であり、
アルカリサイドで働くことから、酸化が関係する着色速
度を抑制することができるためと考えられる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(1)酵素の採取方法。
【0012】サンマ(Cololabis saira)の内臓部分を
出発材料とする。この内臓部分をミキサーで攪拌してホ
モゲナイズし、粗酵素液とする。この粗酵素液から本発
明酵素を採取・精製するには、既知の精製法が単独でも
しくは併用して利用され得る。例えば、粗酵素液を遠心
分離にかけて水層部分を取り出し、硫酸アンモニウムな
どによる塩析、エタノールなどによる有機溶媒沈澱等を
行うことにより本酵素が得られる。この酵素は各種クロ
マトグラフィー(例えばOctyl-Sepharose CL−4B)、ゲ
ル濾過などによる処理を行うことにより精製される。
【0013】(2)活性測定法。
【0014】「第四回改正国税庁所定分析法注解」(発
行者:財団法人日本醸造協会、平成5年2月20日 第
四回改正版発行)に準拠したFolin 法により、pH 9.0、
温度30℃の条件下でのミルクカゼイン分解活性を測定し
た。
【0015】(3)酵素の性質。
【0016】以下に示す本酵素の各性質は、後述の実施
例で得られた精製酵素を用いて調べた。
【0017】(作用)プロテアーゼ活性を有する。
【0018】(最適pH)本酵素を用い、pH 2〜11の範
囲で活性測定法の方法に準じて、1%カゼインを基質と
して30℃にて10分間酵素反応を行った。酵素の相対活性
を図1に示す。図1から最適pHは10.0であることがわか
る。
【0019】(安定pH範囲)本酵素を図2に示す各pH
条件下、30℃にて30分保持した後に残存活性を測定し
た。それぞれの残存活性を図2に示す。図2から安定pH
範囲は30℃で 5〜11であることがわかる。
【0020】(作用適温の範囲)本酵素の活性を図3
に示す各温度において、活性測定法の方法に準じて、1
%カゼインを基質として酵素反応を行い、相対活性を測
定した。その結果を図3に示す。図3から最適温度は40
℃であることがわかる。
【0021】(熱安定性)本酵素をpH 9.0の条件下、
4℃、30℃、40℃、45℃、50℃、および60℃でそれぞれ
30分保持した後、残存活性を測定した。その結果を図4
に示す。図4から、本酵素はpH 9.0で30分保持した場合
に30℃まで安定であることがわかる。
【0022】(各種阻害剤の影響)本酵素を用いて、
表1に示すプロテアーゼインヒビターを含有する溶液中
で30分保持した後、活性測定法の方法に従って酵素反応
を行い、それぞれの残存活性を測定した。その結果を表
1に示す。フェニルメタンスルホニルフルオリド(PM
SF)、大豆トリプシンインヒビター(SBTI、セリ
ンプロテイナーゼ(トリプシン)の阻害剤)、1-クロロ-3
-トシルアミド-7-アミノ-2-ヘプタノンヒドロクロリド
(TLCK、セリンプロテイナーゼ(トリプシン)の阻害
剤)で、完全に阻害を受ける。一方、同じセリンプロテ
イナーゼであるキモトリプシンの阻害剤であるL-1-p-ト
シルアミノ-2-フェニルエチルケトン(TPCK)は活
性に全く影響を与えない。また、エチレンジアミンテト
ラ酢酸(EDTA、金属プロテイナーゼの阻害剤)、E
64(システインプロテイナーゼの阻害剤)、カルパイン
インヒビター(システインプロテイナーゼの阻害剤)の
いずれによっても阻害されない。なお、本酵素には、酵
素反応の活性化因子および安定化因子はないと思われ
る。各種阻害剤の影響から、本酵素は、トリプシンであ
ると考えられる。
【0023】
【表1】
【0024】(相対分子量)SDSポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動法により測定した相対分子量は、約25,0
00であった。参考のため、電気泳動法による結果を図5
に示す。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
【0026】(A)粗酵素液の調製
【0027】図6に、サンマ(Cololabis saira)から
の酵素の精製工程を示す。凍結したサンマの内臓部分を
ミキサーで攪拌してホモゲナイズした後、9,000Xgで20
分間遠心して濃赤色の水層を粗酵素液として得た。得ら
れた粗酵素液について活性測定法に従ってプロテアーゼ
活性を測定したところ、粗酵素液1ml当り1.92X104Uであ
った。
【0028】(B)酵素の精製
【0029】(A)で得られた粗酵素液に100ml当り硫
酸アンモニウム20.9gを加えて塩析した。これを遠心分
離して得た上澄液にさらに硫酸アンモニウム23.8gを加
えて塩析した。その沈澱物を遠心分離により採取した。
得られた沈澱物をpH7.0 50mMリン酸緩衝液に再溶解し
た。この溶液を、1.7M硫酸アンモニウムを含むpH7.0 50
mMリン酸緩衝液で平衡化したOctyl-セファロースCL-4B
カラムクロマトグラフィーにかけた。その結果を図7に
示す。次に、これを1.7〜0Mの硫酸アンモニウム濃度勾
配溶出法で溶出してプロテアーゼ活性画分を得た。
【0030】このプロテアーゼ活性画分を、20mM酢酸緩
衝液に対して4℃下で20時間透析し、得られた透析内液
を、同じ緩衝液で平衡化したCM-セファロースCL-6Bカラ
ムクロマトグラフィーにかけた。その結果を図8に示
す。次に、これを0〜0.5MのNaCl濃度勾配溶出法で溶出
してプロテアーゼ活性画分を得た。
【0031】このプロテアーゼ活性画分を、pH7.0 50mM
リン酸緩衝液で平衡化したセファデックスG-100カラム
を用いたゲル濾過法により精製した。その結果、図9に
示すように、アルカリプロテアーゼ活性を示す単一ピー
クが得られた。このプロテアーゼの性質を調べたとこ
ろ、前述の魚類由来のプロテアーゼの各性質を有するこ
とが分かった。プロテイナーゼの精製工程における各段
階ごとの総タンパク質量、総活性、特異活性、収率およ
び精製度に関する結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】(C)本酵素を用いた水産物の加工法
【0034】(B)で得られた酵素を用いて魚醤油の試
作を行った。原料魚にはサンマを用いた。頭部、内臓を
除き、水洗したサンマを3つに切断し、18W/W%のNaCl
を添加して塩漬にし、 4℃下で7日間保存した。このと
き分離して来る滲出液は、煮沸処理した後、アドバンテ
ックNO.5C濾紙で濾過した。滲出液を除いた固形物につ
いては、ペースト状にした。表3の原料配合でそれぞれ
諸味を仕込み、25℃にて140日間熟成させ、濾布に入れ
て圧搾し、魚醤油とした。
【0035】
【表3】
【0036】得られた各魚醤油の成分の測定を行った。
測定は、表4に示すように、着色度(430 nmの吸光
度)、全窒素分、ホルモール窒素について行った。
【0037】全窒素分、ホルモール窒素については、
「しょうゆ試験法」(編集発行:財団法人 日本醤油研
究所、しょうゆ試験法編集委員会、昭和60年3月1日
発行)に従った。表4に示すように、対照区に比べ、
I、II、IIIのいずれの試験区も全窒素分とホルモ
ール窒素が高い値となった。着色度については、試験区
I、IIに比して味噌用の麹菌由来の酵素剤(商品名:
「味噌用ハイコーシ゛400 」、正田醤油製)を用いた試験区I
IIは著しく褐変した。試験区I、IIは対照区とほぼ
同じ程度の淡色領域に抑えられた。
【0038】
【表4】
【0039】(D)本酵素を用いた焼肉のたれ様調味料
の製造法
【0040】(C)で得られた試験区IIの魚醤油をベ
ースとして、表5に示す原料配合で焼肉のたれ様調味料
の試作を行った。その結果、醤油ベースのたれと比べ、
色調は明るく、高い呈味のあるたれ様調味料が得られ
た。
【0041】
【表5】
【0042】(E)本酵素を用いた納豆のたれ様調味料
の製造法
【0043】(C)で得られた試験区IIの魚醤油を用
いて、納豆のたれ様調味料の試作を行った。表6に示す
ように魚醤油に食酢を加えてやることで、納豆のたれ様
調味料が容易に得られた。この納豆のたれは、酸加水分
解によって製造されたものと比べ、焦臭がなく、加熱に
よる化合物等が含まれておらず、呈味も高いものであっ
た。
【0044】
【表6】
【0045】(F)他の魚からの粗酵素液の調製
【0046】表7に示す4種の魚について、サンマの場
合と同様の方法で粗酵素液を調整した。即ち、それぞれ
内臓1gに対して1mlの生理食塩水(0.9 %NaCl) を4
℃下で添加し、ミキサーで攪拌してホモゲナイズした
後、9,000Xgで20分間遠心して水層を粗酵素液として得
た。得られた粗酵素液について活性測定法に従ってプロ
テアーゼ活性を測定した。その結果を表7に示す。
【0047】
【表7】
【0048】各粗酵素液について、そのアルカリプロテ
アーゼ活性のうち、トリプシンに由来する活性が何%あ
るかを調べるため、トリプシンのみを阻害する大豆トリ
プシンインヒビター(SBTI)による各酵素液への影
響を調べた。その結果を表8に示す。表8をみると、各
魚から得られた粗酵素液はSBTIにより相対活性がか
なり低くなっている。
【0049】
【表8】
【0050】
【発明の効果】本発明に係るサンマの内臓由来のプロテ
アーゼおよび淡色調味料の製造方法によれば、その新規
なプロテアーゼは加工した食品等の着色を少なくすると
ともに、内臓そのものを含まないため、利用できる加工
食品の種類を広げることができる。このプロテアーゼ
は、水産加工、調味料あるいはその素材の製造など工業
用のプロテアーゼとして、広く利用され得る。このプロ
テアーゼは、水産練り製品や干物等を製造する際に廃棄
されてきた魚類由来の内臓部分から製造することによ
り、これらを有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の酵素を用い、pH2〜11の条
件下で、1%カゼインを基質として、30℃にて10分間酵素
反応を行ったときの酵素の相対活性を示すグラフであ
る。
【図2】本発明の一実施例の酵素を用い、pH2〜11の条
件下、30℃にて30分間保持した後に測定したときの残存
活性を示すグラフである。
【図3】本発明の一実施例の酵素について、20〜60℃に
おいて1%カゼインを基質として酵素反応を行ったとき
の相対活性を示すグラフである。
【図4】本発明の一実施例の酵素について、pH9.0の条
件下、4〜60℃で30分間保持した後、酵素反応を行った
ときの残存活性を示すグラフである。
【図5】本発明の一実施例の酵素のSDSポリアクリル
アミドゲル電気泳動法の結果を示す図である。
【図6】本発明の一実施例の酵素のサンマからの精製工
程を示す工程図である。
【図7】本発明の一実施例の酵素の精製過程におけるOc
tyl-セファロース・カラムクロマトグラフィーの結果を
示すグラフである。
【図8】本発明の一実施例の酵素の精製過程におけるC
M−セファロース・カラムクロマトグラフィーの結果を
示すグラフである。
【図9】本発明の一実施例の酵素の精製過程におけるセ
ファデックスG-100カラムクロマトグラフィーの結果を
示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 Comp.Biochem.Phys iol.,91B(4)(1988)p.677 −684 Biochimica et Bio physica Acta,658(1) (1981),p.17−26 Database BIOSIS(D IALOG) BIOSIS Numb er:93120527 PYEN J−H e t al.,”Comparative studies on the en zymatic properties of trypsins from cat shark and mack erel”,Abstract(Bul ltein of the Korea n Fishries Societ y,24(5)(1991),p.273−288) Database BIOSIS(D IALOG) BIOSIS Numb er:84034621 CHANG D−S et al.,”Purificati on and characteriz ation of proteolyt ic enzymes isolate d from marine anim als”,Abstract(Bull tein of National f ishries University of BUSAN(Naturarl sciences),26(1−2) (1986),p.123−139) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12N 9/64 A23L 1/23 A23L 1/238 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の性質を有するサンマの内臓由来のプ
    ロテアーゼ。 作用:プロテアーゼ活性を有する。 最適pH:pH10.0。 安定pH範囲:30℃にて30分間あるいは4℃にて
    5日間保持する条件で、pH5.0〜11.0において
    安定である。 作用適温の範囲:最適温度は40℃である。 熱安定性:pH9.0にて30分間保持する条件で、
    40℃まで安定である。 各種阻害剤の影響:フェニルメタンスルホニルフルオ
    リド、大豆トリプシンインヒビター、1−クロロ−3−
    トシルアミド−7−アミノ−2−ヘプタノンヒドロクロ
    リドで、完全に阻害を受ける。 相対分子量:ソディウムドデシルサルフェート電気泳
    動法により測定した相対分子量は約25,000であ
    る。
  2. 【請求項2】下記の性質を有するサンマの内臓由来のプ
    ロテアーゼを用いて動物性蛋白素材を処理することを特
    徴とする淡色調味料の製造方法。 作用:プロテアーゼ活性を有する。 最適pH:pH10.0。 安定pH範囲:30℃にて30分間あるいは4℃にて
    5日間保持する条件で、pH5.0〜11.0において
    安定である。 作用適温の範囲:最適温度は40℃である。 熱安定性:pH9.0にて30分間保持する条件で、
    40℃まで安定である。 各種阻害剤の影響:フェニルメタンスルホニルフルオ
    リド、大豆トリプシンインヒビター、1−クロロ−3−
    トシルアミド−7−アミノ−2−ヘプタノンヒドロクロ
    リドで、完全に阻害を受ける。 相対分子量:ソディウムドデシルサルフェート電気泳
    動法により測定した相対分子量は約25,000であ
    る。
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CN102940243A (zh) * 2012-10-12 2013-02-27 中国科学院南海海洋研究所 一种具有促进血红细胞生成作用的营养品及其制备方法

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