JP2935829B2 - 鋼片加熱炉における昇降式扉のシール構造 - Google Patents

鋼片加熱炉における昇降式扉のシール構造

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JP2935829B2
JP2935829B2 JP30627496A JP30627496A JP2935829B2 JP 2935829 B2 JP2935829 B2 JP 2935829B2 JP 30627496 A JP30627496 A JP 30627496A JP 30627496 A JP30627496 A JP 30627496A JP 2935829 B2 JP2935829 B2 JP 2935829B2
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water
furnace
door
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heating furnace
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進 高崎
勉 戸越
正己 道崎
泰生 成清
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Chugai Ro Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Chugai Ro Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼片加熱炉におけ
る昇降式扉のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、昇降式扉を備えた鋼片加熱炉Tに
おいては、図3に示すように、耐火材からなる炉本体1
の処理材通過用開口部、たとえば抽出開口2の炉端壁3
に、2重管構成の水冷リンテル4と、この水冷リンテル
4の上方に砂樋5を設ける一方、前記抽出開口2を開閉
する昇降式扉6の上部に、炉内側で、かつ下方に向かう
金物からなるスカート部9を備えたシールカバー8を設
け、扉6の下降(閉)時に前記シールカバー8のスカー
ト部9を前記砂樋5中の砂S内に浸漬させて、いわゆる
サンドシールにより炉内の高温雰囲気が炉外へ流出する
ことを防止するようにしている。なお、10は水冷パイ
プである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記シ
ールカバー8は、昇降式扉6の開閉(昇降)時に炉端壁
3との接触により破損することを防止するため、扉6が
閉じたとき、図に示すように、前記炉本体1の炉端壁3
との間に空間11ができるように構成され、また、扉本
体7と前記炉端壁3との間にも空隙(図示せず)があ
り、炉内高温ガスは前記間隙および空間11を通って砂
樋5部に噴出する。したがって、前記炉内高温ガスが通
過する前記空間11に面する耐火物やスカート部9の金
物および砂樋5、特に、砂樋5を構成する外側金物5a
が短期間に焼損し、しばしば補修しなければならなかっ
た。また、前記炉内高温ガスの噴出により砂樋5内の砂
Sが飛散するため、長期にわたってシール性を確保する
ことができないという課題を有していた。本発明は、前
記課題を簡単な構成により解決することのできる鋼片加
熱炉における昇降式扉のシール構造を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、鋼片加熱炉における昇降式扉のシール構
造において、前記炉本体の処理材通過用開口部の端壁上
部に水樋を設けるとともに、この水樋を形成する炉外側
金物の外側に水冷ボックスを一体に設け、前記扉の下降
時に、扉の上部に設けたシールカバーの下方に向かうス
カート部が前記水樋の水中に浸漬状態となるようにした
鋼片加熱炉における昇降式扉のシール構造である。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
1,図2にしたがって説明する。図3と比較すれば明ら
かなように、本発明は、砂樋5を水樋15としてシール
構造をウォータシールとし、かつ、水樋15を構成する
外側金物15aの外側に水冷ボックス16を設けたもの
で、他の構成は同一のため、同一部分には同一符号を付
して説明を省略する。すなわち、前記水樋15は、前記
2重管構造の水冷リンテル4を底部材とするとともに、
炉殻の一部と炉端壁3の外側金物15aとで構成したも
ので、内部に水Wを貯え、かつ、前記外側金物15aの
外側に一体的に水冷ボックス16を設けたものである。
【0006】なお、前記水樋15は、前述のように水冷
リンテル4や炉殻の一部を利用することなく、図2に示
すように別個に水樋15Aを形成し、これを水冷リンテ
ル4上に配設してもよい。前記構成からなるため、図示
しない周知の昇降手段で扉6を下降させて抽出開口2を
閉じると、前記シールカバー8のスカート部9は水樋1
5の水W中に浸漬する。また、水樋15の炉外側端部は
水冷ボックス16で冷却されている。したがって、空間
11を通って水樋15部に噴出する炉内高温ガスは炉外
に流出することが防止され、またスカート部9の金物
や、水樋15の外側金物15aが熱により歪んだり、こ
の部分の耐火物が焼損するのが軽減される。
【0007】また、水樋15内の水Wは蒸発するが、従
来の砂Sと異なり、適宜容易に補充することができる。
なお、前記シール構造は、装入扉(図示せず)にも適用
することができる。
【0008】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、鋼片加熱炉における昇降式扉のシール方式を、
ウォータシール方式とするとともに、その水樋を構成す
る炉外側金物の外側に水冷ボックスを設けてこの部分を
冷却するようにしたため、扉と炉の端壁との間から噴出
する炉内高温雰囲気により、シールカバーのスカート部
や水樋を構成する金物は水冷されて比較的低温となって
いるため、熱変形することなく、かつ、水冷ボックス回
りの耐火物も損傷することが少なく、メンテナンスの軽
減を図ることができる。また、ウォータシール方式であ
るため、冷却水の補充は適宜行なえ、シール性を長期に
わたって維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる鋼片加熱炉における昇降式扉
のシール構造を示す要部断面図。
【図2】 図1の変形例を示す要部断面図。
【図3】 従来の鋼片加熱炉における昇降式扉のシール
構造を示す要部断面図。
【符号の説明】
1…炉本体、2…処理材通過用開口部、3…炉端壁、6
…昇降式扉、8…シールカバー、9…スカート部、11
…空間、15,15A…水樋、15a…炉外側金物、1
6…水冷ボックス、W…水。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 道崎 正己 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1−1 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 成清 泰生 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1−1 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27D 1/18 C21D 1/00 112

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼片加熱炉における昇降式扉のシール構
    造において、前記炉本体の処理材通過用開口部の端壁上
    部に水樋を設けるとともに、この水樋を形成する炉外側
    金物の外側に水冷ボックスを一体に設け、前記扉の下降
    時に、扉の上部に設けたシールカバーの下方に向かうス
    カート部が前記水樋の水中に浸漬状態となるようにした
    ことを特徴とする鋼片加熱炉における昇降式扉のシール
    構造。
JP30627496A 1996-11-18 1996-11-18 鋼片加熱炉における昇降式扉のシール構造 Expired - Lifetime JP2935829B2 (ja)

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SE534477C2 (sv) * 2010-01-26 2011-09-06 Simonsson & Gartz Handelsbolag Tätningsanording för vertikal tätning
CN114877683B (zh) * 2022-05-31 2024-05-03 金川集团镍钴有限公司 一种冶金炉熔体排放装置

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