JP2935476B2 - 静電荷像現像用トナ− - Google Patents
静電荷像現像用トナ−Info
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Description
法、静電記録法などにおいて形成される静電荷像を現像
するためのトナ−に関するものである。
顔料もしくは染料からなる着色剤成分および可塑剤、電
荷制御剤等の添加成分によって構成されており、樹脂成
分としては天然または合成樹脂が単独或いは適宜混合し
て使用されている。近年急速に技術開発が進められた乾
式現像方式に適したトナ−に対してもその樹脂成分に関
し多くの改良技術が提案されている。特に高速度複写を
目的とする電子写真複写機においては、加熱ロ−ラ−定
着法が採用され、静電記録体(感光ドラム)上に現像に
よって得られたトナ−像を一旦紙などの転写シ−トに転
写した後、該転写シ−トを加熱圧着を行う定着ロ−ラ−
に通してトナ−像をシ−トに融着させて定着が行なわれ
る。
られているが、特に加熱ロ−ラ定着機に代表される接触
加熱定着方式は、熱板定着器などの無接触加熱定着方式
に比して熱効率が高い点で優れており、特に高速度定着
が可能である点で好ましい。
のバインダ−樹脂の物性、ランニングスピ−ド、消費電
力の大きさ、像形成装置の保守その他の作業性の観点か
ら、通常150〜220℃の温度範囲内で定着が遂行さ
れる。
いては、定着温度において確実に定着が達成されるよ
う、バインダ−樹脂に低分子量重合体を含有させトナ−
粘度を下げると共に接触加熱ロ−ラにトナ−の一部が付
着することによるオフセット現象が生じないよう、当該
バインダ−樹脂に高分子量重合体を含有させトナ−弾性
率を上げることが好ましいとされている。
機においては、キャリア粒子とトナ−粒子との混合物か
らなる謂ゆる二成分系乾式現像剤がよく用いられてい
る。この二成分系乾式現像剤は、比較的大きなキャリア
粒子表面上に微小なトナ−粒子が両粒子の摩擦により発
生した電気力により保持されており、静電潜像に近接さ
れると静電潜像が形成する電界によるトナ−粒子に対す
る該潜像方向への吸引力が、トナ−粒子とキャリア粒子
間の結合力に打ち勝ってトナ−粒子は静電潜像上に吸引
付着されて静電潜像が可視化されるものである。そし
て、現像剤は現像によって消費されたトナ−を補充しな
がら反復使用される。
トナ−粒子を所望とする極性で、且つ充分な帯電量に摩
擦帯電しなければならない。しかしながら従来の現像剤
は、粒子間の衝突又は粒子と現像装置との衝突等の機械
的衝突又はこれらによる発熱でキャリア表面にトナ−膜
が形成され、所謂スペント化が生じ、キャリアの帯電特
性が使用時間と共に低下し、現像剤全体を取換える必要
が生じる。
期間の使用中、常に安定な帯電量を得る為、従来よりシ
ャリア表面に種々の樹脂を被覆する方法が提案されてい
るがいまだ満足の行くものは得られていない。
写機用トナ−においては確実な定着性を達成されるよう
に低分子量重合体量を多く用いられる事及び高速度現像
装置内で更に強い機械的衝突を受ける事等によりスペン
ト化を起こし易い。
が増え1台当りのトナ−消費量が増大するので、特にス
ペント化の防止を行ない現像剤全体を取換えるメンテナ
ンス回数を減らす事が望まれた。
セット性のみである場合であっても、バインダ−樹脂が
単に高分子量重合体と低分子量重合体とを含有すること
のみでは不十分であって、更にそれらの重合体が互に相
溶して渾然一体となった状態でバインダ−樹脂に含有さ
れることが必要であり、トナ−の製造時、保存時或いは
像形成時などにおいて互に分離しないものであることが
要請される。
分子量重合体による定着性と高分子量重合体による非オ
フセット性が同時に発揮されるからであって、単に共存
した状態では各々の重合体が個別の作用を発揮するため
にトナ−として目的の効果を得ることはできないからで
ある。
情に基いてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、非オフセット性、定着性、製造時の粉砕性、保存
時の耐ブロッキング性(非凝集性)、像形成時の現像
性、おいて良好な特性を有する静電荷像現像用トナ−を
提供するにある。
れたキャリアを含む現像剤において、前記キャリアのト
ナ−のスペント化に対する高い防止効果を維持したま
ま、長時間使用しても帯電量分布が狭く、且つ逆帯電性
トナ−の発生、画質劣化、地肌汚れのない静電潜像用現
像剤を提供するものであり、
によるトナ−帯電量変化を少なく抑えて、常に安定した
画像を形成しうる現像剤を提供することにある。一般に
帯電量は、低湿時には高く、高湿時には低くなり、これ
によって画像の品質も変化してくるが、本発明現像剤
は、この様な欠点をも改良したものである。
色剤とを主成分とする静電荷像現像用トナ−において、
該結合樹脂が (a) GPC分子量ピ−クLpが5×103〜1.5×1
04であるスチレン系共重合体A(スチレン系モノマ−
含有率Wl重量%)が70〜80重量部と
05〜2×106であるスチレン系共重合体B(スチレン
系モノマ−含有率Wh重量%)が30〜20重量部と を含有し、(但し、スチレン系共重合体Aとスチレン系
共重合体Bの合計は100重量部である。)WlとWh
が50重量%以上であり、且つWl<Whの条件を満足
する混合樹脂であり、
の角周波数ω=10〔rad/sec〕で測定した時の貯蔵弾
性率(G´)が5×103〜5×104〔rad/sec〕にお
ける力学的損失正接(tanδ)が1.2≦tanδ≦3.5の範囲
にあり
2500〔ポイズ〕の範囲であることを特徴とする高速
電子写真に適した静電荷像現像用トナ−を提供するもの
である。
混合樹脂はスチレン系共重合体Aを、スチレン系共重合
体Bの為のモノマ−に溶解した後、懸濁重合する事によ
り得られるスチレン系共重合体AとBが溶解した混合樹
脂により得られるものである。
−は、従来のトナ−に比べて定着可能な最低温度が低く
て良好な定着性を有し、これを損うことなく、優れた非
オフセット性及び耐ブロッキング性を具え、製造時の粉
砕性が良好であり摩擦帯電性が好適であって優れた現像
性が発揮され、しかも樹脂被覆層を有するキャリアを用
いた現像剤においてスペント化を起こさず繰り返し使用
時の耐久性が大きい卓越した性能を有するものである。
スチレン系成分を与えるものはいわゆるスチレン系モノ
マ−であり、その具体例としては、スチレン、o−メチ
ルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、α−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4
−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−te
rt−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−
n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−
n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−
メトキシステレン、p−フェニルスチレン、p−クロル
スチレン、3,4−ジクロルスチレンなどを挙げること
ができるが、このうちスチレンが最も好ましい。
A及びBを構成する第1のアクリル系成分及び第2のア
クリル系成分を与えるものはいわゆるアクリル系モノマ
−であり、その具体例としては、(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルとしては、例えばアクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イ
ソブチル、アクリル酸エチルヘキシル、メタアクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸nブチル、
メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸ラウリル、メタ
クリル酸ステアリル等があり、特にアクリル酸nブチ
ル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸n−ブチ
ル、メタクリル酸ラウリルが好ましい。
分のモノマ−と通常の条件下で重合せしめて得られる共
重合体のガラス転移温度が40℃〜80℃の範囲内にあ
るものである事が好ましい。
量部とスチレン系共重合体Bが30〜20重量部(但し
スチレン系共重合体Aとスチレン系共重合体Bの合計は
100重量部である)の範囲である事が好ましく更に好
ましくはスチレン系共重合体Aが72〜78重量部とス
チレン系共重合体Bが28〜22重量部のものが好適に
使用される。
ないと(スチレン系共重合体Bが30重量部より多い)
耐オフセット性は良好であるが低温領域での定着性は不
良となり定着下限温度が上昇し好ましくない。またスチ
レン系共重合体Aが80重量部より多いと(スチレン系
共重合体Bが20重量部より少ない)定着性は良好であ
るがホット・オフセットが発生しやすくなり、定着可能
温度幅が狭くなり好ましくない。
クLpが好ましくは、5×103〜1.5×104、更に好
ましくは7×103〜1.2×104のものが好適に使用さ
れる。
低いと定着性は良好であるが、現像機中でトナ−がスペ
ントを起こし易く現像剤の寿命が短い。又、分子量ピ−
クLpが1.5×104より高いと、スペント化は起きにく
いが低温領域での定着性は不良となり、定着下限温度が
上昇し、かつコ−ルド・オフセット温度も不良となり好
ましくない。
クHpが好ましくは、4×105〜2×106更に好まし
くは、5×105〜1.5×106、最も好ましくは6×1
05〜1.0×106のものが好適に使用される。
いと定着性は良好であるがホット・オフセットが発生し
やすくなり定着可能温度幅が狭くなり好ましくない。
いとスチレン系共重合体Aとの相溶性によるものの考え
られるがスチレン系共重合体Aとスチレン系共重合体B
の各々の重合体が個別の作用を発揮する為に、トナ−と
しての目的の効果を得る事が難しい。
−含有率Wl〔重量%〕とスチレン系共重合体Bのスチ
レン系モノマ−含有率Wh〔重量%〕が各々WlとWh
が50重量%以上であり、かつWl<Whの条件を満足
している事が好ましい。
れる共重合体のガラス転移温度が低くなり、トナ−の保
存時の安定性が悪くなり好ましくない。又、Wh>Wl
の条件を満たしていないと良好な定着性と優れた現像性
と繰り返し使用時の耐久性に卓越した性能が得られな
い。
は、目的の効果を得る事が難しく混合樹脂の170℃に
おける溶融状態での角周波数ω=10〔rad/sec〕で測
定した時の動的粘弾性を満たす事が必要である事を見出
した。
anδ≦3.5、更に好ましくは1.3≦tanδ≦3.0、最も好ま
しくは1.4≦tanδ≦2.5の範囲であり、かつ動的粘性率
が好ましくは500≦η´≦2500〔poise〕、更に
好ましくは600≦η´≦2000〔poise〕最も好ま
しくは、700≦η´≦1500の範囲のものが好適に
使用される。
として挙動し、耐オフセット性は良好であるが、低温領
域での定着性は不良となり、定着下限温度上昇し、かつ
コ−ルドオフセット温度も不良となり好ましくない。ま
た、tanδ>3.5では、定着時のトナ−は粘性体に近い挙
動を示し、定着性は良好であるが、ホットオフセットが
発生しやすくなり定着可能温度幅が狭くなり好ましくな
い。
であるが、オフセットが発生するため、定着可能領域が
なく使用できない。
ット性が得られるが、低温領域での定着性は不良とな
り、実用上充分な定着性が得られない。
KOHmg/g更に好ましくは0.2〜0.7KOHmg/gのものが好適
に使用される。
構成成分である樹脂の抵抗が高い事によると考えられる
がキャリアとトナ−との帯電特性が使用時間と共に変化
し、安定な現像剤が得られない。又、酸価が1.0KOHmg/
gより大きいと樹脂の極性が大きくなり、目的とするキ
ャリアとトナ−の帯電量を得ることが難しくなる。
−は、鉄粉或いはガラスビ−ズなどより成るキャリアが
前記トナ−に混合されたいわゆる二成分系現像剤を用い
る現像法において、樹脂被覆層を有するキャリアを使用
する現像剤に好適に用いられる。
般に鉄、ニッケル、フエライト、ガラスビ−ズより成る
核体粒子の表面を絶縁性樹脂の被覆層により被覆したキ
ャリアが代表的なものであり、絶縁性樹脂材料として
は、一般にフッ素樹脂シリコン樹脂、アクリル樹脂、ス
チレンアクリル共重合樹脂、ポリエステル樹脂、ポリブ
タジエン樹脂が代表的なものである。
−と樹脂被覆層を有する。
合、キャリア粒子の表面にトナ−粒子が付着して汚染さ
れるスペントが著しく少ない、キャリアとトナ−の摩擦
帯電特性を制御することが可能であり、耐久性に優れ使
用寿命が長い点で特に高速の電子複写機に好適である。
脂は例えば下記の方法によって合成することができる。
即ち一般的に知られている重合方法、即ち塊状重合法、
懸濁重合法、溶液重合法などによりスチレン系共重合体
A(低分子量重合体)を合成し、これを、重合されてス
チレン系共重合体B(高分子量重合体)となるべく単量
体に溶解し、然る後この混合物を懸濁重合法により合成
する事ができる。
おいて、低分子量重合体と高分子量重合体が均一に混合
され、両重合体が渾然一体となって状態が得られる点に
ある。
には、適当な顔料または染料が着色剤として配合され更
に必要に応じて電荷制御剤、(離型剤・磁性体などの他
の種類のトナ−添加剤を配合せしめることができる。
合して均一に混合溶融し、溶融混合物を劣却後必要に応
じ粗砕した上ジェットミル等で微粉砕のち、分級機で分
級することにより、平均粒径が5〜30μmの所望粒度
分布の最終製品(トナ−)を得る事ができる。
明する。 分子量測定法 分子量分布のピ−ク位置分子量は、ゲルパ−ミエ−ショ
ンクロマトグラフィ−(GPC)に、カラム(東ソ−製
GMH×3本)を装着した装置を用いて試料をテトラヒ
ドロフラン(THF)に0.2wt%の濃度で溶解し、温
度20℃において1ml/minの流速で測定を行った。な
お試料の分子量測定に際しては該試料の有する分子量が
数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成された検
量線の分子量の対数とカウント数が直線となる範囲内に
包含される測定条件を選択した。
を測定する為の機器により得られる。本発明に使用した
レオメ−タ−は(株)レオロジ社製MR−3ソリキッド
メ−タ−であり、測定条件は170℃における溶融状態
において、角周波数ω=10〔rad/sec〕を固定し、こ
の時の貯蔵弾性率(G´)と力学的損失正接(tanδ)
と動的粘性率(η´)のレオロジ−特性を測定した。
2ガス雰囲気中で溶解した後、フェノ−ルフタレン指示
液(1%エチルアルコ−ル溶液)を1〜2滴加えて、N
2ガス雰囲気中で1/100NのN2OHで滴定を行い、
次式より酸価を算出した。
のトナ−のかぶりは、ミノルタ社製CR−200色彩色
差計を用いて測定した。かぶりが少ない場合は0.5%以
下の値をかぶりが多い場合は1%以上の値を示す。
リル酸ブチル1.3kg、過酸化ベンゾイル800gを仕
込み混合溶解させた後、ポリビニルアルコ−ル(ゴ−セ
ノ−ルKH−17)10gを溶解させた脱イオン水の水
溶液20kgを加え攪拌下重合機内部を90℃に加熱し
て10時間重合反応を行ない分子量ピ−クが10000
の低分子量重合体を得た。
合体7.4kgとスチレン2.08kgアクリル酸ブチル0.52
kg、カヤエステルHTP(Di-t-intyl peroxy hexah
ydroterephthalate)3.9gを仕込み、混合溶解させた
後、ゴ−セノ−ルKH-17 10gを溶解させた脱イオン
水の水溶液20kgを加え、攪拌下重合機内部を85℃
に加熱して12時間重合反応後、10%NaOHを25
0g投入して85℃で2時間熟成した。分子量ピ−クが
710000の高分子量重合体と10000の低分子量
重合体で酸価が0.3KOHmg/gの混合樹脂を得た。
状態での力学的正接損失(tanδ)は1.4であり、動的粘
性率〔η´〕は1600poiseであった。上記混合樹脂
100重量部カ−ボンブラック(MA−100)6重量
部、ポリプロピレン・ワックス(550P)2重量部、
含金染料(S−34)2重量部をボ−ルミルで粉砕混合
した後、140℃の熱ロ−ルで30分間よく混練した。
ェットミルで微粉砕を行なった。更に得られた微粉砕粉
体を風力分級機にて分級を行ない5〜20μmの粒子を
得た後、疎水性シリカ(R−972)0.2重量部を加え
て混合し、平均粒子径10μmのトナ−を得た。
用いて市販の複写機(東芝レオドライ9230…複写速
度60枚/A4紙)で複写試験を行なったところ画像の
定着は145℃から可能となり230℃においても加熱
定着ロ−ルへのトナ−のオフセットによる汚れはなく1
00000枚の複写後も初期と同様、汚れカブリのない
鮮明な画像が得られた。その他得られた結果を表1に記
す。また部はすべて重量部を示す。
合体を得るモノマ−を表1、表2に記載するモノマ−の
種類及び使用量とする以外は実施例1と同様に試作し
た。その結果を表1及び表2に記す。また表1及び表2
に使用するモノマ−はSt−スチレン、BA−ブチルア
クリレ−ト、BMA−ブチルメタアクリレ−トの略号で
ある。
電記録法などにおいて形成される静電荷像を現像するた
めのトナ−に関するものであり、
−は従来のトナ−に比べて、定着可能な最低温度が低く
て良好な定着性を有し、これを損うことなく、優れた非
オフセット性及び耐ブロッキング性を具え、製造時の粉
砕性が良好であり摩擦帯電性が好適であって優れた現像
性が発揮され、
た現像剤においてスペント化を起こさず繰り返し使用時
の耐久性が大きい卓越した性能を有するものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 結合剤樹脂と着色剤とを主成分とする静
電荷像現像用トナ−において、該結合樹脂が (a) GPC分子量ピ−クLpが5×103〜1.5×1
04であるスチレン系共重合体A(スチレン系モノマ−
含有率Wl重量%)が70〜80重量部と (b) GPC分子量ピ−クHpが4×105〜2×1
06であるスチレン系共重合体B(スチレン系モノマ−
含有率Wh重量%)が30〜20重量部と を含有し、(但し、スチレン系共重合体Aとスチレン系
共重合体Bの合計は100重量部である。)WlとWh
が50重量%以上であり、且つWl<Whの条件を満足
する混合樹脂であり、該混合樹脂の170℃における溶
融状態での角周波数ω=10〔rad/sec〕で測定した時
の貯蔵弾性率(G´)が5×103〜5×104〔rad/s
ec〕における力学的損失正接(tanδ)が1.2≦tanδ≦
3.5の範囲にあり且つ動的粘性率(η´)が500≦η
´≦2500〔ポイズ〕の範囲であることを特徴とする
高速電子写真に適した静電荷像現像用トナ−。 - 【請求項2】 該混合樹脂の酸価が0.1〜1.0KOHmg/gで
あることを特徴とする請求項1記載の静電荷像現像用ト
ナ−。 - 【請求項3】 該混合樹脂が懸濁重合法によってスチレ
ン系共重合体Aを重合し、モノマ−に溶解した後スチレ
ン系共重合体Bを重合することにより得られるスチレン
系共重合体AとBが溶解した混合樹脂であることを特徴
とする請求項1〜2いずれかに記載の静電荷像現像用ト
ナ−。 - 【請求項4】 該静電荷像現像用トナ−が樹脂被覆層を
有するキャリアを使用する現像剤に適することを特徴と
する請求項1〜3いずれかに記載の静電荷像現像用トナ
−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3022608A JP2935476B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 静電荷像現像用トナ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3022608A JP2935476B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 静電荷像現像用トナ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04338972A JPH04338972A (ja) | 1992-11-26 |
JP2935476B2 true JP2935476B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=12087557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3022608A Expired - Lifetime JP2935476B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 静電荷像現像用トナ− |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2935476B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP5072113B2 (ja) * | 2006-12-20 | 2012-11-14 | 三井化学株式会社 | 電子写真用トナーおよびトナー用バインダー樹脂 |
-
1991
- 1991-01-24 JP JP3022608A patent/JP2935476B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04338972A (ja) | 1992-11-26 |
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