JP2935382B2 - 故障診断方法 - Google Patents
故障診断方法Info
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- JP2935382B2 JP2935382B2 JP3306605A JP30660591A JP2935382B2 JP 2935382 B2 JP2935382 B2 JP 2935382B2 JP 3306605 A JP3306605 A JP 3306605A JP 30660591 A JP30660591 A JP 30660591A JP 2935382 B2 JP2935382 B2 JP 2935382B2
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- sensor
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は故障診断方法、特にセ
ンサを含む複数の機能部品を備え、これらの機能部品が
相互に関連付けられた車両の故障診断方法に関する。
ンサを含む複数の機能部品を備え、これらの機能部品が
相互に関連付けられた車両の故障診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両などにおいては、エレクトロニクス
の急速な発達に伴って各種の機器類の電子制御化が進ん
でいる。電子制御を採用することによってシステムの信
頼性が向上するという利点がある反面、システムの異常
時には逆に電子化した部分がブラックボックスとなり、
故障した箇所を外部から特定しにくくなるという別の側
面がある。
の急速な発達に伴って各種の機器類の電子制御化が進ん
でいる。電子制御を採用することによってシステムの信
頼性が向上するという利点がある反面、システムの異常
時には逆に電子化した部分がブラックボックスとなり、
故障した箇所を外部から特定しにくくなるという別の側
面がある。
【0003】このような問題に対しては、例えば特開昭
61−107436号公報に示されているように、シス
テムに故障診断機能を組み込むことが考えられている。
これはシステムを制御するコントロールユニットから所
定の故障診断信号を出力し、それに対する所定の応答信
号が得られないときに故障と判定するものである。
61−107436号公報に示されているように、シス
テムに故障診断機能を組み込むことが考えられている。
これはシステムを制御するコントロールユニットから所
定の故障診断信号を出力し、それに対する所定の応答信
号が得られないときに故障と判定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンな
どのようにセンサやアクチュエータなどの複数の機能部
品が相互に関連している複雑なシステムにおいては、従
来のような故障診断方法では診断精度が不足するという
問題がある。例えばエンジンを例にとると、エンジンは
機能面から見ると、エンジン本体を中心として、吸気
系、燃料系、点火系、排気系などが相互に関連したシス
テム構成となっており、例えば吸気系が故障している場
合であっても、吸気系の異常がエンジン本体に影響して
ノックを発生させたり、その影響が排気系に及んで排気
ガスの温度を上昇させたりする。したがって、仮に排気
温に異常が現れたとしても排気系の故障と断定できない
ことになる。
どのようにセンサやアクチュエータなどの複数の機能部
品が相互に関連している複雑なシステムにおいては、従
来のような故障診断方法では診断精度が不足するという
問題がある。例えばエンジンを例にとると、エンジンは
機能面から見ると、エンジン本体を中心として、吸気
系、燃料系、点火系、排気系などが相互に関連したシス
テム構成となっており、例えば吸気系が故障している場
合であっても、吸気系の異常がエンジン本体に影響して
ノックを発生させたり、その影響が排気系に及んで排気
ガスの温度を上昇させたりする。したがって、仮に排気
温に異常が現れたとしても排気系の故障と断定できない
ことになる。
【0005】このような問題に対しては、サービスマン
などの経験によって得られた知識に基づいてセンサ情報
などをパターン化した故障診断用データをコントロール
ユニットなどに予め記憶させておいて、パターンマッチ
ングの手法を用いて故障診断を行うことが考えられてい
るが、経験のない故障原因に対しては対応できず診断範
囲が限定されるという問題がある。
などの経験によって得られた知識に基づいてセンサ情報
などをパターン化した故障診断用データをコントロール
ユニットなどに予め記憶させておいて、パターンマッチ
ングの手法を用いて故障診断を行うことが考えられてい
るが、経験のない故障原因に対しては対応できず診断範
囲が限定されるという問題がある。
【0006】この発明は複数の機能部品が相互に関連付
けられた車両の故障診断における上記の問題に対処する
もので、故障診断を広範囲にわたって精度良く行い得る
ようにすることを目的とする。
けられた車両の故障診断における上記の問題に対処する
もので、故障診断を広範囲にわたって精度良く行い得る
ようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の請求項
1に係る故障診断方法は、センサを含む複数の機能部品
を備え、これらの機能部品が相互に関連付けられた車両
において、互いに関連する二つの機能部品に対して関連
度に応じた重み付けをそれぞれ設定すると共に、センサ
ごとの検出値を異常度合を示す状態量に変換して、これ
らの状態量を各センサを起点として関連する機能部品の
系統ごとに機能部品間の関連度に応じて重み付け演算を
行い、各系統についての演算結果に基づいて機能部品の
故障判定を行うことを特徴とする。ここで、機能部品と
は電気的、機械的を問わず一定の機能を実現する部品な
いし複数部品の集合体を意味する。
1に係る故障診断方法は、センサを含む複数の機能部品
を備え、これらの機能部品が相互に関連付けられた車両
において、互いに関連する二つの機能部品に対して関連
度に応じた重み付けをそれぞれ設定すると共に、センサ
ごとの検出値を異常度合を示す状態量に変換して、これ
らの状態量を各センサを起点として関連する機能部品の
系統ごとに機能部品間の関連度に応じて重み付け演算を
行い、各系統についての演算結果に基づいて機能部品の
故障判定を行うことを特徴とする。ここで、機能部品と
は電気的、機械的を問わず一定の機能を実現する部品な
いし複数部品の集合体を意味する。
【0008】また、本願の請求項2に係る故障診断方法
は、請求項1に記載の故障診断方法において、センサの
検出値に基づく異常度合を示す状態量を機能部品間の関
連度に応じて重み付け演算を行う際に、同一系統に.お
ける演算処理の過程で重複演算が行われる場合には、そ
の時点で該系統における演算処理を終了することを特徴
とする。
は、請求項1に記載の故障診断方法において、センサの
検出値に基づく異常度合を示す状態量を機能部品間の関
連度に応じて重み付け演算を行う際に、同一系統に.お
ける演算処理の過程で重複演算が行われる場合には、そ
の時点で該系統における演算処理を終了することを特徴
とする。
【0009】そして、本願の請求項3に係る故障診断方
法は、請求項1に記載の故障診断方法において、センサ
の検出値に基づく異常度合を示す状態量が所定の設定値
よりも小さいときには、その状態量に対する重み付け演
算を行わないことを特徴とする。
法は、請求項1に記載の故障診断方法において、センサ
の検出値に基づく異常度合を示す状態量が所定の設定値
よりも小さいときには、その状態量に対する重み付け演
算を行わないことを特徴とする。
【0010】さらに、本願の請求項4に係る故障診断方
法は、請求項1に記載の故障診断方法において、センサ
の検出値に基づく異常度合を示す数値の大小を比較し
て、その数値が大きいものから順番に重み付け演算を行
うことを特徴とする。
法は、請求項1に記載の故障診断方法において、センサ
の検出値に基づく異常度合を示す数値の大小を比較し
て、その数値が大きいものから順番に重み付け演算を行
うことを特徴とする。
【0011】また、本願の請求項5に係る故障診断方法
は、センサを含む複数の機能部品を備え、これらの機能
部品が相互に関連付けられた車両において、互いに関連
する二つの機能部品に対して関連度に応じた重み付けを
それぞれ設定すると共に、センサごとの検出値を異常度
合を示す状態量に変換して、これらの状態量を各センサ
を起点として関連する機能部品の系統ごとに機能部品間
の関連度に応じて重み付け演算を行い、各系統について
の演算結果に基づいて機能部品の故障判定を行うと共
に、その判定結果を表示することを特徴とする。
は、センサを含む複数の機能部品を備え、これらの機能
部品が相互に関連付けられた車両において、互いに関連
する二つの機能部品に対して関連度に応じた重み付けを
それぞれ設定すると共に、センサごとの検出値を異常度
合を示す状態量に変換して、これらの状態量を各センサ
を起点として関連する機能部品の系統ごとに機能部品間
の関連度に応じて重み付け演算を行い、各系統について
の演算結果に基づいて機能部品の故障判定を行うと共
に、その判定結果を表示することを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に係る故障診断方法によれば、センサ
を起点として相互に関連する機能部品の系統ごとに、セ
ンサの検出値から求めた異常度合を示す状態量を機能部
品間の関連度に応じて重み付け演算を行うと共に、各系
統についての演算結果に基づいて機能部品の故障判定を
行うようになっているので、広範囲にわたって精度良く
故障診断を行うことが可能となる。
を起点として相互に関連する機能部品の系統ごとに、セ
ンサの検出値から求めた異常度合を示す状態量を機能部
品間の関連度に応じて重み付け演算を行うと共に、各系
統についての演算結果に基づいて機能部品の故障判定を
行うようになっているので、広範囲にわたって精度良く
故障診断を行うことが可能となる。
【0013】また、請求項2に係る故障診断方法によれ
ば、機能部品がループ状に関連している場合において
も、重複演算が行われることがないので診断精度が向上
することになる。
ば、機能部品がループ状に関連している場合において
も、重複演算が行われることがないので診断精度が向上
することになる。
【0014】そして、請求項3に係る故障診断方法によ
れば、センサの検出値に基づく異常度合を示す状態量が
小さいときには、その状態量に対する重み付け演算が行
われないので、計算時間が短縮されることになる。
れば、センサの検出値に基づく異常度合を示す状態量が
小さいときには、その状態量に対する重み付け演算が行
われないので、計算時間が短縮されることになる。
【0015】さらに、請求項4に係る故障診断方法によ
れば、異常度合を示す状態量の大きいものから順番に重
み付け演算が行われることになるので、故障した機能部
品を早期に絞り込むことが可能となって、計算を途中で
打ち切らなければならないような事態が生じたとして
も、高い確度で故障している機能部品を推定することが
可能となる。
れば、異常度合を示す状態量の大きいものから順番に重
み付け演算が行われることになるので、故障した機能部
品を早期に絞り込むことが可能となって、計算を途中で
打ち切らなければならないような事態が生じたとして
も、高い確度で故障している機能部品を推定することが
可能となる。
【0016】また、請求項5に係る故障診断方法によれ
ば、広範囲にわたって精度良く故障診断を行うことがで
きると共に、故障診断の結果が表示されることになるの
で、メンテナンス性が向上することにもなる。
ば、広範囲にわたって精度良く故障診断を行うことがで
きると共に、故障診断の結果が表示されることになるの
で、メンテナンス性が向上することにもなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0018】図1に示すように、車両に搭載されたエン
ジンコントロールユニット1には、スロットルセンサ2
によって検出されたスロットル開度信号と、エアフロー
センサ3によって検出された吸入空気量信号と、吸気温
センサ4によって検出された吸気温信号と、クランク角
センサ5によって検出されたクランク角信号と、水温セ
ンサ6によって検出されたエンジン水温信号と、排気温
センサ7によって検出された排気温信号と、O2センサ
8によって検出された空燃比信号と、ノックセンサ9に
よって検出されたノック信号とが入力されていると共
に、エンジンコントロールユニット1はこれらの各信号
を故障診断ユニット10に転送するようになっている。
ジンコントロールユニット1には、スロットルセンサ2
によって検出されたスロットル開度信号と、エアフロー
センサ3によって検出された吸入空気量信号と、吸気温
センサ4によって検出された吸気温信号と、クランク角
センサ5によって検出されたクランク角信号と、水温セ
ンサ6によって検出されたエンジン水温信号と、排気温
センサ7によって検出された排気温信号と、O2センサ
8によって検出された空燃比信号と、ノックセンサ9に
よって検出されたノック信号とが入力されていると共
に、エンジンコントロールユニット1はこれらの各信号
を故障診断ユニット10に転送するようになっている。
【0019】一方、故障診断ユニット10は、通信用の
インターフェース11と、図2〜図9に示すように上記
各センサ2〜9の検出値に対応させて設定した異常度合
を示すメンバーシップ関数をそれぞれ記憶させた関数記
憶部12と、故障診断用の知識データを記憶させた知識
データ記憶部13と、上記インターフェース11を介し
て取り込んだセンサ情報に基づいて故障推論を行う演算
処理部14と、その推論結果を格納する推論結果格納部
15とを有する。また、この故障診断ユニット10には
故障表示用の表示装置16が接続されている。
インターフェース11と、図2〜図9に示すように上記
各センサ2〜9の検出値に対応させて設定した異常度合
を示すメンバーシップ関数をそれぞれ記憶させた関数記
憶部12と、故障診断用の知識データを記憶させた知識
データ記憶部13と、上記インターフェース11を介し
て取り込んだセンサ情報に基づいて故障推論を行う演算
処理部14と、その推論結果を格納する推論結果格納部
15とを有する。また、この故障診断ユニット10には
故障表示用の表示装置16が接続されている。
【0020】ここで、上記関数記憶部12に記憶された
メンバーシップ関数について説明すると、例えばスロッ
トルセンサ2については、図2に示すように、センサ出
力電圧と異常度合を示すメンバーシップ値Mとの関係が
設定されている。つまり、センサ出力電圧が所定値V1
のところを中心としてメンバーシップ値Mが急激に増大
する傾向を示すことになる。
メンバーシップ関数について説明すると、例えばスロッ
トルセンサ2については、図2に示すように、センサ出
力電圧と異常度合を示すメンバーシップ値Mとの関係が
設定されている。つまり、センサ出力電圧が所定値V1
のところを中心としてメンバーシップ値Mが急激に増大
する傾向を示すことになる。
【0021】同様にして、エアフローセンサ3、吸気温
センサ4、クランク角センサ5、水温センサ6、排気温
センサ7、O2センサ8及びノックセンサ9について
も、図3〜図9に示すようにメンバーシップ関数がそれ
ぞれ設定されている。
センサ4、クランク角センサ5、水温センサ6、排気温
センサ7、O2センサ8及びノックセンサ9について
も、図3〜図9に示すようにメンバーシップ関数がそれ
ぞれ設定されている。
【0022】また、上記知識データ記憶部15には、例
えば図10に示すように、エンジンを機能面からブロッ
ク化したスロットル系A、キャニスタB、バイパスエア
系C、オルタネータD、吸気系E、燃料系F、点火系
G、エンジン本体H、排気系I、冷却系J、EGR系K
及び上記各センサ2〜9の相関関係を示す相関経路をそ
れぞれ代表させたルールと、ルールごとに関連度に応じ
て設定した相関係数とが記憶されている。例えばスロッ
トル系Aの影響を受けるスロットルセンサ2と影響元で
あるスロットル系Aとが、スロットル系Aを起点とする
ルールR1の相関経路で連結されていると共に、両者の
関連度を示す相関係数の値(0.88)がルールR1を
呼出コードとして上記知識データ記憶部13に記憶され
ている。
えば図10に示すように、エンジンを機能面からブロッ
ク化したスロットル系A、キャニスタB、バイパスエア
系C、オルタネータD、吸気系E、燃料系F、点火系
G、エンジン本体H、排気系I、冷却系J、EGR系K
及び上記各センサ2〜9の相関関係を示す相関経路をそ
れぞれ代表させたルールと、ルールごとに関連度に応じ
て設定した相関係数とが記憶されている。例えばスロッ
トル系Aの影響を受けるスロットルセンサ2と影響元で
あるスロットル系Aとが、スロットル系Aを起点とする
ルールR1の相関経路で連結されていると共に、両者の
関連度を示す相関係数の値(0.88)がルールR1を
呼出コードとして上記知識データ記憶部13に記憶され
ている。
【0023】これらの各ルールと相関係数との関係をま
とめると、次の表1に示すようなものとなる。
とめると、次の表1に示すようなものとなる。
【0024】
【表1】 つまり、例えばスロットル系Aとエアフローセンサ3と
の相関関係を示すルールR2に対応する相関係数の値は
0.76となる。
の相関関係を示すルールR2に対応する相関係数の値は
0.76となる。
【0025】次に、上記故障診断ユニット10が行う故
障診断処理を説明すると、この故障診断処理は図11の
フローチャートに従って次のように行われる。
障診断処理を説明すると、この故障診断処理は図11の
フローチャートに従って次のように行われる。
【0026】すなわち、故障診断ユニット10における
演算処理部14は、ステップS1でインターフェース1
1を介してセンサ値を読み込んだ上で、ステップS2で
これらのセンサ値をメンバーシップ値M…Mにそれぞれ
変換する。つまり、インターフェース11を介して取り
込んだ現実のセンサ値を、関数記憶部12に記憶させた
メンバーシップ関数に照らし合わせて、該当するセンサ
値に対応するメンバーシップ関数の値をメンバーシップ
値Mとして選択するのである。例えば、スロットルセン
サ2からの信号が示す出力電圧が2Vで合ったとする
と、図2の関係から異常度合を示すメンバーシップ値M
として1が選択されることになる。
演算処理部14は、ステップS1でインターフェース1
1を介してセンサ値を読み込んだ上で、ステップS2で
これらのセンサ値をメンバーシップ値M…Mにそれぞれ
変換する。つまり、インターフェース11を介して取り
込んだ現実のセンサ値を、関数記憶部12に記憶させた
メンバーシップ関数に照らし合わせて、該当するセンサ
値に対応するメンバーシップ関数の値をメンバーシップ
値Mとして選択するのである。例えば、スロットルセン
サ2からの信号が示す出力電圧が2Vで合ったとする
と、図2の関係から異常度合を示すメンバーシップ値M
として1が選択されることになる。
【0027】次いで、演算処理部14はステップS3を
実行してメンバーシップ値Mのソーティングを行う。つ
まり、各メンバーシップ値Mを比較して大きいものから
順番に並べ換えるのである。
実行してメンバーシップ値Mのソーティングを行う。つ
まり、各メンバーシップ値Mを比較して大きいものから
順番に並べ換えるのである。
【0028】そして、演算処理部14はステップS4に
進んで全センサについての推論処理が終了しているか否
かを判定して、NOと判定したときにステップS5に進
んで上記ステップS3において並べ換えた一群のメンバ
ーシップ値M…Mの中から最大のメンバーシップ値Mが
所定の最小判定値M0よりも大きいか否かを判定し、Y
ESと判定したときにステップS6で所定の推論処理を
実行する。つまり、例えばスロットルセンサ2によるメ
ンバーシップ値Mが1番大きいとすると、図11の相関
関係モデルに従えばスロットルセンサ2に関連するのは
スロットル系Aであるから、この場合のスロットル系A
の推論値RはルールR1に従ってメンバーシップ値Mに
相関係数を乗算した値となる。
進んで全センサについての推論処理が終了しているか否
かを判定して、NOと判定したときにステップS5に進
んで上記ステップS3において並べ換えた一群のメンバ
ーシップ値M…Mの中から最大のメンバーシップ値Mが
所定の最小判定値M0よりも大きいか否かを判定し、Y
ESと判定したときにステップS6で所定の推論処理を
実行する。つまり、例えばスロットルセンサ2によるメ
ンバーシップ値Mが1番大きいとすると、図11の相関
関係モデルに従えばスロットルセンサ2に関連するのは
スロットル系Aであるから、この場合のスロットル系A
の推論値RはルールR1に従ってメンバーシップ値Mに
相関係数を乗算した値となる。
【0029】次いで、演算処理部14はステップS7で
推論値Rが基準値R0よりも大きいか否かを判定して、
YESと判定したときにステップS8で推論値Rを上記
推論結果格納部15にブロックごとに設けた結果テーブ
ルに格納した後、ステップS6へ復帰して推論処理を続
行すると共に、上記ステップS7において推論値Rが基
準値R0よりも小さいと判定したときには、ステップS
9で他の相関経路があるか否かを判定して、YESと判
定したときに再びステップS6に戻って推論処理を続行
する。すなわち、図11の相関関係モデルにおいて、例
えばスロットルセンサ2を終点とする一連の独立した相
関経路を一通り巡り終るまで上記のプロセスを実行する
のである。その場合に、特定のセンサから始まった推論
過程が同じルールを再び使うようになったときには、そ
の時点で当該センサに対する一群の推論演算が終了され
ることになる。例えば、スロットル系Aと吸気系Eとに
着目すると、吸気系Aの推論値を求める過程でルールR
9が用いられた場合には、このルールR9が再び使用さ
れることがないのである。これにより、無限ループが回
避されて演算時間が短縮されると共に、重複演算による
誤差の蓄積も回避されることになる。
推論値Rが基準値R0よりも大きいか否かを判定して、
YESと判定したときにステップS8で推論値Rを上記
推論結果格納部15にブロックごとに設けた結果テーブ
ルに格納した後、ステップS6へ復帰して推論処理を続
行すると共に、上記ステップS7において推論値Rが基
準値R0よりも小さいと判定したときには、ステップS
9で他の相関経路があるか否かを判定して、YESと判
定したときに再びステップS6に戻って推論処理を続行
する。すなわち、図11の相関関係モデルにおいて、例
えばスロットルセンサ2を終点とする一連の独立した相
関経路を一通り巡り終るまで上記のプロセスを実行する
のである。その場合に、特定のセンサから始まった推論
過程が同じルールを再び使うようになったときには、そ
の時点で当該センサに対する一群の推論演算が終了され
ることになる。例えば、スロットル系Aと吸気系Eとに
着目すると、吸気系Aの推論値を求める過程でルールR
9が用いられた場合には、このルールR9が再び使用さ
れることがないのである。これにより、無限ループが回
避されて演算時間が短縮されると共に、重複演算による
誤差の蓄積も回避されることになる。
【0030】演算処理部14は上記ステップS9におい
て他の相関経路がないと判断すると、ステップS4に戻
って再び全センサについての推論処理が終了したか否か
を判定し、このステップS4においてYESと判定する
か、続くステップS5においてメンバーシップ値Mが最
小判定値M0よりも小さいと判定するまで、メンバーシ
ップ値Mの大きいものから順番に推論処理を実行する。
これにより、図12,図13に示すように、各センサに
対してブロックごとに推論値R…Rを蓄積した結果テー
ブルがそれぞれ得られることになる。
て他の相関経路がないと判断すると、ステップS4に戻
って再び全センサについての推論処理が終了したか否か
を判定し、このステップS4においてYESと判定する
か、続くステップS5においてメンバーシップ値Mが最
小判定値M0よりも小さいと判定するまで、メンバーシ
ップ値Mの大きいものから順番に推論処理を実行する。
これにより、図12,図13に示すように、各センサに
対してブロックごとに推論値R…Rを蓄積した結果テー
ブルがそれぞれ得られることになる。
【0031】そして、演算処理部14はステップS10
に移って所定の集計処理を実行する。すなわち、各セン
サについての結果テーブルに納められた推論値R…Rを
ブロック別に加算すると共に、それらの値をブロックご
とに最終結果テーブルに加算して行くのである。
に移って所定の集計処理を実行する。すなわち、各セン
サについての結果テーブルに納められた推論値R…Rを
ブロック別に加算すると共に、それらの値をブロックご
とに最終結果テーブルに加算して行くのである。
【0032】演算処理部14はステップS11で最終結
果テーブルに格納した集計値Sが所定の基準値S0より
も大きいか否かを判定し、YESと判定したときにはス
テップS12へ進んで表示装置16に故障表示を行わせ
る。すなわち、図14に示すように、吸気系Eの集計値
Sがもっとも大きく、かつ基準値S0よりも大きいとき
には、吸気系Eが故障であると判定されて、その旨の表
示が表示装置16に出力されることになる。
果テーブルに格納した集計値Sが所定の基準値S0より
も大きいか否かを判定し、YESと判定したときにはス
テップS12へ進んで表示装置16に故障表示を行わせ
る。すなわち、図14に示すように、吸気系Eの集計値
Sがもっとも大きく、かつ基準値S0よりも大きいとき
には、吸気系Eが故障であると判定されて、その旨の表
示が表示装置16に出力されることになる。
【0033】また、故障と判定したときには、フェール
セーフモードへ移行するようにしても良い。
セーフモードへ移行するようにしても良い。
【0034】なお、図15に示すように、サービス工場
などにおいては、パーソナルコンピュータ17を備えて
おいて、該コンピュータ17の本体18に付設したイン
ターフェース19と、車両20に搭載されたエンジンコ
ントロールユニット1に接続した故障診断ユニット10
とを診断用コネクタ21及びケーブル22を介して通信
させることにより、診断結果をディスプレイ23に表示
させるようにしても良い。そうすると、例えば排気温セ
ンサ7、吸気温センサ4及びノックセンサ9の異常度合
が大きく、故障診断ユニット10によって吸気系Aが故
障と判定された場合には、図16に示すように、故障箇
所から影響の出たセンサまでの経路を示す出力画面がデ
ィスプレイ23上に表示されることになる。これによ
り、診断結果が一目しただけで理解されることになる。
などにおいては、パーソナルコンピュータ17を備えて
おいて、該コンピュータ17の本体18に付設したイン
ターフェース19と、車両20に搭載されたエンジンコ
ントロールユニット1に接続した故障診断ユニット10
とを診断用コネクタ21及びケーブル22を介して通信
させることにより、診断結果をディスプレイ23に表示
させるようにしても良い。そうすると、例えば排気温セ
ンサ7、吸気温センサ4及びノックセンサ9の異常度合
が大きく、故障診断ユニット10によって吸気系Aが故
障と判定された場合には、図16に示すように、故障箇
所から影響の出たセンサまでの経路を示す出力画面がデ
ィスプレイ23上に表示されることになる。これによ
り、診断結果が一目しただけで理解されることになる。
【0035】さらに、図17に示すように、エンジンコ
ントロールユニット1に通信用のインターフェース24
を設けて、このインターフェース24を、EATノード
25、ABSノード26、メータノード27、エアコン
ノード28、パワステノード29などが接続された多重
伝送路30に接続させると共に、故障診断ユニット10
に備えたインターフェース11を上記多重伝送路30に
接続して、この多重伝送路30を介して故障診断に必要
な各種データを受け取るようにしても良い。そうすれ
ば、車両全体についての故障診断についても広範囲にわ
たって精度良く行うことが可能となる。
ントロールユニット1に通信用のインターフェース24
を設けて、このインターフェース24を、EATノード
25、ABSノード26、メータノード27、エアコン
ノード28、パワステノード29などが接続された多重
伝送路30に接続させると共に、故障診断ユニット10
に備えたインターフェース11を上記多重伝送路30に
接続して、この多重伝送路30を介して故障診断に必要
な各種データを受け取るようにしても良い。そうすれ
ば、車両全体についての故障診断についても広範囲にわ
たって精度良く行うことが可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1に係る故障
診断方法によれば、センサを起点として相互に関連する
機能部品の系統ごとに、センサの検出値から求めた異常
度合を示す状態量を機能部品間の関連度に応じて重み付
け演算を行うと共に、各系統についての演算結果に基づ
いて機能部品の故障判定を行うようになっているので、
広範囲にわたって精度良く故障診断を行うことが可能と
なる。
診断方法によれば、センサを起点として相互に関連する
機能部品の系統ごとに、センサの検出値から求めた異常
度合を示す状態量を機能部品間の関連度に応じて重み付
け演算を行うと共に、各系統についての演算結果に基づ
いて機能部品の故障判定を行うようになっているので、
広範囲にわたって精度良く故障診断を行うことが可能と
なる。
【0037】また、請求項2に係る故障診断方法によれ
ば、機能部品がループ状に関連している場合において
も、重複演算が行われることがないので診断精度が向上
することになる。
ば、機能部品がループ状に関連している場合において
も、重複演算が行われることがないので診断精度が向上
することになる。
【0038】そして、請求項3に係る故障診断方法によ
れば、センサの検出値に基づく異常度合を示す状態量が
小さいときには、その状態量に対する重み付け演算が行
われないので、計算時間が短縮されることになる。
れば、センサの検出値に基づく異常度合を示す状態量が
小さいときには、その状態量に対する重み付け演算が行
われないので、計算時間が短縮されることになる。
【0039】さらに、請求項4に係る故障診断方法によ
れば、異常度合を示す状態量の大きいものから順番に重
み付け演算が行われることになるので、早期に故障した
機能部品を絞り込むことが可能となって、計算を途中で
打ち切らなければならないような事態が生じたとして
も、高い確度で故障している機能部品を推定することが
可能となる。
れば、異常度合を示す状態量の大きいものから順番に重
み付け演算が行われることになるので、早期に故障した
機能部品を絞り込むことが可能となって、計算を途中で
打ち切らなければならないような事態が生じたとして
も、高い確度で故障している機能部品を推定することが
可能となる。
【0040】また、請求項5に係る故障診断方法によれ
ば、広範囲にわたって精度良く故障診断を行うことがで
きると共に、故障診断の結果が表示されることになるの
で、メンテナンス性が向上することにもなる。
ば、広範囲にわたって精度良く故障診断を行うことがで
きると共に、故障診断の結果が表示されることになるの
で、メンテナンス性が向上することにもなる。
【図1】 第1実施例における故障判定システムを示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】 スロットルセンサの出力状態に対する故障度
合を示すメンバーシップ関数の一例を示す特性図であ
る。
合を示すメンバーシップ関数の一例を示す特性図であ
る。
【図3】 エアフローセンサの出力状態に対する故障度
合を示すメンバーシップ関数の一例を示す特性図であ
る。
合を示すメンバーシップ関数の一例を示す特性図であ
る。
【図4】 吸気温センサの出力状態に対する故障度合を
示すメンバーシップ関数の一例を示す特性図である。
示すメンバーシップ関数の一例を示す特性図である。
【図5】 クランク角センサの出力状態に対する故障度
合を示すメンバーシップ関数の一例を示す特性図であ
る。
合を示すメンバーシップ関数の一例を示す特性図であ
る。
【図6】 水温センサの出力状態に対する故障度合を示
すメンバーシップ関数の一例を示す特性図である。
すメンバーシップ関数の一例を示す特性図である。
【図7】 排気温センサの出力状態に対する故障度合を
示すメンバーシップ関数の一例を示す特性図である。
示すメンバーシップ関数の一例を示す特性図である。
【図8】 O2センサの出力状態に対する故障度合を示
すメンバーシップ関数の一例を示す特性図である。
すメンバーシップ関数の一例を示す特性図である。
【図9】 ノックセンサの出力状態に対する故障度合を
示すメンバーシップ関数の一例を示す特性図である。
示すメンバーシップ関数の一例を示す特性図である。
【図10】 エンジンの構造モデルを示す相関関係図で
ある。
ある。
【図11】 故障判定処理を示すフローチャート図であ
る。
る。
【図12】 1個のセンサを起点とする推論結果を納め
た結果テーブルの一例を示す概念図である。
た結果テーブルの一例を示す概念図である。
【図13】 別ののセンサを起点とする推論結果を納め
た結果テーブルの一例を示す概念図である。
た結果テーブルの一例を示す概念図である。
【図14】 最終推論結果を納めた最終結果テーブルの
一例を示す芸燃図である。
一例を示す芸燃図である。
【図15】 故障診断結果を外部モニターする場合の一
例を示す模式図である。
例を示す模式図である。
【図16】 故障診断結果の表示例を示す模式図であ
る。
る。
【図17】 本発明の第2実施例を示す故障診断システ
ムのブロック図である。
ムのブロック図である。
2 スロットルセンサ 3 エアフローセンサ 4 吸気温センサ 5 クランク角センサ 6 水温センサ 7 排気温センサ 8 O2センサ 9 ノックセンサ 10 故障診断ユニット 14 演算処理部 A スロットル系 B キャニスタ C バイパスエア系 D オルタネータ E 吸気系 F 燃料系 G 点火系 H エンジン本体 I 排気系 J 冷却系 K EGR系
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−180730(JP,A) 特開 平5−216723(JP,A) 特開 平1−278865(JP,A) 特開 昭62−6856(JP,A) 特開 昭63−82338(JP,A) 特開 平4−43138(JP,A) 特開 平3−71211(JP,A) 特開 平2−308951(JP,A) 特開 平1−136045(JP,A) 特開 平5−2590(JP,A) 特開 平4−188307(JP,A) 特許2842922(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 5/00 G06F 11/22 360
Claims (5)
- 【請求項1】 センサを含む複数の機能部品を備え、こ
れらの機能部品が相互に関連付けられた車両の故障診断
方法であって、互いに関連する二つの機能部品に対して
関連度に応じた重み付けをそれぞれ設定すると共に、セ
ンサごとの検出値を異常度合を示す状態量に変換して、
これらの状態量を各センサを起点として関連する機能部
品の系統ごとに機能部品間の関連度に応じて重み付け演
算を行い、各系統についての演算結果に基づいて機能部
品の故障判定を行うことを特徴とする故障診断方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の故障診断方法におい
て、センサの検出値に基づく異常度合を示す状態量を機
能部品間の関連度に応じて重み付け演算を行う際に、同
一系統における演算処理の過程で重複演算が行われる場
合には、その時点で該系統における演算処理を終了する
ことを特徴とする故障診断方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の故障診断方法におい
て、センサの検出値に基づく異常度合を示す状態量が所
定の設定値よりも小さいときには、その状態量に対する
重み付け演算を行わないことを特徴とする故障診断方
法。 - 【請求項4】 請求項1に記載の故障診断方法におい
て、センサの検出値に基づく異常度合を示す数値の大小
を比較して、その数値が大きいものから順番に重み付け
演算を行うことを特徴とする故障診断方法。 - 【請求項5】 センサを含む複数の機能部品を備え、こ
れらの機能部品が相互に関連付けられた車両の故障診断
方法であって、互いに関連する二つの機能部品に対して
関連度に応じた重み付けをそれぞれ設定すると共に、セ
ンサごとの検出値を異常度合を示す状態量に変換して、
これらの状態量を各センサを起点として関連する機能部
品の系統ごとに機能部品間の関連度に応じて重み付け演
算を行い、各系統についての演算結果に基づいて機能部
品の故障判定を行うと共に、その判定結果を表示するこ
とを特徴とする故障診断方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306605A JP2935382B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 故障診断方法 |
US07/965,772 US5414645A (en) | 1991-10-25 | 1992-10-23 | Method of fault diagnosis in an apparatus having sensors |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306605A JP2935382B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 故障診断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05116601A JPH05116601A (ja) | 1993-05-14 |
JP2935382B2 true JP2935382B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=17959090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3306605A Expired - Fee Related JP2935382B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 故障診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2935382B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1903441B1 (en) * | 2005-07-14 | 2016-03-23 | Fujitsu Ltd. | Message analyzing device, message analyzing method and message analyzing program |
JP2010181212A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Toyota Central R&D Labs Inc | 故障診断システム、故障診断方法 |
CN111796883B (zh) * | 2019-04-09 | 2024-05-14 | Oppo广东移动通信有限公司 | 设备控制方法、装置、存储介质及电子设备 |
JP7392293B2 (ja) * | 2019-06-06 | 2023-12-06 | マツダ株式会社 | 車両の故障診断装置 |
US11989983B2 (en) * | 2020-05-07 | 2024-05-21 | Nec Corporation | Deep learning of fault detection in onboard automobile systems |
CN112233420B (zh) * | 2020-10-14 | 2023-12-15 | 腾讯科技(深圳)有限公司 | 一种智能交通控制系统的故障诊断的方法及装置 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP3306605A patent/JP2935382B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05116601A (ja) | 1993-05-14 |
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